JP2018083637A - 泡吐出容器 - Google Patents

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陽一郎 田代
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Abstract

【課題】きめ細かい泡を得ることと、メッシュの目詰まりを抑制又は解消することと、の双方をバランスよく実現しうる泡吐出容器を提供する。【解決手段】泡吐出容器100は、液剤101を貯留する容器本体10と、泡化した液剤101を吐出する吐出口41と、容器本体10から吐出口41に向けて液剤101を送出する送出機構と、液剤101と気体とが混合する気液混合部21と、気液混合部21にて気体と混合した液剤101が、気液混合部21から吐出口41に向けて流動する泡流路と、を備え、泡流路は、下流側に向けて徐々に縮径している縮径部73と、縮径部73の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部74と、を含む管状部70を気液混合部21よりも下流側に有している。【選択図】図4

Description

本発明は、泡吐出容器、及び、泡吐出キャップに関する。
内容物を泡化して吐出する泡吐出容器としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1の泡吐出容器は、液剤ポンプと、液剤ポンプの周囲に配置された気体ポンプと、を有している。液剤ポンプから圧送された液剤と、気体ポンプから圧送された気体とが、液剤ポンプの上方に配置されたボール弁を介して気液混合部に流入し合流することで、液剤が泡化される。気液混合部で生成された泡は、気液混合部の下流側(位置的には気液混合部の上方)に配置されたメッシュを通過することによって、きめ細かい泡となる。
特開2011−156445号公報
ところで、泡をきめ細かいものにしようすると、メッシュを目の細かいものにする必要があり、メッシュが目詰まりする可能性がある。すなわち、泡のきめ細かさと、メッシュの目詰まりのしにくさとの間には、トレードオフの関係がある。
一方、きめ細かい泡を得ることと、メッシュの目詰まりを抑制又は解消することと、の双方をバランスよく実現することに対する要求がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、きめ細かい泡を得ることと、メッシュの目詰まりを抑制又は解消することと、の双方をバランスよく実現しうる泡吐出容器及び泡吐出キャップに関する。
本発明は、液剤を貯留する容器本体と、
泡化した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記容器本体から前記吐出口に向けて前記液剤を送出する送出機構と、
前記液剤と気体とが混合する気液混合部と、
前記気液混合部にて前記気体と混合した前記液剤が、前記気液混合部から前記吐出口に向けて流動する泡流路と、
を備え、
前記泡流路は、
下流側に向けて徐々に縮径している縮径部と、前記縮径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部と、を含む管状部を前記気液混合部よりも下流側に有している泡吐出容器を提供する。
本発明によれば、きめ細かい泡を得ることと、メッシュの目詰まりを抑制又は解消することと、の双方をバランスよく実現しうる。
すなわち、泡吐出容器又は泡吐出キャップが、メッシュの代わりに管状部を有する場合には、泡吐出容器又は泡吐出キャップはメッシュを備えていないため、メッシュが目詰まりすることがない。
また、泡吐出容器又は泡吐出キャップが、メッシュとともに泡をきめ細かくする管状部を有する場合には、メッシュを比較的目が粗いものとすることができるためメッシュの目詰まりを抑制しつつ泡をきめ細かいものにすることができるか、又は、メッシュの目詰まりのしにくさは変わらないものの泡を極めてきめ細かいものにすることができる。
第1の実施形態に係る泡吐出容器の側面図である。 第1の実施形態に係る泡吐出容器のヘッド部の平面図である。 第1の実施形態に係る泡吐出キャップの側断面図であり、図2のIII−III線に沿った断面を示す。 図3の部分拡大図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図6(a)及び図6(b)は第1の実施形態に係る泡吐出容器を用いて得られた泡を示す図である。 比較形態に係る泡吐出容器の一部分を拡大した側断面図である。 図8(a)及び図8(b)は比較形態に係る泡吐出容器を用いて得られた泡を示す図である。 第2の実施形態に係る泡吐出容器の一部分を拡大した側断面図である。 図9のX−X線に沿った断面図である。 第3の実施形態に係る泡吐出容器の一部分を拡大した側断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
以下においては、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200の構成要素の位置関係の説明を簡単にするため、便宜的に、図1及び図3における下方向が下方、上方向が上方、図1及び図3における左方向が前方、図1及び図3における右方向が後方、図1及び図3における紙面の手前側が左方、図1及び図3における紙面の奥側が右方であるものとする。ただし、これらの方向は、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200の製造時及び使用時における方向を制限するものではない。
本実施形態に係る泡吐出容器100は、液剤101を貯留する容器本体10と、泡化した液剤101を吐出する吐出口41と、容器本体10から吐出口41に向けて液剤101を送出する送出機構(例えば、後述する液剤ポンプ)と、液剤101と気体とが混合する気液混合部21と、気液混合部21にて気体と混合した液剤101が気液混合部21から吐出口41に向けて流動する泡流路と、を備えている。
泡流路は、下流側に向けて徐々に縮径している縮径部73と、縮径部73の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部74と、を含む管状部70を気液混合部21よりも下流側に有している。
管状部70は、いわゆるベンチュリ管である。
ここで、泡流路は、泡が通過する中空部分(内部空間)と、中空部分を包囲して画定している実体部分(周囲の壁部分)と、を含む。すなわち、泡流路は、管状部70と、管状部70の内部空間とを含んで構成されている。泡流路の詳細は後述する。
縮径部73が下流側に向けて徐々に縮径しているとは、縮径部73の内部空間の中心軸に対して直交する断面における縮径部73の内径が、下流側に向けて小さくなっていることを意味する。
また、拡径部74が下流側に向けて拡径しているとは、拡径部74の内部空間の中心軸に対して直交する断面における拡径部74の内径が、下流側に向けて大きくなっていることを意味する。
本実施形態の場合、縮径部73の内部空間の中心軸と、拡径部74の内部空間の中心軸とは、互いに同一直線上に配置されている。また、縮径部73の内部空間の中心軸、及び、拡径部74の内部空間の中心軸は、管状部70の中心軸AX1とも一致している。
また、縮径部73の内部空間は、内部に液剤(泡)が存在しない空の状態で、当該内部空間の全体が空洞となっている。同様に、拡径部74の内部空間は、内部に液剤(泡)が存在しない空の状態で、当該内部空間の全体が空洞となっている。
図1及び図3に示すように、泡吐出容器100は、液剤101を常圧で貯留する容器本体10と、容器本体10に対して着脱可能に装着される泡吐出キャップ200と、を備えて構成されている。
