JP6952566B2 - 天板付什器 - Google Patents

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Description

本発明は、天板付什器に関する。
デスクやテーブル、作業台などの天板付什器として、使用者の下肢の疲労を軽減させるために、使用者が一時的に足を載せることができる足載せ部が設けられた天板付什器が知られている。特許文献1に開示された天板付什器では、天板を支持する支柱部の奥側(使用者が対向する側と離間する側)に足載せ部が設けられており、椅子に着座して天板付什器に対向する使用者が足載せ部に足を載せられるように構成されている。
また、使用者の体格や姿勢に合せて天板を昇降可能な天板付什器が知られている(例えば、特許文献2参照)。このような天板付什器は、天板の高さを椅子に座った着座姿勢の使用者に適した高さや、設置面(床面)に起立した起立姿勢の使用者に適した高さに設定することができる。
特許文献2に開示された天板付什器には、設置面に設置され、上面が外縁部から中央に向かって漸次緩やかに上側に向かう錐型状に形成され、中央部分に天板と接続される支柱部が上方に延びるベースが設けられている。
特許第4335282号公報 特許第3391285号公報
ところで、起立姿勢で天板付什器を使用する使用者も下肢が疲労することがある。このため、特許文献2に開示されたような天板付什器を起立姿勢で使用する使用者は、下肢に疲労を感じた際にはベースの上面に足を載せて楽な姿勢にしようとすることが考えられる。しかしながら、ベースは使用者が足を載せることを目的として設けられたものではないため、使用者が足を載せようとすると不自然な姿勢になる虞がある。
また、特許文献1に開示された足載せ部は、着座姿勢の使用者が足を載せる構造であるため、起立姿勢の使用者が足を載せようとすると位置が遠く使いづらいという問題がある。
そこで、本発明は、起立姿勢の使用者が快適な姿勢で使用することができる天板付什器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る天板付什器は、起立した使用者が使用可能な作業面を有する天板部と、設置面に設置されて前記天板部を支持する脚部と、を有する天板付什器において、前記天板部は、前記使用者が対向する使用者側縁部を有し、前記脚部は、前記設置面に設置されるベース部と、前記ベース部から上方へ延び前記天板部と接続される支柱部と、前記支柱部に対して少なくとも前記使用者側縁部側に配置されて、前記使用者が足を載せることが可能な足載せ部と、を有し、前記ベース部は、前記支柱部が設けられた基部と、前記基部における前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に交差する方向の両側からそれぞれ前記基部よりも前記使用者側縁部側に延びる一対の脚杆と、を有し、前記足載せ部は、前記基部に設けられ、前記基部は、前記設置面と離間し、前記足載せ部は、前記一対の脚杆の上面と連続して設けられていることを特徴とする。
本発明では、前記支柱部に対して少なくとも使用者側縁部側に配置されて、前記使用者が足を載せることが可能な足載せ部を有している。このため、使用者側縁部に対向した使用者が起立姿勢の場合に、無理な姿勢になることなく足載せ部に容易に足を載せることができる。これにより、起立姿勢の使用者が、例えば下肢に疲労を感じた場合などに足を足載せ部に載せて楽な姿勢とすることができるため、天板付什器を快適な姿勢で使用することができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記ベース部は、前記支柱部が設けられた基部と、前記基部における前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に交差する方向の両側からそれぞれ前記基部よりも前記使用者側縁部側に延びる一対の脚杆と、を有し、前記足載せ部は、前記基部に設けられている。
このような構成とすることにより、一対の脚杆の間で基部の使用者側縁部側に設置面が露出するため、使用者は使用者側縁部に近接して天板付什器に対向した際に、片足を一対の脚杆の間の設置面に置き、片足を足載せ部に載せた姿勢とすることができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記足載せ部である第1足載せ部と、前記第1足載せ部とは別に設けられ、前記使用者が足を載せることが可能な第2足載せ部と、を有し、前記第2足載せ部は、前記ベース部から前記使用者側縁部側に離間する位置において、前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に交差する方向に延びる棒状に形成されていてもよい。
このような構成とすることにより、第2足載せ部をベース部の形状や位置にかかわらず使い勝手の良い最適な位置に設けたり、勝手の良い最適な大きさに形成したりすることができる。
ベース部から使用者側縁部側に離間する位置とは、ベース部の使用者側縁部側の端部から使用者側縁部側に離間する位置のみでなく、ベース部の使用者側縁部側の端部以外の位置から使用者側縁部側に離間する側でベース部と離間する位置も含むものとする。
また、本発明に係る天板付什器では、前記第2足載せ部と前記ベース部とを連結する連結腕部を有し、前記連結腕部は、前記ベース部の下面に連結されていてもよい。
このような構成とすることにより、連結腕部とベース部との連結部の露出を抑えることができ、天板付什器の意匠性を向上させることができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記足載せ部は、前記使用者側縁部側から前記支柱部側に向かって漸次上側に向かうように傾斜した傾斜面を有していてもよい。
このような構成とすることにより、使用者が足の裏を足載せ部に当接させやすいため、足載せ部に載せた使用者の足の位置が安定し、使用者の姿勢を維持することができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記傾斜面は、前記使用者側縁部側から前記支柱部側に向かうに従って漸次傾斜が緩やかになっていてもよい。
このような構成とすることにより、傾斜面のうちの傾斜角度が快適な領域に足を載せることができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記足載せ部は、上側に膨らむように湾曲する円弧面を有していてもよい。
