JP5517229B1 - 組立式文書保存箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書のサイズに即して保存スペースのサイズを変更し、保存スペースを効率よく活用することができる保存箱を提供する。
【解決手段】本発明の保存箱10は、底板11と、正面板12及び背面板13と、左側板14及び右側板15と、左内側板16及び右内側板17と、底板11と対向する蓋板18と、左右一対の内側底板19、20及び内側蓋板21、22と、を備え、背面板13及び左右の側板14,15にはそれぞれの下端から所定の距離だけ隔てた位置にサイズを変更するための折り線L11が設けられており、また、正面板12及び左右の内側板16、17にはそれぞれの上端から所定の距離だけ隔てた位置にサイズを変更するための折り線L10が設けられていると共に正面板12と左右の内側板16、17の境界の上端から折り線L10に達する一対のミシン目M1、M2が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、組立式文書保存箱に関し、更に詳しくは、文書のサイズに即して文書保存箱を二種類のサイズ間で変更することができる組立式文書保存箱に関するものである。
従来の組立式文書保存箱としては、例えば段ボール箱が知られている。段ボール箱は、文書に限らず種々の品物の大きさに即して様々な大きさのものが用意されている。段ボール箱は、例えば所定の形状に裁断された一枚の段ボール板から作られる。一枚の段ボール板は、底板、蓋板及び4つの側板が一体化したものとして裁断されている。この段ボール板は、底板、蓋板及び4つの側板に区画する複数の折り線が設けられており、複数の折り線で折り曲げられて底板、蓋板及び4つの側板からなる段ボール箱として組みたてられる。
この種の段ボール箱には種々の工夫が施され、組み立てが簡単な段ボール箱や、使い勝手の良い段ボール箱等が多数開発されている。例えば、特許文献1には、段ボール箱として、上蓋と二つの側面が開放できる組立式収納箱が提案されている。
この収納箱では、複数の収納箱が複数行複数列に配列され、その上に複数段に亘って積み重ねられて上面が塞がれていても、二つの側面が露出していれば、その側面を開放して品物を出し入れすることができる利便性がある。
特許第4253030号
しかしながら、特許文献1に記載の組立式収納箱は上面以外に二つの側面を開閉できる利便性があるものの、この収納箱を文書保存箱として使用する場合、当初とは文書のサイズが異なると、無駄なスペースができやすく、文書保存箱としてスペースを有効に活用することができないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、文書のサイズに即して保存スペースのサイズを変更し、保存スペースを効率よく活用することができる組立式文書保存箱を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の組立式文書保存箱は、一枚の板に設けられた複数の折り線を選択して折り曲げることでサイズの異なる二種類の文書箱を組み立てる文書保存箱であって、上記一枚の板は、矩形状の底板と、上記底板の上下両端からそれぞれ上下方向に連設され且つ第1、第2の折り線を介して上記底板の内側へ折り曲げられて互いに対向する正面板及び背面板と、上記背面板の左右両端それぞれから外方向に連設され且つ第3、第4の折り線を介して上記正面板の内側へ折り曲げられて互いに対向する左側板及び右側板と、上記正面板の左右両端それぞれから外方向に連設され且つ第5、第6の折り線を介して上記正面板の内側へ折り曲げられて互いに対向する上記左右の側板の内面に重なる左内側板及び右内側板と、上記背面板の上端から上方向に連設され且つ上記第2の折り線に平行な折り線を介して上記背面板の内側へ折り曲げられて上記底板と対向する蓋板と、上記左側板及び上記右側板それぞれの上下両端から上下方向へそれぞれ連設され且つ第7、第8の折り線を介して上記左右の側板の内側へ折り曲げられて上下でそれぞれ互いに対向する左右一対の内側底板及び内側蓋板と、を備えており、上記背面板及び上記左右の側板にはそれぞれの下端から所定の距離だけ離間した位置にサイズを変更するための第1のサイズ変更用の折り線が設けられていると共に上記第3