JP7149898B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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Description
そして、貯留プランジャが軸方向における一方側に移動する際に、作動部材の係止部が貯留プランジャから一方側に向けた力を受けることで、作動部材も一方側に移動する。従って、規制部によって、トリガー部の揺動を規制することが可能となり、貯留シリンダ内に液体が過剰に供給されることを抑制できる。
さらに、係止部と規制部とを連結する連結部が、係止部から軸方向における他方側に向けて延びている。これにより、例えば連結部が係止部から軸方向における一方側に延びている場合と比較して、軸方向における噴出器本体のかさ張りが抑えられる。特に、仮に連結部が係止部から軸方向における一方側に延びている場合、作動部材が一方側に移動するための空間を確保するために噴出器本体のかさ張りも大きくなる。これに対して、上記態様のように、連結部が係止部から一方側に延びるように配置することで、よりコンパクトなトリガー式液体噴出器を提供することが可能となる。
図1に示すように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、液体を収容する容器体Aに装着され、液体を吸上げる縦供給筒部10を有する噴出器本体2と、液体を前方に向けて噴出する噴出孔4が形成され、噴出器本体2に装着されたノズル部材3と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた成型品とされている。
本実施形態では、縦供給筒部10の中心軸線を軸線O1といい、貯留シリンダ90の中心軸線を軸線O2という。軸線O1に沿う方向を上下方向といい、上下方向において、容器体A側を下方といい、その反対側を上方という。上下方向から見た平面視において、軸線O1に交差する一方向を前後方向といい、上下方向および前後方向の双方に直交する方向を左右方向という。前後方向において、噴出孔4が開口する側を前方、その反対側を後方という。また、軸線O2に沿う方向を軸方向といい、軸方向において、貯留シリンダ90が開口する側を一方側といい、その反対側を他方側という。本実施形態では、軸方向と左右方向とが一致しており、軸方向における一方側が後方に相当し、軸方向における他方側が前方に相当している。ただし、軸方向と左右方向とは一致していなくてもよい。
図1に示すように、外筒12はフランジ部12cを有している。内筒13は、外筒12のフランジ部12cよりも下方に位置するフランジ部13cを有している。フランジ部12cとフランジ部13cとの間には隙間S1が設けられている。
支持筒部35は、軸線O1と同軸に配設され、その下端部は径方向外側に突出して内筒13の内周面に一体的に形成されている。支持筒部35の上端開口端は、ボール弁36が着座する着座面とされ、縦断面視においてテーパ状に形成されている。
接続筒部30の前端部には、接続筒部30内に密に嵌合し、接続筒部30の前端開口を閉塞する閉塞栓31が設けられている。
さらに、内筒13のフランジ部13cには、上記隙間S1と、装着キャップ14の内側と、を連通させる第3通気孔66が形成されている(図1参照)。
ただし、連通筒部63は内筒13内に突出していなくてもよい。この場合には、例えばシール筒部12eを利用して、ボール弁36のさらなる上方への変位を規制することが可能である。
主ピストン52は、トリガー部51に連結される円柱状の連結部70と、連結部70よりも後方に位置し、連結部70よりも大径とされたピストン筒71と、を備え、全体として後方に開口した筒状に形成されている。
なお、主シリンダ53及び主ピストン52は、前後方向に沿って延びる図示しない共通の軸線上に配置されている。
ピストン本体部72は、その内径がピストンガイド62の外径よりも僅かに大きく形成されている。ピストン本体部72の内周面とピストンガイド62の外周面とは、ピストン筒71の径方向に若干の隙間をあけて対向している。
ピストン本体部72の後端部には、ピストン本体部72の径方向内側に向かって突出し、ピストンガイド62の外周面に対して摺接する環状の内側リップ部72aが形成されている。これにより、内側リップ部72aとピストンガイド62の外周面との間には、シール性が確保されている。
図2に示すように、ノズル部材3は、ノズル板170、装着筒171、規制壁172、挿入部173、ノズル軸部174及び囲繞筒175を備えている。
装着筒171は、ノズル板170から後方に向けて突設され、射出筒部11に対して密に外嵌されている。
ノズル板170には、接続孔176が形成されている。接続孔176は、ノズル板170を前後方向から見た正面視で、装着筒171の内側に配置されている。規制壁172は、その下端部がトリガー部51に対して前方から当接することで、トリガー部51を最前方揺動位置に位置決めしている。
図示の例では、連通開口部183は、ピストンガイド62の周方向に間隔をあけて複数形成されている。連通開口部183は、ピストン本体部72の内周面とピストンガイド62の外周面との間の隙間に連通すると共に、ピストンガイド62の内側を通じて嵌合筒部41の内側に連通する。
貯留シリンダ90は、接続筒部30の前端部の上方に配置された前壁部92と、前壁部92から後方に向けて延びたシリンダ筒93と、を備え、全体として後方に開口した筒状に形成されている。
装着凹部94は、前壁部92の後端面に、貯留シリンダ90の軸線O2と同軸の環状に形成されている。連通孔95は、前壁部92を前後方向に貫通するように形成されている。連通孔95は、前壁部92を前後方向から見た正面視において、装着凹部94の内側に配置され、前壁部92を前後方向に貫通している。
