JP3199371U - 組立て式ファイルボックス - Google Patents

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秀則 平原
秀則 平原
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Abstract

【課題】単純な構造ながらしっかりと組立て状態を維持することができる、安価な組立て式ファイルボックスを提供する。【解決手段】一つの平板上に底板11と、前側板12及び後側板13と、左内側板14及び右内側板15と、左外側板16及び右外側板17と、左上折曲片18及び右上折曲片19と、左底折曲片20及び右底折曲片21と、が形成され、組立て時に、前側板12及び後側板13、左内側板14及び右内側板15、左外側板16及び右外側板17、左底折曲片20及び右底折曲片21は、折り曲げ線に沿って直角に内側に折り曲げられ、左底折曲片20、右底折曲片21は、底板11と左内側板14、底板11と右内側板15とで挟まれ、左上折曲片18は、左外側板16とで左内側板14を挟み込むように、また右上折曲片19は、右外側板17とで右内側板15を挟み込むように内側に180?折り曲げられる。【選択図】図1

Description

本考案は、紙あるいはダンボールを使用した組立て式のファイルボックスに関する。
周知のようにファイルを収納するファイルボックスは、種々の形状、素材の物が開発・販売されている。ファイルボックスの多くは、工場で最終形態に整えられ出荷されるが、紙あるいはダンボールを使用した組立て式のファイルボックスもある(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1参照)。
非特許文献1に記載の組立て式のファイルボックスは、ファイルボックス本体を形成する4つの側面部の下端に各々垂直に折曲可能に延設された底部形成片を有し、底部はその一部のみを貼付し、底部を含め全体が折り畳み可能に構成されている。
特許文献1には、底部を貼付する組立て式のファイルボックスは、貼付工程が必要となり製造コストが嵩むとし、ファイルボックス本体を形成する4つの側面部の下端に各々垂直に折曲可能に延設された底部形成片を、貼付、接着することなく互いに接合し底部を形成する組立て式ファイルボックスが記載されている。
紙あるいはダンボールを使用した組立て式のファイルボックスに類似する製品としては、組立て式の紙製収納箱がある(例えば特許文献2参照)。
特開2006−151431号公報 特開2009−234653号公報
https://www.muji.net/store/cmdty/section/S1070103
特許文献1に記載の組立て式ファイルボックスは、貼付、接着することなく底部形成片を互いに接合し底部を形成することができるが、底部形成片の形状が複雑で、スリット及び係止片の数も多く加工費がかさむ。
特許文献2に記載の組立て式の紙製収納箱は、形状が単純で加工が容易であるが、天板は単に差し込まれているだけであるので、開口面が上部となるように立てて使用すると天板が側面となり、使用中に側面が開き組立て状態が維持できなくなる恐れがある。
本考案の目的は、単純な構造ながらしっかりと組立て状態を維持することができる、安価な組立て式ファイルボックスを提供することである。
本考案は、組立て、解体、再組立てが可能な組立て式ファイルボックスであって、一つの平板上に底板と、前記底板の前辺及び後辺に各々折り曲げ線を介して接続される前側板及び後側板と、前記前側板の左辺及び右辺に各々折り曲げ線を介して接続される左内側板及び右内側板と、前記後側板の左辺及び右辺に各々折り曲げ線を介して接続される左外側板及び右外側板と、前記左外側板及び右外側板の各々後辺に折り曲げ線を介して接続される左上折曲片及び右上折曲片と、前記左外側板及び右外側板の各々前辺に折り曲げ線を介して接続される左底折曲片及び右底折曲片と、が形成され、組立て時に、前記前側板及び後側板、左内側板及び右内側板、左外側板及び右外側板、左底折曲片及び右底折曲片は、各々接続する板材に対し、折り曲げ線に沿って直角に折り曲げられ、前記左底折曲片、前記右底折曲片は、各々前記底板と前記左内側板、前記底板と前記右内側板とで挟まれ、前記左上折曲片は、前記左外側板とで前記左内側板を挟み込むように180°折り曲げられ、前記右上折曲片は、前記右外側板とで前記右内側板を挟み込むように180°折り曲げられ、前記左底折曲片、前記右底折曲片及び前記左上折曲片、前記右上折曲片が組立て状態を保持するように作用することを特徴とする組立て式ファイルボックスである。
