JP2020049475A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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角田 義幸
Yoshiyuki Tsunoda
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Abstract

【課題】液体を発泡させて連続して噴出する。【解決手段】噴出器本体14は、貯留シリンダ90、貯留プランジャ110、第1逆止弁36、および第2逆止弁102を備え、第1逆止弁は、主シリンダ53内の加圧時に容器体A内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通を遮断し、かつ主シリンダ内の減圧時に容器体内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を許容し、第2逆止弁は、主シリンダ内の加圧時に貯留シリンダ内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を許容し、かつ主シリンダ内の減圧時に貯留シリンダ内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を遮断し、ノズル部材13は、貯留シリンダ内を通過して噴出孔12に向けて流通する液体を発泡させる、または液体を噴出孔から噴出したときに発泡させる造泡部21を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来から、容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、トリガー部の後方への移動によって、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えるトリガー式液体噴出器が知られている。
この種のトリガー式液体噴出器として、例えば、下記特許文献1に示されるような、トリガー機構が、トリガー部の移動に伴って前後に移動する主ピストンと、主ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が連通部内を通じて縦供給筒部内に連通する主シリンダと、を備え、噴出器本体が、トリガー部の後方への移動によって、縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、主シリンダ内の加圧時に容器体内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を遮断し、かつ主シリンダ内の減圧時に容器体内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を許容する第1逆止弁と、主シリンダ内の加圧時に貯留シリンダ内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を許容し、かつ主シリンダ内の減圧時に貯留シリンダ内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を遮断する第2逆止弁と、を備える構成が知られている。
このトリガー式液体噴出器では、トリガー部を後方移動させることで貯留シリンダ内に液体が導入され、貯留プランジャが後方移動させられるとともに、噴出孔から液体が噴出される。これにより、トリガー部を後方移動させる毎に、液体が、噴出孔から噴出されながら、貯留プランジャを後方移動させて貯留シリンダ内に充填される。
貯留シリンダ内への液体の充填後、トリガー部の操作を停止すると、貯留プランジャが付勢力によって前方移動しはじめるので、貯留シリンダ内の液体が、噴出孔から引き続き噴出される。これにより、トリガー部を操作したときだけでなく、トリガー部を操作しない場合であっても液体を噴出することができ、液体を連続して噴出することができる。
特開2016−221457号公報
しかしながら、上記従来のトリガー式液体噴出器では、液体を発泡させ連続して噴出することの要望があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、液体を発泡させて連続して噴出することができるトリガー式液体噴出器を提供することである。
本発明に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えるトリガー式液体噴出器であって、前記トリガー機構は、前記トリガー部の移動に伴って前後に移動する主ピストンと、前記主ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が連通部内を通じて前記縦供給筒部内に連通する主シリンダと、を備え、前記噴出器本体は、前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、前記主シリンダ内の加圧時に前記容器体内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を遮断し、かつ前記主シリンダ内の減圧時に前記容器体内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を許容する第1逆止弁と、前記主シリンダ内の加圧時に前記貯留シリンダ内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を許容し、かつ前記主シリンダ内の減圧時に前記貯留シリンダ内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を遮断する第2逆止弁と、を備え、前記ノズル部材は、前記貯留シリンダ内を通過して前記噴出孔に向けて流通する液体を発泡させる、または液体を前記噴出孔から噴出したときに発泡させる造泡部を備える。
