JP2018115017A - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 対象物を収容するための作業を容易にすることができる技術を提供する。【解決手段】 包装容器は、矩形状の底板と、それぞれが底板の各辺に連結されており、底板を囲む4個の側板と、側板に回動可能に連結される蓋部と、を備え、各側板は、底板の垂直方向の中間位置で折り曲げ可能な折曲線を備え、4個の側板は、底板を挟んで対向する一対の第1側板と、一対の第1側板の間で底板を挟んで対向する一対の第2側板と、を含み、包装容器は、底板から第1高さを有する第1包装状態と、4個の側板が折曲線に沿って折り曲げられて底板から第1高さよりも低い第2高さを有する第2包装状態と、に変形可能であり、第1包装状態では、各側板は、垂直方向に対して包装容器の外側に傾斜している。【選択図】 図3
Description
本明細書は、底板と4個の側板と一対の蓋板とを備える包装容器に関する技術を開示する。
特許文献1に、直方体形状の包装容器において、側板を内側に折り曲げることによって、包装容器の高さを変化することができる技術が開示されている。この包装容器では底板を挟んで対向する一対の側板が内側に折り曲げられると、その一対の側板に引っ張られて、一対の側板に連結されている他の一対の側板も同時に内側に折り曲げられる。
包装容器は、包装容器に収容すべき対象物を収容するための作業を容易にすることが求められる。本明細書では、対象物を収容するための作業を容易にすることができる技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、包装容器に関する。包装容器は、矩形状の底板と、それぞれが前記底板の各辺に連結されており、前記底板を囲む4個の側板と、前記側板に回動可能に連結される蓋部と、を備える包装容器であって、各側板は、前記底板の垂直方向の中間位置で折り曲げ可能な折曲線を備え、前記包装容器は、前記底板から第1高さを有する第1包装状態と、前記4個の側板が前記折曲線に沿って折り曲げられて前記底板から前記第1高さよりも低い第2高さを有する第2包装状態と、に変形可能であり、前記第1包装状態では、前記各側板は、前記垂直方向に対して前記包装容器の外側に傾斜している。
対象物を収容する作業を行う際に、蓋部を開いた状態で包装容器を準備しておくと、蓋部を開ける作業を省けるため、作業性が高くなる。上記の構成では、側板が包装容器の外側に傾斜している。このため、側板によって囲まれる開口が、底板から上方に向かって広がっている。これにより、包装容器の蓋部が開かれている状態で、別の包装容器を下方の包装容器の上方から、下方の包装容器の側板で囲まれている空間に挿入することができる。この結果、複数の包装容器を、高さを抑えて重ねて配置することができ、重ねられた複数の包装容器が崩れることを防止することができる。この構成によれば、対象物の収容作業を容易にすることができる。また、側板によって囲まれる開口が広がっているために、対象物を包装容器内に入れやすく、収容作業の作業性を向上させることができる。
包装容器は、隣り合う前記側板を連結する連結部を、さらに備えていてもよい。前記4個の側板は、前記底板を挟んで対向する一対の第1側板と、前記一対の第1側板の間で前記底板を挟んで対向する一対の第2側板と、を含んでいてもよい。前記連結部は、各第1側板の前記一対の第2側板側の端辺のそれぞれから前記第2側板に向かって延びている上側連結片及び下側連結片を備えていてもよい。前記上側連結片は、前記第1側板の前記折曲線よりも上方から延びて前記第2側板の前記折曲線よりも上方に重ね合されて前記第2側板に固定されていてもよい。前記下側連結片は、前記第1側板の前記折曲線よりも下方から延びて前記第2側板の前記折曲線よりも下方に重ね合されて前記第2側板に固定されていてもよい。この構成によれば、連結部が折曲線を跨いで配置されている構成と比較して、第2包装状態を形成する際に、側板を折曲線に沿って容易に折り曲げることができる。
