JP6211997B2 - 折り畳み容器 - Google Patents

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本発明は、折り畳み容器に関する。
本発明者は、折り畳み可能な容器として、矩形状の底面部と、相対向する二つの第1側面部と、相対向する二つの第2側面部とを備え、これら五つの面部の各々が網状又はシート状の矩形部材によって形成されており、使用時には前記五つの面部によって自立状態の箱型容器体を構成することができ、非使用時には前記箱型容器体を折り畳むことができる折り畳み容器であって、前記相対向する二つの第1側面部の各々には、その第1側面部に隣接する第2側面部との境界をなす左右の各辺から間隔を隔てた各位置において、当該各辺に沿って延びる一対の板状補強材が設けられている、ことを特徴とする折り畳み容器について提案している(特許文献1)。
しかし、上記折り畳み容器は、運搬時に複数の折り畳み容器を運ぶときに、ばらばらの状態のまま運搬するか、まとめて運搬したい場合には別途紐で結ぶ等の手段が必要となり、複数の折り畳み容器を運ぶ際には非常に煩雑であるという課題があった。
特開2007−153403号公報
そこで、本発明は、折り畳み可能であるとともに、同じ形態の折り畳み容器の中に収納可能であって、複数の折り畳み容器をまとめて運搬することができる折り畳み容器を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために、以下の手段を採った。
本発明の折り畳み容器は、
正面と、背面と、略中央で垂直方向に折り畳み部を有する左側面と、略中央で垂直方向に折り畳み部を有する右側面と、を有する囲い部材と、
前記正面及び前記背面の底面側の端辺からそれぞれ延出された正面底面部及び背面底面部と、前記左側面及び前記右側面からそれぞれ延出された左側面底面部及び右側面底面部と、
前記囲い部材の底面側の端辺から正面底面部、背面底面部、左側面底面部及び右側面底面部より底面側に設けられたシート部材と、を備え、
折り畳んだ際に、前記左側面及び前記右側面がそれぞれ前記左側面底面部及び前記右側面底面部を強引に内側に折り込むことで、前記正面及び前記背面の両側の稜線が内側に配置されるように折り込み可能に設けることによって、折り畳まれた状態での幅が前記正面及び前記背面の幅より横幅を小さくすることができることを特徴とする。
本発明にかかる折り畳み容器によれば、左側面及び右側面のそれぞれ折り畳み部を内側に折り畳むことで、左側面及び右側面を内側に折り込みながら正面と背面を接近させて正面の面積を有する板状に折り畳むことができる。このように、基本的に両側面を内側に折り込み、正面及び背面を近接させるという操作のみで折り畳むことができるので、初めて取り扱う者であっても容易かつ迅速に折り畳むことができる。また、その際に略立方体又は略直方体の使用状態になっている容器の領域からはみ出すことなく畳むことができるので、最低限折り畳み容器を設置できるスペースがあれば容易に箱状に開口し、折り畳むことができる。さらに、正面と背面を接近させるだけで折り畳むことができるので、直方体であっても折り畳むことができる。さらに、折り畳み容器の底面に柔軟な素材からなる底面シートを有しているため、折り畳み容器を拡げる際に底面シートによって底面が矩形に拡がるように側面は規制される。そのため、立方体又は直方体の形状を保持することができ、平行四辺形の底面を有するように拡げられるのを防止することができる。また、折り畳んだ状態の場合に、折り畳み容器の横幅が元々の正面の幅より狭くできるので、同じ折り畳み容器内に複数収納することができ、運搬が容易になる。
さらに、前記折り畳み容器を折り畳んだ状態で、別の前記折り畳み容器の中に収容可能となるように、正面又は背面の両側が湾曲可能であることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、正面及び背面が湾曲することによって、折り畳み容器の横幅を狭くすることができ、複数の折り畳み容器を同じ形態の折り畳み容器内に収容して運搬することができる。
また、本発明にかかる折り畳み容器において、前記正面底面部と前記背面底面部の幅が前記正面の内面の幅及び前記背面の内面の幅より短く形成されており、前記左側面及び前記右側面との間に隙間が形成されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、折り畳む際に正面及び背面の両側端部に正面底面部及び背面底面部が存在しないので、正面及び背面の両側を湾曲しやすくすることができる。
