JP6964835B2 - Ev充電設備情報通知サーバ、ev充電設備情報通知方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、EV充電設備情報通知サーバ、EV充電設備情報通知方法、およびプログラムに関する。
車両を充電する電気自動車(EV: Electric Vehicle)充電設備が全国各地に設置されている。EV充電設備には、広域停電が発生した場合に車両の充電ができなくなるものと、広域停電が発生しても車両の充電ができるものとがある。
地域に点在する複数の充電器の各々について、電気自動車で使用される電力の需要予測を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、所定の地域における複数の充電器の予約状況と複数の充電器の出力とに基づいて、複数の充電器での電気自動車の第1電力需要予測値を算出するステップと、所定の地域における複数の家庭用充電器での電気自動車の充電実績と複数の家庭用充電器の出力とに基づいて、複数の家庭用充電器での電気自動車の第2電力需要予測値を算出するステップと、第1電力需要予測値と第2電力需要予測値とに基づいて、所定の地域での電気自動車の第3電力需要予測値を算出するステップとを具備している。
特開2015−022469号公報
仮に、EV充電設備を地域の運輸インフラとする場合、災害などに伴う広域停電の対応策が必要不可欠である。
しかし、広域停電が発生した場合に、救急車、行政が所有する車両などの運用の継続が求められる車両に対して、運用を継続させる取り組みは行われていない。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、災害などが発生した場合でも、運用の継続が求められる車両に対して、運用を継続させることを目的とする。
本発明の一態様は、EV充電設備が送信する前記EV充電設備へ電源が供給されていることを示す電源供給情報を受信する通信部と、災害が発生したエリアに設置され、且つ車両の充電に用いる一又は複数のEV充電設備のうち、前記電源供給情報に基づいて、使用できるEV充電設備を判定する判定部と、災害の原因となった危険の種別を示す情報と、前記危険の種別を示す情報により識別される危険な事象が原因で停電が発生した場合にEV充電設備を優先的に使用可能とする車両の種類とに基づいて、前記判定部が使用できると判定した前記EV充電設備の使用を許可する車両の種類を設定する設定部とを備える、EV充電設備情報通知サーバである。
本発明の一態様のEV充電設備情報通知サーバにおいて、前記判定部が使用できると判定した前記EV充電設備が設置されている位置を示す情報と、前記設定部が設定した前記車両の種類を示す情報とを含むEV充電設備情報を作成する作成部をさらに備え、前記通信部は、前記作成部が作成した前記EV充電設備情報を、車両へ送信する。
本発明の一態様のEV充電設備情報通知サーバにおいて、前記通信部は、前記EV充電設備情報に加え、前記EV充電設備が設置されている前記位置の周辺の交通情報を送信する。
本発明の一態様のEV充電設備情報通知サーバにおいて、前記通信部は、FM電波を送信する。
本発明の一態様のEV充電設備情報通知サーバにおいて、前記通信部は、前記EV充電設備情報を、端末装置へ送信する。
本発明の一態様は、コンピュータが、EV充電設備が送信する前記EV充電設備へ電源が供給されていることを示す電源供給情報を受信し、災害が発生したエリアに設置され、且つ車両の充電に用いる一又は複数のEV充電設備のうち、前記電源供給情報に基づいて、使用できるEV充電設備を判定し、災害の原因となった危険の種別を示す情報と、前記危険の種別を示す情報により識別される危険な事象が原因で停電が発生した場合にEV充電設備を優先的に使用可能とする車両の種類とに基づいて、前記使用できると判定した前記EV充電設備の使用を許可する車両の種類を設定する、EV充電設備情報通知方法である。
本発明の一態様は、コンピュータに、EV充電設備が送信する前記EV充電設備へ電源が供給されていることを示す電源供給情報を受信させ、災害が発生したエリアに設置され、且つ車両の充電に用いる一又は複数のEV充電設備のうち、前記電源供給情報に基づいて、使用できるEV充電設備を判定させ、災害の原因となった危険の種別を示す情報と、前記危険の種別を示す情報により識別される危険な事象が原因で停電が発生した場合にEV充電設備を優先的に使用可能とする車両の種類とに基づいて、前記使用できると判定した前記EV充電設備の使用を許可する車両の種類を設定させる、プログラムである。
本発明の実施形態によれば、災害などが発生した場合でも、運用の継続が求められる車両に対して、運用を継続させることができる。
本実施形態に係るEV充電設備情報通知システムの一例を示す図である。 本実施形態に係るEVコンセントの種類の一例を示す図である。 本実施形態に係るEV充電設備情報通知サーバの一例を示すブロック図である。 EV充電設備位置管理テーブルの一例を示す図である。 特定車両管理テーブルの一例を示す図である。 使用可能車両管理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るEV充電設備の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る車載器の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る車載器が表示するナビ画面の一例(その1)を示す図である。 本実施形態に係る車載器が表示するナビ画面の一例(その2)を示す図である。 本実施形態に係るEV充電設備情報通知システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 変形例に係るEV充電設備の一例を示すブロック図である。 変形例に係るEV充電設備情報通知システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
次に、本発明を実施するための形態に係るEV充電設備情報通知サーバ、EV充電設備情報通知方法、およびプログラムを、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(実施形態)
(EV充電設備情報通知システム)
図1は、本実施形態に係るEV充電設備情報通知システムの一例を示す図である。EV充電設備情報通知システム1は、電気自動車へ、EV充電設備に関する情報を通知する。EV充電設備情報通知システム1は、EV充電設備情報通知サーバ100を備える。EV充電設備情報通知サーバ100は、広域停電などの災害が発生した場合に、その災害が発生したエリアを示す情報を取得する。本実施形態では、一例として、広域停電が、災害などの危険な事象の発生に伴って、発生する場合について説明する。
EV充電設備情報通知サーバ100は、取得した広域停電が発生したエリアを示す情報に基づいて、車両の充電に用いるEV充電設備のうち、その広域停電が発生したエリアに設置され、且つ使用できるEV充電設備を判定する。EV充電設備情報通知サーバ100は、使用できると判定したEV充電設備の使用を許可する車両を設定する。
EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備の使用を許可した車両の種類を示す情報を含む使用可能車両情報を、使用できるEV充電設備へ送信する。また、EV充電設備情報通知サーバ100は、広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用できるEV充電設備が設置されている位置を示す情報と、EV充電設備の使用を許可する車両の種類を示す情報とを含むEV充電設備情報を、車両300Aと、車両300Bと、車両300Cとへ送信する。以下、車両300A、車両300B、および車両300Cのうち、任意の車両を車両300と記載する。
