JP6962430B2 - 電動エアポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、電動エアポンプに関する。
下記特許文献1には、電動エアポンプを備えたコンプレッサ装置が開示されている。この電動エアポンプでは、モータと、モータにクランクを介して連結されたピストンと、ピストンを収容するシリンダと、を含んで構成されている。そして、モータが駆動することで、ピストンがシリンダ内を往復移動して、シリンダ内の空気を他の装置に送給するようになっている。
特許第5374524号公報
しかしながら、上記電動エアポンプでは、モータの軸線とシリンダの軸線とが、直交する方向に交差しているため、電動エアポンプの体格が大型化するという問題がある。
本発明は、上記事実を考慮し、体格を小型化できる電動エアポンプを提供することを目的とする。
本開示の電動エアポンプは、回転軸にウォームが設けられたモータと、前記ウォームに噛合されたウォームホイール及び一端部が前記ウォームホイールに回転可能に連結されたロッドを含んで構成されたクランクと、前記モータの軸方向に沿って延在されたシリンダの内部に収容され、前記ロッドの他端部に連結され且つ前記クランクの作動によって前記シリンダの延在方向に往復移動すると共に、前記シリンダの一端側へ移動することで前記シリンダの一端部に設けられたバルブから前記シリンダの内部の空気を噴射させるピストンと、を備えている。
上記構成の電動エアポンプによれば、モータの回転軸にウォームが設けられている。このウォームには、クランクを構成するウォームホイールが噛合されており、ウォームホイールには、クランクを構成するロッドの一端部が回転可能に連結されている。また、ロッドの他端部には、ピストンが連結されている。
さらに、ピストンは、シリンダの内部に収容されており、クランクの作動によってピストンがシリンダの延在方向に往復移動する。そして、ピストンがシリンダの一端側へ移動することで、シリンダの一端部に設けられたバルブからシリンダの内部の空気が噴射される。
ここで、シリンダは、モータの軸方向に沿って延在されている。これにより、モータの径方向にシリンダが延在される構成と比べて、モータの径方向における電動エアポンプの体格を小型化することができる。
また、本開示の電動エアポンプは、前記シリンダが、前記モータを収容するモータ収容部に対して前記モータの径方向外側に隣接して配置されている。
上記構成の電動エアポンプによれば、モータを収容するモータ収容部に対して、シリンダがモータの径方向外側に隣接して配置されている。このため、モータの径方向外側のスペースを活用して、シリンダを配置することができる。これにより、モータの軸方向における電動エアポンプの体格を小型化することができる。
また、本開示の電動エアポンプは、前記ウォームホイールの軸方向から見て、前記クランクの軸線と前記シリンダの軸線とが前記モータの径方向にオフセットしている。
上記構成の電動エアポンプによれば、ロッドによってピストンをシリンダの一端側へ効率良く押し出すことができる。すなわち、クランクの作動時には、ロッドが、自身の他端部を中心として揺動しながら往復移動される。そして、クランクの軸線とシリンダの軸線とがオフセットすることで、仮にクランクの軸線とシリンダの軸線とが一致している比較例と比べて、ピストンをシリンダの一端側へ移動させるときのロッドの揺動角度を小さくすることができる。換言すると、比較例と比べて、ロッドをシリンダの軸線に沿うようにシリンダの一端側へ移動させることができる。これにより、ロッドによってピストンをシリンダの一端側へ効率良く押し出すことができる。
また、本開示の電動エアポンプは、前記ウォームホイールの軸方向から見て、前記クランクの軸線が、前記シリンダの軸線と前記モータの軸線との間に配置されている。
上記構成の電動エアポンプによれば、クランクの軸線が、シリンダの軸線とモータの軸線との間に配置されているため、モータの径方向における電動エアポンプの体格を一層小型化することができる。
また、本開示の電動エアポンプは、前記ウォームホイールの軸方向一方側に、前記ロッドが配置されており、前記ウォームホイールの軸方向他方側に、前記モータを駆動させる駆動回路を構成する回路基板が配置されている。
上記構成の電動エアポンプによれば、ウォームホイールの軸方向にクランクと回路基板とを並べて配置することができる。これにより、ウォームホイールの軸方向における電動エアポンプの体格を小型化することができる。
また、本開示の電動エアポンプは、前記ロッドにおいて前記ウォームホイールと該ウォームホイールの回転軸方向に対向する部分が、該ウォームホイールの回転径方向外側から見て該ウォームホイールの回転径方向へ直線状に延在されている。
上記構成の電動エアポンプによれば、ウォームホイールの回転軸を避けるための屈曲部をロッドに形成した場合に比べて、ロッドが配置されるスペースの省スペース化を図ることができる。その結果、電動エアポンプの小型化を図ることができる。
