JP2017226092A - 書類ホルダ - Google Patents

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祥平 扶川
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【課題】紙葉類の取り扱いを良好なものとしつつ且つ紙葉類を確実に保護し得る書類ホルダを提供する。【解決手段】本発明に係る書類ホルダ1は、書類Pを背面側から支持する裏表紙2と、この裏表紙2との間で書類Pを挟持し得るように配される表表紙3と、この表表紙3の所定箇所34に形成された開口又はスリットの一態様たる貫通孔要素40である表出窓4と、この表出窓4を正面側から開閉可能に覆うカバーたるストッパ5とを具備することを特徴とする。【選択図】図6

Description

この発明は、紙葉類を収容、保管することができる書類ホルダに関する。
従来、主に合成樹脂製シートといったシート状の素材により構成され、表表紙と裏表紙との間に紙葉類を収容可能に構成された書類ホルダが周知である。斯かる書類ホルダに該当するものとしては、外方から紙葉類に記載された内容を視認し得る透明の合成樹脂製シートからなる、所謂クリヤーホルダと称されるものが挙げられる。また一方、斯かるクリヤーホルダとは全く異なる用途で使用されるものとして、特許文献1に開示されているような書類ホルダも周知である。
この特許文献1に記載されている書類ホルダは、主に確定申告書類のような個人情報が記されている紙葉類を保管するために設けられたものである。すなわち特許文献1に記載の書類ホルダは、少なくとも表表紙及びを不透明の素材或いは色彩により構成して収容している紙葉類の記載内容を殆ど視認し得ないようにしつつ、表表紙又は裏表紙の一部に横長の孔を形成することにより、確定申告書類の氏名欄のみを外方から視認することを目的としたものである。
また、特許文献1に記載のものも含め、上述したような表表紙及び裏表紙を有する書類ホルダにおいて一部に孔を形成することは、視認が可能となるのみならず、手指や筆記具によるアクセスも可能となるということにも繋がる。よって設ける孔の形状如何によっては孔を介して手指で紙葉類を操作して書類ホルダからの紙葉類の取り出しを容易なものとしたり、孔を介して筆記具等により紙葉類に記載を施すということも考えられる。
特開2012−91426号公報
しかしながら、書類ホルダの一部に孔を設けるということは、当該孔を介して書類等が書類ホルダの外部からの何らかの接触により不要な汚れが付いたり破れてしまったりしてしまうという可能性が有ることを意味する。つまり、書類ホルダによって収容しようとする紙葉類の種類によっては、上記の可能性は、紙葉類の管理上、重大な不具合に繋がってしまう場合がある。
本発明は、紙葉類の取り扱いを良好なものとしつつ且つ紙葉類を確実に保護し得る書類ホルダを提供する。
すなわち、本発明に係る書類ホルダは、紙葉類を背面側から支持する裏表紙と、この裏表紙との間で紙葉類を挟持し得るように配される表表紙と、この表表紙の所定箇所に形成された貫通孔要素である開口又はスリットと、この開口又はスリットを正面側から開閉可能に覆うカバーとを具備することを特徴とする。
ここで「開閉可能に」とは、カバーの動作によって開口又はスリットが露出及び被覆され得ることによる開閉可能という意味に限られない。すなわち本明細書における「開閉可能」とは、表表紙の撓みやスライド動作によってカバーから開口又はスリットが露出及び被覆され得ることにより開閉可能に構成される態様、またカバー及び開口又はスリット双方の相対動作によりカバーから開口又はスリットが露出及び被覆され得ることにより開閉可能に構成される態様をも含まれる概念である。
このようなものであれば、開口又はスリットから表出した紙葉類の一部がカバーによって有効に保護することができ、且つ所要のときのみ紙葉類の一部を表出させることができる。これにより、開口又はスリットから表出した紙葉類の一部が外方からの衝撃や汚れにより破損や汚損してしまうことを有効に回避することができる。すなわち本発明によれば、紙葉類の取り扱いを良好なものとしつつ且つ紙葉類を確実に保護し得る書類ホルダを提供することができる。