前記第2側板の前記折曲線よりも上方は、前記一対の第1側板の前記端辺のそれぞれから隙間を有して配置されていてもよい。前記上側連結片は、前記第2側板に重ね合される重合部分と、前記第1側板と前記第2側板との隙間において、前記重合部分から前記第1側板の前記端辺まで延びており、前記垂直方向に離間して配置されている一対の連結部分と、を備えていてもよい。前記第2包装状態では、前記第2側板は、前記折曲線よりも上方において前記包装容器の内側に折り曲げられており、その両端部分において前記第1側板の前記端辺に向かって折り曲げられていてもよい。前記上側連結片は、前記第2側板の前記両端部分に伴って、前記一対の連結部分で折り曲げられてもよい。第2包装状態を形成する際に、上側連結片を一対の連結部分で容易に折り曲げることができる。
前記蓋部は、それぞれが前記一対の第1側板又な前記一対の第2側板のそれぞれの上端に回動可能に連結されている一対の蓋板を備えていてもよい。
前記一対の蓋板は、前記一対の第1側板のうちの一方の前記第1側板の上端に回動可能に連結されている第1蓋板と、前記一対の第1側板のうちの他方の前記第1側板の上端に回動可能に連結されている第2蓋板と、を備えていてもよい。前記第1蓋板の前記他方の第1側板側の端は、前記第1包装状態で前記一対の第1側板の中間に位置する一方、前記第2包装状態で他方の前記第1側板の前記折曲線に達し、前記第2蓋板の前記一方の第1側板側の端は、前記第1包装状態及び前記第2包装状態で、前記一対の第1側板の中間に位置してもよい。前記他方の第1側板の前記折曲線上には、スリットが配置されていてもよい。前記第1蓋板の前記他方の第1側板側の端には、前記スリットに挿入される第1係合片が配置されていてもよい。前記第2蓋板の前記一方の第1側板側の端には、前記第1蓋板に係合する第2係合片が配置されていてもよい。前記第1包装状態では、前記第2蓋板が前記第1蓋板の上方から重なって、前記第2係合片が前記第1蓋板に係合することによって、前記一対の蓋板が閉じられてもよい。前記第2包装状態では、前記第1蓋板が前記第2蓋板の上方から重なって、前記第1係合片が前記スリットに挿入されて係合することによって、前記一対の蓋板が閉じられてもよい。この構成によれば、第1包装状態と第2包装状態とで、一対の蓋板を閉じる際の係合片を変更することができる。この結果、最初に第1包装状態と第2包装状態のうちの一方の包装状態で閉じられている一対の蓋板を開く際に、係合片が破損したとしても、第1包装状態と第2包装状態のうちの他方の包装状態で一対の蓋板を閉じることができる。
図1は第1包装状態の包装容器10を蓋板14側から見た斜視図を示し、図2は包装容器10の展開図を示し、図7は第2包装状態の包装容器10を蓋板14側から見た斜視図を示す。包装容器10は、例えば対象物を収容して配送するために用いられる。包装容器10は、マイクロフルートと呼ばれる薄型の段ボール紙等の丈夫な紙で作製されている。なお、包装容器10の材料はマイクロフルート以外の紙であってもよいし、紙に限定されず、プラスチック等であってもよい。包装容器10は、図1に示す第1包装状態と、図7に示す第2包装状態に変形可能である。なお、本明細書では、便宜上、図1に示す方向で前後左右上下方向を規定している。なお、高さ方向は、上下方向と平行である。
包装容器10は、図2に示す1枚の平板形状のブランクBLから組み立てられている。包装容器10は、底板24と、4つの側板16、18、20、22と、2個の蓋板12、14と、を備える。底板24は、矩形の平板形状を有する。底板24の周縁の4辺のそれぞれには、側板16、18、20、22のそれぞれが連結されている。側板16、18、20、22は、それぞれ底板24と一体的に連結されている。包装容器10が組み立てられた状態では、底板24の左右側辺に連結される一対の側板18、22は、底板24を挟んで対向している。側板18、22は、左右方向の中央で前後方向に平行な平面に対して面対称に配置されており、同一の形状を有する。ここでは、側板18の構成を説明するが、側板22も同様の構成を有する。
側板18は、上側板部18bと、下側板部18aと、を備える。下側板部18aは、下底が上底よりも短い台形の平板形状を有する。下側板部18aの下底は、底板24に直接的に連結されている。下側板部18aの上底には、上側板部18bが直接的に連結されている。上側板部18bは、下底が上底よりも短い台形の平板形状を有する。上側板部18bの前後両端辺の下底に対する角度は、下側板部18aの前後両端辺の下底に対する角度よりも小さい。上側板部18bは、下端の前後両端の角部が切り取られている切欠き18eを有する。