また、本開示の電動エアポンプは、前記クランクが配置されるスペースと前記モータを駆動させる駆動回路を構成する回路基板が配置されるスペースとが、前記ウォームホイールの回転軸方向に隣り合って配置されており、前記クランクが配置されるスペース及び前記回路基板が配置されるスペースが、前記ピストンと該ピストンの移動方向へ重なるように配置されている。
上記構成の電動エアポンプによれば、クランクが配置されるスペース及び回路基板が配置されるスペースが、ピストンと当該ピストンの移動方向へ重なるように配置されている。当該配置とすることにより、電動エアポンプにおけるウォームホイールの回転軸方向への小型化を図ることができる。
図1は、本実施の形態に係る電動エアポンプにおいてピストンが下死点に到達した状態を示す平断面図である。 図2は、図1に示される電動エアポンプにおいてピストンが上死点に到達した状態を示す平断面図である。 図3は、図1に示される電動エアポンプの第2カバーを取外した状態を示す下側から見た下面図である。 図4は、図2に示されるクランク・回路収容部の内部を示す拡大した側断面図(図2の4−4線断面図)である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係る電動エアポンプ10について説明する。電動エアポンプ10は、車両(自動車)に搭載される電動エアポンプとして構成されている。例えば、電動エアポンプ10は、車両のバックドアに取付けられた車載用カメラ(のレンズ)にエアを吹きつけるエア吹付装置に接続されて、当該エア吹付装置にエアを供給する電動エアポンプとして構成されている。以下、具体的に説明する。なお、以下の説明では、図4に示される矢印A及び矢印B方向を電動エアポンプ10の上下方向とする。また、上下方向に直交する図1〜図3に示される矢印C及び矢印D方向を第1方向と称し、第1方向に直交する矢印E及び矢印F方向を第2方向と称する。
図1〜図3に示されるように、電動エアポンプ10は、電動エアポンプ10の外郭を構成するハウジング12と、モータ30(図1及び図2参照)と、モータ30の駆動力をピストン50に伝達させるためのクランク40(図1及び図2参照)と、電動エアポンプ10からエア(空気)を排出(噴射)させるための「バルブ」としてのチェックバルブ60と、モータ30の駆動を制御するための駆動回路80(図3参照)と、を含んで構成されている。以下、電動エアポンプ10のこれら各構成について説明する。
(ハウジング12について)
ハウジング12は、上側から見た平面視で、第1方向を長手方向とする略矩形状に形成されると共に、中空の構造体として構成されている。また、ハウジング12は、後述するモータ30を収容するモータ収容部14と、後述するピストン50を収容するシリンダ16と、後述するクランク40及び駆動回路80(回路基板82)を収容するクランク・回路収容部18と、を有している。
モータ収容部14は、ハウジング12における第1方向一方側(図1〜図3の矢印C方向側)で且つ第2方向一方側(図1〜図3の矢印E方向側)の部分を構成している。また、モータ収容部14は、第1方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。
シリンダ16は、モータ収容部14に対して第2方向他方側(図1〜図3の矢印F方向側)に隣接して配置されている。このシリンダ16は、第1方向を軸方向とする略円筒状に形成される共に、モータ収容部14と一体に形成されている。すなわち、シリンダ16とモータ収容部14とが、第2方向(モータ収容部14の径方向)に平行に並んで配置されている。このため、モータ収容部14の軸線L1(図1及び図2参照)と、シリンダ16の軸線L2(図1及び図2参照)と、が平行に配置されている。
クランク・回路収容部18は、モータ収容部14及びシリンダ16に対して第1方向他方側(図1〜図3の矢印D方向側)に隣接して配置されている。また、図3に示されるように、クランク・回路収容部18は、上下方向に開放された略矩形筒状に形成されて、モータ収容部14及びシリンダ16と一体に形成されている。図4に示されるように、クランク・回路収容部18には、クランク・回路収容部18の内部を上下方向に区画する区画壁20が設けられており、区画壁20におけるモータ収容部14(図4では不図示)及びシリンダ16側の端部が、下側へ略クランク状に屈曲されて、モータ収容部14及びシリンダ16と一体に形成されている。そして、クランク・回路収容部18における区画壁20によって区画された上側(図4の矢印A方向側)の部分が、クランク収容部18Aとされており、クランク収容部18Aの内部と、モータ収容部14及びシリンダ16の内部と、が連通されている。そして、クランク収容部18Aの開口部は、第1カバー22によって閉塞される構成になっている。一方、クランク・回路収容部18における区画壁20によって区画された下側(図4の矢印B方向側)の部分は、回路収容部18Bとされており、回路収容部18Bの開口部が、第2カバー24によって閉塞される構成になっている。すなわち、本実施形態では、クランク収容部18Aと回路収容部18Bとが区画壁20を境界として上下方向に重なるように配置されている。