また、カバーがより確実に紙葉類を保護し得るように構成するためには、カバーを裏表紙に取り付けられたものとし、表表紙をカバーと裏表紙との間に差し込むことによって開口又はスリットが覆われるようにすることが望ましい。
また、収容されている紙葉類が不意に脱落しないように確実に位置決めし得るようにするためには、カバーを、表表紙及び紙葉類の裏表紙に対するずれを防ぎ得るストッパとして機能するものとすることが望ましい。
特に、紙葉類の位置決めを確実に行い得るようなカバーの配置態様の一例として、カバーが、前記裏表紙における前記表表紙に対し接離可能な連続する二辺に亘って固定されている態様を挙げることができる。
また、カバーを簡素な構成により容易に設け得るようにするためには、カバーを、表表紙に設けるようにしても良い。
また、カバーを、表出窓から表出した付箋の反止着端を抑え得るように構成すれば、紙葉類の有効な保護のみならず、好適な管理にも資するものとなる。
そして紙葉類に記された記載内容を外部から視認することを抑止して紙葉類の管理を好適に行い得るようにするためには、表表紙を不透明な素材により構成することが望ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、紙葉類の取り扱いを良好なものとしつつ且つ紙葉類を確実に保護し得る書類ホルダを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る外観図。 同正面図。 同背面図。 同実施形態に係る要部の外観図。 図実施形態に係る動作説明図。 図実施形態に係る要部の正面図。 同実施形態に係る作用説明図。 同実施形態の変形例に係る要部の正面図。 同上。 同上。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る書類ホルダ1は、セキュリティホルダとも称されるものであり、図1〜図7に示すように、収容物としての矩形状をなす紙葉類たる書類Pをその記載内容P1が外方から略視認し得ない状態として収容、保管するためのものである。このような書類ホルダ1を用いることにより、書類Pが例えば個人情報等が記載された文書であった場合でも、当該書類Pのヘッダ部分に記載されているマイナンバー等の識別番号を示すナンバーP2(図5〜図7)や捺印P3(図5〜図7)等の重要な情報が好適に隠蔽された状態で収容、保管することができる。
ここで、本実施形態に係る書類ホルダ1は、書類Pを背面側から支持する裏表紙2と、この裏表紙2との間で書類Pを挟持し得るように配される表表紙3と、この表表紙3の所定箇所34に形成された開口又はスリットの一態様たる貫通孔要素40である表出窓4と、この表出窓4を正面側から開閉可能に覆うカバーたるストッパ5とを具備することを特徴とする。
以下、本実施形態に係る書類ホルダ1の具体的な構成について説明する。
書類ホルダ1は、主に可撓性を有する不透明に構成されたシート素材を適宜折り曲げ並びに溶着することにより形成された裏表紙2及び表表紙3を主体としたものである。具体的には、当該書類ホルダ1は、裏表紙2及び表表紙3が連続する二辺を開放させるように他の辺を接合させてなる概略矩形状をなすものである。当該裏表紙2及び表表紙3を形成している素材は、本実施形態では外方に面する一面にシボ加工を施した例えばポリプロピレンといった樹脂性のシート素材であるが勿論、ポリエチレンやポリエチレンテレフタレートといった他の樹脂素材、或いは紙素材を用いてもよい。更には裏表紙2を表表紙3とは異なる素材としても良い。
この書類ホルダ1は、連続する二辺を開放し他の二辺を接合させるべく、上端側において裏表紙2及び表表紙3が全域に亘って接離可能に構成される開放上縁1aと、この開放上縁1aに対向する端部において樹脂素材を折り返すことによって形成し底縁1bと、これら開放上縁1a及び底縁1bの一側端を帯状に溶着させることにより接合させた溶着側縁1cと、この溶着側縁1cに対向する端部において裏表紙2及び表表紙3が略全域に亘って接離可能に構成される開放側縁1dとを有している。また本実施形態ではこの書類ホルダ1は、開放側縁1dの底縁1bよりの一定の領域に、表表紙3を構成する樹脂素材の膨出部分を裏表紙2に溶着することによって形成されたこぼれ止め1eと、溶着側縁1cに上下方向に等間隔に例えば四箇所に穿たれた開口である綴じ穴1hとを更に有している。