さらに、本発明にかかる折り畳み容器において、前記シート部材は、前記正面及び前記背面の端辺から外方に筒状に延出して取り付けられた柔軟な素材で作製されてなり、前記囲い部材が折り畳まれた状態と同様に折り畳まれた状態で、シート部材先端が閉塞された閉塞部を形成することで底面シートを形成してなることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、底面部を作製する際に、まず筒状に延出したシート部材を取り付けるので、ミシンの首が入るスペースができる。そのため、縫製によりシート部材を囲い容器に取り付けることが可能になる。そして、シート部材は、囲い部材が折り畳まれた状態と同様に折り畳まれた状態で、シート部材先端を閉塞するので、閉塞する際に囲い部材が嵩張ることがなく容易に閉塞作業を行うことができる。さらに、こうしてシート部材先端を閉塞することでシート部材は底面シートとして機能する。こうして作製された底面シートは、三重に形成される部分が存在するので、より強く破れづらい底面シートとすることができる。
さらに、本発明にかかる折り畳み容器において、前記シート部材は、前記囲い部材の前記端辺から前記シート部材の前記閉塞部までの長さが左側面又は右側面の幅方向の長さに対して1/2の長さに形成されていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、シート部材を底面シートとした際に、シート部材の閉塞部までの延出長さが左側面又は右側面の端辺の片側1/2に配置されるので、囲い部材の端辺から前記シート部材の閉塞部までの長さをこの長さにすることでたるみがない底面シートとすることができる。
さらに、本発明にかかる折り畳み容器において、前記正面、前記背面、前記左側面及び前記右側面の上端辺からそれぞれ延出した正面蓋、背面蓋、左側面蓋及び右側面蓋を備えており、
前記正面蓋、前記背面蓋、前記左側面蓋及び前記右側面蓋は、それぞれ一部が前記正面、前記背面、前記左側面及び前記右側面の上方に配置される正面形成部、背面形成部、左側面形成部及び右側面形成部を備えていることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、他の同様の折り畳み容器を収納した状態で蓋を閉めることができるようになる。
本発明にかかる折り畳み容器によれば、折り畳む際に略立方体又略直方体の状態になっている容器の領域内で容易に折り畳むことができ、同様の折り畳み容器に収容可能な折り畳み容器を提供することができる。
第1実施形態にかかる折り畳み容器100の構成の概略を示す斜視図である。 第1実施形態にかかる折り畳み容器100のシート部材50を底面シート50aに形成する工程を示す斜視図である。 第1実施形態にかかる折り畳み容器100に底面シート50aを作製した後に囲い部材1を広げる工程を示す斜視図である。 第1実施形態にかかる折り畳み容器100を折り畳む際の工程を示す斜視図である。 第1実施形態にかかる折り畳み容器100を別の同様の折り畳み容器に収容した状態を示す斜視図である。 第2実施形態にかかる折り畳み容器100の構成の概略を示す斜視図である。 第3実施形態にかかる折り畳み容器100の構成の概略を示す斜視図である。 図8Aは、第3実施形態にかかる折り畳み容器100の収納状態を示す斜視図であり、図8Bは蓋を閉じた状態を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に沿って詳細に説明する。なお、以下に説明する第1実施形態及び図面は、本発明の第1実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではない。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号が付されている。
第1実施形態にかかる折り畳み容器100が図1に示されている。図1は、第1実施形態にかかる折り畳み容器100の斜視図を示す。第1実施形態にかかる折り畳み容器100は、主として、正面10、背面20、左側面30及び右側面40からなる囲い部材1と、これら正面10、背面20、左側面30及び右側面40の底面側端辺から延出された各底面部12、22、32、42と、シート部材50とを備えている。
