JP6945408B2 - フォーマポンプ - Google Patents
フォーマポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6945408B2 JP6945408B2 JP2017192107A JP2017192107A JP6945408B2 JP 6945408 B2 JP6945408 B2 JP 6945408B2 JP 2017192107 A JP2017192107 A JP 2017192107A JP 2017192107 A JP2017192107 A JP 2017192107A JP 6945408 B2 JP6945408 B2 JP 6945408B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- air
- nozzle
- liquid
- content liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
このフォーマポンプは、ステムを有するポンプ、及びステムの上端部に装着され、ノズル孔が形成されたノズル筒部を有する押下ヘッドを備えている。ポンプは、ステムの上下動に連係する液用ピストンが内部に収容された液用シリンダと、ステムの上下動に連係する空気用ピストンが内部に収容された空気用シリンダと、液用シリンダからの内容液と空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、混合した内容液及び空気を発泡させる発泡ユニットと、を備えている。
また、従来のメッシュを含む発泡ユニットが不要となるので、メッシュが目詰まりする等といった不都合が生じることがない。従って、安定した吐出を行うことができる。
以下、本発明に係るフォーマポンプの第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している場合がある。
ただし、装着キャップ4の装着方法は、螺着に限定されるものではなく、例えば容器体2の口部3に装着キャップ4をアンダーカット嵌合することで装着しても構わない。
具体的には、空気用シリンダ22は有底筒状に形成され、その底面に筒状の液用シリンダ24が空気用シリンダ22の内部と連通した状態で連結されている。つまり、大径の空気用シリンダ22の下側に小径の液用シリンダ24が連設されている。ただし、液用シリンダ24と空気用シリンダ22とをそれぞれ別体に構成したうえで、例えば両者を係止する等して一体に繋げても構わない。
摺動筒部40は、上下方向の中央部から上方及び下方に向かうに従って漸次拡径するテーパ状に形成され、上下方向の両端部に位置するリップ部40aを備えている。リップ部40aが液用シリンダ24の内周面に対して密に摺接している。これにより、リップ部40aと液用シリンダ24の内周面との間には、シール性が確保されている。
液用ピストン23と液用シリンダ24の下端部との間には、コイルばね45が上下方向に圧縮状態で配設されている。コイルばね45は、液用ピストン23を下方から上方付勢状態で下方移動可能に支持している。
本実施形態では、ノズル筒部7の中心軸線(すなわちノズル軸)を第2軸線O2といい、第2軸線O2方向から見た正面視で第2軸線O2に交差する方向を径方向といい、第2軸線O2回りに周回する方向を周方向という。また、第2軸線O2に沿ってステム20側から第1ノズル孔6側に向かう方向を前方といい、その反対方向を後方という。
段差部66は、上側摺動筒部35の上方に一定の隙間をあけて配置されている。これにより、段差部66は押下ヘッド8の押し下げに伴って上側摺動筒部35に対して徐々に接近した後、上側摺動筒部35に接触して空気用ピストン21を下方に押し下げることが可能とされている。
なお、垂下筒部65は、上記一定の隙間以上の間隔をあけた状態で、空気用ピストン21における連結板32の上方に配置されている。
装着筒部61のうち後述する下壁部70よりも下方に位置する部分の内周面には、径方向外側に向かって僅かに窪み、且つ上下方向に沿って延びる第2縦溝68が周方向に間隔をあけて複数形成されている。第2縦溝68は下方に開口しており、上記第1空間部67に連通している。
規制リブ73は、ボール弁54が弁座53から上方に離間した際、ボール弁54が過度に上方移動することを規制している。ただし、規制リブ73は必須なものではなく、具備しなくても構わない。この場合、例えばシール筒部71に規制リブ73の機能を持たせても構わない。
なお、嵌合筒部77は必須なものではなく、具備しなくても構わない。この場合であっても、ノズル筒部7内に支持筒部90を第1軸線O1と同軸に配設することができる。
ノズル軸部93は、筒本体91の内径よりも外径が小さく形成された円柱状に形成され、第2軸線O2と同軸に配置されている。ノズル軸部93は、筒本体91の前端部よりも前方に突出することがなく、筒本体91の前端部の内側に収まるように隔壁部92から前方に向けて突設されている。これにより、筒本体91とノズル軸部93との間には、環状の流通路98が形成されている。
第2ノズル孔83は、第2軸線O2と同軸に配置され、チップ壁の中央部分に形成されている。チップ壁の後面には、第2ノズル孔83に連通すると共に内容液を内部で旋回させる凹状のスピン室84と、流通路98に連通すると共にスピン室84内に内容液を送り込む上記スピン溝82と、が形成されている。
次に、上述のように構成されたフォーマポンプ1を使用する場合について説明する。
なお、図2に示すように、押下ヘッド8を押下する前の待機状態では、ステム20のフランジ部50が空気用ピストン21における内筒31の下端部に下方から当接していると共に、押下ヘッド8における装着筒部61の段差部66が空気用ピストン21の上側摺動筒部35の上方に待機している。さらに、ボール弁54が弁座53に着座している。
これと同時に、空気用流路105に供給された空気は、案内通路104を通じて第1ノズル孔6と第2ノズル孔83との間において径方向内側に向けて排出される。これにより、第2ノズル孔83を通じて霧状に吐出された内容液に対して、空気を吹き付けるように当てて混合させることができる。
