JP2018147263A - 注文システム - Google Patents

注文システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018147263A
JP2018147263A JP2017042165A JP2017042165A JP2018147263A JP 2018147263 A JP2018147263 A JP 2018147263A JP 2017042165 A JP2017042165 A JP 2017042165A JP 2017042165 A JP2017042165 A JP 2017042165A JP 2018147263 A JP2018147263 A JP 2018147263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
order information
information
storage unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017042165A
Other languages
English (en)
Inventor
橋 寛 子 高
Hiroko Takahashi
橋 寛 子 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2017042165A priority Critical patent/JP2018147263A/ja
Publication of JP2018147263A publication Critical patent/JP2018147263A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】迅速に注文情報を処理する。【解決手段】注文システムは、物やサービスの注文情報を収集するシート状の注文情報収集装置と、注文情報を無線通信により受信して処理する注文処理装置と、を備える注文システムであって、注文情報収集装置は、使用者が選択操作する複数の選択ボタンと、使用者が選択操作した複数の選択ボタンの選択操作情報を注文情報として記憶する注文情報記憶部と、注文情報記憶部に選択操作情報を記憶する制御を行う記憶制御部と、注文情報記憶部に記憶された選択操作情報を含む第1無線信号を送信する第1無線通信部と、を有する。注文処理装置は、第1無線信号を受信する第2無線通信部と、第1無線信号に基づいて使用者の注文情報を処理する注文処理部と、注文情報に関連する情報を表示させる表示部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、選択ボタンの選択操作により注文情報を記憶しておき、記憶された注文情報を無線通信する注文システムに関する。
紙などの折り畳み可能なシート材に通信機能を内蔵させて、ある限られた期間だけ外部との無線通信を行い、その期間が終了すると、廃棄することを前提した装置が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された使い捨て式自己充足型測定装置は、センサを含むデータ入力・試料採取部分とデータ取得部分とを、印字可能で折り畳み可能なシート材で密封したものである。この装置では、シート材として、紙などの安価で廃棄が容易な材料を用いることを想定している。
また、特許文献2には、患者が自分自身の健康状態を記録して表示可能な携帯装置が開示されている。
特許5074193号公報 特許3250810号公報
飲食店で顧客の注文を受ける場合、店員が注文票に手書きで注文情報を記入したり、あるいは、店員がハンディターミナルに注文情報を入力するのが一般的であり、注文処理に時間がかかっている。また、持ち帰りを前提としたレストランでは、カウンタの前に並んだ顧客から順に店員が注文内容をヒアリングして、注文内容をキャッシュレジスタに打ち込む作業を行っており、時間帯によっては、顧客を長時間待たせてしまう場合がある。
特許文献1と2に開示された装置は、患者等の特定の人間に携帯させることを前提としており、店舗を訪れる不特定多数の人間が同じ装置を繰り返し利用することは想定していない。
本開示は、迅速に注文情報を処理可能な注文システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本開示によれば、物およびサービスの少なくとも一方の注文情報を収集するシート状の注文情報収集装置と、
前記注文情報を無線通信により受信して処理する注文処理装置と、を備える注文システムであって、
前記注文情報収集装置は、
使用者が選択操作する複数の選択ボタンと、
前記使用者が選択操作した前記複数の選択ボタンの選択操作情報を前記注文情報として記憶する注文情報記憶部と、
前記注文情報記憶部に前記選択操作情報を記憶する制御を行う記憶制御部と、
前記注文情報記憶部に記憶された前記選択操作情報を含む第1無線信号を送信する第1無線通信部と、を有し、
前記注文処理装置は、
前記第1無線信号を受信する第2無線通信部と、
前記受信された第1無線信号に基づいて、前記使用者の前記注文情報を処理する注文処理部と、