本発明によれば、液体が収容された容器体に装着した状態で、トリガー部を後方に引いて移動させると、主ピストンが後方に移動して主シリンダ内を加圧する。これにより、主シリンダ内の液体が、連通部内を通じて縦供給筒部内に供給される。このとき、第1逆止弁が容器体内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を遮断し、かつ第2逆止弁が貯留シリンダ内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を許容する。したがって、主シリンダ内から縦供給筒部内に供給した液体が、縦供給筒部内を通じて貯留シリンダ内に供給されることで、貯留シリンダ内が加圧される。これにより、貯留プランジャが軸方向の一方側に向けて押圧され、貯留シリンダ内に液体が供給されることに伴って、貯留プランジャが前方付勢力に抗して軸方向の一方側に向けて移動する。
したがって、トリガー部を引く操作を行う毎に、貯留プランジャが軸方向の一方側に移動することで貯留シリンダ内に液体が溜められる。
後方に移動したトリガー部は前方付勢力によって前方に移動するので、これに伴って主ピストンが主シリンダ内を前方に向けて復元移動する。そのため、主シリンダ内が負圧になり、第1逆止弁が容器体内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を許容し、かつ第2逆止弁が貯留シリンダ内と連通部内との縦供給筒部内を通した連通を遮断する。したがって、容器体内の液体が縦供給筒部内に吸い上げられ、連通部内を通じて主シリンダ内に導入される。したがって、トリガー部を後方に引く操作を繰り返し行うことで、主シリンダ内の液体が加圧されながら貯留シリンダ内に供給され、上述のように貯留プランジャが軸方向の一方側に移動しながら貯留シリンダ内に液体が溜められる。
貯留シリンダ内への液体の充填後、トリガー部の操作を停止すると、縦供給筒部内を通じた貯留シリンダ内への液体の供給が停止するが、貯留プランジャが軸方向の他方側に向けて復元移動しはじめる。これにより、貯留シリンダ内の液体が、噴出孔側に向けて押し出され、噴出孔から噴出される。したがって、液体が連続して噴出される。
この際、貯留シリンダ内から連通部側への液体の流通は、第2逆止弁によって規制されることとなり、例えば噴出孔から高い圧力で液体を噴出することが可能になり、この噴出開始から終了まで、液体の噴出態様を維持することができる。
貯留プランジャが軸方向の他方側に向けて復元移動する過程で、再びトリガー部を引く操作を繰り返すと、貯留プランジャが略一定の幅で軸方向の一方側への移動と他方側への移動とを繰り返し、全体としては徐々に軸方向の一方側へ移動する。したがって、この場合であっても貯留シリンダ内に徐々に液体を溜めることができる。
ノズル部材が、貯留シリンダ内を通過して噴出孔に向けて流通する液体を発泡させる、または液体を噴出孔から噴出したときに発泡させる造泡部を備えるので、液体を発泡させて噴出することができる。
しかも、貯留プランジャ内の液体が連続して噴出される過程で、前述したように、第2逆止弁により液体の噴出態様を維持することが可能になることから、この噴出開始から終了まで同等の泡質に保つことができる。
ここで、前記造泡部は、先端開口が前記噴出孔とされ、かつ内側に外気を導入する外気導入孔が形成された造泡筒を備え、前記ノズル部材は、前記造泡筒の内側に液体を霧状にして噴出する噴霧部を備えてもよい。
この場合、噴霧部により霧状の液体が造泡筒の内側に噴出されると、造泡筒の内側が負圧になり、外気導入孔を通して、造泡筒の内側に外気が導入される。これにより、霧状の液体が、導入された外気と造泡筒内で混合されて造泡筒の内周面に衝突するなどして発泡し、泡状となって噴出孔から前方に噴出される。つまり、貯留シリンダ内を通過して噴出孔に向けて流通する液体を発泡させることができる。
また、前記造泡部は、前記噴出孔と前記外気導入孔との間に配設されたメッシュ体を備えてもよい。
この場合、造泡部が、噴出孔と外気導入孔との間に配設されたメッシュ体を備えるので、外気と混合された霧状の液体を、噴出孔に到達する前にメッシュ体を通過させることにより、確実に発泡させることができるとともに、泡質を整えることなどができる。
また、前記造泡部は、前記貯留シリンダ内からの液体を、前記噴出孔の中心軸線回りに旋回させた状態で、前記噴出孔に到達させるスピン流路を備えてもよい。
この場合、造泡部が、貯留シリンダ内からの液体を、噴出孔の中心軸線回りに旋回させた状態で、噴出孔に到達させるスピン流路を備えるので、液体が噴出孔からその中心軸線回りに旋回した状態で噴出されることとなり、この際に液体が発泡する。つまり、液体を噴出孔から噴出したときに発泡させることができる。
また、前記貯留シリンダは、前記軸方向の他方側の端部に位置する端壁部と、前記端壁部から前記軸方向の一方側に向けて延びるシリンダ筒と、を備え、前記端壁部に、前記貯留シリンダ内と前記噴出孔とを連通する連通孔が形成され、前記縦供給筒部内は、前記貯留シリンダおよび連通孔を通して前記噴出孔に連通し、前記貯留プランジャは、前記連通孔を開放可能に閉塞してもよい。
この場合、貯留プランジャが、貯留シリンダ内と噴出孔とを連通する連通孔を開放可能に閉塞しているので、貯留シリンダの内圧が所定値に達したときに、貯留プランジャが付勢力に抗して前記軸方向の一方側に移動し、連通孔が開放される。
これにより、例えばトリガー部の操作によって液体が直ちに噴出孔から噴出されてしまうことを防止でき、適切な圧力(噴出圧)で液体を噴出させることができる。したがって、例えば連続噴出以外の場合であっても、トリガー部の操作によって液体を良好な噴出態様で噴出することができる。また、例えば保管中などに、液体が噴出孔に到達してしまうのを抑制することも可能になり、噴出孔からの液漏れを抑えることができる。
本発明によれば、液体を発泡させて連続して噴出することができる。
本発明に係るトリガー式液体噴出器の第1実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るトリガー式液体噴出器の第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るトリガー式液体噴出器の第3実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るトリガー式液体噴出器の第4実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るトリガー式液体噴出器の第5実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係るトリガー式液体噴出器の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、発泡可能な液体を収容する容器体Aに装着され、液体を吸上げる縦供給筒部10を有する噴出器本体14と、液体を噴出する噴出孔12が形成され、噴出器本体14に装着されたノズル部材13と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた成型品とされている。