本考案の組立て式ファイルボックスは、左底折曲片、右底折曲片が各々底板と左内側板、底板と右内側板とで挟まれ、左上折曲片が左外側板とで左内側板を挟み込むように180°折り曲げられ、右上折曲片が右外側板とで右内側板を挟み込むように180°折り曲げられ、左底折曲片、右底折曲片及び左上折曲片、右上折曲片が組立て状態を保持するように作用するので、組立て状態を維持することができる。また本考案の組立て式ファイルボックスは、各部の形状がシンプルで構造が単純なため組立てが容易であり、また加工も容易で安価に製造することができる。
本考案の組立て式ファイルボックスにおいて、前記平板がダンボールであり、前記前側板及び後側板の左辺及び右辺が、ダンボールの流れ方向に直交することを特徴とする。
本考案によれば、前側板及び後側板の左辺及び右辺が、ダンボールの流れ方向に直交するように配置されているので変形し難い。このため貼付、接着することなく組立て状態を安定的に維持することができる。
本考案の組立て式ファイルボックスは、さらに前記後側板の後辺に折り曲げ線を介して接続される中央折曲片を有し、前記左内側板及び右内側板の前辺に凸状の差込片が、前記左外側板と左上折曲片とを結ぶ折り曲げ線上及び前記右外側板と右上折曲片とを結ぶ折り曲げ線上に前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、組立て時に前記差込片が前記スリット孔に差し込まれ、前記中央折曲片には左辺及び右辺に突起片が設けられ、前記左上折曲片の右辺の中央から後辺にかけて前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記左内側板の左辺の前辺寄りに前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記右上折曲片の左辺の中央から後辺にかけて前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記右内側板の右辺の前辺寄りに前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記中央折曲片は、組立て時に180°折り曲げられ、前記突起片が、前記凹部に嵌り込むことを特徴とする。
また本考案の組立て式ファイルボックスは、前記前側板及び後側板は、右辺の長さが左辺に比較して短く、前記前側板及び後側板の左辺に連結する前記左内側板及び前記左外側板の長さは、前記前側板及び後側板の右辺に連結する前記右内側板及び前記右外側板に比較して長く、前記左上折曲片の左辺に凸状の差込片が設けられ、前記前側板と前記左内側板とを結ぶ折り曲げ線に沿うように前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、前記左上折曲片の右辺に凸状の差込片が設けられ、前記後側板と前記左外側板とを結ぶ折り曲げ線に沿うように前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、前記右上折曲片の後辺に凸状の差込片が設けられ、前記右外側板と右底折曲片とを結ぶ折り曲げ線に沿うように前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、組立て時に前記差込片が前記スリット孔に差し込まれることを特徴とする。
本考案の組立て式ファイルボックスは、さらに差込片とそれが嵌り込むスリット孔、突起片とそれが嵌り込む凹部を備えるので、組立て状態を確実に維持することができる。一方で、ここに設けられる差込片、スリット孔、突起片及び凹部の数は、必要最小限に留められているため組立てが容易であり、また安価に製造することができる。
本考案によれば、単純な構造ながらしっかりと組立て状態を維持することができる、安価な組立て式ファイルボックスを提供することができる。
本考案の第1実施形態の組立て式ファイルボックス1の展開図である。 本考案の第1実施形態の組立て式ファイルボックス1の組立て過程を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態の組立て式ファイルボックス1の組立て過程を示す斜視図である。 本考案の第1実施形態の組立て式ファイルボックス1の組立て完了後の斜視図である。 本考案の第2実施形態の組立て式ファイルボックス2の展開図である。 本考案の第2実施形態の組立て式ファイルボックス2の組立て過程を示す斜視図である。 本考案の第2実施形態の組立て式ファイルボックス2の組立て過程を示す斜視図である。 本考案の第2実施形態の組立て式ファイルボックス2の組立て完了後の斜視図である。