車両300は、車載器を備える。車載器の一例は、カーナビゲーション装置である。車載器は、EV充電設備情報通知サーバ100が送信したEV充電設備情報を受信し、受信したEV充電設備情報に含まれる広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用できるEV充電設備が設置されている位置を示す情報と、EV充電設備の使用を許可する車両の種類を示す情報とに基づいて、地図に、広域停電が発生しているエリアと、EV充電設備とを表すとともに、車両300が、そのEV充電設備の使用を許可されているか否かを表したナビ画面を表示する。
また、EV充電設備情報通知サーバ100は、ネットワーク50を介して、EV充電設備200A、EV充電設備200B、EV充電設備200C、EV充電設備200D、およびEV充電設備200Eと接続される。EV充電設備200A、EV充電設備200B、EV充電設備200C、EV充電設備200D、およびEV充電設備200Eの各々は、30分程度の短時間で、電気自動車や、プラグインハイブリッド自動車を充電できるいわゆる急速充電設備を含む。以下、EV充電設備200A、EV充電設備200B、EV充電設備200C、EV充電設備200D、およびEV充電設備200Eのうち、任意のEV充電設備を、EV充電設備200と記載する。
EV充電設備200は、例えば、電源に3相200Vを使用し、EV充電設備200のEV充電器のコンセント(以下、「EVコンセント」という)に充電プラグが挿され、かつ充電コネクタが、車両300の充電ポートに挿されることによって、車両300に搭載されている蓄電池を充電する。
EV充電設備200は、EV充電設備情報通知サーバ100が送信した使用可能車両情報を受信し、受信した使用可能車両情報に含まれるEV充電設備の使用を許可する車両の種類を示す情報に基づいて、EV充電設備200の使用を許可する車両の種類を設定する。
EV充電設備200は、例えば、大容量タイプが40kW/50kWで、中容量タイプが20kWである。大容量タイプは、蓄電池がほぼ空に近い状態から80%まで充電するのに15分〜30分程度の時間を要し、中容量タイプは、蓄電池がほぼ空に近い状態から80%まで充電するのに30分〜1時間程度の時間を要する。
ここで、本実施形態に係るEVコンセントの種類について説明する。
図2は、本実施形態に係るEVコンセントの種類の一例を示す図である。EVコンセントは、一般EVコンセントと、非常用EVコンセントに大別される。ここで、一般EVコンセントは停電が生じた場合に使用できなくなるものであり、非常用EVコンセントは停電が生じた場合でも使用できるものである。
さらに、非常用EVコンセントは、一般の非常用EVコンセントと、特殊の非常用EVコンセントとを含む。ここで、一般の非常用EVコンセントは充電制限機能の無いものであり、特殊の非常用EVコンセントは充電制限機能のあるものである。充電制限機能は、広域停電の原因となった危険な事象の種類に応じて、予め設定される特殊の非常用EVコンセントを使用できる車両の種類の優先順位にしたがって、特定の車両以外の充電を制限する機能である。特殊の非常用EVコンセントを使用できる車両の種類を示す情報に基づいて、その特殊の非常用のEVコンセントの使用を許可することによって、許可された車両の種類以外の車両の充電が制限される。
具体的には、特殊の非常用EVコンセントは、電源供給の信頼度が高いコンセントである。特殊の非常用EVコンセントは、赤色の配線器具、プレートを用いてもよい。このようにすることによって、他のEVコンセントから、識別を容易にできる。特殊の非常用EVコンセントへの電源供給は、例えば、施設内にある非常用発電機が行う。特殊の非常用EVコンセントは、停電が発生した場合には一旦停電するが、数十秒以内(一般的には40秒以内)に発電機が電源を確立し供給を行う。
EVコンセントに充電プラグが挿され、かつ充電コネクタが、車両300の充電ポートに挿された後、車両300は、充電設備200へ、充電が制限されているか否かを問い合わせる。充電設備200は、充電を制限していない場合には、充電を開始する。充電設備200は、充電を制限している場合には、車両300が充電を制限している車両の種類に該当する場合には充電ができないことを通知する。この場合、充電設備200は音声で、充電ができないことを通知してもよいし、充電ができないことを表示するようにしてもよい。
一方、充電設備200は、車両300が充電を制限している車両の種類に該当しない場合には充電を開始する。本実施形態では、EV充電設備200が、特殊の非常用のEVコンセントを備える場合について説明を続ける。
(EV充電設備情報通知サーバ)
図3は、本実施形態に係るEV充電設備情報通知サーバの一例を示すブロック図である。
EV充電設備情報通知サーバ100は、例えば、通信部102と、記憶部110と、情報処理部130とを備える。
通信部102は、通信モジュールによって実現される。通信部102は、ネットワーク50を経由して、EV充電設備200と通信を行う。通信部102は、EV充電設備200が送信した電源供給情報を受信し、受信した電源供給情報を情報処理部130へ出力する。ここで、電源供給情報は、EV充電設備へ電源が供給されていることを示す情報である。また、通信部102は、EV充電設備200へ、使用可能車両情報を送信する。また、通信部102は、車両300へ、EV充電設備情報を送信する。電源供給情報、使用可能車両情報、およびEV充電設備情報の詳細については、後述する。
記憶部110は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部110の一部または全部は、EV充電設備情報通知サーバ100の一部として設けられる場合に代えて、NAS(Network Attached Storage)や外部のストレージサーバなど、EV充電設備情報通知サーバ100のプロセッサがネットワーク50を介してアクセス可能な外部装置により実現されてもよい。記憶部110には、情報処理部130により実行されるプログラム112と、EV充電設備位置管理テーブル114と、特定車両管理テーブル116と、使用可能車両管理テーブル118とが記憶される。
(EV充電設備位置管理テーブル)
図4は、EV充電設備位置管理テーブルの一例を示す図である。EV充電設備位置管理テーブル114は、EV充電設備識別情報とEV充電設備の位置情報とを関連付けたテーブル形式の情報である。ここで、EV充電設備識別情報はEV充電設備を一意に識別する情報であり、EV充電設備の位置情報はEV充電設備の位置を示す情報である。ここで、EV充電設備の位置は、経度、緯度で表されてもよいし、地図上の座標で表されてもよい。図4に示される例では、EV充電設備識別情報「EV−A」と、EV充電設備の位置情報「(xx,yy)」とが関連付けられている。
(特定車両管理テーブル)
図5は、特定車両管理テーブルの一例を示す図である。特定車両管理テーブル116は、特定車両識別情報と特定車両の種類とを関連付けたテーブル形式の情報である。ここで、特定車両は、救急車、消防車、警察車、自衛隊車などの緊急自動車と、政府や地方公共団体などの行政機関が所有する行政車と、大規模災害や特殊災害時に、資材、器材、人員の補給体制を早急にとり、後方支援活動を有効適切に行うための車両である物資搬送車と、電気を供給する車両である給電車とが含まれる。
特定車両識別情報は、救急車、消防車、警察車、行政車、自衛隊車、物資搬送車、および給電車の各々を識別する情報である。特定車両の種類は、前述した救急車、消防車、警察車、行政車、自衛隊車、物資搬送車、および給電車である。図4に示される例では、特定車両識別情報「aa」、「bb」、「cc」、「dd」、「ee」、「ff」、および「gg」は、それぞれ「救急車」、「消防車」、「警察車」、「行政車」、「自衛隊車」、「物資搬送車」、および「給電車」と関連付けられている。
(使用可能車両管理テーブル)
