JP6200239B2 - 点滴スタンド - Google Patents

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Description

本発明は輸液バッグ(点滴バッグ)等を吊り下げる点滴スタンドに関する。さらに詳述すると、本発明は、患者や要介護者などの点滴スタンド利用者(本明細書ではこれらを総称して患者等と呼ぶ)とともに移動可能な点滴スタンドに関する。
近年の医療現場においては、できる限り早期の社会復帰を可能とするため、手術などを行った後であっても、病院の内外を歩行するなど日常生活と変わりのない生活をおくらせベッドに寝たきりにさせないようにすることを奨励している。そこで、患者等が点滴を行いながらも自由に移動できる点滴スタンドが用いられている。従来、この種の点滴スタンドとしては、キャスター等を備えた移動可能な脚部に支柱を載せて、その支柱の上端に輸液バッグを吊り下げるためのフックを設けてなるものが知られている(例えば、特許文献1〜3を参照)。この点滴スタンドの脚部は、支柱下端から外方に向かって放射状に伸びる4本あるいは5本の脚とキャスタを備えており、各脚並びにキャスタは等ピッチで環状に配置されている。
また、この種の点滴スタンドは車いすと併用されることがある。例えば、病院内での移動に車いすを必要とする患者等が、さらに点滴スタンドの使用を必要とすることがある。この場合、点滴スタンドを車いすに近づけすぎると、車いすの前輪と点滴スタンドの脚あるいはその先端に取り付けられているキャスターとが当たることによってうまく移動できなくなったり、転倒の原因となったりする虞がある。そこで、点滴スタンドを車いすから離して保持するため、患者が前のめりの無理な姿勢をとって点滴スタンドの支柱あるいはハンドルを掴んで支えることがある。この場合、車いすの上の患者の姿勢が不安定となるため、危険である上に、非常に疲れてしまう問題がある。
そこで、従来、病院内においては、点滴スタンドの支柱にタオルを巻き付け、これを捻り上げて車椅子に座った患者等に掴んでもらうことによって、車椅子から離れた位置の点滴スタンドを保持し、車椅子とともに一緒に移動できるようにしている(特許文献4の従来技術参照)。
また、点滴スタンドの支柱に着脱可能なクランプ部材を先端に備えると共に後端に患者等が把持し易いハンドルを備えるアームを準備し、このアームを点滴スタンドの支柱の適宜高さ・位置に配置してから、車いすに着座している患者等がアームの端のハンドルを把持することにより、点滴スタンドを押して点滴スタンドを車いすの動きと合わせるようにしたり(例えば、特許文献4参照)、点滴スタンドを車いすのフレームに点滴スタンド連結具を介して直接に連結して、点滴スタンドと車いすとを一体的に連結し、車いすと共に移動可能とすることが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平1−284251号公報 特開2003−707号公報 特開2006−230479号公報 実用新案登録第3161833号公報 特開2013−34630号公報
しかしながら、水平方向に放射状に張り出した4本ないし5本のキャスター付き脚を有する脚部を支柱の真下に配置して支柱の下端の1点でのみ連結する、特許文献1〜3の片持ち支持構造の点滴スタンドの場合、長い支柱の中程を患者が押して歩行する際に、支柱下端の連結部にかかるモーメントが大きくなり、支柱が揺れ易く(ぐらつき易く)安定感に欠けるという問題を有する。この支持剛性に劣るという問題は、点滴スタンドを歩行器代わりに使う患者等にとっては、使用に際して不安を招く要因ともなるものである。
また、特許文献1〜3の点滴スタンドのように複数の脚が水平方向に放射状に張り出している構造の場合には、放射状に拡がった脚が患者等の足に当たって歩行の邪魔になったり、場合によっては患者等や点滴スタンドが転倒してしまうという問題がある。つまり、患者等が点滴スタンドを押してあるいは引いて歩行しようとする際には、自然と、点滴スタンドを身体に引き寄せて歩こうとするものであり、脚並びにその先端のキャスタが等間隔で環状に配置されている場合には、支柱に接近するほど脚間隔が狭くなるので、患者等のつま先が点滴スタンドの脚に当たって躓いたり、点滴スタンドをふらつかせたりしてしまう虞があるため、足下を見て歩かざるを得なかったり、無理な歩幅で歩かなければならないという問題が生じ得る。そこで、患者等の動きや行動範囲を制限しないように脚部をコンパクトにしようとすると、当該脚部に下端が固定された長い支柱の揺れ幅(傾斜角度)は大きくなり、安定性に劣るものとなる。