、第4の折り線それぞれの下端から上記第1のサイズ変更用の折り線に達する左右一対の切り込みが設けられており、また、上記正面板及び上記左右の内側板にはそれぞれの上端から上記所定の距離だけ離間した位置にサイズを変更するための第2のサイズ変更用の折り線が設けられていると共に上記第5、第6の折り線それぞれの上端から上記第1のサイズ変更用の折り線に達する左右一対のミシン目が設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の組立式文書保存箱は、請求項1に記載の発明において、上記左右の内側板の自由端の下端部それぞれには上記左右一対の切り込みに差し込まれる左右一対の差し込み片が設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の組立式文書保存箱は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記左右一対の切り込みの下端から上記左右一対の内側蓋板の左右端に達する左右一対の斜行折り線が設けられ、上記左右一対の斜行折り線を介して上記左右一対の内側底板を上記背面板内面に折り畳めるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、文書のサイズに即して保存スペースのサイズを変更し、保存スペースを効率よく活用することができる組立式文書保存箱を提供することができる。
本発明の組立式文書保存箱の一実施形態を示す展開図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1に展開して示す組立式文書保存箱を組み立てる工程を示す斜視図である。 (a)、(b)はそれぞれ図2に示す工程の後工程を示す組立式文書保存箱の斜視図である。 図3に示す工程の後工程で組み立て後の組立式文書保存箱を示す斜視図である。 (a)、(b)はそれぞれ図4に示す組立式文書保存箱とは異なるサイズの組立式文書保存箱を組み立てる工程を示す斜視図である。 (a)、(b)はそれぞれ図5に示す工程の後工程を示す組立式文書保存箱の斜視図である。 図6に示す工程の後工程で組み立て後の組立式文書保存箱を示す斜視図である。 図1に示す組立式文書保存箱を流通形態に折り畳む工程を示す組立式文書保存箱の斜視図である。 図8に示す工程の後工程を示す組立式文書保存箱の斜視図である。 流通形態まで折り畳まれた状態を示す組立式文書保存箱の、斜視図である。 本発明の組立式文書保存箱の他の実施形態を示す斜視図である。
以下、図1〜図11に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。
本実施形態の組立式文書保存箱(以下、単に「保存箱」と称す。)10は、図1の展開図に示すように、一枚の板(例えば、段ボール板)からなり、その段ボール板に設けられた複数の折り線を選択して折り曲げることでサイズの異なる二種類の文書箱として組み立てることができるように構成されている。一枚の段ボール板は、略その中央に位置する矩形状の底板11と、底板11の上下両端からそれぞれ上下方向に連設された前後の正面板12及び背面板13と、背面板13の左右両端それぞれから外方向に連設された左右の左側板14及び右側板15と、正面板12の左右両端それぞれから外方向に連設された左右の左内側板16及び右内側板17と、背面板12の上端から上方向に連設された蓋板18と、左側板14及び右側板15それぞれの上下両端から上下方向へそれぞれ連設された左右の内側底板19、20及び左右の内側蓋板21、22と、を備えている。
底板11は、図1に示すように、正面板12及び背面板13から第1、第2の折り線L1、L2を介して区画されている。正面板12が第1の折り線L1を介して底板11の内側に向けて垂直に折り曲げられると共に背面板13が第2の折り線L2介して底板11の内側に向けて垂直に折り曲げられることにより、正面板12と背面板13が底板11を隔てて互いに対向するようになっている。
図1に示すように正面板12の第1の折り線L1と対向する辺(図1では下端)には全長に亘ってフラップ12Aが折り線F1を介して折り曲げ自在に形成され、その折り線F1の中央に細長形状の差し込み口12Bが形成され、この差し込み口12Bの中央をフラップ12Aから正面板12に跨ぐには差し込み片12Cが形成されている。差し込み口12Bは、後述する蓋板の差し込み片が差し込まれて、保存箱10に蓋をするようになっている。差し込み片12Cは、蓋板の差し込み口に差し込んで蓋板が開放されないようにしている。
