JP7304806B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
トリガー式液体噴出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7304806B2 JP7304806B2 JP2019235789A JP2019235789A JP7304806B2 JP 7304806 B2 JP7304806 B2 JP 7304806B2 JP 2019235789 A JP2019235789 A JP 2019235789A JP 2019235789 A JP2019235789 A JP 2019235789A JP 7304806 B2 JP7304806 B2 JP 7304806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- liquid
- storage
- vertical supply
- trigger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
この種のトリガー式液体噴出器として、例えば、下記特許文献1に示されるように、貯留シリンダ内と容器体内とを、貯留プランジャが後方に移動したときに連通させる回収通路を設けることによって、貯留シリンダ内に液体が過剰に供給されることを抑制した構成が知られている。
図1に示すように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、液体を収容する容器体Aに装着され、液体を吸上げる縦供給筒部10を有する噴出器本体14と、液体を噴出する噴出孔12が形成され、噴出器本体14に装着されたノズル部材13と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた成形品とされている。
以下、貯留シリンダ20の中心軸線を軸線O2という。
固定筒23には、固定筒23の後端開口縁から後方に向けて突出し、軸線O2回りに延びる環状の貯留弁26が設けられている。貯留弁26は、弾性変形可能に形成され、貯留シリンダ20の内面に対して離反可能に当接している。貯留弁26の後端部は、供給孔24よりも後側に位置している。これにより、貯留弁26は、貯留シリンダ20の内側から供給孔24を開放可能に閉塞しており、供給孔24を通じた縦供給筒部10内から貯留シリンダ20内の貯留空間17への液体の供給を許容し、かつ供給孔24を通じた貯留空間17から縦供給筒部10内への液体の流出を規制している。
以上より、トリガー部51は、前方付勢状態で回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能に設けられている。
貯留弁26は、主シリンダ53内の加圧時に、貯留空間17と連通部63内との、供給孔24、および縦供給筒部10内を通した連通を許容し、かつ主シリンダ53内の減圧時に、貯留空間17と連通部63内との、供給孔24、および縦供給筒部10内を通した連通を遮断する。
ノズルキャップ42の内面と、ノズル軸部39の外面と、の間に、噴出孔12と接続孔41とを接続する接続流路43が形成されている。接続流路43はスピン溝を有している。スピン溝は、ノズルキャップ42の頂壁部の後面に、噴出孔12回りに間隔をあけて複数形成され、前後方向から見て噴出孔12の内周面の接線方向に延びている。噴出孔12の開口面積は、接続孔41の開口面積より小さくなっており、接続孔41から接続流路43を通して噴出孔12に到達した液体が加圧され、噴出孔12から霧状に噴出される。
ピストンガイド62の後端部における外周面に、環状の窪み部45が形成されている。これにより、主ピストン52が最前方位置から後方に移動したときに、リップ部72aが窪み部45に達し、窪み部45内に収容される。図示の例では、主ピストン52が最後方位置に移動したときに、リップ部72aが窪み部45に達する。
なお、窪み部45は、環状に形成されている場合に限定されるものではなく、ピストンガイド62の内側に向かって窪んでいればよく、例えばピストンガイド62の外周面に1箇所だけ形成されていても構わないし、ピストンガイド62の周方向に間隔をあけて複数形成されていても構わない。
シリンダ用筒部40の後壁と、縦供給筒部10と、の接続部分に、嵌合筒部40a内に連通するとともに、嵌合筒部40aから下方に向けて延び、下方に向けて開口する接続通路47が形成されている。
すなわち、リップ部72aと窪み部45との間、主ピストン52の後部の内周面とピストンガイド62の外周面との間の隙間、連通開口部62a、ピストンガイド62の内側、嵌合筒部40a内、および接続通路47が、上記連通路44として機能する。
なお、トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填されているものとする。
また、トリガー部51が後方に揺動可能とされていたが、トリガー部51が後方に移動する形態を適宜採用することが可能である。例えば、トリガー部51を後方に向けてスライド移動可能としても良い。
例えば、貯留プランジャ30が貯留空間17への液体の供給に伴って前方に移動する構成を採用することも可能である。さらに、貯留シリンダ20の軸線O2が、前後方向とは異なる方向に延び、貯留プランジャ30がその軸線O2に沿う軸方向(前後方向とは異なる方向)に移動する構成を採用することも可能である。
貯留シリンダ20の軸線O2が延びる軸方向と、噴出孔12が開口する方向と、を互いに交差させてもよい。
なお、コイルばね16のばね定数を変更することで、噴出孔12から噴出される液体の勢い、およびトリガー部51を後方に移動させる際に要する力などを調整してもよい。
10 縦供給筒部
12 噴出孔
13 ノズル部材
14 噴出器本体
17 貯留空間
18 回収通路
20 貯留シリンダ
24 供給孔
25 回収孔
26 貯留弁
30 貯留プランジャ
36 逆止弁
50 トリガー機構
51 トリガー部
A 容器体
O2 中心軸線
Claims (3)
- 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、
前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内に前記貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、前記軸方向のうちの他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、を備え、
前記貯留シリンダ内に、
前記縦供給筒部内から供給された液体が貯留され、かつ液体が供給されるのに伴い、前記貯留プランジャが前記一方側に向けて移動することで拡張する貯留空間と、
前記貯留空間に対して遮断されるとともに、前記縦供給筒部内に連通し、前記貯留プランジャが前記一方側に向けて移動したときに前記貯留空間に連通する回収通路と、が設けられている、トリガー式液体噴出器。 - 前記縦供給筒部は、前記貯留シリンダから下方に向けて延び、
前記縦供給筒部と前記貯留シリンダとの接続部分に、
前記貯留空間と前記縦供給筒部内とを上下方向に直結する供給孔と、
前記回収通路と前記縦供給筒部内とを上下方向に直結する回収孔と、が形成されている、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。 - 前記縦供給筒部内から前記貯留空間への液体の供給を許容し、かつ前記貯留空間から前記縦供給筒部内への液体の流出を規制する貯留弁を備えている、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019235789A JP7304806B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | トリガー式液体噴出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019235789A JP7304806B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | トリガー式液体噴出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021104471A JP2021104471A (ja) | 2021-07-26 |