囲い部材1は、正面10、背面20、左側面30及び右側面40で四方が囲まれた筒状の部分である。囲い部材1は、段ボール、プラスチック段ボール板等であって、かつ、折り畳んだ状態で折れ曲がる程度の剛性のある部材が使用される。好ましくは、紙製の段ボールを使用するとよい。
正面10は、矩形の板状に形成されており、正面10と左側面30、及び正面10と右側面40の接続部においては、屈曲自在に形成される。
左側面30及び右側面40には、略横幅中央に垂直方向に形成された折り畳み部70が設けられており、この折り畳み部70を内側に折り込むことによって左側面30及び右側面40は二つ折りにすることができる。折り畳み部70は、内側に溝が形成されていたり、潰されていたり等により折り曲げやすく形成されている。なお、左側面30及び右側面40の幅は、正面10又は背面20の幅よりも短く形成することが好ましい。このように形成することで、折り畳んだ際に、左側面30と右側面40とが内側で干渉することなく、平板状に折り畳むことができる。
正面10、背面20、左側面30及び右側面40の底面側の端辺11、21、31、41には、それぞれ屈曲自在に連結された正面底面部12、背面底面部22、左側面底面部32及び右側面底面部42が後述するシート部材50の上側に配置するように設けられている。
シート部材50は、折り畳み容器100の底面側に配置されて底面シート50aをなし、正面底面部12、背面底面部22、左側面底面部32及び右側面底面部42を上面側に支持する機能を有する。シート部材50は、柔軟な素材で作製されていれば、どのような素材であっても構わない。例えば、プラスチック、布又は紙等が使用される。シート部材50は、柔軟ではあるが、伸縮性は低いものを使用することが好ましい。
シート部材50は、一枚のシートをガムテープ等で底面に貼り付けてもよい。また、図2及び図3に示すように、以下の工程によって囲い容器1の底面側に取り付けることが好ましい。なお、図2及び図3は上下逆さに記載されており、折り畳み容器100の底面側が上方となるように記載されている。まず、図2Aに示すように、シート部材50を囲い容器1の底面側の端辺11又は端辺11近傍に囲い部材1の全周に渡って、すなわち、正面10、背面20、左側面30及び右側面40の外面側に沿って取り付ける。この際の取付方法としては、接着、テープ、ステープラー等特に限定するものではない。全周に渡ってシート部材50を取り付けることで、シート部材50は筒状に形成される。なお、囲い部材1に取り付けるに際しては、予め筒状にシート部材50を形成した後に取り付けても良いし、図2Aに示すように、一枚のシート部材50を取り付けた後に筒状にしてもよい。こうして囲い部材1に取り付けられたシート部材50は、図2Bに示すように、左側面30及び右側面40を内側へ折り畳みつつ正面10と背面20を近接させていくのと同様に、シート部材50も折り畳む。そして、完全に折り畳むと、図2Cに示すように、シート部材50の左側面30及び右側面40が内側に配置されるように折り畳まれる。この状態で、図2Dに示すように、シート部材先端55を接着、縫製及びステープラー等で閉塞して閉塞部56を作製する。なお、シート部材先端55の閉塞部56は、完全に密閉する必要はないが、互いが容易に外れない程度に固定する必要がある。こうして作製されたシート部材先端55が閉塞されたシート部材50は、再度、囲い部材1を広げると、図3A及び図3Bに示すように、シート部材50が折り畳まれた底面シート50aが囲い部材1に形成される。底面シート50aは、左側面30及び右側面40を底辺とする三角形の部分58が三層に形成され、正面10及び背面20を底辺とする三角形の部分57が1枚で形成される。従って、正面底面部12、背面底面部22、左側面底面部32及び右側面底面部42を底面シート50aの上面に配置すれば、底面を有する容器として使用することができる。なお、三角形の部分58は三層構造になっているため、三層全部又は二層をリベットやステープラー等で固定したり、接着したりして互いに離間しないように形成してもよい。
なお、シート部材50の囲い部材1からの延出長さは、図2Dに示すように、閉塞しろを除いた部分の長さβ、すなわち、囲い部材1の端辺11から前記シート部材50の閉塞部56までの長さが、左側面20又は右側面30の幅方向の長さに対して半分の長さα(図2A)に形成するとよい。かかる構成を採用することで、シート部材50のたるみの少ない底面シート50aを形成することができる。