図1に示すように背面板13は、左側板14及び右側板15から第3、第4の折り線L3、L4を介して区画されている。図2の(a)に示すように、背面板13が第2の折り線L2を介して底板11の内側に向けて垂直に折り曲げられた状態で、左側板14が第3の折り線L3を介して背面板13の内側に向けて垂直に折り曲げられると共に右側板15が第4の折り線L4介して背面板13の内側に向けて垂直に折り曲げられることにより、図2の (b)に示すように、左側板14と右側板15が底板11を挟んで互いに対向するようになっている。また、左右の側板14、15の上部中央には長孔14A,15Aが形成され、この長孔14A、15Aが取っ手の機能を果たすようになっている。
正面板12は、図1に示すように、左内側板16及び右内側板17から第5、第6の折り線L5、L6を介して区画されている。図2の(a)に示すように、左内側板16が第5の折り線L5を介して正面板12の内面に向けて垂直に折り曲げられると共に右内側板17が第6の折り線L6介して正面板12の内面に向けて垂直に折り曲げられると共に、この状態で図2の (b)に示すように正面板12が第1の折り線L1を介して底板11の内面に向けて垂直に折り曲げられて左内側板16及び右内側板17がそれぞれ左側板14及び右側板15の内面に重なるように入り込むことで図3の(a)、(b)に示すように底面板11を挟んで互いに対向するようになっている。
また、左右の内側板16、17の上部中央部には長孔16A,17Aが形成され、この長孔16A、17Aが左右の側板14、15の長孔14A、15Aと重なって取っ手になるように形成されている。更に、図1では左右の内側板16、17において長孔16A、17Aそれぞれのやや上方でやや外側に第2の長孔16B、17Bが形成され、保存箱10のサイズを変更した時に左右の側板14、15の長孔14A、15Aと重なって取っ手になるように形成されている。左右の内側板16、17の長孔は、いずれも長孔を開閉する蓋16A、17A、16B、17Bを有し、これらの蓋が長孔14A、15A側に折り曲げられるようになっている。また、図1では左右の内側板16、17の下端には正面板12のフラップ12Aと同一幅のフラップ16C、17Cが折り線F2を介して形成されている。各フラップ16C、17Cの自由端には折り線F2に対して直交する方向の切欠き部16D、17Dが形成され、後述するように保存箱10のサイズを変更した時に正面板12の差し込み口12Bの両端部と重なり、蓋板18の差し込み片18Aが差し込まれるようになっている。
図1に示すように背面板13は、蓋板18から折り線L7を介して区画されている。蓋板18は、折り線L7を介して背面板13の内側に垂直に折り曲げられて保存箱10の蓋として閉じようになっている。蓋板18の自由端の中央には折り線F3を介して差し込み片18Aが突出して形成され、正面板12の細長い差し込み口12Bに差し込むようになっている。また、差し込み片18A基端の折り線F3中央には細長形状の差し込み口18Bが形成され、この差し込み口18Bに正面板12の差し込み片12Cを差し込んで保存箱10の開口を閉じた蓋板18を止めるようにしてある。
左内側底板19と左内側蓋板21は、図1に示すように、それぞれ上下の第7、第8の折り線L8、L9を介して左側板14から区画されている。これと同様に、右内側底板20と右内側蓋板22は、それぞれ第7、第8の折り線L8、L9を介して右側板15から区画されている。図2の(a)に示すように背面板13が第2の折り線L2を介して底面11の内面に向けて垂直に折り曲げられた状態で、左内側底板19と右内側底板20がそれぞれ垂直に折り曲げられ、更に左右の側板14、15が第3、第4の折り線L3、L4を介して背面板13の内面に向けて折り曲げられると、左内側底板19及び右内側底板20が底板11の内面で重なるようになっている。また、蓋板18と左右の内側蓋板21、22は、上述のように左右の内側板16、17が左右の側板14、15内に折り込まれた時点で、それぞれの折り線L7、L9を介して折り曲げられるようになっている。