図1は、本考案の第1実施形態の組立て式ファイルボックス1の展開図、図2及び図3は、組立て式ファイルボックス1の組立て過程を示す斜視図、図4は、組立て式ファイルボックス1の組立て完了後の斜視図である。
本考案の第1実施形態の組立て式ファイルボックス1は、組立て、解体、再組立てが可能な組立て式ファイルボックスである。組立て式ファイルボックス1は、展開した状態で一つの平板上に、横長矩形状の底板11と、横長矩形状の前側板12及び後側板13と、縦長矩形状の左内側板14及び右内側板15と、縦長矩形状の左外側板16及び右外側板17と、略正方形状の左上折曲片18及び右上折曲片19と、略正方形状の左底折曲片20及び右底折曲片21と、横長矩形状の中央折曲片22とが形成されている。
組立て式ファイルボックス1の素材は、特に限定されるものではないが、後述のように複数の折り曲げ線を備えるのでダンボール、厚手の紙を好適に使用することができる。特にダンボールは、軽く、強度があり、安価であるので、組立て式ファイルボックス1の素材として好ましい。組立て式ファイルボックス1の素材にダンボールを使用する場合は、強度の点から、ダンボールの流れ方向を前側板12及び後側板13の左辺及び右辺と直交させるように使用することが好ましい。これについては第2実施形態の組立て式ファイルボックス2についても同じである。
前側板12は、底板11の前辺に折り曲げ線61を介して接続され、後側板13は、底板11の後辺に折り曲げ線62を介して接続されている。左内側板14は、前側板12の左辺に折り曲げ線63を介して接続され、右内側板15は、前側板12の右辺に折り曲げ線64を介して接続されている。左外側板16は、後側板13の左辺に折り曲げ線65を介して接続され、右外側板17は、後側板13の右辺に折り曲げ線66を介して接続されている。
左上折曲片18は、左外側板16の後辺に折り曲げ線67を介して接続され、右上折曲片19は、右外側板17の後辺に折り曲げ線68を介して接続されている。また左底折曲片20は、左外側板16の前辺に折り曲げ線69を介して接続され、右底折曲片21は、右外側板17の前辺に折り曲げ線70を介して接続されている。中央折曲片22は、後側板13の後辺に折り曲げ線71を介して接続されている。
左内側板14及び右内側板15の前辺にはそれぞれ凸状の差込片31、32が設けられている。左外側板16と左上折曲片18とを結ぶ折り曲げ線67上には、左内側板14に設けられた差込片31が嵌り込むスリット孔33が、右外側板17と右上折曲片19とを結ぶ折り曲げ線68上には、右内側板15に設けられた差込片32が嵌り込むスリット孔34が設けられている。
中央折曲片22は、左辺の中央から後辺にかけて突起片35を有し、同じく右辺の中央から後辺にかけて突起片36を有する。一方、左上折曲片18の右辺の中央から後辺にかけて突起片35が嵌る凹部37が、さらに左内側板14の左辺の前辺寄りに突起片35が嵌る凹部38が設けられている。同様に、右上折曲片19の左辺の中央から後辺にかけて突起片36が嵌る凹部39が、さらに右内側板15の右辺の前辺寄りに突起片36が嵌る凹部40が設けられている。
前側板11の前辺中央部には、内容物を確認するための凹部57が設けれている。また後側板13の後辺寄りの中央部には、取っ手となる長穴51が、同じく中央折曲片22の中央部に取っ手となる長穴52が設けられている。二つの長穴51、52は、組立て式ファイルボックス1を組立てた際に、重なり合う位置に設けられている。
右外側板17の前辺寄りの中央部には、指をかけて組立て式ファイルボックス1を引き寄せるための円孔53が、同じく右内側板15の後辺寄りの中央部にも指をかけて組立て式ファイルボックス1を引き寄せるための円孔54が設けられている。二つの円孔53、54は、組立て式ファイルボックス1を組立てた際に、重なり合う位置に設けられている。
底板11の左辺と左底折曲片20との間、底板11の右辺と右底折曲片21との間、左内側板14の後辺と左底折曲片20の前辺との間、右内側板15の後辺と右底折曲片21の前辺との間、中央折曲片22の左辺と左上折曲片18の右辺との間、中央折曲片22の右辺と右上折曲片19の左辺との間には、組立て式ファイルボックス1を組立てる際の重ね代を考慮し、素材の厚さと同程度の隙間が設けられている。また中央折曲片22と後側板13とを結ぶ折り曲げ線71上には、折り曲げを容易にするためのスリット状の切れ込み55、56が設けられている。
