JP3203567U - 畳箱用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるサイズの箱体を容易かつ正確に形成できる畳箱用シートを提供する。【解決手段】畳箱用シートは、一枚のシート材から形成され、方形状の底板1と、この底板1の四辺からそれぞれ延設される4つの側板2〜5と、この4つの側板2〜5の延出側先端に延設され、組み立て状態で組み合わされて底板1に対向する板状の蓋部を構成する4つの蓋板6〜9とを備える畳箱用シートであって、上記底板1と4つの側板2〜5との境界がミシン目を含む底折り曲げ容易線10a〜10dによって定められ、上記4つの側板2〜5と4つの蓋板6〜9との境界が側板2〜5の基端縁に平行な一対の蓋折り曲げ容易線11a〜11d、12a〜12dによって選択可能に定められ、上記一対の蓋折り曲げ容易線11a〜11d、12a〜12dの一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、畳箱用シートに関する。
近年、ネットショッピングやネットオークションの普及により、多様なサイズの包装箱を少数ずつ使用する場合が増えている。包装する商品のサイズに合わせて複数の箱用シート材を用意することは煩雑であるため、複数のサイズの包装箱を形成できる箱用シート材が求められている。
複数のサイズの包装箱を形成できる箱用シート材としては、底板の四方に側板がそれぞれ延設され、各側板の先端縁からそれぞれ蓋板が延設され、これらの蓋板が互いに重ね合わされて蓋部を構成する畳箱用シートにおいて、底板と側板との境界及び側板と蓋板との境界を画定する罫線をそれぞれ複数形成することが提案されている(例えば特開2010−235148号公報参照)。
上記公報に記載される箱用シート材は、隣接して形成される複数の罫線の中から一つの罫線を選択して折り曲げることによって所望のサイズの箱体を形成できるよう構成されている。しかしながら、このように複数の罫線を隣接して形成すると、一つの罫線だけを選択的に折り曲げることが容易ではなく、意図する罫線と同時に隣接する罫線を折り曲げてしまう結果となりやすい。このように、意図しない罫線の不必要な折り曲げがなされると箱体の強度が損なわれるという不都合が生じる。
特開2010−235148号公報
上記不都合に鑑みて、本考案は、異なるサイズの箱体を容易かつ正確に形成できる畳箱用シートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた考案は、一枚のシート材から形成され、方形状の底板と、この底板の四辺からそれぞれ延設される4つの側板と、この4つの側板の延出側先端に延設され、組み立て状態で組み合わされて底板に対向する板状の蓋部を構成する4つの蓋板とを備える畳箱用シートであって、上記底板と4つの側板との境界がミシン目を含む底折り曲げ容易線によって定められ、上記4つの側板と4つの蓋板との境界が側板の基端縁に平行な一対の蓋折り曲げ容易線によって選択可能に定められ、上記一対の蓋折り曲げ容易線の一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、上記一対の蓋折り曲げ容易線の他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であることを特徴とする畳箱用シートである。
当該畳箱用シートは、上記4つの側板と4つの蓋板との境界が側板の基端縁に平行な一対の蓋折り曲げ容易線によって選択可能に定められることによって、側板の高さを選択して異なる高さを有する箱体に組み立てることができる。また、当該畳箱用シートは、上記一対の蓋折り曲げ容易線の一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、上記一対の蓋折り曲げ容易線の他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であることによって、折り曲げ方向を選択することによって山折り罫線と谷折り罫線とのいずれか一方だけを選択的に折り曲げることが比較的容易である。つまり、当該畳箱用シートは、表面と裏面とのいずれを外側に配置して箱体を組み立てるかによって、箱体の高さを容易に選択できる。なお、「表面側」及び「裏面側」とは、相対的なものであり、シート材の表裏と一致しなくてもよい。