JP7304806B2 true JP7304806B2 (ja) | 2023-07-07 |
Family
ID=76919281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019235789A Active JP7304806B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | トリガー式液体噴出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7304806B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014166624A (ja) | 2013-01-31 | 2014-09-11 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | トリガー式液体噴出器 |
JP2017114543A (ja) | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
JP2017213497A (ja) | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
JP2017226474A (ja) | 2016-06-24 | 2017-12-28 | キャニヨン株式会社 | 蓄圧式スプレー |
JP2018176114A (ja) | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
JP2019209999A (ja) | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
-
2019
- 2019-12-26 JP JP2019235789A patent/JP7304806B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014166624A (ja) | 2013-01-31 | 2014-09-11 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | トリガー式液体噴出器 |
JP2017114543A (ja) | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
JP2017213497A (ja) | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
JP2017226474A (ja) | 2016-06-24 | 2017-12-28 | キャニヨン株式会社 | 蓄圧式スプレー |
JP2018176114A (ja) | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
JP2019209999A (ja) | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社吉野工業所 | トリガー式液体噴出器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021104471A (ja) | 2021-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110536756B (zh) | 扳机式液体喷射器 | |
JP6726463B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2017213497A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7357580B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2018069186A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6546859B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7304806B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2020049475A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2017213496A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2020032396A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6460886B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6491993B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7412286B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7149825B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2022184088A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7257935B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7394723B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7149898B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2019210000A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP6476060B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2023067098A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7511456B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2023067041A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7511455B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP7565852B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220706 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230627 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7304806 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |