JP6958443B2 - フィルムの乾燥方法 - Google Patents

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本発明は、フィルムの乾燥方法に関する。
塗布された接着剤の溶剤成分を除去する等の目的のため、単層のフィルム又は積層フィルムを乾燥する種々の装置が提案されている。
特許文献1では、少なくとも第1のフィルムと第2のフィルムとを接着剤を介して貼着して積層フィルムを製造するラミネート装置において、第1のフィルムと第2のフィルムとを供給する手段と、第1のフィルム、及び/又は第2のフィルムに接着剤を塗布する手段と、第1のフィルムと第2のフィルムとを貼り合せる手段と、積層フィルムを巻き取る手段と、巻き取り手段の近傍に巻き取られた積層フィルムを加温する加熱手段とを含み、かつ、積層フィルムの巻き取りの中心からみて、積層フィルムの巻き付け開始位置と、加熱手段の近接位置とのなす角度が、90°以上離れた位置に配置されることを特徴とする、ラミネート装置が開示されている。
特許文献2では、基材に接着剤を転写する接着剤転写ロールと、転写された接着剤を乾燥させる乾燥部と、基材とラミネート材とを接着するピンチロールとを備えたドライラミネート装置において、密閉空間を有する接着剤塗布部材を接着剤転写ロールに沿って設置するとともに、接着剤塗布部材の密閉空間部内に接着剤を供給する供給ポンプと、接着剤転写ロールを基材の搬送方向と逆方向に回転駆動する回転駆動部とを設けたことを特徴とする、ドライラミネート装置が開示されている。
特許文献3では、少なくとも第1のフィルムと第2のフィルムとを接着剤を介して貼着して積層フィルムを製造するラミネート装置において、第1のフィルムと第2のフィルムとを供給する手段と、第1のフィルム、及び/又は第2のフィルムに接着剤を塗布する手段と、第1のフィルムと第2のフィルムとを貼り合せる手段と、積層フィルムを巻き取る手段と、巻き取り手段により巻き取られた後の積層フィルムを加温する加熱手段とを含むことを特徴とする、ラミネート装置が開示されている。
特開2006−168330号公報 特開平8−276554号公報 特開2011−201316号公報
乾燥装置を小型化することができ、かつ乾燥後のフィルムの巻き締まりを抑制できる、フィルムの乾燥方法を提供する必要性が存在する。
本発明者らは、鋭意検討したところ、以下の手段により上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記のとおりである:
〈態様1〉送り出しローラーに巻き取られている未乾燥の帯状フィルムを送り出すこと、
送り出した前記帯状フィルムを、加熱ローラーで加熱し、そして乾燥装置へと供給すること、
供給した未乾燥の前記帯状フィルムを、前記乾燥装置で乾燥させること、
乾燥させた前記帯状フィルムを、冷却ローラーで冷却し、そして巻き取りローラーで巻き取ること
を含む、フィルムの乾燥方法。
本発明によれば、乾燥装置を小型化することができ、かつ乾燥後のフィルムの巻き締まりを抑制できる、フィルムの乾燥方法を提供することができる。
図1は、フィルムを乾燥させる本発明の方法に用いる乾燥システムの概念図である。 図2は、フィルムを乾燥させる従来の方法に用いる乾燥システムの概念図である。
《フィルムの製造方法》
図1に示すように、フィルムを乾燥する本発明の方法は、
送り出しローラー10に巻き取られている未乾燥の帯状フィルム2aを送り出すこと、
送り出した帯状フィルム2aを、加熱ローラー20で加熱し、そして乾燥装置30へと供給すること、
供給した未乾燥の帯状フィルムを、乾燥装置30で乾燥させること、
乾燥させた帯状フィルムを、冷却ローラー40で冷却し、そして巻き取りローラー50で巻き取ること
を含む。
本発明の方法のために用いる乾燥システム100においては、上記の各構成の間に随意の中継ロール60が存在していてもよい。
図2に示す従来の乾燥システム200においては、未乾燥の帯状フィルム2aが周囲温度の環境から直接的に乾燥装置30に供給されることとなる。周囲温度の帯状フィルムを乾燥させる場合、未乾燥の帯状フィルム2aを周囲温度から乾燥温度まで昇温させ、そしてその乾燥温度で乾燥を行う必要がある。したがって、乾燥装置30では、乾燥温度で乾燥を行うための領域に加えて、周囲温度から乾燥温度までの昇温のための領域を確保しなければならず、その結果、乾燥装置が大型となり、設備費が上昇する虞があった。
また、乾燥システム200においては、乾燥させた帯状フィルム2bが、高温状態のままで巻き取られることとなり、その結果、巻き取られた帯状フィルムが周囲温度の環境にさらされて熱収縮するため、帯状フィルムの巻き締まりが生じることがあった。
これに対し、図1に示す本発明の方法においては、乾燥装置30の前の位置に加熱ローラー10を設けることにより、未乾燥の帯状フィルム2aを予熱することができる。その結果、乾燥装置30内で、帯状フィルム2aの乾燥の前に帯状フィルム2aを昇温させる必要がなくなるため、乾燥装置30の領域全体を乾燥のために有効に活用できることとなる。
