JP3215128U - 包装用袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業工程及び材料費を削減させたうえで消費者の購買意欲を高めることができる包装用袋を提供する。【解決手段】包装用袋10は、一端に開口する開口部50を有し、他端に閉塞した底部30を有し、開口部から底部に向かって形成された周壁部20を備え、開口部から底部とは反対側に蓋部70が延設される。開口部を蓋部で覆うときに折り曲げ部分となる、蓋部と周壁部の境界部分及びその周辺部分で構成される折り曲げ予定部80に、始点部91と終点部92が配置される切り込みを有している。立体形状となった状態において、開口部が蓋部で覆われた状態になると、始点部と、終点部と、切り込みとで囲まれる領域が、折り曲げ予定部から上方に延びる表示部100を形成する。【選択図】図5

Description

本考案は、食品等を店頭に陳列する際に使用する包装用袋に関する。
食品等を店頭に陳列する際に使用する包装用袋として、本出願人が先にした特許文献1に記載されるものがある。これによれば、前壁部と、後壁部と、前壁部及び後壁部の下端に連接される底部と、前壁部及び後壁部の上端側に設けられる開口部と、前壁部から上方に向かって延設される蓋部と、を有していた。
包装用袋を折り畳んだ状態から、収納物を収納して自立可能な立体形状とし、収納物を開口部から収納して、蓋部で開口部を覆い、底部を下にして陳列台に陳列されるものであった。
これにより、食品の陳列のための食品の盛り付け、包装作業を一層容易化するとともに、食品の陳列用途に相応しい見映えのする包装用袋が得られていた。
特開2017−7726号公報
しかし、上記包装用袋では、陳列台に陳列した状態で消費者の購買意欲を高めたい場合には、周壁部を構成する前壁部にPOP広告を印刷したり、シール状に形成されたPOP広告を、前壁部の上端側に貼付したりすることが行われていた。
前壁部にPOP広告を印刷する場合には、印刷が内部の収納物の視認性を低下させ、POP広告を貼付する場合には、包装用袋とは別にPOP広告のシールを購入して、そのシールを貼付する作業が必要となることになり、材料費及び作業工程の増加が生じるので、改善することが望まれていた。
本考案は、上記事情に鑑み、作業工程及び材料費を削減させたうえで消費者の購買意欲を高めることができる包装用袋を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案では、折り畳んだ状態において平坦となり、収納物を収納する状態において立体形状となり、自立可能に形成される包装用袋であって、
一端に開口する開口部を有し、他端に閉塞した底部を有し、前記開口部から前記底部に向かって形成された周壁部を備え、
前記開口部から前記底部とは反対側に蓋部が延設され、
前記開口部を前記蓋部で覆うときに折り曲げ部分となる、前記蓋部と前記周壁部の境界部分及びその周辺部分で構成される折り曲げ予定部に、始点部と終点部が配置される切り込みを有し、
立体形状となった状態において、前記開口部が前記蓋部で覆われた状態になると、前記始点部と、前記終点部と、前記切り込みとで囲まれる領域が、前記折り曲げ予定部から上方に延びる表示部を形成可能である。
これによれば、開口部を蓋部で覆う作業をすると、それに伴って折り曲げ予定部から上方に延びる表示部を形成できる。よって、包装用袋とは別にPOP広告のシールを購入して、そのシールを貼付する作業をなくすことが可能となるので、作業工程及び材料費を削減させたうえで消費者の購買意欲を高めることができる。また、表示部の部分に開放部分が生じるので、通気性を確保することが可能となる。表示部の部分に開放部分が生じることは、収納物の視認性を向上させることにもつながる。さらに、周壁部に施されていた印刷等の表示を表示部に移すことが可能となり、周壁部の表示面積を減少させることができるので、収納物の視認性を向上させることに寄与する。
また、前記折り曲げ予定部の幅方向に沿って前記始点部と、前記終点部を配置すれば、表示部の立ち上がり状態を、バランスよくすることができる。
また、前記切り込みを、前記底部とは反対側に湾曲又は/及び屈曲して形成すれば、折り曲げ予定部を含んで蓋部側で表示部を形成する場合に好適なものとすることができる。