側板18は、上側板部18bと下側板部18aとの境界に折曲線50を備える。折曲線50は、高さ方向に垂直に配置されている。折曲線50には、上側板部18bと下側板部18aとの境界で折り曲げ易くするために、側板18の内面が押圧された直線状の凹溝が配置されており、その凹溝に断続的なスリットが配置されている。なお、本実施例では、「スリット」は、板を貫通する切込みであり、切込みの両側の板の隙間が開いていないものを意味する。側板18は、さらに、折曲線50の前後方向の中央に、挿入スリット18cを備える。挿入スリット18cは、側板18を貫通する直線状のスリットを有する。
側板18には、その上端にフラップ46が連結されている。フラップ46は、上側板部18bの上端に回動可能に連結されている。フラップ46は、平板形状を有する。上側板部18bとフラップ46とには、両者に跨って延びる折曲線42が配置されている。折曲線42は、前後両端部に配置されている。折曲線42は、切欠き18eから斜め上方に向かって、フラップ46の端辺まで延びている。折曲線42は、上側板部18bとフラップ46の内面に押圧された直線状の凹溝と、上側板部18bの凹溝に配置されるスリットと、を有する。
側板18は、側板18とフラップ46との境界に、挿入スリット18dを備える。挿入スリット18dは、挿入スリット18cよりも後方に位置している。
側板22は、側板18と同様に、上側板部22bと、下側板部22aと、を備える。上側板部22bは、切欠き18eと同様の切欠き22eを有する。また、側板22は、上側板部22bと下側板部22aとの境界に折曲線50と同様の折曲線52を備える。側板22は、さらに、挿入スリット18c、18dと同様の挿入スリット22c、22dを備える。側板22には、その上端にフラップ46と同様のフラップ48が連結されている。上側板部22bとフラップ48とには、折曲線42と同様に、両者に跨って延びる折曲線44が配置されている。
側板18、22の前端には、側板16が連結されている。側板16は、上側板部16bと、下側板部16aと、を備える。下側板部16aは、下底が上底よりも短い台形の平板形状を有する。下側板部16aの下底は、底板24に直接的に連結されている。下側板部16aの上底には、上側板部16bが直接的に連結されている。上側板部16bは、矩形の平板形状を有する。図2では、上側板部16bの形状を表すために、上側板部16bの左右両端を点線で示すが、実際の上側板部16bに表れるものではない。
側板16は、上側板部16bと下側板部16aとの境界に折曲線54を備える。折曲線54は、高さ方向に垂直に配置されている。折曲線54は、折曲線50と同様の凹溝とスリットとを有する。側板16は、さらに、折曲線54の前後方向の中央に、挿入スリット16cを備える。挿入スリット16cでは、折曲線54に対して、中央部部分が上方に湾曲しており、左右両端が下方に傾斜して延びている。なお、挿入スリット16cの形状は、上記の湾曲形状に限定されず例えば、折曲線54上に直線状に配置されていてもよく、左右両端が下方に傾斜していてもよいし、していなくてもよい。
側板16の左右両端のそれぞれには、連結部30が連結されている。連結部30は、上側連結片32と、下側連結片34と、を備える。下側連結片34は、下側板部16aの左右両端から延びている。下側連結片34は、それぞれ側板18、22の下側板部18a、22aのそれぞれの外面に接着されている。図2の下側連結片34において、格子柄が付されている部分が、下側板部18a、22aに重ね合されて接着される部分である。下側連結片34は、全面において下側板部18a、22aに接着されている。
上側連結片32は、上側板部16bの左右両端から延びている。それぞれ側板18、22の上側板部18b、22bのそれぞれの外面に接着されている。図2の上側連結片32において、格子柄が付されている部分が、上側板部18b、22bに重ね合されて接着される部分であり、重合部分32aと呼ぶ。上側連結片32は、さらに、重合部分32aと上側板部16bとを連結する一対の連結部分32bを備える。一対の連結部分32bは、重合部分32aから側板18b、22bのそれぞれの前端辺まで延び、重合部分32aと上側板部16bとの上端部分及び下端部分を連結しており、高さ方向に間隔を有して配置されている。連結部分32bは、上側連結片32に、上側板部16bから連結部分32bに達し、連結部分32bに沿って延びて上側板部16bに至るスリットを設けることによって形成されている。
