JP2015217942A - 箱容器 - Google Patents

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保信 藤原
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Abstract

【課題】空箱をスタック状態で積層可能とした箱容器を提供する。【解決手段】多角形とされた底壁(4)の周縁に側壁(5)を立設した上部開口状の容器本体(2)を備えた箱容器において、隣り合う側壁(5)を相互に襠壁(6)を介して連結し、前記襠壁(6)を展開したとき、前記側壁(5)が外向きに拡がるように傾斜することにより前記容器本体(2)の開口部を拡大する拡開姿勢(P1)を保持し、前記襠壁(6)を折畳んだとき、前記側壁(5)が内向きに戻されることにより前記容器本体(2)の開口部を収縮する収縮姿勢(P2)を保持するように構成している。【選択図】図1

Description

本発明は、段ボール箱等の紙器、その他の箱容器に関する。
従来、種々の物品を収納するための段ボール箱が提供されている。このような段ボール箱は、段ボール板をトムソン等で打ち抜き形成することにより、組立前の扁平な状態とされた折畳み容器として供給され、供給を受けた利用者が折畳み容器を箱形に組立てることにより実際の使用に供される。
特開2002−18384号公報
従来の段ボール箱の場合、例えば、商品を出荷する業者は、先ず、供給を受けた折畳み容器を組立て、組立てた多数の段ボール箱を予め準備し、商品の出荷に際して、次々に段ボール箱に商品を充填し、梱包しているのが現状である。
従って、多数の折畳み容器を組立てるための多大な労力と時間が必要になる。しかも、直ちに商品の出荷に供することができるように、多数の段ボール箱を待機させておくことが必要なため、出荷現場には、組立てた多数の段ボール箱が山積みとなる。
この点に関して、従来の段ボール箱は、組立状態で、上部を開口しているが、上下の段ボール箱を相互に嵌合したスタック状態で積層することができない。つまり、上側のダンボルール箱の底部を下側の段ボール箱の開口部に嵌入することができない。このため、梱包前の空箱を山積状態で待機させるための広いスペースを必要とする。
同様に、商品の入荷を受ける業者は、商品を取出した後の空箱状態の段ボール箱を廃棄業者に引き渡すまで、空箱を山積み状態で保管するための広いスペースを必要とする。しかも、通常、廃棄業者は、空箱を折畳んで扁平状態とすることを要望するため、折畳みのために多大の労力と時間を消費しなければならない。
本発明は、段ボール箱等の箱容器に関して、容器本体を上下に嵌合したスタック状態で積層可能とした箱容器の提供を課題とする。従って、上述のような商品出荷現場や商品入荷現場において、空箱をスタック状態でコンパクトに積層することが可能となる。
このようにスタック状態で積層可能とする目的は、容器本体の側壁を外向きに拡がるように傾斜させ、容器本体の開口部を拡大する拡開姿勢で保持し、上側の容器本体の底部を下側の容器本体の開口部に嵌入させることにより達成可能であるが、それだけでは不十分であり、商品等を充填した梱包状態において、容器本体の側壁が傾斜姿勢から直立姿勢に姿勢変更されるように構成する必要がある。例えば、商品等を梱包した多数の箱容器をトラックの荷台等に積載する場合、容器本体の側壁が外向きに拡がり傾斜していると、積載量が減少するという問題がある。
このため、本発明は、空箱状態ではスタック状態で積層可能であるが、商品等を梱包した状態では、可及的直方体に近い形態を保持可能とした箱容器の提供を課題とする。
そこで、本発明が上記課題を解決するための手段として構成したところは、多角形とされた底壁の周縁に側壁を立設した上部開口状の容器本体を備えた箱容器において、隣り合う側壁を相互に襠壁を介して連結し、前記襠壁を展開したとき、前記側壁が外向きに拡がるように傾斜することにより前記容器本体の開口部を拡大する拡開姿勢を保持し、前記襠壁を折畳んだとき、前記側壁が内向きに戻されることにより前記容器本体の開口部を収縮する収縮姿勢を保持するように構成して成る点にある。
本発明の実施形態において、前記襠壁は、隣り合う側壁の上端から下端に向けて先細り状となる三角形状のコーナ板から成り、前記コーナ板は、前記側壁に対して山折線を介して連結されると共に、前記山折線の間に位置して該コーナ板を折曲自在とする谷折線を設けている。