また、前記切り込みを、前記底部側に湾曲又は/及び屈曲して形成すれば、折り曲げ予定部を含んで周壁部側で表示部を形成する場合に好適なものとすることができる。
また、前記始点部及び前記終点部を、外周縁部が角部分を有さない曲線で形成された孔で構成すれば、始点部及び終点部を、破損しやすい角部分を有さない形態として、始点部及び終点部を起点として、折り曲げ予定部が破損し、さらには蓋部、周壁部に破損が拡大することを防止することができる。
また、密封性を確保したうえで消費者の購買意欲を高めることを望むのであれば、前記開口部を閉塞可能とするファスナーを、前記開口部に配設することができる。
本考案における第一の実施形態の包装用袋の分解展開図である。 同実施形態の包装用袋の展開図である。 同実施形態の包装用袋の正面図である。 図3におけるIV−IV間断面図である。 同実施形態の収納物を収納した状態の斜視図である。 本考案における第二の実施形態の包装用袋の正面図である。 同実施形態の収納物を収納した状態の斜視図である。 同実施形態の包装用袋の底面図である。 表示部の変形例の説明図である。 始点部及び終点部の変形例の説明図である。 本考案における第三の実施形態の包装用袋の(a)は正面図、(b)はXIb−XIb線矢視断面図である。
本考案の包装用袋の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明において、各図面に記載される矢印の、前を前、後を後ろ、右を右、左を左、上を上、下を下、とする。
包装用袋10は、図3〜5に示すように、周壁部20と、周壁部20の下端に連接される底部30と、周壁部20の上端側に設けられる開口部50と、周壁部20から上方に向かって延設される蓋部70と、を有して袋状に形成された袋体13と、袋体13の外側に配設されるカバー部40と、底部30及び周壁部20の下端部の内側に配設される不織布60と、蓋部70と周壁部20の境界部分81及びその周辺部分82で構成される折り曲げ予定部80と、を有している。
図1〜2は、包装用袋10の内側と正対する展開図であり、図1においては、各部材の上下方向の位置を対応させてある。
包装用袋10は、図1、2に示す展開状態においては、袋体13を構成する合成樹脂フィルムF1と、カバー部40と、不織布60と、を有している。
袋体13は、無色透明で可撓性を有する略矩形状の合成樹脂フィルムF1で形成され、底部30と周壁部20との境界部分に谷折り線11a、11bが形成され、谷折り線11a、11bの間に山折り線12が形成されている。なお、本実施形態おいては、山折り、谷折りは、図4における山折り、谷折りをいう。山折り線12から谷折り線11aまでの長さと、山折り線12から谷折り線11bまでの長さとは略同一となるように形成されている。
底部30は、合成樹脂フィルムF1の谷折り線11a、11bで挟まれた矩形状の部分で構成されている。
周壁部20は、底部30の上下方向にそれぞれ連接する矩形状の部分で構成されている。
蓋部70は、下側の周壁部20から下方(折り畳んだ状態における上方)に延設され、左右の側端部の下側が切り取られた略台形状に形成されている。
折り曲げ予定部80は、蓋部70と周壁部20の境界部分81及びその周辺部分82で構成されている。折り曲げ予定部80は、図1、2、3であらわす網掛け線部分で示す部分となる。
折り曲げ予定部80を含む蓋部70には、底部30とは反対側に湾曲して形成された、切り込み90が配設されている。本実施形態では、切り込み90は、半円弧状に切り込まれている。
切り込み90の始点部91と、終点部92は、折り曲げ予定部80に配置され、さらに、折り曲げ予定部80の幅方向(左右方向)に沿って配置されている。
始点部91と、終点部92は、外周縁部が角部分を有さない曲線で形成された孔で構成されている。本実施形態では、円形に貫通された貫通孔で形成されている。
表示部100は、始点部91と、終点部92と、切り込み90とで囲まれる領域で構成され、蓋部70の後側(折り畳んだ状態における外側)の面に、既存の方法で製品名、品質表示等の印刷が施されている。表示部100は、開口部50が蓋部70で覆われた状態において、折り曲げ予定部80から上方に延びてPOP広告としての機能を発揮するものである。
カバー部40は、無色透明で可撓性を有する略矩形状の合成樹脂フィルムF2で形成され、周壁部20及び底部30と同幅の矩形状に形成され、周壁部20の一部を除いた領域及び底部30の全域を外側(図1、2における奥側)から覆い可能な面積を有している。
