JP6641743B2 - 車両用携帯トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用携帯トイレに関する。
特許文献1には、車両用携帯簡易トイレが開示されている。この車両用携帯簡易トイレは、上方が開口された有底箱状の本体底部と、2本の三角柱と、中央部に長方形の穴を貫通させた箱蓋とを備えている。本体底部内に2本の三角柱を組込み、本体底部上に箱蓋を被せることにより、箱蓋を便座部として使用する車両用携帯簡易トイレが組立てられる。2本の三角柱は、体重を支えると共に、座席の傾斜に対して便座部を水平に調整する構成とされている。
特開2008−289848号公報
上記車両用携帯簡易トイレは、複数の部品を用いて組立てられるので、組立に時間を要し、かつ、座席のシートクッション上に載せるだけなので、安定して使用し難い。
本発明は上記事実を考慮し、組立時間を短縮し、かつ、安定に使用することができる車両用携帯トイレを得ることが目的である。
請求項1に記載された発明に係る車両用携帯トイレは、折畳状態から展開されて箱状に組立てられ、上壁に開口が形成された便座部を有するトイレ本体と、トイレ本体と共に1枚のシート材から形成されており、トイレ本体から外側に延在され、車両用シートのシートクッションの周囲に係止されることでシートクッション上に当該トイレ本体を保持させるヒレ状の係止部と、を備え、上壁と一対の側壁と下壁とが1枚のシート材により繋がった状態で形成され、環状に組立可能とされており、かつ折畳状態において、1枚の上壁に隣接された一対の側壁が、他の一対の側壁により環状に接続されている。
請求項1に係る車両用携帯トイレは、トイレ本体と、係止部とを備える。トイレ本体は、箱状に組立てられ、上壁に開口が形成された便座部を有する。係止部は、トイレ本体から外側に延在されたヒレ状とされている。
ここで、トイレ本体は、不使用時に折畳状態とされ、使用時に折畳状態から展開されて箱状に組立てられる。このため、展開に要する時間は僅かなので、トイレ本体の折畳状態から組立までに要する時間を短縮することができる。そして、組立てられたトイレ本体は車両用シートのシートクッション上に載置され、例えばシートクッションとシートバックとの間、又は隣合う車両用シートのシートクッション間に係止部を挟込んでトイレ本体を保持させることができる。このため、シートクッション上でのトイレ本体のずれを小さくすることができる。
また、請求項2に係る車両用携帯トイレは、請求項1に記載の発明において、トイレ本体が直方体形状とされており、係止部が下壁の一方の短辺の一端から他端に亘って、トイレ本体の長手方向外側へ延設されている。
また、請求項3に係る車両用携帯トイレは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、便座部が、平面視の一方向両側において一方向外側に突出した一対のフラップ部を備え、一対のフラップ部は、一方向に対して平面視で直交する他方向における便座部の中間位置を跨ぐように他方向にずれた位置に配置されている。
請求項1に記載された発明に係る車両用携帯トイレは、組立時間を短縮し、かつ、安定に使用することができるという優れた効果を有する。
本実施の形態に係る車両用携帯トイレの斜視図である。 図1に示される車両用携帯トイレを別の方向から見た斜視図である。 図1及び図2に示される車両用携帯トイレの展開図である。 図1及び図2に示される車両用携帯トイレの折畳状態(不使用時)の斜視図である。 図4に示される折畳状態から展開させて第1段階の組立状態を示す車両用携帯トイレの斜視図である。 図5に示される組立状態から更に展開させて第2段階の組立状態を示す車両用携帯トイレの斜視図である。 図6に示される組立状態から更に展開させて第3段階の組立状態を示す車両用携帯トイレの斜視図である。 図7に示される組立状態から更に展開させて最終的な組立状態を示す車両用携帯トイレの斜視図である。 使用時の保持状態を示す車両用携帯トイレ及び車両用シートの斜視図である。 図9に示される保持状態とは別の保持状態を示す車両用携帯トイレ及び車両用シートの斜視図である。 使用時の第1手順を説明する車両用携帯トイレの斜視図である。 使用時の第2手順を説明する車両用携帯トイレの図11に対応する斜視図である。
図1〜図12を用いて、本発明の一実施の形態に係る車両用携帯トイレについて説明する。ここで、図中、適宜示されるX方向は平面における一方向を示し、Y方向は平面においてX方向に対して直交する方向を示している。また、Z方向は平面に対して垂直上方向を示している。なお、本実施の形態に係る車両用携帯トイレの適用方向が限定されるものではない。