また、特許文献1〜3の点滴スタンドによれば、車いすとの併用に際しては、車椅子の前輪と点滴スタンドの放射状に拡がる脚のキャスターとが当たることによって、点滴スタンドを車いすのフットペタルの内側にまで引き寄せることが困難な構造であるため、点滴スタンドを車いすから離した位置に置かなければならず、点滴スタンドの動きを制御し難い問題がある。即ち、タオルを使って車いすから離れた点滴スタンドを掴む場合には、車椅子の着座者は少し前かがみになる等して不自然な姿勢でタオルを掴み続ける必要があり、患者等にとって決して楽とはいえない姿勢を強いられるものであり、患者に負担をかけるものである。また、タオルのような固定手段ではしっかりと固定されていないため、車椅子の前方で点滴スタンドを安定させながら一緒に移動することが難しい。このため、点滴スタンドの移動を安定させようとして、人によっては点滴スタンドを膝の間に挟んで移動することがあるが、車椅子の前輪とキャスターが接触して転倒してしまう恐れがあり、安全性に問題がある。
さらに、特許文献4あるいは5記載の発明にかかるアームや点滴スタンド連結具を介して点滴スタンドと車いすとの連係を図る場合には、点滴スタンドの動きを制御することはできても、看護師あるいは介護士などが、点滴スタンドにアームや点滴スタンド連結具をいちいち装着したり、あるいは取り外したりする必要があり、看護師や介護士などの手を煩わせる問題がある。
そこで、本発明は、支柱の支持剛性の高い点滴スタンドを提供することを目的とする。また、本発明は、点滴中の患者等が移動する際に、患者等の歩行を妨げずスムーズな足運びを可能とし、且つ、移動時の安定性を確保することができる点滴スタンドを提供することを目的とする。さらに、車いすとの併用において、点滴スタンドを車いす内に引き寄せて着座した状態で患者等が無理な姿勢をとらずに安定支持することが可能な点滴スタンドを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、輸液バッグを吊り下げるフックを備える支柱と、車輪を備え前記支柱を支える脚部と、前記支柱を把持するためのハンドルとを備えてなる移動可能な点滴スタンドにおいて、脚部が支柱から前方へ延びる少なくとも1本の前脚と、支柱から後方へ左右に分岐して延びる少なくとも2本の二股構造の後脚とを有し、かつ支柱に対する前脚の連結位置の高さよりも後脚の連結位置の高さが高く、前脚の支柱に対する連結位置と後脚の支柱に対する連結位置との間に支柱の一部を介在させて支柱の上下方向に離隔させた2点で支柱を支持すると共に、前脚の支柱に対する連結位置は支柱の下端であり、後脚の連結位置は前脚の連結位置から離隔した位置で点滴スタンドの対象とするユーザーの標準的な体型・身長において膝高さ程度あるいはその近傍の高い位置であるようにしている。
また、前脚は2本の脚であり、後脚の幅方向に離間して配置された2つの車輪の内側の間隔よりも狭い間隔の最大幅となるように幅方向に離間して配置された2輪を備えることが好ましい。
また、後脚は、支柱との連結部から車輪が接地する床面に向けて脚幅を八の字状に拡げる二股構造であることが好ましい。
また、請求項4記載の発明にかかる点滴スタンドは、車いすのフットペタルよりも内側の座席の前方の空間に配置して前記車いすに乗った状態で使用される点滴スタンドであり、前脚の最大幅は車いすの前輪を支える左右のフレームの間の幅よりも狭いことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明にかかる点滴スタンドは、車いすのフットペタルよりも内側の座席の前方の空間に配置して車いすに乗った状態で使用される点滴スタンドであり、前脚の最大高さは車いすのフットペタルの下面までの高さよりも低いことを特徴とする。