本実施形態では、縦供給筒部10の中心軸線を軸線O1とし、この軸線O1に沿って容器体A側を下側、その反対側を上側といい、軸線O1に沿う方向を上下方向という。また、上下方向から見た平面視において、噴出孔12は、軸線O1に交差する方向に開口しており、噴出孔12が開口する方向を前側、その逆向きを後側という。また、平面視において、上下方向および前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。
噴出器本体14は、縦供給筒部10、射出筒部11、接続筒部30、閉塞栓31、第1逆止弁36、シリンダ用筒部40、貯留シリンダ90、第2逆止弁102、貯留プランジャ110、およびトリガー機構50を備えている。
縦供給筒部10は上下方向に延びている。縦供給筒部10には、下方に向けて延び、下端開口が容器体Aの図示しない底部に位置するパイプ15の上部が連結されている。
第1逆止弁36は、縦供給筒部10内において、上端部とパイプ15との間に位置する部分に配設されている。第1逆止弁36は、ボール弁とされ、縦供給筒部10の内周面に形成された環状の弁座部35に、上方に向けて離反可能に配設されている。弁座部35は、軸線O1と同軸に配設されている。第1逆止弁36は、縦供給筒部10内において弁座部35よりも上方に位置する空間と、弁座部35よりも下方に位置する空間と、の連通、およびその遮断を切替える。
接続筒部30は、縦供給筒部10の上端部から前方に向けて延びている。接続筒部30の後端開口と縦供給筒部10の上端部内とが連通している。
閉塞栓31は、接続筒部30の前端部内に密に嵌合され、接続筒部30の前端開口を閉塞している。
シリンダ用筒部40は、縦供給筒部10から前方に向けて突出するとともに、前方に向けて開口し、かつ後壁を有する有底筒状に形成されている。シリンダ用筒部40の後壁は、縦供給筒部10において、接続筒部30よりも下方に位置する部分と一体に形成されている。シリンダ用筒部40の後壁に、前方に向けて突出する嵌合筒部40aが形成されている。シリンダ用筒部40の上端部は、接続筒部30の下端部と一体に形成されている。
貯留シリンダ90は、前後方向に延び、接続筒部30の上方に配設されている。貯留シリンダ90は、縦供給筒部10を前後方向に跨いでいる。貯留シリンダ90の下端部は、縦供給筒部10の上端部と一体に形成されている。
以下、貯留シリンダ90の中心軸線を軸線O2という。
貯留シリンダ90のうち、縦供給筒部10より前方に位置する部分の下端部は、接続筒部30の上端部と一体に形成されている。この部分に、貯留シリンダ90内と接続筒部30内とを連通する供給孔91が形成されている。供給孔91は、貯留シリンダ90内の前端部と接続筒部30内の前端部とを連通している。
貯留シリンダ90は、前端部に位置する端壁部92と、端壁部92から後方に向けて延びるシリンダ筒93と、を備える。端壁部92に、貯留シリンダ90内と噴出孔12とを連通する連通孔95が形成されている。連通孔95は、端壁部92を前後方向に貫通している。
貯留シリンダ90内に、弁基部101および第2逆止弁102を備える弁体100が配設されている。
弁基部101は、貯留シリンダ90の前端部内に配設されている。弁基部101は、環状に形成され軸線O2と同軸に配設されている。
第2逆止弁102は、弁基部101の外周縁部から後方に向けて突出した環状に形成されている。第2逆止弁102は、弾性変形可能に形成され、自由端とされた後端部がシリンダ筒93の内周面に対して離反可能に当接している。第2逆止弁102の後端部は、供給孔91よりも後側に位置している。これにより、第2逆止弁102は、貯留シリンダ90の内側から供給孔91を開放可能に閉塞しており、供給孔91を通じた接続筒部30内から貯留シリンダ90内への液体の供給を許容し、かつ供給孔91を通じた貯留シリンダ90内から接続筒部30内への液体の流出を規制している。
貯留プランジャ110は、貯留シリンダ90内に前後方向に移動可能に配設され、貯留シリンダ90内への液体の供給に伴って、貯留プランジャ110内に配設されたコイルばね16の弾性復元力(ばね力)に抗して後方に向けて移動する。貯留プランジャ110は、コイルばね16により前方に付勢されている。貯留プランジャ110は、シリンダ筒93の内周面上を前後方向に密に摺動する。
貯留プランジャ110の前端面122は、弁基部101の後面に対して、後方に向けて離反可能に当接し、弁基部101の内側を開放可能に閉塞している。これにより、貯留シリンダ90内と連通孔95との連通が遮断されている。つまり、貯留プランジャ110は、連通孔95を開放可能に閉塞している。
射出筒部11は、貯留シリンダ90の端壁部92から前方に向けて延び、内側が連通孔95に連通している。射出筒部11は、貯留シリンダ90内の液体を噴出孔12に導いている。射出筒部11の中心軸線は、貯留シリンダ90の軸線O2よりも下方に位置している。射出筒部11内は、連通孔95、貯留シリンダ90内、供給孔91および接続筒部30内を通じて、縦供給筒部10内に連通している。
トリガー機構50は、トリガー部51、主ピストン52、主シリンダ53、および弾性板部54を備え、トリガー部51の後方への移動によって、液体を縦供給筒部10内から噴出孔12側に向けて流通させる。
弾性板部54は、射出筒部11を上方から覆う上板部材84に配設されている。弾性板部54は、上板部材84における左右方向の両端部に各別に配設されている。弾性板部54は、上板部材84から下方に向けて延び、射出筒部11の下方に至っている。弾性板部54は、左右方向から見た側面視で前方に凸の円弧状を呈する。弾性板部54は、左右方向から見た側面視で互いに同心の円弧状を呈して、前後に並ぶ一対の板ばねを備えている。
トリガー部51は、上下方向に延び、縦供給筒部10の前方に配設されている。トリガー部51は、左右一対の弾性板部54同士の間に配設されている。トリガー部51の上部は、弾性板部54の下端部に連結されている。トリガー部51の上端部に、左右方向の外側に向けて突出する回転軸部83が形成されている。回転軸部83は、上板部材84に配設された左右一対の軸受部に回転可能に支持されている。