換言すれば、泡吐出キャップ200は、泡吐出容器100の構成のうち容器本体10を除く部分により構成されている。
すなわち、泡吐出キャップ200は、液剤101を貯留する容器本体10に装着して用いられる泡吐出キャップ200であって、泡化した液剤101を吐出する吐出口41と、容器本体10から吐出口41に向けて液剤101を送出する送出機構と、液剤101と気体とが混合する気液混合部21と、気液混合部21にて気体と混合した液剤が気液混合部21から吐出口41に向けて流動する泡流路と、を備え、泡流路は上記管状部70を有している。
泡吐出容器100は、気液混合部21及び管状部70を含む構成であるフォーマー機構20を備えており、フォーマー機構20にて液剤101を泡化させる。
泡吐出容器100は、液剤101をフォーマー機構20の気液混合部21にて気体と接触(混合)させることにより、液剤101を泡状に変化させる。本明細書では、泡状の液剤101を泡と呼称して、容器本体10に貯留されている非泡状の液剤101と区別する。
気液混合部21にて生成された泡が管状部70の縮径部73及び拡径部74を通過する過程で、よりきめ細かく均一な泡が生成され、吐出口41から泡が吐出される。
本実施形態の場合、泡吐出容器100は、一般的な泡吐出容器が備えるメッシュを備えておらず、管状部70は、泡をきめ細かくするためのメッシュの代わりの構造である。本実施形態の場合、泡吐出容器100はメッシュを備えていないため、メッシュが目詰まりすることがない。
本実施形態において、液剤101は、水よりも高粘度である。
泡化する前の液剤101の粘度は、特に限定されないが、例えば、B型粘度計で測定して、20℃において1mPa・s以上200mPa・s以下とすることができ、2mPa・s以上100mPa・s以下であることが好ましい。
本実施形態では、液剤101としては、ハンドソープを代表例として挙げることができるが、これに限られず、洗顔料、クレンジング剤、食器用洗剤、整髪料、ボディソープ、髭剃り用クリーム、ファンデーションや美容液等の肌用化粧料、染毛剤、消毒薬など、泡状で用いられる種々のものを例示することができる。
容器本体10の形状は特に限定されないが、例えば、図1に示すように、容器本体10は、胴部11と、胴部11の上側に連接されている円筒状の口頸部13と、胴部11の下端を閉塞している底部14と、を有している。口頸部13の上端には開口が形成されている。
本実施形態の場合、泡吐出容器100は、例えば、機械式のポンプ容器であり、ヘッド部30が押下されることにより、液剤101を泡化し、泡を吐出する。泡吐出容器100は、ヘッド部30の押下操作に連動して作動する液剤ポンプ(送出機構)及び気体ポンプを備えている。すなわち、液剤ポンプによって容器本体10から吐出口41に向けて送出される液剤101と、気体ポンプによって吐出口41に向けて送出される気体とが、気液混合部21にて混合して泡化し、更に、管状部70を通過することによってきめ細かく均一な泡となり、吐出口41から吐出される。
ただし、本発明は、この例に限らず、泡吐出容器は、容器本体が圧搾されることにより泡を吐出するように構成された、いわゆるスクイズボトルであっても良い。また、泡吐出容器は、電動ポンプによって液剤101と気体とをそれぞれ圧送し、これらを混合させて泡化し吐出する電動ディスペンサーであってもよい。
図2に示すように、泡吐出キャップ200は、口頸部13に装着されるキャップ部110と、キャップ部110に固定されていて液剤ポンプ及び気体ポンプのシリンダを構成するシリンダ部120と、ヘッド部30と、を備えている。ヘッド部30は、押下操作を受け付ける操作受部31と、操作受部31から垂下している円筒状(円管状)の筒部32と、を有する。
キャップ部110は、螺合等の止着方法によって口頸部13に対して着脱可能に装着される円筒状の装着部111と、装着部111の上端部を閉塞している環状閉塞部112と、環状閉塞部112の中央部から上方に起立している起立筒部113と、を備えている。
キャップ部110の装着部111が口頸部13に装着されることにより、泡吐出キャップ200の全体が口頸部13に装着されるとともに、泡吐出キャップ200によって口頸部13の開口が閉塞される。この状態では、シリンダ部120の上端部に設けられたパッキン190が口頸部13の上端に対して周回状に気密に密着し、容器本体10の内部空間が密閉される。
シリンダ部120は、キャップ部110の環状閉塞部112の下面側に対して上端部が固定された円筒形状の気体シリンダ構成部121と、気体シリンダ構成部121よりも小径の円筒形状の液剤シリンダ構成部122と、気体シリンダ構成部121の下端部と液剤シリンダ構成部122の上端部とを相互に連結している環状連結部123と、を備えており、液剤シリンダ構成部122は環状連結部123の内周縁から垂下している。
更に、泡吐出キャップ200は、ヘッド部30の筒部32の下端部に挿入固定されて筒部32から下方に延びているピストンガイド130と、ピストンガイド130の下端に挿入固定されてピストンガイド130から下方に突出している液ピストン140と、を備えている。したがって、ヘッド部30、ピストンガイド130及び液ピストン140は一体に上下動する。
更に、泡吐出キャップ200は、ピストンガイド130の上部に対して相対的に上下動可能な遊挿状態で外嵌されている気体ピストン150と、気体ピストン150に設けられている吸入弁部材155と、を備えている。
更に、泡吐出キャップ200は、上下に長尺な棒状のポペット160を備えている。ポペット160は、液ピストン140を貫通した状態で、ピストンガイド130の内部から液剤シリンダ構成部122の内部に亘って挿通されている。ポペット160は、液ピストン140及びピストンガイド130に対して相対的に上下動可能であるとともに、液剤シリンダ構成部122に対しても相対的に上下動可能となっている。
更に、泡吐出キャップ200は、ポペット160が遊挿状態で挿通されているコイルバネ170と、ピストンガイド130の上端部に形成された収容空間132に収容されているボール弁180と、ボール弁180の上方に配置されている筒状のリング部材60と、を備えている。リング部材60は、例えば、周知の泡吐出容器も備える部材である。
リング部材60は、軸方向が上下方向に延在する姿勢で配置されており、当該リング部材60の下部は収容空間132内に挿入されている。
リング部材60の下端は、ボール弁180の上方移動を規制している。
ここで、気液混合部21は、例えば、収容空間132とリング部材60の内部空間とを含んで構成されている。すなわち、リング部材60は気液混合部21の一部分を構成している。
また、リング部材60の上方には、管状部70が配置されている。すなわち、縮径部73と拡径部74とを含む管状部70は、リング部材60よりも下流側に配置されている。
図4に示すように、管状部70は、当該管状部70の中心軸AX1が上下に延在する姿勢で、筒部32の内部に嵌入固定されている。すなわち、管状部70は上下に延在している。
このように、泡吐出容器100は、容器本体10に装着される装着部111と、装着部111に対して上下動可能に装着部111に保持され装着部111に対して相対的に押し下げられることにより液剤が通過するヘッド部30と、を備え、ヘッド部30内に管状部70が設けられている。
これにより、泡吐出容器100内の限られたスペースに好適に管状部70を配置することが可能となっている。
より詳細には、ヘッド部30は、上下に延在する筒部32を有し、筒部32内に管状部70が設けられている。
管状部70の外周面は円筒形状となっており、管状部70の外径は、筒部32の内径と略等しく設定されている。
管状部70は、例えば、直管形状(例えば円筒形状)の直管部72と、直管部72の下流側(上側)に連接されている縮径部73と、縮径部73の下流側(上側)に連接されている拡径部74と、を含んで構成されている。
直管部72、縮径部73及び拡径部74は、互いに同軸に配置されている。
なお、ここでは、縮径部73と拡径部74とが相互に連接されている例を説明するが、縮径部73と拡径部74との間には直管状の部分が介在していてもよい。
上述のように、縮径部73は、下流側に向けて徐々に縮径しており、拡径部74は、下流側に向けて徐々に拡径している。
好ましくは、縮径部73は、下流側に向けて連続的に縮径しており、拡径部74は、下流側に向けて連続的に拡径している。
より詳細には、例えば、縮径部73は下流側に向けてテーパー状に縮径しており、拡径部74は、下流側に向けてテーパー状に拡径している。したがって、縮径部73の内径は下流側に向けてリニアに減少しており、拡径部74の内径は下流側に向けてリニアに増大している。
縮径部73の内部領域は、中心軸が上下に延在する円錐台形状に形成されており、拡径部74の内部領域は、中心軸が上下に延在する逆円錐台形状に形成されている。
ただし、本発明は、この例に限らず、縮径部73の内径は下流側に向けて曲線状(二次曲線状など)に減少していてもよいし、拡径部74の内径は下流側に向けて曲線状(二次曲線状など)に増大していてもよい。
また、例えば、縮径部73の上流端(下端)の内径は、直管部72の内径と等しく、縮径部73の下流端(上端)の内径は、拡径部74の上流端(下端)の内径と等しい。
拡径部74の下流端(上端)は、操作受部31内の連絡流路36(後述)に連通している。
ここで、縮径部73の上流端73a(図4)における開口面積S1と、縮径部73の下流端73b(図4)における開口面積S2との比(S2/S1)は、0.005≦(S2/S1)であることが好ましく、(S2/S1)≦0.8であることが好ましい。また、0.02≦(S2/S1)であることが更に好ましく、(S2/S1)≦0.2であることが更に好ましい。
また、本実施形態のように縮径部73が直線テーパー状である場合、縮径部73の中心軸と縮径部73の内周面73cとのなす角度α(図4)は、1度≦αであることが好ましく、α≦50度であることが好ましい。また、33度≦αであることが更に好ましく、α≦45度であることが更に好ましい。ここで、角度αは、縮径部73の中心軸を含む断面における中心軸と内周面73cとの角度である。
また、本実施形態のように拡径部74が直線テーパー状である場合、拡径部74の中心軸と拡径部74の内周面74cとのなす角度β(図4)は、1度≦βであることが好ましく、β≦50度であることが好ましい。また、2度≦βであることが更に好ましく、β≦13度であることが更に好ましい。ここで、角度βは、拡径部74の中心軸を含む断面における中心軸と内周面74cとの角度である。
なお、本実施形態の場合、縮径部73の下流端73bと拡径部74の上流端74a(図4)とが一致しており、拡径部74の上流端74aにおける開口面積は、縮径部73の下流端73bにおける開口面積S2と等しい。
また、拡径部74の下流端74b(図4)における開口面積は、例えば、縮径部73の上流端73aにおける開口面積S1と等しい。
また、縮径部73の中心軸方向における長さL1(図4)と、拡径部74の中心軸方向における長さL2(図4)との比(L2/L1)は、0.6≦(L2/L1)であることが好ましく、(L2/L1)≦16であることが好ましい。また、0.2≦(L2/L1)であることが更に好ましく、(L2/L1)≦5であることが更に好ましい。
気体ポンプのシリンダ(気体シリンダ)は、気体シリンダ構成部121と環状連結部123とを備えて構成されており、気体ポンプのピストンは、気体ピストン150により構成されている。気体シリンダ構成部121の内部空間において、気体ピストン150と環状連結部123との間の部分が、気体ポンプ室210となっている。気体ポンプ室210の容積は、気体ピストン150の上下動に伴って拡縮する。
液剤ポンプのシリンダ(液剤シリンダ)は、液剤シリンダ構成部122を備えて構成されており、液剤ポンプのピストンは、液ピストン140を備えて構成されている。液剤ポンプ室220は、後述する液剤排出弁と液剤吸入弁との間の空間であり、液剤ポンプ室220の容積は、液ピストン140の上下動に伴って拡縮する。
液剤シリンダ構成部122の下部の内周には、コイルバネ170の下端を受けるバネ受部126が、等角度間隔などの所定間隔で形成されている。液剤シリンダ構成部122の下端部の内周面は、ポペット160の下端部により構成された弁体162が液密に密着可能な弁座127を構成している。弁体162と弁座127とにより液剤吸入弁が構成されている。
シリンダ部120は、円筒状のチューブ保持部125を下端に備え、該チューブ保持部125に対してディップチューブ128の上端部が挿入されることによって、該ディップチューブ128がシリンダ部120に保持されている。このディップチューブ128を介して、容器本体10内の液剤101を液剤ポンプ室220内に吸引可能となっている。
ヘッド部30の筒部32は、キャップ部110の起立筒部113に挿入されている。筒部32は、装着部111によって間接的に(シリンダ部120、コイルバネ170、液ピストン140及びピストンガイド130を介して間接的に)支持されている。
ヘッド部30は、コイルバネ170の付勢に抗して、図3に示す上死点から下死点(不図示)までの範囲内で、キャップ部110に対する相対的な押下操作が可能であり、押下操作が解除されるとコイルバネ170の付勢に従って上死点に復帰する。
ヘッド部30は、操作受部31から前方に向けて突出しているノズル部40を一体に有している。図2に示すように、ノズル部40は操作受部31よりも幅狭に形成されている。
ノズル部40の内部空間である流路37は、操作受部31の内部空間である連絡流路36を介して、管状部70の内部空間と連通している。ノズル部40の先端(流路37の先端)には吐出口41が形成されている。
流路37の形状は、特に限定されないが、例えば、四角柱形状となっている。ただし、流路37は、円柱形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。本実施形態の場合、流路37の中心軸は、水平に延在している。
また、連絡流路36の形状も、特に限定されないが、例えば、図4及び図5に示すように、扁平な円柱形状となっている。ただし、連絡流路36は、四角柱形状又は他の角柱形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。
ヘッド部30が押し下げられていない通常の状態(通常状態)においては、コイルバネ170の作用により、キャップ部110及びシリンダ部120に対するヘッド部30の上下方向位置が上限位置(上死点)に維持される。この上限位置は、例えば、気体ピストン150の後述するピストン部152の上端が環状閉塞部112に当接する位置となっている。
一方、コイルバネ170の付勢に抗してヘッド部30が押し下げられることにより、ヘッド部30はキャップ部110及びシリンダ部120に対して相対的に下降する。ヘッド部30の下限位置(下死点)は、例えば、ピストンガイド130の後述するフランジ部133の下端がシリンダ部120の環状連結部123に当接する位置となっている。
ピストンガイド130は、上下に長尺な円筒状(円管状)に形成されており、当該ピストンガイド130の上端部の内部には、円筒状の弁座部131が形成されている。
ボール弁180は、弁座部131とリング部材60の下端との間において、僅かに上下動可能に保持されている。ボール弁180と弁座部131とにより液剤排出弁が構成されている。
収容空間132は、弁座部131の中央に形成された貫通孔131aを介して、ピストンガイド130における弁座部131よりも下側の内部空間(液剤ポンプ室220の上部)と連通している。
ピストンガイド130の上下方向における中央部にはフランジ部133が形成されており、フランジ部133の上面には円環状の弁構成溝134が形成されている。
ピストンガイド130におけるフランジ部133よりも上方の部分には、気体ピストン150の筒状部151(後述)が遊挿状態で外嵌されている。
フランジ部133上面の弁構成溝134と、気体ピストン150の筒状部151の下端部と、により気体排出弁が構成されている。
ピストンガイド130において筒状部151が外嵌されている部分の外周面には、それぞれ上下に延在する複数の流路構成溝(不図示)が形成されている。この流路構成溝と気体ピストン150の筒状部151の内周面との間隙は、気体ポンプ室210から気体排出弁を介して流出する気体が通過する流路(不図示)を構成している。
ピストンガイド130におけるフランジ部133よりも下側の部分は、液剤シリンダ構成部122に挿通可能であり、ピストンガイド130が上下動する際に液剤シリンダ構成部122によってガイドされる。
ピストンガイド130の内周面において弁座部131よりも下側の部分(ただし、液ピストン140が固定されている部分よりも上側の部分)には、上下に延在する複数のリブ136が形成されている。これらリブ136は、ポペット160に対して圧接状態で接触可能である。
液ピストン140は、円筒状に形成されている。液ピストン140においてピストンガイド130の下方に突出している部分には、径方向外方に張り出した形状の外周ピストン部141が形成されている。
外周ピストン部141は、液剤シリンダ構成部122に挿入され、且つ、外周ピストン部141の内周面に対して周回状に液密に接しており、液剤シリンダ構成部122の内周面に対して上下に摺動可能となっている。
外周ピストン部141の内周面は、コイルバネ170の上端を受ける斜め段差形状のバネ受部142を含んでいる。
液ピストン140の上端部は、他部よりも内径が小さい括れ部143となっている。
気体ピストン150は、円筒状に形成されているとともにピストンガイド130に対して遊挿状態で外嵌されている筒状部151と、筒状部151から径方向外方に張り出しているピストン部152と、ピストン部152の周縁部に形成された外周リング部153と、を備えている。
外周リング部153は、気体シリンダ構成部121の内周面に対して周回状に気密に接しており、気体ピストン150が上下動する際に、気体シリンダ構成部121の内周面に対して摺動する。
ピストンガイド130に対する気体ピストン150の相対移動(上下動)の下限位置は、筒状部151の下端部が弁構成溝134に突き当たって気体排出弁が閉状態となる位置である。
ここで、筒部32の下端部の内周面は、ピストンガイド130及び筒部32に対して筒状部151が上昇することを規制する上動規制部32aを含んでいる。ピストンガイド130に対する気体ピストン150の相対移動(上下動)の上限位置は、筒状部151の下端部が弁構成溝134から離間することにより気体排出弁が開状態となり、且つ、筒状部151の上端部が上動規制部32aにより移動規制される位置である。
ピストン部152における筒状部151の近傍の部分には、当該ピストン部152を上下に貫通している複数の吸入開口154が形成されている。
吸入弁部材155は、環状に形成されており、気体ピストン150の筒状部151に外嵌固定されている。吸入弁部材155は、径方向外方に張り出した環状の膜である弁体を有している。
吸入弁部材155の弁体とピストン部152の下面とにより、気体吸引弁が構成されている。
ポペット160の上端部161は、ポペット160の上下方向における中間部よりも大径、且つ、液ピストン140の括れ部143の内径よりも大径に形成されており、ピストンガイド130の複数のリブ136に対して圧接状態で接触するようになっているとともに、下方への移動が括れ部143によって規制されている。
ポペット160の下端部の弁体162は、ポペット160の上下方向における中間部よりも大径に形成されている。弁体162の上端部には、コイルバネ170から下向きの付勢を受けるバネ受部162aが形成されている。
コイルバネ170は、シリンダ部120の下部のバネ受部126と液ピストン140のバネ受部142との間に圧縮状態で保持されている。コイルバネ170は、シリンダ部120から反力を得て、液ピストン140、ピストンガイド130及びヘッド部30を上方に付勢している。コイルバネ170の下端は、バネ受部126だけでなくポペット160のバネ受部162aを下方に付勢するようになっている。
ポペット160は、バネ受部162aとバネ受部126の上端の高さ位置どうしが揃う位置よりも僅かに下方に移動可能となっている。
ヘッド部30が押下されてピストンガイド130が下降する際に、ピストンガイド130の複数のリブ136とポペット160の上端部161との摩擦によりポペット160がピストンガイド130に従動することで、ポペット160の弁体162の下面がシリンダ部120の弁座127に対して液密に密着するようになっている。このとき、バネ受部162aはコイルバネ170の下端から離間して下降する。
弁体162の下面が弁座127に密着した後、さらにヘッド部30、ピストンガイド130及び液ピストン140が一体に下降する際には、弁体162の下降は弁座127によって規制されるようになっている。このため、ピストンガイド130の複数のリブ136がポペット160の上端部161に対して摩擦的に摺動しながら、ピストンガイド130がポペット160に対して相対的に下降するようになっている。
一方、ヘッド部30に対する押下操作が解除されて、液ピストン140、ピストンガイド130及びヘッド部30がコイルバネ170の付勢に従って一体に上昇する際には、先ず、バネ受部162aがコイルバネ170の下端に当接するまでポペット160がピストンガイド130に従動して上昇するようになっている。これにより、弁体162と弁座127とが離間する。
その後、液ピストン140、ピストンガイド130及びヘッド部30は、引き続き、コイルバネ170の付勢に従って一体に上昇するようになっている。このとき、ポペット160の上昇はコイルバネ170によって規制されるため、ポペット160の上端部161がピストンガイド130の複数のリブ136に対して摩擦的に摺動しながら、ピストンガイド130がポペット160に対して相対的に上昇するようになっている。
このように、ポペット160の弁体162は、コイルバネ170の下端と弁座127との間隙において僅かな上下動が許容されており、弁体162が上下動することにより液剤ポンプ室220の下端部の液剤吸入弁が開閉するようになっている。
また、気体シリンダ構成部121には、当該気体シリンダ構成部121の内外を貫通している貫通孔129が形成されている。図3に示すようにヘッド部30が上死点に位置する状態では、貫通孔129は後述する気体ピストン150の外周リング部153によって塞がれるようになっている。
ここで、気体ポンプ室210及び液剤ポンプ室220からフォーマー機構20の気液混合部21への気体及び液剤101の供給経路についてそれぞれ説明する。
ヘッド部30が押下操作されることにより液剤ポンプ室220及び気体ポンプ室210が収縮する。このとき、液剤ポンプ室220内の液剤101が加圧されることにより、ボール弁180と弁座部131とにより構成される液剤排出弁が開き、液剤ポンプ室220内の液剤101が液剤排出弁を介して収容空間132の内部、すなわち気液混合部21に供給されるようになっている。