さらに、後脚の車輪が連結された部位は鉛直方向に立ち上がり、前脚の最大高さを超える高さを有することが好ましい。
請求項1記載の発明にかかる点滴スタンドによれば、後脚の支柱への連結位置を前脚の支柱への連結位置よりも高くして、支柱に対する前脚の連結位置と後脚の連結位置との間に支柱の一部を介在させて支柱の上下方向に離隔させた2点で支柱を支持しているので、後脚が支柱に対してつっかい棒(斜交い)のように機能すると共に応力を2点に分散させることができ、支柱の支持剛性が高くなる。即ち、支柱の真下に脚の中心を配置して支柱の下端の1点でのみ連結する従来の片持ち支持構造の点滴スタンドに比べて、本発明の点滴スタンドは、支柱の上と下の離隔した2位置を前脚と後脚とで互いに逆向きに2点支持することにより、支柱の下端にのみモーメントがかからないようにして支柱の姿勢の安定を図ることができると共に支柱にかかる荷重を分散することができる。したがって、支柱の中程を患者が押しても、支柱と脚との連結点に大きなモーメントが集中してかからず、支柱がぐらついたり転倒し難くいものとなる。また、後脚による支柱の支持位置が点滴スタンドの重心に近づくことによって、より支柱の揺れが少ないものとなる。このことは、点滴スタンドを支えとして歩行する患者等にとって安心して使用することを可能とする。
しかも、支柱への後脚の連結位置を高く設定することにより、二股構造の後脚の内方の空間を大きくとることができるので、歩行中の患者等の足の動きを妨げることがなく、スムーズな足の運びを可能とする。そして、負担のない姿勢で且つスムーズに歩行することができるので、点滴スタンドと一緒に移動する際の身体的負担を軽減することが可能であると共に移動の快適性の向上が可能である。
したがって、この点滴スタンドによると、ハンドルを掴んで後脚の間に患者等が立てば、点滴スタンドを歩行器のようにして押し進むことができる。しかも、姿勢が前傾するほど支柱から離れすぎず、また躓くほど接近し過ぎずに立つことができので、負担のない姿勢でスムーズに歩行することができる。依って、点滴スタンドを伴って歩行する際の移動の快適性及び安全性の更なる向上が可能である。
また、本発明の点滴スタンドによれば、後脚を前脚がくぐれる二股構造としているので、同じ構造の他の点滴スタンドの前脚を当該点滴スタンドの後脚の下を潜らせるように挿入することで、複数の点滴スタンドの間を詰めてネスティングさせることが可能になり、点滴スタンドの保管に必要なスペースが小さくなる。
さらに、前脚と後脚との各連結点の間の支柱部分に、フックや排液バッグ入れかごなどをグリップ固定具でセットすることができるので、空間の有効利用ができると共に後脚よりも低い位置に排液バッグや輸液ポンプなどをセットすることで点滴スタンドの重心をより低くしてスタンドの安定性が得られる。
た、前脚の連結位置が支柱の下端であり、後脚の連結位置が前脚の連結位置から離隔した位置で点滴スタンドの対象とするユーザーの標準的な体型・身長において膝高さ程度あるいはその近傍の高い位置であるので、支柱にかかる荷重を2点に分散すると共に各連結箇所にかかるモーメントを小さくできるので、高い支柱支持剛性と支持の安定性が得られると共に点滴スタンドのユーザー・患者等にとって好適な使い心地を提供できる。
また、請求項記載の発明によれば、前脚を2本の脚とし、後脚の幅方向に離間して配置された2つの車輪の内側の間隔よりも狭い間隔の最大幅となるように幅方向に離間して配置された2輪を備えるようにしているので、ネスティング性を損なわずに、前脚側の支持の安定性を増すことができる。
また、請求項記載の発明によれば、後脚を、支柱との連結部から車輪が接地する床面に向けて脚幅を八の字状に拡げる二股構造とするので、後脚の内方の空間を大きく確保することができるので、歩行中の患者等の足の動きを妨げることがなく、スムーズな足運びを可能とする。したがって、負担のない姿勢で且つスムーズに歩行することができるので、点滴スタンドと一緒に移動する際の身体的負担を軽減することが可能であると共に移動の快適性の向上が可能である。
