JP6933734B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、医療用のガイドワイヤに関する。
従来、治療や検査のために、血管、消化管、尿管等の管状器官や体内組織に挿入して使用されるカテーテル等を案内する種々のガイドワイヤが提案されてきた。例えば、特許文献1には、ワイヤ本体と、そのワイヤ本体の先端部を覆う、先端側コイル体及び基端側コイル体からなるコイル体と、その先端側コイル体及び基端側コイル体からなるコイル体の外周に設けられた樹脂被覆層とを備えたガイドワイヤが記載されている(図1等参照)。
特開2007−135645号公報
一般に、ガイドワイヤの外周を覆う樹脂被覆層は、ガイドワイヤの摩擦を低減し、摺動性を向上させることによってガイドワイヤの操作性を向上させるものである。この点、特許文献1に記載された樹脂被覆層についても同様の記載がある(0116段落参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の樹脂被覆層は、コイル体全体に略均一の膜厚で形成されていることから、コイル体全体が同一の摺動性及び柔軟性を有することになり、コイル全体を厚い膜厚で形成した場合には、コイル先端の柔軟性が損なわれ、コイル全体を薄い膜厚で形成した場合には、コイル基端側で摺動性が損なわれるといった問題があった。
また、コイル全体で良好な膜厚を設定することも考えられるが、その良好な膜厚の許容範囲が極めて狭く、ガイドワイヤの製造上歩留まりが悪くなるといった問題があった。
本発明は、従来技術が有する上述した問題に対応してなされたものであり、製造上容易に、ガイドワイヤの滑り性能と、ガイドワイヤの先端柔軟性とを両立させたガイドワイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の第1の態様は、コアシャフトと、そのコアシャフトの先端部を覆うコイル体と、そのコイル体の外周を覆うコーティング剤と、を備えたガイドワイヤにおいて、前記コイル体は、先端側の先端側コイル体と、その先端側コイル体の基端側に配置された基端側コイル体とを備え、前記基端側コイル体の表面粗さを、前記先端側コイル体の表面粗さよりも大きくしたことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様のガイドワイヤにおいて、前記基端側コイル体の表面には、前記基端側コイル体を構成する素線の長手方向に沿った溝部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様に記載のガイドワイヤにおいて、基端側コイル体を構成する素線は、横断面視矩形形状であることを特徴とする。
さらに、本発明の第4の態様は、第3の態様のガイドワイヤにおいて、先端側コイル体を構成する素線は、横断面視円形状であることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、コアシャフトと、そのコアシャフトの先端部を覆うコイル体と、そのコイル体の外周を覆うコーティング剤とを備えたガイドワイヤにおいて、コイル体は、先端側の先端側コイル体と、その先端側コイル体の基端側に配置された基端側コイル体とを備え、基端側コイル体の表面粗さを、先端側コイル体の表面粗さよりも大きくしたので、コーティング剤をコイル体の表面に塗布した場合に、コイル体の基端側では、基端側コイル体と密着性の高いコーティング膜を厚く形成することによって、ガイドワイヤの滑り性能を向上させ、コイル体の先端側では、先端側コイル体にコーティング膜を薄く形成することによって、ガイドワイヤの先端柔軟性を向上させることができる。
また、本発明の第2の態様によれば、第1の態様のガイドワイヤにおいて、基端側コイル体の表面には、基端側コイル体を構成する素線の長手方向に沿った溝部が形成されているので、第1の態様のガイドワイヤの効果に加え、基端側コイル体を構成する素線を、内周が凸凹形状のダイスに通すだけで、表面粗さの大きい基端側コイル体を形成することができ、簡単に、コイル体の基端側では、基端側コイル体と密着性の高いコーティング膜を厚く形成することによって、ガイドワイヤの滑り性能を向上させ、コイル体の先端側では、先端側コイル体にコーティング膜を薄く形成することによって、ガイドワイヤの先端柔軟性を向上させることができる。
また、本発明の第3の態様によれば、第1の態様または第2の態様のガイドワイヤにおいて、基端側コイル体を構成する素線は、横断面視矩形形状であるので、第1の態様または第2の態様のガイドワイヤの効果に加え、先端側コイル体の内径と基端側コイル体の内径とを合わせた場合には、基端側コイル体のコーティング膜の厚さをさらに厚く形成することができる。