区画壁20には、後述するウォームホイール42を軸支するための軸部20Aが一体に形成されている。この軸部20Aは、円柱状に形成されて、区画壁20から上側へ突出されると共に、平面視でモータ収容部14の軸線L1とシリンダ16の軸線L2との間に配置されている(図1参照)。また、区画壁20には、後述する回路基板82を固定するための複数(本実施の形態では、3箇所)のボス20Bが一体に形成されており、ボス20Bは、円柱状に形成されて、区画壁20から下側へ突出されている。また、ボス20Bの下面(先端面)には、中心部において、下側へ開放された凹部が形成されている。
また、モータ収容部14とクランク収容部18Aとの間には、両者を隔てると共にクランク収容部18A側のグリスがモータ収容部14内に飛散することを抑制する区画壁21が設けられている。
(モータ30について)
図1及び図2に示されるように、モータ30は、所謂ブラシ付直流モータとして構成されている。モータ30は、略円柱状のモータ本体30Aを有しており、このモータ本体30Aは、内周面にマグネット30Cが固定されていると共に当該マグネット30Cが固定された部分の外周面に磁性体が取付けられた(巻き付けられた)ヨークハウジング30Dを備えている。
モータ本体30Aは、ハウジング12におけるモータ収容部14と同軸上に配置されて、モータ収容部14の内部に嵌入されている。そして、モータ30の回転軸30Bが、モータ本体30Aから第1方向他方側(クランク収容部18A側)へ延出されている。このため、モータ30の軸線が、モータ収容部14の軸線L1に一致しており、前述したシリンダ16がモータ30の軸方向に沿って延在されている。そして、モータ収容部14の長手方向一端部(図1及び図2の矢印C方向側の端部)が、略円盤状のキャップ26によって閉塞されている。
また、回転軸30Bに対して第1方向他方側(クランク・回路収容部18側)には、ウォーム軸32が設けられている。このウォーム軸32は、回転軸30Bと同軸上に配置されており、ウォーム軸32の軸方向一方側(回転軸30B側)の端部が、回転軸30Bの先端部に一体回転可能に連結されている。ウォーム軸32は、長手方向両端部において、一対のベアリング36によって回転自在に支持されており、一対のベアリング36は、区画壁20におけるクランク収容部18A側の部分に固定されている。また、ウォーム軸32の長手方向中間部には、ウォーム34が一体に形成されており、ウォーム34の外周にウォームギヤ34Aが形成されている。これにより、本発明における「回転軸にウォームが設けられた」とは、ウォーム34が回転軸30Bに別体に設けられている場合も含んでいる。なお、本実施の形態では、ウォーム軸32と回転軸30Bとが別体で構成されているが、ウォーム軸32と回転軸30Bとを一体に構成してもよい。
(クランク40について)
クランク40は、ウォームホイール42と、ロッド46と、を含んで構成されている。ウォームホイール42は、上下方向を軸方向とする略円盤状に形成されて、ハウジング12の軸部20Aに回転自在に軸支されている。これにより、ウォームホイール42がクランク収容部18A内に収容されている。また、ウォームホイール42の外周部が、モータ30のウォーム軸32におけるウォーム34に噛合されている。なお、ウォームホイール42及びウォーム34には、潤滑用のグリスが塗布されている。さらに、ウォームホイール42には、後述するロッド46をウォームホイール42に連結させるためのクランクピン44が設けられており、クランクピン44は、略円柱状に形成されて、ウォームホイール42から上側へ突出されている(図4参照)。詳説すると、図4に示されるように、ウォームホイール42には、上側へ開放された凹状の支持孔42Aが形成されており、クランクピン44が、ロッド46の一端部を介して支持孔42A内に嵌入されて、支持孔42Aによって支持されている。また、クランクピン44の上端部には、クランクピン44の径より大径な大径部44Aが一体に形成されている。これにより、ロッド46がクランクピン44から軸方向上側(図4の矢印A方向側)へ抜けることを抑制している。