上記側板のいずれかの一対の蓋折り曲げ容易線上にそれぞれスリットが形成され、このスリットが形成される側板に対向する側板から延設される蓋板の延出側先端に上記スリットに挿入される差し込み片が延設され、この差し込み片と蓋板との境界が一対の差し込み折り曲げ容易線で定められ、上記一対の差し込み折り曲げ容易線の一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、上記一対の差し込み折り曲げ容易線の他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であるとよい。このように、上記側板のいずれかの一対の蓋折り曲げ容易線上にそれぞれスリットが形成され、このスリットが形成される側板に対向する側板から延設される蓋板の延出側先端に上記スリットに挿入される差し込み片が延設されていることによって、当該畳箱用シートは、組み立てた箱体を容易に封函することができる。また、上記差し込み片と蓋板との境界が一対の差し込み折り曲げ容易線で定められ、上記一対の差し込み折り曲げ容易線の一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、上記一対の差し込み折り曲げ容易線の他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であることによって、当該畳箱用シートは、折り曲げ方向を選択することで、一対の差し込み折り曲げ容易線のうち箱体の高さに応じて適切方だけを選択的に折り曲げることができる。
上記差し込み片の一対の差し込み折り曲げ容易線の間での差し込み折り曲げ容易線に沿う方向の平均幅が一対の差し込み折り曲げ線よりも先端側での差し込み折り曲げ容易線に沿う方向の平均幅よりも大きいとよい。このように、上記差し込み片の一対の差し込み折り曲げ容易線の間での差し込み折り曲げ容易線に沿う方向の平均幅が一対の差し込み折り曲げ線よりも先端側での差し込み折り曲げ容易線に沿う方向の平均幅よりも大きいことによって、当該畳箱用シートは、差し込み片を蓋板に対して折り曲げる差し込み折り曲げ容易線を誤って折り曲げてしまった場合でも、差し込み片との幅の違いによって誤りに容易に気付くことができる。
上記底折り曲げ容易線がリード罫線であるとよい。このように、上記底折り曲げ容易線がリード罫線であることによって、当該畳箱用シートは、底板に対して側板を容易に立ち上げることができる。
上記側板の側縁から延設される折り込み片をさらに備え、この折り込み片が蓋折り曲げ容易線の延長線上で切断されているとよい。このように、上記側板の側縁から延設される折り込み片をさらに備えることによって、当該畳箱用シートは、組み立て状態において箱体の側板間の隙間を封止することができる。また、上記折り込み片が蓋折り曲げ容易線の延長線上で切断されていることによって、形成する箱体の高さによらず、側板間の隙間を封止することができる。
本考案の畳箱用シートは、異なるサイズの箱体を容易かつ正確に形成できる。
本考案の一実施形態の畳箱用シートを示す模式的裏面図(展開図)である。 図1の畳箱用シートを表面を外側にして組み立ててなる箱体を示す模式的斜視図である。 図1の畳箱用シートを裏面を外側にして組み立ててなる箱体を示す模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[畳箱用シート]
図1に示す本考案の一実施形態に係る畳箱用シートは、一枚のシート材から形成され、図2又は図3に示すように高さが異なる2種類の箱体に組み立てることができる。なお、図1において、太い実線はシート材を切断したエッジを示し(破線状に見える部分はミシン目状にシート材を切断した部分である)、細い実線はシート材を裏面側に容易に折り曲げられる谷折り罫線を示し、二点鎖線はシート材を表面側に容易に折り曲げられる山折り罫線を示す。
上記山折り罫線としては、シート材の裏面に筋押しして形成される通常罫線とすることができる。一方、上記谷折り罫線としては、シート材の表面に筋押しして形成される逆罫線とすることができる。
当該畳箱用シートを形成するシート材としては、例えば段ボールシート、プラスチックボード、ボール紙等を用いることができ、中でも段ボールシートが好適に用いられる。
上記段ボールシートとしては、一枚の中芯の両側を一対のライナーで挟み込んだものだけでなく、3枚のライナーの間にそれぞれ中芯が挟み込まれたいわゆるダブルフルートであってもよく、中芯の片側にのみライナーが貼着されたいわゆる片面段ボールであってもよい。
当該畳箱用シートは、方形状(図示する例では長方形状)の底板1と、この底板1の四辺からそれぞれ延設される4つの側板2〜5(底板1の互いに対向する一対の周縁から延出する第1側板2及び第2側板3、並びに底板1の他対の周縁から延出する第3側板4及び第4側板5)と、この4つの側板2〜5の延出側先端に延設され、組み立て状態で組み合わされて底板1に対向する板状の蓋部を構成する4つの蓋板6〜9(第1側板2から延出する第1蓋板6、第1側板3から延出する第2蓋板7、第3側板4から延出する第3蓋板8及び第4側板5から延出する第4蓋板9)とを備える。