また、気体ポンプ室210内の気体が加圧されるため気体ピストン150がピストンガイド130に対して僅かに上昇し、気体排出弁が開く。よって、気体ポンプ室210内の気体が、気体排出弁と、筒状部151とピストンガイド130との間の図示しない流路と、を介して、その上方に位置する筒状気体流路212に送気されるようになっている。筒状気体流路212は、ピストンガイド130の上端部の外周面と、筒部32の下端部の内周面と、の間隙により構成されている。
気体ポンプ室210からの気体は、更に、筒状気体流路212の上方に位置する流路213に送気される。例えば、筒部32の下端部の内周面に、上下に延在する3つの溝32bが等間隔で形成されており、これにより、ピストンガイド130の上端部の周囲に3つの流路213が形成されている。流路213の上端はピストンガイド130の上端よりも上方に達している。
流路213の上端は、リング部材60の下部とピストンガイド130の上端との間隙を介して、収容空間132と連通している。
よって、気体ポンプ室210から圧送される気体は、気液混合部21に流入するようになっている。
本実施形態の場合、泡流路は、管状部70と、管状部70の内部空間と、操作受部31と、操作受部31の内部空間である連絡流路36と、ノズル部40と、ノズル部40の内部空間である流路37と、を含んで構成されている。
泡吐出容器100は以上のように構成されている。
次に、動作を説明する。
ヘッド部30が押下操作されていない通常状態では、図3に示すように、ヘッド部30は上死点位置に存在している。
この状態では、バネ受部162aがコイルバネ170の下端に接しており、弁体162は弁座127から僅かに上方に離間している。つまり、液剤吸引弁は開状態である。また、ボール弁180は弁座部131に接しており、液剤排出弁は閉状態である。
また、筒状部151の下端部は弁構成溝134に嵌入しており、気体排出弁は閉状態である。また、吸入弁部材155の弁体はピストン部152の下面に接触しており、気体吸引弁は閉状態である。また、気体シリンダ構成部121の貫通孔129は、気体ピストン150の外周リング部153によって塞がれている。
ヘッド部30が押下されることにより、ヘッド部30と一体にピストンガイド130及び液ピストン140が下降する。この下降に伴い、コイルバネ170が圧縮されるとともに、液剤ポンプ室220の容積が縮小する。
ピストンガイド130及び液ピストン140が下降する過程の初期において、ポペット160は、ピストンガイド130のリブ136との摩擦によりピストンガイド130に従動して僅かに下降する。これにより、弁体162が弁座127に対して液密に密着し、液剤吸引弁が閉状態となる。
液吸引弁が閉状態となった後、更に液ピストン140が下降することにより、液剤ポンプ室220内の液剤101が加圧され、当該液剤101が上方に圧送される。つまり、液剤101の圧力によってボール弁180が弁座部131から浮き上がり、液剤排出弁が開状態となるとともに、液剤101が、液剤ポンプ室220から液剤排出弁を介して気液混合部21に流入する。
また、液ピストン140及びピストンガイド130が下降する過程の初期において、気体ピストン150はピストンガイド130に対して相対的に上昇(ただし、気体ピストン150は、シリンダ部120に対しては実質的に静止又は僅かに下降)する。これにより、筒状部151の下端部が弁構成溝134から上方に離間することによって気体排出弁が開状態となる。
その後、筒状部151の上端部が筒部32の上動規制部32aに接触することにより、ヘッド部30及びピストンガイド130に対する気体ピストン150の相対的な上昇が規制され、以降、気体ピストン150はヘッド部30及びピストンガイド130と一体的に下降する。これにより、気体ポンプ室210内の気体が加圧される。
よって、気体ポンプ室210内の気体は、気体排出弁、筒状気体流路212及び流路213等を介して気液混合部21に流入する。
なお、ヘッド部30の押し下げ時には、吸入弁部材155の弁体がピストン部152の下面に密着することにより吸入開口154が下側から閉塞される。
したがって、液剤101と気体とが気液混合部21にて接触及び混合されて粗い泡が生成される。 気液混合部21において生成された泡は、リング部材60の内部を上方に向けて通過して、リング部材60の上方に配置された管状部70内に流入する。
管状部70に流入した泡は、直管部72、縮径部73及び拡径部74をこの順に通過する過程で、よりきめ細かく均一な泡となる。
この泡は、連絡流路36及び流路37をこの順に通過して、ノズル部40の吐出口41から吐出される。
その後、ヘッド部30に対する押下操作が解除されると、コイルバネ170が弾性復帰することにより伸長する。このため、液ピストン140がコイルバネ170により付勢されて上昇し、液ピストン140と一体にピストンガイド130及びヘッド部30が上昇する。この際には、液剤ポンプ室220が拡大することにより液剤ポンプ室220が負圧となるためボール弁180は弁座部131に接触し、液剤排出弁は閉状態となる。
ピストンガイド130が上昇する過程で、ポペット160はリブ136との摩擦によりピストンガイド130に従動して僅かに上昇する。これにより、弁体162が弁座127から離間し、液吸引弁が開状態となる。弁体162のバネ受部162aがコイルバネ170の下端に接触して以降は、ポペット160の上昇は停止し、リブ136がポペット160に対して摺動しながら、ピストンガイド130が上昇する。
ピストンガイド130及び液ピストン140が更に上昇して液剤ポンプ室220が拡大することにより、容器本体10内の液剤101がディップチューブ128を介して液剤ポンプ室220内に吸引される。
また、ピストンガイド130が上昇する過程で、ピストンガイド130は気体ピストン150に対して相対的に上昇し、フランジ部133の弁構成溝134に対し、気体ピストン150の筒状部151の下端が嵌入する。これにより、気体排出弁が閉状態となる。
ピストンガイド130が更に上昇する際には、気体ピストン150はピストンガイド130と一体に上昇する。
気体ピストン150が上昇して気体ポンプ室210が拡大することにより、気体ポンプ室210内が負圧となるため、吸入弁部材155の弁体がピストン部152の下面から離間して気体吸入弁が開状態となる。これにより、泡吐出容器100の外部の気体が、起立筒部113と筒部32との間隙、ピストン部152の吸入開口154、及び、気体吸入弁を介して、気体ポンプ室210内に流入する。
ヘッド部30、ピストンガイド130、液ピストン140及び気体ピストン150の上昇は、例えば、環状閉塞部112によってピストン部152の上昇が規制されることによって停止する。
なお、押下操作解除後のヘッド部30等の上昇時に、容器本体10内の液剤101が液剤ポンプ室220内に吸引されることにより、容器本体10内における液剤101の液面よりも上方の空間は、容積が拡大するため負圧となる。
ただし、その後にヘッド部30が押下されて、貫通孔129が外周リング部153によって塞がれた状態から塞がれていない状態に移行することにより、泡吐出容器100の外部の気体が、起立筒部113と筒部32との間隙、環状閉塞部112とピストン部152との間隙、及び、貫通孔129を介して、容器本体10内に流入する。これにより、容器本体10内における液剤101の液面よりも上方の空間は大気圧に復帰する。
ここで説明した泡吐出キャップ200の構造および動作は一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、その他の広く知られている構造のものを本実施形態に適用しても何ら差し支えが無い。
ここで、本実施形態に係る泡吐出容器100を用いて得られた泡の例を図6(a)及び図6(b)に示す。