不織布60は、吸油性及び吸水性を有する部材で、周壁部20及び底部30と同幅の矩形状に形成され、底部30の全域及び周壁部20の底部30側の部分を内側(図1、2における手前側)から覆い可能な面積を有している。
包装用袋10の製造方法について説明する。
不織布60を、合成樹脂フィルムF1の底部30及び周壁部20の底部30側の部分の前側(折り畳んだ状態における内側)の面に重ね合わせ、左右の側端部60a、60bで、重ね合わせられる周壁部20及び底部30の左右の側端部20a、20b、30a、30bとそれぞれ接着し、図2の符号S1で示されるように、上側の周壁部20において、左右方向に沿って周壁部20と接着する。
なお、「接着」とは、熱溶着を含むものとする。
次に、カバー部40を、周壁部20の一部を除いた領域及び底部30の全域を後側(折り畳んだ状態における外側)から覆うように重ね合わせ、左右の側端部40a、40bで、重ね合わせられる周壁部20及び底部30の左右の側端部20a、20b、30a、30bとそれぞれ接着する。
さらに、図2の符号S2で示されるように、合成樹脂フィルムF1の、谷折り線11a、11bの左右の端部から若干離れた位置から、斜め方向に左右の側縁部まで帯状に四か所接着して、不織布60と合成樹脂フィルムF1とカバー部40とが接着される。
上記の工程を経て、図2に示すような、三層に重ね合わされた状態の多層フィルム体F3が形成される。
そして、一枚の多層フィルム体F3の底部30を、底部30と重なり合うカバー部40及び不織布60とともに谷折り線11a、11b及び山折り線12に沿って、ガゼット形状に周壁部20の内側に折り曲げて重ね合わせ、多層フィルム体F3の左右の側端部を接着(シール)して、図3〜4に示すような、底部30と周壁部20と開口部50と有する袋状に形成された袋体13を有する包装用袋10が、完成する。
完成した包装用袋10の袋体13の底部30以外の、前側となる部分が前側部13aとされ、後側となる部分が後側部13bとされている。
周壁部20の左右の側端部20a、20bにおいて、不織布60と接着されていない部分は、周壁部20の前側部13aと後側部13bとが接着されている。
なお、本実施形態では、袋体13の、周壁部20と底部30と、開口部50と、蓋部70と、が特許請求の範囲の周壁部と、底部と、開口部と、蓋部と、に相当することになる。
包装用袋10を立体形状にして使用する態様及び機能について説明する。
図3の包装用袋10を折り畳んだ状態から、折り曲げられている山折り線12部分を押し込んで底部30を広げるとともに、底部30の左右の側端部30a、30bを上側に折り曲げて、包装用袋10は、図5に示すように、収納物Pを収納して自立可能な立体形状となる、収納物Pを開口部50から収納して、蓋部70を下側に折り曲げ、後側の周壁部20にテープ等で止めて開口部50を閉じる。そして、底部30を下にして陳列台Bに陳列する。
このとき、蓋部70は折り曲げられるが、始点部91と、終点部92と、切り込み90とで囲まれる領域で構成される表示部100は、蓋部70には追従せずに、周壁部20に略沿うような状態となる。換言すれば、折り曲げ予定部80から上方に延びる表示部100が形成され、人の目に留まりやすくなり、消費者の購買意欲を高めることになる。
また、表示部100の部分に開放部分が生じるので、通気性を確保することが可能となる。表示部100の部分に開放部分が生じることは、収納物Pの視認性を向上させることになる。さらに、周壁部20に施されていた印刷等の表示を表示部100に移すことが可能となり、周壁部20の表示面積を減少させることができるので、収納物Pの視認性を向上させる。
また、折り曲げ予定部80の幅方向に沿って、始点部91と、終点部92が配置されているので、表示部100の立ち上がり状態を、バランスよくすることができる。
これについて詳説すると、始点部91と、終点部92とを、幅方向(左右方向)に直交する方向(上下方向)にずれた位置に配置すると、蓋部70で開口部50を覆うときに、折り曲げ部分をまたがずに一方の側に始点部91と、終点部92が配置される場合には、表示部100が左右方向において非対称な形状となるが、上方に立ち上がるといえる。
