JP6948546B2 - ファイル - Google Patents

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    • B42F21/00Indexing means; Indexing tabs or protectors therefor

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  • Sheet Holders (AREA)

Description

本発明は、見出し要素収納部を有するファイルに関する。
従来より、シートを二つ折りにして表表紙と裏表紙とを形成したファイルが広く用いられてきている。このようなファイルの一つとして、表表紙及び裏表紙を備えたファイル本体と、このファイル本体の外縁から突出する見出し要素収納部を有するものが考えられている(例えば、特許文献1を参照)。前記特許文献1記載の見出し要素収納部は、透光性を有するシートを二つ折りにして基片と先片とを形成し、基片と先片との間に見出し要素を挟持可能な閉じ姿勢をとり得るとともに、前記先片を基片とファイル本体との間に挟み込むように構成されている。
ここで、特許文献1記載の見出し要素収納部は、その全体がファイル本体の裏表紙の内面側に配されており、先片の全体がファイル本体の裏表紙と基片との間に挟み込まれる構成のもの、あるいはファイル本体の外縁部に突出部分を有し先片の全体がこの突出部分と基片との間に挟み込まれる構造のものである。そのため、新たな見出し要素を基片と先片との間に配置するために行われる前記見出し要素収納部の開閉作業、すなわち閉じ姿勢を解除する作業及び再び閉じ姿勢とする作業が煩わしく感じられるという不具合が存在する。
特開2005−096163号公報
本発明は以上の点に着目し、見出し要素収納部の開閉作業が簡単、容易なファイルを実現することを目的とする。
請求項1記載の発明に係るファイルは、ファイル本体と、このファイル本体の外縁から突出し基片と先片との間に見出し要素を挟持可能な閉じ姿勢をとり得る見出し要素収納部とを具備してなり、前記見出し要素収納部が、前記基片及び前記先片の少なくとも一方に透光性を持たせるとともに、前記先片の先端部のみが前記基片と前記ファイル本体との間に挟まれることにより前記閉じ姿勢が保持されるものであって、前記基片の基部が、前記ファイル本体の外縁近傍に溶着されるとともに、前記ファイル本体の溶着部位及び前記ファイル本体の外縁により囲まれる領域と前記基片との間に前記先片の先端部を挟んでおくための空間が設けられているものである。
請求項2記載の発明に係るファイルは、請求項1記載の構成のものにおいて、前記見出し要素収納部が、透光性シートを二つ折にして、基部が前記ファイル本体に止着された前記基片と、この基片の先端に連設された前記先片とを構成したものである。
請求項3記載の発明に係るファイルは、請求項1又は2記載の構成のものにおいて、前記基片の基部が、前記ファイル本体の外面側に溶着されているものである。
請求項4記載の発明に係るファイルは、ファイル本体と、このファイル本体の外縁から突出し基片と先片との間に見出し要素を挟持可能な閉じ姿勢をとり得る見出し要素収納部とを具備してなり、前記見出し要素収納部が、前記基片及び前記先片の少なくとも一方に透光性を持たせるとともに、前記先片の先端部のみが前記基片と前記ファイル本体との間に挟まれることにより前記閉じ姿勢が保持されるものであって、前記ファイル本体の前記基片に対応する部位に突出部分が形成されているとともに、前記基片の基部が前記ファイル本体の外縁に沿った部位に溶着されており、前記先片の先端部のみが前記基片と前記ファイル本体の突出部分との間に挟まれる。
請求項5記載の発明に係るファイルは、請求項1、2、3又は4記載のものにおいて、前記見出し要素が付箋であり、前記基片又は前記先片のいずれかに付箋の貼付領域を設けたものである。
請求項6記載の発明に係るファイルは、請求項1、2、3、4又は5記載のものにおいて、前記付箋の貼付領域の端に対応する前記基片又は前記先片の部位に、型押しによる線を設けたものである。
