JP6912286B2 - ロック構造および包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、ロック構造および包装箱に関する。
包装箱等において、一方の壁を他方の壁に重ねた状態を保持するロック構造が知られている。
例えば、特許文献1に記載の連結手段は、第1パネルから切り出されたロックタブと、第2パネルから切り出された保持タブと、保持タブが切り出された跡に形成されたロック孔と、を有している。保持タブにはロックタブの突出部が嵌り込むノッチが設けられている。ロックタブは折り曲げられてロック孔に挿入され、保持タブはロックタブに押しのけられて折り曲げられる。保持タブの自由端縁がロックタブに当接することで、ロックタブがロック孔内に保持される。振動等によって保持タブの自由端縁がロックタブに沿って滑ると、ロックタブの突出部が保持タブのノッチに嵌合する。これにより、保持タブの滑りが止まるため、ロックタブの曲げ戻りを防止される。
特許第4098382号公報
しかしながら、上記した連結手段では、ロックタブと保持タブとの連結を解除する場合、ロックタブおよび保持タブを両方引き起こしながらノッチに嵌合した突起部を外さなければならなかった。このため、ロックタブと保持タブとの連結状態を容易に解除することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するために、差込片と規制片との適切な連結を担保しながら、その連結を容易に解除することができるロック構造および包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明は、第1壁の外側に外側壁を重ねた状態を保持するロック構造であって、前記第1壁の一端部から幅方向に延びた第2壁に、または前記第1壁から前記第2壁に亘って開口した連結穴と、前記第1壁の外側に重ねられた外側壁の一端部に連なった状態に設けられ、前記外側壁の一端部で弾性力をもって折り曲げられて前記連結穴に差し込まれた状態で、前記第1壁と前記第2壁の一部を、または前記第1壁の一端部を前記外側壁との間に挟み込む差込片と、前記連結穴の周縁部の一部に連なった状態に設けられ、前記周縁部の一部で弾性力をもって折り曲げられて前記連結穴に差し込まれた状態で、その先端部を前記差込片に接触させて前記差込片を折曲状態に保持する規制片と、を備えている。
この場合、前記規制片は、前記連結穴を挟んで前記第1壁の反対側となる前記連結穴の縁部から前記第1壁に向かって延びた状態に設けられ、その先端部を前記連結穴に差し込まれた前記差込片の表面に接触させることが好ましい。
この場合、前記規制片の延出寸法は、前記差込片の延出寸法よりも短く設定されていることが好ましい。
他の場合、前記規制片は、前記連結穴の幅方向に交差する長さ方向両縁部から互いに接近するように延びた状態に一対設けられ、その先端部を前記連結穴に差し込まれた前記差込片の長さ方向両側の表面に接触させることが好ましい。
この場合、前記規制片の先端部には、前記差込片の先端角部を嵌合させる凹部が切り欠かれていることが好ましい。
これらの場合、前記連結穴の幅方向の寸法は、前記差込片の延出寸法よりも短く設定されていることが好ましい。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、上記のいずれかに記載のロック構造を備えている。
本発明によれば、差込片と規制片との適切な連結を担保しながら、その連結を簡単に解除することができる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を組み立てる過程を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を組み立てる過程を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱であって、ロック構造を用いてロックした状態を示す斜視図である。 図5のVI−VI断面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を組み立てる過程を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱であって、ロック構造を用いてロックした状態を示す斜視図である。 