なお、全ての上側連結片32が、重合部分32aと連結部分32bとを有しているが、図面では、1個の上側連結片32の重合部分32aと連結部分32bのみに符号を付している。連結部30は、折曲線50、52、54に重ならない位置に配置されている。また、連結部30は、接着以外の方法(例えばテープによる固定等)によって、側板18、22に固定されていてもよい。
側板18、22の後端には、側板20が連結されている。側板20は、側板16と同様の構成を有する。即ち、側板20は、上側板部16bと同様の上側板部20bと、下側板部16aと同様の下側板部20aと、を備える。また、側板20は、上側板部20bと下側板部20aとの境界に、折曲線54と同様の折曲線56を備える。なお、側板20は、挿入スリット16cに対応する構成を備えていない。
側板20の左右両端のそれぞれには、上側連結片32と、下側連結片34と、を備える連結部30が連結されている。側板20は、連結部30を介して側板16、22と連結されている。
図1に示すように、側板18、22の下側板部18a、22aの左右両端辺それぞれは、側板16、20の下側板部16a、20aの前後両端辺のそれぞれに接触している。下側板部18a、22aのそれぞれは、下側板部16a、20aの左右端辺のそれぞれに沿って傾斜している。この結果、側板16、18、20、22は、高さ方向、即ち、底板24に垂直な方向に対して、包装容器10の外側に傾斜している。
一方、側板18、22の上側板部18b、22bの左右両端辺のそれぞれは、側板16、20の上側板部16b、20bの前後両端辺のそれぞれと隙間を有して配置されている。上側板部18b、22bは、上側連結片32を介して上側板部16b、20bと連結されている。上側板部18b、22bと上側板部16b、20bとの隙間には、連結部分32bが配置されている。
側板16の上端には、蓋板12が回動可能に配置されている。蓋板12は、平板形状を有する。蓋板12は、左右方向における長さが上側板部16b(即ち下側板部16aの上端)と同一の部分と、上側板部16bよりも若干短い部分と、を有する。蓋板12は、左右方向における長さが変化する位置に、折曲線12aを有する。また、蓋板12は、前後方向において、底板24よりも短い。蓋板12は、側板20側の端に、係合片12bを備える。
側板20の上端には、蓋板14が回動可能に配置されている。蓋板14は、平板形状を有する。蓋板14は、左右方向において、上側板部20b(即ち下側板部20aの上端)と同一の長さを有する。また、蓋板14は、前後方向において、底板24よりも短く、蓋板12よりも長い。蓋板14は、側板16側の端に、係合片14bを備える。
また、蓋板14は、さらに、係合部14aと、破断部14cと、引掛部14dと、一対の挿入片14eと、を備える。係合部14aは、蓋板14の中間に位置しており、中央部分で後方に湾曲している。なお、係合部14aの形状は、上記の湾曲形状に限定されず例えば、左右方向に平行な直線状に配置されていてもよい。なお、係合部14aは、初期状態においては断続的なスリットで構成されている。係合部14aの左右方向の中央には、引掛部14dが配置されている。引掛部14dは、蓋板14を貫通する半円状の開口を有する。
係合部14aの左右方向の両端付近には、それぞれ破断部14cが連結されている。破断部14cは、断続的なスリットで構成されている。破断部14cは、係合部14aから蓋板14の側板16側の端辺まで延びている。挿入片14eは、蓋板14の左右端辺から突出している。
次に、包装容器10の使用方法を説明する。包装容器10には、対象物が収容される。包装容器10は、例えば、送付者が、対象物を収容した包装容器10を第2包装状態(図7の状態)で送付し、受領者は、包装容器10を開封して対象物を取り出し、他の対象物を第1包装状態(図1の状態)で送付するケースに有用である。より具体的には、受領者であるユーザが使用する装置の部品が故障した場合に、送付者である装置の製造元が、最初に、装置から部品を取り外すための説明書をユーザに送付する。説明書は比較的に薄いため、製造元は、比較的に高さが低い第2包装状態の包装容器10に説明書を収容して送付する。説明書を受領したユーザは、装置から部品を取り外し、包装容器10を第2包装状態から比較的に高い第1包装状態の包装容器10に部品を収容して、製造元に返送する。これにより、第2包装状態で包装容器10を送付する際の配送コスト、保管スペースを抑制することができる。特に、包装容器10のサイズで配送料が変動するような料金体系では、対象物によって高さを変化させることによって、配送料を抑えることができる。