以上より、トリガー部51は、前方付勢状態で回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能に配設されている。
主ピストン52は前後方向に延び、主ピストン52の前端部にトリガー部51が連結されている。これにより、主ピストン52は、トリガー部51の移動に伴って前後に移動する。主ピストン52の後部は、後方に向けて開口した筒状に形成されている。主ピストン52の後端部に、その径方向内側に向かって突出したリップ部72aが形成されている。
主シリンダ53は、前方に向けて開口し、かつ後壁を有する有底筒状に形成され、シリンダ用筒部40内に嵌合されている。主シリンダ53に、閉塞栓31が一体に形成されている。主シリンダ53の後壁に、後方に向けて開口し、かつ前壁を有する有頂筒状のピストンガイド62が形成されている。ピストンガイド62の後端開口部内に、シリンダ用筒部40の嵌合筒部40aが嵌合されている。ピストンガイド62の前壁に、前後方向に貫く連通開口部183が形成されている。主シリンダ53内に、主ピストン52が前後方向に移動可能に嵌合されている。ピストンガイド62は、主ピストン52の後部内に前後方向に移動可能に挿入されている。ピストンガイド62の外周面に、主ピストン52のリップ部72aが密に摺接する。これにより、リップ部72aとピストンガイド62の外周面との間のシール性が確保されている。主ピストン52の前端部は、主シリンダ53から前方に突出している。主シリンダ53は、主ピストン52の移動に伴って内部が加圧および減圧する。主シリンダ53の内側は、連通部63内を通じて縦供給筒部10内に連通している。
連通部63は、主シリンダ53内と縦供給筒部10内とを前後方向に連通している。連通部63は、縦供給筒部10内のうち、第1逆止弁36より上方に位置する空間に開口している。
これにより、第1逆止弁36は、主シリンダ53内の加圧時に、弁座部35に当接し、容器体A内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通を遮断し、かつ主シリンダ53内の減圧時に、弁座部35から上方に離反し、容器体A内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通を許容する。
また、第2逆止弁102は、主シリンダ53内の加圧時に、貯留シリンダ90内と連通部63内との、供給孔91、接続筒部30内、および縦供給筒部10内を通した連通を許容し、かつ主シリンダ53内の減圧時に、貯留シリンダ90内と連通部63内との、供給孔91、接続筒部30内、および縦供給筒部10内を通した連通を遮断する。
ノズル部材13は、ノズル板170、装着筒171、噴霧部172、ノズル軸部174、および囲繞筒175を備え、噴出器本体14の前方側に配設されている。
ノズル板170は、射出筒部11の前端開口を前方から覆っている。装着筒171は、ノズル板170から後方に向けて延び、射出筒部11に対して密に外嵌されている。ノズル板170には、射出筒部11の前端開口に向けて開口する接続孔176が形成されている。接続孔176は、ノズル板170において、装着筒171の内側に位置する部分に形成されている。
ノズル軸部174は、ノズル板170から前方に向けて突出している。ノズル軸部174に、頂壁部に前方に向けて開口する噴霧孔173が形成された有頂筒状のノズルキャップ178が装着されている。囲繞筒175は、ノズル板170から前方に向けて突出し、ノズルキャップ178を囲っている。
ノズルキャップ178の内面と、ノズル軸部174の外面と、の間に、噴霧孔173と接続孔176とを接続する接続通路177が形成されている。接続通路177はスピン溝を有している。スピン溝は、ノズルキャップ178の頂壁部の後面に、噴霧孔173回りに間隔をあけて複数形成され、前後方向から見て噴霧孔173の内周面の接線方向に延びている。噴霧孔173の開口面積は、接続孔176の開口面積より小さくなっており、接続孔176から接続通路177を通して噴霧孔173に到達した液体が加圧され、噴霧孔173から霧状に噴出される。これにより、噴霧孔173、接続通路177、および接続孔176が、液体を霧状にして噴出する噴霧部172を構成している。
主ピストン52と主シリンダ53との間に、主ピストン52が最前方位置から後方に外れた位置に移動したときに、連通部63内を経由する経路とは異なる経路で、主シリンダ53内を容器体A内に連通させる連通路180が形成されている。
これにより、主シリンダ53内で液体が発泡しても、この泡体を連通路180を通して容器体A内に回収することができる。また、未使用時の状態からトリガー部51を最初に操作する場合に、トリガー部51の操作によって主シリンダ53内の空気の一部を、連通路180を通じて容器体A内に排出することができる。したがって、主シリンダ53内の空気を効率良く排出しながら、主シリンダ53内に容器体A内から吸い上げた液体を溜めることができ、少ないプライミング回数で、使用前の準備を速やかに完了することができる。
連通路180について詳細に説明する。
ピストンガイド62の後端部における外周面に、環状の窪み部181が形成されている。これにより、主ピストン52が最前方位置から後方に移動したときに、リップ部72aが窪み部181に達し、窪み部181内に収容される。図示の例では、主ピストン52が最後方位置に移動したときに、リップ部72aが窪み部181に達する。
なお、窪み部181は、環状に形成されている場合に限定されるものではなく、ピストンガイド62の内側に向かって窪んでいればよく、例えばピストンガイド62の外周面に1箇所だけ形成されていても構わないし、ピストンガイド62の周方向に間隔をあけて複数形成されていても構わない。
リップ部72aが窪み部181内に収容されることで、リップ部72aと窪み部181との間に若干の隙間が形成される。これにより、リップ部72aと窪み部181との間の隙間を通じて、主シリンダ53内と、主ピストン52の後部の内周面とピストンガイド62の外周面との間の隙間と、が連通可能とされている。主ピストン52の後部の内周面とピストンガイド62の外周面との間の隙間は、連通開口部183、およびピストンガイド62の内側を通じて、嵌合筒部40aの内側に連通する。