底板1の短辺の長さの下限としては、9cmが好ましく、13cmがより好ましい。一方、底板1の短辺の長さの上限としては、26cmが好ましく、22cmがより好ましい。また、底板1の長辺の長さの下限としては、14cmが好ましく、18mがより好ましい。一方、底板1の長辺の長さの上限としては、34cmが好ましく、30cmがより好ましい。底板1の短辺又は長辺の長さが上記下限に満たない場合、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体を郵便又はメール便で発送できないおそれや、収容に適する品物が少なくなるおそれがある。逆に、底板1の短辺又は長辺の長さが上記上限を超える場合にも、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体を郵便又はメール便で発送できないおそれや、収容に適する品物が少なくなるおそれがある。なお、底板1は、短辺の長さと長辺の長さとが等しい正方形状であってもよい。
上記底板1と4つの側板2〜5との境界(底板1の周縁)は、それぞれミシン目を含む底折り曲げ容易線10a〜10dによって定められる。本実施形態において、底折り曲げ容易線10a〜10dは、切断線を断続的に配置したミシン目と、このミシン目の切断線の間を接続するようシート材の裏面に筋押しして形成される罫線とを有するリード罫線とされている。このようにミシン目を含む底折り曲げ容易線10a〜10dは、シート材を裏面側に折り曲げるよう山折りすることも、シート材を表面側に折り曲げるよう谷折りすることも容易である。
当該畳箱用シートは、底板1の周縁がミシン目を含む底折り曲げ容易線10a〜10dによって画定されていることによって、底板1に対して側板2〜4をシート材の表面側に折り立てることも、シート材の裏面側に折り立てることも容易である。このため、当該畳箱用シートは、シート材の表面が外側に配置されるよう箱体を組み立てることも、シート材の裏面が外側に配置されるよう箱体を組み立てることも容易である。
また、当該畳箱用シートにおいて、4つの側板2〜5と4つの蓋板6〜9との境界は、それぞれ側板2〜5の基端縁(底板1の周縁)に平行な一対の蓋折り曲げ容易線(第1蓋折り曲げ容易線11a〜11d及び第2蓋折り曲げ容易線12a〜12d)によって選択可能に定められる。
本実施形態において、側板2〜5の基端縁に近い方の第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dは、シート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であり、側板2〜5の基端縁から遠い方の第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dは、シート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線である。また、側板2〜5の各基端縁(底折り曲げ容易線10a〜10d)から対応する第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dまでの距離は略等しく、蓋板6〜9の重なりを考慮してシート材の厚さを吸収できる差を設けることが好ましい。また、各第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dと隣接する第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dとの距離も同様に略等しい。
底折り曲げ容易線10a〜10dと第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dとの距離の下限としては、0.5cmが好ましく、1cmがより好ましい。一方、底折り曲げ容易線10a〜10dと第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dとの距離の上限としては、3cmが好ましく、2.5cmがより好ましい。また、第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dと第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dとの距離の下限としては、0.3cmが好ましく、0.5cmがより好ましい。一方、第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dと第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dとの距離の上限としては、2cmが好ましく、1.5cmがより好ましい。底折り曲げ容易線10a〜10dと第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dとの距離が上記下限に満たない場合、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体での収容に適する品物が少なくなるおそれがある。また、第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dと第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dとの距離が上記下限に満たない場合、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体の高さの変化が小さくなることで、箱体での収容に適する品物が少なくなるおそれがある。逆に、底折り曲げ容易線10a〜10dと第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dとの距離又は第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dと第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dとの距離が上記上限を超える場合、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体をポストや郵便受けに投函できないおそれがある。
蓋板6〜9は、第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dを延出側に平行にオフセットした仮想線を底辺とする直角二等辺三角形状の領域を有する概略五角形状(野球のホームベース状)に形成される。蓋板6〜9が第1蓋折り曲げ容易線11a〜11d又は第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dと上記仮想線との間の方形状の領域を有することにより、組み立て時に直角二等辺三角形状の領域の等辺近傍部分が互いに重なり合い、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体を最終的に封止する蓋部を形成することができる。
第1蓋板6、第3蓋板8及び第4蓋板9における上記直角二等辺三角形状の領域の底辺となる仮想線と第2蓋折り曲げ容易線12a,12c,12dとの距離の下限としては、0.5cmが好ましく、1cmがより好ましい。一方、第1蓋板6、第3蓋板8及び第4蓋板9における上記仮想線と第2蓋折り曲げ容易線12a,12c,12dとの距離の上限としては、3cmが好ましく、2cmがより好ましい。第1蓋板6、第3蓋板8及び第4蓋板9における上記仮想線と第2蓋折り曲げ容易線12a,12c,12dとの距離が上記下限に満たない場合、当該畳箱用シートを組み立てた状態で、第1蓋板6、第3蓋板8及び第4蓋板9の相互の重なりが小さくなり、箱体に隙間を生じやすくなるおそれがある。逆に、第1蓋板6、第3蓋板8及び第4蓋板9における上記仮想線と第2蓋折り曲げ容易線12a,12c,12dとの距離が上記上限を超える場合、第1蓋板6、第3蓋板8及び第4蓋板9の相互の重なりが大きく、形成される蓋部がいびつになるおそれや、当該畳箱用シートを形成するシート材の面積が不必要に大きくなるおそれがある。
さらに、当該畳箱用シートは、第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dが谷折り罫線であり、第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dが山折り罫線であるため、側板2〜4に対して蓋板6〜9を裏面側に折り曲げる場合、第1折り曲げ容易線11a〜11dは、第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dよりも折り曲げにくい。このため、当該畳箱用シートは、シート材の表面を外側にして箱体を組み立てる場合、第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dが折り曲げられて側板2〜4と蓋板6〜9との境界を定めるので、側板2〜4の延出長さが比較的大きくなる。これにより、図2に示すように、当該畳箱用シートを組み立てて形成される箱体は、高さが相対的に大きくなり、厚さが比較的大きい品物を収容することができる。
逆に、当該畳箱用シートは、シート材の裏面を外側にして箱体を組み立てる場合、第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dが第1折り曲げ容易線11a〜11dよりも折り曲げにくくなり、第1折り曲げ容易線11a〜11dが側板2〜4と蓋板6〜9との境界を定める。これにより、組み立てられる箱体は、図3に示すように、当該畳箱用シートを組み立てて形成される箱体は、高さが相対的に小さくなり、厚さが比較的小さい品物を収容するのに適するものとなる。
当該畳箱用シートを段ボールシートで形成する場合、段ボールシートの中芯の稜線の延在方向が、図1において上下方向又は左右方向となるよう配向することが好ましい。これによって、中芯の向きが蓋折り曲げ容易線11a〜11d,12a〜12dに対して45度傾斜する方向となるので、蓋板6〜9を蓋折り曲げ容易線11a〜11d,12a〜12dに沿って側板2〜5に対して折り曲げる際、蓋板6〜9の途中で段ボールシートが折れ曲がりにくい。従って、このように段ボールシートの中芯を配向することによって、組み立て性をさらに向上することができる。