以上のように作製された折り畳み容器100は、以下のようにして使用される。まず折り畳まれた状態から正面10と背面20を離間させていく。この際に底面シート50aがあるので直方体となるように気をつけることなく、単に離間させれば自然と直方体となるように拡がっていく。そして、その状態からそれぞれの正面底面部12、背面底面部22、左側面底面部32及び右側面底面部42を底面シート50aの上面に配置することで容器として使用することができる。
一方、折り畳む場合には、折り畳み容器100を容器としての使用している状態(開いている状態)から、それぞれの正面底面部12、背面底面部22、左側面底面部32及び右側面底面部42を起こし、それぞれ正面10、背面20、左側面30及び右側面40に沿って立設させる(図4A参照 なお、図4Aはわかりやすいように正面底面部12及び左側面底面部32のみ図示してある。)。さらに、左側面30及び右側面40は、折り畳み部70で内側に折り畳みつつ、正面10と背面20を近接させていく。底面シート50aも内側へ折り込んでいく。この際に、左側面底面部32及び右側面底面部42沿って立設された底面部31、41は、厚みがあることから、強引に折り畳むことによって、正面10及び背面20の両側を引き込みながら折り畳まれていく。すなわち、図4に示すように正面10及び背面20の両側端部が内側に湾曲した状態、すなわち、正面及び前記背面の両側の稜線が内側に配置されるように折り畳まれることになる。そのため。正面10及び背面20は容器状に開かれている状態の正面の幅に対して、折り畳まれた状態での幅が短くなる。さらに、正面10と背面20を近接させていき、図5Aに示すように、板状になるまで折り畳む。この状態で、図5Bに示すように、正面10及び背面20は容器状に開かれている状態の正面の幅に対して、折り畳まれた状態での横幅γが同形態の折り畳み容器の内側の幅δよりも短くすることができる。よって、同じ形態の折り畳み容器100内に並列して収納することができる。そのため、複数の折り畳み容器100を容易に運搬することができる。この際に、折り畳まれた状態で正面10及び背面20が折り曲げられやすいように、右側面底面部32及び左側面底面部42の中央には折り曲げやすいような折り曲げ部は設けないことが好ましい。折り曲げ部を設けないことによって、正確には折り畳まれないため、正面10及び背面20の両側が引っ張られ易くなり、湾曲しやすくなる。
第1実施形態にかかる折り畳み容器100によれば、従来の折り畳み容器と比較して迅速に折り畳むことができる。また、折り畳む際には、折り畳み容器の略立方体又略直方体の領域内で折り畳むことができるので、折り畳み容器100が設置可能な場所であれば、必ず折り畳むことが可能になる。折り畳み状態から容器状態へ拡げる場合においても、底面に柔軟な底面シート50aが設けられているので、この柔軟な底面シート50aによって、必ず折り畳み容器100は、立方体又は直方体の形状に拡げられることになる。よって、平行四辺形のような状態になることはなく、容器領域が狭くなるのを防止することができる。さらに、拡げた状態で正面底面部12、背面底面部22、左側面底面部32及び右側面底面部42を倒せば、底面シート50aが支持するので、何ら他の固定手段を用いることなく、正面底面部12、背面底面部22、左側面底面部32及び右側面底面部42が位置決めされ、板状の底面を形成することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる折り畳み容器100が、図6に示されている。図6も、背面底面部22、及び右側面底面部42が省略してある。第2実施形態にかかる折り畳み容器100は、正面底面部12、背面底面部22(図示しない)が、折り畳み容器100の正面10の内面及び背面20の内面より短く形成され、前記左側面20及び前記右側面40との間に隙間が形成されている点が第1実施形態と異なる。その他の点は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
第2実施形態にかかる折り畳み容器100によれば、折り畳む際に正面10及び背面20の両側端部に正面底面部12及び背面底面部22が存在しないので、正面10及び背面20の両側を湾曲しやすくすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態にかかる折り畳み容器100が図7に示されている、第3実施形態にかかる折り畳み容器100は、第1実施形態にかかる折り畳み容器100に対して、蓋80が設けられている点が異なる。その他の点は第1実施形態と同様である。