このような構成とすることにより、使用者が足載せ部に足を載せる際に、足の裏を円弧面の所望の位置に当接させることで足の裏の向きを快適な向きに調整することができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記足載せ部には、上側に突出し、前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に交差する方向に延びるリブが、前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に間隔をあけて複数形成されていてもよい。
このような構成とすることにより、複数のリブが使用者の足が足載せ部から滑ることを抑制する滑り止めとなるため、使用者の姿勢を維持することができる。
また、本発明に係る天板付什器では、前記脚部は、前記天板部を昇降可能に支持していてもよい。
このような構成とすることにより、天板部の高さを高くすれば、使用者が起立姿勢で天板付什器を使用することができ、天板部の高さを低くすれば、使用者が着座姿勢であっても天板付什器を使用することができる。また、使用者の体格に合わせて天板部の高さを調整することができる。
本発明によれば、起立姿勢の使用者が天板付什器を快適に使用することができる。
本発明の第1実施形態に係る天板付什器の一例を奥行方向の奥側かつ幅方向の一方側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る天板付什器の一例を奥行方向の手前側から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る天板付什器の一例を幅方向の一方側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態に係る天板付什器の一例を奥行方向の奥側から見た背面図である。 ベース部の平面図である。 ベース部の下面図である。 ベース部を奥行方向の奥側から見た図である。 図5のA−A線断面図である。 第1実施形態における天板部が最上位置に配置された天板付什器を起立姿勢の使用者が使用する様子示す図である。 第1実施形態における天板部が最下位置に配置された天板付什器を着座姿勢の使用者が使用する様子を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る天板付什器の一例を奥行方向の手前側かつ幅方向の他方側から見た斜視図である。 フットステップ部材を奥行き方向の奥側かつ幅方向の一方側から見た斜視図である。 (a)はフットステップ部材の平面図、(b)はフットステップ部材の正面図、(c)はフットステップ部材の側面図である。 ベース部およびフットステップ部材の裏側(下側)を説明する斜視図である。 第2実施形態における天板部が最上位置に配置された天板付什器を起立姿勢の使用者が使用する様子示す図である。 第2実施形態における天板部が最下位置に配置された天板付什器を着座姿勢の使用者が使用する様子を示す図である。 第1実施形態の第1変形例による足載せ部を示す平面図である。 第1実施形態の第2変形例による足載せ部を示す平面図である。 第1実施形態の第3変形例による足載せ部を示す平面図である。 第1実施形態の第4変形例による足載せ部を示す平面図である。 第1実施形態の第5変形例による足載せ部を示す平面図である。 第2実施形態の変形例による天板付什器を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による天板付什器について、図1乃至図10に基づいて説明する。
図1に示すように、第1実施形態による天板付什器1Aは、上面に作業面2aを有する天板部2と、床面(設置面)11に支持され天板部2を昇降可能に支持する脚部3と、を有している。
図2乃至図4に示すように、天板部2は、天板本体21と、天板本体21の下側に配置され天板本体21との間に収納部22を形成する収納トレー23と、を有している。
天板本体21は、例えばパーチクルボードなどで平板状に形成され、板面が上下方向を向く向きに配置されている。天板本体21の上面が作業面2aを構成している。本実施形態では、天板本体21の板面は、約600mm×約500mmの略長方形状に形成されている。天板本体21の板面の略長方形の各辺に対応する4つの縁部のうち、長さが約600mmとなる対向する2つの縁部を第1縁部211および第2縁部212とし、長さが約500mmとなる対向する2つの縁部をそれぞれ第3縁部213および第4縁部214とする。
天板付什器1Aにおいて第1縁部211および第2縁部212が延在する方向を幅方向とし、第3縁部213および第4縁部214が延在する方向を奥行方向とする。幅方向のうち、第3縁部213側を一方側とし、第4縁部214側を他方側とする。奥行方向のうち第1縁部211側を手前側とし、第2縁部212側を奥側とする。
本実施形態では、使用者12(図9および図10参照)が天板付什器1Aを使用する際には、主に第1縁部211に対向して使用すると想定している。この天板付什器1Aのうち使用者12が使用する側の縁部を使用者側縁部1a(図2および図3参照)とする。使用者側縁部1aは、上述した天板本体21の第1縁部211が相当している。また、天板付什器1Aにおける使用者側縁部1a側とは奥行方向の手前側に相当している。
収納トレー23は、例えば樹脂などで平面視形状(上下方向から見た形状)が天板本体21よりも小さい幅方向に長い略長方形に形成されている。本実施形態では、収納トレー23は、幅方向の寸法が約480mm、奥行方向の寸法が約400mmに設定されている。収納トレー23は、天板本体21の鉛直方向下側において天板本体21の下面215に固定されている。具体的には、収納トレー23の奥行方向の手前側の縁部が天板本体21の奥行方向の手前側の縁部の下側に配置され、奥行方向の奥側の縁部が天板本体21の奥行方向の奥側の縁部よりもやや奥行方向の手前側に入った位置の下側に配置されている。
また、収納トレー23の幅方向の一方側の縁部が天板本体21の幅方向の一方側の縁部よりもやや幅方向の他方側に入った位置の下側に配置され、収納トレー23の幅方向の他方側の縁部が天板本体21の幅方向の他方側の縁部よりもやや幅方向の一方側に入った位置の下側に配置されている。