また、本発明の第4の態様によれば、第3の態様のガイドワイヤにおいて、先端側コイル体を構成する素線は、横断面視円形状であるので、第3の態様のガイドワイヤの効果に加え、先端側コイル体を構成する素線同士が点接触する傾向となる為、ガイドワイヤの先端柔軟性をさらに確保することができる。
本発明の第1実施形態のガイドワイヤの概略構成図である。 第1実施形態のガイドワイヤの先端拡大図である。 第2実施形態のガイドワイヤの先端拡大図である。 第2実施形態のガイドワイヤの先端縦断面図である。 第3実施形態のガイドワイヤの先端拡大図である。 第4実施形態のガイドワイヤの先端拡大図である。 第4実施形態のガイドワイヤの先端縦断面図である。 第5実施形態のガイドワイヤの先端縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤの概略構成図であり、図2は、第1実施形態のガイドワイヤの先端拡大図である。
図1に示すように、本実施形態のガイドワイヤ1は、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体3と、そのコイル体3の外周を覆うコーティング剤7とから構成されている。
コアシャフト9は、基端から先端に向かって縮径している断面円形の棒状部材であり、長尺状の可撓性部材である。コアシャフト9の材料は、ステンレス鋼、Ni−Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
コイル体3は、単数または複数の金属素線を巻回して形成された円筒中空状のコイル体であり、その先端がロウ材2によってコアシャフト9に固着され、コイル体3の基端は、ロウ材4によってコアシャフト9に固着されている。
本実施形態のコイル体3は、先端側の先端側コイル体3aと、その先端側コイル体3aの基端側に配置された基端側コイル体3bとの2つのコイル体から形成されている。なお、本実施形態の先端側コイル体3aとは、コイル体3のうち、コイル体3の中間位置Aよりも先端側に位置するコイル体を意味し、本実施形態の基端側コイル体3bとは、コイル体3の中間位置Aよりも基端側に位置するコイル体を意味する。
また、本実施形態において、基端側コイル体3bの表面粗さは、先端側コイル体3aの表面粗さよりも大きい。なお、図1及び図2においては、基端側コイル体3bの表面粗さが先端側コイル体3aの表面粗さよりも大きい点を示す為に、基端側コイル体3bの領域をハッチングで図示している。
表面粗さの調整は、例えば、コイル体3の先端側コイル体3aの部分をマスキングしたのち、コイル体3全体にブラスト加工等の公知の表面処理を行うことで、基端側コイル体3bの表面粗さを先端側コイル体3aの表面粗さよりも大きくすることができる。
なお、コイル体3を形成する素線の材料は、タングステン、Ni−Ti系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されており、先端側コイル体3a及び基端側コイル体3bを形成する素線の材料は、同一のステンレス鋼である。
また、ロウ材2及びロウ材4は、金錫ロウ材、銀錫ロウ材等、生体適合性を有するロウ材であれば特に限定されないが、本実施形態では銀錫ロウ材が使用されている。
コーティング剤7は、前述のとおり、コイル体3及びコアシャフト9の外周を覆うものであるが、図1及び図2に示すように、本実施形態のコーティング剤7は、コイル体3の中間位置Aより基端側にある基端側コイル体3bの領域の膜厚が、コイル体3の中間位置Aより先端側にある先端側コイル体3aの領域の膜厚よりも厚い。
なお、本実施形態における基端側コイル体3bの領域の膜厚と先端側コイル体3aの領域の膜厚との差は数μm〜10μm程度であるが、図1及び図2においては理解し易いように誇張して図示している。
本実施形態において、基端側コイル体3bの領域の膜厚が先端側コイル体3aの領域の膜厚よりも厚くなるのは、基端側コイル体3bの表面粗さが先端側コイル体3aの表面粗さよりも大きいことにより、コーティング剤7をコイル体3の表面に塗布した場合に、自動的に基端側コイル体3bの領域の膜厚が先端側コイル体3aの領域の膜厚よりも厚くなるのである。
この場合には、基端側コイル体3bの表面粗さが大きいことにより、基端側コイル体3bとコーティング膜7との密着性が高くなり、延いては、ガイドワイヤ1の滑り性能を向上させることができる。
一方で、コイル体3の先端側では、先端側コイル体3aにコーティング膜7を薄く形成することによって、ガイドワイヤ1の先端柔軟性を確保することができる。