図10のXI−XI断面図である。 図10のXII−XII断面図である。 本発明の第3実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る包装箱のブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書では、方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態:包装箱の概要]
図1および図2を参照して、第1実施形態に係る包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。なお、図面に示す「D」は「長さ方向」を示し、「W」は「幅方向」を示し、「H」は「高さ方向(上下方向)」を示している。また、長さ方向と幅方向と高さ方向とは、互いに直交(交差)している。
図1に示すように、包装箱1は、長さ方向に細長い角筒状に形成されている。すなわち、包装箱1は、長さ方向両端面を開口させたスリーブ形式の段ボール箱である。包装箱1は、内容物(図示せず)の周囲に巻き付けられることで、その内容物を保護する。なお、包装箱1は、他の箱に入れる内容物(商品)と箱の内面との隙間を埋める緩衝部材としても使用することができる。
包装箱1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成される。ブランク5は、一枚の紙製の段ボールシートをダイカッタ等で打ち抜くことで形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aに表ライナ9Bと裏ライナ9C(図1参照)とを貼り合せたものである。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク5は、内側壁10(第1壁)と、天壁11(第2壁)と、側壁12と、底壁13と、外側壁14と、ロック構造15と、を備えている。
内側壁10、天壁11、側壁12、底壁13および外側壁14は、この順番で段方向一方から他方に向かって一列に並んでいる。これらの壁10〜14は、それぞれ、流れ方向(長さ方向)に長い略長方形状に形成されている。これらの壁10〜14の流れ方向の寸法は、同一に設定されている。内側壁10と側壁12と外側壁14との段方向の寸法は、略同一に設定されている。また、天壁11と底壁13との段方向の寸法は、略同一に設定され、且つ内側壁10等の段方向の寸法よりも長く設定されている。これらの壁10〜14の各々の境界には、第1罫線L1が形成されている。第1罫線L1は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰して形成された汎用罫線である。
<ロック構造>
ロック構造15は、差込片16と、連結穴17と、規制片18と、を含んでいる。差込片16は、外側壁14の段方向他端部に2本の第2罫線L2を介して連なった状態に設けられている。連結穴17は、主に天壁11に開口している。規制片18は、連結穴17の周縁部の一部に第3罫線L3を介して連なった状態に設けられている。なお、第2罫線L2および第3罫線L3は、それぞれ汎用罫線である。
(差込片)
差込片16は、外側壁14の流れ方向(長さ方向)中央部に形成されている。差込片16は、外側壁14の段方向他端部から他方(外側)に向かって延びている。差込片16は、額縁部16Aと、差込本体部16Bと、を含んでいる。
額縁部16Aは、2本の第2罫線L2の間に形成されている。差込本体部16Bは、額縁部16Aの先端部から段方向外側に延びている。額縁部16Aと差込本体部16Bは、それぞれ、第2罫線L2を長辺として流れ方向に細長い略長方形状に形成されている。額縁部16Aと差込本体部16Bとの流れ方向の寸法は、外側壁14の流れ方向の寸法よりも短く(例えば略1/3)設定されている。額縁部16Aの段方向の寸法(2本の第2罫線L2の間隔)は、段ボールシートの厚さよりも僅かに長く設定されている。差込本体部16Bの延出寸法は、外側壁14の段方向の寸法の略半分に設定されている。なお、差込本体部16Bの先端側(自由端側)角部は、円弧状に面取りされている(R形状)。