図3に示すように、図2に示すBL100から一対の蓋板12、14が開いた状態の包装容器10が作製される。この状態から、側板18、22の折曲線42、44で、上側板部18b、22bとフラップ46、48とを折り曲げるとともに、側板16、18、20、22の折曲線50、52、54、56で、側板16、18、20、22を包装容器10の内側に折り曲げる。このとき、連結部30の上側連結片32は、側板18、22に伴って、連結部分32bで折り曲げられる。このとき、蓋板12が蓋板14と比較して短いために、蓋板12の上端に位置する係合片12bが蓋板14の下方に位置する。この結果、蓋板14が蓋板12の上方に重なるように、蓋板12、14が閉じられる。
連結部分32bは、上側連結片32の上端と下端のみで重合部分32aと側板16、20とを連結している。このため、連結部分32bが上側連結片32の高さ方向の全長に亘って配置されている場合と比較して、連結部分32bを容易に折り曲げることができる。
次いで、図6に示すように、蓋板14の側板16側の端は、側板16の上方付近に位置する。図7に示すように、蓋板14の側板16側の端に配置されている係合片14bを挿入スリット16cに挿入するとともに、挿入片14eを挿入スリット18cに挿入することによって、蓋板14を閉じて、包装容器10を閉塞する。これにより、第2包装状態の包装容器10を作製することができる。
左右方向において、係合片14bは、挿入スリット16cの全長よりも短く、挿入スリット16cの左右両端の傾斜部分を除く部分よりも長い。この構成では、一旦、係合片14bが挿入スリット16cに挿入されると、係合片14bが側板16に強固に係止される。これにより、テープ等を用いなくても、蓋板14が意図せずに開封されることを抑制することができる。
次いで、第2包装状態の包装容器10の開封方法を説明する。図8に示すように、引掛部14dに手指等を引掛けて、蓋板14の係合部14aと、破断部14cとは囲まれた部分14fを矢印の方向に移動させる。これにより、係合片14bが、蓋板14の側板20に連結されている部分にから切り離される。この結果、蓋板14を側板20に対して回動させることができる。
次いで、開封された後の包装容器10から、第1包装状態の包装容器10に変形する方法を説明する。図8に示される状態から、側板16、18、20、22を、折曲線50、52、54、56で折り曲げられた状態から広げるとともに、上側板部18bとフラップ46とを、側板18、22の折曲線42、44で折り曲げられた状態から広げる。これにより、図4に示すように、側板16、18、20、22のそれぞれが平板形状に広げられる。この状態では、上側板部18bと上側板部22bとの間隔は、上側板部16b、20bの左右方向の長さよりも大きい。このため、上側板部18b、22bの前後端辺のそれぞれは、上側板部16b、20bの左右端辺のそれぞれと隙間を有して配置される。上側板部18b、22bと上側板部16b、20bとの隙間は、連結部分32bに覆われている。なお、実際には、側板16、18、20、22は、折曲線50、52、54、56、42、44で折り癖が付いているため、厳密には側板16、18、20、22が平板形状にならない場合がある。
次いで、図4に示すように、蓋板14の挿入片14eを、挿入スリット18dに挿入して、蓋板14を閉じる。蓋板14の左右方向の長さは、側板20の上側板部20bの左右方向の長さに等しい。一方、第1包装状態において、上端における側板18と側板22との間隔は、蓋板14の左右方向の長さより大きい。この構成によれば、挿入片14eを挿入スリット18dに挿入することによって、側板18、22が左右に膨らむことを抑制することができる。