このこぼれ止め1eを設けることにより、裏表紙2及び表表紙3に単に挟まれただけの書類Pであっても容易に開放側縁1d側から脱落してしまうことはない。また本実施形態では、綴じ穴1hとして、一般的な四穴或いは二穴構造をなす綴じ具を配したバインダー等に好適に綴じられ得るように構成している。しかし当該綴じ穴1hの有無及びその数は、書類ホルダ1の保管態様や収容する書類Pの如何によって適宜の構成とし得る。換言すればバインダーに綴じる目的がなければ当該綴じ穴1hは必要無い。また綴じ穴1hの数をさらに増加させることにより、例えばクリヤーブック替え紙と称されるようなものの如く汎用性が高い別異の態様を採ることもできる。
加えて本実施形態に係る書類ホルダ1は裏表紙2側において表表紙3及び書類Pを挟み得るストッパ5と、表表紙3側に穿たれた表出窓4とを更に有している。これらストッパ5及び表出窓4については後に説明する。
裏表紙2は、書類Pを背面側から支持するべく矩形状をなすものであり、表表紙3に対面する側の面の略全域に書類Pすなわち書類Pを支持するための書類支持面21を有している。また本実施形態ではこの裏表紙2は、開放上縁1a及び開放側縁1dに臨む領域に、上述したストッパ5を取り付けるためのストッパ取付部22を有している。
表表紙3は、裏表紙2の外形に対応した略矩形状をなすものであり、表面を不透明に構成した不透明面31と、開放上縁1a及び開放側縁1dに臨む領域において樹脂素材を正面視若干凹ませて形成された退避縁32と、こぼれ止め1e近傍において概略三角形状に樹脂素材を凹ませて形成した凹部33とを有している。本実施形態では図1、図2及び図4に示すように退避縁32が形成されることで裏表紙2のストッパ取付部22及びストッパ5の一部が正面側に露出する。また凹部33が形成されることで表表紙3におけるこぼれ止め1e近傍の表表紙3の可撓変形が促されるとともに、使用者にとっては裏表紙2と表表紙3とを厚み方向に離間させるべく裏表紙2、表表紙3間に手指が挿入し易くなっている。そして本実施形態では、この表表紙3は、開放上縁1a及び開放側縁1dといった二辺が連続する箇所近傍を、収容しようとする書類Pの記載内容P1に対応して設定された所定領域34としている。本実施形態ではこの所定領域34が重層される書類Pの一部分に、その書類Pの記載内容P1の中でも重要な部分が配されているからである。
表出窓4は、上述した表表紙3の所定箇所34に形成された開口またはスリットの一態様である貫通孔要素40からなるものである。本実施形態では、表出窓4は、複数の孔たる貫通孔要素40を集合させて設けたものである。具体的には、貫通孔要素40は、開放上縁1aから開放側縁1dに向けて傾斜方向に延出する傾斜長孔41と傾斜短孔42とを有している。これら傾斜長孔41及び傾斜短孔42は、それぞれ同方向に延出する延出縁40aを有している。すなわちこれら集合している複数の孔は互いに平行するように延出した形状をなしている。また本実施形態では上述の通り、可撓性を有する表表紙3が撓みやすい方向は、開放上縁1a及び開放側縁1dといった二辺がなす各から延びる対角線方向である。すなわち当該傾斜長孔41及び傾斜短孔42は、表表紙3を撓ませることにより書類Pに対して摺動させ得る方向と交差する方向に延びる形状をなすものである。
ストッパ5は、表表紙3及び裏表紙2を構成している樹脂素材とは別体に構成されたシート状をなす透明樹脂素材からなるものである。具体的に説明するとこのストッパ5は、表表紙3及び書類Pの裏表紙2に対するずれを防ぎ得るように機能するものである。併せてストッパ5は、本実施形態では表出窓4を正面側から開閉可能に覆うカバーとしての役割をも兼ねて担うものである。このストッパ5は、本実施形態では裏表紙2に取り付けられたものであり表表紙3をカバーと裏表紙2との間に差し込むことによって表表紙3及び書類Pの裏表紙2に対するずれを防ぎ得る。