図4乃至図6に示すように、収納トレー23は、板面が略長方形状に形成され板面が略水平面となるように配置される底板部231と、底板部231の幅方向の一方側の縁部全体から上側に延びる第1側板部232と、底板部231の幅方向の他方側の縁部全体から上側に延びる第2側板部233と、底板部231の奥行方向の奥側の縁部の全体から上側に延びる後板部234と、底板部231の奥行方向の中間部において幅方向全体にわたって上側に延びる仕切り板部235と、を有している。
底板部231、第1側板部232、第2側板部233、後板部234、および仕切り板部235は、一体に形成されている。
底板部231は、天板本体21の下側に天板本体21と高さ方向に間隔をあけて配置されている。
第1側板部232および第2側板部233は、それぞれの奥行方向の奥側の縁部が後板部234の幅方向の縁部と連続している。第1側板部232、第2側板部233および後板部234を合せた平面視形状は、奥行方向の手前側に開口する略C字形状に形成されている。
第1側板部232の上縁部には、幅方向の一方側に延びる取付片232aが形成されている。第2側板部233の上縁部には、幅方向の他方側に延びる取付片233aが形成されている。後板部234の上縁部には、奥行方向の奥側に延びる取付片234aが形成されている。
これらの取付片232a,233a,234aが天板本体21の下面215にネジなどの固定具や接着などによって固定されることとで、収納トレー23が天板本体21に固定されるように構成されている。
仕切り板部235は、板面が奥行方向を向く板状に形成され、幅方向の一方側の縁部が第1側板部232と接続され、幅方向の他方側の縁部が第2側板部233と接続されている。仕切り板部235の上端部は、天板本体21の下面215と当接またはわずかな隙間をあけて近接している。
仕切り板部235は、底板部231の奥行方向の中央よりも奥行方向の奥側に寄った位置に配置され、後板部234と奥行方向に離間している。
天板本体21、底板部231、第1側板部232、第2側板部233および後板部234に囲まれた空間のうちの仕切り板部235よりも奥行方向の手前側には、文房具や書籍、機器類などの物品を収納可能な収納部22が形成され、仕切り板部235よりも奥行方向の奥側には、天板本体21に固定される脚部3の内筒部322の上端部近傍が配置される脚部用空部24が形成されている。
本実施形態では、仕切り板部235が天板本体21の奥行方向の略中央の下側に配置されている。これにより、収納部22が天板本体21の奥行方向の略中央よりも手前側に配置され、脚部用空部24が天板本体21の奥行方向の略中央よりも奥側に配置されている。
底板部231のうちの脚部用空部24の下側の部分には、幅方向の略中央に脚部3の内筒部322が挿通される孔部231a(図3参照)が形成されている。
本実施形態では、後述する脚部3の昇降機構323を操作するための操作レバー324(図4および図6参照)が収納トレー23に支持されている。
操作レバー324は、使用者12が把持して操作する操作部324aと、操作部324aと接続されて昇降機構323と連係された軸部(不図示)と、を有している、操作レバー324は、使用者12が操作部324aを把持して軸部を操作することで、昇降機構323が操作されるように構成されている。本実施形態では、操作部324aは、天板本体21の下側で、収納トレー23の幅方向の一方側に配置されている。軸部は、天板本体21と収納トレー23とに挟まれた脚部用空部24において天板本体21の下面215に沿って操作部324aから内筒部322に向かって延び、昇降機構323と連係されている。
脚部3は、床面11に設置されるベース部31と、ベース部31から上側に延びて天板部2と接続される支柱部32と、使用者12が足を載せることが可能な足載せ部35と、を有している。
ベース部31は、支柱部32が接続される基部311と、基部311と接続された4本の脚杆312〜315と、4本の脚杆312〜315それぞれに取り付けられて床面11を走行可能なキャスタ316,316…と、を有している。
図5乃至図7に示すように、本実施形態では、ベース部31のうちの基部311および4本の脚杆312〜315は、樹脂で一体に形成されている。これらの基部311および4本の脚杆312〜315を合せてベース本体31aとすると、ベース本体31aは、上面および側面を構成する表面部材33と、表面部材33の内部に配置された複数の板状の板リブ34(図6参照)と、を有している。板リブ34は、縁部が表面部材33と接続されていて、表面部材33の形状を維持するように補強している。
図5乃至図8に示すように、基部311は、平面視形状が幅方向に長い略長方形に形成されている。基部311には、幅方向の中央で、かつ奥行方向の中央よりもやや奥側に支柱部32が上方に延びる支柱部接続部311aが形成されている。ここで、基部311の奥行方向における支柱部32の軸の位置を支柱部立設位置311b(図3および図5参照)とする。
基部311の上面は、奥行方向の手前側の縁部から支柱部立設位置311bに向かって漸次上側に向かって傾斜している。また、基部311の上面は、奥行方向の奥側の縁部から支柱部立設位置311bに向かって漸次上側に向かって傾斜している。基部311の上面のうち、奥行方向の手前側の縁部から支柱部立設位置311bまでを第1傾斜面311cとし、奥行方向の奥側の縁部から支柱部立設位置311bまでを第2傾斜面311dとする。第1傾斜面311cと第2傾斜面311dとは、連続した面を形成している。第1傾斜面311cおよび第2傾斜面311dは、幅方向に沿っては傾斜していないものとする。
足載せ部35は、基部311に一体に設けられていて、基部311のうちの第1傾斜面311cおよび第2傾斜面311dが形成された部分に相当している。
本実施形態では、第1傾斜面311cは、奥行方向の手前側から奥側に向かって傾斜が緩やかになり、第2傾斜面311dは、奥行方向の奥側から手前側に向かって傾斜が緩やかになっている。そして、第1傾斜面311cと第2傾斜面311dとの境界部分は、略水平となっている。
また、本実施形態では、第1傾斜面311cは、第2傾斜面311dよりも奥行方向に長く形成されていて、第1傾斜面311cの奥行方向の寸法が約80〜100mmで、第2傾斜面311dの奥行方向の寸法が約50mmに設定されている。
第1傾斜面311cおよび第2傾斜面311dには、幅方向の両縁部近傍および支柱部接続部311a以外に、幅方向の略全体に延びて上側に突出するリブ311e,311e…が奥行方向に互いに間隔をあけて複数形成されている。これにより、第1傾斜面311cおよび第2傾斜面311dには、凹凸が形成されている。