前記注文情報に関連する情報を表示させる表示部と、を備える、注文システムが提供される。
前記注文処理部は、前記注文情報に基づいて前記使用者に請求する請求額を計算し、
前記表示部は、前記注文情報と前記請求額とを表示させてもよい。
前記注文情報記憶部は、前記使用者の個人情報および識別情報を記憶することなく、前記使用者の前記選択操作情報を記憶してもよい。
前記情報収集装置は、
シートを折り畳んで貼り合わせたシート部材を備え、
前記複数の選択ボタンは、前記シート部材の表面に配置され、
前記注文情報記憶部および前記無線通信部は、前記シート部材に内蔵されてもよい。
前記第2無線通信部は、前記使用者が前記請求額の決済処理を行うと、前記注文情報記憶部に記憶された前記選択操作情報の消去を指示する第2無線信号を送信し、
前記記憶制御部は、前記第1無線通信部にて前記第2無線信号が受信されると、前記注文情報記憶部内の前記選択操作情報を消去してもよい。
前記注文情報収集装置は、前記複数の選択ボタンの選択操作を取り消すことを指示する取消ボタンを有し、
前記記憶制御部は、前記取消ボタンが選択操作されると、直前に選択した前記選択ボタンの選択操作を取り消す旨の情報を前記注文情報記憶部に記憶してもよい。
前記シート部材における前記複数の選択ボタンが配置されたシートの表面には、前記複数の選択ボタンに対応づけて注文メニューが印字または貼合され、
前記注文処理装置は、前記複数の選択ボタンと、前記複数の選択ボタンの選択操作により選択される前記注文メニュー内の料金とを対応づけて記憶する料金情報記憶部を有し、
前記注文処理部は、選択操作された前記選択ボタンに対応する料金を前記料金情報記憶部から取得して、前記注文情報に対応する請求額を計算してもよい。
本開示によれば、迅速に注文情報を処理することができる。
本実施形態による注文システムの概略構成を示す図。 注文情報収集装置の一例を示す図。 図2の注文情報収集装置に用いられるシートを示す図。 図3の薄型モジュール部品の内部構造を示すブロック図。 本実施形態による注文システムのブロック図。 本実施形態による注文システムの処理手順の一例を示すフローチャート。 回転寿司屋の注文メニューが印字された注文情報収集装置の一例を示す図。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図面の理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張している場合がある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
また、本明細書における「上下方向」は、鉛直方向に平行な面内において水平方向と非平行な方向であり、必ずしも鉛直方向とは一致しない。「上」とは、上下方向における一方であって、鉛直方向における「上」に近接する側(又は方)のことを指す。「下」とは、上下方向における「上」とは反対の側であって、鉛直方向における「下」に近接する側(又は方)のことを指す。
また、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、それぞれ区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板と呼ばれ得るような部材も含む概念である。
図1は本実施形態による注文システム1の概略構成を示す図である。図1の注文システム1は、シート状の注文情報収集装置2と、注文処理装置3とを備えている。注文情報収集装置2の使用者である顧客は、物とサービスの少なくとも一方を注文する際に、注文情報収集装置2に注文情報を入力する。注文情報収集装置2に入力された注文情報は、無線通信により、注文処理装置3に伝送される。
図2は注文情報収集装置2の一例を示す図である。図2の注文情報収集装置2は、表面が無地のシート部材4のボタン配置面4aに、注文メニューを印字するか、注文メニューが印字されたフィルムを貼合したものである。注文情報収集装置2の注文メニューを定期的または不定期に変えたい場合は、注文メニューが印字されたフィルムをシート部材4のボタン配置面4aに貼合し、このフィルムを着脱自在とするのが望ましい。これにより、シート部材4に貼合する注文メニューが印字されたフィルムを必要に応じて差し替えることで、同じシート部材4を用いながらも、それぞれ異なる注文メニューでの注文を行える注文情報収集装置2を実現できる。
シート部材4は、紙や樹脂などの材料で形成されている。後述するように、シート部材4は、複数のシートを折り畳んで貼り合わせたものである。シート部材4のボタン配置面4aには、複数の選択ボタンb1と、開始ボタンb2と、取消ボタンb3とが配置されている。これらボタンb1〜b3は、シート部材4と同じ材料で形成され、ボタン配置面4aとほぼ面一になっている。これらボタンb1〜b3を顧客が押圧すると、ボタンb1〜b3の裏面側に配置された接点が導通して電流が流れ、押圧したボタンを特定できるようになっている。