主シリンダ53の後壁に、主ピストン52が最後方位置に移動したときに、リップ部72aが当接するリブ182が形成されている。リブ182は、主シリンダ53の後壁から前方に向けて突出している。主ピストン52が最後方位置に移動したときの、主シリンダ53の後壁とリップ部72aとの間の隙間が確保される。
シリンダ用筒部40の後壁と、縦供給筒部10と、の接続部分に、嵌合筒部40a内に連通するとともに、嵌合筒部40aから下方に向けて延び、下方に向け開口する接続通路184が形成されている。
以上より、主シリンダ53内と容器体A内とは、リップ部72aと窪み部181との間、主ピストン52の後部の内周面とピストンガイド62の外周面との間の隙間、連通開口部183内、ピストンガイド62の内側、嵌合筒部40a内、および接続通路184内を通じて、連通部63内を経由する経路とは異なる経路で連通可能とされている。
すなわち、リップ部72aと窪み部181との間、主ピストン52の後部の内周面とピストンガイド62の外周面との間の隙間、連通開口部183内、ピストンガイド62の内側、嵌合筒部40a内、および接続通路184内が、上記連通路180として機能する。
そして、本実施形態では、ノズル部材13は、貯留シリンダ90内を通過して噴出孔12に向けて流通する液体を発泡させる造泡部21を備える。
造泡部21は、前端開口が噴出孔12とされ、かつ内側に外気を導入する外気導入孔22が形成された造泡筒23を備える。造泡筒23の後部が、囲繞筒175に外嵌され、造泡筒23の前部は、囲繞筒175およびノズルキャップ178より前方に位置し、噴霧孔173を囲っている。
これにより、造泡筒23の内側に、噴霧部172により霧状の液体が噴出される。噴出孔12は、噴霧部172、射出筒部11内、連通孔95、貯留シリンダ90内、供給孔91、接続筒部30内、および縦供給筒部10の上部内を通して、連通部63内に連通している。
外気導入孔22の少なくとも一部は、噴霧孔173より前方に位置している。外気導入孔22は、造泡筒23に、その中心軸線回りに間隔をあけて複数形成されている。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1の作用について説明する。
なお、トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填されているものとする。
トリガー部51を、弾性板部54の前方付勢力に抗して後方に引くと、主ピストン52が後方に移動して主シリンダ53内が加圧される。これにより、主シリンダ53内の液体が、連通部63内を通じて縦供給筒部10内に供給される。この際、第1逆止弁36が弁座部35に押し付けられ、第2逆止弁102がシリンダ筒93の内周面から離反して供給孔91を開放する。これにより、容器体A内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が遮断され、かつ貯留シリンダ90内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が許容される。したがって、主シリンダ53内から連通部63内を通して縦供給筒部10内に供給した液体が、縦供給筒部10内、接続筒部30内、および供給孔91を通して貯留シリンダ90内に供給されることで、貯留シリンダ90内が加圧される。そして、貯留シリンダ90の内圧が所定値に達したときに、貯留プランジャ110が、コイルばね16の前方付勢力に抗して後方に移動し、連通孔95が開放される。
以上より、トリガー部51を引く操作を行う毎に、貯留プランジャ110が後方に移動することで貯留シリンダ90内に液体が溜められる。
後方に移動したトリガー部51は、弾性板部54の前方付勢力によって前方に移動するので、これに伴って主ピストン52が主シリンダ53内を前方に向けて復元移動する。そのため、主シリンダ53内が負圧になり、第1逆止弁36が弁座部35から上方に離反し、第2逆止弁102がシリンダ筒93の内周面に押し付けられる。これにより、容器体A内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が許容され、かつ貯留シリンダ90内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が遮断される。したがって、容器体A内の液体が縦供給筒部10内に吸い上げられ、連通部63内を通じて主シリンダ53内に導入される。したがって、トリガー部51を後方に引く操作を繰り返し行うことで、主シリンダ53内の液体が加圧されながら貯留シリンダ90内に供給され、上述のように貯留プランジャ110が後方に移動しながら貯留シリンダ90内に液体が溜められる。
貯留シリンダ90内への液体の充填後、トリガー部51の操作を停止すると、縦供給筒部10内を通じた貯留シリンダ90内への液体の供給が停止するが、貯留プランジャ110が、コイルばね16の前方付勢力により前方に向けて復元移動しはじめる。これにより、貯留シリンダ90内の液体が、連通孔95、射出筒部11内、および噴霧部172を通して噴出孔12に向けて押し出され、噴出孔12から噴出される。したがって、液体が連続して噴出される。
この際、貯留シリンダ90内から連通部63側への液体の流通は、第2逆止弁102によって規制されることとなり、例えば噴出孔12から高い圧力で液体を噴出することが可能になり、この噴出開始から終了まで、液体の噴出態様を維持することができる。
そして、噴霧部172により霧状の液体が造泡筒23の内側に噴出されると、造泡筒23の内側が負圧になり、外気導入孔22を通して、造泡筒23の内側に外気が導入される。これにより、霧状の液体が、導入された外気と造泡筒23内で混合されて造泡筒23の内周面に衝突するなどして発泡し、泡状となって噴出孔12から前方に噴出される。
なお、貯留プランジャ110が前方に向けて復元移動する過程で、再びトリガー部51を引く操作を繰り返すと、貯留プランジャ110が略一定の幅で後方への移動と前方への移動とを繰り返し、全体としては徐々に後方へ移動する。したがって、この場合であっても貯留シリンダ90内に徐々に液体を溜めることができる。