4つの脚杆312〜315は、基部311の平面視形状における四隅にそれぞれ接続されている。
4つの脚杆312〜315のうちの基部311の幅方向の一方側で奥行方向の手前側に接続された第1脚杆312は、基部311から奥行方向の手前側に向かって漸次幅方向の一方側に傾斜し、かつ下側に傾斜している。第1脚杆312の奥行方向の手前側の端部近傍の下側にキャスタ316が取り付けられている。
4つの脚杆312〜315のうちの基部311の幅方向の他方側で奥行方向の手前側に接続された第2脚杆313は、基部311から奥行方向の手前側に向かって漸次幅方向の他方側に傾斜し、かつ下側に傾斜している。第2脚杆313の奥行方向の手前側の端部近傍の下側にキャスタ316が取り付けられている。第1脚杆312と第2脚杆313とは、幅方向に離間している。基部311の奥行方向の手前側には、第1脚杆312と第2脚杆313との間に第1空部31bが形成されている。第1空部31bは、床面11を露出させている。
4つの脚杆312〜315のうちの基部311の幅方向の一方側で奥行方向の奥側に接続された第3脚杆314は、基部311から奥行方向の奥側に向かって漸次幅方向の一方側に傾斜し、かつ下側に傾斜している。第3脚杆314の奥行方向の奥側の端部近傍の下側にキャスタ316が取り付けられている。
4つの脚杆312〜315のうちの基部311の幅方向の他方側で奥行方向の奥側に接続された第4脚杆315は、基部311から奥行方向の奥側に向かって漸次幅方向の他方側に傾斜し、かつ下側に傾斜している。第4脚杆315の奥行方向の奥側の端部近傍の下側にキャスタ316が取り付けられている。
第3脚杆314と第4脚杆315とは、幅方向に離間している。基部311の奥行方向の奥側には、第3脚杆314と第4脚杆315との間に第2空部31cが形成されている。第2空部31cは、床面11を露出させている。
図5に示すように、本実施形態では、ベース本体31aは、平面視形状が略H字形に形成されている。ベース本体31aは、平面視形状が奥行方向の両端部および幅方向の両端部が天板部2の奥行方向の両端部および幅方向の両端部と略同じ位置に配置されている。
ベース部31は、キャスタ316,316…が床面11と当接し、ベース本体31aは、床面11と離間している。
4つの脚杆312〜315それぞれに設けられたキャスタ316,316…が床面11を転動することにより、天板付什器1Aが床面11を走行するように構成されている。なお、キャスタ316,316…には、ロック機構等が適宜設けられている。
第1脚杆312および第2脚杆313は、第3脚杆314および第4脚杆315よりも長く形成されている。このため、第1空部31bは第2空部31cよりも奥行方向の寸法が大きく形成されている。
図7に示すように、第1脚杆312および第2脚杆313それぞれの上面312a,313aは、奥行方向の手前側から奥側に向かって漸次上側に向かうように傾斜し、第1傾斜面311cと連続している。第3脚杆314および第4脚杆315それぞれの上面314a,315aは、奥行方向の奥側から手前側に向かって漸次上側に向かうように傾斜し、第2傾斜面311dと連続している。
図2乃至図4に戻り、支柱部32は、上下方向に延在する筒状に形成された外筒部321と、上下方向に延在する筒状に形成され外筒部321に挿通された内筒部322と、内筒部322を外筒部321に挿通された状態で外筒部321に対して昇降させるガススプリングなどの昇降機構323と、を有している。
外筒部321は、下端部が基部311の支柱部接続部311aに固定されている。
内筒部322は、上端部が天板部2に固定されている。内筒部322の上端部は、天板部2の収納トレー23の底板部231に形成された孔部231aを貫通して、脚部用空部24において天板本体21の下面215にネジなどの固定具や接着などによって固定されている。支柱部32は、天板部2に対して天板部2の幅方向の略中央において天板部2の奥行方向の中央よりも奥行方向の奥側に配置されている。
天板付什器1Aは、昇降機構323が操作されて内筒部322が外筒部321に対して上昇することで内筒部322とともに天板部2が上昇し、内筒部322が外筒部321に対して下降することで内筒部322とともに天板部2が下降するように構成されている。
本実施形態では、図9に示すように、昇降機構323の動作によって天板部2が上昇して最上位置に配置されると、天板本体21の上面(作業面2a)が床上約1100mmの高さに配置されるように設定されている。また、本実施形態では、図10に示すように、昇降機構323の動作によって天板部2が下降して最下位置に配置されると、天板本体21の上面(作業面2a)が床上約800mmの高さに配置されるように設定されている。
なお、天板本体21の作業面2aの高さは、操作によって床上約800mm〜1100mmの間の任意の高さに調整することができる。
本実施形態による天板付什器1Aは、図9に示すように、使用者12が床面11に立った起立姿勢で天板部2の作業面2aで作業する場合は、天板本体21の上面の高さを約900〜1100mmとするように想定され、図10に示すように使用者12が椅子に着座した着座姿勢で天板部2の作業面2aで作業する場合は、天板本体21の上面の高さを約800〜900mmとするように想定されている。
図9および図10に示すように、使用者12は、起立姿勢で天板付什器1Aを使用する場合、着座姿勢で天板付什器1Aを使用する場合のいずれも、使用者側縁部1aに対向した状態で足載せ部35(ベース部31の第1傾斜面311cおよび第2傾斜面311d)に足を載せることができる。なお、ベース部31は、着座姿勢および起立姿勢の使用者12が足を載せた際に足を支持可能な強度に形成されている。
次に、上述した第1実施形態による天板付什器1Aの作用・効果について図面を用いて説明する。
第1実施形態による天板付什器1Aは、支柱部32よりも使用者側縁部1aに配置され使用者側縁部1aに対向した使用者12が足載せ部35に足を載せることが可能な足載せ部35を有している。このため、使用者側縁部1aに対向した使用者12が起立姿勢の場合に、足載せ部35に無理な姿勢になることなく容易に足を載せることができる。これにより、起立姿勢の使用者12が、例えば下肢に疲労を感じた場合などに足を足載せ部35に載せて楽な姿勢とすることができるため、天板付什器1Aを快適な姿勢で使用することができる。