その結果、泡状の内容液を生成することができ、生成した泡状の内容液を押さえ筒部100内を通じて、第1ノズル孔6から前方に向けて吐出することができる。
詳細には、コイルばね45の弾性復元力によって液用ピストン23と共にステム20が上方移動する。これにより、ステム20のフランジ部50が空気用ピストン21における内筒31の下端部に下方から当接するので、空気用ピストン21がステム20と共に上方移動する。その結果、押下ヘッド8、ステム20、空気用ピストン21及び液用ピストン23を元の状態に復帰させることができる。
特に、造泡部80がノズル筒部7内に配設されているので、造泡部80に空気用シリンダ22から空気を供給する空気用流路105を、ノズル筒部7内で開口するように設計することができる。すなわち、空気用流路105を、案内通路104を介してノズル筒部7内に開口させることができる。そのため、従来とは異なり、ステム20内から案内通路104内に内容液が入り込み、その内容液が空気用流路105を通じて空気用シリンダ22内に進入することを抑制することができる。その結果、良好な吐出性能を得ることができる。
特に、ノズルチップ81を利用して内容液を霧状に吐出した後、霧状の内容液に空気を吹き付けるように当てて、互いを混合させているので、綺麗に整泡された内容液(均一なサイズの泡に整えられた内容液)を生成することができる。従って、例えば吐出した内容液の泡の状態を長期に亘って維持し易く、多様な使い方を行える付加価値の高い高性能なフォーマポンプ1とすることができる。
次に、本発明に係るフォーマポンプの第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、造泡部80がノズルチップ81を具備していたが、本実施形態ではノズルチップ81を利用せずに泡状の内容液を生成する。
これにより、筒本体91の後端部側に位置するシール突起94と、前端部に位置するシール突起94との間に、第2貫通孔76に連通する環状通路96が形成されている。
また、第3貫通孔113、環状通路96、第2貫通孔76、第2空間部72、第2縦溝68、第1空間部67及び第1縦溝52が、空気用シリンダ22内から空気を造泡部111に供給する空気用流路105を構成する。
なお、第3貫通孔113は、空気を造泡部111に向けて供給する供給口として機能する。しかも、第3貫通孔113は、ノズル筒部7の第2軸線O2に対して垂直な方向に開口している。
上述のように構成された本実施形態のフォーマポンプ110によれば、押下ヘッド8を押し下げ操作することで、液用シリンダ24内の内容液を、ステム20内、第1貫通孔75及び後方溝95を通じて筒本体91内に供給することができると共に、流通孔114を通じて第2軸線O2に沿うように第1ノズル孔6に向けて供給することができる。このとき、内容液は例えば微小な流通孔114を通過する際に速度が上昇するので、勢いよく第1ノズル孔6側に向けて流れる。
特に、内容液と空気とを垂直に交わらせながら混合させることができるので、両者をバランス良く混合して発泡させることができ、泡状の内容液を効率良く生成することができる。
次に、本発明に係るフォーマポンプの第3実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態では、流通孔114を通じて内容液を第1ノズル孔6側に供給し、且つ第3貫通孔113を通じて混合子112の外周面に向けて空気を供給したが、本実施形態では流通孔114を通じて空気を第1ノズル孔6側に供給し、且つ第3貫通孔113を通じて内容液を混合子112の外周面に向けて供給する。
なお、本実施形態では、3貫通孔113は、内容液を造泡部111に向けて供給する供給口として機能する。
上述のように構成された本実施形態のフォーマポンプ130によれば、押下ヘッド8を押し下げ操作することで、空気用シリンダ22内の空気を、流通孔114を通じて第2軸線O2に沿うように第1ノズル孔6に供給することができる。このとき、空気は例えば流通孔114を通過する際に速度が上昇するので、勢いよく第1ノズル孔6側に向けて流れる。
特に、第2実施形態と同様に、本実施形態の場合であっても、内容液と空気とを垂直に交わらせながら混合させることができるので、両者をバランス良く混合して発泡させて泡状の内容液を効率良く生成することができる。
なお、先端筒部120の後端部にメッシュを取り付けた場合であっても、ノズル筒部7が略水平に配設されているので、例えばメッシュに内容液が触れ続ける等といったことを抑制することができ、メッシュに対する内容液の接触を抑え易い。従って、メッシュを清浄に維持し易く、目詰まり等を発生させ難くすることができ、長期に亘って安定して泡状の内容液を生成することができる。
1、110、130…フォーマポンプ
2…容器体
3…容器体の口部
6…第1ノズル孔(ノズル孔)
7…ノズル筒部
8…押下ヘッド
20…ステム
21…空気用ピストン
22…空気用シリンダ
23…液用ピストン
24…液用シリンダ
80、111…造泡部
81…ノズルチップ
82…スピン溝
83…第2ノズル孔(吐出孔)
104…案内通路(供給口)
105…空気用流路
113…第3貫通孔(供給口)
Claims (2)
- 内容液が収容された容器体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステムと、
内容液を外部に吐出するノズル孔が形成されたノズル筒部を有し、前記ステムの上端部に装着された押下ヘッドと、
前記ステムの上下動に連係する液用ピストンが内部に上下摺動可能に収容された液用シリンダと、
前記ステムの上下動に連係する空気用ピストンが内部に上下摺動可能に収容された空気用シリンダと、
前記液用ピストンの下方移動によって前記液用シリンダ内から供給された内容液、及び前記空気用ピストンの下方移動によって前記空気用シリンダ内から供給された空気を利用して泡状の内容液を生成する造泡部と、