(連結穴)
連結穴17は、天壁11の流れ方向(長さ方向)中央部にて、内側壁10との境界(第1罫線L1)に沿って形成された穴である。詳細には、連結穴17は、内側壁10の第1罫線L1近傍から天壁11に亘って開口している。連結穴17は、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。連結穴17の流れ方向の寸法は、差込片16の流れ方向の寸法と略同一に設定されている。連結穴17の段方向(幅方向)の寸法は、差込片16(差込本体部16B)の延出寸法よりも短く設定されている。
(規制片)
規制片18は、連結穴17を挟んで内側壁10の反対側となる連結穴17の縁部から内側壁10に向かって延びた状態に設けられている。規制片18は、天壁11の開口縁部の流れ方向中央部に第3罫線L3を介して連なり、連結穴17の内側領域に配置されている。規制片18は連結穴17を形成する際に天壁11の一部に切り出された部分であって、上記した連結穴17は規制片18を囲むように形成されている。規制片18は、第3罫線L3を長辺として流れ方向に細長い略長方形状に形成されている。規制片18の流れ方向の寸法は、連結穴17(差込片16)の流れ方向の寸法の略半分に設定されている。規制片18の延出寸法は、差込片16(差込本体部16B)の延出寸法よりも短く設定されている。また、規制片18の延出寸法は、連結穴17の段方向の寸法よりも短く設定されている。規制片18は、その先端部が内側壁10との境界(第1罫線L1)を超えない位置まで延びている。なお、規制片18の先端側(自由端側)角部は、円弧状に面取りされている(R形状)。
[包装箱の組立]
次に、図1、図3ないし図6を参照して、包装箱1の組立工程(組立作業)について説明する。図3は包装箱1を組み立てる過程を示す斜視図である。図4は包装箱1を組み立てる過程を示す断面図である。図5はロック構造15を用いてロックした状態を示す斜視図である。図6は図5のVI−VI断面図である。ここでは、作業者が包装箱1を組み立てる場合について説明する。
包装箱1は、裏ライナ9Cを上方に向けたブランク5を適宜折り曲げることで組み立てられる。図3に示すように、作業者は、底壁13の上面に内容物を配置し、その内容物を包むように内側壁10、天壁11、側壁12および外側壁14を第1罫線L1に沿って略直角に折り曲げる。この際、作業者は、内側壁10を外側壁14の内側に配置するように折り曲げる。すると、内側壁10は起立姿勢に設けられ、天壁11は内側壁10の上端部から幅方向一方に向かって延びた状態になる。側壁12は天壁11の幅方向一端部から下方に延び、底壁13は側壁12の下端部から幅方向他方に向かって延びた状態になる。外側壁14は、底壁13幅方向他端部から上方に延びて内側壁10の外面を略覆った状態になる。
次に、作業者は、ロック構造15を用いて外側壁14を内側壁10に重ねた状態に保持させる。具体的には、作業者は、外側壁14を内側壁10から僅かに離間させ、差込片16を第2罫線L2に沿って折り曲げる(図3の太矢印参照)。額縁部16Aは、基端側の第2罫線L2で折れ曲がり、連結穴17の中に露出した内側壁10の上端面に重なる(図4参照)。差込本体部16Bは、先端側の第2罫線L2で折れ曲がり、連結穴17の一部を塞いでいる規制片18の上面に重なる。
図4に示すように、差込本体部16Bを更に折り曲げると、差込本体部16Bは、規制片18を押し退けながら連結穴17に没入する。この際、図4の破線矢印で示すように、差込本体部16Bの先端部は、規制片18の上面に接触した状態で基端から先端に向かって移動する(滑る)。また、規制片18は、差込本体部16Bの先端部に押し込まれ、第3罫線L3に沿って折れ曲がりながら連結穴17に没入する。なお、差込片16が連結穴17に没入する際、外側壁14は内側壁10に重なるように近づいて行く。