以上説明したように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1によれば、ノズル部材13が、貯留シリンダ90内を通過して噴出孔12に向けて流通する液体を発泡させる造泡部21を備えるので、液体を発泡させて噴出することができる。
しかも、貯留プランジャ110内の液体が連続して噴出される過程で、前述したように、第2逆止弁102により液体の噴出態様を維持することが可能になることから、この噴出開始から終了まで同等の泡質に保つことができる。
また、貯留シリンダ90の内圧が所定値に達したときに、貯留プランジャ110が、コイルばね16の前方付勢力に抗して後方に移動し、連通孔95が開放されるので、例えばトリガー部51の操作によって液体が直ちに噴出孔12から噴出されてしまうことを防止でき、適切な圧力(噴出圧)で液体を噴出させることができる。したがって、例えば連続噴出以外の場合であっても、トリガー部51の操作によって液体を良好な噴出態様で噴出することができる。また、例えば保管中などに、液体が噴出孔12に到達してしまうのを抑制することも可能になり、噴出孔12からの液漏れを抑えることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態のトリガー式液体噴出器を、図2を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のトリガー式液体噴出器2では、射出筒部11が、貯留シリンダ90の下方に配設され、縦供給筒部10の上端部から前方に向けて突出している。射出筒部11の後端開口と縦供給筒部10の上端部内とが連通している。
接続筒部30は、上下方向に延び、射出筒部11の前端部内と貯留シリンダ90の前端部内とを連通している。接続筒部30は、貯留シリンダ90の前端部から下方に向けて突出している。接続筒部30の上端開口と貯留シリンダ90の前端部内とが連通している。接続筒部30に、後方に向けて突出し、射出筒部11に外嵌された外嵌筒30aが形成されている。外嵌筒30a内は接続筒部30内に開口している。
閉塞栓31は、接続筒部30の下端部内に密に嵌合され、接続筒部30の下端開口を閉塞している。
第2逆止弁102は、縦供給筒部10の上端部内に配設されている。第2逆止弁102は、縦供給筒部10の内周面に段差状に形成された弁座面10aに対して上方から当接する弁本体102aと、弁本体102aを下方に付勢する中空ばね部102bと、を備えている。弁座面10aは、連通部63より上方で、かつ射出筒部11の後端開口より下方に位置している。第2逆止弁102は、主シリンダ53内の加圧時に、貯留シリンダ90内と連通部63内との、接続筒部30内、射出筒部11内、および縦供給筒部10内を通した連通を許容し、かつ主シリンダ53内の減圧時に、貯留シリンダ90内と連通部63内との、接続筒部30内、射出筒部11内、および縦供給筒部10内を通した連通を遮断する。
本実施形態では、ノズル部材13が、ノズル板170および装着筒171を有しておらず、ノズル軸部174、および囲繞筒175は、貯留シリンダ90の端壁部92から前方に向けて突出している。
ノズルキャップ178の内面と、ノズル軸部174の外面と、の間の接続通路177が、噴霧孔173と連通孔95とを連通している。噴霧孔173の開口面積は、連通孔95の開口面積より小さくなっており、連通孔95から接続通路177を通して噴霧孔173に到達した液体が加圧され、噴霧孔173から霧状に噴出される。これにより、噴霧孔173、接続通路177、および連通孔95が、液体を霧状にして噴出する噴霧部172を構成している。
造泡部34は、噴出孔12と外気導入孔22との間に配設されたメッシュ体24を備える。メッシュ体24は、前後方向に開口するリング体24aの後端開口部に配設されている。メッシュ体24は、リング体24aの前端開口部に配設されてもよい。リング体24aは、造泡筒37の前端部内に嵌合されている。造泡筒37のうち、前端部は他の部分より内径および外径が大きくなっている。リング体24aの内径は、造泡筒37のうち、前端部より後方に位置する部分の内径と同等になっている。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器2の作用について説明する。
トリガー部51を後方に引いて、主ピストン52を後方に移動させ、主シリンダ53内の液体を、連通部63内を通じて縦供給筒部10内に供給すると、第1逆止弁36が弁座部35に押し付けられ、第2逆止弁102の弁本体102aが、中空ばね部102bを上下方向に圧縮変形させつつ、弁座面10aから上方に離反する。これにより、容器体A内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が遮断され、かつ貯留シリンダ90内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が許容される。したがって、主シリンダ53内から連通部63内を通して縦供給筒部10内に供給した液体が、縦供給筒部10内、射出筒部11内、および接続筒部30内を通して貯留シリンダ90内に供給されることで、貯留シリンダ90内が加圧され、前記実施形態と同様に、貯留プランジャ110が後方に移動し、連通孔95が開放される。
その後、トリガー部51、および主ピストン52が前方に復元移動すると、前記実施形態と同様に、主シリンダ53内が負圧になり、第1逆止弁36が弁座部35から上方に離反し、第2逆止弁102の中空ばね部102bが復元変形しつつ、弁本体102aが弁座面10aに押し付けられる。これにより、容器体A内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が許容され、かつ貯留シリンダ90内と連通部63内との縦供給筒部10内を通した連通が遮断される。
貯留シリンダ90内への液体の充填後、トリガー部51の操作を停止すると、貯留シリンダ90内の液体が、連通孔95、および噴霧部172を通して噴出孔12に向けて押し出され、噴出孔12から噴出される。したがって、液体が連続して噴出される。
そして、噴霧部172により霧状の液体が造泡筒37の内側に噴出されると、霧状の液体が、前記実施形態と同様に、外気導入孔22から導入された外気と造泡筒37内で混合されて造泡筒37の内周面に衝突するなどして発泡しながら、メッシュ体24を通過することで、例えば泡質が整えられるなどして、噴出孔12から前方に噴出される。