次に、組立て式ファイルボックス1の組立てる手順を説明する。
左底折曲片20を左外側板16と結ぶ折り曲げ線69を起点に直角に折り曲げる。同様に右底折曲片21を右外側板17と結ぶ折り曲げ線70を起点に直角に折り曲げる。このとき左底折曲片20と右底折曲片21とは同じ方向に折り曲げる。
同様に、後側板13を底板11と結ぶ折り曲げ線62を起点に、左外側板16を後側板13と結ぶ折り曲げ線65を起点に、右外側板17を後側板13と結ぶ折り曲げ線66を起点に、それぞれ内側に直角に折り曲げる。このとき左底屈曲片20及び右底折曲片21が底板11の上に載るようにする(図2参照)。
続いて、左内側板14を前側板12と結ぶ折り曲げ線63を起点に、右内側板15を前側板12と結ぶ折り曲げ線64を起点に、前側板12を底板11と結ぶ折り曲げ線61を起点に、それぞれ内側に直角に折り曲げる。このとき左内側板14が左底折曲片20の上に載り、かつ左外側板16の内側になるようにする。同様に右内側板15が右底折曲片21の上に載り、かつ右外側板17の内側になるようにする(図3参照)。
続いて左上折曲片18を左外側板16と結ぶ折り曲げ線67を起点に、内側に180°折り曲げる。これにより左内側板14の凸状の差込片31が、折り曲げ線67上に設けられたスリット孔33に嵌り込む。同様に、右上折曲片19を右外側板17と結ぶ折り曲げ線68を起点に、内側に180°に折り曲げる。これにより右内側板15の凸状の差込片32が、折り曲げ線68上に設けられたスリット孔34に嵌り込む。
最後に中央折曲片22を後側板13と結ぶ折り曲げ線71を起点に、内側に180°折り曲げる。これにより中央折曲片22の左の突起片35が、左上折曲片18に設けられた凹部37及び左内側板14の凹部38に、中央折曲片22の右の突起片36が、右上折曲片19に設けられた凹部39及び右内側板15の凹部40に嵌り込む。
以上の要領で組立てられた組立て式ファイルボックス1は、左底折曲片20及び右底折曲片21を各々、底板11と左内側板14、底板11と右内側板15とで挟むことで、左外側板16及び右外側板17が開くことを防止する。また左内側板14を左上折曲片18と左外側板16とで挟み、右内側板15を右上折曲片19と右外側板17とで挟むことで左内側板14及び右内側板15が開くことを防止する。以上のように左底折曲片20、右底折曲片21及び左上折曲片18、右上折曲片19が組立て状態を保持するように作用するので、各部を接着することなく組立て状態を維持することができる。
また本組立て式ファイルボックス1は、さらに左内側板14に設けられた差込片31がスリット孔33に嵌り込み、右内側板15に設けられた差込片32がスリット孔34に嵌り込み、中央折曲片22の左右の突起片35、36が凹部37、38、39、40に嵌り込むことで組立て状態を確実に維持することができる。
本組立て式ファイルボックス1は、各部の形状がシンプルで構造が単純であり、さらに差込片、スリット孔、突起片及び凹部の数も必要最小限に留められているため組立てが容易であり、また加工が容易で安価に製造することができる。
図5は、本考案の第2実施形態の組立て式ファイルボックス2の展開図、図6及び図7は、組立て式ファイルボックス2の組立て過程を示す斜視図、図8は、組立て式ファイルボックス2の組立て完了後の斜視図である。図1から図4に示す本考案の第1実施形態の組立て式ファイルボックス1と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本考案の第2実施形態の組立て式ファイルボックス2は、組立て式ファイルボックス1と同様に、組立て、解体、再組立てが可能な組立て式ファイルボックスである。組立て式ファイルボックス2は、組立て式ファイルボックス1と比較して、前側板12、後側板13等の形状が異なり、さらに中央折曲片22を備えないが、基本的な構成は、組立て式ファイルボックス1と同じである。組立て式ファイルボックス2の素材も組立て式ファイルボックス1の素材と同様に考えることができる。