なお、コーティング剤7は、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、無水マレイン酸系共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンまたはその共重合体、(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)―スチレンブロック共重合体、各種合成ポリペプチド、コラーゲン、ヒアルロン酸、セルロース系ポリマー、およびこれらの混合物等を使用することが望ましい。
本実施形態のガイドワイヤ1によれば、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体3と、そのコイル体3の外周を覆うコーティング剤7とを備え、コイル体3は、先端側の先端側コイル体3aと、その先端側コイル体3aの基端側に配置された基端側コイル体3bとを備え、基端側コイル体3bの表面粗さを、先端側コイル体3aの表面粗さよりも大きくしたので、コーティング剤7をコイル体3の表面に塗布した場合に、コイル体3の基端側では、基端側コイル体3bと密着性の高いコーティング膜を厚く形成することによって、ガイドワイヤ1の滑り性能を向上させ、コイル体3の先端側では、先端側コイル体3aにコーティング膜を薄く形成することによって、ガイドワイヤ1の先端柔軟性を確保することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図3は、第2実施形態のガイドワイヤの先端拡大図であり、図4は、第2実施形態のガイドワイヤの先端縦断面図である。
なお、本実施形態においては、第1実施形態と同一の部材については同一の番号を付し、説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態のガイドワイヤ10は、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体13と、そのコイル体13の外周を覆うコーティング剤17とから構成されている。
コイル体13は、単数または複数の金属素線を巻回して形成された円筒中空状のコイル体であり、その先端がロウ材2によってコアシャフト9に固着され、コイル体3の基端は、ロウ材4によってコアシャフト9に固着されている。
本実施形態のコイル体13は、先端側の先端側コイル体13aと、その先端側コイル体13aの基端側に配置された基端側コイル体13bとの2つのコイル体から形成されている。なお、実施形態における基端側コイル体13bを構成する素線の先端は、先端側コイル体13aを構成する素線の基端に接続されているため、図3及び図4に示すように、先端側コイル体13aと基端側コイル体13bとの境界線は、コイル体13の撚角に沿って斜めに傾斜して現れている。
また、本実施形態において、先端側コイル体13aの硬度は、基端側コイル体13bの硬度より低い。なお、図3及び図4においては、後述するように、基端側コイル体13bの表面粗さが先端側コイル体13aの表面粗さよりも大きい点を示す為に、基端側コイル体13bの領域をハッチングで図示している。
なお、コイル体13を形成する素線の材料は、第1実施形態のコイル体3と同様の材料を使用することができ、本実施形態では、先端側コイル体13aにはプラチナが使用され、基端側コイル体13bにはステンレス鋼が使用されている。
なお、先端側コイル体13aは、基端側コイル体13bの硬度に比べ低いものであれば限定されない。例えば、上述のように、プラチナとステンレス鋼のように異種金属であっても良く、同種の金属であっても伸線加工または熱処理によって硬度を変えたものであっても良い。
コーティング剤17は、前述のとおり、コイル体13及びコアシャフト9の外周を覆うものであるが、図3及び図4に示すように、本実施形態のコーティング剤17は、基端側コイル体13bの領域の膜厚が、コイル体13aの領域の膜厚よりも厚い。
なお、本実施形態においても、基端側コイル体13bの領域の膜厚と先端側コイル体13aの領域の膜厚との差は数μm〜10μm程度であるが、図3及び図4においては理解し易いように誇張して図示している。
本実施形態において、基端側コイル体13bの領域の膜厚が先端側コイル体13aの領域の膜厚よりも厚くなるのは、基端側コイル体13bの表面粗さが先端側コイル体13aの表面粗さよりも大きい為である。
また、本実施形態における基端側コイル体13bの表面粗さを先端側コイル体13aの表面粗さよりも大きくするには、コイル体13に次の処理を施す。
即ち、ダイスを用いた伸線加工の過程では、基端側コイル体13b及び先端側コイル体13aを構成する素線の表面にキズ(凹凸)が生じる。基端側コイル体13bよりも硬度が低い先端側コイル体13aに、スウェージング加工を施して平滑化することにより、基端側コイル体13bの表面粗さを先端側コイル体13aの表面粗さよりも大きくすることができる。