図1に示すように左内側底板19には、自由端の中央から第7の折り線L8に向かう切り込み19Aが形成され、底板11に近い側の自由端が遠い側の自由端より短くなっている。また、右内側底板20にも同様の切り込み20Aが形成され、底板11に近い側の自由端が遠い側の自由端より長くなっている。これにより、左右の内側底板19、20は、図2の(b)に示すように底板11上でそれぞれの切り込み19A、20A同士が噛み込んで自由端の長い方が短い方に重なって内側底板を形成するようにしてある。
また、本実施形態の保存箱10は、以下で説明するように、必要に応じてサイズを変更できるように構成されている。
即ち、正面板12及びその左右の内側板16、17には、図1に示すようにそれぞれのフラップ12A、16C、17Cの基端に位置する折り線F2、F1、F2から所定距離だけ離間した位置にこれらの折り線F2、F1、F2と平行する折り線L10が左内側板16の二つの長孔16A、16Bの中間と右内側板17の二つの長孔17A、17Bの中間を通って形成されている。また、図1に示すように第5、第6の折り線L5、L6にはそれぞれの下端と折り線L10との交点を結ぶ一対のミシン目M1、M2が形成されている。これらのミシン目M1、M2は、保存箱10のサイズを変更する時に切り離され、図6の(a)に示すように正面板12及び左右の内側板16、17が折り線L10を介して折り曲げられ、その折り曲げられた部分が図6の (b)に示すように蓋板18及び左右の内側蓋板21、22の足りない部分を補充するようにしてある。
また、図1に示すように背面板13及びその左右の側板14、15にはそれぞれの折り線L8、L2、L8から折り線L9、L7、L9の方へ所定距離だけ離間した位置にこれらの折り線L8、L2、L8と平行する一本の折り線L11が形成されている。この所定距離は、上述の正面板12、左右の内側板16、17の折り線F2、F1、F2と折り線L10との間の所定距離と同一である。この折り線L11は、左側板14の左端から右側板15の右端に達する長さに形成されている。
また、図1において、底板11の左右の辺と第2の折り線L2の交点と第3、第4の折り線L3、L4と折り線L11との交点との間に切り込みN1、N2が形成されている。また、図1に示すように、これらの切り込みN1、N2に対応させて、左右の内側板16、17の左右端の辺の底板11側には細幅の差し込み片16E、17Eが形成されている。これらの差し込み片16E、17Eが図3の(a)に示すように正面板12が第1の折り線L1を介して底板11の内面に向けて垂直に折り曲げられて切り込みN1、N2に差し込まれてロックされ、正面板12が図3の(b)に示すように底板11に対して垂直状態を維持するようにしている。また、これらの切り込みN1、N2が形成されているため、図5の(a)に示すように背面板13及び左右の側板14、15がそれぞれ折り線L11を介して垂直に折り曲げられ、更に、左右の側板14、15が図5の(b)に示すように第3、第4の折り線L3、L4を介して直角に折り曲げられ、背面板13及び左右の側板14、15の所定幅部分が底板11の延びた部分を補うようになっている。
図1に示すように第2の折り線L2の左右両端から左右の内側蓋板21、22の左右両端の辺の中ほどに達する第1、第2の斜行折り線L12、13が形成され、左右の内側底板19、20が第1、第2の斜行折り線L12、L13を介して図8に示すように背面板13上に折り畳まれるようになっている。折り畳まれた左右の内側底板19、20は、それぞれの切り込み19A、20Aが互いに噛み合っている。従って、この状態で背面板13が第2の折り線L2を介して底板11の内側へ折り曲げて垂直に立ち上げ、左右の内側底板19、20が底板11の内面へ重ねられることで底板11に対して背面板13及び左右の側板14、15の三面が同時に組み上げられることになる。
保存箱10は、例えば図10に示すように折り畳まれる。即ち、左右の内側底板19、20が図8に示すように背面板13の内面に折り畳まれた状態で、左右の内側板16、17が図9に示すように第5、第6の折り線L5、L6を介して正面板12の内側へ折り畳まれる。蓋板18が第2の折り線L2を介して正面板12側へ折り畳まれて図10に示す状態になる。つまり、流通時に、保存箱10は、内側底板19、20が底板11上に左右の折り畳まれ、これが第2の折り線l2を介して正面板12上に折り畳まれてコンパクトにまとめられる。