差込本体部16Bが内側壁10の内側に略重なる角度(例えば、約150〜180度)まで折り曲げられると、差込本体部16Bの先端部は規制片18の先端部から脱落する。すると、図5に示すように、規制片18は、折曲部分(第3罫線L3周り)に働く復元力(弾性力)によって僅かに上昇(復元する方向に移動)して差込本体部16Bの上面に乗り上げる。図5および図6に示すように、この状態で、差込本体部16Bは、外側壁14から側壁12に向かって斜め下方に延びている。規制片18は、連結穴17の縁部から内側壁10に向かって斜め下方に延び、その先端部を差込本体部16Bの上面に突き当てている。差込本体部16Bは弾性力をもって規制片18に寄り掛かった姿勢になり、規制片18は差込片16(差込本体部16B)の弾性力を受け止めている。
以上によって、長さ方向両端面を開口した略角筒状の包装箱1が形成される(図1参照)。つまり、包装箱1の組立作業が完了する。差込片16は、第2罫線L2(外側壁14の上端部)で弾性力をもって折り曲げられて連結穴17に差し込まれた状態で、内側壁10の上端部を外側壁14との間に挟み込む。一方、規制片18は、第3罫線L3(周縁部の一部)で弾性力をもって折り曲げられて連結穴17に差し込まれた状態で、その先端部を差込片16の上面(表面)に接触させて差込片16を折曲状態に保持する。すなわち、差込片16と規制片18とが互いに支え合う安定した姿勢で連結された状態になる(図6参照)。以上のように、ロック構造15は、外側壁14と差込片16との間に内側壁10を挟み込むことで、内側壁10の外側に重ねた状態に保持する(図1および図6参照)。
[包装箱の解体]
次に、図6を参照して、包装箱1の解体作業について説明する。
包装箱1は、ロック構造15の差込片16と規制片18との連結を解除することで解体される。具体的には、図6の一点鎖線で示すように、作業者は、規制片18を指(手)で押し込むことで、規制片18の先端部を差込本体部16Bの上面に接触した位置から先端に向かって移動させる(滑らせる)。例えば、規制片18が天壁11に対して略直角になるまで折り曲げられると、規制片18の先端部は差込本体部16Bの上面から離れる。すると、差込片16は、折曲部分(第2罫線L2周り)に働く復元力(弾性力)によって規制片18よりも上方に移動する(図4参照)。つまり、差込片16と規制片18との連結が解除される。また、図6の二点鎖線で示すように、この連結解除によって、外側壁14等は折曲部分(第1罫線L1周り)に働く復元力(弾性力)によって僅かに広がる(復元する方向に移動する)ため、差込片16は連結穴17から抜ける方向に移動する。
以上によって、ロック構造15によるロックが解除された状態になる。この状態で、作業者は、上記した組立作業とは逆の手順によって包装箱1を解体(展開)する。
以上説明した第1実施形態に係るロック構造15(包装箱1)では、連結穴17に差し込まれた差込片16(差込本体部16B)が折曲部分の弾性力によって規制片18の先端部に突き当たる構成とした。また、規制片18がその先端部を差込片16(差込本体部16B)に突き当てて差込片16の復元を規制する構成とした。この構成によれば、規制片18の弾性力と、規制片18が差込片16から受ける弾性力とが釣り合った状態にすることが可能となり、差込片16と規制片18とが互いに支え合う安定した姿勢にすることができる(図5および図6参照)。これにより、差込片16と規制片18とを適切に連結することができ、差込片16が外側壁14との間に内側壁10の上端部を挟み込んだ状態を保持することができる。また、差込片16(差込本体部16B)を内側壁10(外側壁14)と略平行になるように折り畳むことができるため、差込本体部16Bと外側壁14との間に内側壁10をしっかりと挟み込むことができる。これにより、包装箱1を略角筒形状に保持することができる。
また、このロック構造15では、包装箱1を解体する場合、作業者が規制片18を差込本体部16Bに接触しない位置まで押し込む(接触しない角度まで折り曲げる)と、差込片16が折曲部分の弾性力によって自動的に規制片18から離れる構成とした(図6の一点鎖線参照)。これにより、規制片18を押し込むという簡単な操作で、差込片16と規制片18との連結を容易に解除することができる。つまり、差込片16の弾性力を利用して、ロック構造15によるロックを自動的に解除することができる。