したがって、図3及び図4においては、基端側コイル体13bをハッチングで図示し、先端側コイル体13aをハッチングで図示していないが、これは先端側コイル体13aの表面が平坦であるという意味ではなく、単に、先端側コイル体13aの表面粗さが基端側コイル体13bの表面粗さよりも小さいという意味である。
そして、その後、コーティング剤17をコイル体13の表面に塗布した場合には、自動的に基端側コイル体13bの領域の膜厚が先端側コイル体13aの領域の膜厚よりも厚くなるのである。
この場合には、基端側コイル体13bの表面粗さが大きいことにより、基端側コイル体13bとコーティング膜17との密着性が高くなり、延いては、ガイドワイヤ10の滑り性能を向上させることができる。
一方で、コイル体13の先端側では、先端側コイル体13aにコーティング膜17を薄く形成することによって、ガイドワイヤ10の先端柔軟性を確保することができる。
なお、コーティング剤17は、第1実施形態のコーティング剤7と同様の材料を使用することが可能である。
本実施形態のガイドワイヤ10によれば、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体13と、そのコイル体13の外周を覆うコーティング剤17とを備え、コイル体13は、先端側の先端側コイル体13aと、その先端側コイル体13aの基端側に配置された基端側コイル体13bとを備え、先端側コイル体13aの硬度を、基端側コイル体13bの硬度よりも低くしたので、簡単に、基端側コイル体13bの表面粗さを、先端側コイル体13aの表面粗さよりも大きくすることができる。したがって、簡単に、コイル体13の基端側では、基端側コイル体13bと密着性の高いコーティング膜を厚く形成することによって、ガイドワイヤ10の滑り性能を向上させ、コイル体13の先端側では、先端側コイル体13aにコーティング膜を薄く形成することによって、ガイドワイヤ10の先端柔軟性を確保することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図5は、第3実施形態のガイドワイヤの先端拡大図である。
なお、本実施形態においては、第1実施形態と同一の部材については同一の番号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態のガイドワイヤ20は、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体23と、そのコイル体23の外周を覆うコーティング剤27とから構成されている。
コイル体23は、単数または複数の金属素線を巻回して形成された円筒中空状のコイル体であり、その先端がロウ材2によってコアシャフト9に固着され、コイル体23の基端は、ロウ材4によってコアシャフト9に固着されている。
本実施形態のコイル体23は、先端側の先端側コイル体23aと、その先端側コイル体23aの基端側に配置された基端側コイル体23bとの2つのコイル体から形成されている。なお、実施形態における基端側コイル体23bを構成する素線の先端は、先端側コイル体23aを構成する素線の基端に接続されているため、図5に示すように、先端側コイル体23aと基端側コイル体23bとの境界線は、コイル体23の撚角に沿って斜めに傾斜して現れている。
また、本実施形態において、基端側コイル体23bには、図5に示すように、基端側コイル体23bを構成する素線の表面に、その長手方向に沿って複数本の溝部25が形成されている。
なお、溝部25は、基端側コイル体23bを構成する素線の表面全体に形成されているが、基端側コイル体23bを構成する素線の表面の一部に形成されるものであっても良い。但し、溝部25を、基端側コイル体23bを構成する素線の表面全体に形成した方が後述するコーティング剤の厚みを厚くすることができる。
また、コイル体23を形成する素線の材料は、第1実施形態のコイル体3と同様の材料を使用することができ、本実施形態では、先端側コイル体23a及び基端側コイル体23bには同一のステンレス鋼が使用されている。
コーティング剤27は、前述のとおり、コイル体23及びコアシャフト9の外周を覆うものであるが、図5に示すように、本実施形態のコーティング剤27は、基端側コイル体23bの領域の膜厚が、コイル体23aの領域の膜厚よりも厚い。
なお、本実施形態においても、基端側コイル体23bの領域の膜厚と先端側コイル体23aの領域の膜厚との差は数μm〜10μm程度であるが、図5においては理解し易いように誇張して図示している。
本実施形態において、基端側コイル体23bの領域の膜厚が先端側コイル体23aの領域の膜厚よりも厚くなるのは、基端側コイル体23bを構成する素線の表面に、その長手方向に沿って複数本の溝部25が形成されている為である。言い換えれば、基端側コイル体23bの表面粗さが先端側コイル体23aの表面粗さよりも大きい為である。
したがって、コーティング剤27をコイル体23の表面に塗布した場合には、自動的に基端側コイル体23bの領域の膜厚が先端側コイル体23aの領域の膜厚よりも厚くなるのである。
そして、基端側コイル体23bを構成する素線の表面に、その長手方向に沿って複数本の溝部25が形成されていることにより、基端側コイル体23bとコーティング剤27との密着性が高くなり、延いては、ガイドワイヤ20の滑り性能を向上させることができる。
一方で、コイル体23の先端側では、先端側コイル体23aにコーティング剤27を薄く形成することによって、ガイドワイヤ20の先端柔軟性を確保することができる。
なお、コーティング剤27は、第1実施形態のコーティング剤7と同様の材料を使用することが可能である。
本実施形態のガイドワイヤ20よれば、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体23と、そのコイル体23の外周を覆うコーティング剤27とを備え、コイル体23は、先端側の先端側コイル体23aと、その先端側コイル体23aの基端側に配置された基端側コイル体23bとを備え、基端側コイル体23bの表面には、基端側コイル体23bを構成する素線の長手方向に沿った溝部25が形成されているので、基端側コイル体23bを構成する素線を、内周が凸凹形状のダイスに通すだけで、表面粗さの大きい基端側コイル体23bを形成することができ、簡単に、コイル体23の基端側では、基端側コイル体23bと密着性の高いコーティング膜を厚く形成することによって、ガイドワイヤ20の滑り性能を向上させ、コイル体23の先端側では、先端側コイル体23aにコーティング膜を薄く形成することによって、ガイドワイヤ20の先端柔軟性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、先端側コイル体23a及び基端側コイル体23bを同一のステンレス鋼からなるものとして説明したが、第2実施形態のように、先端側コイル体23aの硬度を基端側コイル体23bの硬度より低くすると共に、基端側コイル体23bを構成する素線の長手方向に沿って溝部25を形成しても良く、第1実施形態のように、コイル体23の先端側コイル体23aの部分をマスキングしたのち、コイル体23全体にブラスト加工等の公知の表面処理方法を行っても良い。
その場合には、本実施形態のガイドワイヤ20の効果に加え、第1実施形態のガイドワイヤ及び第2実施形態のガイドワイヤの効果を奏することができる。例えば、基端側コイル体23bを構成する素線を、内周が凸凹形状のダイスに通すだけで、表面粗さの大きい基端側コイル体23bを簡単に形成することができると共に、同一の条件でコイル体23全体の表面粗さを形成する場合に、簡単に、基端側コイル体23bの表面粗さを、先端側コイル体23aの表面粗さよりも大きくすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図6は、第4実施形態のガイドワイヤの先端拡大図であり、図7は、第4実施形態のガイドワイヤの先端縦断面図である。
なお、本実施形態においては、第1実施形態と同一の部材については同一の番号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のガイドワイヤ30は、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体33と、そのコイル体33の外周を覆うコーティング剤37とから構成されている。
コイル体33は、単数または複数の金属素線を巻回して形成された円筒中空状のコイル体であり、その先端がロウ材2によってコアシャフト9に固着され、コイル体3の基端は、ロウ材4によってコアシャフト9に固着されている。
本実施形態のコイル体33は、先端側の先端側コイル体33aと、その先端側コイル体33aの基端側に配置された基端側コイル体33bとの2つのコイル体から形成されている。なお、実施形態における基端側コイル体33bを構成する素線の先端は、先端側コイル体33aを構成する素線の基端に接続されているため、図6及び図7に示すように、先端側コイル体33aと基端側コイル体33bとの境界線は、コイル体33の撚角に沿って斜めに傾斜して現れている。
また、本実施形態において、基端側コイル体33bの表面粗さは、先端側コイル体33aの表面粗さよりも大きい。なお、図6及び図7においては、基端側コイル体33bの表面粗さが先端側コイル体33aの表面粗さよりも大きい点を示す為に、基端側コイル体33bの領域をハッチングで図示している。
また、先端側コイル体33a及び基端側コイル体33b構成する素線は、共に横断面視矩形形状である。
また、コイル体33を形成する素線の材料は、第1実施形態のコイル体3と同様の材料を使用することができ、本実施形態では、先端側コイル体33a及び基端側コイル体33bには同一のステンレス鋼が使用されている。
コーティング剤37は、前述のとおり、コイル体33及びコアシャフト9の外周を覆うものであるが、図6及び図7に示すように、本実施形態のコーティング剤37は、基端側コイル体33bの領域の膜厚が、コイル体33aの領域の膜厚よりも厚い。
なお、本実施形態においても、基端側コイル体33bの領域の膜厚と先端側コイル体33aの領域の膜厚との差は数μm〜10μm程度であるが、図6及び図7においては理解し易いように誇張して図示している。
本実施形態において、基端側コイル体33bの領域の膜厚が先端側コイル体23aの領域の膜厚よりも厚くなるのは、基端側コイル体33bの表面粗さが先端側コイル体33aの表面粗さよりも大きい為である。
したがって、コーティング剤37をコイル体33の表面に塗布した場合には、自動的に基端側コイル体33bの領域の膜厚が先端側コイル体33aの領域の膜厚よりも厚くなるのである。
また、基端側コイル体33bとコーティング膜37との密着性が高くなり、延いては、ガイドワイヤ30の滑り性能を向上させることができる。
一方で、コイル体33の先端側では、先端側コイル体33aにコーティング膜37を薄く形成することによって、ガイドワイヤ30の先端柔軟性を確保することができる。
なお、コーティング剤37は、第1実施形態のコーティング剤7と同様の材料を使用することが可能である。
本実施形態のガイドワイヤ30よれば、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体33と、そのコイル体33の外周を覆うコーティング剤37とを備え、コイル体33は、先端側の先端側コイル体33aと、その先端側コイル体33aの基端側に配置された基端側コイル体33bとを備え、先端側コイル体33a及び基端側コイル体33bを構成する素線は横断面視矩形形状であるので、少なくとも基端側コイル体33bのコーティング膜をさらに厚く形成することができる。
特に、先端側コイル体33aの横断面形状が円形状の場合には、その内径と基端側コイル体33bの内径とを合わせた場合にその効果が顕著である。
なお、本実施形態では、先端側コイル体33a及び基端側コイル体33bを同一のステンレス鋼からなるものとして説明したが、第2実施形態のように、先端側コイル体33aの硬度を基端側コイル体33bの硬度より低くしても良く、第3実施形態のように、基端側コイル体33bを構成する素線の長手方向に沿って溝部を形成しても良く、第1実施形態のように、コイル体33の先端側コイル体33aの部分をマスキングしたのち、コイル体33全体にブラスト加工等の公知の表面処理方法を行っても良い。
その場合には、本実施形態のガイドワイヤ30の効果に加え、第1実施形態のガイドワイヤ乃至第3実施形態のガイドワイヤの効果を奏することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図8は、第5実施形態のガイドワイヤの先端縦断面図である。
なお、本実施形態においては、第1実施形態と同一の部材については同一の番号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のガイドワイヤ40は、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体43と、そのコイル体43の外周を覆うコーティング剤47とから構成されている。
コイル体43は、単数または複数の金属素線を巻回して形成された円筒中空状のコイル体であり、その先端がロウ材2によってコアシャフト9に固着され、コイル体3の基端は、ロウ材4によってコアシャフト9に固着されている。
本実施形態のコイル体43は、先端側の先端側コイル体43aと、その先端側コイル体43aの基端側に配置された基端側コイル体43bとの2つのコイル体から形成されている。なお、実施形態における基端側コイル体43bを構成する素線の先端は、先端側コイル体43aを構成する素線の基端に接続されているため、図8に示すように、先端側コイル体43aと基端側コイル体43bとの境界線は、コイル体43の撚角に沿って斜めに傾斜して現れている。
また、本実施形態において、基端側コイル体43bの表面粗さは、先端側コイル体43aの表面粗さよりも大きい。なお、図8においては、基端側コイル体43bの表面粗さが先端側コイル体43aの表面粗さよりも大きい点を示す為に、基端側コイル体43bの領域をハッチングで図示している。