次いで、図1〜図7を参照しながら本実施形態の保存箱10から二種類の保存箱を組み立て方法について説明する。
まず、図1に示すように保存箱10を一枚板の状態に展開した状態から第1のサイズの保存箱10を組み立てる方法について図1〜図4を参照しながら説明する。例えば図1の状態から背面板13及び左右の側板14、15がそれぞれ折り線L2、L8を介して底板11の内面に向けて折り曲げられて図2の(a)に示す底板11に対して垂直状態になる。この状態で左右の側板14、15が第3、第4の折り線L3、L4を介して背面板13の内側へ折り曲げられて互いに平行に調整される。この際、左の内側底板19の切り込み19Aと右の内側底板20の切り込み20Aとが噛み合った状態で底板11の内面に重なる。その後、図2の(b)に示すように、左右の内側板16、17が第5、第6の折り線L5、L6を介して正面板12の内側へ垂直に折り曲げられると共に正面板12が第1の折り線L1を介して左右の側板14、15に向けて折り曲げられる。この際、左右の内側板16、17が左右の側板14、15の内面に重なる。
図2の(b)に示す状態から図3の(a)に示すように正面板12が更に折り曲げられて図3の(b)に示すように垂直状態になるまで起こされる。正面板12が垂直状態まで起こされると左右の内側板16、17の差し込み片16E、17Eが背面板13と左右の側板14、15の下端部にある切り込みN1、N2に差し込まれる。この時、差し込み片16E、17Eの上辺が切り込みN1、N2の上端に引っ掛かり、左右の内側板16、17が切り込みN1、N2でロックされ、保存箱10としての形態が維持される。また、底板11上には左右の内側底板19、20が重なって二重底になり、左右の側板14、15には左右の内側板16、17が重なって二重壁になり、底板11及び左右の側板14、15がそれぞれ補強される。
図3の(b)に示す状態で正面板12のフラップ12Aと左右の内側板16、17それぞれのフラップ16C、17Cが折り線F2、F1、F2を介して内側へ折り曲げられる。この際、正面板12の差し込み片12Cは曲げずにおく。引き続き、左右の内側蓋板21、22がそれぞれ折り線L9を介して内側へ折り曲げられ、その上に蓋板18が折り線L7を介して折り曲げられて保存箱10の蓋を形成する。この際、蓋板18の差し込み片18Aが正面板12の差し込み口12Bに差し込まれ、更に、正面板12の差し込み片12Bが蓋板18の差し込み口18Bに差し込まれて保存箱10が蓋板18によって図4に示すように簡単には開かないように閉じられる。
次いで、図1に示すように保存箱10を一枚板の状態に展開した状態から第2のサイズ(第1のサイズより長く、底が浅い)の保存箱10を組み立てる方法について図5〜図7を参照しながら説明する。例えば図1の状態から背面板13と左右一対の内側底板19、20がそれぞれ折り線L11を介して図5の(a)に示すように垂直状態に折り曲げられた状態で左右の側板14、15が第3、第4の折り線L3、L4を介して底板11側へ直角に折り曲げられて図5の(b)に示す状ように互いに平行に対峙するように調整される。
この際、背面板13及び左右の側板14、15の折り線L11より下側の部分が底板11の拡張部分になり、左右の内側底板19、20が第1のサイズの場合より切り込み19A、20Aを介して深く噛み合って底板11の内が切り離された後、左右の内側板16、17が第5、第6の折り線L5、L6を介して正面板12の内側へ折り曲げられると共に正面板12が第1の折り線L1を介して左右の側板14、15に向けて折り曲げらて垂直に起こされて図6の(a)に示す状態になる。この際、左右の内側板16、17が左右の側板14、15の内側に重なる。
その後、図6の(a)に示す状態で左右の内側板16、17の上部がそれぞれ折り線L10を介して内側へ折り曲げられて左右の内側蓋板21、22の拡張部分を形成すると共に左右の内側蓋板21、22が折り線L9を介して内側へ折り曲げられる。更に、図6の(b)に示すように正面板12の上部が折り線L10を介して内側へ折り曲げられて蓋板18の足りない部分を補充する拡張蓋板になる。図6の(b)に示す状態で蓋板18が折り線L7を介して内側へ折り曲げられて差し込み片18Aが正面板12の差し込み口12Bに差し込まれ、蓋板18の差し込み口18Bに正面板12の差し込み片12Aが差し込まれて保存箱10が蓋板18によって図7に示すように簡単には開かないように閉じられる。図7に示す保存箱10は、図4に示す保存箱10と比較すれば判るように図4に示すものよりも細長く、浅くなっている。