図6は、使用可能車両管理テーブルの一例を示す図である。使用可能車両管理テーブル118は、危険識別情報と、危険名称と、特定車両識別情報と、特定車両を優先するエリアとを関連付けたテーブル形式の情報である。
ここで、危険識別情報は、広域停電の原因となった危険な事象を識別する情報である。危険名称は、危険な事象の名称を示す情報である。特定車両識別情報は、危険名称で示される危険な事象が原因で広域停電が発生した場合に、使用できる充電設備を優先的に使用可能とする車両(特定車両)を識別する情報である。前述したように、特定車両識別情報には、救急車、消防車、警察車、行政車、自衛隊車、物資搬送車、および給電車の各々を識別する情報が含まれる。特定車両を優先するエリアは、特定車両識別情報で示される特定車両の充電を優先する充電設備が設置されたエリアである。
図6に示される使用可能車両管理テーブル118を参照し、特定車両について詳細に説明する。
危険識別情報「A1」で示される危険名称「地震・津波」が発生した場合には、特定車両識別情報「aa」、「ee」で示される「救急車」、「自衛隊車」が、特定車両を優先するエリア「災害医療の中心となる災害拠点病院の周辺、被災地の周辺、避難所の周辺」にあるEV充電設備200を使用できる。救急車は災害医療を行うためにEV充電設備200を使用することが必要であり、自衛隊車は被災エリアの復旧作業を行うためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
危険識別情報「A2」で示される危険名称「地震・津波」が発生した場合には、特定車両識別情報「ee」、「ff」で示される「自衛隊車」、「物資搬送車」が、特定車両を優先するエリア「GMS(総合スーパ)などの流通施設の周辺、物流倉庫の周辺、避難所の周辺」にあるEV充電設備200を使用できる。自衛隊車、物資搬送車は、被災者へ、食品、飲用水、日用品などの物資の提供を行うためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
危険識別情報「B1」で示される危険名称「テロ」が発生した場合には、特定車両識別情報「aa」、「bb」、「cc」で示される「救急車」、「消防車」、「警察車」が、特定車両を優先するエリア「警察署の周辺、病院の周辺、テロ発生場所の周辺」にあるEV充電設備200を使用できる。救急車は救命医療のためにEV充電設備200を使用することが必要であり、消防車は被害拡大を抑制するためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。また、警察車は、周辺の安全確保や、被害拡大を抑制するためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
危険識別情報「B2」で示される危険名称「テロ」が発生した場合には、特定車両識別情報「ee」で示される「自衛隊車」が、特定車両を優先するエリア「テロ発生場所の周辺」にあるEV充電設備200を使用できる。自衛隊車は、テロの鎮圧や、治安確保、物資搬送のためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
危険識別情報「C」で示される危険名称「大規模火災」が発生した場合には、特定車両識別情報「aa」、「bb」で示される「救急車」、「消防車」が、特定車両を優先するエリア「火災発生場所の周辺、消防署の周辺、病院の周辺」にあるEV充電設備200を使用できる。救急車は救命医療のためにEV充電設備200を使用することが必要であり、消防車は被害拡大を抑制するためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
危険識別情報「D」で示される危険名称「豪雨、地すべり、噴火」が発生した場合には、特定車両識別情報「ee」で示される「自衛隊車」が、特定車両を優先するエリア「被災地の周辺」にあるEV充電設備200を使用できる。自衛隊車は被災エリアの復旧作業のためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
危険識別情報「E」で示される危険名称「避難所が必要な災害」が発生した場合には、特定車両識別情報「gg」で示される「給電車」が、特定車両を優先するエリア「車両の充電用EVコンセント」が設置されたエリアのEV充電設備200を使用できる。給電車は避難所への電源供給のためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
危険識別情報「F」で示される危険名称「住民生活に支障がある災害」が発生した場合には、特定車両識別情報「dd」で示される「行政車」が、特定車両を優先するエリア「災害医療の中心となる災害拠点病院の周辺、被災地の周辺、避難所の周辺」にあるEV充電設備200を使用できる。行政車は住民の安全確保に向けた関係各所との連絡調整のためにEV充電設備200を使用することが必要であるからである。
図3に戻り、情報処理部130について説明する。情報処理部130の全部または一部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサが記憶部110に記憶されたプログラム112を実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。
なお、情報処理部130の全部または一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
情報処理部130は、例えば、判定部132と、設定部134と、作成部136とを備える。
判定部132は、通信部102を制御することで、全国瞬時警報システム(J−ALERT)などから警報が発せられたか否かを判定する。判定部132は、J−ALERTなどから警報が発せられたと判定した場合に、警報が発せられたことを、設定部134へ通知するとともに、危険が発生したことによって広域停電が発生したエリアを示す情報を取得する。具体的には、J−ALERTの場合には、津波や武力攻撃などの緊急事態が発生した場合には、気象関係情報については気象庁が、武力攻撃などの国民保護関係情報については内閣官房がまず覚知する。気象庁または内閣官房は覚知した緊急事態について、消防庁に情報を伝達する。消防庁は通信衛星(SUPERBIRD B2)を経由し、緊急情報を全国の地方公共団体へ配信する。
判定部132は、通信部102を制御することで、消防庁が送信する緊急情報を取得し、取得した緊急情報に基づいて、危険が発生したことによって広域停電が発生したエリアを示す情報を取得する。ここで、広域停電が発生したエリアを示す情報は、市町村で表されていてもよいし、経度、緯度の範囲で表されていてもよいし、地図上の座標で表されていてもよい。
また、判定部132は、通信部102を制御することで、EV充電設備200が送信した電源供給情報を取得し、取得した電源供給情報を記憶部110に記憶する。判定部132は、取得した電源供給情報を送信したEV充電設備200は、使用できると判定する。
判定部132は、記憶部110に記憶されているEV充電設備位置管理テーブル114から、取得した電源供給情報に含まれるEV充電設備識別情報に関連付けられているEV充電設備の位置情報を取得する。このように構成することによって、使用できるEV充電設備200の位置を特定できる。
また、判定部132は、取得したEV充電設備の位置情報のうち、広域停電が発生したエリアに含まれるEV充電設備の位置情報(以下、「使用可能EV充電設備位置情報」という)を特定する。このように構成することによって、広域停電が発生したエリアに設置され、且つ使用できるEV充電設備を判定できる。
判定部132は、J−ALERTなどから警報が発せられたことを示す情報と、EV充電設備位置情報に関連付けられるEV充電設備識別情報(以下、「使用可能EV充電設備識別情報」という)とを、設定部134へ出力する。また、判定部132は、広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用可能EV充電設備位置情報とを、作成部136へ出力する。