さらに、このロック構造15では、規制片18が差込片16に接触することで連結され、規制片18が差込片16に接触しない角度に折り曲げられることで連結解除される構成とした。この構成によれば、連結と連結解除とを繰り返し行っても、差込片16や規制片18の摩耗を抑制することができる。これにより、長期間に亘って差込片16と規制片18とを適切に連結させることができるため、包装箱1を繰り返し利用することができる。
また、第1実施形態に係るロック構造15によれば、規制片18が差込片16に対向して設けられているため(図6参照)、差込片16の弾性力をしっかりと受け止めることができる。これにより、差込片16と規制片18との適切な連結を担保することができる。
また、第1実施形態に係るロック構造15では、規制片18が差込片16よりも幅方向(延出方向)に短く設定されていた(図6等参照)。この構成によれば、規制片18の延出寸法が差込片16の延出寸法以上である場合に比べて、規制片18を押し退けながら差込片16(差込本体部16B)を連結穴17に没入させる過程で、差込本体部16Bが規制片18の先端部(上面)から脱落するタイミングを早くすることができる(図4参照)。これにより、差込片16と規制片18との連結を迅速に行うことができる。
また、第1実施形態に係るロック構造15によれば、連結穴17の開口幅が差込片16の延出寸法よりも短いため、連結穴17に差し込まれた差込片16に規制片18の先端部を適切に突き当てることができる。
なお、第1実施形態に係るロック構造15では、規制片18が連結穴17よりも小さく形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、規制片18が天壁11から切り出され、連結穴17が規制片18を切り出した跡に形成されてもよい(図示せず)。つまり、連結穴17と規制片18とが、略同一形状、略同一の大きさいに形成されてもよい。また、規制片18(連結穴17)が差込片16よりも小さく形成されていたが、これに限らず、規制片18(連結穴17)が差込片16と略同じ大きさに形成されていてもよい(図示せず)。
[第2実施形態]
次に、図7および図8を参照して、第2実施形態に係る包装箱2について説明する。図7は包装箱2を示す斜視図である。図8は包装箱2のブランク6を示す平面図である。なお、第1実施形態に係る包装箱1と同様の構成については同一の符号を付し、包装箱1と同様の構成または対応する構成の説明は省略する。
第2実施形態に係る包装箱2では、ロック構造20が、第1実施形態に係るロック構造15と相違している。
<ロック構造>
ロック構造20は、差込片21と、連結穴22と、一対の規制片23と、を含んでいる。差込片21は、外側壁14の段方向他端部に2本の第2罫線L2を介して連なった状態に設けられている。差込片21は、2本の第2罫線L2の間に形成された額縁部21Aと、その先端部から延びた差込本体部21Bと、を含んでいる。連結穴22は、内側壁10の第1罫線L1近傍から天壁11に亘って開口している。連結穴22の流れ方向の寸法は、差込片21の流れ方向の寸法よりも長く設定されている。連結穴22の段方向の寸法は、差込本体部21Bの延出寸法と略同一に設定されている。一対の規制片23は、天壁11の開口縁部の長さ方向(流れ方向)両側に第4罫線L4(汎用罫線)を介して連なった状態に設けられている。なお、差込片21および連結穴22のその他の特徴は、第1実施形態に係る差込片16および連結穴17の特徴と略同様であるため、詳細な説明は省略する。
(規制片)
図8に示すように、一対の規制片23は、連結穴22の長さ方向両縁部から互いに接近するように延びた状態に設けられている。一対の規制片23は、内側壁10と天壁11との境界(第1罫線L1)に沿って天壁11の一部を切り出すことで形成されている。各規制片23は、第4罫線L4を短辺とし、流れ方向に長い略長方形状に形成されている。一対の規制片23は、連結穴22の略中央で突き合わされている。内側壁10と一対の規制片23との間には、第1罫線L1に沿って隙間(連結穴22の一部)が形成されている。なお、上記した連結穴22は、一対の規制片23を切り出した跡に形成されることになる。