しかし、蓋部70で開口部50を覆うときに、折り曲げ部分をまたいで始点部91と、終点部92を配置されてしまうと、蓋部70に追従して表示部100が、立ち上がりが足りずに後方に向かうが、上方に十分に立ち上がらない状態が発生しうるといえる。
以上のことから、蓋部70で開口部50を覆うときに、蓋部70をどのように折り曲げるかによって左右されるが、折り曲げ予定部80の幅方向に沿って、始点部91と、終点部92が配置されていることが望ましいといえる。
特に、人の目線より低い位置に包装用袋10を陳列した場合に、表示部100により、POP広告の効果が期待できる。
また、始点部91と、終点部92を、角部分を有する多角形状の孔で形成してしまうと、角部分から折り曲げ予定部80を構成する合成樹脂フィルムF1が裂けて破損することが考えられる。
よって、始点部91と、終点部92を、円形状の孔に形成し、蓋部70で開口部50を覆うときに、破損しやすい角部分を有さない形態とすることで、始点部91及び終点部92を起点として、折り曲げ予定部80が破損し、さらには蓋部70、周壁部20に破損が拡大することを防止することができる。
上記構成の包装用袋10では、折り畳んだ状態において平坦となり、収納物Pを収納する状態において立体形状となり、自立可能に形成される包装用袋であって、一端に開口する開口部50を有し、他端に閉塞した底部30を有し、開口部50から底部30に向かって形成された周壁部20を備え、開口部50から底部30とは反対側に蓋部70が延設され、開口部50を蓋部70で覆うときに折り曲げ部分となる、蓋部70と周壁部20の境界部分81及びその周辺部分82で構成される折り曲げ予定部80に、始点部91と終点部92が配置される切り込み90を有し、立体形状となった状態において、開口部50が蓋部70で覆われた状態になると、始点部91と、終点部92と、切り込み90とで囲まれる領域が、折り曲げ予定部80から上方に延びる表示部100を形成可能である。
これによれば、開口部50を蓋部70で覆う作業をすると、それに伴って折り曲げ予定部80から上方に延びる表示部100を形成できる。よって、包装用袋10とは別にPOP広告のシールを購入して、そのシールを貼付する作業をなくすことが可能となるので、作業工程及び材料費を削減させたうえで消費者の購買意欲を高めることができる。また、表示部100の部分に開放部分が生じるので、通気性を確保することが可能となる。表示部100の部分に開放部分が生じることは、収納物Pの視認性を向上させることにもつながる。さらに、周壁部20に施されていた印刷等の表示を表示部100に移すことが可能となり、周壁部20の表示面積を減少させることができるので、収納物Pの視認性を向上させることに寄与する。
また、折り曲げ予定部80の幅方向に沿って始点部91と、終点部92を配置しているので、表示部100の立ち上がり状態を、バランスよくすることができる。
また、切り込み90を、底部30とは反対側に湾曲して形成しているので、折り曲げ予定部80を含んで蓋部70側で表示部100を形成する場合に好適なものとすることができる。
また、始点部91及び終点部92を、外周縁部が角部分を有さない曲線で形成された孔で構成しているので、始点部91及び終点部92を、破損しやすい角部分を有さない形態として、始点部91及び終点部92を起点として、折り曲げ予定部80が破損し、さらには蓋部70、周壁部20に破損が拡大することを防止することができる。
本考案の第二の実施形態について説明する。
包装用袋210は、図6〜8に示すように、前壁部221と後壁部222とを備える周壁部220と、前壁部221及び後壁部222の下端に連接される底部230と、前壁部221及び後壁部222の上端側に設けられる開口部250と、前壁部221から上方に向かって延設される蓋部270と、を有している。
底部230と、後壁部222と、前壁部221の下側の一部は、略矩形状の紙Gから構成され、前壁部221の残りの部分と、蓋部270とは、1枚からなる略矩形状の合成樹脂フィルムF11から構成されている。
紙Gは、底部230と前壁部221及び後壁部222との境界部分に谷折り線211a、211bが形成され、谷折り線211a、211bの間に山折り線212が形成されている。なお、山折り、谷折りは、包装用袋210の内側から見た状態をいう。
底部230は、紙Gの谷折り線211a、211bで挟まれた矩形状の部分で構成されていることになる。