設定部134は、判定部132から警報が発せられたことを示す情報が出力された場合に、J−ALERTなどから伝達される情報に基づいて、危険の種別を示す情報を判別する。ここで、危険の種別を示す情報には、地震・津波、テロ、大規模火災、豪雨・地すべり・噴火、避難所が必要な火災、住民生活に支障がある災害などが含まれる。
設定部134は、記憶部110に記憶されている使用可能車両管理テーブル118から、判別した危険の種別を示す情報に関連付けられる特定車両識別情報を取得する。設定部134は、判定部132が出力した使用可能EV充電設備識別情報に該当するEV充電設備の使用を、取得した特定車両識別情報に該当する車両に対して許可する。設定部134は、特定車両識別情報に関連付けられる特定車両の種類を示す情報を、記憶部110に記憶されている特定車両管理テーブル116から取得し、取得した特定車両の種類を示す情報を、作成部136へ出力する。
作成部136は、判定部132が出力した広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用可能EV充電設備位置情報とを取得する。また、作成部136は、設定部134が出力した特定車両の種類を示す情報を取得する。作成部136は、取得した広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用可能EV充電設備位置情報と、特定車両の種類を示す情報とを含むEV充電設備情報を作成する。作成部136は、作成したEV充電設備情報を、通信部102へ出力する。また、作成部136は、特定車両の種類を示す情報を含む使用可能車両情報を作成する。作成部136は、作成した使用可能車両情報を、通信部102へ出力する。
(EV充電設備)
図7は、本実施形態に係るEV充電設備の一例を示すブロック図である。
EV充電設備200は、例えば、通信部202と、記憶部210と、情報処理部230と、EV充電器240とを備える。
通信部202は、通信モジュールによって実現される。通信部202は、ネットワーク50を経由して、EV充電設備情報通知サーバ100と通信を行う。通信部202は、情報処理部230が出力した電源供給情報を、EV充電設備情報通知サーバ100へ送信する。また、通信部202は、EV充電設備情報通知サーバ100が送信した使用可能車両情報を受信し、受信した使用可能車両情報を、情報処理部230へ出力する。
記憶部210は、例えば、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部210には、情報処理部230により実行されるプログラム212と、EV充電設備識別情報214とが記憶される。EV充電設備識別情報214は、EV充電設備200を識別する情報である。
情報処理部230の全部または一部は、例えば、CPUのようなプロセッサが記憶部210に記憶されたプログラム212を実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部230の全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
情報処理部230は、例えば、検知部232と、作成部234と、設定部236とを備える。
検知部232は、EV充電器240へ供給されている電源を検知する。検知部232は、EV充電器240へ供給されている電源を検知した場合、電源が供給されていることを示す情報を、作成部234へ出力する。
作成部234は、検知部232が出力した電源が供給されていることを示す情報を取得し、取得した電源が供給されていることを示す情報に基づいて、EV充電設備識別情報214を含み、且つEV充電設備情報通知サーバ100を宛先とする電源供給情報を作成する。前述したように、電源供給情報は、EV充電設備200へ、電源が供給されていることを示す情報である。作成部234は、作成した電源供給情報を、通信部202へ出力する。
設定部236は、通信部202が出力した使用可能車両情報を取得し、取得した使用可能車両情報に含まれる特定車両の種類を示す情報に該当する車両を、使用可能に設定する。
EV充電器240は、特殊の非常用EVコンセントを含み、そのEVコンセントに充電プラグが挿され、かつ充電コネクタが、車両の充電ポートに挿されることによって、車両の蓄電池を充電する。EV充電器240は、情報処理部230の設定部236よって、特定車両の種類に該当する車両以外の車両の充電が制限されていない場合には、車両の種類によらず充電を行う。
また、EV充電器240は、情報処理部230の設定部236よって、特定車両の種類に該当する車両以外の車両の充電が制限されている場合には、その特定車両の種類に該当する車両の充電の充電を行うが、その特定車両の種類に該当する車両以外の車両の充電は行わない。ここで、EV充電器240は、その特定車両の種類以外の車両の充電プラグが、EVコンセントに挿された場合には、充電できないことを通知する。
(車載器)
図8は、本実施形態に係る車載器の一例を示すブロック図である。
車載器400は、例えば、通信部402と、記憶部410と、情報処理部430と、GPS受信機441と、ジャイロセンサ442と、速度センサ443と、加速度センサ444と、表示部445と、操作部446とを備える。
通信部402は、通信モジュールによって実現される。通信部402は、ネットワーク50を経由して、EV充電設備情報通知サーバ100と通信を行う。通信部402は、EV充電設備情報通知サーバ100が送信したEV充電設備情報を受信し、受信したEV充電設備情報を、情報処理部430へ出力する。
記憶部410は、例えば、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部410には、情報処理部430により実行されるナビゲーションアプリ412と、地図情報414とが記憶される。
GPS受信機441は、GPS衛星が送信する電波を受信して、車載器400の位置情報を取得し、取得した位置情報を、情報処理部430へ出力する。ジャイロセンサ442は、車載器400の角速度を計測し、角速度の計測結果を、情報処理部430へ出力する。速度センサ443は、車載器400の速度を計測し、速度の計測結果を、情報処理部430へ出力する。加速度センサ444は、車載器400の加速度を計測し、加速度の計測結果を、情報処理部430へ出力する。
操作部446は、例えば、タッチパネルによって構成され、表示部445に表示されるメニューアイコンなどに対するタッチ操作を検出し、タッチ操作の検出結果を、情報処理部430へ出力する。タッチ操作には、目的地や経由地、経路を設定する操作などが含まれる。
情報処理部430の全部または一部は、例えば、CPUのようなプロセッサが記憶部410に記憶されたナビゲーションアプリ412を実行することにより実現されるソフトウェア機能部である。なお、情報処理部430の全部または一部は、LSI、ASIC、またはFPGAなどのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
情報処理部430は、例えば、処理部432と、作成部434とを備える。
処理部432は、操作部446が出力したタッチ操作の検出結果に基づいて、目的地、経由地などを設定する。また、処理部432は、GPS受信機441が出力した車載器400の位置情報に基づいて、現在位置を推定し、推定した現在位置から目的地までの経路を検索する。さらに、処理部432は、ジャイロセンサ442が出力した角速度の計測結果、速度センサ443が出力した速度の計測結果、加速度センサ444が出力した加速度の計測結果などに基づいて、車載器400の速度、方位などを推定する。処理部432は、車載器400の速度の推定結果に基づいて、目的地への到着時刻を推定する。処理部432は、現在位置から目的地までの経路の検索結果と、車載器400の方位の推定結果と、到着時刻の推定結果とを、作成部434へ出力する。