各規制片23の段方向一方の先端角部には、流れ方向(長さ方向)に長い略長方形状の凹部23Aが切り欠かれている。一対の規制片23の先端部を突き合わせた状態で、一対の凹部23Aは連続して一連の凹み形状を構成し、その最奥の縁部は長さ方向両側から中央に向かって段方向他方に傾斜している。
[包装箱の組立]
次に、図7、図9ないし図12を参照して、包装箱2の組立工程(組立作業)について説明する。図9は包装箱2を組み立てる過程を示す斜視図である。図10はロック構造20を用いてロックした状態を示す斜視図である。図11は図10のXI−XI断面図である。図12は図10のXII−XII断面図である。ここでは、作業者が包装箱1を組み立てる場合について説明する。
まず、図9に示すように、作業者は、第1実施形態に係る包装箱1の組立作業と同様に、各壁10〜14を第1罫線L1に沿って略直角に折り曲げる。次に、作業者は、外側壁14を内側壁10の外側に重ね、差込片21を第2罫線L2に沿って折り曲げる。額縁部21Aは、基端側の第2罫線L2で折れ曲がり、連結穴22の中に露出した内側壁10の上端面に重なる(図11参照)。差込本体部21Bは、先端側の第2罫線L2で折れ曲がり、一対の規制片23の上面に重なる。
図10および図11に示すように、差込本体部21Bを更に折り曲げると、差込本体部21Bは、一対の規制片23を長さ方向中央から長さ方向両側に押し退けながら連結穴22に没入する。この際、図11の破線矢印で示すように、差込本体部21Bの長さ方向両側の先端角部は、一対の規制片23の上面に接触した状態で幅方向他方(側壁12側)から一方(内側壁10側)に向かって円弧状に移動する(滑る)。また、一対の規制片23は、それぞれ、差込本体部21Bの先端部に押し込まれ、第4罫線L4に沿って折れ曲がりながら連結穴22に没入する。
差込本体部21Bが内側壁10の内側に略重なる角度まで折り曲げられると、差込本体部21Bの先端部は、一対の規制片23の先端部から凹部23A内に脱落する。すると、図10に示すように、一対の規制片23は折曲部分(第4罫線L4周り)に働く復元力(弾性力)によって僅かに上昇し、差込本体部21Bは一対の凹部23Aに嵌り込んだ状態になる。図10および図11に示すように、この状態で、差込本体部21Bは、外側壁14から側壁12に向かって斜め下方に延びている。また。図10および図12に示すように、一対の規制片23は、連結穴22の長さ方向両縁部から互いに接近する方向に斜め下方に延び、その先端部(凹部23A)を差込本体部21Bの上面および側端面に接触させている。差込本体部21Bは弾性力をもって一対の規制片23に寄り掛かった姿勢になり、一対の規制片23は差込片21(差込本体部21B)の弾性力を受け止めている。
以上によって、包装箱2の組立作業が完了する(図7参照)。連結穴22に差し込まれた差込片21は、側壁14との間に内側壁10の上端部を挟み込む。一方、連結穴22に差し込まれた一対の規制片23は、その先端部を差込片21の長さ方向両側の上面(表面)に接触させて差込片16を折曲状態に保持する。すなわち、差込片21と一対の規制片23とが互いに支え合う安定した姿勢で連結され、外側壁14が内側壁10の外側に重ねられた状態に保持される(図7および図11参照)。
[包装箱の解体]
次に、図11および図12を参照して、包装箱2の解体作業について説明する。
図12に二点鎖線で示すように、作業者は、一対の規制片23を指(手)で押し込むことで、一対の規制片23(凹部23A)の先端部を差込本体部21Bの長さ方向両側の上面に接触した位置から長さ方向両端部に向かって移動させる(滑らせる)。例えば、一対の規制片23が天壁11に対して略直角になるまで折り曲げられると、差込本体部21Bは一対の凹部23Aから離脱する。すると、差込片21は、折曲部分(第2罫線L2周り)に働く復元力(弾性力)によって一対の規制片23よりも上方に移動する(図11の一点鎖線矢印参照)。つまり、差込片21と一対の規制片23との連結が解除される。また、図11の二点鎖線で示すように、この連結解除によって、外側壁14等は折曲部分に働く復元力によって僅かに広がるため、差込片21は連結穴22から抜ける方向に移動する。
以上によって、ロック構造20によるロックが解除された状態になる。この状態で、作業者は、上記した組立作業とは逆の手順によって包装箱2を解体(展開)する。