組立て式ファイルボックス2は、展開した状態で一つの平板上に、横長矩形状の底板11と、略正方形の前側の一部を斜めに切り落とした形状からなる前側板12及び略正方形の後側の一部を前側板12とは逆方向に斜めに切り落とした形状からなる後側板13と、縦長矩形状の左内側板14及び略正方形状の右内側板15と、縦長矩形状の左外側板16及び略正方形状の右外側板17と、略矩形形状の左上折曲片18及び略正方形状の右上折曲片19と、略正方形状の左底折曲片20及び右底折曲片21とが形成されている。
前側板12は、前辺の左辺寄り側から右辺に向う部分が傾斜面となっており、前側板12は、右辺の長さが左辺に比較して短くなっている。同様に、後側板13は、後辺の左辺寄り側から右辺に向う部分が傾斜面となっており、後側板13は、右辺の長さが左辺に比較して短くなっている。これに伴い右内側板15及び右外側板17は、左内側板14及び左外側板16に比較して前後方向の長さが短くなっている。
左上折曲片18は、左辺の中央から後辺にかけて差込片41を有し、同じく右辺の中央から後辺にかけて差込片42を有する。左内側板14と前側板12とを結ぶ折り曲げ線63に沿うように、差込片41が嵌り込むスリット孔43が設けられ、左外側板16と後側板13とを結ぶ折り曲げ線65に沿うように、差込片42が嵌り込むスリット孔44が設けられている。また右上折曲片19の後辺には差込片45がが設けられ、右外側板17と右底折曲片21とを結ぶ折り曲げ線70に沿うように、差込片45が嵌り込むスリット孔46が設けられている。
左外側板16の前辺寄りの中央部には、指をかけて組立て式ファイルボックス2を引き寄せるための円孔53が、同じく左内側板14の後辺寄りの中央部にも指をかけて組立て式ファイルボックス2を引き寄せるための円孔54が設けられている。二つの円孔53、54は、組立て式ファイルボックス2を組立てた際に、重なり合う位置に設けられている。
左内側板14の後辺と左底折曲片20の前辺との間、右内側板15の後辺と右底折曲片21の前辺との間には、組立て式ファイルボックス2を組立てる際の重ね代を考慮し、素材の厚さと同程度の隙間が設けられている。
次に、組立て式ファイルボックス2の組立て手順を説明する。
組立て式ファイルボックス2の組立て手順は、基本的に組立て式ファイルボックス1と同じである。組立て式ファイルボックス1と同様に、左底屈曲片20及び右底折曲片21が底板11の上に載るように折り曲げ(図6参照)、続いて左内側板14が左底折曲片20の上に載り、かつ左外側板16の内側になるように、右内側板15が右底折曲片21の上に載り、かつ右外側板17の内側になるようにする(図7参照)。
続いて左上折曲片18を左外側板16と結ぶ折り曲げ線67を起点に、内側に180°折り曲げる。これにより左上折曲片18の凸状の差込片41が、スリット孔43に嵌り込み、左上折曲片18の凸状の差込片42が、スリット孔44に嵌り込む。同様に、右上折曲片19を右外側板17と結ぶ折り曲げ線68を起点に、内側に180°折り曲げる。これにより右上折曲片19の凸状の差込片45が、スリット孔46に嵌り込む。
以上の要領で組立てられた組立て式ファイルボックス2は、組立て式ファイルボックス1と同様に左底折曲片20、右底折曲片21及び左上折曲片18、右上折曲片19が組立て状態を保持するように作用するので、各部を接着することなく組立て状態を維持することができる。また本組立て式ファイルボックス2は、さらに左上折曲片18に設けられた差込片41、42がスリット孔43、43に嵌り込み、右上折曲片19に設けられた差込片45がスリット孔46に嵌り込むことで組立て状態を確実に維持することができる。
本組立て式ファイルボックス2は、本組立て式ファイルボックス1と同様に、各部の形状がシンプルで構造が単純であり、さらに差込片、スリット孔の数も必要最小限に留められているため組立てが容易であり、また安価に製造することができる。
以上、第1及び第2実施形態の組立て式ファイルボックスを用いて本考案に係る組立て式ファイルボックスを説明したが、本考案に係る組立て式ファイルボックスは上記実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる考案の範囲内のものと解釈される。
1 組立て式ファイルボックス
2 組立て式ファイルボックス
11 底板
12 前側板
13 後側板
14 左内側板
15 右内側板
16 左外側板
17 右外側板
18 左上折曲片
19 右上折曲片
20 左底折曲片
21 右底折曲片
22 中央折曲片
31、32 差込片
33、34 スリット孔
35、36 突起片
37、38、39、40 凹部
41、42 差込片
43、44 スリット孔
45 差込片
46 スリット孔