また、処理部432は、通信部402が出力したEV充電設備情報を取得し、取得したEV充電設備情報に含まれる特定車両の種類を示す情報に基づいて、車載器400を搭載している車両300が、その特定車両の種類に該当するか否かを判定する。処理部432は、特定車両の種類に該当するか否かの判定結果と、EV充電設備情報に含まれる広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用可能EV充電設備位置情報とを、作成部434へ出力する。
作成部434は、処理部432が出力した現在位置から目的地までの経路の検索結果と、車載器400の方位の推定結果と、到着時刻の推定結果とを取得する。作成部434は、記憶部410に記憶されている地図情報414から、現在位置を含む地図(地域メッシュ)を取得し、取得した地図に、現在位置から目的地へ向かう経路を表すことによってナビ画面を作成する。さらに、作成部434は、車載器400の方位の推定結果に基づいて、ナビ画面に、車両300の進行方向を表す。また、作成部434は、ナビ画面に、取得した到着時刻の推定結果を表す。
さらに、作成部434は、処理部432が出力した特定車両の種類に該当するか否かの判定結果と、広域停電が発生したエリアを示す情報と、EV充電設備の位置情報とに基づいて、ナビ画面を加工する。具体的には、処理部432は、ナビ画面へ広域停電が発生したエリアを示すとともに、特定車両の種類に該当する場合には、そのナビ画面のEV充電設備の位置へ、使用可能であることを表したEV充電設備の記号を表す。また、作成部434は、ナビ画面へ広域停電が発生したエリアを示すとともに、特定車両の種類に該当しない場合には、そのナビ画面のEV充電設備の位置へ、使用不可能であることを表したEV充電設備の記号を表す。作成部434は、作成したナビ画面を、表示部445へ出力する。
表示部445は、作成部434が出力したナビ画面を表示する。このように構成することによって、車両300の運転手に、広域停電が発生したエリアとともに、EV充電設備があることを知らせることができる。さらに、車両300の運転手に、EV充電設備が使用可能であるか否かを知らせることができる。
図9は、本実施形態に係る車載器が表示するナビ画面の一例(その1)を示す図である。図9は、車載器400を搭載する車両が特定車両の種類に該当する場合の例を示す。図9に示される例では、立ち入り不可エリアを破線のハッチングで示し、現在位置を「○」で表し、現在位置から目的地へ向かう経路を矢印で示し、使用可能であることを表したEV充電設備を、「EVコン」を四角で囲んだ記号で表している。ここで、立ち入り不可エリアの情報は、例えば、交通情報から取得される。
図9によれば、特定車両の種類に該当する車両300の運転手は、記号260Aで示されるEVコンを備える充電設備、記号260Bで示されるEVコンを備える充電設備、および記号260Cで示されるEVコンを備える充電設備を使用できることが分かる。
さらに、車両300の運転手は、記号260Aで示されるEVコンを備える充電設備、記号260Bで示されるEVコンを備える充電設備、および記号260Cで示されるEVコンを備える充電設備のうち、記号260Aで示されるEVコンを備える充電設備、および記号260Bで示されるEVコンを備える充電設備は、広域停電が発生したエリアに設置されていることが分かる。
図10は、本実施形態に係る車載器が表示するナビ画面の一例(その2)を示す図である。図10は、車載器を搭載する車両が特定車両の種類に該当しない場合の例を示す。図10に示される例では、図9と同様に、立ち入り不可エリアを破線のハッチングで示し、現在位置を「○」で表し、現在位置から目的地へ向かう経路を矢印で示し、使用不可能であることを表したEV充電設備の記号「EVコン」を四角で囲むとともに「×」を示した記号で表している。ここで、立ち入り不可エリアの情報は、例えば、交通情報から取得される。
図10によれば、特定車両の種類に該当しない車両300の運転手は、記号260Aで示されるEVコンを備える充電設備、記号260Bで示されるEVコンを備える充電設備、および記号260Cで示されるEVコンを備える充電設備を使用できないことが分かる。
さらに、車両300の運転手は、記号260Aで示されるEVコンを備える充電設備、記号260Bで示されるEVコンを備える充電設備、および記号260Cで示されるEVコンを備える充電設備のうち、記号260Aで示されるEVコンを備える充電設備、および記号260Bで示されるEVコンを備える充電設備は、広域停電が発生したエリアに設置されていることが分かる。
(EV充電設備情報通知システムの動作)
図11は、EV充電設備情報通知システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS101) EV充電設備200の検知部232は、EV充電器240へ供給されている電源を検知する。
(ステップS102) EV充電設備200の作成部234は、電源供給情報を作成する。
(ステップS103) EV充電設備200の通信部202は、作成部234が作成した電源供給情報を、EV充電設備情報通知サーバ100へ送信する。
(ステップS104) EV充電設備情報通知サーバ100の判定部132は、緊急情報を取得し、取得した緊急情報に基づいて、広域停電が発生したエリアを示す情報を取得する。
(ステップS105) EV充電設備情報通知サーバ100の判定部132は、記憶部110に記憶されているEV充電設備位置管理テーブル114から、電源供給情報に含まれるEV充電設備識別情報に関連付けられているEV充電設備の位置情報を取得する。判定部132は、取得したEV充電設備の位置情報のうち、使用可能EV充電設備位置情報を特定する。
(ステップS106) EV充電設備情報通知サーバ100の設定部134は、J−ALERTなどから伝達される情報に基づいて、広域停電の原因となった危険の種別を示す情報を判別する。設定部134は、記憶部110に記憶されている使用可能車両管理テーブル118から、判別した危険の種別を示す情報に関連付けられる特定車両識別情報を取得する。設定部134は、判定部132が出力した使用可能EV充電設備識別情報に該当するEV充電設備の使用を、取得した特定車両識別情報に該当する車両に対して許可することを設定する。
(ステップS107) EV充電設備情報通知サーバ100の設定部134は、特定車両識別情報に関連付けられる特定車両の種類を示す情報を、記憶部110に記憶されている特定車両管理テーブル116から取得する。EV充電設備情報通知サーバ100の作成部136は、特定車両の種類を示す情報を含む使用可能車両情報を作成する。
(ステップS108) EV充電設備情報通知サーバ100の通信部102は、使用可能車両情報を、EV充電設備200へ送信する。
(ステップS109) EV充電設備200の通信部202は、EV充電設備情報通知サーバ100が送信した使用可能車両情報を受信し、受信した使用可能車両情報を、情報処理部230へ出力する。情報処理部230は、通信部202が出力した使用可能車両情報に含まれる特定車両の種類に該当する車両を、使用可能に設定する。
(ステップS110) EV充電設備情報通知サーバ100の作成部136は、広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用可能EV充電設備位置情報と、特定車両の種類を示す情報とを含むEV充電設備情報を作成する。
(ステップS111) EV充電設備情報通知サーバ100の通信部202は、EV充電設備情報を、車両300へ送信する。
(ステップS112) EV充電設備情報通知サーバ100が送信したEV充電設備情報は、車両300の車載器400の通信部402によって受信される。車載器400の処理部432は、通信部402が出力したEV充電設備情報を取得し、取得したEV充電設備情報に含まれる特定車両の種類を示す情報に基づいて、車載器400を搭載している車両300が、その特定車両の種類に該当するか否かを判定する。
作成部434は、記憶部410に記憶されている地図情報414から、現在位置を含む地図を取得し、取得した地図に、現在位置から目的地へ向かう経路を表すことによってナビ画面を作成する。さらに、作成部434は、車載器400の方位の推定結果に基づいて、ナビ画面に、車両300の進行方向を表す。また、作成部434は、ナビ画面に、取得した到着時刻の推定結果を表す。さらに、作成部434は、特定車両の種類に該当するか否かの判定結果と、広域停電が発生したエリアを示す情報と、EV充電設備の位置情報とに基づいて、ナビ画面を加工する。作成部434は、作成したナビ画面を、表示部445へ出力する。
(ステップS113) 車載器400の表示部445は、作成部434が出力したナビ画面を表示する。
前述した実施形態では、災害などの危険な事象の発生に伴って、広域停電が発生し、広域停電が発生したエリアを示す情報に基づいて、車両の充電に用いるEV充電設備のうち、その広域停電が発生したエリアに設置され、且つ使用できるEV充電設備を判定する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、災害などの危険な事象が発生した場合に、使用できるEV充電設備を切り替えるようにしてもよい。
前述した実施形態では、EV充電設備情報通知システム1が、五台のEV充電設備200を備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、EV充電設備情報通知システム1が、一台から四台のEV充電設備200を備えるようにしてもよいし、六台以上のEV充電設備200を備えるようにしてもよい。
前述した実施形態では、EV充電設備情報通知システム1が、車両の種類に応じて、EV充電設備200の使用の許否を判定する場合について説明したがこの例に限られない。例えば、乗用車、貨物自動車などの車両の用途や、蓄電器の容量などに応じて、EV充電設備200の使用の許否を判定するようにしてもよい。
前述した実施形態では、EV充電設備情報通知サーバ100が、EV充電設備200が送信する電源供給情報に基づいて、EV充電設備200が使用できるか否かを判定する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、EV充電設備200を管理している者からの報告など何らかの方法で、EV充電設備200が使用できるか否かを判定するようにしてもよい。
前述した実施形態では、EV充電設備情報通知サーバ100から充電設備200へ、特定車両の種類を示す情報を含む使用可能車両情報が送信される場合について説明したが、この例に限られない。例えば、EV充電設備情報通知サーバ100から充電設備200へ、特定車識別情報を含む使用可能車両情報が送信されてもよい。この場合、EV充電設備200は、特定車両管理テーブル116を記憶する。EV充電設備200は、EV充電設備情報通知サーバ100が送信した使用可能車両情報に含まれる特定車識別情報を取得し、取得した特定車両識別情報に関連付けられる特定車両の種類を示す情報を、特定車両管理テーブル116から取得する。EV充電設備200は、取得した特定車両の種類を示す情報に該当する車両を使用可能に設定する。このように構成することによって、EV充電設備情報通知サーバ100から充電設備200へ、送信する情報量を減少させることができる。
前述した実施形態では、車載器400に予め地図情報を記憶しておく場合について説明したが、この例に限られない。例えば、車載器400が、Webサーバへアクセスして、車載器400の周辺の地図情報を逐一取得するようにしてもよい。
前述した実施形態では、EV充電設備情報通知サーバ100が、車載器400へ、EV充電設備情報を送信する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、携帯端末、タブレット端末などの端末装置へ、ネットワーク50、および携帯電話回線のいずれか一方又は両方を経由して、送信するようにしてもよい。このように構成することによって、使用可能なEV充電設備を、広域停電が発生したエリアの近傍の人々に、把握させることができる。さらに、世の中で普及し、且つ使いやすい端末装置へ、EV充電設備情報を送信することによって、その端末装置を使用している人々へ、情報収集の機会を与えることができる。
前述した実施形態では、EV充電設備情報通知サーバ100が、車載器400へ、EV充電設備情報を送信する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、EV充電設備情報通知サーバ100は、車載器400へ、EV充電設備情報に加え、交通情報を送信するようにしてもよい。具体的には、EV充電設備情報と、交通情報とを、道路交通情報通信システム(Vehicle Information and Communication System: VICS(登録商標))などのFM多重放送やビーコンを使ってリアルタイムに送信するシステムで送信するようにしてもよい。このように、車両へ、EV充電設備情報に加え、EV充電設備が設置されている位置の周辺の交通情報を送信することによって、車両の運転手に、その車両を充電できるEV充電設備へ向かう交通状況を把握させることができため、アクセス可能なEV充電設備を特定させることができる。
さらに、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備情報を、ネットワーク50、および携帯電話回線のいずれか一方又は両方を経由して送信するか、FM多重放送で送信するかを、通信環境などに応じて、最善のものを選択するようにしてもよい。
前述した実施形態において、EV充電設備情報通知サーバ100は、車載器400へ、EV充電設備情報を、FM電波で送信するようにしてもよい。このように構成することによって、FM電波は、災害が発生し、携帯端末などの通信手段が使用できなくなった場合でも利用可能である確率が高いため、車両の運転手へ、確実に知らせることができる。
前述した実施形態において、EV充電設備情報通知サーバ100は、広域停電が発生した地域のEV充電設備200のインフラ整備を行うために、デマンドレスポンス(Demand Response: DR)などの系統全体の需給バランスを保つための制御を行うようにしてもよい。具体的には、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備200が、車両300を充電する速度を制御するようにしてもよい。この場合、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備200へ、充電速度を通知するようにしてもよい。また、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備200が、車両300の充電量の上限を設定してもよい。この場合、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備200へ、充電量の上限を示す情報を通知するようにしてもよい。また、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備200が、車両300の充電料金を制御するようにしてもよい。この場合、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備200へ、充電料金を通知するようにしてもよい。
本実施形態に係るEV充電設備情報通知サーバによれば、広域停電が発生したエリアに設置され、且つ車両の充電に用いるEV充電設備のうち、使用できるEV充電設備を判定し、広域停電の原因となった危険の種別を示す情報に基づいて、使用できると判定したEV充電設備の使用を許可する車両を設定する。このように構成することによって、災害などの危険が発生し、その危険によって広域停電が発生した場合に、広域停電が発生したエリアに設置されているEV充電設備を、危険の種別を示す情報に基づいて設定される車両に使用させることができる。これによって、運用に継続が求められる車両に対して、充電させることができるため、運用を継続させることができる。ここで、EV充電装置は、非常用発電機や自然エネルギーと、蓄電池とを活用することによって、地域停電が発生した場合にも利用できる。
また、EV充電設備情報通知サーバによれば、使用できると判定したEV充電設備が設置されている位置を示す情報と、使用を許可することを設定した車両を示す情報とを含むEV充電設備情報を作成し、作成したEV充電設備情報を、車両へ送信する。このように構成することによって、車両へ、使用できるEV充電設備が設置されている位置と、使用を許可することを設定した車両を示す情報とを送信できるため、車両の運転手に、その車両を充電できるEV充電設備の有無を知らせることができる。
また、EV充電設備情報通知サーバによれば、EV充電設備が送信するEV充電設備へ電源が供給されていることを示す電源供給情報を受信し、受信した電源供給情報に基づいて、使用できるEV充電設備を判定する。このように構成することによって、EV充電設備情報通知サーバは、EV充電設備が送信した電源供給情報を受信したか否かに基づいて、受信できた場合にはEV充電設備を使用できると判定し、受信できない場合にはEV充電設備を使用できないと判定できる。
また、EV充電設備情報通知サーバによれば、EV充電設備情報に加え、EV充電設備が設置されている位置の周辺の交通情報を送信する。このように、車両へ、EV充電設備情報に加え、EV充電設備が設置されている位置の周辺の交通情報を送信することによって、車両の運転手に、その車両を充電できるEV充電設備へ向かう交通状況を把握させることができため、アクセス可能なEV充電設備を特定させることができる。
また、EV充電設備情報通知サーバによれば、FM電波を送信する。このように構成することによって、FM電波は、災害が発生し、携帯端末などの通信手段が使用できなくなった場合でも利用可能である確率が高いため、車両の運転手へ、確実に知らせることができる。
(変形例)
(EV充電設備情報通知システム)
変形例に係るEV充電設備情報通知システムの一例は、図1を適用できる。変形例に係るEV充電設備情報通知システム2は、EV充電設備200A、EV充電設備200B、EV充電設備200C、EV充電設備200D、およびEV充電設備200Eの代わりに、EV充電設備500A、EV充電設備500B、EV充電設備500C、EV充電設備500D、およびEV充電設備500Eを備える。以下、EV充電設備500A、EV充電設備500B、EV充電設備500C、EV充電設備500D、およびEV充電設備500Eのうち、任意のEV充電設備をEV充電設備500と記載する。
変形例に係るEV充電設備情報通知システムでは、EV充電設備情報通知サーバ100は、EV充電設備500へ、危険識別情報を送信する。
EV充電設備500は、前述した特定車両管理テーブル116と同様の特定車両管理テーブルと、前述した使用可能車両管理テーブル118と同様の使用可能車両管理テーブルを記憶する。EV充電設備500は、EV充電設備情報通知サーバ100が送信した危険識別情報を受信し、受信した危険識別情報に関連付けられる特定車両識別情報を、使用可能車両管理テーブル118から取得する。EV充電設備500は、取得した特定車両識別情報に関連付けられる特定車両の種類を示す情報を、特定車両管理テーブル116から取得する。EV充電設備500は、取得した特定車両の種類を示す情報に該当する車両を、使用可能に設定する。
(EV充電設備情報通知サーバ)
変形例に係るEV充電設備情報通知サーバは、前述したEV充電設備情報通知サーバ100と、通信部102、設定部134、及び作成部136の機能が異なる。
通信部102は、通信モジュールによって実現される。通信部102は、ネットワーク50を経由して、EV充電設備500と通信を行う。通信部102は、EV充電設備500が送信した電源供給情報を受信し、受信した電源供給情報を情報処理部130へ出力する。また、通信部102は、EV充電設備500へ、危険識別情報を送信する。また、通信部102は、車両300へ、EV充電設備情報を送信する。
設定部134は、判定部132から警報が発せられたことを示す情報が出力された場合に、J−ALERTなどから伝達される情報に基づいて、危険の種別を示す情報を判別する。ここで、危険の種別を示す情報には、地震・津波、テロ、大規模火災、豪雨・地すべり・噴火、避難所が必要な火災、住民生活に支障がある災害などが含まれる。設定部134は、記憶部110に記憶されている使用可能車両管理テーブル118から、判別した危険の種別を示す情報に関連付けられる危険識別情報と、特定車両識別情報とを取得する。設定部134は、判定部132が出力した使用可能EV充電設備識別情報に該当するEV充電設備の使用を、取得した特定車両識別情報に該当する車両に対して許可する。設定部134は、危険識別情報を、通信部102へ出力する。設定部134は、特定車両識別情報に関連付けられる特定車両の種類を示す情報を、記憶部110に記憶されている特定車両管理テーブル116から取得し、取得した特定車両の種類を示す情報を、作成部136へ出力する。 作成部136は、判定部132が出力した広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用可能EV充電設備位置情報とを取得する。また、作成部136は、設定部134が出力した特定車両の種類を示す情報を取得する。作成部136は、取得した広域停電が発生したエリアを示す情報と、使用可能EV充電設備位置情報と、特定車両の種類を示す情報とを含むEV充電設備情報を作成する。作成部136は、作成したEV充電設備情報を、通信部102へ出力する。
(EV充電設備)
図12は、本実施形態に係るEV充電設備の一例を示すブロック図である。
EV充電設備500は、例えば、通信部502と、記憶部510と、情報処理部530と、EV充電器540とを備える。
通信部502、記憶部510、情報処理部530、及びEV充電器540は、前述した通信部202、記憶部210、情報処理部230、及びEV充電器240を適用できる。ただし、記憶部510には、情報処理部530により実行されるプログラム512と、EV充電設備識別情報514と、特定車両管理テーブル516と、使用可能車両管理テーブル518とが記憶される。EV充電設備識別情報514は、EV充電設備500を識別する情報である。特定車両管理テーブル516は、前述した特定車両管理テーブル116を適用でき、使用可能車両管理テーブル518は、前述した使用可能車両管理テーブル118を適用できる。
検知部532、及び作成部534は、前述した検知部232、及び作成部234を適用できる。
設定部536は、通信部502が出力した危険識別情報を取得し、取得した危険識別情報に関連付けられる特定車両識別情報を、記憶部510に記憶された使用可能車両管理テーブル518から取得する。設定部536は、取得した特定車両識別情報に関連付けられる特定車両の種類を示す情報を、記憶部510に記憶された特定車両管理テーブル516から取得する。設定部536は、取得した特定車両の種類を示す情報に該当する車両を、使用可能に設定する。
(EV充電設備情報通知システムの動作)
図13は、EV充電設備情報通知システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
ステップS201−S206は、図11のステップS101−S106を適用できる。
(ステップS207) EV充電設備情報通知サーバ100の設定部134は、通信部102から、危険識別情報を、EV充電設備500へ送信する。