図6(a)は、泡吐出容器100から吐出され且つシャーレに採取された泡を上方から撮像した画像を示している。図6(b)はその泡の顕微鏡写真である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、泡は、きめ細かく均一なものとなっている。すなわち、本実施形態に係る泡吐出容器100は、メッシュを備えていないにもかかわらず、きめ細かく均一な泡を吐出することができる。
図7は比較形態に係る泡吐出容器の一部分を拡大した側断面図である。
比較形態に係る泡吐出容器は、管状部70を備えていない点で、本実施形態に係る泡吐出容器100と相違しており、その他の点では、本実施形態に係る泡吐出容器100と同様に構成されている。
すなわち、比較形態に係る泡吐出容器の泡流路は、筒部32におけるリング部材60よりも上方の部分と、その内部空間と、操作受部31と、操作受部31の内部空間である連絡流路36と、ノズル部40と、ノズル部40の内部空間である流路37と、を含んで構成されている。
図8(a)は、比較形態に係る泡吐出容器から吐出され且つシャーレに採取された泡を上方から撮像した画像を示している。図8(b)はその泡の顕微鏡写真である。
図8(a)及び図8(b)に示すように、比較形態に係る泡吐出装置を用いて得られた泡は、実施形態に係る泡吐出容器100を用いて得られた泡(図6(a)、図6(b))と比べて粗いものとなっている。
すなわち、泡は、本実施形態に係る泡吐出容器100の管状部70を通過することによって、きめ細かく均一なものとなることが分かる。
以上のような第1の実施形態によれば、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200は、気液混合部21にて気体と混合した液剤101が気液混合部21から吐出口41に向けて流動する泡流路と、を備え、泡流路は、下流側に向けて徐々に縮径している縮径部73と、縮径部73の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部74と、を含む管状部70を気液混合部21よりも下流側に有している。
そして、泡が管状部70を通過することで、泡がきめ細かく均一なものとすることができる。
本実施形態の場合、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200は、一般的なメッシュの代わりに管状部70を有している。すなわち、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200はメッシュを備えていない。よって、メッシュが目詰まりすることがない。
〔第2の実施形態〕
図9は第2の実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200の一部分を拡大した側断面図であり、図10は図9のX−X線に沿った断面図である。
本実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200は、以下に説明する第2管状部80を備えている点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200と相違しており、その他の点では、第1の実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200と同様に構成されている。
すなわち、本実施形態の場合、泡流路は、管状部70の拡径部74の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に縮径している第2縮径部83と、第2縮径部83の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している第2拡径部84と、を含む第2管状部80を有している。
第2管状部80は、いわゆるベンチュリ管である。
第2縮径部83が下流側に向けて徐々に縮径しているとは、第2縮径部83の内部空間の中心軸に対して直交する断面における第2縮径部83の内径が、下流側に向けて小さくなっていることを意味する。
また、第2拡径部84が下流側に向けて拡径しているとは、第2拡径部84の内部空間の中心軸に対して直交する断面における第2拡径部84の内径が、下流側に向けて大きくなっていることを意味する。
本実施形態の場合、第2縮径部83の内部空間の中心軸と、第2拡径部84の内部空間の中心軸とは、互いに同一直線上に配置されている。また、第2縮径部83の内部空間の中心軸、及び、第2拡径部84の内部空間の中心軸は、第2管状部80の中心軸AX2とも一致している。
また、第2縮径部83の内部空間は、内部に液剤(泡)が存在しない空の状態で、当該内部空間の全体が空洞となっている。同様に、第2拡径部84の内部空間は、内部に液剤(泡)が存在しない空の状態で、当該内部空間の全体が空洞となっている。
上記のように、管状部70は上下に延在している。
一方、第2管状部80は、管状部70に対して交差する方向に延在している。
すなわち、図9に示すように、第2管状部80の中心軸AX2は、管状部70の中心軸AX1に対して交差している。
より詳細には、例えば、第2管状部80は、管状部70に対して直交する方向に延在している。すなわち、第2管状部80の中心軸AX2は、管状部70の中心軸AX1に対して直交している。
本実施形態の場合、第2管状部80は水平に延在している。すなわち、図9に示すように、第2管状部80の中心軸AX2は水平に延在している。
第2管状部80は、例えば、四角柱形状に形成されており、流路37内に嵌入固定されている。
例えば、第2縮径部83と第2拡径部84とは相互に連接されている。すなわち、図9において、第2縮径部83の左側に第2拡径部84が連接されている。
第2縮径部83と第2拡径部84とは、互いに同軸に配置されている。
なお、ここでは、第2縮径部83と第2拡径部84とが相互に連接されている例を説明するが、第2縮径部83と第2拡径部84との間には直管状の部分が介在していてもよい。
上述のように、第2縮径部83は、下流側に向けて徐々に縮径しており、第2拡径部84は、下流側に向けて徐々に拡径している。
好ましくは、第2縮径部83は、下流側に向けて連続的に縮径しており、第2拡径部84は、下流側に向けて連続的に拡径している。
より詳細には、例えば、第2縮径部83は下流側(前側:図9及び図10において左側)に向けてテーパー状に縮径しており、第2拡径部84は、下流側(前側:図9及び図10において左側)に向けてテーパー状に拡径している。したがって、第2縮径部83の内径は下流側に向けてリニアに減少しており、第2拡径部84の内径は下流側に向けてリニアに増大している。
第2縮径部83の内部領域は、中心軸が水平且つ前後に延在し、前方に向けて縮径する円錐台形状に形成されており、第2拡径部84の内部領域は、中心軸が水平且つ前後に延在し、前方に向けて拡径する円錐台形状に形成されている。
ただし、本発明は、この例に限らず、第2縮径部83の内径は下流側に向けて曲線状(二次曲線状など)に減少していてもよいし、第2拡径部84の内径は下流側に向けて曲線状(二次曲線状など)に増大していてもよい。
また、例えば、第2縮径部83の下流端(前端、図9及び図10において左端)の内径は、第2拡径部84の上流端(後端:図9において右端)の内径と等しい。
第2縮径部83の上流端は、操作受部31内の連絡流路36に連通している。
また、本実施形態の場合、第2拡径部84の下流端(前端、図9及び図10において左端)によって吐出口41が構成されている。