請求項7記載の発明に係るファイルは、請求項1、2、3、4、5又は6記載のものにおいて、前記基片の基部がファイル本体の外縁と略平行な基本溶着部及びこの基本溶着部よりも外方に位置する補助溶着部において溶着されたものであり、前記補助溶着部が見出し要素収納部の片側に寄せて設けられているものである。
請求項8記載の発明に係るファイルは、請求項1、2又は4記載のものにおいて、前記ファイル本体が、シートを二つ折りにして表表紙と裏表紙とを形成したもので、裏表紙のコーナー部の内面に表表紙のコーナー部を差し込んで保持するための脱落防止ストッパが設けられており、前記基片及び先片と脱落防止ストッパとが一体に形成されているものである。
なお、上記各請求項に係る発明において、「透光性を持った基片あるいは先片」とは、見出し要素収納部内を外部から視認することができる性質を持ったもの全般を意味しており、例えば、見出し要素収納部内に収容された見出し要素に記載された内容を全て外部から解読できるような透明性を有するものだけでなく、見出し要素の色や記号などを外部から判別できる程度のすりガラス的な半透明性を有するもの、あるいは、不透明なシート素材に網目や窓を形成したものなどが含まれる。
本発明によれば、見出し要素収納部の開閉作業が簡単、容易なファイルを実現することができる。
本発明の第一実施形態に係るファイルを示す斜視図。 同実施形態に係るファイルを示す正面図。 同実施形態に係るファイルを示す背面図。 同実施形態に係るファイル本体の展開図。 同実施形態に係る見出し要素収納部の展開図。 同実施形態に係るファイルの作用説明図。 同実施形態に係るファイルの作用説明図。 本発明の第二実施形態に係るファイルを示す斜視図。 同実施形態に係るファイルを示す正面図。 同実施形態に係るファイルを示す背面図。 同実施形態に係るファイル本体の展開図。 同実施形態に係るファイルの作用説明図。 同実施形態に係るファイルの作用説明図。 本発明の第三実施形態に係るファイルを示す斜視図。 同実施形態に係るファイルを示す正面図。 同実施形態に係るファイルを示す背面図。 同実施形態に係るファイル本体の展開図。 同実施形態に係る見出し要素収納部の展開図。 同実施形態に係るファイルの作用説明図。 同実施形態に係るファイルの作用説明図。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係るファイル1Aは、図1〜図5に示すように、ファイル本体2と、このファイル本体2の外縁2aから突出し基片4と先片5との間に見出し要素を挟持可能な閉じ姿勢(C)をとり得る見出し要素収納部3とを具備してなるもので、前記先片5の先端部5aのみが前記基片4と前記ファイル本体2との間に挟まれることにより前記閉じ姿勢(C)が保持されるようになっている。
前記ファイル本体2は、図1〜図4に示すように、透光性を有するシートを二つ折りにして表表紙6と裏表紙7とを形成したもので、前記表表紙6と裏表紙7との長辺を構成する外縁2a及びこの外縁2aに隣接する一方の短辺を構成する一方の縁2bが解放されているとともに、他方の短辺を構成する他方の縁2cが相互に溶着されている。この実施形態では、例えば、図1〜図3における下の縁同士が短辺溶着部2dにおいて溶着されている。
前記見出し要素収納部3は、図1〜図3及び図5に示すように、透光性シートを二つ折にして、基部41が前記ファイル本体2の外面側に止着された前記基片4と、この基片4の先端に連設された前記先片5とを構成したものである。すなわち、前記基片4及び前記先片5は、双方とも透光性を有する。
詳述すれば、前記基片4は、図1〜図3及び図5に示すように、表紙の外縁2aよりも外方に突出する基片本体40と、この基片本体40の基端に連続し裏表紙7の外面7a側に溶着された基部41とを備えたものである。前記基片本体40は、見出し要素である付箋Mに対応する形状及び寸法を有する、例えば長方形状のものであり、この基片本体40に付箋Mの貼付領域40Aを設けている。この付箋Mの貼付領域40Aの端に対応する部位には、型押しによる線40bが設けられている。前記基部41は、前記基片本体40よりも長手寸法が大きいもので、長手方向両端近傍部には応力分散用の切欠部41aが形成されている。また、この基部41は、ファイル本体2の外縁2aと略平行な基本溶着部41b及びこの基本溶着部41bよりも外方に位置する補助溶着部41cにおいて裏表紙7に溶着されたものであり、前記補助溶着部41cが見出し要素収納部3の片側、より具体的には前記短辺溶着部2dが設けられた縁2cの側に寄せて設けられている。