(車両用携帯トイレ10の構成)
図1及び図2に示されるように、本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10は、トイレ本体12と、係止部30とを備えている。トイレ本体12は、不使用時に折畳状態とされ、使用時に折畳状態から展開されて中空直方体形の箱状に組立てられる構成とされている。
詳しく説明すると、図1〜図3に示されるように、トイレ本体12は、下壁(底壁)14と、4つの第1側壁16、第2側壁22、第3側壁24及び第4側壁26と、上壁(天壁)の中央部に開口18が形成された便座部20とを備えている。下壁14等は、図3に示されるように、1枚のシート材から打抜加工又は切断加工によって形成されている。従って、下壁14等は一体に形成されている。本実施の形態において、シート材として、加工性に優れ、硬くて丈夫な高圧縮再生紙段ボールを使用することができる。また、シート材として、耐水性を向上させるフィルム類を表面にコートした高圧縮再生紙段ボールが使用可能である。
図3を用いてトイレ本体12の構造を更に詳しく説明すると、まず、下壁14はY方向を長手方向とする長方形状に形成されている。第1側壁16は、下壁14の一対のうちの一方の長辺に沿ってY方向を長手方向とする長方形状に形成されている。下壁14と第1側壁16との間には(下壁14の一方の長辺に沿って)、下壁14に対して第1側壁16を折曲げる折曲部B2が形成されている。折曲部B2は、シート材の表面から厚さ方向へ窪みを形成した線状の押圧部位であり、下壁14に対して第1側壁16を折曲げ易い構成とされている。また、折曲部B2はミシン目として構成してもよい。以下、「折曲部」の構成は同様である。一方、下壁14の他方の長辺に沿ってY方向を長手方向とし、かつ、第1側壁16の短辺長よりも短い短辺を有するタック部14Aが、下壁14と一体に形成されている。下壁14とタック部14Aとの間には(下壁14の他方の長辺に沿って)、下壁14に対してタック部14Aを折曲げる折曲部B1が形成されている。
便座部20の輪郭形状は、下壁14の輪郭形状と同様に、Y方向を長手方向とする長方形状に形成されている。開口18は、便座部20を貫通させた穴として形成され、便座部20の輪郭よりも一回り小さく、角部に丸みを持たせた長方形状とされている。便座部20は、第1側壁16の下壁14とは反対側の長辺に沿って一体に形成されている。便座部20と第1側壁16との間には(便座部20の一方の長辺に沿って)、第1側壁16に対して便座部20を折曲げる折曲部B3が形成されている。一方、便座部20の他方の長辺に沿ってY方向を長手方向とし、かつ、第1側壁16と同一形状の第2側壁22が、便座部20に一体に形成されている。便座部20と第2側壁22との間には(便座部20の他方の長辺に沿って)、便座部20に対して第2側壁22を折曲げる折曲部B4が形成されている。
便座部20の一対の短辺のそれぞれに沿ってX方向を長手方向とし、かつ、第1側壁16の短辺長よりも短い短辺を有するサイドカバー部20A、20Bが、便座部20に一体に形成されている。便座部20とサイドカバー部20Aとの間には(便座部20の一方の短辺に沿って)、便座部20に対してサイドカバー部20Aを折曲げる折曲部B9が形成されている。サイドカバー部20Aの便座部20とは反対側の一部には、Y方向に突出して平面視において略台形状に形成されたフラップ部20Cが、サイドカバー部20Aと一体に形成されている。サイドカバー部20Aとフラップ部20Cとの間には(サイドカバー部20Aの長辺に沿って)、サイドカバー部20Aに対してフラップ部20Cを折曲げる折曲部B11が形成されている。
一方、便座部20とサイドカバー部20Bとの間には(便座部20の他方の短辺に沿って)、便座部20に対してサイドカバー部20Bを折曲げる折曲部B10が形成されている。サイドカバー部20Bの便座部20とは反対側の一部には、フラップ部20Cの突出方向と反対側に突出して、かつ、フラップ部20Cと同様の形状に形成されたフラップ部20Dが、サイドカバー部20Bと一体に形成されている。フラップ部20Dは、フラップ部20Cに対してX方向へずれた位置に配置されている。サイドカバー部20Bとフラップ部20Dとの間には(サイドカバー部20Bの長辺に沿って)、サイドカバー部20Bに対してフラップ部20Dを折曲げる折曲部B12が形成されている。