以上説明したように、本実施形態のトリガー式液体噴出器2によれば、造泡部34が、噴出孔12と外気導入孔22との間に配設されたメッシュ体24を備えるので、外気と混合された霧状の液体を、噴出孔12に到達する前にメッシュ体24を通過させることにより、確実に発泡させることができるとともに、泡質を整えることなどができる。
次に、本発明に係る第3実施形態のトリガー式液体噴出器を、図3を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のトリガー式液体噴出器3では、ノズル部材13が、噴霧部172、ノズル軸部174、囲繞筒175、ノズルキャップ178、および造泡筒23を有しておらず、ノズルヘッド25を有している。
ノズル板170に、前方に向けて突出した外筒43と、外筒43の内側に配設され、前方に向けて突出したガイド軸44と、が形成されている。外筒43、およびガイド軸44は同軸に配設されている。外筒43の内側に、接続孔176が開口している。
ノズルヘッド25は、前端部に位置するヘッド壁部26と、ヘッド壁部26の外周縁部から後方に向けて延び、外筒43に回転可能に外嵌されたヘッド装着筒27と、ヘッド装着筒27の内側に配設され、ヘッド壁部26から後方に向けて延び、ガイド軸44に回転可能に外嵌された嵌合筒28と、を備える。ヘッド装着筒27、および嵌合筒28は同軸に配設されている。
ヘッド壁部26に、前方に向けて開口した噴出孔12が形成されている。
嵌合筒28の内周面、およびガイド軸44の外周面に、外筒43およびガイド軸44に対するノズルヘッド25の中心軸線回りの回転移動に伴って、互いの連通、および遮断が切替えられる切換溝28a、44aが各別に形成されている。各切換溝28a、44aが互いに連通したときに、接続孔176と噴出孔12とが、切換溝28a、44aを通して連通する。嵌合筒28の切換溝28aは、接続孔176に連通し、ガイド軸44の切換溝44aは、後述するスピン溝に連通している。
造泡部38は、噴出孔12に連通し、貯留シリンダ90内からの液体を旋回させるスピン流路29を備える。スピン流路29は、スピン室32および不図示のスピン溝を備える。
スピン室32は、ヘッド壁部26の後面のうち、嵌合筒28の内側に位置する部分に形成された凹部とされ、噴出孔12が開口している。スピン室32は、前後方向から見て円形状を呈し、スピン溝から供給された液体をその周方向に旋回させる。
スピン溝は、スピン室32とガイド軸44の切換溝44aとを連通している。スピン溝は、ヘッド壁部26の後面に、スピン室32回りに間隔をあけて複数形成され、前後方向から見てスピン室32の内周面の接線方向に延びている。
ノズル部材13に、噴出広さを狭めることが可能な切換プレート33が取り付けられている。切換プレート33は、表裏面が前後方向を向く板状に形成され、噴出孔12と前後方向で対向する部分に、前後方向に貫く開口33aが形成されている。切換プレート33は、上端部を中心に上下方向に回転可能に支持されている。噴出孔12から噴出された液体が、切換プレート33の開口33aを通過することで、噴出広さが狭められる。
以上説明したように、本実施形態のトリガー式液体噴出器3によれば、各切換溝28a、44aが互いに連通した状態で、貯留シリンダ90内の液体が、接続孔176を通して外筒43の内側に供給されると、切換溝28a、44a、スピン溝、およびスピン室32をこの順に通過することで、噴出孔12にその中心軸線回りに旋回した状態で到達する。これにより、液体が噴出孔12からその中心軸線回りに旋回した状態で噴出されることとなり、この際に液体が発泡する。つまり、液体を噴出孔12から噴出したときに発泡させることができる。
本第3実施形態のトリガー式液体噴出器3において、各切換溝28a、44aが互いに連通した状態で、ノズルヘッド25が、外筒43およびガイド軸44に回転不能に装着されてもよい。
次に、本発明に係る第4実施形態のトリガー式液体噴出器を、図4を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のトリガー式液体噴出器4では、ノズル部材13が、ノズルヘッド41、および蓄圧弁42を備える。
貯留シリンダ90の端壁部92に、ノズル軸部174および囲繞筒175が配設されておらず、前方に向けて突出した取付筒46が配設されている。取付筒46の内側に、連通孔95が開口している。
ノズルヘッド41は、前端部に位置するヘッド壁部47と、ヘッド壁部47の外周縁部から後方に向けて延び、取付筒46に外嵌されたヘッド装着筒48と、ヘッド壁部47から前方に向けて突出したノズル軸部174および囲繞筒175と、を備える。
囲繞筒175に、第1実施形態と同様の造泡部21が装着されている。
ヘッド壁部47の後面、取付筒46の内周面、および貯留シリンダ90の端壁部92の前面は、蓄圧弁42が配設された蓄圧室49を画成している。ヘッド壁部47に、ノズルキャップ178の内面と、ノズル軸部174の外面と、の間の接続通路177を通して噴霧孔173に連通する接続孔176が形成されている。接続孔176は、蓄圧室49に開口している。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、噴霧孔173、接続通路177、および接続孔176が、液体を霧状にして噴出する噴霧部172を構成している。
蓄圧弁42は、蓄圧室49に配設された金属製のコイルばね17により前方に付勢されて、接続孔176を開放可能に閉塞している。蓄圧弁42のうち、後半部は小径ピストン部42aとされ、前半部は大径ピストン部42bとなっている。連通孔95を通した貯留シリンダ90内の液体の供給に伴い、蓄圧室49の内圧が一定以上となると、小径ピストン部42aおよび大径ピストン部42bの径差に起因して、蓄圧弁42がコイルばね17の前方付勢力に抗して後退し、接続孔176が開放される。
以上説明したように、本実施形態のトリガー式液体噴出器4によれば、ノズル部材13が蓄圧弁42を備えていて、蓄圧室49の内圧が一定以上にならない限り、噴霧孔173および噴出孔12から液体が噴出されることがないので、泡質を確実に同等に保つことなどができる。
例えば液体の種類などに応じて、ノズル部材13にこのような蓄圧機構が不要になる場合には、本実施形態のトリガー式液体噴出器4において、コイルばね17のみを有しないノズル部材13を採用してもよい。
