JP2006148222A - 緊急地震速報配信システム、その配信方法およびその利用契約方法 - Google Patents

緊急地震速報配信システム、その配信方法およびその利用契約方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の生活に密着した形態で有用かつ高い利便性と信頼性とを有するとともに、適切かつ簡便な課金システムに対応した緊急地震速報配信システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る緊急地震速報配信システムは、地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し予め契約された携帯電話型端末に対して公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信する情報供給部と、公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局と、基地局で生成される緊急地震予測情報を受信し表示する携帯電話型端末とを備え、基地局は、情報供給部から配信される緊急地震速報から基地局の位置における緊急地震予測情報を生成することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、緊急地震速報配信システム、その配信方法およびその利用契約方法に係り、特に、任意の地点で、主要動による強い揺れの前に地震の到来情報をユーザの端末装置に配信する緊急地震速報配信システム、その配信方法およびその利用契約方法に関する。
近年、地震工学技術の進歩とともに、情報通信技術、コンピュータ技術の急速な発展は著しい。これらの技術を総合的に利用することによって、地震波の発生を早期に捉え、地震の主要動が到達する前に、地震波の速度を超えて地震情報を伝達しようとする緊急地震速報技術が実用段階に入ってきている。
地震波は、大きく分けて、比較的早く到達するP波(プライマリ波:縦波)と、遅れて到達して主要な破壊現象を引き起こすS波(セカンダリ波:横波)とがあり、前者による震動を初期微動、後者による震動を主要動という。地震による被害は主として後者の主要動によって発生する。
緊急地震速報技術は、地震のP波を観測し、その諸特性を分析することによって地震の規模や震源位置を推定し、推定した地震の規模や震源位置に関する地震情報を、地震の主要動を引き起こすS波が到達する前に、リアルタイムで各方面に伝達することによって、地震の主要動による物的、人的被害を最小限に留めようとするものである。
緊急地震速報によれば、例えば東海地震が発生したと仮定した場合には、東京に主要動が到達する約50秒前に東京に緊急地震速報を伝達することが可能であるとされている。
このような緊急地震速報技術は、我が国においては、これまで独立行政法人防災科学技術研究所(以下、防災科研と略す。)や気象庁を中心に開発されてきており、両機関はそれぞれ独自の全国規模の地震観測網を保有している。
防災科研が提供するリアルタイムの地震情報は、2004年1月までは「リアルタイム地震情報」と呼ばれており、防災科研が有する高感度地震計等による地震観測網からの情報を基づくものである。
一方、気象庁が提供するリアルタイムの地震情報は、2004年1月までは「ナウキャスト地震情報」と呼ばれており、気象庁が有する多機能型地震計等による地震観測網からの情報に基づくものである。
防災科研の「リアルタイム地震情報」と、気象庁の「ナウキャスト地震情報」とは、2004年2月からは「緊急地震情報」という呼称に統一された。
他方、地震による災害を最小限に留めるためには、地震情報の高精度化や地震検出の迅速化だけでは足らず、検出された地震情報を迅速にかつ高い信頼性で災害が予想される地域の総ての人に配信するシステムの研究・開発・普及が不可欠である。
特許文献1には、今日国民に広く普及している携帯電話を用いて災害等の緊急データを配信するシステムが開示されている。
特開平10−42365号公報
しかしながら、緊急地震速報は最近実用化開発されてきたものであり、緊急地震速報の利活用についてはようやく緒についたところといっても過言ではない。今後、より具体的な利活用システムの構築が要望される。
特に、国民を地震災害から守るためには、緊急地震速報を国民一人一人に迅速かつ高い信頼性をもって配信する手段の開発と普及が不可欠となるが、現時点ではこのような手段が未だ実現されていないのが実情である。
国民一人一人への普及という観点からは、全く新しい配信システムを構築するよりも、今日広く普及している配信システムを流用したシステム構築が現実的である。この観点からは、FM多重波や携帯電話用の電波に緊急地震速報を乗せて配信するシステムが有望視されている。
しかしながら、現時点ではFM多重波や携帯電話用の電波等による緊急地震速報の配信システムは、身近で実用的な形態としては実現されていない。この理由として以下のようなものが考えられる。
まず、緊急地震速報を利用する利用者側の観点からは、国民一人一人にとって魅力的な、有用かつ利便性の高い緊急地震速報端末が提供されていない。
また、緊急地震速報は国民の人命に関わる情報であり、その情報を最終的に利用者に伝達する緊急地震速報端末には高い信頼性が要求されるが、今日そのような高い信頼性を有した緊急地震速報配信システムは提供されていない。
また、地震がいつ発生するかは現時点では予測が困難である。従って、緊急地震速報端末は、家庭や職場、或いは移動中であっても常に国民の生活に密着して形態で提供されることが望まれるが、現時点でそのような緊急地震速報端末は提供されていない。
一方、緊急地震速報を提供するサービス事業者側の観点からは、緊急地震速報の配信を事業として成立させるためには、緊急地震速報の配信に対する適切かつ簡便な課金システムの確立とその課金システムに対応した緊急地震速報端末およびその使用方法が必要となる。しかしながら、現時点で緊急地震速報の配信に対する課金システムやその課金システムに対応した緊急地震速報端末およびその使用方法は提供されていない。
このため、緊急地震速報を提供するサービス事業が普及してきていない。
特許文献1には、携帯電話の制御チャネルを用いて緊急データを総ての携帯電話の所有者に配信するシステムが開示されているが、地震や津波の影響のない地域の住民にも緊急データが配信される虞があり、かえって混乱を招く懸念がある。また、住民が最も関心のある「いつ、どの程度の地震や津波が到来するのか」という情報までを配信するものではない。さらに、緊急地震速報の配信を事業として成立させるために必要となる課金システムに関する技術は開示されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、利用者の生活に密着した形態で有用かつ高い利便性と信頼性とを有するとともに、適切かつ簡便な課金システムに対応した緊急地震速報配信システム、その配信方法およびその利用契約方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明に係る緊急地震速報配信システムは、地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、予め契約された携帯電話型端末に対して公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信する情報供給部と、公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局と、基地局で生成される緊急地震予測情報を受信し表示する携帯電話型端末とを備え、基地局は、前記情報供給部から配信される緊急地震速報から前記基地局の位置における緊急地震予測情報を生成することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る緊急地震速報配信システムは、地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、FM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に前記緊急地震速報を配信する情報供給部と、FM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方から前記緊急地震速報を受信するとともに自己位置の検出手段又は自己位置の入力手段を具備した地震情報受信端末とを備え、前記地震情報受信端末は、情報供給部から予め付与された制御鍵情報によって緊急地震速報を有効化する制御部と、有効化された緊急地震速報と自己位置とから緊急地震予測情報を生成し表示することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る緊急地震速報配信システムは、地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、予め契約された携帯電話型端末に対して公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信するとともにFM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に前記緊急地震速報を配信する情報供給部と、公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局と、基地局で生成される緊急地震予測情報とFM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方から緊急地震速報とを受信する携帯電話型端末とを備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る緊急地震速報配信システムの配信方法は、地震観測網の地震情報に基づいて生成される緊急地震速報を配信する緊急地震速報配信システムの配信方法において、緊急地震速報を生成する生成部から緊急地震速報を受信し、公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信し、公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局において、配信される緊急地震速報と基地局の位置とから、基地局の位置における緊急地震予測情報を生成し、予め契約された携帯電話型端末に対して前記緊急地震予測情報を送信することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る緊急地震速報配信システムの配信方法は、地震観測網の地震情報に基づいて生成される緊急地震速報を配信する緊急地震速報配信システムの配信方法において、緊急地震速報を生成する生成部から緊急地震速報を受信し、FM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に前記緊急地震速報を配信し、FM多重放送局および前記ビーコン局の少なくとも一方は、自己位置の検出手段又は自己位置の入力手段を具備した地震情報受信端末に緊急地震速報を送信し、地震情報受信端末は、予め付与された制御鍵情報によって前記緊急地震速報を有効化し、有効化された緊急地震速報と自己位置とから緊急地震予測情報を生成し表示することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る緊急地震速報配信システムの配信方法は、地震観測網の地震情報に基づいて生成される緊急地震速報を配信する緊急地震速報配信システムの配信方法において、緊急地震速報を生成する生成部から緊急地震速報を受信し、公衆電話網を介して緊急地震速報を配信するとともにFM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に緊急地震速報を配信し、公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局において、配信される緊急地震速報と基地局の位置とから、基地局の位置における緊急地震予測情報を生成し、基地局から予め契約された携帯電話型端末に対して緊急地震予測情報を送信するとともにFM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方から携帯電話型端末に対して緊急地震速報を送信することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る緊急地震速報配信システムの利用契約方法は、緊急地震予測情報を配信する緊急地震速報配信システムの利用契約方法において、緊急地震速報の配信を受ける携帯電話型端末から前記緊急地震速報を配信する情報供給部に電子メールを送信し、情報供給部は、利用申込用のURLを前記携帯電話型端末に返送し、携帯電話型端末は、前記URLに対応する申し込み画面に表示される契約条件を承諾した後前記申し込み画面に入力される契約内容を情報供給部に送信し、情報供給部は、契約内容の受信によって契約が成立したと判定し前記携帯電話型端末に対する緊急地震速報の配信を開始し、情報供給部は、契約に伴って発生する利用料金を、前記携帯電話型端末の携帯電話料金に含めて課金することを特徴とする。
本発明に係る緊急地震速報配信システムおよびその配信方法によれば、利用者の生活に密着した形態で有用かつ高い利便性と信頼性とを有するとともに、適切かつ簡便な課金システムに対応した緊急地震速報配信システム、その配信方法およびその利用契約方法を提供することができる。
本発明に係る緊急地震速報端末およびその使用方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1のシステム構成を示す図である。
第1の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1は、地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する気象庁等の生成部6から緊急地震速報を受信し、公衆電話網5を介して、予め契約された携帯電話型端末4に対して緊急地震速報を配信する情報供給部2と、公衆電話網5に接続され、所定のエリア内の携帯電話型端末4との間で電波を送受する複数の基地局3と、基地局3で生成される緊急地震予測情報を受信し表示する複数の携帯電話型端末4とを備えて構成される。
ここで、緊急地震速報とは、地震発生時刻、震源位置(例えば震源の緯度、経度、および深さ)、および地震規模(地震マグニチュード)の各情報を含むものである。
また、緊急地震予測情報とは、所定の地点における震度階(震度3、震度5強等)の予測値や、所定の地点に地震の主要動が到達する時刻或いは所定の地点に地震の主要動が到達するまでの余裕時間等をいう。所定の地点とは、携帯電話型端末4が設置されている地点をいう。
震度階は震度階級とも呼ばれるもので、震度0から震度7までの10の階級で地震の揺れの大きさを示すものである。
緊急地震速報は、気象庁等が保有している全国的な地震観測網から得られる初期微動(P波)の地震情報から生成部6(気象庁等)で生成されるものである。
生成された緊急地震速報は、情報供給部2へ供給される。
情報供給部2は、生成部6(気象庁等)から緊急地震速報を受信し、所要の配信システムを介して予め契約してある利用者に対して緊急地震速報を配信するサービスを提供する事業者である。
緊急地震速報の配信方法には種々の形態が考えられるが、既存のシステムを流用することによる経済性や普及の迅速性の観点から、公衆電話網5やFM多重波放送システムを利用して配信する形態が好ましい。
図1に示した第1の実施形態は、公衆電話網5を利用して緊急地震速報を配信する形態のものである。
公衆電話網5に接続される基地局3は、1つの基地局から電波が到達可能な所定の領域(セルと呼ばれることもある。)にある携帯電話型端末4に対して電波を送受し携帯電話型端末4との間で通信回線を形成するものである。
基地局3は、例えば数km間隔に1台配置され、我が国の居住地域をほぼ網目状に覆っている。基地局3はいわゆる携帯電話用の基地局3であってもよいし、PHS用の基地局3であっても良い。
上記のように構成された緊急地震速報配信システム1の動作について説明する。
地震が発生すると生成部6において緊急地震速報が生成され、情報供給部2に送信される。情報供給部2は、予め契約された携帯電話型端末4のデータベースを保有している。
情報供給部2は、このデータベースを参照して契約している携帯電話型端末4に向けて緊急地震速報を公衆電話網5を介して配信する。
配信された緊急地震速報は、最終的に各地の基地局3に達する。緊急地震速報は、地震発生時刻、震源位置(例えば震源の緯度、経度、および深さ)、および地震規模(地震マグニチュード)を示す情報である。従って、緊急地震速報を利用者にとって意味のあるものにするためには、ある特定の地域、即ち携帯電話型端末4の所有者の地域における緊急地震予測情報に変換する必要がある。