また、請求項記載の発明によれば、前脚の最大幅を車いすの前輪を支える左右のフレームの間の幅よりも狭いものとするので、車いすとの併用において、前脚側を車いすのフットペタルの内側の座の前にまで引き込むことが可能となる。しかも、支柱に対する前脚の連結点と後脚の連結点との間に支柱が存在するので、車いすと併用する場合に、左右のフットペタルの間の間隙を前脚の連結箇所と後脚の連結箇所との間の支柱部分を通過させて、車いすのフットペタルの内側に点滴スタンドを簡単に引き込むことができる。そこで、ハンドルの向きを180°回転させて前脚側に配置すれば、車いすに座る患者等が直接点滴スタンドのハンドルを掴んで点滴スタンドをしっかりと支持することができる。このため、車いすの前輪と点滴スタンドの前脚の車輪とがお互いに干渉せず、安全に移動できる。しかも、患者等は前屈みとならず、自然な座り姿勢でハンドルを掴めるので、楽な姿勢で点滴スタンドを保持することができる。
また、請求項記載の発明によれば、前脚の最大高さを車いすのフットペタルの下面までの高さよりも低いものとするので、車いすと併用する際に、前脚側を車いすに向けて引き込もうとすると、フットペタルを前脚部分で跳ね上げながら通過させ得る。このため、患者等あるいは看護師などがいちいちフットペタルを跳ね上げる操作をせずに済むので煩わしくない。
さらに、請求項記載の発明によれば、後脚の車輪が連結された部位は鉛直方向に立ち上がり、前脚の最大高さを超える高さを有するので、同じ構造の他の点滴スタンドをネスティングさせる際に、前脚部分が後脚に衝突することがなく、ハンドルなどが当たるまで接近させて収納することができる。
本発明の点滴スタンドの実施形態の一例を示す図であり、正面側から見た斜視図である。 同点滴スタンドの背面側から見た斜視図である。 同点滴スタンドの左側面図である。 同点滴スタンドの背面図である。 同点滴スタンドの底面図である。 同点滴スタンドの支柱と前脚との連結構造を示す図で、図3のA部拡大縦断面図である。 同点滴スタンドを用いた歩行状態を説明する側面図である。 本発明の点滴スタンドを車いすと併用する際の配置状態を示す説明図で、側方から見た図である。 本発明の点滴スタンドを車いすと併用する際の配置状態を示す説明図で、平面から見た図である。 本発明の点滴スタンドを車いすと併用する際の配置状態を示す説明図で、点滴スタンドの正面から見た図である。 本実施形態にかかる点滴スタンドの水平スタッキングの態様を示す平面図である。 本発明の点滴スタンドの他の実施形態を示す左側面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。尚、本明細書において、前方とは、患者等が点滴スタンドを押して歩行する際の進行方向を指し、その反対側を後方と定義するものであり、支柱3を基準にそれよりも前方側に配置される脚を前脚、後方側に配置される脚を後脚と呼ぶ。また、前後方向と直交する水平方向を左右方向あるいは幅方向とする。具体的には、図1中のX軸方向を前後方向としてX(+)を前向き或いは前方とすると共にX(−)を後ろ向き或いは後方とし、また、Z軸方向を上下方向としてZ(+)を上向き或いは上方とすると共にZ(−)を下向き或いは下方とし、さらに、これらX軸及びZ軸の両方に直交するY軸方向を左右方向とする。
図1〜図6に本発明の点滴スタンドの一実施形態を示す。この実施形態にかかる点滴スタンド1は、移動可能な脚部2に支柱3を支持させ、その支柱2に輸液バッグPを掛けるための輸液バッグ保持部であるフック4及び支柱3の中程を把持可能なハンドル5を設けてなる。
本実施形態における支柱3は、図1〜図4に示すように、脚部2に支えられる支柱本体部3aと、この支柱本体部3aに上下スライド可能に嵌め合わされフック4を支持する支柱ロッド部3bとで構成されるものである。支柱ロッド部3bは、支柱本体部3aの内方にスライド可能に嵌合された金属製パイプであり、支柱本体部3aの上端付近に備えられている緊締機構3cにより支柱本体部3aに対して上下位置変更可能に固定されている。この緊締機構3cは、図示していないが、支柱本体部3aに穿孔された雌ねじとこの雌ねじに螺合される雄ねじ及びこの雄ねじに固着されたグリップ3c1とで構成され、グリップ3c1を回して雄ねじを締め付けることで支柱ロッド3bを支柱本体部3aに押しつけるように挟みつけて固定するように設けられている。