図1及び図2に示されるように、ロッド46は、上下方向を板厚方向とする略長尺板状に形成されている。また、ロッド46は、第1方向(シリンダ16の延在方向)に沿うように延在されていると共に、平面視でモータ収容部14側へ開放された略V字形に屈曲されていると共に上下方向(板厚方向)へは屈曲されていない。そして、ロッド46の一端側の部分が、ウォームホイール42の上側に配置されており、ロッド46の一端部が、上下方向を軸方向としてクランクピン44に回転可能に支持されている。詳説すると、図4に示されるように、ロッド46の一端部には、第1連結孔46Aが貫通形成されており、第1連結孔46Aは、ウォームホイール42の支持孔42Aと同軸上に配置されている。また、クランクピン44の外径と支持孔42Aの内径とは、略同じ寸法に設定されており、第1連結孔46Aの内径が、クランクピン44の外径よりもわずかに大きく設定されている。そして、クランクピン44が、第1連結孔46A内に挿入されると共に、支持孔42A内に嵌入されている。これにより、ロッド46の一端部が、クランクピン44に回転可能に支持されている。また、ロッド46の長手方向中間部は、ウォームホイール42の径方向外側の位置において、下側に略クランク状に屈曲されている。そして、ロッド46の他端側の部分が、シリンダ16内に配置されており、ロッド46の他端部が、後述するピストン50に連結される構成となっている。また、ロッド46においてウォームホイール42と対向する部分(ウォームホイール42の回転軸方向に対向する部分)は、当該ウォームホイール42の回転径方向外側から見てウォームホイール42の回転径方向へ直線状でかつウォームホイール42の面に対して平行に延在されている。また、ロッド46と軸部20Aとは所定のクリアランスをあけて配置されている。
(ピストン50について)
図1、図2、及び図4に示されるように、ピストン50は、第1方向他方側へ開放された略有底円筒状に形成されると共に、シリンダ16と同軸上に配置されて、シリンダ16の内部に移動可能に収容されている。これにより、ピストン50の軸線とシリンダ16の軸線L2とが一致している。なお、ピストン50の外径は、シリンダ16の内径と略同じ寸法に設定されており、ピストン50とシリンダ16との間には、図示しないシール部材が介在されている。また、ピストン50は、クランク収容部18Aから回路収容部18Bにかけて上下方向に跨るように配置されている。換言すると、クランク収容部18A及び回路収容部18Bが、ピストン50と当該ピストン50の移動方向へ重なるように配置されている。
ピストン50の内部には、上下方向を軸方向とする連結軸52が固定されており、連結軸52の軸線がピストン50の軸線L2を通過するように連結軸52が配置されている。そして、前述したロッド46の他端部が、ピストン50の内部に配置されて、連結軸52に回転可能に連結されている。これにより、ピストン50とクランク40とが連結されている。詳説すると、ピストン50の軸方向中間部には、固定孔50Bが上下方向に貫通形成されている。また、ロッド46の他端部には、第2連結孔46Bが貫通形成されており、第2連結孔46Bは固定孔50Bと同軸上に配置されている。さらに、固定孔50Bの内径と連結軸52の外径とは、略同じ寸法に設定されており、第2連結孔46Bの内径が、連結軸52の外径よりもわずかに大きく設定されている。そして、連結軸52が、固定孔50B内に嵌入されると共に、第2連結孔46B内に挿入されている。これにより、ロッド46の他端部が、連結軸52に回動可能に連結されている。
そして、モータ30が駆動して、クランク40が作動すると、ピストン50がシリンダ16の軸線L2に沿って往復移動する構成になっている。具体的には、モータ30の回転軸30Bが回転方向一方側へ回転される(正転される)ことで、ウォームホイール42が軸部20Aの軸回りに回転方向一方側(図1及び図2の矢印G方向側)へ回転して、ピストン50がロッド46によってシリンダ16の軸線L2(第1方向)に沿って往復移動するように構成されている。これにより、クランク40の軸線L3(詳しくは、ウォームホイール42の回転中心を通過してピストン50の移動方向(第1方向)に沿って延びる線)が、ピストン50(シリンダ16)の軸線L2とモータ30の軸線L1との間において、ピストン50の軸線L2及びモータ30の軸線L1と平行に延在する設定になっている。すなわち、クランク40の軸線L3が、ピストン50(シリンダ16)の軸線L2に対して、第2方向一方側(モータ30側)にオフセットして配置されている。そして、以下の説明では、ピストン50が第1方向一方側(シリンダ16の一端側)へ最も移動された位置を下死点(図1に示される位置)と称し、ピストン50が第1方向他方側(シリンダ16の他端側)へ最も移動された位置を上死点(図2に示される位置)と称する。また、ピストン50の第1方向一方側への移動(ピストン50の上死点から下死点への移動)をピストン50の往動とし、ピストン50の第1方向他方側への移動(ピストン50の下死点から上死点への移動)をピストン50の復動とする。
また、前述したように、ロッド46は、平面視でモータ収容部14側へ開放された略V字形に屈曲されている。これにより、クランク40の作動時には、ロッド46の屈曲部によってロッド46がモータ収容部14に干渉しない構成になっている。
さらに、図4に示されるように、ピストン50の一端部(底壁)には、中央部分において、複数の吸入口50Aが貫通形成されている。これにより、ピストン50の内部(クランク収容部18Aの内部)とシリンダ16の内部とが吸入口50Aによって連通されている。さらに、ピストン50に対して第1方向一方側には、略傘状を成す吸入弁54が設けられている。具体的には、吸入弁54は、ピストン50の軸方向を板厚方向とした略円板状に形成されており、吸入弁54の外周部が、径方向外側へ向かうに従いピストン50側へ傾斜されている。この吸入弁54は、ネジ56によってピストン50の一端部(底壁)に取付けられており、ネジ56の頭部が吸入弁54に対して第1方向一方側に配置されている。また、ネジ56の頭部と吸入弁54との間には、ワッシャ58が介在されている。そして、吸入弁54は逆止弁として構成されている。すなわち、ピストン50の往動時には、吸入弁54の外周部がピストン50の一端部に当接されて、吸入弁54が閉じた状態になるように構成されている。一方、ピストン50の復動時には、シリンダ16の内部が負圧になり、電動ポンプ10の外部から吸入されたエア(空気)がシリンダ16の内部に向かうことで、吸入弁54の外周部が開弁して(ピストン50の一端部から離れて)、吸入口50Aからシリンダ16内にエア(空気)が吸入される構成になっている。
(チェックバルブ60について)
図1及び図2に示されるように、チェックバルブ60は、バルブ本体部62と、蓋部64と、ストッパ66と、ストッパスプリング68と、弁70と、を含んで構成されている。バルブ本体部62は、第1方向他方側へ開放された略有底円筒状に形成されており、バルブ本体部62の開口端部が、シリンダ16の一端部に嵌入されている。これにより、シリンダ16の一端部がバルブ本体部62によって閉塞されている。バルブ本体部62の内部には、後述するストッパ66を収容するためのストッパ収容部62Aが形成されている。このストッパ収容部62Aは、シリンダ16側へ開放された凹状に形成されると共に、第2方向にて断面略円形状に形成されている。
バルブ本体部62の底壁には、略円筒状の接続部62Bが一体に形成されており、接続部62Bは、シリンダ16の軸線L2と同軸上に配置されると共に、バルブ本体部62の底壁から第1方向一方側(シリンダ16の軸方向一方側)へ突出されている。そして、接続部62Bには、図示しないホースが接続されており、電動エアポンプ10からホース内にエアが供給されて、当該エアがエア吹付装置に供給される構成になっている。
また、バルブ本体部62の底壁には、後述するストッパスプリング68を取付るための略円筒状の取付筒部62Cが一体に形成されており、取付筒部62Cは接続部62Bと同軸上に配置されると共に、ストッパ収容部62A側へ突出されている。そして、接続部62B及び取付筒部62Cの内部は連通されており、この連通された部分が排気通路62Dとされている。これにより、排気通路62Dによって電動エアポンプ10の外部(ホースの内部)とストッパ収容部62Aとが連通されている。さらに、排気通路62Dにおける接続部62B側の開口端部が、排気口62Eとされている。
蓋部64は、第1方向他方側へ開放された比較的底の浅い有底円筒形状に形成されている。蓋部64は、シリンダ16の一端部の内部に配置されると共に、バルブ本体部62の開口端部に嵌入されている。また、蓋部64の底壁には、第1方向一方側へ突出された突出部64Aが形成されており、突出部64Aはストッパ収容部62Aの開口端部内に嵌入されている。さらに、突出部64Aには、略円形状の排気孔64Bが貫通形成されており、排気孔64Bはシリンダ16の軸線L2と同軸上に配置されている。
ストッパ66は、第1方向一方側へ開放された有底円筒状のストッパ本体66Aを有している。このストッパ本体66Aは、第1方向(シリンダ16の軸方向)に移動可能にバルブ本体部62のストッパ収容部62A内に収容されている。これにより、ストッパ66が、図1に示される開位置と、図2に示される閉位置と、の間を移動可能に構成されている。このストッパ本体66Aの底壁には、複数の連通孔66A1が形成されており、連通孔66A1はストッパ本体66Aの周方向に並んで配置されると共に、前述した蓋部64の排気孔64Bに対して径方向外側に配置されている。
ストッパ本体66Aの底壁とバルブ本体部62の底壁との間には、圧縮コイルスプリングとして構成されたストッパスプリング68が、圧縮変形した状態で設けられている。そして、ストッパスプリング68の一端部の内部に取付筒部62Cが挿入されており、ストッパスプリング68の他端部がストッパ本体66A内に配置されて、ストッパ本体66Aの底壁に当接されている。これにより、ストッパ66がストッパスプリング68によってシリンダ16の軸方向他方側(蓋部64側)へ付勢されて、閉位置に配置される構成になっている。
また、ストッパ本体66Aの底壁には、中央部において、略円柱状のストッパ軸66Bが一体に形成されており、ストッパ軸66Bは、ストッパ本体66Aの底壁から蓋部64側へ突出されている。このストッパ軸66Bの外径は、排気孔64Bの内径よりも小さく設定されており、ストッパ軸66Bが排気孔64B内に挿通されている。そして、ピストン50が下死点に到達するときには、ピストン50のネジ56の頭部が、ストッパ軸66Bの先端を第1方向一方側へ押圧して、ストッパ66が開位置へ移動される構成となっている。
弁70は、略円環板状に形成されている。そして、弁70の内部にストッパ軸66Bが嵌入されて、弁70がストッパ軸66Bの基端部に対して径方向外側に配置されている。また、弁70の外径は、排気孔64Bの内径より大きく設定されている。これにより、ストッパ66が閉位置に配置された状態では、弁70によって、排気孔64Bが閉塞される構成になっている。また、弁70は、ストッパ本体66Aの連通孔66A1に対して径方向内側に配置されている。換言すると、弁70の外径が、連通孔66A1に対して径方向内側に配置されるように設定されている。このため、ストッパ66が開位置側へ移動されることで排気孔64Bが開かれて、シリンダ16の内部と、電動エアポンプ10の外部とが、排気孔64B、連通孔66A1、及び排気通路62Dによって連通される構成となっている。
(駆動回路80について)
図3及び図4に示されるように、駆動回路80は、前述したモータ30の駆動を制御する回路として構成されている。この駆動回路80は、略矩形板状の回路基板82を有しており、回路基板82は、上下方向(ウォームホイール42の軸方向)を板厚方向として、回路収容部18B内に収容されている。具体的には、回路基板82がハウジング12における区画壁20のボス20Bの先端上に載置されて、ネジ84がボス20Bの凹部に螺合されることで、回路基板82がネジ84によってハウジング12に固定されている。この回路基板82には、駆動回路80に電力を供給するコネクタ86が搭載されており、コネクタ86は、ハウジング12から第1方向他方側へ突出されている。また、回路基板82は、モータ30と電気的に接続されており、回路基板82には、モータ30を駆動制御する、図示しない電子部品が搭載されている。これにより、モータ30の駆動が、駆動回路80によって制御される構成になっている。
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された電動エアポンプ10では、駆動回路80によってモータ30が駆動されると、モータ30の回転軸30Bが回転方向一方側へ回転される(正転される)。このため、回転軸30Bに一体回転可能に設けられたウォーム軸32が回転方向一方側へ回転して、クランク40が作動する。具体的には、ウォームホイール42が軸部20Aの軸回りに回転方向一方側へ回転されて、ロッド46によって連結されたピストン50が、シリンダ16の軸方向に沿って上死点と下死点との間を往復移動する。
(ピストン50の上死点から下死点への移動について)
図2に示されるように、ピストン50が上死点に配置された状態では、ピストン50がチェックバルブ60に対して第1方向他方側へ離間して配置されている。このため、チェックバルブ60では、ストッパスプリング68の付勢力によってストッパ66が閉位置に配置されて、弁70によって排気孔64Bが閉塞されている。そして、上死点から下死点へピストン50が往動すると、ピストン50の往動に伴ってシリンダ16内の空気が圧縮される。このときには、ストッパスプリング68の付勢力によって弁70の排気孔64Bに対する閉塞状態が維持されている。
そして、図1に示されるように、ピストン50が下死点に到達するときには、ピストン50の一端側に設けられたネジ56の頭部が、ストッパスプリング68の付勢力に抗して、ストッパ軸66Bの先端部を第1方向一方側へ押圧する。このため、ストッパ66が閉位置から開位置へ移動され、弁70の排気孔64Bに対する閉塞状態が解除されて、排気孔64Bが開かれる。これにより、シリンダ16の内部と、電動エアポンプ10の外部とが、排気孔64B、連通孔66A1、及び排気通路62Dによって連通される。その結果、シリンダ16内の圧縮された空気が、排気口62Eからホース内に排出(噴射)されて、ホースを介してエア吹付装置に供給される。
(ピストン50の下死点から上死点への移動について)
そして、ピストン50が下死点から復動されると、ピストン50の一端側に設けられたネジ56の頭部が、ストッパ軸66Bの先端部から第1方向他方側へ離間される。このため、ストッパスプリング68の付勢力によってストッパ66が開位置から閉位置へ移動されて、弁70によって排気孔64Bが閉塞される。また、ピストン50の復動時には、シリンダ16の内部が負圧になり、電動ポンプ10の外部から吸入されたエア(空気)がシリンダ16の内部に向かうことで、吸入弁54の外周部が開弁してシリンダ16内にエア(空気)が吸入される。さらに、ピストン50が上死点に到達したときには、シリンダ16内においてエア(空気)が吸入された状態となる。
そして、電動エアポンプ10では、モータ30の駆動によって、ピストン50が上死点と下死点との間を往復移動することで、シリンダ16内の圧縮されたエア(空気)がホースを介してエア吹付装置に供給される。