図2の例では、開始ボタンb2の下に取消ボタンb3が設けられ、その下に、x方向に3列分の選択ボタンb1が設けられ、y方向には6行分の選択ボタンb1が設けられている。これらボタンの配置やボタンの数は任意であり、図2は一例にすぎない。なお、以下では、開始ボタンb2、取消ボタンb3、および複数の選択ボタンb1を総称して、単にボタンと呼ぶことがある。
図2の注文情報収集装置2は、ハンバーガーショップの注文メニューが印字された例を示している。y方向に6種類の商品が印字されており、各商品の詳細な注文項目がx方向に並んだ3つの選択ボタンb1に割り振られている。なお、ボタンの種類や数、配置は任意である。
図2の注文情報収集装置2を構成するシート部材4は、1枚のシートを中央線で折り畳んで形成されている。図3は図2の注文情報収集装置2に用いられるシート4bを示す図である。図3のシート4bの中央線4cより右側は回路パターン面4d、左側は接点導通面4eである。接点導通面4eの裏面側は、図2の選択ボタンb1が配置されたボタン配置面4aである。なお、回路パターン面4dの裏面側をボタン配置面4aにすることも可能である。図3のシート4bの中央線4cを谷として折り畳んで、回路パターン面4dと接点導通面4eを貼り合わせることで、図2の注文情報収集装置2用のシート部材4が得られる。
回路パターン面4dには、各ボタンの位置に合わせて2つずつ設けられる複数の接点4fと、これら接点4fに接続される導通パターン4gとが導電インキで印刷されている。この他、回路パターン面4dには、薄型モジュール部品5が実装されている。この薄型モジュール部品5の端子は導通パターン4gに電気的に接続されている。
接点導通面4eには、各ボタンに対応する2つの接点4f同士を導通することが可能な接点導通部4hがボタンb1〜b3の数だけ設けられている。これら接点導通部4hも導電インキで印刷されている。接点導通部4hは、対応する選択ボタンb1の略中央部に設けられている。
図4は図3の薄型モジュール部品5の内部構造を示すブロック図である。図5の薄型モジュール部品5は、紙厚よりも薄い薄膜状のフィルム基板11と、その上に実装されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)12と、水晶振動子13と、ボタン電池14と、スピーカ15と、フィルム基板11の長辺に沿って形成される複数の端子16と、フィルム基板11の外縁部に沿って形成されるアンテナパターン17とを有する。水晶振動子13は、ASIC12の基準クロック信号を生成するために用いられる。スピーカ15は、注文情報収集装置2の使用者である顧客がボタンb1〜b3の選択操作を行ったときに、ボタンb1〜b3の選択操作を受け付けたことを鳴動音で報知する。ボタンb1〜b3の種類によって、鳴動音の態様を変化させてもよい。アンテナパターン17は、注文情報収集装置2と注文処理装置3との間で無線通信を行う際のアンテナとして用いられる。
図5は本実施形態による注文システム1のブロック図である。図4の注文システム1内の注文情報収集装置2は、少なくとも複数の選択ボタンb1と、注文情報記憶部21と、記憶制御部22と、第1無線通信部23とを有する。複数の選択ボタンb1は、上述したように、注文情報収集装置2の使用者である顧客が任意に選択操作することが可能なボタンである。注文情報記憶部21は、顧客が選択操作した複数の選択ボタンb1の選択操作情報を記憶する。この選択操作情報は、顧客が注文した注文情報に対応する。記憶制御部22は、注文情報記憶部21に選択操作情報を記憶する制御を行う。第1無線通信部23は、注文情報記憶部21に記憶された選択操作情報を含む第1無線信号を送信する。図5の注文情報記憶部21、記憶制御部22および第1無線通信部23は、例えば図4のASIC12に内蔵可能である。あるいは、図4の薄型モジュール部品5において、注文情報記憶部21、記憶制御部22および第1無線通信部23の少なくとも一つをASIC12とは別個に設けてもよい。
図5の注文処理装置3は、第2無線通信部31と、注文処理部32と、表示部33とを有する。第2無線通信部31は、第1無線通信部23からの第1無線信号を受信する。注文処理部32は、受信された第1無線信号に基づいて、顧客の注文情報を処理する。表示部33は、注文情報に関連する情報を表示させる。
図5の注文処理装置3は、料金情報記憶部34を有していてもよい。料金情報記憶部34は、複数の選択ボタンb1と、これら選択ボタンb1の選択操作により選択される注文メニュー内の料金とを対応づけて記憶する。注文処理部32は、選択操作された選択ボタンb1に対応する料金を料金情報記憶部34から取得して、顧客に対する請求額を計算できる。
図5の注文処理装置3は、顧客からの注文を受け付けて処理する店舗側に設けられる。注文処理装置3は、キャッシュレジスタやPOS(Point Of Sales)システムに内蔵してもよい。
本実施形態による注文情報収集装置2の母材となるシート部材4は、紙や樹脂などの安価な材料を用いて形成されている。シート部材4は、一枚のシート4bを中央線4cで折り畳んで貼り合わせており、ボタン電池14を交換するには、貼り合わせたシート4b同士を剥離しなければならず、剥離時にシート4bが破ける可能性が高いことから、再使用は困難である。そこで、本実施形態では、ボタン電池14が切れたら、注文情報収集装置2を廃棄することを念頭に置いている。これにより、ボタン電池14を着脱可能にする構造的な工夫が不要となり、シート部材4の構造をより簡略化できるとともに、製造コストも抑制できる。