支柱ロッド3bの上端のフック4は、本実施形態の場合、左右方向に張り出すように設けられているが、その張り出し態様には限られるものではなく、前後に張り出すようにしても良いし、前後のうちの一方のみに張り出すようにしても良いし、前後左右に張り出すようにしても良い。なお、本実施形態の支柱3は、支柱本体部3aと支柱ロッド3bとを締め付けねじで固定することによって任意の高さに伸縮可能な構造とされているが、場合によっては支柱高さを固定にした構造のものでも実施可能である。
支柱の支柱本体部3aの上部に設置されるハンドル5は、図1〜図5に示すように、ハンドル本体5aと、このハンドル本体5aを支柱3の支柱本体部3aに支持させるためのボス部5b及び雄ねじ付きグリップ5cとを備えてなる。このハンドル5は、ボス部5bに対してハンドル本体5aが上向きに傾斜するように配置され、支柱3の支柱本体部3aにボス部5bを固定することによって任意の方向に向けて取り付けられるように設けられている。本実施形態の場合、ハンドル本体5aは平面視で三角枠形状であり、患者等から見て手前側に底辺が配置されるように頂点部分がボス部5bと一体成形されている。このハンドル5はグリップ5cを回して雄ねじを弛めることによって支柱本体部3aの周りに回転可能に設けられると共に、支柱・支柱本体部3aに沿って上下方向に摺動可能に設けられている。このハンドル5は、歩行時には、点滴スタンドを使用する患者等の好みの高さに調整されて、三角形の底辺部分が後方に位置するように回されて固定される。他方、車いすと併用する場合には、三角形の底辺部分が前方に位置するように回されて、車いすに座った患者等が楽な姿勢で掴める高さに調整されて固定される。
尚、この支柱3は、支柱本体部3aが脚部2によって直接支持されることから、本明細書において脚部との関係で支柱と呼ぶときには、特に断りが無い限り、支柱本体3aを指すものである。なお、支柱本体部3aと前脚2fとは、本実施形態のように別部材で形成されるようにしても良いし、一部材で形成されるようにしても良い。
脚部2は、支柱3から前方へ延びる前脚2fと支柱3から後方へ延びる後脚2bとで構成され、各々の先端に備えられた車輪・キャスタ6を介して床面に接地するように設けられている。
前脚2fは、本実施形態の場合、1本のスティールパイプを屈曲部が緩やかな半円から成る略V形に折り曲げて成り、支柱3から離れるに従って即ち前方へ向かうに従って拡がるように斜め前方に延びる2本の脚を構成している。そして、両端に車輪・キャスタ6を備えることで、幅方向に離間した2輪を備える。この平面視略V字状の前脚2fは支柱3の下端にねじ締結8によって着脱可能に固定されている。例えば、支柱3と前脚2fとの連結は、図6に示すように、支柱3・支柱本体部3aの内側に雌ねじ部材9を溶接付し、前脚2fを貫通するようにして前脚2fに溶接付けされたスリーブ10を通して雄ねじ11を雌ねじ部材9にねじ込むことで、支柱本体部3aと前脚2fとを組み立てるように設けられている。これにより、ノックダウン式として運送時のコンパクト化を可能にできる。勿論、溶接などで支柱本体部3aと前脚2fとを一体化しても良いし、場合によっては支柱本体部3aの下端の上で連結するようにしても良い。尚、本実施形態における前脚2fは、ほぼV形に成形されたスティールパイプフレームの両端に一対のキャスタ6を備えた2本の脚で構成されているが、場合によっては1つの脚・キャスタ6でも構わない。また、前脚2fは、本実施形態の場合、支柱本体部3aの下端からほぼ水平に置かれているが、これに特に限定されるものではなく、例えば場合によっては先端側に向けて漸次低くなる傾斜ビームとしても良い。図中の符号は座金12である。