ストッパ5は具体的に説明すると、正面視台形状をなす透明シート51と、この透明シート51の傾斜辺に該当する部分において裏表紙2に溶着された裏側溶着部52とを有している。そして透明シート51は、裏面側に、表表紙3及び書類Pを押さえ得る押さえ面54を有している。このストッパ5は、裏表紙2における表表紙3に対し接離可能な連続する二辺、すなわち書類ホルダ1における開放上縁1a及び開放側縁1dに亘って固定されている。そしてこのストッパ5は、書類ホルダ1における開放させた二辺の角部分に、書類Pを挟持した状態で裏表紙2及び表表紙3を重ねた状態で位置決めすることで、表表紙3及び書類Pの裏表紙2に対するずれを防ぎ得るように機能する。すなわち当該ストッパ5は上述した表表紙3の所定箇所34にある表出窓4を被覆し得る位置に設けられる。
その結果、本実施形態ではストッパ5は上述の通り透明シート51を主体としている。そのため、透明シート51が被覆している表出窓4及び当該表出窓4内に位置する書類Pの記載内容P1の一部を外方から視認可能である。しかしながら表出窓4を通して視認される一部の記載内容P1からでは、通常外方から見る者は当該記載内容P1を判読できない。
ここで、本実施形態に係る書類ホルダ1は、開口またはスリットの一態様である表出窓4を設けることにより、表表紙3の一部を撓ませることにより貫通孔要素40を書類Pに対し摺動させたときに書類Pの記載内容P1が判読され得るように構成されたものとしている。以下、表出窓4と書類Pの記載内容P1との関係を中心に本実施形態の動作並びに作用について説明する。
ここで本実施形態にて書類ホルダ1が収容する書類Pについて説明する。この書類Pが有している記載内容P1は、例えば当該書類Pの特定の個人情報が記載されている類いのものである。そしてその記載内容P1の一部として、書類Pの右上隅部分には、特定の個人の情報に関連するナンバーP2や、当該個人或いは他の責任者による捺印P3が記されている。つまりこの書類Pは、予め記載内容P1として上記ナンバーP2を記載するためのナンバー記載欄P4と、捺印P3を押印する箇所を示すための捺印欄P5とを有しており、少なくとも当該ナンバー記載欄P4及び捺印欄P5とによって示された箇所にナンバーP2や捺印P3が記されたものが、本実施形態に係る書類ホルダ1に保管される。
まず図5は、ストッパ5を用いて表表紙3及び書類Pを裏表紙2に位置決めする動作を行う途中の態様を図示したものである。ストッパ5を用いて表表紙3及び書類Pを位置決めする際、まず同図に示すように表表紙3を大きく撓ませることにより所定領域34及び退避縁32を書類ホルダ1の中心へ向けて大きく退避させ、しかる後、同図に示した状態から退避縁32をストッパ5の押さえ面54より下側へもぐらせるように差込み、図6に示す状態とする。
そして図6はストッパ5を用いて表表紙3及び書類Pをストッパ5の押さえ面54と裏表紙2の書類支持面21との間に挟持させた状態を示している。当該状態においては、書類P及び表表紙3がストッパ5によって位置決めされているために、不意に書類Pが書類ホルダ1から脱落したり、表表紙3が書類Pから離間して記載内容P1の大部分が外方に露出したりしてしまうといった不具合は有効に回避されている。加えて上述の通り、表出窓4を通して視認される一部の記載内容P1からでは、ナンバーP2や捺印P3のごく一部しか外方から視認し得ないため外方から見る者は当該記載内容P1を判読できない。そして、同図に示す状態からさらに表表紙3を撓ませると、図7に示すように表出窓4は書類ホルダ1の中心へ向けた対角線方向に動作する。
図7は、例えば使用者の手指による操作により表表紙3を撓ませることで表出窓4の位置が書類Pに沿って摺動した状態を図示している。斯かる状態においては表出窓4の位置が書類Pから相対動作しているため、記載内容P1のナンバーP2や捺印P3は、図6に示す位置とは異なる位置が表出窓4を介して表出する。しかしながら依然として同図に示す状態においても、ナンバーP2や捺印P3のごく一部しか外方から視認し得ないため外方から見る者は当該記載内容P1を判読できない。しかしながら、この書類ホルダ1の使用者は、同図に示す状態によって表出窓4を介して視認される記載内容P1と、上記図6に示す状態によって表出窓4を介して視認される記載内容P1との両方の記載内容P1を記憶する。これにより表出窓4からナンバーP2や捺印P3を確認し得ないまでの一部しか視認できないにも関わらず使用者は表出窓4の位置の変化によってナンバーP2や捺印P3のうち表出窓4よりも大きい領域を認識することができる。その結果使用者は、書類Pの記載内容P1を表出窓4によって判読することができる。特に本実施形態では互いに平行する傾斜長孔41と傾斜短孔42とが表出窓4がずれる方向に交差する方向に延出しているため、少しの表出窓4のずれによってもより大きい面積で書類Pにおける多くの領域を新たに視認することができる。