前記先片5は、図1〜図3及び図5に示すように、前記基片本体40の先端に折り曲げ線3aを介して連続させたもので、前記折り曲げ線3aで折り曲げることにより、当該先片5が基片本体40の全体に重なり合うとともに、その先端部5aが基片4の基部41の一部に重なり合うようになっている。
図6は、前記見出し要素収納部3を、前記基片4と前記先片5との間に付箋Mを挿入可能な開き姿勢(O)にした状態を示す図である。同図の上欄は、この見出し要素収納部3を拡大して示す斜視図であり、下欄は、前記斜視図におけるA−A線に沿った概略断面図である。この概略断面図は、わかりやすくするために、前記ファイル本体2及び前記見出し要素収納部3をそれぞれ構成するシートの厚みを誇張して示している。この開き姿勢(O)においては、前記基片4における付箋Mの貼付領域40Aが解放されており、この貼付領域40Aに付箋Mを貼り付けることができる。そして、この貼付領域40Aに付箋Mを貼った状態で折り曲げ線3aを境にして先片5を基片本体40に重なるように折り返すことによって、この先片5と前記基片本体40とで付箋Mを挟み込むことができる。この挟持状態で前記先片5の先端部5aを基片4の基部41とファイル本体2の裏表紙7との間に挿入し挟持させることにより、この見出し要素収納部3が前述した閉じ姿勢(C)となり、この閉じ姿勢(C)が維持される。図7は、この見出し要素収納部3を前記閉じ姿勢(C)に保持した状態を示すものである。同図の上欄は、この見出し要素収納部3を拡大して示す斜視図であり、下欄は、前記斜視図におけるB−B線に沿った概略断面図である。この概略断面図も、わかりやすくするために、シートの厚みを誇張して示している。
このような構成のものであれば、見出し要素収納部3に挟持された付箋Mがファイル本体2の外縁2aよりも外方に突出した状態となるため、見出しの視認性が良好となる。また、先片5の先端部5aのみを基片4とファイル本体2との間に挟み込むことにより前記閉じ姿勢(C)が保持されるようになっているので、見出し要素収納部3の開閉作業が簡単、容易である。すなわち、この実施形態においては、見出し要素収納部3の主として上部側を背面側に部材の弾性変形を利用して反るように変形させることにより先片5の先端部5aを基片4とファイル本体2との間から抜き取ることができ、その先片5を開成させて開き姿勢(O)に至らしめることができる。この操作は、見出し要素収納部3のいずれの部位を変形させても行うことが可能ではあるが、この実施形態においては、見出し要素収納部3の図中下部は変形させにくくしてあるため、図中上部側を操作するのが好ましい。すなわち、この基片4は、その基部41が基本溶着部41bのみならず、この基本溶着部41bよりも外方に位置する補助溶着部41cにおいてファイル本体2の裏表紙7に止着されており、この補助溶着部41cは見出し要素収納部3の図中下部に設けてあるため、閉じ状態にある見出し要素収納部3の下部は上部に比べて後方に反らせにくくなっている。換言すれば、このファイル1Aの通常使用時には、見出し要素収納部3の図中下部を持ってファイル1Aを開閉させるようにすれば、見出し要素収納部3が不必要に開いてしまうのを抑制することができる。この補助溶着部41cの位置は、ファイル1Aの主要用途に応じて設定されるものであり、この実施形態においては、見出し内容を視認しながらこの見出し要素収納部3を右手で検索操作する頻度が高い位置、具体的には前記見出し要素収納部3の図1〜図3における下部に設定してある。以上の説明においては、見出し要素収納部3が図1〜図3におけるファイル本体2の右辺に位置する姿勢で説明してあるが、見出し要素収納部3がファイル本体2の上辺に位置する姿勢で用いるようにしてもよいのはもちろんである。このとき、前記補助溶着部41cは前記見出し要素収納部3の右端部に位置することとなるので、右手で見出し要素収納部3を把持してファイル1Aを開閉する場合において、見出し要素収納部3が不必要に開いてしまうのをより効果的に抑制することができる。