ここで、図3右側において、便座部20のX方向の中間位置には、サイドカバー部20AにわたってY方向に延設された折畳線F1が形成されている。同様に、図3左側において、便座部20のX方向の中間位置には、サイドカバー部20BにわたってY方向に延設された折畳線F2が形成されている。折畳線F1、F2は便座部20を折畳む部位とされ、車両用携帯トイレ10の不使用時に、折畳線F1、F2によって便座部20が折畳まれる。折畳線F1、F2は、折曲部B1等と同様な線状の押圧部位やミシン目によって形成されている。なお、図3において、上記フラップ部20Cは折畳線F1よりも下方(第1側壁16寄り)に形成され、フラップ部20Dは折畳線F2よりも上方(第2側壁22寄り)に形成されている。
第2側壁22の一対の一方の短辺に沿ってY方向を長手方向とし、かつ、第2側壁22の短辺長さと同一の短辺長さを有する長方形状の第3側壁24が、第2側壁22に一体に形成されている。第2側壁22と第3側壁24との間には(第2側壁22の一方の短辺に沿って)、第2側壁22に対して第3側壁24を折曲げる折曲部B5が形成されている。第3側壁24のY方向の中間位置にはX方向に延設された折畳線F3が形成されている。折畳線F3は、折畳線F1、F2と同様に構成され、第3側壁24を折畳む部位とされている。図3において、第3側壁24の折畳線F3よりも右側(第2側壁22と反対側)に、第3側壁24を貫通するフラップ穴24Bが形成されている。フラップ穴24Bには、サイドカバー部20Aに設けられたフラップ部20Cが差込まれる構成とされている。フラップ穴24Bに差込まれたフラップ部20Cは第3側壁24の内側へ折込まれる。第3側壁24の第2側壁22と反対側の短辺には、折曲部B7を介して接続部24Aが一体に形成されている。第1側壁16の一対の一方の短辺に沿った部位に被接続部16A(図3右側参照)が設けられており、接続部24Aは被接続部16Aに接続される構成とされている。接続には例えば接着剤が使用されている。また、樹脂製や金属製の留め具が接続に使用可能である。
また、第2側壁22の他方の短辺に沿ってY方向を長手方向とし、かつ、第3側壁24と同一形状の第4側壁26が、第2側壁22と一体に形成されている。第2側壁22と第4側壁26との間には(第2側壁22の他方の短辺に沿って)、第2側壁22に対して第4側壁26を折曲げる折曲部B6が形成されている。第4側壁26のY方向の中間位置にはX方向に延設された折畳線F4が形成されている。折畳線F4は、折畳線F3と同様に、第4側壁26を折畳む部位とされている。図3において、第4側壁26の折畳線F3よりも右側(第2側壁22寄り)に、第4側壁26を貫通するフラップ穴26Bが形成されている。フラップ穴26Bには、サイドカバー部20Bに設けられたフラップ部20Dが差込まれる構成とされている。フラップ穴26Bに差込まれたフラップ部20Dは第4側壁26の内側へ折込まれる。第4側壁26の第2側壁22と反対側の短辺には、折曲部B8を介して接続部26Aが一体に形成されている。第1側壁16の一対の他方の短辺に沿った部位に被接続部16B(図3左側参照)が設けられており、上記接続部24Aと被接続部16Aとの接続構造と同様に、接続部26Aは被接続部16Bに接続される構成とされている。
係止部30は、トイレ本体12の下壁14の一方の短辺からトイレ本体12の外側へY方向に延設され、ここではX方向を長手方向とする長方形のヒレ状に形成され、下壁14と一体に形成されている。係止部30は、車両用シート40(図9、図10等参照)のシートクッション42上にトイレ本体12を保持させる構成とされている。係止部30のY方向の中間位置よりも下壁14寄りに、X方向に延設された折曲部B13が形成されている。この折曲部B13は、下壁14に対して係止部30の一部が折曲がり可能とされている。
(車両用携帯トイレ10の組立方法)
本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10の組立方法は以下の通りである。図4に示されるように、不使用時、車両用携帯トイレ10のトイレ本体12は折畳状態にある。詳しく説明すると、前述の図3に示される接続部24Aと被接続部16Aとが予め接続されているので、第1側壁16と第3側壁24とが接続され、接続部26Aと被接続部16Bとが予め接続されているので、第1側壁16と第4側壁26とが接続されている。つまり、第1側壁16、第2側壁22、第3側壁24及び第4側壁26が環状に繋がった状態にある。便座部20は、折畳線F1、F2によってトイレ本体12の外側に突出するように折畳まれている。第3側壁24は、折畳線F3によってトイレ本体12の内側に入込むように折畳まれ、同様に、第4側壁26は折畳線F4によってトイレ本体12の内側に入込むように折畳まれている。そして、この折畳まれた便座部20等が、第1側壁16及び第2側壁22と併せて、折曲線B2から下壁14に重ねて折畳まれている。