本発明の1実施形態の場合、前記襠壁は、隣り合う側壁のうち一方の側壁の側縁から一体かつ折曲自在に延設されると共に、延長端に折曲自在な連結片を延設しており、前記連結片を隣り合う側壁のうち他方の側壁の内面に固着している。
本発明の別の実施形態の場合、前記襠壁は、容器本体と別体のコーナ板により構成され、該コーナ板の両側に折曲自在な連結片を延設しており、前記連結片をそれぞれ隣り合う側壁の内面に固着している。
本発明の好ましい実施形態は、前記容器本体の開口部を施蓋する蓋手段を設けており、前記蓋手段は、前記襠壁を折畳むことにより容器本体が収縮姿勢とされた状態で、該襠壁を支持壁として該支持壁の上に支持されると共に、該容器本体を収縮姿勢の状態に保持可能とするように構成されている。
請求項1に記載の本発明によれば、箱容器1は、空箱状態では、襠壁6を展開することにより、拡開姿勢P1を保持するので、多数の空箱を上下に嵌合したスタック状態で積層することが可能であり、嵩張らず、コンパクトに保管ないし待機させることができ、省スペースに貢献する。そして、使用時には、積層された上側の箱容器1から順に持ち上げるだけで、簡単に分離して供給することができる。
しかも、箱容器1は、梱包状態では、襠壁6を折畳むことにより、収縮姿勢P2を保持するので、側壁5をほぼ直立姿勢とする所望形態となり、多数の箱容器1を整列状態で積層することが可能であり、輸送や保管を良好に行うことができる。
そして、梱包物を受領した荷受人は、開梱により箱容器1から商品等を取出す際、容器本体2が襠壁6を展開することにより、開口部を拡大した拡開姿勢P1を保持するので、内部の物品を容易に取出すことができる。この際、物品取出し後の空箱は、拡開姿勢P1とされた多数の箱容器1をスタック状態で積層することができるので、廃棄業者に引き渡すまでの間、省スペースに貢献する。
請求項2に記載の本発明によれば、容器本体2を拡開姿勢P1と収縮姿勢P2の間で好適に姿勢変更可能とする襠壁6を提供することが可能である。しかも、襠壁6は、容器本体2を収縮姿勢P2としたとき、谷折線10を介して容器本体2のコーナ部分の内側に折畳まれ格納されるので、外部に突出せず邪魔にならないという効果がある。
請求項3に記載の本発明によれば、1枚のシート素材により展開シート1aを形成する際に、同時に襠壁6を一体に具備させることができるので、生産性が良好である。そして、前記連結片14を側壁5aの内面に固着することにより、該側壁5aを補強し、箱容器1の全体強度を向上する。
請求項4に記載の本発明によれば、展開シート1bと襠壁6を別々に形成するので、展開シート1bと異なるシート素材によりコーナ板8を形成することができ、目的に応じた特性を有する襠壁6を形成することが可能になる。例えば、比較的柔軟なシート素材により襠壁6を形成すれば、該襠壁6の展開及び折畳み動作を円滑なものとすることができる。反対に、比較的剛性の高いシート素材により襠壁6を形成すれば、連結片14a、14bにより側壁5a、5bの剛性を高め、箱容器1の全体強度を向上することができる。
請求項5に記載の本発明によれば、蓋手段3は、容器本体2のコーナ部分に位置して折畳まれた襠壁6の上に支持される。つまり、襠壁6により構成される支持壁11により蓋手段3を下方から支持するので、箱容器1の上方から作用する荷重Fにより、蓋手段3が座屈又は陥没するおそれはない。
本発明の1実施形態に係る箱容器に関して、(A)は上部開口状態の箱容器を示す斜視図であり、(B)はスタック状態で積層した箱容器を示す断面図である。 本発明の1実施形態に係る箱容器に関して、(A)は上部施蓋状態の箱容器を示す斜視図であり、(B)は断面図である。 本発明の1実施形態に係る箱容器に関して、(A)は開口部を拡大した拡開姿勢状態を示す平面図であり、(B)は開口部を収縮した収縮姿勢状態を示す平面図である。 襠壁の第1実施形態に関して、(A)は箱容器の展開状態を示す平面図であり、(B)は箱容器の組立状態と襠壁を部分的に断面にて示す斜視図である。 襠壁の第2実施形態に関して、(A)は箱容器の展開状態を示す平面図であり、(B)は箱容器の組立状態と襠壁を部分的に断面にて示す斜視図である。 襠壁の第3実施形態に関して、(A)は箱容器の展開状態を示す平面図であり、(B)は箱容器の組立状態と襠壁を部分的に断面にて示す斜視図である。 襠壁の別の実施形態を部分的に示す平面図である。 底壁と蓋手段の別の実施形態を示しており、(A)は上部開口状態の箱容器を示す斜視図であり、(B)は上部施蓋状態の箱容器を示す斜視図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