また、この実施形態では、前記見出し要素収納部3の基片4の基部41がファイル本体2の外面側に溶着されているので、書類が引っかかることがない。すなわち、この実施形態では、基片4の基部41が、ファイル本体2を構成する裏表紙7の外面に溶着してあるため、裏表紙7の内面と表表紙6の内面との間に収納される書類が、前記基片4に引っかかることを防止することができ、書類の出し入れを円滑に行うことができる。さらに、前記見出し要素収納部3の基片4の基部41をファイル本体2の外面側に溶着しているとともに、前記基片本体40をファイル本体2の外縁2aから突出させ、先片5の先端部5aのみを基片4とファイル本体2との間に挟み込ませるようにしていることから、この見出し要素収納部3の全体がファイル本体2を構成する表表紙6と裏表紙7との間の書類等収納空間の外側に位置することとなり、書類等収納空間を広く使うことができる。なお、基片4の基部41を、ファイル本体2を構成する表表紙6の外面に溶着するようにしてももちろんかまわない。
さらに、前記基片4に付箋Mの貼付領域40Aを設け、付箋Mのような自己保持力を備えた紙片を貼付する領域を確保しているので、この付箋Mの貼付領域40Aに付箋Mを貼付でき、見出しの脱落を防止できる。すなわち、この実施形態では、見出し要素として自己保持力を有した付箋Mを用いているので、前記基片4と先片5とによる挟持力に加えて付箋Mの自己保持力を利用することができ、見出し要素の脱落をより効果的に防止又は抑制することができる。なお、付箋Mの貼付領域40Aを先片5に設けるようにしてももちろんよい。
そして、付箋Mの貼付領域40Aにおける付箋Mを貼る面の下部に型押しによる線40bを設けているので、付箋Mの位置を合わせることができ、かつ、型押しによるシートの歪みにより開口部が狭くなることで、収容した付箋Mが落ちにくくなる。すなわち、本実施形態では、シートにより作られた基片4の付箋Mの貼付領域40Aの両端に型押しによる線40bを設けており、その型押しによる線40bの影響により、基片4が厚み方向に若干湾曲するように変形して見出し要素収納部3の両端を塞ぐようにしているが、型押しによる線の入れ方によっては、基片4が先片5側に膨出するように変形させることも可能であり、その場合には基片4と先片5とによって見出し要素を挟持する力を増加させることもできる。
<第二実施形態>
次いで、本発明の第二実施形態に係るファイル1Bについて説明する。以下の説明において、前述した第一実施形態におけるものと同一又は対応する各部位には、同一の名称及び符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
このファイル1Bは、以下の点で第一実施形態のファイル1Aと異なっており、その他の点では第一実施形態のファイル1Aと同様の構成を有している。以下、第一実施形態との相違点について説明する。
図8〜図11に示すように、このファイル1Bは、裏表紙7のコーナー部7cの内面7bに、表表紙6のコーナー部6cを差し込んで保持するための脱落防止ストッパ8を設けている。この脱落防止ストッパ8は、基端部を折り曲げ線8aを介して裏表紙7に一体に形成されたもので、折り曲げ線8aを境にこの脱落防止ストッパ8を裏表紙7の内面7b側に折り返したうえで、該脱落防止ストッパ8の先端縁部8bをストッパ溶着部8cにおいて裏表紙7に溶着している。
見出し要素収納部3は、第一実施形態のものと同一の構成のものであり、先片5の先端部5aのみが基片4とファイル本体2との間に挟まれることにより閉じ姿勢(C)が保持されるようになっている。図12は、この見出し要素収納部3の開き姿勢(O)を示す説明図である。同図の上欄は、この見出し要素収納部3を拡大して示す斜視図であり、下欄は、前記斜視図におけるC−C線に沿った概略断面図である。この概略断面図は、わかりやすくするために、シートの厚みを誇張して示している。図13は、この見出し要素収納部3の閉じ姿勢(C)を示す説明図である。同図の上欄は、この見出し要素収納部3を拡大して示す斜視図であり、下欄は、前記斜視図におけるD−D線に沿った概略断面図である。この概略断面図も、わかりやすくするために、シートの厚みを誇張して示している。
このような構成のものであれば、上述したような第一実施形態に係る作用効果をすべてそうする上に、表表紙6を脱落防止ストッパ8に挿入することにより、ファイル本体2を閉じた姿勢に適切に保持しておくことができる。この脱落防止ストッパ8は、裏表紙7に溶着された別体品でもよいが、一体にしておけば、製造に要する工数を削減することができる。
<第三実施形態>
次いで、本発明の第三実施形態に係るファイル1Cについて説明する。以下の説明において、前述した第一及び第二実施形態におけるものと同一又は対応する各部位には、同一の名称及び符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
このファイル1Cは、外見上第二実施形態のファイル1Bと似たところがあるが、構造上、以下の点で異なっている。
すなわち、このファイル1Cは、図14〜図16に示すように、基片4の基部41が、ファイル本体2の外縁2aに溶着されるとともに、前記ファイル本体2の一部を突出させたものであり、前記先片5の先端部5aのみが前記基片4と前記ファイル本体2の突出部分20との間に挟まれるようになっている点で、前述した第一及び第二実施形態のものとは異なった構造をなしている。この第三実施形態では、図14〜図17に示すように、基片4の基部41がファイル本体2を構成する裏表紙7の外縁2aに沿った部位に溶着されているとともに、その裏表紙7の前記基片4に対応する部位に突出部分71が一体に形成されており、先片5の先端部5aはこの裏表紙7の突出部分71と基片4との間に挟持されることにより、見出し要素収納部3が閉じ姿勢(C)に保持されるようになっている。さらに、この第三実施形態のファイル1Cは、前記基片4及び先片5と脱落防止ストッパ8とが、図14〜図16及び図18に示すように、共通のシートを打ち抜くことにより一体に形成されたものであり、前記脱落防止ストッパ8の基端8xは、ファイル本体2の外縁2aに沿った基本溶着部41aを介して前記基片4に一体に連続している。脱落防止ストッパ8の先端縁部8bは、第二実施形態のファイル1Bと同様に、ストッパ溶着部8cにおいて裏表紙7の内面7bに溶着されている。
前記見出し要素収納部3は、図14〜図17及び図19〜図20に示すように、先片5に付箋の貼付領域5Aを設けており、この付箋の貼付領域5Aの端に対応する部位には、型押しによる線5bを設けている。すなわち、この見出し要素収納部3は、開き姿勢(O)において先片5に付箋Mを貼付した上で、その先片5を折り返して基片4に重ね合わせることにより、付箋Mの記載内容が基片4を通して視認可能となるようにしてあり、その閉じ姿勢(C)において、先片5の先端部5aのみを基片4と前記裏表紙7の突出部分20との間に挿入し挟持させることによりその閉じ姿勢(C)が維持されるようになっている。図19は、この見出し要素収納部3の開き姿勢(O)を示す説明図である。同図の上欄は、この見出し要素収納部3を拡大して示す斜視図であり、下欄は、前記斜視図におけるE−E線に沿った概略断面図である。この概略断面図は、わかりやすくするために、シートの厚みを誇張して示している。図20は、この見出し要素収納部3の閉じ姿勢(C)を示す説明図である。同図の上欄は、この見出し要素収納部3を拡大して示す斜視図であり、下欄は、前記斜視図におけるF−F線に沿った概略断面図である。この概略断面図も、わかりやすくするために、シートの厚みを誇張して示している。
このような構成のものであっても、上述したような第一実施形態に係る主要な作用効果を奏する上に、表表紙6を脱落防止ストッパ8に挿入することにより、ファイル本体1Cを閉じた姿勢に適切に保持しておくことができる。
なお、この脱落防止ストッパは、見出し要素収納部と別体に構成されたものでもよく、また、脱落防止ストッパそのものを省略しても構わない。
さらに、前記第三実施形態では、見出し要素収納部をファイル本体の内面、換言すれば裏表紙の内面に溶着した場合について説明したが、ファイル本体の外縁における外面、換言すれば例えば裏表紙の外面に溶着してもよい。この場合には、裏表紙の外縁に設けられた突出部分が基片の正面側に位置することになるため、付箋の貼付領域は先片ではなく基片に設けておくのが望ましい。加えて、見出し要素収納部をファイル本体の表表紙に溶着してもかまわない。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、上述した各実施形態では、見出し要素が付箋であるが、見出し要素は、付箋に限らず、自己保持力を有しない短冊状その他の形状を有する用紙や、糸状のもの等であってもよい。