本実施形態の保存箱10は、左右の側板14、15に形成された第1、第2の斜行折り線L12、L13を介してコンパクトに折り畳まれると共に保存箱10として簡単且つ短時間で組み立てられる。この折り畳み方について図8〜図10を参照しながら説明する。
まず、図1に示す状態から左右の内側底板19、20が第1、第2の斜行折り線L12、L13を介して背面板13の内面に重ねるように折り畳まれて図8に示す状態になる。この際、左右の内側底板19、20はそれぞれの切り込み19A、20Aが噛み合って短い部分と長い部分とが互い違いに重なる。次いで、左右の内側板16、17が第5、第6の折り線L5、L6を介して正面板12の内面に向けて折り畳まれて図9に示す状態になる。この状態から蓋板18及び背面板13が第2の折り線L2を介して底板11と正面板12側に折り畳まれて図10に示すようにコンパクトな状態になる。
図10に示す状態から保存箱10を組み立てる場合には、まず正面板12と背面板13を開き、保存箱10を図9に示すように展開する。次いで、背面板13を第2の折り線L2を介して底板11の内面に向けて折り曲げると共に左右の内側底板19、20をそれぞれの切り込み19A、20Aで噛み合ったまま底板11上に重ねることにより、ワンタッチで簡単に保存箱10の底板11、背面板13及び左右の側板14、15が形成される。この状態で図3の(a)に示すように左右の内側板16、17を正面板12から起こすと共に正面板12を第1の折り線L1を介して起こす。この際、左右の内側板16、17を左右の側板14、15の内側に差し込むと、左右の内側板16、17の差し込み片16E、17Eが切り込みN1、N2に差し込まれて、図3の(b)に示すように保存箱10としての形態が維持される。その後、保存箱10に書類を収納した後、正面板12、左右の内側板16、17それぞれのフラップ12A、16D、17Dを折り線F2、F1、F2を介して内側に曲げ、左右の内側蓋板19、20を内側に折り曲げ、蓋板18を閉じることで保存箱10内に書類を保存することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、矩形状の底板11と、底板11の上下両端からそれぞれ上下方向に連設され且つ第1、第2の折り線L1、L2を介して底板11の内側へ折り曲げられて互いに対向する正面板12及び背面板13と、背面板13の左右両端それぞれから外方向に連設され且つ第3、第4の折り線L3、L4を介して正面板13の内側へ折り曲げられて互いに対向する左側板14及び右側板15と、正面板12の左右両端それぞれから外方向に連設され且つ第5、第6の折り線L5、L6を介して正面板の内側へ折り曲げられて互いに対向する左右の側板14、15の内面に重なる左内側板16及び右内側板17と、背面板13の上端から上方向に連設され且つ第2の折り線L2に平行な折り線L7を介して背面板13の内側へ折り曲げられて底板11と対向する蓋板18と、左側板14及び右側板15それぞれの上下両端から上下方向へそれぞれ連設され且つ第7、第8の折り線L8、L9を介して左右の側板14、15の内側へ折り曲げられて上下でそれぞれ互いに対向する左右一対の内側底板19、20及び内側蓋板21、22と、を備えており、背面板13及び左右の側板14、15にはそれぞれの下端から所定の距離だけ離間した位置にサイズを変更するための折り線L11が設けられていると共に第3、第4の折り線L3、L4それぞれの下端からこれらの折り線L3、L4に沿って折り線L11に達する左右一対の切り込みN1、N2が設けられており、また、正面板12及び左右の内側板16、17にはそれぞれの上端から所定の距離だけ離間した位置に折り線L10が設けられていると共に第5、第6の折り線L5、L6それぞれの上端からそれぞれの折り線L5、L6に沿って折り線L10に達する左右一対のミシン目M1、M2が設けられているため、文書の種類に応じて、折り線L10、11、切り込みN1、N2及びミシン目M1、M2を利用することで細長く、底の浅い第2のサイズの保存箱10を作ることができ、これらを利用しない時には底の深い第1のサイズの保存箱10を作ることができる。