<全体的構成>
図1ないし図3は、本発明の1実施形態に係る箱容器を示している。以下の図示実施形態は、梱包用の段ボール箱について説明するが、段ボール箱以外の紙器でも良く、更には紙製以外の箱形容器であっても良い。
図示のように、箱容器1は、上部開口状の容器本体2と、該容器本体2の上部開口部を施蓋する蓋手段3を備えている。
容器本体2は、多角形とされた底壁4の周縁に側壁5を立設すると共に、側壁5から折曲自在な蓋手段3を延設している。図示実施形態の場合、容器本体2は、矩形に形成された底壁4の周縁の4辺のうち、それぞれ相互に対向する2辺から第1側壁5a、5aを立設すると共に、他の対向する2辺から第2側壁5b、5bを立設することにより、概ね直方体となるように形成されている。しかしながら、底壁4を矩形以外の多角形、例えば、三角形又は五角形に形成し、周縁の各辺から側壁5を立設することにより、容器本体2が三角柱又は五角柱となるように形成しても良い。
図示のように、前記側壁5は、隣り合う側壁を相互に襠壁6を介して連結されている。容器本体2を概ね直方体とした図示実施形態の場合、隣り合う第1側壁5aと第2側壁5bが相互に襠壁6を介して連結されている。これにより、容器本体2は、図1(A)及び図3(A)に示すように、襠壁6を展開したとき、前記側壁5a、5bが外向きに拡がるように傾斜することにより該容器本体2の開口部を拡大する拡開姿勢P1を保持し、襠壁6を折畳んだとき、前記側壁5a、5bが内向きに戻されることにより該容器本体2の開口部を収縮する収縮姿勢P2を保持するように構成されている。
<作用>
そこで、箱容器1は、前記拡開姿勢P1を保持した状態で、図1(B)に示すように、スッタク状態で積層することが可能である。拡開姿勢P1とされた容器本体2は、開口部を拡大しているので、下側の容器本体2の開口部に上側の容器本体2の底壁4を挿入することが可能であり、それぞれテーパ状に傾斜した容器本体2、2の側壁5、5を嵌合することができる。
このため、例えば、商品出荷現場等において、梱包のために空箱状態で待機させられる箱容器1は、嵩張らないように多数の箱容器1をスタック状態で積層することにより、省スペースに貢献する。そして、積層された多数の箱容器1は、商品等の梱包が必要なとき、上側の箱容器1から順に持ち上げれば簡単に分離されるので、順次、梱包作業に応じて箱容器1を円滑に供給することができる。
箱容器1は、商品等を充填した後、前記襠壁6を折畳むことにより、前記収縮姿勢P2を保持させれば、図2に示すように、隣り合う第1側壁5aと第2側壁5bが平行に整合され、容器本体2を直方体形態に保持する。
図示実施形態の場合、前記蓋手段3は、それぞれの側壁5の上端縁から折曲自在に延設された封口フラップにより構成されている。即ち、第1側壁5a、5aから延設された第1封口フラップ3a、3aと、第2側壁5b、5bから延設された第2封口フラップ3b、3bにより構成されている。
そこで、箱容器1は、公知の梱包用段ボール箱と同様に、作業者が前記封口フラップ3a、3aと封口フラップ3b、3bを折曲することにより、開口部を施蓋すれば良い。封口フラップを開口部に向けて折曲するとき、該折曲方向に側壁5が牽引されるので、前記襠壁6が内向きに折畳まれ、容器本体2を前記収縮姿勢P2として保持する。従って、襠壁6を折畳むための特別な作業は必要でない。
この状態で、図示のように、封口フラップ3a、3aをガムテープ等の固着手段7で固着すれば、前記襠壁6が展開を阻止されることにより折畳み状態を保持し、箱容器1を直方体の形態に保持する。尚、固着手段7は、ガムテープでなくても良く、箱容器1を結束する結束紐や、その他の手段でも良い。
従って、箱容器1は、梱包状態において、側壁5を直立姿勢とすることにより直方体の形態を保持するので、多数の箱容器1を整列状態で積層することができ、輸送や保管を良好に行うことができる。例えば、輸送に際し、トラックの荷台等に積載する場合にも無駄なスペースを生じることはない。