ここで、電動エアポンプ10では、電動エアポンプ10の外郭を構成するハウジング12が、モータ30を収容するモータ収容部14と、ピストン50を収容するシリンダ16と、を含んで構成されている。そして、シリンダ16がモータ30の軸方向に沿って延在されている。これにより、背景技術に記載されたような、モータ30の径方向(モータ30の軸線L1に対して直交する方向)に沿ってシリンダ16が延在される構成と比べて、モータ30の径方向における電動エアポンプ10の体格を小型化することができる。
また、シリンダ16が、モータ収容部14に対して径方向外側に隣接して配置されている。具体的には、ハウジング12において、シリンダ16とモータ収容部14とがモータ30の径方向(第2方向)に並んで配置されている。このため、モータ30の径方向外側のスペースを活用して、シリンダ16を配置することができる。これにより、仮にシリンダ16をクランク・回路収容部18に対して第1方向他方側に配置した場合と比べて、モータ30の軸方向における電動エアポンプ10の体格を小型化することができる。
また、電動エアポンプ10は、ウォームホイール42の軸方向(上下方向)から見て、クランク40の軸線L3とシリンダ16の軸線L2とが第2方向にオフセットしている。これにより、ロッド46によってピストン50を上死点から下死点へ移動させるときに、ピストン50をロッド46によって効率良く押し出すことができる。すなわち、ピストン50が上死点から下死点へ移動するときには、ロッド46の一端部は、軸部20Aの軸回りに回転するため、ロッド46が、自身の他端部(ピストン50との連結部)を中心に揺動しながら移動する(図2の矢印H1及び矢印H2参照)。このため、クランク40の軸線L3とシリンダ16の軸線L2とをオフセットさせることで、仮にクランク40の軸線L3とシリンダ16の軸線L2とが一致している比較例と比べて、ピストン50を往動させるときの上記ロッド46の揺動角度を小さくすることができる。換言すると、比較例と比べて、ロッド46によってピストン50を上死点から下死点へ移動させるときに、ロッド46をシリンダ16の軸線L2に沿うように移動させることができる。これにより、ロッド46によってピストン50を上死点から下死点へ移動させるときに、ピストン50をロッド46によって効率良く押し出すことができる。
また、電動エアポンプ10では、ウォームホイール42の軸方向(上下方向)から見て、クランク40の軸線L3が、シリンダ16の軸線L2とモータ30の軸線L1との間に配置されている。このため、クランク40の軸線L3を、シリンダ16の軸線L2に対してモータ30の軸線L1とは反対側(第2方向他方側)に配置した場合と比べて、モータ30の径方向における電動エアポンプ10の体格を一層小型化することができる。
また、電動エアポンプ10では、ウォームホイール42の上側に、ロッド46の一端側が配置されており、ウォームホイール42の軸方向他方側に回路基板82が配置されている。このため、ウォームホイール42の軸方向にクランク40と回路基板82とを並べて配置することができる。これにより、ウォームホイール42の軸方向における電動エアポンプ10の体格を小型化することができる。
さらに、電動エアポンプ10の一部を構成するモータ30は、マグネット30Cと対応する部位に磁性体が巻き付けられたヨークハウジング30Dを備えている。このため、ヨークハウジング30Dにおいて磁界に寄与しにくい部分(一例としてブラシホルダが収容されている部分)の厚みを薄くすることができる。これにより、モータ30も小型化が図れると共に、当該モータ30を含んで構成された電動エアポンプ10の小型化を図ることができる。
また、電動エアポンプ10では、ロッド46の長手方向中間部が、ウォームホイール42の径方向外側の位置において下側(すなわち、回路収容部18B側)に略クランク状に屈曲されている。これに加えて、ロッド46においてウォームホイール42と対向する部分(ウォームホイール42の回転軸方向に対向する部分)が、当該ウォームホイール42の回転径方向外側から見てウォームホイール42の回転径方向へ直線状でかつウォームホイール42の面に対して平行に延在されている。これにより、ロッド46が配置されるクランク収容部18Aの上下方向への省スペース化を図ることができる。その結果、電動エアポンプ10の上下方向への小型化を図ることができる。
さらに、電動エアポンプ10では、ピストン50が、クランク収容部18Aから回路収容部18Bにかけて上下方向に跨るように配置されている。当該構成とすることにより、電動エアポンプ10の上下方向への小型化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、シリンダ16の軸線L2とモータ30の軸線L1とが平行に設定されているが、上下方向から見て、シリンダ16の軸線L2をモータ30の軸線L1に対して多少傾けて配置してもよい。すなわち、本発明における「モータの軸方向に沿って延在されたシリンダ」とは、モータの軸方向に対して傾いた方向にシリンダが延在された場合も含んでいる。そして、この場合においても、モータ30の径方向(軸方向に対して直交する方向)に沿ってシリンダ16が延在される構成と比べて、モータ30の径方向における電動エアポンプ10の体格を小型化することができる。