51、52 長穴
53、54 円孔
55、56 切れ込み
57 凹部
61、62、63、64、65 折り曲げ線
66、67、68、69、70、71 折り曲げ線

Claims (4)

  1. 組立て、解体、再組立てが可能な組立て式ファイルボックスであって、
    一つの平板上に底板と、
    前記底板の前辺及び後辺に各々折り曲げ線を介して接続される前側板及び後側板と、
    前記前側板の左辺及び右辺に各々折り曲げ線を介して接続される左内側板及び右内側板と、
    前記後側板の左辺及び右辺に各々折り曲げ線を介して接続される左外側板及び右外側板と、
    前記左外側板及び右外側板の各々後辺に折り曲げ線を介して接続される左上折曲片及び右上折曲片と、
    前記左外側板及び右外側板の各々前辺に折り曲げ線を介して接続される左底折曲片及び右底折曲片と、が形成され、
    組立て時に、前記前側板及び後側板、左内側板及び右内側板、左外側板及び右外側板、左底折曲片及び右底折曲片は、各々接続する板材に対し、折り曲げ線に沿って直角に折り曲げられ、前記左底折曲片、前記右底折曲片は、各々前記底板と前記左内側板、前記底板と前記右内側板とで挟まれ、前記左上折曲片は、前記左外側板とで前記左内側板を挟み込むように180°折り曲げられ、前記右上折曲片は、前記右外側板とで前記右内側板を挟み込むように180°折り曲げられ、
    前記左底折曲片、前記右底折曲片及び前記左上折曲片、前記右上折曲片が組立て状態を保持するように作用することを特徴とする組立て式ファイルボックス。
  2. 前記平板がダンボールであり、
    前記前側板及び後側板の左辺及び右辺が、ダンボールの流れ方向に直交することを特徴とする請求項1に記載の組立て式ファイルボックス。
  3. さらに前記後側板の後辺に折り曲げ線を介して接続される中央折曲片を有し、
    前記左内側板及び右内側板の前辺に凸状の差込片が、前記左外側板と左上折曲片とを結ぶ折り曲げ線上及び前記右外側板と右上折曲片とを結ぶ折り曲げ線上に前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、組立て時に前記差込片が前記スリット孔に差し込まれ、
    前記中央折曲片には左辺及び右辺に突起片が設けられ、前記左上折曲片の右辺の中央から後辺にかけて前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記左内側板の左辺の前辺寄りに前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記右上折曲片の左辺の中央から後辺にかけて前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記右内側板の右辺の前辺寄りに前記突起片が嵌る凹部が設けられ、前記中央折曲片は、組立て時に180°折り曲げられ、前記突起片が、前記凹部に嵌り込むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立て式ファイルボックス。
  4. 前記前側板及び後側板は、右辺の長さが左辺に比較して短く、前記前側板及び後側板の左辺に連結する前記左内側板及び前記左外側板の長さは、前記前側板及び後側板の右辺に連結する前記右内側板及び前記右外側板に比較して長く、
    前記左上折曲片の左辺に凸状の差込片が設けられ、前記前側板と前記左内側板とを結ぶ折り曲げ線に沿うように前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、
    前記左上折曲片の右辺に凸状の差込片が設けられ、前記後側板と前記左外側板とを結ぶ折り曲げ線に沿うように前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、
    前記右上折曲片の後辺に凸状の差込片が設けられ、前記右外側板と右底折曲片とを結ぶ折り曲げ線に沿うように前記差込片が嵌り込むスリット孔が設けられ、
    組立て時に前記差込片が前記スリット孔に差し込まれることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立て式ファイルボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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