しかも、図2(B)に示すように、蓋手段3(封口フラップ3a、3b)は、容器本体2のコーナ部分に位置して折畳まれた襠壁6の上に支持され補強されている。従って、上方から荷重Fが作用する場合でも、蓋手段3が座屈により陥没するおそれはない。
ところで、梱包物を受領した荷受人は、開梱と共に箱容器1から商品等を取出す際、前記固着手段7を除去し、蓋手段3を解放すると、襠壁6が復元力により展開し、側壁5を外向きに傾斜させ。容器本体2を自動的に前記拡開姿勢P1とする。このように、容器本体2は、開梱により開口部を拡大するので、内部の商品等を取出すことが容易となる。
そして、荷受人においても、多数の空箱は、上述のように拡開姿勢P1とされた箱容器1をスタック状態で積層することができるので、廃棄業者に引き渡すまでの間、省スペースに貢献する。
<襠壁の構成>
上述の機能を良好に作用させるため、前記襠壁6は、隣り合う側壁5a、5bの上端から下端に向けて先細り状となる二等辺三角形状のコーナ板8から成り、該コーナ板8は、前記側壁5a、5bに対して山折線9、9を介して連結されると共に、該山折線9、9の間に位置して該コーナ板8を折曲自在とする谷折線10を設けている。この際、谷折線10は、二等辺三角形状のコーナ板8を二分するように形成されている。尚、山折線9及び谷折線10は、細溝により形成することが好ましいが、折曲癖を有するヒンジ状の線により形成しても良い。
従って、図3(A)に示すように、襠壁6を展開することにより容器本体2を拡開姿勢P1に保持した状態から、図3(B)に矢印で示すように、側壁5a、5bを内側に向けて押動すると、襠壁6が谷折線10の折曲により半折されると共に、山折線9、9の折曲を介して側壁5a、5bを相互に接合させる。
そして、このように半折された襠壁6は、容器本体2のコーナ部分の内側に位置することにより、図2(B)に示すような蓋手段3(封口フラップ3a、3b)を支持する支持壁11を構成する。
<襠壁の第1実施形態>
図4は、襠壁6の第1実施形態を示している。箱容器1は、例えば、段ボール箱等の紙器を構成するものであり、段ボール板等の紙板をトムソン等で打ち抜いた展開シート1aを組立てることにより形成される。図4(A)に示すように、展開シート1aは、長方形の底壁4の周縁4辺から第1下部折曲線12a、12a及び第2下部折曲線12b、12bを介してそれぞれ第1側壁5a、5a及び第2側壁5b、5bを延設し、更に、第1側壁5a、5a及び第2側壁5b、5bから第1上部折曲線13a、13a及び第2上部折曲線13b、13bを介してそれぞれ第1封口フラップ3a、3a及び第2封口フラップ3b、3bを延設している。
前記襠壁6は、それぞれ隣り合う第1側壁5aと第2側壁5bに関して、第2側壁5bの側縁から山折線9を介して前記コーナ板8を一体に連設状態で延設し、該コーナ板8の延長端に山折線9を介して連結片14を延設している。
従って、第1実施形態の場合、1枚の段ボール板等の紙板から成る展開シート1aに折曲自在な襠壁6を一体に具備している。
そこで、展開シート1aの底壁4から側壁5a、5bを起立させることにより箱容器1を組立てる際、図4(B)に示すように、第2側壁5bから折曲されたコーナ板8の連結片14を第1側壁5aの内側に重ね合わせ、固着手段15により固着する。固着手段15は、任意の手段を採用することが可能であり、例えば、注出器のノズルから注出したホットメルトを連結片14と第1側壁5aの間に充填し、硬化させれば良い。この際、ホットメルト以外の接着剤を使用することも可能である。或いは、連結片14と第1側壁5aの接合面に熱可塑性の樹脂フィルムを貼着し、超音波等により溶融させ、接着するように構成しても良い。
図4に示す第1実施形態によれば、1枚の紙板等のシート素材を打ち抜き又は裁断することにより展開シート1aを形成する際、同時に襠壁6を一体に具備させることができるので、生産性が良好である。そして、前記連結片14を側壁5aの内面に固着することにより、該側壁5aを補強するので、組立てられた箱容器1の全体強度が向上するという利点がある。
<襠壁の第2実施形態>
図5は、襠壁6の第2実施形態を示している。箱容器1は、例えば、段ボール箱等の紙器を構成するものであり、段ボール板等の紙板をトムソン等で打ち抜いた展開シート1bを組立てることにより形成される。展開シート1bは、図5(A)に示すように構成されており、図4(A)に基づいて上述した展開シート1aと同様であるから、同一構成部分を同一符号で示し、説明を省略する。