ここで、第2縮径部83の上流端83b(図9)における開口面積S3と、第2縮径部83の下流端83c(図9)における開口面積S4との比(S4/S3)は、0.005≦(S4/S3)であることが好ましく、(S4/S3)≦0.8であることが好ましい。また、0.02≦(S4/S3)であることが更に好ましく、(S4/S3)≦0.2であることが更に好ましい。
また、第2縮径部83の中心軸と第2縮径部83の内周面とのなす角度は、第1実施形態で説明した角度αと同様の範囲であることが好ましい。
また、第2拡径部84の中心軸と第2拡径部84の内周面とのなす角度は、第1実施形態で説明した角度βと同様の範囲であることが好ましい。
なお、本実施形態の場合、第2縮径部83の下流端83cと第2拡径部84の上流端84b(図9)とが一致しており、第2拡径部84の上流端84bにおける開口面積は、第2縮径部83の下流端83cにおける開口面積S4と等しい。
また、第2拡径部84の下流端84c(図9)における開口面積は、例えば、第2縮径部83の上流端83bにおける開口面積S3と等しい。
また、第2縮径部83の中心軸方向における長さL3(図9)と、第2拡径部84の中心軸方向における長さL4(図9)との比(L4/L3)は、0.6≦(L4/L3)であることが好ましく、(L4/L3)≦16であることが好ましい。また、0.2≦(L4/L3)であることが更に好ましく、(L4/L3)≦5であることが更に好ましい。
本実施形態の場合、泡流路は、管状部70と、管状部70の内部空間と、操作受部31と、連絡流路36と、第2管状部80と、第2管状部80の内部空間と、を含んで構成されている。
また、フォーマー機構20は、気液混合部21(収容空間132及びリング部材60)、管状部70及び第2管状部80を含んで構成されている。
ここで、第2拡径部84の内周面における下縁84a、すなわち図9に示す断面における第2拡径部84の下縁84aは、前方に向けて下り傾斜している。これにより、第2拡径部84内における泡の吐出口41からの排出を促すことできるため、第2拡径部84内における泡の残留を抑制できる。
また、本実施形態の場合、第2縮径部83の内周面における下縁83a、すなわち図9に示す断面における第2縮径部83の下縁83aは、後方に向けて下り傾斜している。このため、第2縮径部83に残留した泡は、連絡流路36側及び管状部70側に逆流しうる。ただし、連絡流路36側又は管状部70側に逆流した泡は、ヘッド部30に対する次回の押下操作によって第2管状部80を通過することで、きめ細かい泡となって吐出口41から吐出される。
なお、下縁83aも前方に向けて下り傾斜するように、第2管状部80の中心軸AX2が前方に向けて下り傾斜していてもよい。この場合、第2縮径部83内における泡の吐出口41からの排出を促すことできるため、第2縮径部83内における泡の残留を抑制できる。
本実施形態の場合も、ヘッド部30が押下されることによって気液混合部21において生成された泡は、リング部材60の内部を上方に向けて通過し、更に管状部70を通過することによって、よりきめ細かく均一な泡となる。
また、泡が連絡流路36を経て第2管状部80の第2縮径部83及び第2拡径部84をこの順に通過することによって、更にきめ細かく均一なものとなり、吐出口41から吐出される。
以上のような第2の実施形態によれば、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200は、泡流路が管状部70の下流側に第2管状部80を備えていることによって、泡を更にきめ細かく均一にすることができる。
また、管状部70と第2管状部80とが互いに交差して配置されているため、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200が一方向(例えば上下方向)に過度に長尺なものとなってしまうことを抑制でき、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200の大寸法化を抑制できるし、操作受部31に対する押下操作を安定的に行うことが可能となる。
〔第3の実施形態〕
図11は第3の実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200の一部分を拡大した側断面図である。
本実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200は、以下に説明するメッシュ保持リング50及びメッシュ51を備えている点で、上記の第1の実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200と相違しており、その他の点では、第1の実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200と同様に構成されている。
図11に示すように、メッシュ保持リング50は、円筒状の部材であり、中心軸方向が上下に延在する姿勢となって、リング部材60の上部に収容されている。
メッシュ保持リング50の軸方向における片側の開口にはメッシュ51が設けられている。
より詳細には、リング部材60の上部の内部には、2つのメッシュ保持リング50が相互に積み重ねられた状態で嵌入固定されている。2つのメッシュ保持リング50のうち下側のメッシュ保持リング50のメッシュ51は当該メッシュ保持リング50の下端に位置し、上側のメッシュ保持リング50のメッシュ51は当該メッシュ保持リング50の上端に位置している。
なお、本実施形態の場合、泡流路は、2つのメッシュ保持リング50と、2つのメッシュ保持リング50の内部空間と、管状部70と、管状部70の内部空間と、操作受部31と、連絡流路36と、ノズル部40と、流路37と、を含んで構成されている。
また、フォーマー機構20は、気液混合部21(収容空間132及びリング部材60の下部)、2つのメッシュ保持リング50、2つのメッシュ51及び管状部70を含んで構成されている。
本実施形態の場合、ヘッド部30が押下されることによって気液混合部21において生成された泡は、リング部材60内のメッシュ51を通過することによって、よりきめ細かく均一な泡となり、その後、管状部70を通過することによって、更にきめ細かく均一な泡となる。
以上のような第3の実施形態によれば、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200がメッシュ51を備えている。すなわち、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200は、メッシュ51とともに泡をきめ細かくする管状部70を備えている。
よって、メッシュ51を比較的目が粗いものとすることができるため、メッシュ51の目詰まりを抑制しつつ、泡をきめ細かいものにすることができる。または、メッシュ51の目詰まりのしにくさは変わらないものの泡を極めてきめ細かいものにすることもできる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記の第2の実施形態では、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200が2段の管状部(管状部70及び第2管状部80)を備える例を説明したが、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200が3段以上の管状部を備えていてもよい。すなわち、本発明は、複数段の管状部を備える構成を包含する。