包装用袋210は、図6〜8に示すように、前壁部221を構成する合成樹脂フィルムF11の左右の上方端部F11a、F11bと、後壁部222を構成する紙Gの左右の上方端部Ga、Gbとが、それぞれ接着されている。
底部230を構成する紙Gの、谷折り線211bから山折り線212までの部分Ge、Gfは、紙Gが折り返されて、後壁部222を構成する紙Gの左右の下方端部Gc、Gdと、接着されている。
底部230の、谷折り線211aから山折り線212までの部分Gh、Giは、紙Gが折り返されて、谷折り線211a側の部分が、前壁部221を構成する紙Gの左右の側端部Gj、Gkと、接着されている。また、底部230の、谷折り線211aから山折り線212までの部分Gh、Giは、紙Gが折り返されて、山折り線212側の部分が、前壁部221を構成する合成樹脂フィルムF11の左右の下方端部F11c、F11dと、接着されている。
折り曲げ予定部280は、蓋部270と周壁部220の境界部分281及びその周辺部分282で構成されている。折り曲げ予定部280は、図6であらわす網掛け線部分で示す部分となる。
折り曲げ予定部280を含む蓋部270には、底部230側に湾曲して形成された、切り込み290が配設されている。本実施形態では、切り込み290は、半円弧状に切り込まれている。
切り込み290の始点部291と、終点部292は、折り曲げ予定部280に配置され、さらに、折り曲げ予定部280の幅方向(左右方向)に沿って配置されている。
始点部291と、終点部292は、外周縁部が角部分を有さない曲線で形成された孔で構成されている。本実施形態では、円形に貫通された貫通孔で形成されている。
表示部300は、始点部291と、終点部292と、切り込み290とで囲まれる領域で構成され、前壁部221を構成する合成樹脂フィルムF11の後側(折り畳んだ状態における内側)の面に、既存の方法で製品名、品質表示等の印刷が施されている。
包装用袋210の使用態様を説明する。図6の包装用袋210を折り畳んだ状態から、折り曲げられている山折り線212部分を押し込んで底部230を広げて、包装用袋210は、収納物Pを収納して自立可能な立体形状となる。そして、収納物Pを開口部250から収納して、蓋部270を下側に折り曲げ、後側の後壁部222にテープ等で止めて開口部250を閉じて、底部230を下にして陳列台Bに陳列される。
このとき、図7に示すように、蓋部270は折り曲げられるが、始点部291と、終点部292と、切り込み290とで囲まれる領域で構成される表示部300は、前壁部221を構成する合成樹脂フィルムF11から立ち上がり、蓋部270に略沿うような状態となる。換言すれば、折り曲げ予定部280から上方に延びる表示部300が形成されることになる。
このような構成とすれば、折り曲げ予定部280を含んで周壁部220側で表示部300を形成する場合に好適なものとすることができる。換言すれば、前壁部221に開放部分が生じるので、収納物Pの視認性を向上させることができる。
第三の実施形態について説明する。包装用袋410は、図11(a)、(b)に示すように、周壁部420と、周壁部420の下端に連接される底部430と、周壁部420の上端側に設けられる開口部450と、周壁部420から上方に向かって延設される蓋部470と、を有して、一枚の合成樹脂フィルムF21を、谷折り線411a、411b、山折り線412で折り曲げて、底部430どうしが接着されないように、左右の側端部F21a、F21bを接着して、第二の実施形態の包装用袋210と同様の袋状に形成されている。
開口部450の下側にファスナー510が、配設されている。ファスナー510は、合成樹脂製の咬合型ファスナーが用いられ、開口部450の幅と略同一の長さに形成され、開口部450における周壁部420の内面にそれぞれ接着されている。
包装用袋10と同様の、蓋部470と周壁部420の境界部分481及びその周辺部分482で構成される折り曲げ予定部480と、切り込み490と、始点部491と、終点部492と、表示部500と、を有している。
このような構成とすれば、通気性を考慮せずに、密封性を確保したうえで、消費者の購買意欲を高めたい場合に好適な包装用袋とすることができる。
本考案の包装用袋10は上記構成に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。