更に、乾燥装置30を経た後の位置に冷却ローラー40を設けることにより、周囲温度に近い温度まで、乾燥後の帯状フィルム2bを冷却することができる。その結果、巻き取り後の帯状フィルムの巻き締まりが抑制されることとなる。
乾燥システム100の全体、又は乾燥装置30は、真空下にあってよい。これにより、良好に水分等が蒸発でき、その結果、更に乾燥を促進させることができる。
以下では、本発明の方法に用いる帯状フィルム、加熱ローラー、乾燥装置、及び冷却ローラーについて、適宜図面を参照しながら説明する。
〈帯状フィルム〉
帯状フィルムは、単層のフィルムであってもよく、又は電池用ラミネートフィルム等の積層フィルムであってもよい。
ここで、電池用ラミネートフィルムは、金属層及びシーラント材層を有するフィルムであってよい。電池用ラミネートフィルムに用いられる金属層としては、例えばアルミニウム又はステンレス(SUS)鋼等を用いることができる。
シーラント材層としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、又はポリ塩化ビニル等のポリオレフィンを用いることができる。
また、電池用ラミネートフィルムは、ナイロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、上記のポリオレフィン等の熱可塑性樹脂で構成されている随意の基材層を更に有していてもよい。
上記の各層の間には、随意の接着層が存在していてもよい。接着層としては、例えばドライラミネート接着剤、ホットメルト接着剤等が挙げられる。
〈加熱ローラー〉
図1に示すように、加熱ローラー20は、加熱機構22を有していてよい。加熱機構は、例えば熱媒を循環させる機構であってよい。
加熱機構が熱媒を循環させる機構である場合、循環の方向は、随意の方向であってよいが、熱媒の流れを帯状フィルムの送り方向に対して向流として、加熱効率を良好にすることができる。具体的には、図1の点線矢印で示すように、帯状フィルムの送り方向に対向するようにして熱媒を循環させることが好ましい。
加熱ローラーは、帯状フィルムの片側又は両側に接していてよい。特に帯状フィルムが積層フィルムである場合、より特に帯状フィルムが異なる物性の2以上のフィルムの積層フィルムである場合には、加熱ローラーは、帯状フィルムの両側に接していることが、帯状フィルムを両側から加熱して、乾燥に最適な温度まで高めることを容易とする観点から好ましい。
〈乾燥装置〉
乾燥装置は、乾燥機構を有していてよい。乾燥機構としては、例えば熱を印加するランプ等を用いることができる。
乾燥機構は、帯状フィルムの片側から又は両側から乾燥できるように配置されていてよい。特に、帯状フィルムが積層フィルムである場合、より特に帯状フィルムが異なる物性の2以上のフィルムの積層フィルムである場合には、乾燥機構は、帯状フィルムの両側に接していることが、帯状フィルムを両側から加熱して、乾燥を良好に進行させる観点から好ましい。
〈冷却ローラー〉
図1に示すように、冷却ローラー40は、冷却機構42を有していてよい。冷却機構は、例えば冷媒を循環させる機構であってよい。
冷却機構が、冷媒を循環させる機構である場合、循環の方向は、随意の方向であってよいが、冷媒の流れを帯状フィルムの送り方向に対して向流として、冷却効率を良好にすることができる。具体的には、図1の点線矢印で示すように、帯状フィルムの送り方向に対向するようにして冷媒を循環させることが好ましい。
冷却ローラーは、帯状フィルムの片側又は両側に接していてよい。特に、帯状フィルムが積層フィルムである場合、より特に帯状フィルムが異なる物性の2以上のフィルムの積層フィルムである場合には、冷却ローラーは、帯状フィルムの両側に接していることが、帯状フィルムを両側から冷却して、巻き取り後のフィルムの収縮をより良好に抑制する観点から好ましい。
2a 未乾燥の帯状フィルム
2b 乾燥させた帯状フィルム
10 送り出しローラー
20 加熱ローラー
22 加熱機構
30 乾燥装置
32 乾燥機構
40 冷却ローラー
42 冷却機構
50 巻き取りローラー
60 中継ローラー
100 本発明の方法における乾燥システム
200 従来の方法における乾燥システム

Claims (1)

  1. 送り出しローラーに巻き取られている未乾燥の帯状フィルムを送り出すこと、
    送り出した前記帯状フィルムを、送り出した前記帯状フィルムの両側に接している加熱ローラーで加熱し、そして乾燥装置へと供給すること、
    供給した未乾燥の前記帯状フィルムを、前記乾燥装置で乾燥させること、
    乾燥させた前記帯状フィルムを、乾燥させた前記帯状フィルムの両側に接している冷却ローラーで冷却し、そして巻き取りローラーで巻き取ること
    を含かつ
    前記帯状フィルムが、積層フィルムである、
    フィルムの乾燥方法。
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