第1無線通信部23と第2無線通信部31は、いわゆるNFC(Near Field Communication、近接無線通信)やBluetooth(登録商標)等の非接触通信を行って、選択ボタンb1の選択操作情報を含む第1無線信号の送受を行う。第1無線通信部23と第2無線通信部31が無線通信に用いる方式や周波数帯域は特に制限されるものではなく、例えばNFCの場合は13.56MHzの帯域でISO14443に準拠した無線方式で無線通信を行い、Bluetoothの場合は規格で定めた周波数(例えば2.4GHz)で無線通信を行う。
無線通信の方式としてNFCを採用する場合、規格上電力の送受もできるため、電池なしで薄型モジュール部品5を駆動することも原理的には可能である。ただし、薄型モジュール部品5にスピーカ15を設ける場合には、電力の消費量が比較的大きいため、ボタン電池14を搭載するのが望ましい。
図6は本実施形態による注文システム1の処理手順の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、来店した顧客が店舗のカウンタにいる店員と対面して商品を注文する例を示している。店舗の種類は特に問わないが、以下では、カウンタに先に並んだ顧客から順に飲食物の注文を受け付ける店舗を例に取って説明する。
まず、来店した顧客に対して、注文メニューが印字された注文情報収集装置2を貸与する(ステップS1)。来店した顧客に直接店員が注文情報収集装置2を手渡してもよいし、来店した顧客が注文情報収集装置2の置き場所から自ら取得してもよい。
次に、注文情報収集装置2を取得した顧客は、カウンタの前に並んでいる間に、すなわち注文前の待ち時間の間に、注文情報収集装置2に印字された注文メニューの中から、希望する商品に対応する選択ボタンb1を選択操作する(ステップS2)。本実施形態による注文情報収集装置2は、選択ボタンb1も紙や樹脂等で形成されており、選択ボタンb1を押圧しても、いわゆるクリック感が得られないため、選択ボタンb1を正しく選択操作した場合にはスピーカ15から鳴動音を出力するのが望ましい。
任意の選択ボタンb1が選択操作されると、記憶制御部22は、電流が流れた回路パターンの種類によって、選択操作された選択ボタンb1を特定して、特定された選択ボタンb1の種類を含む選択操作情報を注文情報記憶部21に記憶する(ステップS3)。
顧客が誤った選択ボタンb1を選択操作した場合には、取消ボタンb3を選択操作して、直前の選択ボタンb1の選択操作を取り消すことができる。取消ボタンb3は、どのタイミングでも選択操作することが可能であり、取消ボタンb3が選択操作されたことが検出されると(ステップS4)、記憶制御部22は、直前の選択ボタンb1の選択操作を取り消す旨の情報を注文情報記憶部21に記憶する(ステップS5)。
ここで、直前の選択ボタンb1の選択操作情報を注文情報記憶部21から削除せずに、直前の選択ボタンb1の選択操作情報を取り消す旨の情報を新たに注文情報記憶部21に記憶する理由は、記憶制御部22によって注文情報記憶部21内の任意の情報を部分的に消去できるようにするには、部分消去に対応した注文情報記憶部21を設けなければならず、部品コストが上昇してしまう。本実施形態による注文情報収集装置2は、ボタン電池14が切れたら廃棄することを念頭に置いているため、できるだけ部品コストを削減する必要があることから、部分消去に対応していない低価格の注文情報記憶部21を採用して、一部の選択操作情報を取り消す旨の情報を注文情報記憶部21に記憶することにしている。
注文情報収集装置2を用いた顧客による注文が終了した場合、その後に顧客がカウンタの店員と対面したときに、注文情報を入力した注文情報収集装置2を店員に返却する(ステップS6)。店員は、手渡された注文情報収集装置2を不図示のリーダにかざす。これにより、注文情報収集装置2から注文処理装置3に第1無線信号が送信される(ステップS7)。次に、注文処理装置3内の注文処理部32は、受信された第1無線信号に基づいて、顧客の注文情報を処理する(ステップS8)。注文処理部32が行う処理は、例えば、顧客が注文した各商品を特定するとともに、各商品の料金を検出して、顧客に対する請求額を計算する。
次に、注文処理部32は、顧客が注文したすべての商品と各商品の料金を含む注文情報と、請求総額とを表示部33に表示させる(ステップS9)。表示部33に表示させる具体的な情報と表示態様は特に問わない。表示部33に表示させる目的は、注文間違いがないことを顧客に確認してもらう(ステップS10)とともに、決済処理を迅速に行うためである。
顧客への確認の結果、顧客が注文の修正を希望する場合には、店員が顧客から口頭にて修正内容を聞き出して、注文処理装置3に注文情報の修正内容を入力し(ステップS11)、ステップS8以降の処理を繰り返す。