本実施形態では、足載せ部35の床面11からの高さ(第1傾斜面311cと第2傾斜面311dとの境界部分の床面から11の高さ)は、10〜20cmに設定されている。なお、足載せ部35の床面11からの高さは、25cm以下とすることが好ましい。
また、足載せ部35に足を載せた使用者12の軸足(足載せ部35に載せていない方の脚)の踵と、足載せ部35に載せた方の脚の踵の間隔が10cm〜50cmとなることが好ましく、この間隔が使用者12の足のサイズとなることがより好ましい。
起立姿勢の使用者12は、使用者側縁部1aに近接して天板付什器1Aを使用することが想定される。このため、使用者12の軸足は、使用者側縁部1aの鉛直方向下方近傍に配置されることが想定される。したがって、足載せ部35は、使用者側縁部1aよりも0cm〜50cm奥行き方向の奥側に配置されることが好ましい。
このような高さや位置に配置された足載せ部35に天板付什器1Aの使用者12が足を載せることにより、使用者12の姿勢が安定し、使用者12の身体的違和感(不安感、負担感など)や疲労感を軽減することができる。
また、足載せ部35の奥行方向の手前側には、第1脚杆312と第2脚杆313との間に床面11を露出させる第1空部31bが形成されていることにより、使用者12はベース部31と干渉せずに第1空部31bによって露出した床面11の上に足を置くことができる。このため、使用者12は使用者側縁部1aに近接して天板付什器1Aに対向した際に、片足を足載せ部35の奥行方向の手前側に位置する床面11に置き、片足を足載せ部35に載せた姿勢とすることができる。
また、足載せ部35のうちの第1傾斜面311cは、奥行方向の手前側から他方側に向かって漸次上側に向かうように傾斜していることにより、使用者12が足の裏を足載せ部35に当接させやすいため、足載せ部35に載せた使用者12の足の位置が安定し、使用者12の姿勢を維持することができる。
また、足載せ部35のうちの第1傾斜面311cは、奥行方向の手前側から奥側に向かって傾斜が緩やかになり、第2傾斜面311dは、奥行方向の奥側から手前側に向かって傾斜が緩やかになっている。そして、第1傾斜面311cと第2傾斜面311dとの境界部分は、略水平となっている。これにより、使用者12は、足載せ部35のうちの傾斜角度が快適な領域に足を載せることができる。
例えば、足のつま先よりも踵が低くなる姿勢の場合は第1傾斜面311cに足を載せることができる。足のつま先よりも踵が高くなる姿勢の場合は第1傾斜面311cに足を載せることができる。また、足の土踏まずの部分を第1傾斜面311cと第2傾斜面311dとの境界部分の水平となる部分に載せ、つま先側を第2傾斜面311dに載せ、踵側を第1傾斜面311cに載せることで、足の裏を足載せ部35に沿わせることができる。
また、足載せ部35には、リブ311eが複数形成されていることにより、これらの複数のリブ311e,311e…が使用者12の足が足載せ部35から滑ることを抑制する滑り止めとなるため、使用者12の姿勢を維持することができる。
また、使用者12が起立姿勢の場合、足載せ部にかかる負荷が使用者12が着座状態の場合よりも大きくなるが、本実施形態では足載せ部35は、ベース部31に設けられていることにより、使用者12が足を載せた場合に係る負荷をベース部31から直接床面11に伝達することができ、使用者12が起立状態であっても足載せ部35に載せられた使用者12の足を確実に支持することができる。
また、脚部3は、天板部2を昇降可能に支持していることにより、天板部2の高さを高くすれば、使用者12が起立姿勢で天板付什器1Aを使用することができ、天板部2の高さを低くすれば、使用者12が着座姿勢であっても天板付什器1Aを使用することができる。
また、使用者12の体格に合わせて天板部2の高さを調整することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図11乃至図16に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、実施形態と異なる構成について説明する。
図11に示すように、第2実施形態による天板付什器1Bは、上述した第1実施形態による足載せ部35と同様の足載せ部35(以下、第1足載せ部35とする)と、ベース部31に取り付けられたフットステップ部材4に設けられた足載せ部41(以下、第2足載せ部41とする)と、を有している。第2実施形態による天板付什器1Bは、使用者が第1足載せ部35および第2足載せ部41の両方またはいずれか一方に足を載せることができるように構成されている。
第2実施形態のベース部31は、フットステップ部材4が取り付けられていること以外は、第1実施形態のベース部31と同じ形態となっている。
フットステップ部材4は、軸線が直線状に延びる棒状に形成され上側に足を載せることが可能な第2足載せ部41と、第2足載せ部41をベース部31に連結する一対の連結腕部42,42と、を有している。
図12および図13に示すように、一対の連結腕部42,42は、第2足載せ部41の長さ方向の両端部それぞれに接続されてベース部31と固定されるように構成されている。
本実施形態では、第2足載せ部41は、一対の連結腕部42,42それぞれの第1棒状部421および第2棒状部422と、外径が22.2mmの丸パイプで一体に形成されている。
第2足載せ部41の長さ寸法は、ベース部31の第1脚杆312と第2脚杆313との間隔よりも小さく設定されている(図11参照)。
フットステップ部材4がベース部31に取り付けられると、第2足載せ部41は、幅方向に延びる向きで、第1空部31b(基部311の奥行方向の手前側の第1脚杆312と第2脚杆313との間)において、基部311の手前側に間隔をあけた状態に配置される。
第2足載せ部41の上面には、丸パイプの側面に沿った上側に膨らむように湾曲する円弧面411が形成されている。
図12および図13に示すように、一対の連結腕部42,42は、それぞれ第2足載せ部41の幅方向(長さ方向)の端部から奥行き方向の奥側に向かって漸次下側に向かう斜め方向に延びる第1棒状部421と、第1棒状部421の奥行方向奥側の端部からさらに奥行き方向の奥側に向かって漸次上側に向かう斜め方向に延びる第2棒状部422と、第1棒状部421と第2棒状部422との接続部近傍に接合されネジなどの固定具でベース部31の基部311に固定されるベース固定部423と、を有している。
第1棒状部421は、第2棒状部422よりも長く形成されている。