この場合、例えば現行の製造工程をほぼ変更しないでトリガー式液体噴出器を製造することが可能になるなど、低コスト化を図ることができる。
次に、本発明に係る第5実施形態のトリガー式液体噴出器を、図5を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のトリガー式液体噴出器5では、ノズル部材13が、ノズルヘッド56を有している。
ノズル板170に、ノズル軸部174および囲繞筒175が配設されておらず、射出筒部11の前端開口に向けて開口する貫通孔170aと、貫通孔170aを囲い、前方に向けて突出した接続筒20と、接続筒20を囲い、前方に向けて突出した取付筒55と、が形成されている。
ノズルヘッド56は、前端部に位置するヘッド壁部57と、ヘッド壁部57の外周縁部から後方に向けて延び、取付筒55に外嵌されたヘッド装着筒58と、ヘッド壁部57から後方に向けて延び、接続筒20内に嵌合されたシール筒59と、ヘッド壁部57から前方に向けて突出したノズル軸部174および囲繞筒175と、を備える。ヘッド壁部57に、ノズルキャップ178の内面と、ノズル軸部174の外面と、の間の接続通路177を通して噴霧孔173に連通する接続孔176が形成されている。接続孔176は、接続筒20の内側に向けて開口している。接続筒20の内径は、貫通孔170aの内径より大きい。
本実施形態のトリガー式液体噴出器5においても、第1実施形態のトリガー式液体噴出器1と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態において、トリガー部51の操作をロックする機構をさらに設けても構わない。
また、トリガー部51が後方に揺動可能とされていたが、トリガー部51が後方に移動する形態を適宜採用することが可能である。例えば、トリガー部51を後方に向けてスライド移動可能としても良い。
上記実施形態では、貯留プランジャ110が貯留シリンダ90内への液体の供給に伴って後方に移動したが、この場合に限定されるものではない。
例えば、貯留プランジャ110が貯留シリンダ90内への液体の供給に伴って前方に移動する構成を採用することも可能である。さらに、貯留シリンダ90の軸線O2が、前後方向とは異なる方向に延び、貯留プランジャ110がその軸線O2に沿う軸方向(前後方向とは異なる方向)に移動する構成を採用することも可能である。
なお、コイルばね16のばね定数を変更することで、噴出孔12から噴出される液体の勢い、およびトリガー部51を後方に移動させる際に要する力などを調整してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1〜5 トリガー式液体噴出器
14 噴出器本体
12 噴出孔
13 ノズル部材
10 縦供給筒部
21、34、38 造泡部
22 外気導入孔
23、37 造泡筒
24 メッシュ体
29 スピン流路
36 第1逆止弁
50 トリガー機構
51 トリガー部
52 主ピストン
53 主シリンダ
90 貯留シリンダ
63 連通部
92 端壁部
93 シリンダ筒
95 連通孔
102 第2逆止弁
110 貯留プランジャ
172 噴霧部
A 容器体
O2 貯留シリンダの中心軸線

Claims (5)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えるトリガー式液体噴出器であって、
    前記トリガー機構は、
    前記トリガー部の移動に伴って前後に移動する主ピストンと、
    前記主ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が連通部内を通じて前記縦供給筒部内に連通する主シリンダと、を備え、
    前記噴出器本体は、
    前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
    前記貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、
    前記主シリンダ内の加圧時に前記容器体内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を遮断し、かつ前記主シリンダ内の減圧時に前記容器体内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を許容する第1逆止弁と、
    前記主シリンダ内の加圧時に前記貯留シリンダ内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を許容し、かつ前記主シリンダ内の減圧時に前記貯留シリンダ内と前記連通部内との前記縦供給筒部内を通した連通を遮断する第2逆止弁と、を備え、
    前記ノズル部材は、前記貯留シリンダ内を通過して前記噴出孔に向けて流通する液体を発泡させる、または液体を前記噴出孔から噴出したときに発泡させる造泡部を備える、トリガー式液体噴出器。
  2. 前記造泡部は、先端開口が前記噴出孔とされ、かつ内側に外気を導入する外気導入孔が形成された造泡筒を備え、
    前記ノズル部材は、前記造泡筒の内側に液体を霧状にして噴出する噴霧部を備える、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記造泡部は、前記噴出孔と前記外気導入孔との間に配設されたメッシュ体を備える、請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記造泡部は、前記噴出孔に連通し、前記貯留シリンダ内からの液体を旋回させるスピン流路を備える、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記貯留シリンダは、前記軸方向の他方側の端部に位置する端壁部と、前記端壁部から前記軸方向の一方側に向けて延びるシリンダ筒と、を備え、
    前記端壁部に、前記貯留シリンダ内と前記噴出孔とを連通する連通孔が形成され、
    前記貯留プランジャは、前記連通孔を開放可能に閉塞している、請求項1から4のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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