次いで、蓋板12を蓋板14の上方から重ね、蓋板12を折曲線12aで軽く折り曲げて、係合片12bを、係合部14aを通過させて蓋板14の下方に挿入する。左右方向において、係合片12bは、係合部14aの破断部14cの間よりも長く、係合部14aの全長よりも短い。これにより、一旦、係合片12bが係合部14aを通過すると、係合片12bが蓋板14に強固に係合される。これにより、テープ等を用いなくても、蓋板12が意図せずに開封されることを抑制することができる。
また、第2包装状態(図7の状態)の包装容器10を開封し、第1包装状態の包装容器10に変形させる場合、部分14fは、既に、蓋板14から切り離されている。しかしながら、蓋板12、14が重なる順序が、第1包装状態と第2包装状態で逆にすることによって、第1包装状態では、係合部14aに係合片12bを挿入することによって、係合片12bを蓋板14に係合することができる。また、係合部14aの両端がスリット状で残っているために、係合片12bが適切に蓋板14に係合することができる。
また、包装容器10では、側板16、18、20、22が高さ方向に対して外側に傾斜している。このため、蓋板12、14が開封されている状態では、側板16、18、20、22で囲まれる開口は、上方に向かって徐々に広がっている。また、側板16、20に連続する蓋板12、14の前後方向の間隔も、上方に向かって徐々に広がっている。このため、図9に示すように、蓋板12、14が開封されている状態の包装容器10を、高さ方向に重ねて配置すると、上方の包装容器10が、下方の包装容器10の側板16、18、20、22で囲まれる内部に位置することができる。このため、包装容器10の保管スペースを抑制することができ、重ねられた複数の包装容器10が崩れることを防止することができる。この構成によれば、対象物の収容作業を容易にすることができる。
さらに、側板16、18、20、22で囲まれる開口は、上方に向かって徐々に広がっているために、対象物を包装容器10内に入れやすく、収容作業の作業性を向上させることができる。
また、側板18、22が切欠き18e、22eを有するために、側板18、22を折曲線42、44に沿って容易に折り曲げることができる。
(対応関係)
蓋板12、14が、「蓋部」及び「一対の蓋板」の一例であり、蓋板14が「第1蓋板」の一例であり、蓋板12が「第2蓋板」の一例である。側板16、20が「一対の第1側板」の一例であり、側板18、22が「一対の第2側板」の一例である。図1に示す第1状態の包装容器10の上下方向の長さが、「第1高さ」の一例であり、図7に示す第2状態の包装容器10の上下方向の長さが、「第2高さ」の一例である。側板16、20の左右両端辺(図2の点線で表される辺)が、「第1側板の一対の第2側板側の端辺」の一例である。
蓋板12、14が、「蓋部」及び「一対の蓋板」の一例であり、蓋板14が「第1蓋板」の一例であり、蓋板12が「第2蓋板」の一例である。側板16、20が「一対の第1側板」の一例であり、側板18、22が「一対の第2側板」の一例である。図1に示す第1状態の包装容器10の上下方向の長さが、「第1高さ」の一例であり、図7に示す第2状態の包装容器10の上下方向の長さが、「第2高さ」の一例である。側板16、20の左右両端辺(図2の点線で表される辺)が、「第1側板の一対の第2側板側の端辺」の一例である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例)
(1)上記の実施例では、第2包装状態の包装容器10を使用した後に、第1包装状態の包装容器10を使用する。しかしながら、先に第1包装状態の包装容器10を使用し、その後、第2包装状態の包装容器10を使用してもよい。この場合、第1包装状態における係合片12bが係合部14aに挿入される際に、部分14fが蓋板14から離脱せずに接続されていてもよい。また、第1包装状態と第2包装状態とで、包装容器10を繰り返し利用してもよい。この場合、部分14fが蓋板14から切り離されないように配置されていてもよい。
(1)上記の実施例では、第2包装状態の包装容器10を使用した後に、第1包装状態の包装容器10を使用する。しかしながら、先に第1包装状態の包装容器10を使用し、その後、第2包装状態の包装容器10を使用してもよい。この場合、第1包装状態における係合片12bが係合部14aに挿入される際に、部分14fが蓋板14から離脱せずに接続されていてもよい。また、第1包装状態と第2包装状態とで、包装容器10を繰り返し利用してもよい。この場合、部分14fが蓋板14から切り離されないように配置されていてもよい。