第1の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1では、この変換を基地局3で行う形態としている。
図2は、基地局3の細部構成を示す図である。
基地局3は、公衆電話網5から緊急地震速報を受信する受信手段30と、基地局IDを記憶する基地局ID記憶部32と、基地局IDを基地局位置に変換する基地局ID/基地局位置変換部33と、現在時刻タイマー34と、緊急地震予測情報生成部31と、緊急地震予測情報を携帯電話型端末4に送信する送信手段35とを備えて構成される。
基地局IDは、国内の各基地局3に固有の識別番号であり、基地局3の設置後は基地局3の設置位置と基地局IDは1対1に対応するものである。この関係を利用して、基地局ID/基地局位置変換部33に適宜の変換テーブル或いは変換データベースを保有することによって、基地局IDから基地局3の位置を求めることができる。
基地局3の位置と、現在時刻、および緊急地震速報とから次のようにして基地局3の位置における緊急地震予測情報を算出することができる。
一般に、ある地域の震度階は、地震の強度を示す地震マグニチュードから、震源位置とその地域との間の距離による距離減衰を考慮して算出し予測することができる。また、その地域に固有の地盤増幅率(地表面近傍の地盤の状態によって地震による震動加速度が加減速される程度を表した量)を考慮してもよい。なお、地盤増幅率を考慮する形態では、予め全国の各地域に固有な値として震度階算出部37にデータベースとして保存されている。
受信した緊急地震速報に含まれる震源位置と基地局ID/基地局位置変換部33から出力される基地局3の位置とから、距離算出部36において震源位置と基地局3との間の距離Rを算出する。
震源位置と基地局3との間の距離Rが算出された後は、受信した緊急地震速報に含まれる地震マグニチュードと距離Rとから、基地局3の位置における震度階を求める(予測する)ことができる。この際、データベースに保存されている地域に固有の地盤増幅率を用いて補正する形態としてもよい。
次に、地震の主要動が基地局3の地域に到達するまでの余裕時間を算出する(予測する)。
地震の主要動(S波)の伝搬速度Vsは既知であり、約3.5km/秒である。一方、震源位置と基地局3との間の距離Rは既に算出されており、震源位置から基地局3の位置までの主要動の伝搬時間Tsは、Ts=Vs/Rによって算出することができる。
伝搬時間Tsが算出できれば、受信した緊急地震速報に含まれる地震発生時刻t0と、現在時刻tとを用いて、主要動到来までの余裕時間Tを、T=(t0+Ts)−tより算出することができる。
なお、主要動到来までの余裕時間Tに代えて、主要動到来の絶対時刻(t0+Ts)を算出する形態でもよい。
震度階の予測値、主要動到来までの余裕時間等の緊急地震予測情報が算出された後は、この緊急地震予測情報を送信手段35を介して、基地局3周辺の契約された携帯電話型端末4に送信する。
なお、送信手段35は基地局IDを緊急地震予測情報とともに送信する形態としてもよい。
第1の実施形態では、基地局3において緊急地震予測情報が生成されるため、携帯電話型端末4は基本的には送信された緊急地震予測情報をそのまま表示するだけで、自らの位置における震度階や主要動到来までの余裕時間を携帯電話型端末4の使用者に知らしめることができる。
なお、第1の実施形態では、基地局3の位置情報を基に緊急地震予測情報を算出している。このため、携帯電話型端末4そのものの位置とは厳密には異なる。しかしながら、基地局3と携帯電話型端末4との位置が、例えば3.5km離れていたとしても、主要動の速度は約3.5km/秒であるため、主要動到来までの余裕時間における誤差は約1秒程度に留まる。
(2)第2の実施形態
図3は、第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1aのシステム構成を示す図である。
第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1aは、地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部6から緊急地震速報を受信し、FM多重放送局8aおよびビーコン局8b、8cの少なくとも一方に緊急地震速報を配信する情報供給部2aと、FM多重放送局8aおよびビーコン局8b、8cの少なくとも一方から緊急地震速報を受信するとともに自己位置の検出手段又は自己位置の入力手段を具備した地震情報受信端末7とを備えて構成される。
FM多重放送局8aは、音声アナログ信号とデジタル情報を多重化して放送する既存の情報配信システムである。
また、ビーコン局8b、8cは、ITS(Intelligent Transport Systems)におけるVICS(Vehicle Information and Communication System)で渋滞情報等を通行車両に送信する既存の情報配信システムであり、電波ビーコン8bと光ビーコン8cの2種類がある。
なお、FM多重放送局8aおよびビーコン局8b、8cを含めて以降単にFM多重放送局等8という。
第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に既存の情報配信システムを利用することによって、経済的でかつ迅速なシステム構築が可能となる。
FM多重放送局等8、特にFM多重放送局8aは電波の到達距離が携帯電話の基地局3と比べると大きく、FM多重放送局8aと地震情報受信端末7との間の距離が遠くなる場合があり得る。このため、第1の実施形態と同様にFM多重放送局8aにおいて緊急地震予測情報を算出する形態にすると地震情報受信端末7の受信位置によっては震度階や主要動到来までの余裕時間に大きな誤差が生じてくる。