また、本実施の形態では、モータ収容部14とシリンダ16とが隣接するように設定されているが、上下方向から見て、モータ収容部14とシリンダ16との長手方向の間にクランク40を配置してもよい。この場合において、モータ30の径方向(軸方向に対して直交する方向)に沿ってシリンダ16が延在される構成に比べて、モータの径方向における電動エアポンプ10の体格を小型化することができる。
また、本実施の形態では、モータ30の回転軸30Bが回転方向一方側へ回転されることで、ピストン50が上死点と下死点との間を往復移動する構成になっている。これに代えて、駆動回路80によってモータ30の回転軸30Bを正逆回転させて、ピストン50を上死点と下死点との間で往復移動させてもよい。
また、本実施の形態では、ピストン50の第1方向一方側に設けられたネジ56の頭部によってストッパ軸66Bを押すことで、チェックバルブ60が開弁される構成になっている。これに代えて、ピストン50が往動しシリンダ16の内部(シリンダ16とピストン50とで形成される空間)の圧力が一定以上になったときに開弁するようなチェックバルブ60の構成にしてもよい。この場合では、シリンダ16の内部の圧力が一定以上になったときにチェックバルブ60が開弁するように、ストッパスプリング68の付勢力が設定される。
また、シリンダ16内部の圧力が一定以上になったときに開弁するチェックバルブ60の構成では、接続部62B(排気孔64B)がシリンダ16の軸線L2と同軸である必要はない。例えば、接続部62B(排気孔64B)がシリンダ16の径方向外側(シリンダ16の軸線L2に対して直交する方向)であってもよい。
また、本実施の形態では、図4に示されるように、回路基板82(回路収容部18B)がシリンダ16と上下方向(ウォームホイール42の軸方向)にオーバーラップするように配置された構成となっている。これに代えて、回路基板82がシリンダ16と上下方向にオーバーラップしないように配置してもよい。この場合では、回路基板82がシリンダ16と上下方向にオーバーラップする構成に比べて、上下方向のおける電動エアポンプ10の体格を小型化することができる。
10…電動エアポンプ、14…モータ収容部、16…シリンダ、30…モータ、30B…回転軸、40…クランク、42…ウォームホイール、46…ロッド、50…ピストン、60…チェックバルブ(バルブ)、80…駆動回路、82…回路基板、L1…モータの軸線、L2…シリンダの軸線、L3…クランクの軸線

Claims (4)

  1. 回転軸にウォームが設けられたモータと、
    前記ウォームに噛合されたウォームホイールと、
    前記ウォームホイールに回転によって前記モータの軸方向に沿って往復移動するロッドと、
    排気口を有し、前記モータの軸方向に延在されたシリンダと、
    前記モータを駆動させる駆動回路を構成する回路基板と、
    前記シリンダの内部に収容され、前記ロッドの移動に伴い前記シリンダに沿って移動されることで、前記シリンダ内の空気を前記排気口から排気するピストンと、
    前記モータを収容するモータ収容部と、前記シリンダと、を有し、前記ウォームホイール及び前記回路基板が収容されるハウジングと、
    を備え、
    前記ウォームホイールの軸方向から見て、前記ウォームホイールの回転中心を通過して前記ピストンの移動方向に沿って延びる線が、前記シリンダの軸線と前記モータの軸線との間に配置されており、
    前記ハウジングの内部において前記ウォームホイールの軸方向一方側に、前記ロッドが配置されており、
    前記ハウジングの内部において前記ウォームホイールの軸方向他方側に、前記回路基板が配置されており、
    前記回路基板には、前記駆動回路に電力を供給するコネクタが搭載されており、
    前記コネクタは、前記ウォームホイールの軸方向から見て、前記ウォームホイールに対して前記ピストンの移動方向における前記ピストンとは反対側において前記ハウジングから突出されている電動エアポンプ。
  2. 前記モータ及び前記ピストンは、前記ウォームホイールの軸方向から見て、前記ウォームホイールに対して前記ピストンの移動方向一方側に配置されている請求項1に記載の電動エアポンプ。
  3. 前記シリンダと前記モータ収容部とが一体に形成された前記ハウジングを有する請求項1又は請求項2に記載の電動エアポンプ。
  4. 前記ハウジングの内部において前記ロッドが配置される前記ウォームホイールの軸方向一方側と、前記ハウジングの内部において前記回路基板が配置される前記ウォームホイールの軸方向他方側と、が区画壁によって区画されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電動エアポンプ。
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