ステップS10にて、顧客が注文内容を了承した場合には、顧客は現金やクレジットカード、デビットカードなどにより支払いを行う。決済処理が完了すると、第2無線通信部31は、注文情報収集装置2内の注文情報記憶部21に記憶された選択操作情報の消去を指示する第2無線信号を送信する(ステップS12)。
注文情報収集装置2内の記憶制御部22は、第1無線通信部23が受信した第2無線信号に基づいて、注文情報記憶部21内の全情報を消去する(ステップS13)。上述したように、注文情報記憶部21内の部分的消去は比較的高機能の注文情報記憶部21しかできないが、注文情報記憶部21内の全消去は安価な注文情報記憶部21でも行うことができるため、ステップS11では注文情報記憶部21内の全情報を消去している。なお、注文情報記憶部21内の全情報を消去するタイミングは、ステップS7で注文情報記憶部21内の全情報を注文処理装置3に送信した後であれば、どのタイミングで行ってもよい。よって、ステップS7の処理の中で注文情報記憶部21内の全情報を消去してもよい。
注文情報記憶部21内の全情報が消去された注文情報収集装置2は、次の顧客のために使用可能となる。このように、本実施形態による注文情報収集装置2は、ボタン電池14が切れるまでは、何度でも再利用が可能である。また、本実施形態による注文システム1は、顧客の個人情報や識別情報を一切必要としないため、不特定多数の人間が注文情報収集装置2を使用でき、注文情報収集装置2の利用頻度を高めることができる。これにより、注文情報収集装置2の利用価値を向上できる。
また、店舗によっては、各顧客の購入実績等により、各顧客にクーポンやポイントなどの特典を付与することがある。上述したように、注文情報収集装置2は、不特定多数の人間が使用することを前提としており、各顧客に個別に付与される特典情報を注文情報収集装置2内の注文情報記憶部21に記憶することはできない。しかしながら、カウンタにて店員と対面した際に、注文情報収集装置2を店員に手渡すとともに、特典情報を記憶している顧客カードやスマートフォン等の電子機器を店員に提示して、注文処理部32が特典情報を加味して注文内容や請求額を表示部33に表示させてもよい。
上述した図2では、ハンバーガーショップにおける注文メニューが印字された注文情報収集装置2を例に取って説明したが、本実施形態による注文システムは、任意の物やサービスの注文を行う場合に幅広く適用可能である。また、本実施形態による注文情報収集装置2は、カウンタで店員と対面する前の待ち時間に選択操作を行う場合だけでなく、レストランの個々の席に着席した後に、顧客が注文を行う際に利用してもよい。例えば、図7は回転寿司屋の注文メニューが印字された注文情報収集装置2の一例を示す図である。回転寿司屋の席には、タッチパネルが設けられていることが多く、タッチパネルをタッチして商品の注文を行うが、タッチパネルの設置場所が着席位置から少し離れた箇所にあり、特に老人や子供が操作しにくい場合がありうる。そこで、図7の注文情報収集装置2とリーダとを各テーブルに予め置いておくことが考えられる。この場合、タッチパネルをタッチすることなく、手元にある注文情報収集装置2にて商品の選択を行う。商品の選択が終わった後、顧客自身で注文情報収集装置2をリーダにかざすと、注文した商品の一覧と請求額がタッチパネルに表示される。注文内容に誤りがないことを確認したら、タッチパネルをタッチするか、あるいは、テーブルに置かれた別のボタンを操作することで、注文作業を完了させることができる。
上述した実施形態では、飲食物等の商品の注文を注文情報収集装置2にて行う例を示したが、本実施形態による注文情報収集装置2は、商品等の物だけでなく、各種のサービスを注文する場合にも適用可能である。
このように、本実施形態では、シート状の注文情報収集装置2に設けられた複数の選択ボタンb1の選択操作情報を無線通信にて注文処理装置3に送信するため、顧客の注文情報を迅速に注文処理装置3で処理でき、混雑時であっても、顧客を長時間待たせなくて済む。また、注文情報収集装置2は、使い捨てを前提とした安価な部材で構成できる。さらに、注文情報収集装置2は、顧客の注文処理が終了すると、注文情報記憶部21内の注文情報を消去するため、消去後には別の顧客に貸与することができる。これにより、注文情報収集装置2の使用頻度を向上でき、注文情報収集装置2の利用価値を向上できる。
また、注文情報収集装置2は、無地のシート部材4に任意の注文メニューを印字することができるため、種々の物やサービスの注文を行う目的に利用可能である。例えば、同じ注文情報収集装置2の注文メニューを定期的または不定期に変えることも可能となる。よって、注文情報収集装置2は、季節によって注文メニューを差し替えることも可能となる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
上述した実施形態で説明した注文システム1の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、注文システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、注文システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