また、当該畳箱用シートは、第1側板2の一対の蓋折り曲げ容易線11a,12a上にそれぞれスリット(第1スリット13及び第2スリット14)が形成され、このスリット13,14が形成される第1側板2に対向する第2側板3から延設される第2蓋板7の延出側先端に上記スリット13,14に挿入される差し込み片15が延設される。
この差し込み片15と第2蓋板7との境界は、一対の差し込み折り曲げ容易線16,17(第1差し込み折り曲げ容易線16及び第2差し込み折り曲げ容易線17)で定められ、この一対の差し込み折り曲げ容易線16,17の一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線である。本実施形態では、第2蓋板7の基端縁に近い方の第1差し込み折り曲げ容易線16がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であり、第2蓋板7の基端縁から遠い方の第2差し込み折り曲げ容易線16がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線である。
本実施形態において、一対の差し込み折り曲げ容易線16,17の間における差し込み片15の差し込み折り曲げ容易線16,17に沿う方向の平均幅(特に第1スリット13に嵌合する部分の幅)は、一対の差し込み折り曲げ容易線16,17よりもさらに先端側における差し込み片15の差し込み折り曲げ容易線16,17に沿う方向の平均幅(特に第2スリット14に嵌合する部分の幅)よりも大きい。換言すると、第2蓋板側の第1差し込み折り曲げ容易線16の長さは、先端側の第2差し込み折り曲げ容易線17の長さよりも大きい。
また、第1差し込み折り曲げ容易線16の基端部の幅は、第1スリット13の長さに対応し、第2差し込み折り曲げ容易線17の基端部の幅は、第2スリット14の長さに対応する。これによって、差し込み片15を第2蓋板7に対して折り曲げる差し込み折り曲げ容易線16,17の選択を誤って折り曲げても、差し込み片15の幅がスリット13,14に適合しないことによって誤りに容易に気付くことができる。
当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体を第1蓋板6に第2蓋板7が密着する状態で封止可能とするために、第1差し込み折り曲げ容易線16と第2差し込み折り曲げ容易線17との間隔は、第1蓋折り曲げ容易線11a,11bと第2蓋折り曲げ容易線12a,12bとの間隔と略等しい。また、蓋板6〜9を第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dで折り曲げて当該畳箱用シートを組み立てた場合に、差し込み片15の先端が底板1に干渉しないよう、第1差し込み折り曲げ容易線16から差し込み片15の先端までの距離は、底折り曲げ容易線10a,10bと第1蓋折り曲げ容易線11a,11bとの間隔以下とされる。
第1差し込み折り曲げ容易線16と第2差し込み折り曲げ容易線17との長さの差の下限としては、3mmが好ましく、5mmがより好ましい。一方、第1差し込み折り曲げ容易線16と第2差し込み折り曲げ容易線17との長さの差の上限としては、25mmが好ましく、20mmがより好ましい。第1差し込み折り曲げ容易線16と第2差し込み折り曲げ容易線17との長さの差が上記下限に満たない場合、差し込み折り曲げ容易線16,17を誤って折り曲げた場合にも、スリット13,14の長さとの差が小さく、誤りに気が付きにくくなるおそれがある。逆に、1差し込み折り曲げ容易線16と第2差し込み折り曲げ容易線17との長さの差が上記上限を超える場合、差し込み片の先端側の幅が小さくなり過ぎて強度が不足するおそれや、第1スリット13の長さが大きくなり過ぎて当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体に強度が不十分となるおそれがある。
当該畳箱用シートの底板1は、スリット13,14が形成される第1側板2の基端縁となる底折り曲げ容易線10a及びこれに対向する第2側板3の基端縁となる底折り曲げ容易線10bの長さが、残る一対の底折り曲げ容易線10c,10dの長さ以上であることが好ましい。これによって、本実施形態のように第2蓋板7に差し込み片15を設ける場合に、第2蓋板7の延出長さを比較的小さくすることができ、当該畳箱用シートに使用されるシート材の面積を比較的小さくすることができる。
また、当該畳箱用シートは、第1側板2の側縁と第3側板4及び第4側板5の隣接する側縁とをそれぞれ接続する一対の接続片18,19と、第3側板4及び第4側板5の第2側板3側の側延からそれぞれ延設される一対の折り込み片20,21とをさらに備える。これらの接続片18,19及び折り込み片20,21は、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体において、側板2〜5間の隙間を封止する。
