JP6942149B2 - アキュムレータ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用油圧システム、産業機器用油圧システム等において、蓄圧装置、脈動減衰装置等として用いられるアキュムレータに関する。
自動車、産業機器等の油圧制御装置の油圧回路には、蓄圧、脈動の減衰(緩衝)等を行うためのアキュムレータが設けられている。このようなアキュムレータは、ハウジング内にベローズが配置され、ベローズは、固定端がハウジングに溶接固定されたベローズ本体と、該ベローズ本体の他端に取付けられたベローズキャップと、から構成され、ベローズ本体及びベローズキャップにより、ハウジングの内部空間はガスを封入するガス室と、油圧回路に接続される流体出入路に通じる液室とに密閉状態に仕切られている。また、ベローズは、油圧回路から流体出入路を介して液室に流入する液体を受けてガス室内のガス圧と液室内の液体圧とが均衡するようにベローズ本体が伸縮して、蓄圧作動、脈動減衰作動等を行っている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示されているアキュムレータにおいて、ベローズを構成するベローズキャップの外面側(液室側)には、金属製の円板からなる基材と、該基材に加硫接着され基材の表面を覆う弾性部材と、から構成されるシール部材が環状のシールホルダにより保持されている。これによれば、例えば液室内に蓄えられた液体の排出にともないベローズ内のガス圧によりベローズは伸長し、シール部材が液室内に設けられる隔壁のシール面に密接することにより、隔壁のシール面に穿設され流体出入路と連通する貫通孔を閉塞できるようになっている。そのため、液室に液体の一部を閉じ込めて液室内の液体圧とガス室内のガス圧とを均衡させることができ、ベローズの破損等を防ぐことができる。
また、アキュムレータの使用時においては、ハウジング内が高温になることがあるとともに、シール部材がシール面に密接する際に応力がかかり弾性部材が弾性変形するため、シール部材の製造において基材の表面に接着剤を塗布して基材の表面に弾性部材を強固に加硫接着させている。このようなシール部材の製造において基材への接着剤の塗布は、接着剤の刷毛塗り、吹付け、浸漬等により行われ、複数の基材の表面に接着剤を略均一に塗布している。
実用新案登録第3148349号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、特許文献1にあっては、シール部材を構成する基材は、断面視矩形状を成す円板状を成し上下の表面が平面状に構成されているため、基材への接着剤の塗布工程において複数の基材が重なり合った状態になると、基材の表面が平面同士で当接して当該当接部分に接着剤が行き渡らない虞がある。基材の表面に接着剤が略均一に塗布されていないと、基材に弾性部材が加硫接着されたシール部材は、基材の表面と弾性部材と間の接着力が強い部分と弱い部分が不均一に分布することとなる。アキュムレータの使用時に、シール部材がシール面に接離を繰り返すと、弾性部材に繰り返し応力がかかり、接着力の弱い部分において基材の表面から弾性部材が剥がれやすくなり、アキュムレータの使用寿命が短くなってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、使用寿命の長いアキュムレータを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のシール部材は、
伸縮可能なベローズ本体とベローズキャップから構成されたベローズの少なくとも一端がハウジングに固定されることにより、該ハウジングの内部が前記ベローズの内外で密閉状態に仕切られており、円板状の基材を弾性部材により被覆してなるシール部材が前記ベローズキャップに環状のシールホルダの保持部によりその内径側に保持され、前記シール部材と対向する位置に形成される前記ハウジングのシール面に前記シール部材が密接することにより流体出入路を閉塞するアキュムレータであって、
前記基材は、前記シール面と対向する面の少なくとも中心部分が断面視弧形状を有する曲面を成すことを特徴としている。
この特徴によれば、基材のハウジングに形成されるシール面と対向する面の少なくとも中心部分が断面視弧形状を有する曲面を成すことにより、基材への接着剤の塗布工程において複数の基材が重なり合った状態になっても基材間の隙間が形成されやすくなり、当該隙間から接着剤を行き渡らせて基材の表面に略均一に塗布できるため、基材の表面に対する弾性部材の接着力を略均一にして基材の表面から弾性部材を剥がれ難くすることができ、アキュムレータの使用寿命を長くすることができる。