使用時には、図4〜図8に示されるように、折畳状態から展開させて、トイレ本体12が箱状に組立てられる。詳しく説明すると、図4に示されるように、折畳状態のトイレ本体12において、まず折曲線B2を中心として下壁14に対して第1側壁16、便座部20等が矢印A1方向に展開される(拡げられる)。図5に示されるように、引き続き矢印A2方向に展開しながら、折畳線F1、F2によって折畳まれた便座部20が展開され、かつ、折畳線F3、F4によって折畳まれた第3側壁24、第4側壁26が展開される。図6に示されるように、下壁14のタック部14Aが折曲線B1を中心としてトイレ本体12の内側に折曲げられる。引き続き、矢印A3方向へタック部14Aが第2側壁22の内側に差込まれる。これにより、図7に示されるように、トイレ本体12が箱状に組立てられる。
そして、図8に示されるように、サイドカバー部20Bが折曲線B10を中心に第4側壁26の外側に折曲げられ、フラップ部20Dがフラップ穴26Bに矢印A4方向に差込まれる。フラップ部20Dの差込まれた部位は第4側壁26の内側に折曲線B12を中心に折曲げられる。同様に、サイドカバー部20Aが折曲線B9を中心に第3側壁24の外側に折曲げられ、フラップ部20Cがフラップ穴24Bに差込まれる。フラップ部20Cの差込まれた部位は第3側壁24の内側に折曲線B11を中心に折曲げられる。なお、サイドカバー部20Aの折曲げ並びにフラップ部20Cの差込みは、サイドカバー部20Bの折曲げ並びにフラップ部20Dの差込みよりも先に行ってもよい。
これら一連の手順が終了すると、折畳状態から展開されて箱状に組立てられたトイレ本体12を備えた車両用携帯トイレ10が完成する。完成した車両用携帯トイレ10では、トイレ本体12の下壁14から外側に係止部30が延在されている。
(車両用携帯トイレ10の装着方法並びに使用方法)
本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10では、図9に示されるように、車両用シート40のシートクッション42上に置いて使用することができる。詳しく説明すると、シートクッション42上に便座部20を上向きにして車両用携帯トイレ10が載置され、シートクッション42とシートバック44との隙間46に矢印A5方向に係止部30が差込まれる。これにより、シートクッション42の周囲に係止部30が係止されて、シートクッション42上に安定して車両用携帯トイレ10を置くことができる。
また、本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10では、図10に示されるように、特に後部座席において使用する場合に、車幅方向に隣合う車両用シート40と車両用シート50とのシートクッション42間に矢印A6方向に係止部30を差込むことができる。これにより、シートクッション42の周囲に係止部30が係止されて、シートクッション42上に安定して車両用携帯トイレ10を置くことができる。このとき、係止部30は、折曲線B13を中心として下方向へ折曲げて使用される。
本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10では、図11に示されるように、ケアバッグ52が、その口元開口54を上向きにして、便座部20の開口18を通してトイレ本体12の内部に挿入される。そして、口元開口54を折返して便座部20を覆ってケアバッグ52が装着される。必要に応じて、ケアバッグ52の内部には消臭剤や凝固剤が装填される。本実施の形態において、ケアバッグ52として、例えば不透明な軟質プラスチック袋が使用される。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10は、図1及び図2に示されるように、上壁に開口18が形成された便座部20を有するトイレ本体20と、このトイレ本体20から外側に延在されたヒレ状の係止部30とを備える。
ここで、トイレ本体12は、図4に示されるように、不使用時に折畳状態とされ、図4〜図8に示されるように、使用時に折畳状態から展開させて箱状に組立てられる。このため、複数の部品を組立てる場合に比べて、折畳状態のトイレ本体12の展開に要する時間は僅かなので、トイレ本体12の折畳状態から組立までに要する時間を短縮することができる。そして、組立てられたトイレ本体12は、図9に示されるように、車両用シート40のシートクッション42上に載置され、シートクッション42とシートバック44との間の隙間46に係止部30を挟込んでトイレ本体12を保持させることができる。また、トイレ本体12は、図10に示されるように、車両用シート40のシートクッション42上に載置され、車両用シート40、50のシートクッション42間に係止部30を挟込んでトイレ本体12を保持させることができる。このため、シートクッション42上でのトイレ本体12のずれを小さくすることができる。従って、本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10によれば、組立時間を短縮し、かつ、安定に使用することができる。