後脚2bは、支柱3との連結部から車輪が接地する床面に向けて脚幅を八の字状に拡げる二股構造とされている。この後脚2bの支柱3・支柱本体部3aに対する連結位置の高さHbは、前脚2fの連結位置の高さHfよりも高く、前脚2fの連結位置と後脚2bの連結位置との間に支柱3・支柱本体部3aの一部を介在させて支柱3の上下方向に離隔させた2点で支柱3を支持するようにしている。ここで、後脚2bの連結位置は支柱本体部3aの下端から離れる程、即ち高い位置となる程、支柱に対してつっかい棒(斜交い)のように機能すると共に応力を2点に分散させる効果を高めて支柱の支持剛性を高めることができるが、高過ぎると車いすに患者等が着座してハンドルを掴み易くする高さにハンドルを調整する際などの支障となる虞がある。そこで、後脚2bの支柱3への連結位置は、支持剛性を上げながら、尚且つ患者等の支柱への接近や足の運びを妨げないようにするため、点滴スタンドの対象とするユーザー(点滴スタンドの使用が想定される患者等)の標準的な体型・身長において膝高さ程度あるいはその近傍の高い位置とすることが好ましい。図示する本実施形態の場合、後脚2bの連結位置は、点滴スタンドの対象とするユーザー例えば成人の標準的な体型・身長において膝高さ近傍となる膝下の高さ、具体的には支柱本体部3aの高さの下から約1/4程度の高さの所(例えば、支柱下端から250mm(床面から337mm)程度のところ)に設定されているが、これに特に限定されるものではなく、それよりも高い位置あるいは低い位置でも良く、支持剛性を上げる上で、また患者等の足の運びを妨げないようにするためには、患者等の動きを妨げない範囲で可能な限り支柱の高い位置に後脚2bを連結することが好ましい。尚、後脚2bの車輪6が連結された部位2b1は鉛直方向に立ち上がり、前脚2fの最大高さHfmaxを超える高さHbcを有することが好ましい。この場合、同じ構造の他の点滴スタンドをネスティングさせる際に、前脚2f部分が後脚2bに衝突することがなく、ハンドル5などが支柱3に当たるまで接近させて収納することができる。本実施形態の場合、後脚2bは、支柱3との連結部から車輪が接地する床面に向けて脚幅を八の字状に拡げながら高さを漸次低くする二股構造とされているが、このような形状に特に限定されるものではなく、例えば図12に示すように、支柱本体部3aから後方へ向けて水平に突出させ、車輪6を配置する位置で床面に向けて直角に曲げられるL形のパイプによって、あるいは支柱本体部3aから後方へ向けて水平に突出するパイプと鉛直のパイプとを連結したL形のパイプなどによって、支柱3との連結部から車輪6が接地する床面に向けて脚幅を八の字状に拡げられる二股構造とされても良い。
本実施形態では、支柱3・支柱本体部3aと脚2bとは溶接によって接合され、その周りに球状のカバー部材7が被せられて、溶接部が隠されている。カバー部材7は、上下に2分割され、支柱3を貫通させるようにして上側と下側から後脚2bを挟持するように突き合わされ、凹凸の嵌合あるいはビス止め(図示省略)などにより固定されている。また、本実施形態では、後脚2bの連結位置と前脚2fの連結位置との間の支柱・支柱本体部3aが露出されているので、該支柱3にかご等をグリップなどで取り付けることができるので、前脚2fの上の支柱本体部3aの前の空間に、排液バッグや輸液ポンプなどを収容するかご等を取り付けることができる。
また、前脚2fの最大幅即ち車輪6の部分の最大幅w1は、後脚2bの2つの車輪6の内側の間隔w2よりも狭くなるように設定されていること、つまり、前脚の幅よりも後脚の幅が十分に広く設定されていることが好ましい。これにより、図11に示すように、二股構造の後脚フレームの間に同一構造をなす他の点滴スタンドの前脚を導入することが可能となるので、同一構造をなす複数の点滴スタンドのネスティング(水平方向へのスタッキング)が可能となる。尚、ネスティングの際には、ハンドル5をいずれか一方例えば後ろ向き(後脚2b側)に揃えて配置するだけで、ハンドル5同士が干渉することがなくなるので効率的により多くの点滴スタンド1をネスティングさせることができる。
さらに、前脚の最大幅w1は車いすの前輪を支える左右のフレームの間の幅Wよりも狭いことが好ましい。この場合、点滴スタンド1の車いすとの併用において、前脚2f及び支柱3並びに後脚2bの一部を車いす13の座席の前方の空間17に引き込むことを可能とする。また、前脚の最大高さHfmaxは車いす13のフットペタル16の下面までの高さHpよりも低いことが好ましい。