1 注文システム、2 注文情報収集装置、3 注文処理装置、4 シート部材、4a ボタン配置面、4b シート、4c 中央線、4d 回路パターン面、4e 接点導通面、4f 接点、4g 導電パターン、4h 接点導通部、5 薄型モジュール部品、11 フィルム基板、12 ASIC、13 水晶振動子、14 ボタン電池、15 スピーカ、16 端子、17 アンテナパターン、21 注文情報記憶部、22 記憶制御部、23 第1無線通信部、31 第2無線通信部、32 注文処理部、33 表示部、34 料金情報記憶部

Claims (7)

  1. 物およびサービスの少なくとも一方の注文情報を収集するシート状の注文情報収集装置と、
    前記注文情報を無線通信により受信して処理する注文処理装置と、を備える注文システムであって、
    前記注文情報収集装置は、
    使用者が選択操作する複数の選択ボタンと、
    前記使用者が選択操作した前記複数の選択ボタンの選択操作情報を前記注文情報として記憶する注文情報記憶部と、
    前記注文情報記憶部に前記選択操作情報を記憶する制御を行う記憶制御部と、
    前記注文情報記憶部に記憶された前記選択操作情報を含む第1無線信号を送信する第1無線通信部と、を有し、
    前記注文処理装置は、
    前記第1無線信号を受信する第2無線通信部と、
    前記受信された第1無線信号に基づいて、前記使用者の前記注文情報を処理する注文処理部と、
    前記注文情報に関連する情報を表示させる表示部と、を備える、注文システム。
  2. 前記注文処理部は、前記注文情報に基づいて前記使用者に請求する請求額を計算し、
    前記表示部は、前記注文情報と前記請求額とを表示させる、請求項1に記載の注文システム。
  3. 前記注文情報記憶部は、前記使用者の個人情報および識別情報を記憶することなく、前記使用者の前記選択操作情報を記憶する、請求項1または2に記載の注文システム。
  4. 前記情報収集装置は、
    シートを折り畳んで貼り合わせたシート部材を備え、
    前記複数の選択ボタンは、前記シート部材の表面に配置され、
    前記注文情報記憶部および前記無線通信部は、前記シート部材に内蔵される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の注文システム。
  5. 前記第2無線通信部は、前記使用者が前記請求額の決済処理を行うと、前記注文情報記憶部に記憶された前記選択操作情報の消去を指示する第2無線信号を送信し、
    前記記憶制御部は、前記第1無線通信部にて前記第2無線信号が受信されると、前記注文情報記憶部内の前記選択操作情報を消去する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の注文システム。
  6. 前記注文情報収集装置は、前記複数の選択ボタンの選択操作を取り消すことを指示する取消ボタンを有し、
    前記記憶制御部は、前記取消ボタンが選択操作されると、直前に選択した前記選択ボタンの選択操作を取り消す旨の情報を前記注文情報記憶部に記憶する、請求項5に記載の注文システム。
  7. 前記シート部材における前記複数の選択ボタンが配置されたシートの表面には、前記複数の選択ボタンに対応づけて注文メニューが印字または貼合され、
    前記注文処理装置は、前記複数の選択ボタンと、前記複数の選択ボタンの選択操作により選択される前記注文メニュー内の料金とを対応づけて記憶する料金情報記憶部を有し、
    前記注文処理部は、選択操作された前記選択ボタンに対応する料金を前記料金情報記憶部から取得して、前記注文情報に対応する請求額を計算する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の注文システム。
JP2017042165A 2017-03-06 2017-03-06 注文システム Pending JP2018147263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042165A JP2018147263A (ja) 2017-03-06 2017-03-06 注文システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042165A JP2018147263A (ja) 2017-03-06 2017-03-06 注文システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018147263A true JP2018147263A (ja) 2018-09-20

Family