接続片18,19は、第1側板2の側縁と第3側板4又は第4側板5の隣接する側縁との間に形成される角を略二分するよう延在する中間折り曲げ容易線22,23が形成されている。これによって、形成する箱体の高さ(第1蓋折り曲げ容易線11a〜11dと第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dとのいずれを折り曲げるかの選択)によらず、側板2〜5間の隙間を封止することができる。
また、第1側板2、第3側板4及び第4側板5と接続片18,19との境界及び接続片18,19の中間折り曲げ容易線22,23は、ミシン目から形成されている。このように、接続片18,19及び折り込み片20,21の境界がミシン目によって画定されることによって、当該畳箱用シートは、表裏いずれを外側にしても容易に組み立てることができる。
折り込み片20,21は、第1蓋折り曲げ容易線11c,11dの延長線上で切断され、第1折り込み部20a,21aと第2折り込み部20b,21bとに分割されている。第2折り込み部20b,21bは、第1折り込み部20a,21aよりも延出長さが小さく形成されている。この第2折り込み部20b,21bの延出長さの上限としては、底折り曲げ容易線10a〜10dと第1蓋折り曲げ容易線11c,11dとの距離と等しい長さであり、底折り曲げ容易線10a〜10dと第1蓋折り曲げ容易線11c,11dとの距離よりもシート材の平均厚さ分だけ小さい長さであることが好ましい。第2折り込み部20b,21bの延出長さが上記上限を超える場合、第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dでシート材を折り曲げて箱体を形成する際に、第2折り込み部20b,21bが底板1と干渉して箱体の成形を阻害するおそれがある。
また、当該畳箱用シートは、第1側板2及び第1蓋板6を横断するよう、第1側板2の基端縁である底折り曲げ容易線10aを始端としてシート材を容易に破断できるミシン目状にシート材を切断した開封容易線24が形成されている。この開封容易線24は、組み立て状態において第2蓋板7と重ならないよう形成されることが好ましく、第2蓋板7の外縁に沿って延在するよう形成されることがより好ましい。これにより、当該畳箱用シートを組み立ててなる箱体を第2蓋板7の先端部と第1側板2とに跨がるよう粘着テープを貼着して封函した場合にも、第2蓋板7及び差し込み片15を、第1側板2及び第1蓋板6の第2蓋板7及び差し込み片15と重なる領域と一体に引き起こすようにして開封することができる。
さらに、当該畳箱用シートは、図1における上下方向の中央に、左右方向に延在する谷折り罫線からなる廃棄用折り曲げ容易線25が形成され、左右方向の中央に、上下方向に延在する谷折り罫線からなる廃棄用折り曲げ容易線26が形成されている。さらに、当該畳箱用シートは、第2蓋板7の上記直角二等辺三角形状の領域の第3蓋板8側の等辺及び第4蓋板9側の等辺、第3蓋板8及び第4蓋板9の上記直角二等辺三角形状の領域の第1蓋板6側の等辺を基端としてそれぞれ形成される一対の破断容易線によって、係合舌片27〜30が画定されている。
一対の破断容易線は、その延在方向の一部を残して断続的に形成される切断線であり、ユーザーが比較的容易に手で破断することができるよう形成されている。また、各対の破断容易線は、それぞれの蓋板7〜9の外縁に向かって間隔が広がるよう形成されている。このため、係合舌片27〜30は、略台形状に形成され、自由端が幅広となるよう形成されている。
第2蓋板7の第3蓋板8側の破断係合舌片27と第3蓋板8の係合舌片29とは、左右方向に延在する廃棄用折り曲げ容易線25を挟んで線対称に形成され、第2蓋板7の第4蓋板5側の破断係合舌片28と第4蓋板9の係合舌片30とは、上下方向に延在する廃棄用折り曲げ容易線26を挟んで線対称に形成されている。
このため、当該畳箱用シートを廃棄用折り曲げ容易線25に沿って二つ折りに折り畳むと、廃棄用折り曲げ容易線25を挟んで対向する係合舌片27及び係合舌片29が重ね合わされる。また、当該畳箱用シートを廃棄用折り曲げ容易線26に沿って二つ折りに折り畳むと、廃棄用折り曲げ容易線26を挟んで対向する係合舌片28及び係合舌片30が重ね合わされる。このような折り畳み状態で係合舌片27,29又は破断係合舌片28,30を重ね合わせたまま折り曲げることによって、係合舌片27,29又は破断係合舌片28,30が係合舌片27,29又は破断係合舌片28,30の折り曲げにより当該畳箱用シート周縁に形成される大形状の凹部の奧端に係合舌片27,29又は破断係合舌片28,30が係合する。これにより、当該畳箱用シートを折り畳み状態に保持することができ、使用済みの当該畳箱用シートを容易に廃棄することができる。
<利点>