そこで、第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1aでは、緊急地震予測情報の算出を各地震情報受信端末7で行う形態としている。
また、従来のFM多重放送局等8による情報配信の場合、FM多重放送局等8から不特定の地震情報受信端末7に対して情報を一方的に放送する形態であるため、個別の地震情報受信端末7との間の利用契約が困難であった。
そこで、第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1aでは、制御鍵情報を用いることによって個別の契約が可能となる形態としている。
図4は、地震情報受信端末7の構成例を示す図である。
地震情報受信端末7は、FM多重放送局等8からの信号を受信する受信部70と、情報供給部2aから付与される制御鍵情報を入力する入力部71と、制御鍵情報を用いて受信した緊急地震速報を有効化する制御部72と、自己位置を検出する自己位置検出手段74を備える。
また、有効化された緊急地震速報と自己位置とから緊急地震予測情報を生成する緊急地震予測情報生成部73と、生成した緊急地震予測情報を表示する表示部75を備えている。
本実施形態では、受信部70から出力される緊急地震速報は、予め適宜の無効化手段で無効化されたものとしている。無効化の方法は特に限定するものではないが、例えばスクランブル化や暗号化等の手法によってそのままの形態では利用できないように加工するものである。
制御部72において無効化されている緊急地震速報を有効化する。この有効化処理は、制御鍵情報を用いて行う。例えば暗号化された緊急地震速報情報を制御鍵情報で復号化(有効化)する。
制御鍵情報は、情報供給部2と契約した地震情報受信端末7毎に割り当てられるもので、契約成立時に情報供給部2から付与される情報である。制御鍵情報を入力部71から入力し、さらに制御部72に入力することで緊急地震速報を有効化することが可能となる。
情報供給部2と契約していない第三者は、制御鍵情報が与えられないため、地震情報受信端末7を所有していたとしても緊急地震速報を利用することができない。
制御鍵情報によって、契約した地震情報受信端末7のみが緊急地震速報を利用することができ適正な課金が可能となる。
制御鍵情報は後述するように情報供給部2から例えば地震情報受信端末7の利用者が保有する携帯電話に対して付与される。この制御鍵情報を入力部71から地震情報受信端末7に入力する。
入力方法は特に限定しないが、利用者が例えば文字数字列で表された制御鍵情報をキーボード(入力部71)から入力してもよい。また、保有する携帯電話がBluetooth(登録商標)機能を備えている場合にはこの機能を用いて制御鍵情報を入力部71に入力してもよい。
また、地震情報受信端末7はGPS機能等を備えた自己位置検出手段74を内蔵している。カーナビゲーションシステムの受信端末で用いられるGPS受信装置等を適宜組み込むことで自己位置検出手段74は実現できる。
緊急地震予測情報生成部73は、有効化された緊急地震速報と自己位置とから緊急地震予測情報を算出するものであり、基本的な動作は第1の実施形態における基地局3の緊急地震予測情報生成部31(図2参照)と同様である。
算出された緊急地震予測情報は表示部75に表示される。
なお、地震情報受信端末7は緊急地震速報に対応する専用の器材である必要はなく、例えば既存のカーナビゲーションシステムの受信端末に図4に示す各構成の機能を組み込んだ形態であっても良い。
図5は、他の実施形態に係る地震情報受信端末7aの構成を示すものである。自己位置検出手段74を削除し、他のGPS器材等10から得られる自己位置情報を外部から入力部71を介して入力する形態としている。本実施形態に係る地震情報受信端末7aは、自己位置の入力が必要となるため操作性においては地震情報受信端末7に比べて劣るものの、自己位置検出手段74が無いため小型軽量化が可能となる。
(3)第3の実施形態
図6は、第3の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1bのシステム構成を示す図である。
第3の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1bは、公衆電話網5とFM多重放送局等8の双方に緊急地震速報を配信する情報供給部2bと、基地局3と、基地局3およびFM多重放送局等8の双方から緊急地震速報を受信する携帯電話型端末4aとを備えて構成される。
第1および第2の実施形態は、いずれも基地局3およびFM多重放送局等8の一方のみから信号を受信する形態である。しかしながら、地震情報受信端末7を移動用として利用した場合、電波環境の変動による信頼性の低下は完全には排除できない。移動場所によっては基地局3からの電波が受信できない場合がある。また、回線の飽和やシステムダウンによって接続が困難となる場合もありうる。一方、FM多重放送局等8からの電波等も場所によっては受信できなかったり或いはフェージング等の影響で受信困難となる場合がある。
緊急地震速報情報のように人命に関わる重要な情報においては、通信の信頼性や品質は特に重要となる。
第3の実施形態では、基地局3とFM多重放送局等8の双方からの信号を受信できるように構成しているため、いずれか一方からの電波等が切断された場合においても他方から緊急地震速報を受信することが可能となり信頼性の高い緊急地震速報配信システム1bを提供することが可能となる。
図7は、第3の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1bにおける携帯電話型端末4aの構成を示す図である。