ID=63592176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017042165A Pending JP2018147263A (ja) 2017-03-06 2017-03-06 注文システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018147263A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020057486A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 大日本印刷株式会社 情報記録装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0548090U (ja) * 1991-11-28 1993-06-25 甲府日本電気株式会社 Pos端末装置
JP2003044930A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Toppan Printing Co Ltd メニュー板
JP2009042864A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Seiko Epson Corp オーダリングシステム、電子明細書端末およびプログラム
CN101387999A (zh) * 2008-10-10 2009-03-18 范晓晨 多媒体菜单
JP2014229277A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 大日本印刷株式会社 情報収集装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0548090U (ja) * 1991-11-28 1993-06-25 甲府日本電気株式会社 Pos端末装置
JP2003044930A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Toppan Printing Co Ltd メニュー板
JP2009042864A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Seiko Epson Corp オーダリングシステム、電子明細書端末およびプログラム
CN101387999A (zh) * 2008-10-10 2009-03-18 范晓晨 多媒体菜单
JP2014229277A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 大日本印刷株式会社 情報収集装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020057486A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 大日本印刷株式会社 情報記録装置
JP7091980B2 (ja) 2018-09-28 2022-06-28 大日本印刷株式会社 情報記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003044563A (ja) 飲食店における情報管理システム
JP5674708B2 (ja) 注文端末およびコンピュータプログラム
CN111542863A (zh) 订单信息展示方法、订单系统
CN107924597A (zh) 订购处理系统和订购处理方法
JP5900977B2 (ja) 買い忘れ防止装置、及び方法
JP6686400B2 (ja) オーダリングシステム
JP2018147263A (ja) 注文システム
JP4202536B2 (ja) プリント注文システムおよびその方法
JP2006031734A (ja) 注文端末
JP6262492B2 (ja) レシート情報生成装置、レシート情報生成方法およびレシート情報生成システム
JP6073687B2 (ja) 購入履歴提示システム、購入履歴提示方法、サーバ装置及びプログラム
CN109284025A (zh) 信息处理装置及控制方法、终端设备
JP2019159676A (ja) 伝票管理システム及び伝票管理装置
JP3766369B2 (ja) 注文会計システム
JP6564446B2 (ja) レシート情報生成装置、レシート情報生成方法およびレシート情報生成システム
JP2022089055A (ja) 順番待ち管理システム
JP2016091225A (ja) 注文システムおよび管理装置
JP2014167750A (ja) 情報端末、注文受付システム、および情報端末の制御プログラム
JP7188423B2 (ja) 売上データ処理装置、売上データ処理方法、プログラム及び売上データ処理システム
JP7259881B2 (ja) 情報処理装置、オーダーシステム及びプログラム
TWM561878U (zh) 自助點餐系統
JP5636448B2 (ja) 注文受付装置、飲食管理システム及び注文受付プログラム
JP2023154279A (ja) 販売データ処理装置及びプログラム
JP4549370B2 (ja) 料理注文装置およびその方法
JP7486785B2 (ja) 商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210302