ベース固定部423は、第1棒状部421および第2棒状部422に接合される第1固定板部424と、第1固定板部424と連続し基部311に固定具で固定される第2固定板部425と、を有している。本実施形態では、第2固定板部425がネジ(不図示)で基部311に固定されるように構成されている。
第1固定板部424は、板面が幅方向を向く平板状に形成され、下縁部が第1棒状部421と第2棒状部422との接続部近傍に上側から接合されている。
第2固定板部425は、板面が上下方向を向く平板状に形成されている。第2足載せ部41の幅方向の一方側の端部に接続された連結腕部42の第2固定板部425は、幅方向の一方側の縁部が第1板部の上縁部と連続している。第2足載せ部41の幅方向の他方側の端部に接続された連結腕部42の第2固定板部425は、幅方向の他方側の縁部が第1板部の上縁部と連続している。
第2固定板部425には、上下方向に貫通し、ネジが挿通される孔部425aが形成されている。
図11に示すよう、フットステップ部材4は、第2足載せ部41が、第1空部31bにおいて、基部311の手前側に間隔をあけて配置され、一対の連結腕部42,42それぞれにおける第1棒状部421の奥行方向の奥側の部分、第2棒状部422、ベース固定部423が基部311の下側に配置された状態で、ベース部31の基部311の下面に固定されている。なお、フットステップ部材4は、床面11とは離間している。
図14に示すように、基部311には、板リブ34どうしの交差部分に上下方向に延びて下側に開口する孔部34aが複数形成されている。ベース固定部423の第2固定板部425は、その上面が基部311の板リブ34の下縁部と当接した状態で第2固定板部425の孔部25aおよび基部311の孔部34aに挿通されたネジ(不図示)が基部311に係合することで基部311に固定されている。
本実施形態では、ベース部31における基部311の複数の板リブ34の下縁部に沿った面が、本発明の「ベース部の下面」に相当している。
本実施形態では、フットステップ部材4がベース部31に取り付けられると、第2足載せ部41は、基部311の上面と略同じ高さで、第1脚杆312および第2脚杆313よりも上側に配置されている。なお、本実施形態では、第2足載せ部41よりも第1脚杆312および第2脚杆313の奥行方向の手前側の端部の方が奥行方向の手前側に配置されている。
図15および図16に示すように、使用者12は、起立姿勢で天板付什器B1を使用する場合、着座姿勢で天板付什器1Bを使用する場合のいずれも、使用者側縁部1aに対向した状態で第1足載せ部35および第2足載せ部41の両方またはいずれか一方に足を載せることができる。図15および図16では、使用者12は、第2足載せ部41のみに足を載せている。
なお、第1足載せ部35および第2足載せ部41は、起立姿勢および着座姿勢の使用者12が足を載せた際に足を支持可能な強度に形成されている。
第2実施形態においても、第2足載せ部41の床面11からの高さは、10〜20cmに設定されている。なお、第2足載せ部41の床面11からの高さは、25cm以下とすることが好ましい。
また、第2足載せ部41に足を載せた使用者12の軸足(第2足載せ部41に載せていない方の脚)の踵と、第2足載せ部41に載せた方の脚の踵の間隔が10cm〜50cmとなることが好ましく、この間隔が使用者12の足のサイズとなることがより好ましい。
起立姿勢の使用者12は、使用者側縁部1aに近接して天板付什器1Bを使用することが想定される。このため、使用者12の軸足は、使用者側縁部1aの鉛直方向下方近傍に配置されることが想定される。したがって、第2足載せ部41は、使用者側縁部1aよりも0cm〜50cm奥行き方向の奥側に配置されることが好ましい。
このような高さや位置に配置された第2足載せ部41に天板付什器1Bの使用者12が足を載せることにより、使用者12の姿勢が安定し、使用者12の身体的違和感(不安感、負担感など)や疲労感を軽減することができる。
第2実施形態による天板付什器1Bでは、第2足載せ部41は、ベース部31とは別に設けられたフットステップ部材4に設けられていることにより、フットステップ部材4の形状や位置を調整することで、第2足載せ部41をベース部31の形状や位置にかかわらず使い勝手の良い最適な位置に設けたり、勝手の良い最適な大きさに形成したりすることができる。
また、第2足載せ部41をサイズ変更や損傷などによって交換する場合も、フットステップ部材4をベース部31から取り外して交換すればベース部31を交換する必要がないため、第2足載せ部41の交換を容易にかつ経済的に行うことができる。
また、本実施形態ではベース部31は、樹脂で形成されているため、椅子などが接触することによって傷つくことが考えられる。これに対し、本実施形態では、椅子などが接触することが多いと考えられるベース部31(基部311)の奥行方向の手前側にフットステップ部材4(第2足載せ部41)が設けられていて、椅子などはフットステップ部材4と接触するように構成されている。このため、ベース部31に椅子などが接触することを抑制でき、ベース部31が傷つくことを防止することができる。
本実施形態では、フットステップ部材4(第2足載せ部41)は、金属製の丸パイプでできているため、椅子などが接触しても傷つきにくい。
なお、フットステップ部材4(第2足載せ部41)は、丸パイプの表面がゴムなどで被覆された形態であって、椅子などと接触した際の衝撃をやわらげるように構成されていてもよい。
また、第2実施形態による天板付什器1Bでは、一対の連結腕部42,42それぞれのベース固定部423は、ベース部31の下面に固定されていることにより、一対の連結腕部42,42それぞれとベース部31との固定部分の露出を抑えることができ、天板付什器1Bの意匠性を向上させることができる。
また、第2実施形態による天板付什器1Bでは、第2足載せ部41は、上側に膨らむように湾曲する円弧面411を有していることにより、使用者が第2足載せ部41に足を載せる際に、足の裏を円弧面411の所望の位置に当接させることで足の裏の向きを快適な向きに調整することができる。
以上、本発明による天板付什器の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、ベース部31は、基部311と第1〜第4脚杆312〜315によって略H字形状に形成されているが、ベース部31の形状は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、ベース部31は、平面視形状がH字形に形成され、第1脚杆312と第2脚杆313との間に第1空部31bが形成され、第3脚杆314と第4脚杆315との間に第2空部31cが形成されているが、第1空部31bおよび第2空部31cが無く、平面視形状が多角形や円、長円などに形成されていてもよい。また、第1空部31bおよび第2空部31cのいずれか一方が無い形態であってもよい。このような場合も、支柱部32に対して少なくとも奥行方向の手前側に足載せ部35,41が設けられていればよい。