携帯電話型端末4aでは、FM多重放送局等8からの信号を受信する受信部Aと、基地局3からの信号を受信する受信部Bを備えている。
受信部Aからは無効化された緊急地震速報が出力される。この緊急地震速報は、制御部42において、入力部41から入力される制御鍵情報によって有効化された後、緊急地震予測情報生成部45に入力される。
一方、受信部Bからは、基地局3で算出された緊急地震予測情報が出力される。
ところで、第3の実施形態では、電波環境等の影響で、FM多重放送局等8からの信号と基地局3からの信号の双方が受信される場合や、いずれか一方の信号が受信される場合がある。携帯電話型端末4aでは、それぞれの場合に応じて次のように処理を行う。
まず、受信判定部46でそれぞれの受信信号の有無を判定する。判定の結果、基地局3からの信号が受信されている場合には、FM多重放送局等8からの信号の受信の有無にかかわらず基地局3から受信される緊急地震予測情報を表示部に出力する。
基地局3からの信号は、基地局3の位置情報を基に緊急地震速報から緊急地震予測情報へ既に変換されたものであり、そのまま表示部に出力することが可能であるからである。
一方、判定の結果、基地局3からの信号が受信されておらず、FM多重放送局等8からの信号のみが受信されている場合には、基地局3からの信号が受信されなくなる直前に受信した基地局3の位置情報と、FM多重放送局等8から受信される緊急地震速報とから緊急地震予測情報を算出する。より具体的には次のように緊急地震予測情報を算出する。
基地局3からの受信信号には緊急地震予測情報の他に基地局IDを含ませることができる(図2参照)。基地局3から信号が受信されている間はこの基地局IDが位置検出部44に入力され、基地局ID/基地局位置変換手段441によって基地局3の位置情報に変換された後、記憶手段442に適宜記憶されていく。基地局3からの信号が受信されなくなっても、その直前の基地局3の位置情報が記憶手段442に記憶されている。
そこで、基地局3からの信号が受信されなくなったときには、記憶手段442に記憶されている最新の位置情報とFM多重放送局等8から受信される緊急地震速報とを用いて緊急地震予測情報を算出する。
例えば携帯電話型端末4aが携帯電話の電波が受信可能な屋外から携帯電話の電波が届かない建物に入ったとしても、屋外で受信できていた時の基地局3の位置情報が記憶されている。この記憶手段422に記憶されている最新の位置情報を用いて緊急地震予測情報を算出する形態としている。
このような形態としても、多くの場合では携帯電話の電波が途絶える領域はそれ程広くなく誤差も一定の範囲内に留まると考えられる。
(4)利用契約方法
図8は、本発明に係る緊急地震速報配信システム1ないし1bの利用契約方法を説明するフローチャートである。
第1および第3の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1、1bの利用契約においては携帯電話型端末4および4aを用いるものとし、第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システム1aの利用契約においては利用者が保有する適宜の携帯電話を用いて利用契約を行うものとしている。なお以下の説明ではこれらを携帯電話型端末等という。
また、各実施形態における情報供給部2、2aおよび2bも以下の説明では情報供給部等という。
まず、ステップST1で、携帯電話型端末等と情報供給部等との間で緊急地震速報配信システム1ないし1bの利用契約を結ぶ。
利用契約が成立した場合には、契約対象となる携帯電話型端末等を情報供給部等のデータベースに登録する(ステップST2)。
ステップST3では、契約内容にFM多重放送局等8の利用が含まれているか否かを判定する。
FM多重放送局等8の利用が契約に含まれている場合には、携帯電話型端末等に対して制御鍵情報を送付する。この制御鍵情報によって地震情報受信端末7や携帯電話型端末4aによってFM多重放送局等8からの緊急地震速報を有効化することが可能となる。
一方、契約内容にFM多重放送局等8の利用が含まれていない場合には、制御鍵情報は携帯電話型端末等には送付されない。この結果、FM多重放送局等8から緊急地震速報が地震情報受信端末7や携帯電話型端末4aに送信されても地震情報受信端末7や携帯電話型端末4aではこの情報を有効化することができず、契約内容が適正に履行されることになる。
ステップST5ないし8は、緊急地震速報配信システム1ないし1bの利用段階のステップである。
ステップST5で、情報供給部等は生成部6から緊急地震速報が受信されるのを待つ。
地震が発生し、生成部6から緊急地震速報が受信されると、緊急地震速報配信システム1a、1bではFM多重放送局等8に対して緊急地震速報を配信する(ステップST6)。また、緊急地震速報配信システム1、1bでは、利用者データベースを参照し、契約済の携帯電話型端末4,4aに対して、公衆電話網5および各基地局3を介して緊急地震速報を配信する。
一方、情報供給部等は、契約内容に応じた利用料金を、携帯電話型端末等の通信料に含めて課金する(ステップST8)。
図9(b)は、ステップST1の利用契約ステップのより詳細なステップを示したものである。まず、利用者の携帯電話型端末等から情報供給部等に対して、例えば空の電子メールを送信する(ステップST11)。
これに応答して、情報供給部等は携帯電話型端末等に対して利用申込用のURLを返送する(ステップST12)。
利用者は、このURLをクリックして情報供給部等から利用契約条件等や利用契約フォームを入手する(ステップST14)。
図9(b)は、情報供給部2から送信する利用条件等が表示された画面の一例を示すものである。