更に本実施形態に係る書類ホルダ1は、上述した図6及び図7に示す状態において表出窓4の殆どの領域がカバーたるストッパ5によって覆われた状態となるので、表出窓4を介して表出している箇所は殆ど透明シート51に保護された状態となっているので、図6及び図7に示す状態では表出窓4を介して書類Pが汚れたり、損傷されたりといった不具合は有効に回避されている。
以上のように、本実施形態に係る書類ホルダ1は、表出窓4を正面側から開閉可能に覆うカバーたるストッパ5を具備するものであるため、表出窓4から表出した紙葉類たる書類Pの一部がストッパ5によって有効に保護することができ、且つ所要のときのみ書類Pの一部を表出させるものとなっている。その結果、表出窓4から表出した書類Pの一部が外方からの衝撃や汚れにより破損や汚損してしまうことを有効に回避せしめている。すなわち本実施形態によれば、書類Pの取り扱いを良好なものとしつつ且つ書類Pを確実に保護し得る書類ホルダ1が実現される。
また本実施形態では、カバーたるストッパ5を裏表紙2に取り付けられたものとし、表表紙3をカバーと裏表紙2との間に差し込むことによって表出窓4が覆われるようにしているので、より確実に書類Pを保護し得るものとなっている。
具体的に本実施形態では、表表紙3及び書類Pの裏表紙2に対するずれを防ぎ得るストッパ5をカバーとして機能も兼ねさせているので、収容されている書類Pが不意に脱落しないように確実に位置決めし、書類Pの汚損や破損をより有効に回避せしめている。
特に、カバーたるのストッパ5の固定位置を裏表紙2における表表紙3に対し接離可能な連続する二辺に亘って設けているため、書類Pの位置決めを確実に書類Pの位置決めを確実に行い得るようになっている。
そして書類Pに記された記載内容P1を外部から視認することを抑止して書類Pの管理を好適に行い得るようにするために本実施形態では、表表紙3を不透明な素材により構成している。
<変形例>
以下、本実施形態の各変形例について説明していく。以下の各変形例については上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ記号を付すとともに、その具体的な説明を省略するものとする。
上記実施形態では本発明に係るカバーを、専ら書類Pを位置決めし得るストッパ5として機能する態様を開示したが勿論、上記実施形態は本発明のカバーを限定するものではない。
すなわち図8に示す本変形例に係る書類ホルダ1は、ストッパ5に替えて、保護カバーを設けたものとしている。この保護カバー50は、上記実施形態と同じ素材である矩形状の透明シート51を開放上縁1aに臨む裏表紙2の箇所にのみ裏側溶着部52により溶着して設けたものとしている。ここで、当該保護カバー50の場合、透明シート51の裏面側の押さえ面54と裏表紙2の用紙支持面との間で表表紙3及び書類Pを挟持する点は同様であるが、表表紙3を撓ませることにより表出窓4を開閉可能に覆うものではなく、透明シート51をめくり上げることにより、表出窓4を開閉可能に覆うものとなっている。また本変形例では貫通孔要素40としては書類Pの記載内容P1を一瞥では視認し得ない形状のものとは異なり、透明シート51が覆う領域よりも若干内側に縁部が位置づけられ表出孔46である大丸孔47を設けることにより、記載内容P1が明確に視認し得るものとなっている。すなわち本発明の表出窓4は保護カバーに開閉可能に覆われ得るものであれば、いかなる形状の貫通孔要素40からなるものであっても良い。
これらのようなものであっても上記実施形態同様、保護カバー50により、表出窓4から表出した書類Pの一部が外方からの衝撃や汚れにより破損や汚損してしまうことを有効に回避せしめている。
続いて上記実施形態並びに変形例ではカバーたるストッパ5や保護カバー50を裏側溶着部52を介して裏表紙2側に取り付けた態様を開示したが勿論、本発明のカバーは表表紙3に取り付けられたものであっても良い。