第2実施形態の場合、襠壁6は、連結片14が延長連結片14eを介して第1側壁5aに連設されている。つまり、1枚の展開シート1aの底壁4の四隅に位置する第1側壁5aと第2側壁5bの間に切れ目なく襠壁6が設けられている。従って、一枚の段ボール板等のシート素材を打ち抜くことにより展開シート1aを形成する際、第1実施形態の場合に比して、打ち抜き刃の形状がシンプルとなる。
図5(A)に示すように、前記連結片14と延長連結片14eの間には谷折線10aが形成され、前記延長連結片14eと第1側壁5aの間には山折線9aが形成されている。
そこで、展開シート1bの底壁4から側壁5a、5bを起立させることにより箱容器1を組立てる際、図5(B)に示すように、前記連結片14と延長連結片14eは、谷折線10aを介して折曲されると共に重ね合わせられる。この際、前記延長連結片14eは、第1側壁5aの内側に重ね合わせられ、固着手段15eにより固着され、前記連結片14は、延長連結片14eの上に重ねられ、固着手段15により固着される。固着手段15e、15は、第1実施形態に関して説明した固着手段15と同様に、任意の手段を採用することが可能である。
図5に示す第2実施形態によれば、容器本体2を構成する底壁4と、第1側壁5a及び第2側壁5bと、襠壁6の全てが1枚の展開シート1bにより一連一体に形成されているので、例えば、水分を含有する物品を容器本体2に収容した場合に、水分の漏出が好適に防止される利点がある。因みに、展開シートには、内面に防水フィルムをラミネートしたり、防水処理を施したりすることが可能であり、このような防水性を目的とする容器本体2を提供する場合に、第2実施形態のような切れ目のない展開シート1bを提供すれば有利となる。
しかも、上述のように二枚重ねとされた延長連結片14eと連結片14が第1側壁5aに重ね合わせた状態で固着されるので、該側壁5aが更に補強され、組立てられた箱容器1の全体強度を向上するという利点がある。
<襠壁の第3実施形態>
図6は、襠壁6の第3実施形態を示している。箱容器1は、例えば、段ボール箱等の紙器を構成するものであり、段ボール板等の紙板をトムソン等で打ち抜いた展開シート1cを組立てることにより形成される。展開シート1cは、図6(A)に示すように構成されており、図4(A)に基づいて上述した展開シート1aと同様であるから、同一構成部分を同一符号で示し、説明を省略する。
第3実施形態の場合、襠壁6は、展開シート1cとは別体のコーナ板8により形成されており、中央に谷折線10を有するコーナ板8の両側に山折線9、9を介して連結片14a、14bを連設している。
そこで、展開シート1cの底壁4から側壁5a、5bを起立させることにより箱容器1を組立てる際、図6(B)に示すように、隣り合う第1側壁5aと第2側壁5bの間にコーナ板8を配置し、該コーナ板8の一方の連結片14aを第1側壁5aの内側に重ね合わせると共に、他方の連結片14bを第2側壁5bの内側に重ね合わせ、それぞれ固着手段15a、15bにより固着する。固着手段15a、15bは、第1実施形態に関して説明した固着手段15と同様に、任意の手段を採用することが可能である。
図6に示す第3実施形態によれば、展開シート1cと襠壁6を別々に形成するので、段ボール板等の紙板をトムソン等で打ち抜くことにより展開シート1cを形成する場合、打ち抜き後の端材を利用することにより、襠壁6を形成することが可能になり、コスト減に貢献する。
あるいは、展開シート1cと異なるシート素材によりコーナ板8を形成することができるので、目的に応じた特性を有する襠壁6を形成することが可能になる。例えば、比較的柔軟なシート素材により襠壁6を形成すれば、該襠壁6の展開及び折畳み動作を円滑なものとすることができる。反対に、比較的剛性の高いシート素材により襠壁6を形成すれば、連結片14a、14bにより側壁5a、5bの剛性を高め、箱容器1の全体強度を向上することができる。
<襠壁の別の実施形態>
図7は、襠壁6の別の実施形態を示しており、襠壁6は、両側の山折線9、9の内側に位置して2本の谷折線10、10を設け、該谷折線10、10の間に1本の中央山折線9aを設けている。従って、襠壁6は、展開状態から折畳んだとき、中央山折線9aの左右に位置する2つの部分が谷折線10により半折され、容器本体2の内側に格納される。