利用者は、契約条件の承諾の旨を情報供給部2に送信した(ステップST15)後にさらに利用契約フォームに必要事項を記入した契約内容を情報供給部2に送信する(ステップST16)。この段階で利用契約が成立したことになる。
契約成立後、その契約にFM多重放送局等8の利用が含まれている場合には、情報供給部等から携帯電話型端末等に対して制御鍵情報が送付される(ステップST17)。
本実施形態に係る配信方法によれば、携帯電話型端末等を用いて簡便な方法で利用契約を行うことができるので、利用契約が簡素化され利用者と情報供給部等の双方にとって利便性の高いものとなっている。また、地震情報受信端末7や携帯電話型端末4、4aの利用料金を、携帯電話型端末等の通信料に含めて課金する形態としているため、簡潔かつ確実な課金が可能となり、情報供給部2の事業性を担保することができる。
また、FM多重放送局等8の利用希望者に対しては、情報供給部等との間の利用契約成立後に使用希望者に制御鍵情報が送付される。このため、情報供給部等はFM多重放送局等8の利用者を特定することが可能となり、適切な課金が可能となる。
なお、本発明は上記の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明の第1の実施形態に係る緊急地震速報配信システムのシステム構成例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る緊急地震速報配信システムにおける基地局の細部構成例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システムのシステム構成例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システムにおける地震情報受信端末の第1の細部構成例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る緊急地震速報配信システムにおける地震情報受信端末の第2の細部構成例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る緊急地震速報配信システムのシステム構成例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る緊急地震速報配信システムにおける携帯電話型端末の細部構成例を示す図。 本発明に係る緊急地震速報配信システムの利用契約方法の一実施形態を説明するフローチャート。 本発明に係る緊急地震速報配信システムの利用契約方法の一実施形態における細部処理を説明する図。
符号の説明
1、1a、1b 緊急地震速報配信システム
2、2a、2b 情報供給部
3 基地局
4、4a 携帯電話型端末
5 公衆電話網
6 生成部
7 地震情報受信端末
8 FM多重放送局等
8a FM多重放送局
8b 電波ビーコン
8c 光ビーコン
30 受信手段
31 緊急地震予測情報生成部
32 基地局ID記憶部
35 送信手段
40 受信部A
41 入力部
42 制御部
43 受信部B
44 位置検出部
45 緊急地震予測情報生成部
46 受信判定部
47 表示部
70 受信部
71 入力部
72 制御部
73 緊急地震予測情報生成部
74 自己位置検出手段
75 表示部

Claims (11)

  1. 地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、予め契約された携帯電話型端末に対して公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信する情報供給部と、
    前記公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局と、
    前記基地局で生成される緊急地震予測情報を受信し表示する携帯電話型端末と、
    を備え、
    前記基地局は、前記情報供給部から配信される緊急地震速報から前記基地局の位置における緊急地震予測情報を生成することを特徴とする緊急地震速報配信システム。
  2. 前記緊急地震速報は、震源位置、地震マグニチュードおよび地震発生時刻を含む情報であり、前記緊急地震予測情報は、震度階の予測値と主要動の到来時刻又は主要動到来までの余裕時間とを含む情報であることを特徴とする請求項1に記載の緊急地震速報配信システム。
  3. 地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、FM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に前記緊急地震速報を配信する情報供給部と、
    前記FM多重放送局および前記ビーコン局の少なくとも一方から前記緊急地震速報を受信するとともに自己位置の検出手段又は自己位置の入力手段を具備した地震情報受信端末とを備え、
    前記地震情報受信端末は、
    前記情報供給部から予め付与された制御鍵情報によって前記緊急地震速報を有効化する制御部と、
    前記有効化された緊急地震速報と前記自己位置とから緊急地震予測情報を生成し表示することを特徴とする緊急地震速報配信システム。
  4. 前記緊急地震速報は、震源位置、地震マグニチュードおよび地震発生時刻を含む情報であり、前記緊急地震予測情報は、震度階の予測値と主要動の到来時刻又は主要動到来までの余裕時間とを含む情報であることを特徴とする請求項3に記載の緊急地震速報配信システム。