この前脚2fの最大高さ(キャスター6を含めた最も高い位置)寸法h1は、特に限定されるものではないが、最低高さに位置しているときのフットペタル16の最低位置での下面までの高さHpよりも低いことが好ましい。この場合、車いす13のフットペタル16を降ろしたままの状態でも、フットペタル16を前脚2f部分で跳ね上げながら通過させるため、フットペタル16の上げ下ろし操作をしなくともフットペタル16の内側の空間17へ点滴スタンド1を引き込むことができる。もっとも、車いす13のフットペタル16の高さHpよりも前脚2fの最大高さh1が高くとも、車いす13との併用を妨げるものではない。車いす13の内側に点滴スタンド1の前脚2fと支柱3とを引き込む際に、フットペタル16を跳ね上げてから通過させれば事足りるので、車いす13との併用に何ら支障が生ずるものでもない。また、この前脚2fの最大高さh1は、一般的な病室用ベッドの下方の隙間に挿入可能な高さであることが好ましい。この場合には、ベッドに接近させて点滴スタンド1を使用することができる。
前脚2f及び後脚2bを構成するフレームはそれぞれ平面視において先端側が拡開するハの字状に配されており、後脚2bのフレームの下に同一構造をなす他の点滴スタンド1’の前脚2fのフレームを通過させることが可能な空間18が形成されるように構成されている。この構成によって、後述するように同一構造の複数の点滴スタンド1をネスティングすることができる。前脚2fは、平面視において前方に拡がるように開放されたもので、脚幅即ち左右のキャスター6,6の間隔を広げることによって支柱3の支持の安定度を増すようにしている。他方、後脚2bは、点滴スタンド1を患者が押す際の立ち位置を確保するため、すなわち患者の歩行を可能とする大きさに設定されている。
以上のように構成された点滴スタンド1によれば、図7に示すように、患者等Pが点滴を行いながらも自由に移動できる。つまり、後脚2bの左右のキャスター6の間の空間18に患者等(図示省略)が立ってハンドル5を把持すれば、支柱3に近づいて点滴スタンド1の安定性を損ねることなしに、患者等の自然な歩調・歩幅で歩行することができる。即ち、つま先が脚2に当たってふらついたり転倒したりという不具合を解消できる。
また、車いす13に乗った状態で点滴スタンド1を使用する場合には、図8〜図10に示すように、ハンドル5の向きを反対側、即ち前脚2f側に回して車いす13に着座している患者等が握りやすい高さに調整してから固定する。そして、左右のフットペタル16を跳ね上げた状態であるいは降ろしたままの状態で、点滴スタンド1の前脚2f側を車いす13に接近させ、左右のフットペタル16の間を通過させてフットペタル16よりも奥側の空間17まで前脚2f及び支柱3を導き入れる。その後、左右のフットペタル16の上に足を載せれば、患者等の脚(図示省略)の間に支柱3が挟まれた状態でハンドル5を把持することができる。
勿論、点滴スタンド1の前脚2fの少なくとも前方側の脚高さHfmaxがフットペタル16の高さHpよりも十分に低ければ、左右のフットペタル16を降ろして足・脚をフットペタル16の上に載せた状態でも、点滴スタンド1の前脚2f及び支柱3をフットペタル16よりも内側の空間17に引き込むことができる。そして、患者等は普通に車いす13に着座している姿勢で支柱3のハンドル5を掴むことができる。また、場合によっては、患者等の両脚の間で点滴スタンド1の支柱3を挟みつけることも可能である。
また、前脚2fが略水平に延びるように配置されているので、この前脚2fの上面に車いすに着座した患者の足をフットペタルを介して載せて前脚ひいては点滴スタンド全体の動きを制することもできる。
以上のように構成された本発明の点滴スタンド1によれば、歩くことができる患者等の場合には、後脚2b側に回されたハンドル5を把持して点滴スタンド1を歩行器代わりに押しながら歩行することができる。また、ハンドル5を前脚2f側に回して車いす13に着座した状態で掴みやすい高さに調整して固定すれば、車いす13のフットペタル16の内側に点滴スタンド1の脚の一部(前脚及び後脚の付け根部分)と支柱3を引き込むように配置してから、患者等が車いすに着座した状態のままハンドル5を掴んで車いすの前方に配置した点滴スタンド1を引き付けて自然の姿勢で歩行することが可能である。