また、上記の実施形態では、第1脚杆312および第2脚杆313は、第3脚杆314および第4脚杆315よりも奥行方向の寸法が長く形成されているが、第3脚杆314および第4脚杆315と奥行方向の寸法が同じ寸法に形成されていてもよいし、第3脚杆314および第4脚杆315よりも奥行方向の寸法が小さく形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1傾斜面311cは、第2傾斜面311dよりも奥行方向の寸法が長く形成されているが、第2傾斜面311dと奥行方向の寸法が同じ寸法に形成されていてもよいし、第2傾斜面311dよりも奥行方向の寸法が小さく形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、天板付什器1A,1Bは、脚部3にキャスタ316,316…が設けられていて床面11を走行可能に構成されているが、キャスタ316,316…等の走行手段が設けられておらず、床面11を走行しないように構成されていてもよい。
また、上記の第1実施形態では、足載せ部35は、第1傾斜面311cおよび第2傾斜面311dで構成されているが、支柱部32よりも奥行方向の手前側の第1傾斜面311cのみで構成されていてもよい。また、足載せ部35は、少なくとも支柱部32よりも奥行方向の手前側に配置されていればよく、支柱部32よりも奥行方向の手前側に配置される部分に連続して、支柱部32よりも奥行方向の奥側に配置される部分を有していてもよい。
また、上記の第1実施形態では、足載せ部35は、奥行方向の手前側から奥側に向かって漸次上側に向かうように傾斜する第1傾斜面311cと、奥行方向の奥側から手前側に向かって漸次上側に向かうように傾斜する第2傾斜面311dと、から構成されているが、足載せ部35は傾斜していなくてもよいし、上記以外の方向に傾斜していてもよい。
また、上記の第2実施形態では、第2足載せ部41は、上側に膨らむように湾曲する円弧面411を有しているが、第2足載せ部41の上面の形状は適宜設定されてよい。
また、上記の第1実施形態のようにベース部31に一体に設けられる足載せ部35は、例えば以下の第1〜第5変形例のような形態であってもよい。
例えば、図17に示す第1変形例のように、ベース部31の第1脚杆312および第2脚杆313の少なくとも基部311側(奥行方向の奥側)が先端側(奥行方向手間側)から基部311側に向かって漸次幅方向に大きくなるように形成されていて、第1脚杆312よび第2脚杆313の幅広く形成された部分312b,313bを足載せ部35としてもよい。この場合、第1脚杆312および第2脚杆313の幅広く形成された部分312b,313bのみを足載せ部35としてもよいし、第1脚杆312および第2脚杆313の幅広く形成された部分312b,313bと本実施形態の第1傾斜面311cや第2傾斜面311dとを併せて足載せ部35としてもよい。
例えば、図18に示す第2変形例のように、ベース部31に幅方向に延びて第1脚杆312と第2脚杆313とを連結する連結部材361が設けられていて、この連結部材361を足載せ部35としてもよい。この場合も、連結部材361のみを足載せ部35としてもよいし、連結部材361と本実施形態の第1傾斜面311cや第2傾斜面311dとを併せて足載せ部35としてもよい。なお、連結部材361は、第1脚杆312および第2脚杆313と一体に形成されていてもよいし、第1脚杆312および第2脚杆313に着脱可能に構成されていてもよい。
例えば、図19に示す第3変形例のように、ベース部31に第1脚杆312および第2脚杆313それぞれから互いに近接する方向に突出するように板部材362,363が設けられていて、板部材362,363を足載せ部35としてもよい。この場合、基部311の奥行方向の手前側の位置が支柱部32の奥行方向の手前側の位置と略同じで、基部311の奥行方向の寸法側が上記の実施形態よりも小さく形成されていて、板部材362,363と基部311とが離間していてもよい。
例えば、図20に示す第4変形例のように、ベース部31の基部311の幅方向の中間部が幅方向の両縁部側よりも奥行方向の手前側に延びていて、この基部311の幅方向の中間部の奥行方向の手前側に延びている部分311fを足載せ部35としてもよい。この場合も、基部311の幅方向の中間部の奥行方向の手前側に延びている部分311fのみを足載せ部35としてもよいし、基部311の幅方向の中間部の奥行方向の手前側に延びている部分311fと本実施形態の第1傾斜面311cや第2傾斜面311dとを併せて足載せ部35としてもよい。また、基部311の幅方向の中間部の奥行方向の手前側に延びている部分311fのみを足載せ部35とする場合は、基部311の足載せ部35となる部分とそれ以外との境界が明確となる。
また、図21に示す第5変形例のように、上記の実施形態のような第1脚杆312および第2脚杆313が設けられておらず、基部311が第1脚杆312および第2脚杆313の奥行方向手前側の縁部に相当する位置と略同じ位置まで延びていて、この基部311の上面を足載せ部35としてもよい。このような場合は、天板本体21の奥行方向手前側の縁部(使用者側縁部1a)が基部311の奥行方向の手前側の縁部311gよりも前側に配置され、天板本体21の鉛直方向下側で、基部311よりも奥行方向の手前側の床面11に使用者が足を置けるように構成されていてもよい。
また、上記の第2実施形態に示すようなベース部31とは別に設けられる足載せ部41は、例えば、図22に示す天板付什器1Cの足載せ部35Cのように、ベース部31の上部に取り付けられた足載せ部材5の上面に形成されていてもよい。
このような場合、例えば、足載せ部材5は、板状に形成されていて、奥行き方向の奥側の縁部が基部311の支柱部32よりも前側の部分の上部に載り、幅方向の一方側の縁部が第1脚杆312の上部に載り、幅方向他方側の縁部が第2脚杆313の上部に載るとともに、第1脚杆312と第2脚杆313との間の第1空部31bの上側に配置されている。ベース部31に取り付けられる足載せ部材は、上記の形状以外であってもよく、ベース部31に固定されていてもよいし、着脱可能に取り付けられていてもよい。