  5. 地震観測網の地震情報に基づいて緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、予め契約された携帯電話型端末に対して公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信するとともにFM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に前記緊急地震速報を配信する情報供給部と、
    前記公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局と、
    前記基地局で生成される緊急地震予測情報と前記FM多重放送局および前記ビーコン局の少なくとも一方から前記緊急地震速報とを受信する携帯電話型端末と、
    を備えたことを特徴とする緊急地震速報配信システム。
  6. 前記携帯電話型端末は、
    緊急地震予測情報を表示する表示部と、
    前記基地局からの受信信号に含まれる基地局識別情報から、前記基地局の位置を求めるとともに求めた前記基地局の位置を所定期間毎に記憶する位置検出部と、
    前記基地局からの前記緊急地震予測情報の受信の有無と、前記FM多重放送局および前記ビーコン局の少なくとも一方からの前記緊急地震速報の受信の有無とを判定する受信判定部と、
    前記受信判定部において前記緊急地震予測情報の受信が有りと判定された場合には、前記緊急地震予測情報を前記表示部に出力し、
    前記受信判定部において前記緊急地震速報の受信は有り前記緊急地震予測情報の受信が無いと判定された場合には、前記位置検出部に記憶された最新の前記基地局の位置と、予め前記情報供給部から付与された制御鍵情報で有効化した前記緊急地震速報とから緊急地震予測情報を生成し前記表示部に出力する処理部と、
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の緊急地震速報配信システム。
  7. 前記緊急地震速報は、震源位置、地震マグニチュードおよび地震発生時刻を含む情報であり、前記緊急地震予測情報は、震度階の予測値と主要動の到来時刻又は主要動到来までの余裕時間とを含む情報であることを特徴とする請求項5又は6に記載の緊急地震速報配信システム。
  8. 地震観測網の地震情報に基づいて生成される緊急地震速報を配信する緊急地震速報配信システムの配信方法において、
    前記緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、
    公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信し、
    前記公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局において、前記配信される緊急地震速報と前記基地局の位置とから、前記基地局の位置における緊急地震予測情報を生成し、
    予め契約された携帯電話型端末に対して前記緊急地震予測情報を送信することを特徴とする配信方法。
  9. 地震観測網の地震情報に基づいて生成される緊急地震速報を配信する緊急地震速報配信システムの配信方法において、
    前記緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、
    FM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に前記緊急地震速報を配信し、
    前記FM多重放送局および前記ビーコン局の少なくとも一方は、自己位置の検出手段又は自己位置の入力手段を具備した地震情報受信端末に前記緊急地震速報を送信し、
    前記地震情報受信端末は、予め付与された制御鍵情報によって前記緊急地震速報を有効化し、前記前記有効化された緊急地震速報と前記自己位置とから緊急地震予測情報を生成し表示することを特徴とする配信方法。
  10. 地震観測網の地震情報に基づいて生成される緊急地震速報を配信する緊急地震速報配信システムの配信方法において、
    前記緊急地震速報を生成する生成部から前記緊急地震速報を受信し、
    公衆電話網を介して前記緊急地震速報を配信するとともにFM多重放送局およびビーコン局の少なくとも一方に前記緊急地震速報を配信し、
    前記公衆電話網に接続され所定のエリア内の携帯電話型端末との間で電波を送受する基地局において、前記配信される緊急地震速報と前記基地局の位置とから、前記基地局の位置における緊急地震予測情報を生成し、
    前記基地局から予め契約された携帯電話型端末に対して前記緊急地震予測情報を送信するとともに前記FM多重放送局および前記ビーコン局の少なくとも一方から前記携帯電話型端末に対して前記緊急地震速報を送信することを特徴とする配信方法。
  11. 緊急地震予測情報を配信する緊急地震速報配信システムの利用契約方法において、
    前記緊急地震速報の配信を受ける携帯電話型端末から前記緊急地震速報を配信する情報供給部に電子メールを送信し、
    前記情報供給部は、利用申込用のURLを前記携帯電話型端末に返送し、
    前記携帯電話型端末は、前記URLに対応する申し込み画面に表示される契約条件を承諾した後前記申し込み画面に入力される契約内容を前記情報供給部に送信し、
    前記情報供給部は、前記契約内容の受信によって契約が成立したと判定し前記携帯電話型端末に対する前記緊急地震速報の配信を開始し、
    前記情報供給部は、前記契約に伴って発生する利用料金を、前記携帯電話型端末の携帯電話料金に含めて課金することを特徴とする利用契約方法。
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