また、本実施形態によれば、左右の内側板16、17の自由端の下端部それぞれには左右一対の切り込みN1、N2に差し込まれる左右一対の差し込み片16E、17Eが設けられているため、差し込み片16E、17Eと切り込みN1、N2によって左右の内側板16、17が背面板13にロックされるため、保存箱10の形態が崩れないように強固に維持することができる。また、左右一対の切り込みN1、N2の下端から左右一対の内側蓋板21、22の左右端に達する左右一対の斜行折り線L12、L13が設けられ、これらの斜行折り線L12、L13を介して左右一対の内側底板19、20を背面板13内面に折り畳めるように構成されているため、背面板13を第2の折り線L2を介して折り曲げ、ワンタッチで左右の内側底板19、20を背面板13から開くだけで底板11、背面板13及び左右の側板14、15を簡単に形成することができ、延いては保存箱10を簡単且つ短時間で組み立てることができる。
尚、本発明は上記実施形態に何ら制限されるものではなく、各構成要素を適宜設計変更することができる。例えば、本発明の保存箱は、図11に示すように、蓋板に長円形の開閉自在な蓋を形成することで、災害時に廃棄可能な便器としても使用することができる。
10 保存箱
11 底板
12 正面板
13 背面板
14、15 側板
16、17 内側板
18 蓋板
19、20 内側底板
L1〜L13 折り線
M1、M2 ミシン目
N1、N2 差し込み口

Claims (3)

  1. 一枚の板に設けられた複数の折り線を選択して折り曲げることでサイズの異なる二種類の文書箱を組み立てる文書保存箱であって、
    上記一枚の板は、
    矩形状の底板と、
    上記底板の上下両端からそれぞれ上下方向に連設され且つ第1、第2の折り線を介して上記底板の内側へ折り曲げられて互いに対向する正面板及び背面板と、
    上記背面板の左右両端それぞれから外方向に連設され且つ第3、第4の折り線を介して上記正面板の内側へ折り曲げられて互いに対向する左側板及び右側板と、
    上記正面板の左右両端それぞれから外方向に連設され且つ第5、第6の折り線を介して上記正面板の内側へ折り曲げられて互いに対向する上記左右の側板の内面に重なる左内側板及び右内側板と、
    上記背面板の上端から上方向に連設され且つ上記第2の折り線に平行な折り線を介して上記背面板の内側へ折り曲げられて上記底板と対向する蓋板と、
    上記左側板及び上記右側板それぞれの上下両端から上下方向へそれぞれ連設され且つ第7、第8の折り線を介して上記左右の側板の内側へ折り曲げられて上下でそれぞれ互いに対向する左右一対の内側底板及び内側蓋板と、を備えており、
    上記背面板及び上記左右の側板にはそれぞれの下端から所定の距離だけ離間した位置にサイズを変更するための第1のサイズ変更用の折り線が設けられていると共に上記第3、第4の折り線それぞれの下端から上記第1のサイズ変更用の折り線に達する左右一対の切り込みが設けられており、また、
    上記正面板及び上記左右の内側板にはそれぞれの上端から上記所定の距離だけ離間した位置にサイズを変更するための第2のサイズ変更用の折り線が設けられていると共に上記第5、第6の折り線それぞれの上端から上記第1のサイズ変更用の折り線に達する左右一対のミシン目が設けられている
    ことを特徴とする組立式文書保存箱。
  2. 上記左右の内側板の自由端の下端部それぞれには上記左右一対の切り込みに差し込まれる左右一対の差し込み片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の組立式文書保存箱。
  3. 上記左右一対の切り込みの下端から上記左右一対の内側蓋板の左右端に達する左右一対の斜行折り線が設けられ、上記左右一対の斜行折り線を介して上記左右一対の内側底板を上記背面板内面に折り畳めるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の組立式文書保存箱。
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