例えば、表示部100、300、500は、半円弧状に切り込み90、290、490を形成して、略半円形状としたが、図9(a)、(b)、(c)に示すように、矩形状、半六角形状、三角形状とすることができる。さらに、上記以外の多角形状、半オーバル形状等や、湾曲、屈曲した切り込みを組み合わせて形成することもできる。
また、表示部100、300、500は、図9(d)に示す、サンタクロースの帽子のような形状、図9(e)に示す、雪だるまのような形状、図9(f)に示す、ハートのような形状、図9(g)に示す、ハロウィンのカボチャの提灯のような形状、など、使用時期、使用目的等に応じて適宜設定することも可能である。
また、始点部91、291、491、終点部92、292、492は、円形状の孔で形成したが、折り曲げ予定部80、280、480を破損させないのであれば、図10(a)、(b)に示すように、楕円、長孔等のオーバル形状を含む、外周縁部が角部分を有さない曲線で形成された孔で構成することができる。
なお、包装用袋全体を、一枚の紙Gから構成することも可能である。また、合成樹脂フィルム、不織布、紙を適宜組み合わせて構成することもでき、上記部材以外の他の部材を組み合わせることも可能である。
また、上記の実施形態では、底部に襠(マチ)が有る包装用袋(底ガゼット袋)に適用しているが、蓋部で開口部を覆い可能なものであれば、既存の他の包装用袋に適用することができる。例示すると、二方袋、三方袋、チャック付き三方袋、合掌袋(背張り)、ガゼット袋、スタンド袋、スタンドチャック袋、サイドシール袋、ボトムシール袋等が挙げられる。
10 包装用袋
20 周壁部
30 底部
50 開口部
70 蓋部
80 折り曲げ予定部
81 境界部分
82 周辺部分
90 切り込み
91 始点部
92 終点部
100 表示部
210 包装用袋
220 周壁部
230 底部
250 開口部
270 蓋部
280 折り曲げ予定部
281 境界部分
282 周辺部分
290 切り込み
291 始点部
292 終点部
300 表示部
410 包装用袋
420 周壁部
430 底部
450 開口部
470 蓋部
480 折り曲げ予定部
481 境界部分
482 周辺部分
490 切り込み
491 始点部
492 終点部
500 表示部
510 ファスナー
P 収納物

Claims (6)

  1. 折り畳んだ状態において平坦となり、収納物を収納する状態において立体形状となり、自立可能に形成される包装用袋であって、
    一端に開口する開口部を有し、他端に閉塞した底部を有し、前記開口部から前記底部に向かって形成された周壁部を備え、
    前記開口部から前記底部とは反対側に蓋部が延設され、
    前記開口部を前記蓋部で覆うときに折り曲げ部分となる、前記蓋部と前記周壁部の境界部分及びその周辺部分で構成される折り曲げ予定部に、始点部と終点部が配置される切り込みを有し、
    立体形状となった状態において、前記開口部が前記蓋部で覆われた状態になると、前記始点部と、前記終点部と、前記切り込みとで囲まれる領域が、前記折り曲げ予定部から上方に延びる表示部を形成可能であることを特徴とする包装用袋。
  2. 前記折り曲げ予定部の幅方向に沿って前記始点部と、前記終点部が配置されていることを特徴とする請求項1記載の包装用袋。
  3. 前記切り込みが、前記底部とは反対側に湾曲又は/及び屈曲して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の包装用袋。
  4. 前記切り込みが、前記底部側に湾曲又は/及び屈曲して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の包装用袋。
  5. 前記始点部及び前記終点部が、外周縁部が角部分を有さない曲線で形成された孔で構成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の包装用袋。
  6. 前記開口部を閉塞可能とするファスナーが、前記開口部に配設されていることを特徴とする請求項3記載の包装用袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022065906A (ja) * 2020-10-16 2022-04-28 ソーシャル知財株式会社 食品袋の製造方法及び食品袋

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