蓋80は、それぞれ正面10、背面20、左側面30及び右側面40の上端辺からそれぞれ延出した正面蓋81、背面蓋82、左側面蓋83及び右側面蓋84を備えている。正面蓋81、背面蓋82、左側面蓋83及び右側面蓋84は、それぞれ一部が正面10、背面20、左側面30及び右側面40の上方に配置される正面形成部85、背面形成部86、左側面形成部87及び右側面形成部88を備えている。本実施形態における折り畳み容器100を折り畳んで、同じ折り畳み容器100に収納した場合は、図8Aに示したように、少なくとも収納されるそれぞれ底面に形成される底面部12,22,32,42の厚さ分は上方に延出して配置される。実際には、完全にぴったりと底面部に収納できるわけではないので、さらに延出して配置される。そこで、蓋80にこの延出分の長さ以上に、蓋80の延出長さを長くして、蓋80の一部、すなわち、正面形成部85、背面形成部86、左側面形成部87及び右側面形成部88がそれぞれ正面10、背面20、左側面30及び右側面40を形成するようにしたものである。かかる構成を採用することによって、図8Bに示すように、蓋の一部が側面を形成して蓋80を完全に閉塞させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施しうる。
上述した実施の形態で示すように、折り畳み式の容器として産業上利用可能である。
10…正面、11…端辺、12…正面底面部、20…背面、22…背面底面部、30…左側面、31…底面部、32…左側面底面部、40…右側面、42…右側面底面部、50…シート部材、50a…底面シート、55…シート部材先端、56…閉塞部、57…三角形の部分、58…三角形の部分、70…折り畳み部、100…折り畳み容器

Claims (5)

  1. 正面と、背面と、略中央で垂直方向に折り畳み部を有する左側面と、略中央で垂直方向に折り畳み部を有する右側面と、を有し、段ボール又はプラスチック段ボール板からなる囲い部材と、
    前記正面及び前記背面の底面側の端辺からそれぞれ延出された正面底面部及び背面底面部と、前記左側面及び前記右側面からそれぞれ延出された左側面底面部及び右側面底面部と、
    前記囲い部材の底面側の端辺から正面底面部、背面底面部、左側面底面部及び右側面底面部より底面側に設けられたシート部材からなる底面シートと、を備え、
    前記左側面底面部、前記右側面底面部及び前記シート部材を内側に折り込んだ状態で折り畳むことによって、前記正面及び前記背面の両側が湾曲され、かつ前記正面及び前記背面の両側の稜線が内側に配置され、折り畳まれた状態での幅が前記正面及び前記背面の横幅より小さくなることを特徴とする折り畳み容器。
  2. 前記正面底面部と前記背面底面部の幅が前記正面の内面の幅及び前記背面の内面の幅より短く形成されており、前記左側面及び前記右側面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み容器。
  3. 前記シート部材は、前記正面及び前記背面の端辺から外方に筒状に延出して取り付けられた柔軟な素材で作製されてなり、
    前記囲い部材が折り畳まれた状態と同様に折り畳まれた状態で、シート部材先端が閉塞された閉塞部を形成することで底面シートを形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み容器。
  4. 前記シート部材は、前記囲い部材の前記端辺から前記シート部材の前記閉塞部までの長さが左側面又は右側面の幅方向の長さに対して1/2の長さに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み容器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の折り畳み容器において、
    前記正面、前記背面、前記左側面及び前記右側面の上端辺からそれぞれ延出した正面蓋、背面蓋、左側面蓋及び右側面蓋を備えており、
    前記正面蓋、前記背面蓋、前記左側面蓋及び前記右側面蓋は、それぞれ一部が前記正面、前記背面、前記左側面及び前記右側面の上方に配置される正面形成部、背面形成部、左側面形成部及び右側面形成部を備えていることを特徴とする折り畳み容器。


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