前記基材は、前記シール面と対向する面が径方向に亘って断面視弧形状を有することを特徴としている。
この特徴によれば、基材の少なくとも弾性部材を接着するために接着剤が塗布される面が径方向に亘って断面視弧形状を有する曲面を成すことにより、基材への接着剤の塗布工程において複数の基材が重なり合った状態になっても基材が径方向に亘って平面同士で当接することがなくなるため、基材間の隙間が形成されやすい。
前記基材は、前記シール面と対向する面の中心を頂点とする断面視弧形状を有することを特徴としている。
この特徴によれば、基材への接着剤の塗布工程において複数の基材が重なり合った状態になっても基材間に隙間が形成されやすくなるため、基材の表面に径方向に亘って接着剤を行き渡らせやすい。
前記基材は、両面が断面視弧形状を有することを特徴としている。
この特徴によれば、基材への接着剤の塗布工程において複数の基材が重なり合った状態になっても曲面同士で当接させることができるため、基材間の隙間が形成されやすい。
前記シールホルダに径方向に貫通する貫通孔が設けられ、該貫通孔と前記流体出入路とを連通する空間を形成するように径方向に延びる連通路が前記シールホルダもしくは前記シール面に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、火災等の高温によりシール部材を構成する弾性部材が溶解焼失して露出した基材がシールホルダの保持部の上面もしくはシール面に当接した状態で、シールホルダに設けられる貫通孔から流入した流体をシールホルダもしくはシール面に設けられる連通路により形成される空間を通して流体出入路に逃がす圧力開放流路を構成することができる。また、基材のシール面と対向する面が断面視弧形状を有する曲面であるため、基材とシール面の間に圧力開放流路を構成しやすい。
前記流体出入路は、開口部が上方に向けて漸次拡開する漏斗形状に構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、火災等の高温によりシール部材を構成する弾性部材が溶解焼失して露出した基材により流体出入路の開口部が覆われた状態において、基材が高温等により流体出入路側に撓んだ場合であっても、漏斗形状により流体出入路の開口部が閉塞され難くなる。
前記該漏斗形状の傾斜部に沿って延びる溝部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、火災等の高温によりシール部材を構成する弾性部材が溶解焼失して露出した基材により流体出入路の開口部が覆われた状態において、流体出入路の開口部が撓んだ基材により略閉塞された場合であっても、溝部を通して流体出入路に流体を逃がすことができる。
実施例1におけるアキュムレータの構造を示す断面図である。 図1のアキュムレータのシール部材とシール面とが密接した状態を示す断面図である。 シール部材の製造における基材への接着剤の塗布工程を示し、(a)は、複数の基材を収容した容器を接着剤に浸漬させた状態を示す断面図であり、(b)は、複数の基材の表面に接着剤が塗布された状態を示す断面図である。 (a)及び(b)は、シール部材の変形例1、2を示す断面図である。 実施例2におけるアキュムレータにおいて、(a)は、シール部材とシール面とが密接した状態を示す部分断面図であり、(b)は、シール部材を構成するゴム状弾性体が溶解焼失して圧力開放流路が形成された状態を示す部分断面図である。 ベローズの内側に液室を設定するとともに、ベローズの外側にガス室を設定する外ガスタイプのアキュムレータを示す断面図である。
本発明に係るアキュムレータを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るアキュムレータにつき、図1から図4を参照して説明する。以下、図1の紙面手前側をアキュムレータの正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
アキュムレータ1は、例えば自動車用油圧システム、産業機器用油圧システム等において、蓄圧装置、脈動減衰装置等として用いられるものであり、ベローズ本体31として金属ベローズを用いた金属ベローズ型アキュムレータである。
図1に示されるように、アキュムレータ1は、ハウジング2と、ハウジング2内に設けられるベローズ3と、から主に構成されている。尚、図1は、蓄液等の圧力により後述するベローズ本体31が収縮した状態を示している。
ハウジング2は、両端が開放する円筒状のシェル21と、シェル21の下端を閉塞するように溶接固定されるオイルポート部材22と、シェル21の上端を閉塞するように溶接固定されるガス封入部材23と、から構成されている。
ガス封入部材23には、ハウジング2内に形成される後述するガス室4に高圧ガス(例えば窒素ガス)を注入するためのガス封入口23aが設けられている。ガス封入口23aは、高圧ガスの注入後にガスプラグ23bにより閉塞される。
オイルポート部材22には、ハウジング2内に図示しない圧力配管から液体(例えば作動油)の流出入を行うための流体出入路24が設けられている。
また、オイルポート部材22には、流体出入路24の開口部24aの外径側に環状のシール面25が形成されている。さらに、シール面25の外径側には、シール面25よりも下方に下がった位置に環状面部26が形成されている。
ベローズ3は、上下両端が開放する略円筒状を成す金属製のベローズ本体31と、円盤状を成す金属製のベローズキャップ32と、から主に構成されている。
ベローズ本体31は、上端を構成する固定端31aを閉塞するようにガス封入部材23の内面23cに溶接固定されるとともに、下端を構成する遊動端31bを閉塞するように環状の保護リング33を挟着した状態でベローズキャップ32の上面32bが溶接固定されている。
尚、保護リング33は、シェル21の内壁面21aに対して直接ベローズ本体31が接触しないように保護するとともに、保護リング33の外周面33aとシェル21の内壁面21aとは、径方向に僅かに離間しており、ベローズ3の伸縮作動を妨げることなく滑らかに摺動できるようになっている。
また、ベローズキャップ32の下面32aには、断面視クランク形状の環状を成すシールホルダ34が嵌合されており、該シールホルダ34に対して円盤状を成すシール部材35が取付け、固定されている。
シールホルダ34は、金属製の円板が断面視クランク形状にプレス加工されており、シールホルダ34の上端を構成しベローズキャップ32の下面32aに溶接固定される外向きフランジ状の固定部34aと、該固定部34aから下方に延びシールホルダ34の側部を構成する筒状部34bと、シールホルダ34の下端を構成しシール部材35を保持可能な内向きフランジ状の保持部34cと、から主に構成されている。
また、シールホルダ34には、保持部34cの内径部分により開口部34dが形成されており、保持部34cにより保持されるシール部材35の一部(ゴム状弾性体37)が開口部34dから下方に露出した状態となっている。尚、シール部材35の外径は、保持部34cの内径、すなわち開口部34dの内径よりも大きくなっている。そのため、シールホルダ34は、保持部34cの上面34eにシール部材35を載置した状態で、ベローズキャップ32の下面32aに固定部34aを溶接固定されることにより、ベローズキャップ32の下面32aと保持部34cの上面34eとの間にシール部材35を挟持した状態で保持できるようになっている。
シール部材35は、金属製で円板状を成す基材36の表面の一部または全部にゴム状弾性体37(弾性部材)を被着(加硫接着)させることにより構成されている。尚、シール部材35の構造については、後段にて詳しく説明する。
ハウジング2の内部空間は、ベローズ3(ベローズ本体31及びベローズキャップ32)によりガス封入口23aと連通するガス室4と、流体出入路24と連通する液室5とに密閉状態に仕切られた構造となっている。
ガス室4は、ガス封入部材23の内面23c、ベローズ本体31の内周面31d及びベローズキャップ32の上面32bから画成され、ガス封入口23aから注入される高圧ガスが封入されている。
液室5は、シェル21の内壁面21a、オイルポート部材22の内面22a、ベローズ本体31の外周面31c及びベローズキャップ32の下面32a(シールホルダ34,シール部材35)から画成され、流体出入路24を介して圧力配管から液体が流出入するようになっている。
アキュムレータ1は、ハウジング2内に設けられるベローズ3の伸縮作動により、ベローズキャップ32を所定位置に移動させてガス室4のガス圧と液室5の液体圧とを均衡させて圧力調整を行っている。
例えば、図2に示されるように、圧力配管内の液体が排出されると、ベローズキャップ32がガス室4のガス圧を受けて下方に移動しベローズ本体31が伸長することにより、ベローズキャップ32の下面32aに取付けられたシール部材35(後述するゴム状弾性体37の環状突出部37a)とオイルポート部材22のシール面25とが密接して環状のシール部Sを形成し、流体出入路24の開口部24aが閉塞される。これにより、液室5内に一部の液体が閉じ込められ、この閉じ込められた液体の圧力とガス室4のガス圧とが均衡するため、ベローズ本体31に過大な応力がかかることがなくなり、ベローズ本体31の破損を抑制できるようになっている。尚、以下、上述したようにベローズ3が伸縮作動してシール部材35とシール面25とが密接することによりシール部Sが形成され、流体出入路24の開口部24aが閉塞されるアキュムレータの正常な作動のことをアキュムレータ1の定常作動と記載する。
次いで、シール部材35の構造について詳細に説明する。図1及び図2に示されるように、シール部材35を構成する基材36は、金属製で円板状を成し、上面36a及び下面36bの両面が径方向に亘って断面視円弧形状を有する曲面として構成されている。
詳しくは、基材36の上面36aは、基材36の外周面36cの上縁から径方向(直径)に亘って上面36aの径方向の中心P1が頂点となるように上方に突出した断面視円弧形状を有する曲面として構成されている。また、基材36の下面36bは、基材36の外周面36cの下縁から径方向(直径)に亘って下面36bの径方向の中心P2が頂点となるように下方に突出した断面視円弧形状を有する一の曲面、いわゆるドーム形状の外表面として構成されている。尚、基材36の径は、保持部34cの内径、すなわち開口部34dの内径よりも大きくなるように構成されている。
シール部材35を構成するゴム状弾性体37は、前述した基材36の表面(上面36a、下面36b、外周面36c)の全体に被着され、下方(シール面25側)に突出する環状突出部37aが形成されており、シール部材35とシール面25との密接時においてシール部Sのシール面圧を部分的に高めることにより、シール性能を向上させている。
図2に示されるように、アキュムレータ1の定常作動時において、シール部材35とシール面25とが密接してシール部Sを形成している状態では、シールホルダ34の保持部34cの下端面34fは、オイルポート部材22の環状面部26に対して上下方向に離間した状態となっている。これによれば、シール部材35とシール面25とが密接するため、シール部Sにおいて確実にシールできる。
また、アキュムレータ1の定常作動時においては、オイルポート部材22の流体出入路24の開口部24aを開閉して液室5内の液体圧を調整するためにシール部材35がシール面25と接離を繰り返しており、特にガス室4内のガス圧を受けてシール部材35がシール面25に密接して流体出入路24の開口部24aが閉塞される際には、シール部材35を構成するゴム状弾性体37に応力(押圧力)がかかり、ゴム状弾性体37が弾性変形して基材36の表面から剥がれやすくなるため、シール部材35の製造において基材36の表面に接着剤を塗布することにより、前述したようにゴム状弾性体37を基材36の表面に対して被着(加硫接着)させている。尚、基材36とゴム状弾性体37とは異素材(金属と樹脂)であるため、基材36の表面に対してゴム状弾性体37を強固に接着するために加硫接着が用いられる。
次いで、シール部材35の製造方法について説明する。例えば、シール部材35の製造においては、図3(a)に示されるように、先ず、基材36A,36B,36C,…への接着剤の塗布効率を上げるために、容器Cに複数の基材36A,36B,36C,…を収容した状態で接着剤に浸漬させ、複数の基材36A,36B,36C,…の表面に接着剤を塗布する(図3(b)参照)。そして、表面に接着剤が塗布された基材36A,36B,36C,…をゴム状弾性体37の形状に合わせた図示しない金型にそれぞれセットして基材36A,36B,36C,…の表面にゴム状弾性体37を加硫接着させる。
前述したように、シール部材35を構成する基材36A,36B,36C,…は、上面36a及び下面36bの両面が径方向に亘って断面視円弧形状を有する曲面として構成されているため、図3(a)に示されるように、容器Cに収容される複数の基材36A,36B,36C,…が重なり合った状態であっても、例えば基材36Bの上面36aと基材36Aの下面36bとの間、基材36Bの下面36bと基材36Cの上面36aとの間に隙間X,Xを形成することができる。
具体的には、例えば、基材36A,36B,36C,…の上面36a及び下面36bがそれぞれ平面状に構成されているような場合、容器Cに収容される基材36A,36B,36C,…が重なり合った状態になると、基材36A,36B,36C,…の表面が平面同士で密着して当該当接部分に接着剤が行き渡り難くなる。この場合、基材36A,36B,36C,…の表面に接着剤が略均一に塗布されないため、基材36A,36B,36C,…の表面に対するゴム状弾性体37の加硫接着後の接着力が不均一となり、ゴム状弾性体37が弾性変形した際に接着力の弱い箇所において基材36の表面から剥がれやすくなる虞があった。また、この場合、基材36A,36B,36C,…の表面に接着剤を略均一に塗布するためには、個別に接着剤の塗布作業を行う必要があり、基材36への接着剤の塗布効率が低下してしまっていた。
一方、本実施例の基材36A,36B,36C,…は、上面36a及び下面36bの両面が径方向に亘って断面視円弧形状を有する曲面として構成されているため、容器Cに収容される基材36A,36B,36C,…が重なり合った状態(図3(a)参照)であっても、曲面(上面36a、下面36b)同士の当接によって基材36A,36B,36C,…間の隙間X,Xが形成されやすくなり、当該隙間X,Xから接着剤を行き渡らせて基材36A,36B,36C,…の表面に略均一に接着剤を塗布できることから、基材36A,36B,36C,…の表面に対するゴム状弾性体37の接着力を略均一にして基材36A,36B,36C,…の表面からゴム状弾性体37を剥がれ難くすることができる。そのため、アキュムレータ1の使用寿命を長くすることができる。
また、基材36の上面36a及び下面36bは、それぞれ上面36a及び下面36bの径方向の中心P1,P2が頂点となるように上方及び下方に突出した断面視円弧形状を有する曲面として構成されているため、図3(a)に示されるように、基材36A,36B,36C,…への接着剤の塗布工程において複数の基材36A,36B,36C,…が重なり合った状態であっても基材36A,36B,36C,…間に上面36aと下面36bによって隙間X,Xが形成されやすくなるため、基材36A,36B,36C,…の表面に径方向に亘って接着剤を行き渡らせやすい。
また、基材36の下面36bにおける中心P2は、略点接触で下方の基材36の上面36aに接触するため、基材36の下面36bに径方向に亘って接着剤を行き渡らせやすい(例えば図3(b)の基材36A参照)。尚、基材36の下面36bは下方に突出しているため、シール部材35がシール面25に密接した状態において、中心P2には径方向両側から互いに反対方向の応力が作用するようになっており、ゴム状弾性体37と基材36の相対的なずれが発生し難い構造となっている。
また、前述したように、シール部材35の製造において表面に接着剤が塗布された基材36を金型にセットした際に、基材36の曲面によって基材36と金型の間の隙間が広くなるため、ゴムのまわりがよくなる。
また、シール部材35の変形例として次のようなものもある。図4(a)に示されるように、変形例1のシール部材135は、基材136の上面136aが平面状に構成され、シール面25と対向する面である下面136bが径方向に亘って下方に突出する断面視円弧形状を有する曲面として構成されている。
さらに、図4(b)に示されるように、変形例2のシール部材235は、基材236の上面236aが平面状に構成され、シール面25と対向する面である下面236bが径方向に亘って上方に凹むように断面視円弧形状を有する曲面として構成されている。
これによれば、変形例1,2のシール部材135,235の基材136,236は、少なくともシール面25と対向する面、すなわちアキュムレータ1の定常作動時において、シール面25と密接することによりゴム状弾性体137,237が弾性変形して剥がれやすくなる下面136b,236bが断面視円弧形状を有する曲面として構成されている。そのため、説明の便宜上、図示を省略するが、シール部材135,235の製造において、複数の基材136,136,…もしくは基材236,236,…が重なり合った状態であっても、曲面(下面136b,236b)の当接によって基材136,136,…もしくは基材236,236,…間の下面136b,236b側に隙間が形成されやすくなり、当該隙間から接着剤を行き渡らせて基材136,136,…もしくは基材236,236,…の下面136b,236bに略均一に接着剤を塗布できることから、基材136,136,…もしくは基材236,236,…の少なくとも下面136b,236bに対するゴム状弾性体37の加硫接着を略均一にして基材136,136,…もしくは基材236,236,…の表面からゴム状弾性体37を剥がれ難くすることができる。
また、変形例1,2のシール部材135,235の基材136,236は、上面136a,236aが平面であるため加工がしやすく、かつベローズキャップ32の下面32aから径方向に亘って略均等に力を作用させることができる。また、変形例1の基材136の下面136bは、下方に突出する曲面であるため、実施例1の基材36の下面36bと同様に径方向に亘って接着剤が行き渡りやすい。
次に、実施例2に係るアキュムレータにつき、図5を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
図5(a)に示されるように、実施例2におけるアキュムレータ101においては、オイルポート部材122に設けられる流体出入路124は、開口部124aが上方に向けて漸次拡開する漏斗形状に構成され、該漏斗形状の傾斜に沿って延びる複数の溝部124b,124b,…が形成されている。
また、シールホルダ134の筒状部134bには、径方向に貫通する複数の貫通孔138,138,…が周方向に所定間隔置きに穿設されており、該貫通孔138,138,…を介して液室5(シールホルダ134の外径側)とシールホルダ134の内径側とが連通している。
また、シールホルダ134の保持部134cの下端面134fには、前述した貫通孔138,138,…の周方向位置に対応して径方向に延びる複数の連通凹部139,139,…(連通路)が周方向に所定間隔置きに形成されている。すなわち、貫通孔138,138,…と連通凹部139,139,…がそれぞれ周方向に近接した位置に配置されている。
尚、アキュムレータ101の定常作動時において、シールホルダ134の筒状部134bに設けられる貫通孔138,138,…から流入した液室5の液体は、シール部材35(ゴム状弾性体37)により塞き止められるようになっている。
また、シール部材35とシール面125とのシール部Sは、連通凹部139,139,…の内径側に形成されるため、アキュムレータ101の定常作動時において、シールホルダ134の保持部134cの下端面134fとオイルポート部材122の環状面部126との離間部分から流入する液室5の液体も同様にシール部材35により塞き止められ、流体出入路124へ流入できないようになっている。
次いで、火災等の高温によりシール部材35を構成するゴム状弾性体37が溶解焼失して基材36が露出した状態において、液室5の液体を流体出入路124に逃がすために構成される圧力開放流路について説明する。尚、以下、図面においては、紙面右側に構成される圧力開放流路における液体の流れのみを矢印で示すものとする。
図5(b)に示されるように、火災等の高温によりシール部材35を構成するゴム状弾性体37が溶解焼失して基材36が露出した状態においては、基材36がオイルポート部材122の流体出入路124の開口部124a上に載置された状態となる。詳しくは、基材36の下面36bは曲面を成しているとともに、開口部124aが上方に向けて漸次拡開する漏斗形状に構成されているため、基材36の下面36bは流体出入路124の開口部124aの開口縁に当接した状態となる。また、基材36の下面36bは曲面を成しているため、基材36の下面36bとシール面125及びシールホルダ134の保持部134cの上面134eとの間には隙間が形成されやすくなっているとともに、開口部124aの漏斗形状の傾斜に沿って延びる複数の溝部124b,124b,…を介して流体出入路124に連通する空間A1が形成される。
また、シール面125に密接するゴム状弾性体37(環状突出部37a)が溶解焼失しているため、シールホルダ134の保持部134cの下端面134fが定常作動時よりも下方に移動してオイルポート部材122の環状面部126に当接する。
さらに、シール部材35のゴム状弾性体37が溶解焼失しているため、シールホルダ134の貫通孔138,138,…及びシールホルダ134の保持部134cの下端面134fに設けられる連通凹部139,139,…から流入した液室5の液体を、基材36の下面36bとシール面125との間に形成され開口部124aの溝部124b,124b,…を介して流体出入路124に連通する空間A1へ流入させることができる。
これによれば、火災等の高温によりシール部材35を構成するゴム状弾性体37が溶解焼失して露出した基材36の下面36bがオイルポート部材122の流体出入路124の開口部124a上に載置された状態で、シールホルダ134の筒状部134bに設けられる貫通孔138,138,…から流入した液室5の液体を基材36の下面36bとシール面125及びシールホルダ134の保持部134cの上面134eとの間に形成され開口部124aの溝部124b,124b,…を介して流体出入路124に連通する空間A1を通して流体出入路124に逃がす圧力開放流路と、液室5の液体をシールホルダ134の保持部134cの下端面134fに設けられる連通凹部139,139,…の外径側から直接その内径側に連通する空間A1を通して流体出入路124に逃がす圧力開放流路とを構成することができる。また、液室5の液体を流体出入路124に逃がすことができるため、液室5の圧力、ひいてはガス室4の圧力の急激な上昇を抑えることができる。
また、アキュムレータ101は、2種類の圧力開放流路を構成できるため、圧力開放流路の流量を増やすことができる。
また、貫通孔138,138,…をシールホルダ134の筒状部134bに設けているため、ゴム状弾性体37が溶解焼失時に直ちに貫通孔138,138,…からシールホルダ134の内径側に液室5の液体が流入し迅速に液室5の圧力を低下させることができる。さらに、高温によりガス室4内のガスの体積が増え、ベローズ本体31が外径方向に膨張しても、液室5の液体を適時流体出入路124に逃がすことができる。
尚、圧力開放流路により液室5の液体を流体出入路124に逃がすことにより、ベローズ本体31の外側の液室5内の液体圧とベローズ本体31の内側のガス室4内のガス圧との均衡が失われ、ベローズ本体31の破損が起こる。これによれば、ガス室4と液室5とがベローズ本体31の破損部分により連通した状態となり、液室5に構成される圧力開放流路によりガス室4内の高圧ガスを流体出入路124に逃がすことができる。そのため、ガス室4内の圧力の上昇によるハウジング2の破損を防ぐことができる。
また、前述したように、貫通孔138,138,…及び連通凹部139,139,…は、周方向に複数設けられるため、圧力開放流路の流量を確保でき、液室5の液体及びガス室4の高圧ガスを流体出入路124に短時間で逃がすことができる。
また、貫通孔138,138,…及び連通凹部139,139,…は、周方向に近接して設けられるため、圧力開放流路により液室5の液体及びガス室4の高圧ガスを流体出入路124に効率よく逃がすことができる。さらに、貫通孔138,138,…及び連通凹部139,139,…が略放射状に配置されているため、液室5の液体及びガス室4の高圧ガスを流体出入路124に効率よく逃がすことができる。
また、基材36は、下面36bが曲面を成しており、シール面125及びシールホルダ134の保持部134cの上面134eとの間の空間を大きく確保することができるため、圧力開放流路の流量を増やすことができる。
さらに、基材36は、下面36bが曲面を成しているため、基材36の下面36bがオイルポート部材122の流体出入路124の開口部124a上に載置された状態において、液室5内の圧力変動や空間A1へ流入する液室5の液体及びガス室4の高圧ガスによって基材36を揺動させることができる。これによれば、シール面125及びシールホルダ134の保持部134cの上面134eとの間の空間を大きく確保することができるため、圧力開放流路の流量を増やして液室5の液体及びガス室4の高圧ガスを流体出入路124に短時間で逃がすことができる。
また、シールホルダ134は、金属製の円板をプレス加工した環状の部材であり、その構造が単純であるため、火災等の高温によりシール部材35を構成するゴム状弾性体37が溶解焼失するような状況にあってもその構造が保持され、圧力開放流路を構成しやすい。
また、前述したように、流体出入路124は、開口部124aが上方に向けて漸次拡開する漏斗形状に構成され、該漏斗形状の傾斜に沿って延びる溝部124b,124b,…が形成されているため、基材36の下面36bが流体出入路124の開口部124a上に載置された状態で基材36が高温等により流体出入路124の開口部124a側に撓んだ場合であっても、漏斗形状により流体出入路124の開口部124aが閉塞され難くなるとともに、流体出入路124の開口部124aが撓んだ基材36の下面36bにより略閉塞された場合であっても、溝部124b,124b,…を通して流体出入路124に液室5の液体及びガス室4の高圧ガスを逃がすことができるため、圧力開放流路を確実に構成することができる。
また、シール部材35の基材36、シールホルダ134の貫通孔138,138,…及び連通凹部139,139,…により圧力開放流路を構成することができるため、従来のアキュムレータのシール部材35及びシールホルダ134を取り替える作業のみで、アキュムレータに圧力開放流路を構成することができる。
尚、アキュムレータ101に圧力開放流路を構成するシールホルダ134の貫通孔138,138,…及び連通凹部139,139,…は、一方のみ設けられるものであってもよい。また、アキュムレータ101に構成される圧力開放流路は、前述したものに限らず他の流路であってもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、基材36は、シール面25と対向する面(下面36b)が径方向に亘って断面視円弧形状を有する曲面を成す構成について説明したが、これに限らず、基材の少なくとも下面の一部(好ましくは下面の少なくとも中心部分)が断面視円弧形状を有する曲面を成していればよく、例えば、基材の下面において内径側が断面視円弧形状に構成され、外径側が平面状に構成されていてもよい。また、基材の下面は断面視波形状に構成されていてもよい。
また、前記実施例では、基材36の下面36bは、中心P2を頂点とし、周方向に亘って断面視円弧形状を有するドーム形状に構成される例について説明したが、中心部分が断面視円弧形状を有する曲面であればよい。例えば、基材の下面は、ドーム形状の突端部分が径方向に直線状に延びる稜線として形成され、該稜線の延びる方向からみて断面視円弧形状を有する曲面であってもよい。
また、ゴム状弾性体37は、少なくとも基材36の下面36bに加硫接着されていればよく、例えば下面36bのみ、もしくは下面36bから外周面36cにかけて加硫接着されていてもよい。
また、基材36の表面(特に下面36b)には、ゴム状弾性体37を加硫接着させやすくするための表面加工を行ってもよい。
また、実施例1において変形例1,2として説明したシール部材135,235を実施例2において用いてもよい。
また、前記実施例では、アキュムレータ1,101は、ベローズ3の外側に液室5を設定するとともに、ベローズ3の内側にガス室4が設定されるいわゆる内ガスタイプのアキュムレータとして説明したが、これに限らず、例えば、ベローズ3内にステー60等を設けてベローズの内側に液室を設定するとともに、ベローズの外側にガス室を設定する外ガスタイプのアキュムレータ(図6参照)としてもよい。
また、シールホルダ134の保持部134cの下端面134fに設けられる連通凹部139,139,…は、オイルポート部材122の環状面部126に設けられていてもよい。さらに、連通凹部は、複数の凸部により凹部が形成されるものであってもよい。
また、ハウジング2は、シェル21とオイルポート部材22とガス封入部材23とがそれぞれ別の部材により形成される例について説明したが、シェル21とオイルポート部材22またはガス封入部材23を一部材としてもよい。
また、ベローズ本体31は、金属製のものに限らず、例えば樹脂等から構成されるものであってもよい。
1 アキュムレータ
2 ハウジング
3 ベローズ
4 ガス室
5 液室
22 オイルポート部材
24 流体出入路
24a 開口部
25 シール面
26 環状面部
31 ベローズ本体
32 ベローズキャップ
34 シールホルダ
35 シール部材
36 基材
36a 上面
36b 下面
37 ゴム状弾性体(弾性部材)
138 貫通孔
139 連通凹部(連通路)
A1 空間
P1,P2 中心
S シール部
X 隙間

Claims (6)

  1. 伸縮可能なベローズ本体とベローズキャップから構成されたベローズの少なくとも一端がハウジングに固定されることにより、該ハウジングの内部が前記ベローズの内外で密閉状態に仕切られており、円板状の基材を弾性部材により被覆してなるシール部材が前記ベローズキャップに環状のシールホルダの保持部によりその内径側に保持され、前記シール部材と対向する位置に形成される前記ハウジングのシール面に前記シール部材が密接することにより流体出入路を閉塞するアキュムレータであって、
    前記基材は、前記シール面と対向する面の少なくとも中心部分が断面視弧形状を有する曲面を成し、
    前記基材は、両面が断面視弧形状を有することを特徴とするアキュムレータ。
  2. 伸縮可能なベローズ本体とベローズキャップから構成されたベローズの少なくとも一端がハウジングに固定されることにより、該ハウジングの内部が前記ベローズの内外で密閉状態に仕切られており、円板状の基材を弾性部材により被覆してなるシール部材が前記ベローズキャップに環状のシールホルダの保持部によりその内径側に保持され、前記シール部材と対向する位置に形成される前記ハウジングのシール面に前記シール部材が密接することにより流体出入路を閉塞するアキュムレータであって、
    前記基材は、前記シール面と対向する面の少なくとも中心部分が断面視弧形状を有する曲面を成し、
    前記シールホルダに径方向に貫通する貫通孔が設けられ、該貫通孔と前記流体出入路とを連通する空間を形成するように径方向に延びる連通路が前記シールホルダもしくは前記シール面に設けられていることを特徴とするアキュムレータ。
  3. 前記基材は、前記シール面と対向する面が径方向に亘って断面視弧形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載のアキュムレータ。
  4. 前記基材は、前記シール面と対向する面の中心を頂点とする断面視弧形状を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアキュムレータ。
  5. 前記流体出入路は、開口部が上方に向けて漸次拡開する漏斗形状に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のアキュムレータ。
  6. 前記漏斗形状の傾斜部に沿って延びる溝部が設けられていることを特徴とする請求項に記載のアキュムレータ。
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