また、先端側コイル体43aを構成する素線は、横断面視円形状であり、基端側コイル体33b構成する素線は、横断面視矩形形状である。
また、コイル体43を形成する素線の材料は、第1実施形態のコイル体3と同様の材料を使用することができ、本実施形態では、先端側コイル体43a及び基端側コイル体43bには同一のステンレス鋼が使用されている。
コーティング剤47は、前述のとおり、コイル体43及びコアシャフト9の外周を覆うものであるが、図8に示すように、本実施形態のコーティング剤47は、基端側コイル体43bの領域の膜厚が、コイル体43aの領域の膜厚よりも厚い。
なお、本実施形態においても、基端側コイル体43bの領域の膜厚と先端側コイル体43aの領域の膜厚との差は数μm〜10μm程度であるが、図8においては理解し易いように誇張して図示している。
本実施形態において、基端側コイル体43bの領域の膜厚が先端側コイル体43aの領域の膜厚よりも厚くなるのは、基端側コイル体43bの表面粗さが先端側コイル体43aの表面粗さよりも大きい為である。
したがって、コーティング剤47をコイル体43の表面に塗布した場合には、自動的に基端側コイル体43bの領域の膜厚が先端側コイル体43aの領域の膜厚よりも厚くなるのである。
また、基端側コイル体43bとコーティング剤47との密着性が高くなり、延いては、ガイドワイヤ40の滑り性能を向上させることができる。
一方で、コイル体43の先端側では、先端側コイル体43aにコーティング剤47を薄く形成することによって、ガイドワイヤ40の先端柔軟性を確保することができる。
なお、コーティング剤47は、第1実施形態のコーティング剤7と同様の材料を使用することが可能である。
本実施形態のガイドワイヤ40よれば、コアシャフト9と、そのコアシャフト9の先端部を覆うコイル体43と、そのコイル体43の外周を覆うコーティング剤47とを備え、コイル体43は、先端側の先端側コイル体43aと、その先端側コイル体43aの基端側に配置された基端側コイル体43bとを備え、先端側コイル体43aを構成する素線は横断面視円形状であり、基端側コイル体43bを構成する素線は、横断面視矩形状であるので、先端側コイル体43aを構成する素線同士が点接触する傾向となる為、ガイドワイヤ40の先端柔軟性をさらに確保することができる。
なお、本実施形態では、先端側コイル体43a及び基端側コイル体43bを同一のステンレス鋼からなるものとして説明したが、第2実施形態のように、先端側コイル体43aの硬度を基端側コイル体43bの硬度より低くしても良く、第3実施形態のように、基端側コイル体43bを構成する素線の長手方向に沿って溝部を形成しても良く、第1実施形態のように、コイル体43の先端側コイル体43aの部分をマスキングしたのち、コイル体43全体にブラスト加工等の公知の表面処理方法を行っても良い。
その場合には、本実施形態のガイドワイヤ40の効果に加え、第1実施形態のガイドワイヤ乃至第3実施形態のガイドワイヤの効果を奏することができる。
1,10,20,30,40・・・ガイドワイヤ
2,4・・・ロウ材
3,13,23,33,43・・・コイル体
3a,13a,23a,33a,43a・・・先端側コイル体
3b,13b,23b,33b,43b・・・基端側コイル体
7,17,27,37,47・・・コーティング剤
9・・・コアシャフト
25・・・溝部

Claims (4)

  1. コアシャフトと、
    そのコアシャフトの先端部を覆うコイル体と、
    そのコイル体の外周を覆うコーティング剤と、
    を備えたガイドワイヤにおいて、
    前記コイル体は、先端側の先端側コイル体と、その先端側コイル体の基端側に配置された基端側コイル体とを備え、
    前記基端側コイル体の表面粗さを、前記先端側コイル体の表面粗さよりも大きくしたことを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 前記基端側コイル体の表面には、前記基端側コイル体を構成する素線の長手方向に沿った溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 基端側コイル体を構成する素線は、横断面視矩形形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  4. 先端側コイル体を構成する素線は、横断面視円形状であることを特徴とする請求項3に記載のガイドワイヤ。
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