以上説明した第2実施形態に係るロック構造20(包装箱2)によれば、一対の規制片23が長さ方向中央から両側に開いて差込片21の長さ方向両側を押えるため、差込片21の弾性力をしっかりと受け止めることができる。これにより、差込片21と各規制片23との適切な連結を担保することができる。また、一対の規制片23を更に長さ方向両側に開くことで、差込片21を自動的に各規制片23から離すことができる。これにより、差込片21と一対の規制片23との連結を容易に解除することができる。
また、第2実施形態に係るロック構造20では、差込片21の先端角部を嵌合させる凹部23Aが各規制片23の先端部に切り欠かれた構成とした。この構成によれば、差込片21と一対の規制片23とが連結した状態を適切に保持することができる。なお、規制片23から凹部23Aが省略されてもよい。
[第3実施形態]
次に、図13を参照して、第3実施形態に係る包装箱3について説明する。図13は包装箱3のブランク7を示す平面図である。なお、第1実施形態に係る包装箱1と同様の構成については同一の符号を付し、包装箱1と同様の構成または対応する構成の説明は省略する。
上記した第1および第2実施形態に係る包装箱1,2は、スリーブ形式の段ボール箱であったが、第3実施形態に係る包装箱3は、角筒状の周壁の上面および下面を閉塞して封緘されるA式の段ボール箱である。
包装箱3のブランク7は、一対の端壁30A,30Bと、一対の側壁31A,31Bと、一対の下内フラップ32A,32Bと、一対の下外フラップ33A,33Bと、一対の上内フラップ34A,34Bと、内天壁35と、外天壁36と、ロック構造15と、を備えている。
一対の端壁30A,30Bと一対の側壁31A,31Bとは、罫線を介して流れ方向に交互に連なった状態に設けられている。側壁31Bの流れ方向端部には、罫線を介して継代片37が連なっている。継代片37が端壁30Aの内面に接着され、各壁30A,30B,31A,31Bが罫線で折れ曲がることで、略角筒状の周壁が形成される。一対の下内フラップ32A,32Bは一対の端壁30A,30Bの下端部に連なった状態に設けられ、一対の下外フラップ33A,33Bは一対の側壁31A,31Bの下端部に連なった状態に設けられている。一対の下外フラップ33A,33Bは、一対の下内フラップ32A,32Bに重ねられた状態で固定され、周壁の下面開口を閉塞する。一対の上内フラップ34A,34Bは、一対の端壁30A,30Bの上端部に連なった状態に設けられている。内天壁35は側壁31Aの上端部に連なった状態に設けられ、外天壁36は側壁31Bの上端部に連なった状態に設けられている。内天壁35および外天壁36は、それぞれ、周壁の上面開口を閉塞可能な大きさに形成されている。
ロック構造15の差込片16は、外天壁36(外側壁)の先端部に2本の第2罫線L2を介して連なった状態に設けられている。ロック構造15の連結穴17は、内天壁35(第1壁)の罫線近傍から側壁31A(第2壁)に亘って開口している。ロック構造15の規制片18は、側壁31Aの上部を切り出すことで形成されている。内天壁35は、一対の上内フラップ34A,34Bに重ねられる。外天壁36は、内天壁35に重ねられ、上記したロック構造15の作用によって内天壁35に固定される。すなわち、差込片16が外天壁36との間に内天壁35を挟み込み、規制片18が差込片16の復元を規制する。
以上説明した第3実施形態に係る包装箱3によれば、差込片21と規制片23との適切な連結を担保しながら、その連結を容易に解除することができる等、第1実施形態に係る包装箱1(ロック構造15)と同様の効果を得ることができる。なお、図示は省略するが、包装箱3に対し、第2実施形態に係るロック構造20を適用してもよい。
なお、第1〜第3実施形態に係る包装箱1〜3のロック構造15,20では、連結穴17,22が内側壁10(内天壁35)から天壁11(側壁31A)に亘って開口していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1実施形態の変形例として、図14に示すように、連結穴17は、天壁11(側壁31A)にのみ開口していてもよい。この場合、額縁部16Aの延出寸法を長くして、差込本体部16Bが内側壁10(内天壁35)と天壁11(側壁31A)の一部(内側壁10側の一部)とを挟み込むことが好ましい。なお、この第1実施形態の変形例と同様に、第2実施形態に係るロック構造20(額縁部21Aや連結穴22等)の位置や形状を変更してもよい。