また、上記の第1実施形態では、足載せ部35には、リブ311eが複数形成されているが、リブ311eが形成されていなくてもよい。また、足載せ部35にリブ311eが形成される場合は、リブ311eの形状や数、リブ311eが形成される範囲は適宜設定されてよい。
また、上記の第1実施形態では、足載せ部35は、ベース部31の基部311に形成され、上記の第2実施形態では、ベース部31に取り付けられたフットステップ部材4に形成されているが、ベース部31やフットステップ部材4以外に形成されていてもよい。例えば、足載せ部は、床面11よりも上側において支柱部32に支持された部材に形成されていてもよい。
また、フットステップ部材4の形状も適宜設定されてよい。
また、上記の第2実施形態では、フットステップ部材4はベース部31の基部311の下面に取り付けられているが、基部311の上面や側面、また基部311以外に取り付けられていてもよい。また、フットステップ部材4をベース部31に取り付ける手段は、ネジ以外であってもよく、ベース固定部423の形態についても上記以外であってもよい。
また、フットステップ部材4は、ベース部31に取り付ける際に、ベース部31に対して所望の位置や高さに取り付けられるように構成されていてもよい。このようにすることにより、第2足載せ部41を最適な位置や高さに設けることができる。
また、上記の第2実施形態では、ベース部31が樹脂製で、フットステップ部材4が金属製であるが、ベース部31およびフットステップ部材4それぞれを形成する材料は、適宜設定されてよく、異素材で形成されていても、同素材で形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、天板付什器1A,1Bは、天板部2が昇降する形態であるが、使用者が天板付什器1A,1Bを起立状態で使用可能であれば、天板部2が昇降しない形態であってもよい。
また、上記の実施形態では、天板部2は、収納トレー23を有し収納部22が形成されているが、収納部22が形成されずに天板本体21のみで構成されていてもよい。また、天板部2に収納が設けられている場合は、収納の形状は適宜設定されてよい。また、脚部3に支持された収納が設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、支柱部32の昇降機構323はガススプリングを利用した自動式の形態であるが、ガススプリングに代わってラチェット機構を利用した手動式の形態であってもよい。また、天板部2の高さを調整する手動式の形態として、支柱部32の外筒部321に対する内筒部322が連結される高さをネジなどの固定具を用いて多段に調整可能で、このように外筒部321に対する内筒部322の高さを調整することで天板部2の高さを調整する形態としてもよい。
また、上記の実施形態では、1つの支柱部32で天板部2を支持しているが、2以上の支柱部32で天板部2を支持してもよい。
また、上記の実施形態では、各部材の寸法を一例として示しているが、各部材の寸法や形状は適宜設定されてよい。
1A,1B,1C 天板付什器
1a 使用者側縁部
2 天板部
3 脚部
4 フットステップ部材
11 床面(設置面)
12 使用者
31 ベース部
32 支柱部
35 足載せ部,第1足載せ部
35C 足載せ部
41 第2足載せ部(足載せ部)
42 連結腕部
311 基部
311c 第1傾斜面311c
311e リブ
312 第1脚杆
313 第2脚杆
411 円弧面

Claims (8)

  1. 起立した使用者が使用可能な作業面を有する天板部と、
    設置面に設置されて前記天板部を支持する脚部と、を有する天板付什器において、
    前記天板部は、前記使用者が対向する使用者側縁部を有し、
    前記脚部は、前記設置面に設置されるベース部と、
    前記ベース部から上方へ延び前記天板部と接続される支柱部と、
    前記支柱部に対して少なくとも前記使用者側縁部側に配置されて、前記使用者が足を載せることが可能な足載せ部と、を有し、
    前記ベース部は、前記支柱部が設けられた基部と、前記基部における前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に交差する方向の両側からそれぞれ前記基部よりも前記使用者側縁部側に延びる一対の脚杆と、を有し、
    前記足載せ部は、前記基部に設けられ、
    前記基部は、前記設置面と離間し、
    前記足載せ部は、前記一対の脚杆の上面と連続して設けられていることを特徴とする天板付什器。
  2. 前記足載せ部は、前記使用者側縁部側から前記支柱部側に向かって漸次上側に向かうように傾斜した傾斜面を有することを特徴とする請求項に記載の天板付什器。
  3. 前記傾斜面は、前記使用者側縁部側から前記支柱部側に向かうに従って漸次傾斜が緩やかになることを特徴とする請求項に記載の天板付什器。
  4. 前記足載せ部は、上側に膨らむように湾曲する円弧面を有することを特徴とする請求項に記載の天板付什器。
  5. 前記足載せ部には、上側に突出し、前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に交差する方向に延びるリブが、前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の天板付什器。
  6. 前記脚部は、前記天板部を昇降可能に支持していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の天板付什器。
  7. 前記足載せ部である第1足載せ部と、
    前記第1足載せ部とは別に設けられ、前記使用者が足を載せることが可能な第2足載せ部と、を有し、
    前記第2足載せ部は、前記ベース部から前記使用者側縁部側に離間する位置において、前記使用者側縁部と前記支柱部とを結ぶ方向に交差する方向に延びる棒状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の天板付什器。
  8. 前記第2足載せ部と前記ベース部とを連結する連結腕部を有し、
    前記連結腕部は、前記ベース部の下面に連結されていることを特徴とする請求項7に記載の天板付什器。
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