また、本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10では、図3に示されるように、1枚のシート材によってトイレ本体12及び係止部30が形成される。このため、部品点数が少なく、安価に車両用携帯トイレ10を製造することができる。
さらに、本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10では、図1〜図3に示されるように、トイレ本体12の下壁14にタック部14Aが設けられ、便座部20の一対の短辺にそれぞれサイドカバー部20A、20Bが設けられる。これらのタック部14A等は、箱状に組立てられたトイレ本体12の形状を維持する補強部材として使用されるので、車両用携帯トイレ10の強度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10では、図1〜図3に示されるように、トイレ本体12のサイドカバー20Aにフラップ部20Cが設けられ、第3側壁24にフラップ穴24Bが設けられる。フラップ部20Cがフラップ穴24Bに差込まれると、箱状に組立てられたトイレ本体12において便座部20が第3側壁24にしっかりと固定されるので、車両用携帯トイレ10の組立構造としての強度を向上させることができる。サイドカバー20Bのフラップ部20Dと第4側壁26のフラップ穴26Bにおいても、同様に、車両用携帯トイレ10の組立構造としての強度を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係る車両用携帯トイレ10では、図1〜図3に示されるように、係止部30に折曲部B13が設けられるので、折曲部B13を中心として下壁14に対して係止部30の傾斜角度を調整することができる。このため、車両用携帯トイレ10では、シートクッション42上に載置した状態で、図9に示される隙間46の差込方向(矢印A5方向)や図10に示されるシートクッション42間の差込方向(矢印A6方向)に係止部30の傾斜角度を調整することができる。
[上記実施の形態の補足説明]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本発明では、便座部が正方形状や多角形状となる箱状にトイレ本体が構成されてもよい。勿論、便座部の開口の形状も、正方形状、多角形状、円形状、楕円形状等としてもよい。また、本発明は、車両として自動車に適用された例を説明したが、自動車に限定されるものではなく、航空機、船舶、鉄道等の車両にも適用可能である。
10 車両用携帯トイレ
12 トイレ本体
14 下壁
16、22、24、26 側壁
18 開口
20 便座部
20C、20D フラップ部
30 係止部
40 車両用シート
42 シートクッション

Claims (3)

  1. 折畳状態から展開されて箱状に組立てられ、上壁に開口が形成された便座部を有するトイレ本体と、
    前記トイレ本体と共に1枚のシート材から形成されており、前記トイレ本体から外側に延在され、車両用シートのシートクッションの周囲に係止されることで当該シートクッション上に当該トイレ本体を保持させるヒレ状の係止部と、を備え、
    前記上壁と一対の側壁と下壁とが前記1枚のシート材により繋がれた状態で形成され、環状に組立可能とされており、かつ折畳状態において、1枚の前記上壁に隣接された前記一対の側壁が、他の一対の側壁により環状に接続されている、
    車両用携帯トイレ。
  2. 前記トイレ本体は、直方体形状とされており、
    前記係止部は、前記下壁の一方の短辺の一端から他端に亘って、前記トイレ本体の長手方向外側へ延設されている、
    請求項1に記載の車両用携帯トイレ。
  3. 前記便座部は、平面視の一方向両側において前記一方向外側に突出した一対のフラップ部を備え、前記一対のフラップ部は、前記一方向に対して平面視で直交する他方向における前記便座部の中間位置を跨ぐように前記他方向にずれた位置に配置されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用携帯トイレ。
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