また、上記の第2の実施形態では、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200が管状部70及び第2管状部80を備える例を説明したが、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200が管状部70を備えていなくてもよい。すなわち、泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200は、ノズル部40内に配置された管状部を有している一方で、筒部32内に配置された管状部を有していなくてもよい。
また、上記の第3の実施形態に係る泡吐出容器100及び泡吐出キャップ200が、第2の実施形態で説明した第2管状部80を備えていてもよい。
また、上記の実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>液剤を貯留する容器本体と、
泡化した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記容器本体から前記吐出口に向けて前記液剤を送出する送出機構と、
前記液剤と気体とが混合する気液混合部と、
前記気液混合部にて前記気体と混合した前記液剤が、前記気液混合部から前記吐出口に向けて流動する泡流路と、
を備え、
前記泡流路は、
下流側に向けて徐々に縮径している縮径部と、前記縮径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部と、を含む管状部を前記気液混合部よりも下流側に有している泡吐出容器。
<2>前記泡流路は、
前記管状部の前記拡径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に縮径している第2縮径部と、前記第2縮径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している第2拡径部と、を含む第2管状部を有している<1>に記載の泡吐出容器。
<3>前記管状部は上下に延在しており、
前記第2管状部は、前記管状部に対して交差する方向に延在している<2>に記載の泡吐出容器。
<4>前記液剤は、水よりも高粘度である<1>から<3>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<5>当該泡吐出容器は、
前記容器本体に装着される装着部と、
前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
を備え、
前記ヘッド部内に前記管状部が設けられている<1>から<4>のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
<6>液剤を貯留する容器本体に装着して用いられる泡吐出キャップであって、
泡化した前記液剤を吐出する吐出口と、
前記容器本体から前記吐出口に向けて前記液剤を送出する送出機構と、
前記液剤と気体とが混合する気液混合部と、
前記気液混合部にて前記気体と混合した前記液剤が、前記気液混合部から前記吐出口に向けて流動する泡流路と、
を備え、
前記泡流路は、
下流側に向けて徐々に縮径している縮径部と、前記縮径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部と、を含む管状部を有している泡吐出キャップ。
<7>前記ヘッド部は、上下に延在する筒部を有し、前記筒部内に前記管状部が設けられている上記いずれか一項に記載の泡吐出容器。
10 容器本体
11 胴部
13 口頸部
14 底部
20 フォーマー機構
21 気液混合部
30 ヘッド部
31 操作受部
32 筒部
32a 上動規制部
32b 溝
36 連絡流路
37 流路
40 ノズル部
41 吐出口
50 メッシュ保持リング
51 メッシュ
60 リング部材
70 管状部
72 直管部
73 縮径部
73a 上流端
73b 下流端
74 拡径部
74a 上流端
74b 下流端
80 第2管状部
83 第2縮径部
83a 下縁
83b 上流端
83c 下流端
84 第2拡径部
84a 下縁
84b 上流端
84c 下流端
100 泡吐出容器
101 液剤
110 キャップ部
111 装着部
112 環状閉塞部
113 起立筒部
120 シリンダ部
121 気体シリンダ構成部
122 液剤シリンダ構成部
123 環状連結部
125 チューブ保持部
126 バネ受部
127 弁座
128 ディップチューブ
129 貫通孔
130 ピストンガイド
131 弁座部
132 収容空間
133 フランジ部
134 弁構成溝
135 流路構成溝
140 液ピストン
141 外周ピストン部
142 収容部
143 括れ部
150 気体ピストン
151 筒状部
152 ピストン部
153 外周リング部
154 吸入開口
155 吸入弁部材
160 ポペット
161 上端部
162 弁体
162a バネ受部
170 コイルバネ
180 ボール弁
190 パッキン
200 泡吐出キャップ
210 気体ポンプ室
211 流路
212 筒状気体流路
213 流路
214 周回状流路
220 液剤ポンプ室

Claims (6)

  1. 液剤を貯留する容器本体と、
    泡化した前記液剤を吐出する吐出口と、
    前記容器本体から前記吐出口に向けて前記液剤を送出する送出機構と、
    前記液剤と気体とが混合する気液混合部と、
    前記気液混合部にて前記気体と混合した前記液剤が、前記気液混合部から前記吐出口に向けて流動する泡流路と、
    を備え、
    前記泡流路は、
    下流側に向けて徐々に縮径している縮径部と、前記縮径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部と、を含む管状部を前記気液混合部よりも下流側に有している泡吐出容器。
  2. 前記泡流路は、
    前記管状部の前記拡径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に縮径している第2縮径部と、前記第2縮径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している第2拡径部と、を含む第2管状部を有している請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記管状部は上下に延在しており、
    前記第2管状部は、前記管状部に対して交差する方向に延在している請求項2に記載の泡吐出容器。
  4. 前記液剤は、水よりも高粘度である請求項1から3のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  5. 当該泡吐出容器は、
    前記容器本体に装着される装着部と、
    前記装着部に対して上下動可能に前記装着部に保持され、前記装着部に対して相対的に押し下げられることにより前記液剤が通過するヘッド部と、
    を備え、
    前記ヘッド部内に前記管状部が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の泡吐出容器。
  6. 液剤を貯留する容器本体に装着して用いられる泡吐出キャップであって、
    泡化した前記液剤を吐出する吐出口と、
    前記容器本体から前記吐出口に向けて前記液剤を送出する送出機構と、
    前記液剤と気体とが混合する気液混合部と、
    前記気液混合部にて前記気体と混合した前記液剤が、前記気液混合部から前記吐出口に向けて流動する泡流路と、
    を備え、
    前記泡流路は、
    下流側に向けて徐々に縮径している縮径部と、前記縮径部の下流側に配置されていて下流側に向けて徐々に拡径している拡径部と、を含む管状部を前記気液混合部よりも下流側に有している泡吐出キャップ。
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