弁基部101は、軸線O2と同軸の環状に形成され、前壁部92の後端面側に配置されている。弁基部101は、前方に向けて突設され、装着凹部94内に後方から入り込むことで装着凹部94に装着される装着凸部103を備えている。これにより、弁体100の全体は、前壁部92に対して一体に組み合わされている。
貯留プランジャ110は、貯留シリンダ90内を前後方向に摺動する摺動部材120と、摺動部材120の内側に嵌合された受け部材130と、を備えている。摺動部材120及び受け部材130は、前後方向に延びる筒状に形成され、軸線O2と同軸に配設されている。
特に、閉塞壁122は、付勢部材160の付勢力によって前方に付勢されており、弁基部101の後端面に対して後方から強く押し付けられている。これにより、閉塞壁122は、連通孔95をシールしていると共に、貯留プランジャ110の全体が付勢部材160に抗して後方移動したときに開弁して連通孔95を開放する。従って、閉塞壁122は、貯留プランジャ110が後方移動するまで貯留シリンダ90内で液体を加圧することができると共に、液体の圧力が所定値に達したとき、すなわち貯留プランジャ110が付勢部材160に抗して後方移動したときに開弁して、噴出孔4側に加圧した液体を供給する蓄圧弁として機能する。
なお、閉塞壁122の前端面が弁基部101の後端面に対して当接している場合では、凹溝126と連通孔95との連通は遮断されている。
本実施形態における付勢部材160は、前後方向に沿って延び、軸線O2と同軸に配置された金属製のコイルばねである。なお、付勢部材160として樹脂製のコイルばねを用いても良いし、その他の弾性を有する部材を用いてもよい。
これに対して図5に示すように、貯留プランジャ110の後方移動によって、作動部材190の規制部193(後述)がトリガー部51に前方から当接し、主ピストン52が最後方位置に位置するときの貯留プランジャ110の位置を、最後退位置とする。なお、貯留プランジャ110が最後退位置に位置するとき、係止部191(後述)とガイド溝93aの後端部との間に隙間が生じていてもよいし、係止部191がガイド溝93aの後端部に接していてもよい。
図2に示すように、規制部193は、囲繞部192bの下端部から前方に向けて突出するように設けられている。規制部193は、上下方向に厚みを有する板状に形成されている。規制部193は、トリガー部51の前方に位置している。
なお、トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填され、縦供給筒部10から液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
また、これと同時に、上述のように貯留プランジャ110を後方に向けて移動させることができる。
このように、トリガー部51を後方に引く操作を行う毎に、液体を噴出孔4から噴出させることができると共に、貯留プランジャ110を後方に移動させて、貯留シリンダ90内に液体を溜める(充填する)ことができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、ボール弁36を押し上げて開弁させ、連通筒部63内を通じて主シリンダ53内に導入される。これにより、次の噴出に備えることができる。
なお、このとき貯留弁102は閉弁していると共に、ボール弁36の上方への移動量は内筒13内に突出した連通筒部63の一部によって規制されている。
このように、トリガー部51を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部51を操作しない場合であっても液体を噴出させることができ、液体の連続噴出を行うことができる。
なお、作動部材190が貯留シリンダ90に対して前後方向に移動する際、係止部191がガイド溝93a内を前後方向に摺動する。
Claims (4)
- 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配置されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、
前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配置され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動するとともに、付勢部材によって他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、
前記貯留シリンダに対して前記一方側に移動可能に配置された作動部材と、が設けられ、
前記作動部材は、
前記貯留プランジャが前記一方側に移動するときに、前記貯留プランジャから前記一方側に向けた力を受ける係止部と、
前記貯留シリンダに対して前記作動部材が前記一方側に移動したときに、前記トリガー部に対して近接或いは当接して前記トリガー部の揺動を規制する規制部と、
前記係止部から前記他方側に向けて延び、前記係止部と前記規制部とを連結する連結部と、を有する、トリガー式液体噴出器。 - 前記係止部は前記貯留プランジャに固定されている、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
- 前記噴出器本体は、前記貯留シリンダの少なくとも一部を覆うカバー体をさらに備え、
前記貯留シリンダは前記一方側に向けて開口する開口部を有し、
前記貯留シリンダの前記開口部には、前記付勢部材を前記一方側から支持する支持部材が挿入され、
前記カバー体には、前記支持部材の前記一方側に向けた移動を規制する抜け止め部が形成されている、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。 - 前記カバー体には貫通孔が形成されており、
前記貫通孔の内側に前記支持部材の一部が位置している、請求項3に記載のトリガー式液体噴出器。
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