このように、本発明の襠壁6は、折曲線の構成を適宜設計することにより、展開及び折畳みの形態を変更することが可能である。
<底壁と蓋手段の別の実施形態>
図8は、蓋手段3と底壁4の別の実施形態を示している。上述した実施形態の場合、容器本体2に1枚の底壁4を設けた構成を示したが、図8(A)に示す実施形態は、底壁4を公知の折畳み式の段ボール箱と同様に、第1側壁5a、5aに連設された第1フラップ状底壁4aと、第2側壁5b、5bに連設された第2フラップ状底壁4bにより分割された4枚により形成し、これらの第1フラップ状底壁4a及び第2フラップ状底壁4bを側壁5の下側に折り込むことにより、容器本体2を組立てるように構成している。このように、本発明において、底壁4は、任意に設計変更が可能である。
更に、上述した実施形態の場合、側壁5に連設した封口フラップにより蓋手段3を構成した例を示したが、図8に示す実施形態の場合、上述のような封口フラップを設けず、別体として形成したキャップ状被冠カバー16により蓋手段3を構成している。キャップ状被冠カバー16は、容器本体2を収縮姿勢P2として開口部を収縮した状態で、該開口縁に被冠され、該カバー16の周壁16aにより側壁5を周囲から抱持することにより、収縮姿勢P2を保持するように構成している。このように、本発明において、蓋手段3は、任意に設計変更が可能である。
1 箱容器
1a、1b、1c 展開シート
2 容器本体
3 蓋手段
3a 第1封口フラップ
3b 第2封口フラップ
4 底壁
5 側壁
5a 第1側壁
5b 第2側壁
6 襠壁
7 固着手段
8 コーナ板
9 山折線
9a 中央山折線
10 谷折線
10a 谷折線
11 支持壁
12a 第1下部折曲線
12b 第2下部折曲線
13a 第1上部折曲線
13b 第2上部折曲線
14、14a、14b 連結片
14e 延長連結片
15、15a、15b、15e 固着手段
16 キャップ状被冠カバー
16a 周壁

Claims (5)

  1. 多角形とされた底壁の周縁に側壁を立設した上部開口状の容器本体を備えた箱容器において、
    隣り合う側壁(5)を相互に襠壁(6)を介して連結し、前記襠壁(6)を展開したとき、前記側壁(5)が外向きに拡がるように傾斜することにより前記容器本体(2)の開口部を拡大する拡開姿勢(P1)を保持し、前記襠壁(6)を折畳んだとき、前記側壁(5)が内向きに戻されることにより前記容器本体(2)の開口部を収縮する収縮姿勢(P2)を保持するように構成して成ることを特徴とする箱容器。
  2. 前記襠壁(6)は、隣り合う側壁の上端から下端に向けて先細り状となる三角形状のコーナ板(8)から成り、
    前記コーナ板(8)は、前記側壁(5)に対して山折線(9,9)を介して連結されると共に、前記山折線(9,9)の間に位置して該コーナ板(8)を折曲自在とする谷折線(10)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の箱容器。
  3. 前記襠壁(6)は、隣り合う側壁のうち一方の側壁の側縁から一体かつ折曲自在に延設されると共に、延長端に折曲自在な連結片(14)を延設しており、
    前記連結片(14)を隣り合う側壁のうち他方の側壁の内面に固着して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の箱容器。
  4. 前記襠壁(6)は、容器本体(2)と別体のコーナ板(8)により構成され、該コーナ板の両側に折曲自在な連結片(4a,4b)を延設しており、
    前記連結片(4a,4b)をそれぞれ隣り合う側壁の内面に固着して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の箱容器。
  5. 前記容器本体(2)の開口部を施蓋する蓋手段(3)を設けており、
    前記蓋手段(3)は、前記襠壁(6)を折畳むことにより容器本体(2)が収縮姿勢(P2)とされた状態で、該襠壁(6)を支持壁(11)として該支持壁(11)の上に支持されると共に、該容器本体(2)を収縮姿勢(P2)の状態に保持可能とするように構成されて成ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の箱容器。
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