このように、当該畳箱用シートは、側板2〜5と蓋板6〜9との境界を定める一対の蓋折り曲げ容易線11a〜11d,12a〜12dの一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であるため、箱体に組み立てる際の表裏を選択するだけで、第1折り曲げ容易線11a〜11d及び第2蓋折り曲げ容易線12a〜12dのいずれか一方を比較的確実に選択して折り曲げることができる。このため、当該畳箱用シートは、形成する箱体のサイズを容易に選択することができ、かつ誤った位置でシート材を折り曲げて箱体の強度を損なう失敗が生じにくい。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該畳箱用シートは、第1蓋折り曲げ容易線が山折り罫線であり、かつ第2蓋折り曲げ容易線が谷折り罫線であってもよい。
当該畳箱用シートにおいて、折り込み片や接続片は、任意の構成であり、置換、省略及び形状変更が可能である。また、当該畳箱用シートの折り込み片は、第1側板や第2側板から延設されてもよい。
当該畳箱用シートにおいて、スリット及び差し込み片、開封容易線、並びに廃棄用折り曲げ容易線及び接続片は省略してもよい。
当該畳箱用シートは、蓋板の先端側の概略形状が直角二等辺三角形状でなくてもよい。例えば対向する一対の蓋板の先端縁を鋭角状に形成し、他対の蓋板の先端縁を鈍角状に形成してもよい。この場合、当該畳箱用シート全体の概略形状が平行四辺形状となるようにするとよい。
本考案の畳箱用シートは、包装箱として広く利用できるが、特に宅配便用の包装箱として好適に利用することができる。
1 底板
2〜5 側板
6〜9 蓋板
10a〜10d 底折り曲げ容易線
11a〜11d 第1蓋折り曲げ容易線
12a〜12d 第2蓋折り曲げ容易線
13,14 スリット
15 差し込み片
16,17 差し込み折り曲げ容易線
18,19 接続片
20,21 折り込み片
20a,21a 第1折り込み部
20b,21b 第2折り込み部
22,23 中間折り曲げ容易線
24 開封容易線
25,26 廃棄用折り曲げ容易線
27〜30 係合舌片

Claims (5)

  1. 一枚のシート材から形成され、
    方形状の底板と、
    この底板の四辺からそれぞれ延設される4つの側板と、
    この4つの側板の延出側先端に延設され、組み立て状態で組み合わされて底板に対向する板状の蓋部を構成する4つの蓋板と
    を備える畳箱用シートであって、
    上記底板と4つの側板との境界がミシン目を含む底折り曲げ容易線によって定められ、
    上記4つの側板と4つの蓋板との境界が側板の基端縁に平行な一対の蓋折り曲げ容易線によって選択可能に定められ、
    上記一対の蓋折り曲げ容易線の一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、
    上記一対の蓋折り曲げ容易線の他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線であることを特徴とする畳箱用シート。
  2. 上記側板のいずれかの一対の蓋折り曲げ容易線上にそれぞれスリットが形成され、
    このスリットが形成される側板に対向する側板から延設される蓋板の延出側先端に上記スリットに挿入される差し込み片が延設され、
    この差し込み片と蓋板との境界が一対の差し込み折り曲げ容易線で定められ、
    上記一対の差し込み折り曲げ容易線の一方がシート材を裏面側に折り曲げる山折り罫線であり、
    上記一対の差し込み折り曲げ容易線の他方がシート材を表面側に折り曲げる谷折り罫線である請求項1に記載の畳箱用シート。
  3. 上記差し込み片の一対の差し込み折り曲げ容易線の間での差し込み折り曲げ容易線に沿う方向の平均幅が一対の差し込み折り曲げ線よりも先端側での差し込み折り曲げ容易線に沿う方向の平均幅よりも大きい請求項2に記載の畳箱用シート。
  4. 上記底折り曲げ容易線がリード罫線である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の畳箱用シート。
  5. 上記側板の側縁から延設される折り込み片をさらに備え、この折り込み片が蓋折り曲げ容易線の延長線上で切断されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の畳箱用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6364140B1 (ja) * 2018-04-03 2018-07-25 大王パッケージ株式会社 箱用シート
JP2018115017A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 株式会社クラウン・パッケージ 包装容器
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CN109318543A (zh) * 2018-08-31 2019-02-12 汕头市万奇包装材料有限公司 一种可再生发泡复膜包装箱板材及其包装箱

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