(2)上記の実施例では、包装容器10は、一対の蓋板12、14を備える。しかしながら、包装容器10は、側板16、20の一方に連結される1枚の蓋部を有していてもよい。
(3)上記の実施例では、連結部30は、蓋板12、14が連結されている側板16、20から延びている。しかしながら、図10に示すように、連結部30は、蓋板12、14が連結されていない側板18、22の側板16、20側の端辺から延びていてもよい。この場合、側板16、20は、折曲線42、44に対応する折曲線を備えていてもよい。本変形例では、側板18、22が「第1側板」の一例であり、側板16、20が「第2側板」の一例である。
(4)上記の実施例では、連結部30によって、側板16、18、20、22が連結されている。しかしながら、隣接する側板16、18、20、22が、直接的に連結されていてもよい。
(5)上記の実施例では、上側連結片32は、折曲線42、44に重ならないように配置されている。しかしながら、上側連結片32は、折曲線42、44を跨いで配置されていてもよい。この場合、第2包装状態では、上側連結片32は、折曲線42、44に沿って折り曲げられていてもよい。
(6)上記の実施例では、蓋板14は、挿入片14eを挿入スリット18c、18d、22c、22dに挿入して、蓋板14を閉じている。しかしながら、蓋板14は、挿入片14eを備えていなくてもよい。この場合、側板18、22は、挿入スリット18c、18d、22c、22dを備えていなくてもよい。この場合、使用者は、蓋板14と側板18、22とをテープ等で固定することによって、蓋板14及び側板18、22が撓むことを抑制することができる。
(7)上記の実施例では、第1包装状態では、係合片12bを係合部14aに係合させることによって、蓋部12、14を閉じている。また、第2包装状態では、係合片14bが挿入スリット16cに挿入されて係合することによって蓋部12、14が閉じられている。しかしながら、蓋部12、14の閉じ方は、これに限定されない。例えば、蓋板12は係合片12bを備えていなくてもよい。この場合、第1包装状態では、使用者は、蓋部12、14を包装容器10のいずれかの箇所にテープ等で固定してもよい。あるいは、蓋部12に、係合片12bと異なる係合片を有していてもよい。第2包装状態でも同様に、蓋板14は、係合片14bを備えていなくてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :包装容器
12、14:蓋板
12b :係合片
14a :係合部
14b :係合片
16、18、20、22:側板
24 :底板
30 :連結部
32 :上側連結片
32a :重合部分
32b :連結部分
34 :下側連結片
42、44:折曲線
50、52、54、56:折曲線
BL :ブランク
12、14:蓋板
12b :係合片
14a :係合部
14b :係合片
16、18、20、22:側板
24 :底板
30 :連結部
32 :上側連結片
32a :重合部分
32b :連結部分
34 :下側連結片
42、44:折曲線
50、52、54、56:折曲線
BL :ブランク
Claims (5)
- 矩形状の底板と、
それぞれが前記底板の各辺に連結されており、前記底板を囲む4個の側板と、
前記側板に回動可能に連結される蓋部と、を備える包装容器であって、
各側板は、前記底板の垂直方向の中間位置で折り曲げ可能な折曲線を備え、
前記包装容器は、前記底板から第1高さを有する第1包装状態と、前記4個の側板が前記折曲線に沿って折り曲げられて前記底板から前記第1高さよりも低い第2高さを有する第2包装状態と、に変形可能であり、
前記第1包装状態では、前記各側板は、前記垂直方向に対して前記包装容器の外側に傾斜している、包装容器。 - 隣り合う前記側板を連結する連結部を、さらに備え、
前記4個の側板は、前記底板を挟んで対向する一対の第1側板と、前記一対の第1側板の間で前記底板を挟んで対向する一対の第2側板と、を含み、
前記連結部は、各第1側板の前記一対の第2側板側の端辺のそれぞれから前記第2側板に向かって延びている上側連結片及び下側連結片を備え、