(ステップS208) EV充電設備500の設定部536は、通信部202が出力した危険識別情報を取得し、取得した危険識別情報に関連付けられる特定車両識別情報を、記憶部510に記憶された使用可能車両管理テーブル518から取得する。設定部536は、取得した特定車両識別情報に関連付けられる特定車両の種類を示す情報を、記憶部510に記憶された特定車両管理テーブル516から取得することによって、使用可能車両を特定する。
ステップS209−S213は、図11のステップS109−S113を適用できる。
前述した変形例では、EV充電設備情報通知システム2が、五台のEV充電設備500を備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、EV充電設備情報通知システム2が、一台から四台のEV充電設備500を備えるようにしてもよいし、六台以上のEV充電設備500を備えるようにしてもよい。
変形例に係るEV充電設備情報通知システム2によれば、前述したEV充電設備情報通知システム1の効果に加え、EV充電設備情報通知サーバ100から、EV充電設備500へ、危険識別情報が送信されるので、前述した実施形態に係るEV充電設備情報通知システム1で送信される使用可能車両情報と比較して、送信する情報量を減少させることができる。
以上、実施形態およびその変形例を説明したが、これらの実施形態およびその変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態およびその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組合せを行うことができる。これら実施形態およびその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上述したEV充電設備情報通知サーバと、車載器と、EV充電設備とは、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、各機能ブロックの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、CPUが実行することで実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体のことをいう。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置を含む。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、短時間の間、動的にプログラムを保持するものを含んでいてもよい。短時間の間、動的にプログラムを保持するものは、例えば、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、上記プログラムは、プログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。プログラマブルロジックデバイスは、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)である。
なお、上述のEV充電設備情報通知サーバと、車載器と、EV充電設備とは内部にコンピュータを有している。そして、上述したEV充電設備情報通知サーバと、車載器と、EV充電設備との各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリなどをいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…EV充電設備情報通知システム、50…ネットワーク、100…EV充電設備情報通知サーバ、102…通信部、110…記憶部、112…プログラム、114…EV充電設備位置管理テーブル、116…特定車両管理テーブル、118…使用可能車両管理テーブル、130…情報処理部、132…判定部、134…設定部、136…作成部、200、200A、200B、200C、200D、200E、500、500A、500B、500C、500D、500E…EV充電設備、202…通信部、210…記憶部、212…プログラム、214…EV充電設備識別情報、230…情報処理部、232…検知部、234…作成部、236…設定部、240…EV充電器、300A、300B、300C…車両、260A、260B、260C…記号、400…車載器、402…通信部、410…記憶部、412…ナビゲーションアプリ、414…地図情報、430…情報処理部、432…処理部、434…作成部、441…GPS受信機、442…ジャイロセンサ、443…速度センサ、444…加速度センサ、445…表示部、446…操作部、502…通信部、510…記憶部、512…プログラム、514…EV充電設備識別情報、516…特定車両管理テーブル、518…使用可能車両管理テーブル、530…情報処理部、532…検知部、534…作成部、536…設定部、540…EV充電器

Claims (7)

  1. EV充電設備が送信する前記EV充電設備へ電源が供給されていることを示す電源供給情報を受信する通信部と、
    災害が発生したエリアに設置され、且つ車両の充電に用いる一又は複数のEV充電設備のうち、前記電源供給情報に基づいて、使用できるEV充電設備を判定する判定部と、
    災害の原因となった危険の種別を示す情報と、前記危険の種別を示す情報により識別される危険な事象が原因で停電が発生した場合にEV充電設備を優先的に使用可能とする車両の種類とに基づいて、前記判定部が使用できると判定した前記EV充電設備の使用を許可する車両の種類を設定する設定部と
    を備える、EV充電設備情報通知サーバ。
  2. 前記判定部が使用できると判定した前記EV充電設備が設置されている位置を示す情報と、前記設定部が設定した前記車両の種類を示す情報とを含むEV充電設備情報を作成する作成部
    をさらに備え、
    前記通信部は、前記作成部が作成した前記EV充電設備情報を、車両へ送信する、
    請求項1に記載のEV充電設備情報通知サーバ。
  3. 前記通信部は、前記EV充電設備情報に加え、前記EV充電設備が設置されている前記位置の周辺の交通情報を送信する、請求項2に記載のEV充電設備情報通知サーバ。
  4. 前記通信部は、FM電波を送信する、請求項2に記載のEV充電設備情報通知サーバ。
  5. 前記通信部は、前記EV充電設備情報を、端末装置へ送信する、請求項2に記載のEV充電設備情報通知サーバ。
  6. コンピュータが、
    EV充電設備が送信する前記EV充電設備へ電源が供給されていることを示す電源供給情報を受信し、
    災害が発生したエリアに設置され、且つ車両の充電に用いる一又は複数のEV充電設備のうち、前記電源供給情報に基づいて、使用できるEV充電設備を判定し、
    災害の原因となった危険の種別を示す情報と、前記危険の種別を示す情報により識別される危険な事象が原因で停電が発生した場合にEV充電設備を優先的に使用可能とする車両の種類とに基づいて、前記使用できると判定した前記EV充電設備の使用を許可する車両の種類を設定する、
    EV充電設備情報通知方法。
  7. コンピュータに、
    EV充電設備が送信する前記EV充電設備へ電源が供給されていることを示す電源供給情報を受信させ、
    災害が発生したエリアに設置され、且つ車両の充電に用いる一又は複数のEV充電設備のうち、前記電源供給情報に基づいて、使用できるEV充電設備を判定させ、
    災害の原因となった危険の種別を示す情報と、前記危険の種別を示す情報により識別される危険な事象が原因で停電が発生した場合にEV充電設備を優先的に使用可能とする車両の種類とに基づいて、前記使用できると判定した前記EV充電設備の使用を許可する車両の種類を設定させる、
    プログラム。
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