また、第1〜第3実施形態に係る包装箱1〜3(変形例を含む。)は、紙製の段ボールシートで形成されていたが、これに限らず、例えば、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。また、第1〜第3実施形態に係るロック構造15,20は、内容物を収容するための包装箱1〜3に限らず、内容物と箱の内面との隙間を埋める緩衝部材に適用することもできる。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1〜3 包装箱
10 内側壁(第1壁)
11 天壁(第2壁)
14 外側壁
15,20 ロック構造
16,21 差込片
17,22 連結穴
18,23 規制片
23A 凹部
31A 側壁(第2壁)
35 内天壁(第1壁)
36 外天壁(外側壁)

Claims (7)

  1. 第1壁(10,35)の外側に外側壁(14,36)を重ねた状態を保持するロック構造(15,20)であって、
    前記第1壁の一端部から幅方向に延びた第2壁(11,31A)に、または前記第1壁から前記第2壁に亘って開口した連結穴(17,22)と、
    前記第1壁の外側に重ねられた外側壁の一端部に2本の罫線(L2)を介して連なった状態に設けられた差込片(16,21)と、
    前記連結穴の周縁部の一部に連なった状態に設けられた規制片(18,23)と、を備え
    2本の前記罫線の間隔は、前記第1壁と前記第2壁の境界と前記連結穴との間隔よりも、または前記第1壁の厚さよりも僅かに長く設定され、
    前記差込片は、
    2本の前記罫線の間に形成された額縁部(16A)と、
    前記額縁部の先端部から幅方向外側に延びる差込本体部(16B)と、を含み、
    前記額縁部は、基端側の前記罫線で折れ曲がり、前記第2壁に、または前記連結穴の中に露出した前記第1壁の端面に重なり、
    前記差込本体部は、先端側の前記罫線で弾性力をもって折り曲げられて前記連結穴に差し込まれた状態で、基端から先端に向かって前記外側壁から離れるように斜めに延びた姿勢となり、前記第1壁と前記第2壁の一部を、または前記第1壁の一端部を前記外側壁との間に挟み込み、
    前記規制片は、前記周縁部の一部で弾性力をもって折り曲げられて前記連結穴に差し込まれた状態で、その先端部を斜めに延びた前記差込本体部に接触させて前記差込本体部を折曲状態に保持することを特徴とするロック構造。
  2. 前記規制片(18)は、前記連結穴を挟んで前記第1壁の反対側となる前記連結穴の縁部から前記第1壁に向かって延びた状態に設けられ、その先端部を前記連結穴に差し込まれた前記差込片の表面に接触させることを特徴とする請求項1に記載のロック構造(15)。
  3. 前記規制片の延出寸法は、前記差込片の延出寸法よりも短く設定されていることを特徴とする請求項2に記載のロック構造。
  4. 前記規制片(23)は、前記連結穴の幅方向に交差する長さ方向両縁部から互いに接近するように延びた状態に一対設けられ、その先端部を前記連結穴に差し込まれた前記差込片の長さ方向両側の表面に接触させることを特徴とする請求項1に記載のロック構造(20)。
  5. 前記規制片の先端部には、前記差込片の先端角部を嵌合させる凹部(23A)が切り欠かれていることを特徴とする請求項4に記載のロック構造。
  6. 前記連結穴の幅方向の寸法は、前記差込片の延出寸法よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のロック構造。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のロック構造を備えていることを特徴とする包装箱(1〜3)。
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