また、上述した各実施形態では、見出し要素収納部の基片及び先片がいずれも見出し要素収納部内に収容された付箋に記載された内容を全て外部から解読できるような透明性を有するが、見出し要素収納部の基片及び先片の一方のみが透明性を有するものであってもよい。さらに、見出し要素収納部の基片及び先片の一方又は双方が、前記見出し要素の色や記号の形などを外部から判別できる程度のすりガラス的な半透明性を有するもの、あるいは、不透明なシート素材に網目や窓を形成したものであってもよい。
そして、上述した各実施形態では、透光性を有するシートを二つ折りにしてファイル本体の表表紙と裏表紙とを形成しているが、ファイル本体を構成するシートについては、透光性を有するものに限られない。また、表表紙を形成するシートと裏表紙を形成するシートとを重ね合わせ隣接する二辺を溶着等の方法により止着してなるファイル本体を採用してももちろんよい。
加えて、見出し要素収納部は、ファイル本体の外縁のどの位置に設けてもよい。また、見出し要素収納部の位置がそれぞれ異なる複数のファイルを組み合わせて利用するとなおよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
1A〜1C…ファイル
2…ファイル本体
2a…ファイル本体の外縁
3…見出し要素収納部
4…基片
5…先片
5a…先片の先端部
(C)…閉じ姿勢

Claims (8)

  1. ファイル本体と、このファイル本体の外縁から突出し基片と先片との間に見出し要素を挟持可能な閉じ姿勢をとり得る見出し要素収納部とを具備してなり、
    前記見出し要素収納部が、前記基片及び前記先片の少なくとも一方に透光性を持たせるとともに、前記先片の先端部のみが前記基片と前記ファイル本体との間に挟まれることにより前記閉じ姿勢が保持されるものであって、
    前記基片の基部が、前記ファイル本体の外縁近傍に溶着されるとともに、前記ファイル本体の溶着部位及び前記ファイル本体の外縁により囲まれる領域と前記基片との間に前記先片の先端部を挟んでおくための空間が設けられているファイル。
  2. 前記見出し要素収納部が、透光性シートを二つ折にして、基部が前記ファイル本体に止着された前記基片と、この基片の先端に連設された前記先片とを構成したものである請求項1記載のファイル。
  3. 前記基片の基部が、前記ファイル本体の外面側に溶着されている請求項1又は2記載のファイル。
  4. ファイル本体と、このファイル本体の外縁から突出し基片と先片との間に見出し要素を挟持可能な閉じ姿勢をとり得る見出し要素収納部とを具備してなり、
    前記見出し要素収納部が、前記基片及び前記先片の少なくとも一方に透光性を持たせるとともに、前記先片の先端部のみが前記基片と前記ファイル本体との間に挟まれることにより前記閉じ姿勢が保持されるものであって、
    前記ファイル本体の前記基片に対応する部位に突出部分が形成されているとともに、前記基片の基部が前記ファイル本体の外縁に沿った部位に溶着されており、前記先片の先端部のみが前記基片と前記ファイル本体の突出部分との間に挟まれるファイル。
  5. 前記見出し要素が付箋であり、前記基片又は前記先片のいずれかに付箋の貼付領域を設けた請求項1、2、3又は4記載のファイル。
  6. 前記基片又は前記先片のいずれかに付箋の貼付領域を設けたものであり、その付箋の貼付領域の端に対応する前記基片又は前記先片の部位に、型押しによる線を設けた請求項1、2、3、4又は5記載のファイル。
  7. 前記基片の基部がファイル本体の外縁と略平行な基本溶着部及びこの基本溶着部よりも外方に位置する補助溶着部において溶着されたものであり、前記補助溶着部が見出し要素収納部の片側に寄せて設けられている請求項1、2、3、4、5又は6記載のファイル。
  8. 前記ファイル本体が、シートを二つ折りにして表表紙と裏表紙とを形成したもので、裏表紙のコーナー部の内面に表表紙のコーナー部を差し込んで保持するための脱落防止ストッパが設けられており、前記基片及び先片と脱落防止ストッパとが一体に形成されている請求項1、2又は4記載のファイル。
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