なお、上述の形態は本発明の実施の形態の好適な一例ではあるものの、本発明の実施の形態が上述の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において本発明は種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では本発明を図1〜6に全体構造を示す点滴スタンドに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明が適用され得る点滴スタンドの具体的な構造や形状は上述の実施形態におけるものには限られない。また、前脚及び後脚の各脚の先端に取り付けられる全ての車輪は、本実施形態のように全方向回転可能なキャスターである必要はなく、場合によっては前脚あるいは後脚の一方において車軸が固定された車輪であっても良い。
また、本明細書においては患者等が起立して歩行する場合を基準に前方、後方を定義しているが、車いすに座って点滴スタンドを押す場合には、関係が逆転し、歩行時の後方が前方となり、前方が後方となる。即ち、脚幅が広い後脚側が車いす利用時の前方となり、脚幅が狭い前脚側が車いす利用時の後方となる。このため、歩行時のみならず車いす利用による移動時にも、点滴スタンドの移動時の操作性を良好にするためには、全ての車輪がキャスターであることが望ましい。
1 点滴スタンド
2 脚部
2f 前脚
2b 後脚
3 支柱
4 フック
5 ハンドル
6 車輪
13 車いす
14 車いすの前輪
16 フットペタル
Hf 支柱に対する前脚の連結位置の高さ
Hb 支柱に対する後脚の連結位置の高さ
w1 前脚の最大幅(車輪の部分の最大幅)
w2 後脚の車輪の内側の間隔

Claims (6)

  1. 輸液バッグを吊り下げるフックを備える支柱と、車輪を備え前記支柱を支える脚部と、前記支柱を把持するためのハンドルとを備えてなる移動可能な点滴スタンドにおいて、
    前記脚部は前記支柱から前方へ延びる少なくとも1本の前脚と、前記支柱から後方へ左右に分岐して延びる少なくとも2本の二股構造の後脚とを有し、かつ前記支柱に対する前記前脚の連結位置の高さよりも前記後脚の連結位置の高さが高く、前記前脚の前記支柱に対する連結位置と前記後脚の前記支柱に対する連結位置との間に前記支柱の一部を介在させて前記支柱の上下方向に離隔させた2点で前記支柱を支持すると共に、
    前記前脚の前記支柱に対する連結位置は前記支柱の下端であり、前記後脚の連結位置は前記前脚の連結位置から離隔した位置で点滴スタンドの対象とするユーザーの標準的な体型・身長において膝高さ程度あるいはその近傍の高い位置である
    ことを特徴とする点滴スタンド。
  2. 前記前脚は2本の脚であり、前記後脚の幅方向に離間して配置された2つの前記車輪の内側の間隔よりも狭い間隔の最大幅となるように幅方向に離間して配置された2輪を備えることを特徴とする請求項1記載の点滴スタンド。
  3. 前記後脚は、前記支柱との連結部から前記車輪が接地する床面に向けて脚幅を八の字状に拡げる二股構造であることを特徴とする請求項1または2記載の点滴スタンド。
  4. 車いすのフットペタルよりも内側の座席の前方の空間に配置して前記車いすに乗った状態で使用される点滴スタンドであり、前記前脚の最大幅が前記車いすの前輪を支える左右のフレームの間の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の点滴スタンド。
  5. 車いすのフットペタルよりも内側の座席の前方の空間に配置して前記車いすに乗った状態で使用される点滴スタンドであり、前記前脚の最大高さが前記車いすの前記フットペタルの下面までの高さよりも低いことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の点滴スタンド。
  6. 前記後脚の前記車輪が連結された部位は鉛直方向に立ち上がり、前記前脚の最大高さを超える高さを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の点滴スタンド。
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