すなわち図9に示す本変形例に示すように、本変形例に係るカバーたる保護カバー50は、上記変形例同様の正面視矩形状をなす透明シート51と、この透明シート51の上端に位置づけられ表表紙3の上端の退避縁32に貼付された表側基端部とを有するものとしている。また本変形例ででも上記変形例の如く、透明シート51が覆う領域よりも若干内側に縁部が位置づけられ表出孔である四角孔を設けることにより、記載内容P1が明確に視認し得るものとなっている。
このような構成により本変形例によれば、カバーたる保護カバー50を簡素な構成により容易に設けることができる。
そして上記実施形態及び変形例ではストッパ5や保護カバーは専ら表出窓4を覆う態様のみを開示したが勿論、上記実施形態とは異なる用途に本発明に係るカバーを利用することができる。
すなわち図10に示す本変形例のように、本変形例に係るストッパ5は、表出窓4から表出した付箋の反止着端たる先端を押さえ得るように構成される付箋カバー5Fとしての役割を奏し得る。
ここで、同図にて図示している付箋Fは、粘着剤により書類Pに止着し得る基端側に設けられた止着部F1と、この止着部F1が設けられた部分以外の箇所において書類Pに止着し得ない非止着部F2と、書類Pから最も離間し得る先端部F3とを有している通常のものである。
具体的に説明すると、この付箋カバー5Fは貫通孔要素40である四角孔48内に表出した少なくとも付箋Fの先端部F3を押さえ得るように構成している。このようにすることで、書類Pの有効な保護のみならず、好適な管理にも資する。
また、当該変形例では貫通孔要素40として、開口又はスリットの一態様である四角孔48を開示したが、付箋カバー5Fとして機能し得る他の態様としては、開口又はスリットの一態様である切れ目のみで構成されるスリットを一または複数形成しておき、当該スリットから表出した付箋Fの先端部F3を覆い得る付箋カバー5Fを構成しても良い。
以上、本発明の一実施形態並びに各変形例について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば上記実施形態ではカバーを表表紙の正面視右上部分のみを覆い得る態様のみ開示したが勿論、表出窓の位置とともに表表紙の何れの箇所を覆い得るように設けても良いことは勿論である。また、上記実施形態では専ら表表紙及び裏表紙のみを主体とした書類ホルダを開示したが勿論、表表紙と裏表紙との間に一体又は別体に構成された中仕切りを有した態様のものであっても、本発明を好適に適用し得る。
また例えば上記実施形態ではカバーとして透明シートを主体としたもののみを開示したが勿論、カバーの色彩は透明、半透明の如何は問わない。すなわち表出窓や紙葉類の記載内容はカバーを介して視認し得ないものであっても良い。
また、カバー及び表出窓の具体的な形状や素材といったその他の詳細な構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1・・・書類ホルダ
2・・・裏表紙
3・・・表表紙
4・・・開口又はスリット(表出窓)
5・・・カバー(ストッパ)
40・・・貫通孔要素

Claims (7)

  1. 紙葉類を背面側から支持する裏表紙と、
    この裏表紙との間で紙葉類を挟持し得るように配される表表紙と、
    この表表紙の所定箇所に形成された貫通孔要素である開口又はスリットと、
    この開口又はスリットを正面側から開閉可能に覆うカバーと
    を具備することを特徴とする書類ホルダ。
  2. 前記カバーが、前記裏表紙に取り付けられたものであり前記表表紙を前記カバーと前記裏表紙との間に差し込むことによって前記開口又はスリットが覆われるものである請求項1記載の書類ホルダ。
  3. 前記カバーが、前記表表紙及び前記紙葉類の前記裏表紙に対するずれを防ぎ得るストッパとして機能するものである請求項1又は2記載の書類ホルダ。
  4. カバーが、前記裏表紙における前記表表紙に対し接離可能な連続する二辺に亘って固定されている請求項3記載の書類ホルダ。
  5. 前記カバーが、表表紙に設けられている請求項1記載の書類ホルダ。
  6. 前記カバーが、前記表出窓から表出した付箋の反止着端を抑え得るように構成されている請求項1記載の書類ホルダ。
  7. 前記表表紙が、不透明な素材により構成される請求項1〜6の何れかに記載の書類ホルダ。
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