前記上側連結片は、前記第1側板の前記折曲線よりも上方から延びて前記第2側板の前記折曲線よりも上方に重ね合されて前記第2側板に固定されており、
前記下側連結片は、前記第1側板の前記折曲線よりも下方から延びて前記第2側板の前記折曲線よりも下方に重ね合されて前記第2側板に固定されている、請求項1に記載の包装容器。 - 前記第2側板の前記折曲線よりも上方は、前記一対の第1側板の前記端辺のそれぞれから隙間を有して配置されており、
前記上側連結片は、前記第2側板に重ね合される重合部分と、前記第1側板と前記第2側板との隙間において、前記重合部分から前記第1側板の前記端辺まで延びており、前記垂直方向に離間して配置されている一対の連結部分と、を備え、
前記第2包装状態では、
前記第2側板は、前記折曲線よりも上方において前記包装容器の内側に折り曲げられており、その両端部分において前記第1側板の前記端辺に向かって折り曲げられており、
前記上側連結片は、前記第2側板の前記両端部分に伴って、前記一対の連結部分で折り曲げられる、請求項2に記載の包装容器。 - 前記蓋部は、それぞれが前記一対の第1側板又は前記一対の第2側板のそれぞれの上端に回動可能に連結されている一対の蓋板を備える、請求項1又は2に記載の包装容器。
- 前記一対の蓋板は、前記一対の第1側板のうちの一方の前記第1側板の上端に回動可能に連結されている第1蓋板と、前記一対の第1側板のうちの他方の前記第1側板の上端に回動可能に連結されている第2蓋板と、を備え、
前記第1蓋板の前記他方の第1側板側の端は、前記第1包装状態で前記一対の第1側板の中間に位置する一方、前記第2包装状態で他方の前記第1側板の前記折曲線に達し、
前記第2蓋板の前記一方の第1側板側の端は、前記第1包装状態及び前記第2包装状態で、前記一対の第1側板の中間に位置し、
前記他方の第1側板の前記折曲線上には、スリットが配置されており、
前記第1蓋板の前記他方の第1側板側の端には、前記スリットに挿入される第1係合片が配置されており、
前記第2蓋板の前記一方の第1側板側の端には、前記第1蓋板に係合する第2係合片が配置されており、
前記第1包装状態では、前記第2蓋板が前記第1蓋板の上方から重なって、前記第2係合片が前記第1蓋板に係合することによって、前記一対の蓋板が閉じられ、
前記第2包装状態では、前記第1蓋板が前記第2蓋板の上方から重なって、前記第1係合片が前記スリットに挿入されて係合することによって、前記一対の蓋板が閉じられる、請求項4に記載の包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017007794A JP2018115017A (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 包装容器 |
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JP2017007794A Pending JP2018115017A (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 包装容器 |
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JP (1) | JP2018115017A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112660008A (zh) * | 2019-10-16 | 2021-04-16 | 丰田自动车株式会社 | 物品输送系统、物品输送机器人以及容纳箱 |
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JP2014046982A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Japan Post Co Ltd | 包装容器 |
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-
2017
- 2017-01-19 JP JP2017007794A patent/JP2018115017A/ja active Pending
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