前記空気用シリンダ内から前記造泡部に空気を供給する空気用流路と、を備え、
前記造泡部は、前記ノズル筒部内に配設され、
前記造泡部は、内容液が流通するスピン溝、及び前記スピン溝を通過した内容液を、前記ノズル孔に向けて吐出させる吐出孔が形成されたノズルチップを備え、
前記ノズル筒部は、内容液を前記スピン溝内に供給し、
前記空気用流路は、前記ノズル筒部内に設けられ、前記空気用シリンダ内からの空気を、前記吐出孔から吐出された内容液に対して供給する案内通路を備え、
前記案内通路は、前記ノズル筒部のノズル軸に対して垂直な方向に開口している、フォーマポンプ。 - 請求項1に記載のフォーマポンプにおいて、
前記ノズル筒部は、前記ステムから前記容器体の径方向の一方向側に向けて延びている、フォーマポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017192107A JP6945408B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | フォーマポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017192107A JP6945408B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | フォーマポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019064687A JP2019064687A (ja) | 2019-04-25 |
JP6945408B2 true JP6945408B2 (ja) | 2021-10-06 |
Family
ID=66339078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017192107A Active JP6945408B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | フォーマポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6945408B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3238855B2 (ja) * | 1995-10-27 | 2001-12-17 | 株式会社吉野工業所 | 泡噴出ポンプ付き容器 |
JP4318169B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2009-08-19 | 株式会社吉野工業所 | ポンプ |
JP5264536B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2013-08-14 | 株式会社吉野工業所 | 吐出器 |
JP6570116B2 (ja) * | 2015-08-07 | 2019-09-04 | 株式会社三谷バルブ | 内容物放出機構およびこの内容物放出機構を備えたポンプ式製品 |
-
2017
- 2017-09-29 JP JP2017192107A patent/JP6945408B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019064687A (ja) | 2019-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5873247B2 (ja) | ポンプ式泡吐出容器 | |
JP5603753B2 (ja) | ポンプ式泡吐出容器 | |
WO2014119102A1 (ja) | 泡吐出器 | |
JP6745186B2 (ja) | 吐出器用アタッチメント及び吐出器 | |
JP2018083637A (ja) | 泡吐出容器 | |
JP6945408B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP6389770B2 (ja) | ノズル部材 | |
TWI786299B (zh) | 泡沫噴出器及泡沫噴出容器 | |
JP6678074B2 (ja) | 吐出器 | |
JP4911505B2 (ja) | 泡噴出容器 | |
JP6172805B2 (ja) | 泡吐出器 | |
JP6663788B2 (ja) | 吐出器 | |
JP7012531B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP2020049475A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6482386B2 (ja) | 泡吐出器 | |
JP6893745B2 (ja) | フォーマーディスペンサー | |
JP6910286B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP7076304B2 (ja) | 泡吐出器 | |
JP6159609B2 (ja) | フォーマーディスペンサー | |
JP6684667B2 (ja) | 吐出器 | |
JP7134049B2 (ja) | 吐出器 | |
JP7493201B2 (ja) | ポンプディスペンサー | |
WO2023153503A1 (ja) | ポンプディスペンサー | |
JP7241624B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2014028640A (ja) | 吐出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210323 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6945408 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |