JP4896245B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、潤滑性表面を形成するガイドワイヤに関する。
従来、治療や検査のために、血管、消化管、尿管等の管状器官や体内組織に挿入して使用されるカテーテル等を案内するためのガイドワイヤにおいて、体内組織との摩擦を低減するために、その表面に親水性コーティング剤を設けたものが幾つか提案されている。
例えば、特許文献1には、生体適合性の高い高分子と、放射線架橋する高分子化合物とが溶解した溶液に放射線を照射することにより形成されたハイドロゲルが記載されている。
また、特許文献2には、ワイヤ本体の外周の少なくとも一部を被覆した被覆層に2−アクリルアミド−2メチルプロパンスルホン酸を第1モノマー成分とする架橋ポリマーを含む被覆材料を用いたガイドワイヤが記載されている。
特開2004−215709 特開2008−125913
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載されているように、単に生体適合性の高い高分子や、親水性高分子に架橋を施しただけでは、形成されるコーティング層全体が硬くなってしまい、ガイドワイヤの柔軟性が損なわれ、ガイドワイヤを操作する際に血管等を穿孔する虞があった。また、このように層全体が硬くなってしまったガイドワイヤを屈曲させた場合、コーティング層にクラック(亀裂)が惹起され、このクラックによってコーティング層が剥れる虞があった。また、親水性コーティング剤への架橋は、親水性を有する官能基が架橋反応に用いられるため、親水性コーティングに一様な架橋を施しただけでは、親水性コーティング表面の親水性能を有する官能基が減少して滑り性が低下し、ガイドワイヤの操作性が低下する虞があった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、架橋された状態であっても親水性コーティング剤の表面側における柔軟性を確保して、親水性コーティング剤に生じるクラックを防止し、滑り性に優れたガイドワイヤを提供することを目的とする。
<1>第1の発明は、コアシャフトと、そのコアシャフトの外周に素線を巻回したコイル体と、そのコイル体の少なくとも一部分を被覆する親水性コーティング剤とを備えたガイドワイヤであって、前記親水性コーティング剤は架橋剤によって架橋され、前記架橋剤による架橋度は、前記コーティング剤の前記コイル体側から外表面方向に向かって減少していることを特徴とする。
<2>また、第2の発明は、コアシャフトと、そのコアシャフトの外周に素線を巻回したコイル体と、そのコイル体の少なくとも一部分を被覆する親水性コーティング剤とを備えたガイドワイヤであって、前記親水性コーティング剤は、架橋剤によって架橋された下層と、前記下層の上部に被覆された架橋剤を含まない上層とから成り、前記下層の架橋剤による架橋度は、前記コイル体側から上層側に向かって減少していることを特徴とする。
<3>さらに、第3の発明は、第2の発明に記載のガイドワイヤにおいて、前記親水性コーティング剤の下層がノニオン性の親水性高分子から形成され、前記親水性コーティング剤の上層がイオン性官能基を有する少なくとも1種類の高分子を含むことを特徴とする。
<1>第1の発明のガイドワイヤは、上述したように親水性コーティング剤が架橋剤によって架橋され、この架橋剤による架橋度がコーティング剤のコイル体側から外表面に向かって減少していることを特徴としており、コイル体側の親水性コーティング剤は架橋度が高く、親水性コーティング剤の外表面は架橋度が低くなっている。これにより、親水性コーティング剤の外表面における柔軟性を確保することができ、クラックの発生を防止するとともに、親水性コーティング剤の滑り性を確保することができる。
<2>第2の発明のガイドワイヤは、上述したように親水性コーティング剤が下層と上層との2層構造を有し、上記下層は架橋剤による架橋度が上記コイル体側から上記上層側にかけて減少するように架橋され、上記上層は架橋剤を含まない構成としている。これにより、下層の強度の維持と、下層上部の柔軟性を確保するとともに、上層の親水性能を有する官能基が架橋剤によって減少しないので、親水性コーティング剤の外表面方向における柔軟性の確保、クラックの防止、及び、滑り性を高めることができる。
<3>第3の発明のガイドワイヤは、第2の発明において、下層をノニオン性高分子で形成し、上層をイオン性の官能基を有する少なくとも1種類の高分子を含む構成としている。これにより、水分や体液等に接触した場合、下層はノニオン性高分子で構成され、且つ、架橋が施されているので、膨潤度を低く抑えることができ、下層部分の強度を高めると同時に、下層上部の柔軟性を確保することができる。また、上層にはイオン性官能基を有する少なくとも1つの高分子を有しており、且つ、上層は架橋が施されていないので、水分や体液との接触状態で十分に膨潤するため、滑り性と柔軟性をさらに向上させることができる。
尚、架橋とは架橋剤による化学的架橋を意味する。
本発明のガイドワイヤの第1の実施形態を示す縦断面図である。 第1の実施形態のコイル体を構成する素線及びその表面に被覆された親水性コーティング剤を拡大した部分拡大図である。 第1の実施形態の変形例を示す部分拡大図である。 本発明のガイドワイヤの第2の実施形態を示す縦断面図である。 第2の実施形態のコイル体を構成する素線及びその表面に被覆された親水性コーティング剤を拡大した部分拡大図である。 第2の実施形態の変形例を示す部分拡大図である。
以下に、本発明のガイドワイヤの第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤを示す縦断面図、図2は、図1の親水性コーティング剤5が被覆されたコイル体3の素線を拡大して、親水性コーティング剤5を模式的に表現した図である。
尚、図1では、説明の都合上、左側を「基端」、右側を「先端」として説明する。
また、図1では、理解を容易にするため、ガイドワイヤの長さ方向を短縮し、全体的に模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
図1において、ガイドワイヤ1は、先端に向かって細径化されたコアシャフト2と、そのコアシャフト2の先端部を覆うコイル体3とから構成され、コアシャフト2の先端とコイル体3の先端とは最先端部4において固着され、また、最先端部4から基端側方向において、コアシャフト2とコイル体3はロウ付け部9(2ヶ所)によって固着されている。
そして、ガイドワイヤ1の最先端部4及びコイル体3の外周には親水性コーティング剤5が被覆されている。
コアシャフト2の構成材料は特に限定されず、例えば、ステンレス合金、超弾性合金、コバルト系合金、ピアノ線、又はタングステン等の材料から選択することができる。
コアシャフト2の先端部に固着されているコイル体3の構成材料は、例えば、放射線不透過性金属である白金、金、タングステン、放射線透過性金属であるステンレス合金、超弾性合金、コバルト系合金、ピアノ線等の材料から選択することができる。
また、コアシャフト2の先端とコイル体3の先端とを固着する最先端部4及びロウ付け部9の構成材料は、例えば、アルミニウム合金ロウ、銀ロウ、金ロウ、亜鉛、Sn−Pb合金、Pb−Ag合金、Sn−Ag合金等で構成することができる。
コイル体3及び最先端部4に被覆されている親水性コーティング剤5は、図2に示す様に、親水性高分子6と親水性高分子6を架橋する架橋剤7から構成されている。
親水性高分子6の構成材料は、架橋剤と反応しうる親水性高分子であればよく、その親水性高分子の例としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリメチルアクリルアミド、ポリ(2−ハイドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(N−ハイドロキシエチルアクリルアミド)等のノニオン系親水性高分子、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、カルボキシメチルセルロース、ヒアルロン酸、ポリ(2−アクリルアミド−2メチルプロパンスルホン酸)等のアニオン系親水性高分子や、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、ポリビニルアミン等のカチオン性親水性高分子を用いることができる。また、これらの親水性高分子を複数用いても良い。尚、イオン性官能基を複数用いる場合は、イオンコンプレックスの形成を防ぐため、アニオン系かカチオン系のいずれかに統一することが好ましい。
この中で、ヒアルロン酸は、高分子量を有するアニオン系親水性高分子であるので、架橋後の強度を高く保つことが出来ると同時に、優れた親水性を有するので、水分又は体液との接触時において、優れた滑り性を付与することができる。
架橋剤7の材料としては、親水性高分子の官能基と反応して、架橋を形成する性質を有している化合物を用いることができ、例えば、カルボジイミド、水溶性カルボジイミド、エポキシ系架橋剤、多価ヒドラジド系架橋剤、多価アルデヒド系架橋剤、多価アジリジン系架橋剤等を用いることができる。
この中でも水溶性の性質を有する架橋剤、例えば、水溶性カルボジイミドを用いることが好ましい。架橋の対象物が親水性高分子6であるので、親水性コーティング剤5を被覆する際に共通の溶媒に溶解させることが可能となる。
尚、親水性高分子が有する官能基とは、例えば、水酸基、カルボンキシル基、酸無水物基、アミノ基、アミド基等であり、また、これに限定されず、架橋剤7と反応性を有する官能基であれば良い。
また、架橋剤7が親水性を有していると、親水性コーティング剤5を被覆する際に、疎水性の空気界面と接触するので、親水性を有する架橋剤7がコイル体3側へ移動して、コイル体3側に存在する親水性コーティング剤5の架橋の形成を高めることができる。
これによって、親水性コーティング剤5のコイル体3側の強度が増加し、親水性コーティング剤5の表面側の柔軟性を高めて、親水性コーティング剤5のクラックを防止することができる。また、親水性コーティング剤5の表面側の架橋が少ないので、架橋反応の起点となる親水性を有する官能基の減少を抑えるため、親水性コーティング剤5の表面側の滑り性を確保することができる。
次に、最先端部4及びコイル体3の外周に被覆されている架橋を施した親水性コーティング剤5について、説明する。
図2示すように、親水性コーティング剤5は親水性高分子6とこの親水性高分子6を架橋する架橋剤7によって架橋され、その架橋度はコイル体3側から親水性コーティング剤5の表面側に向かって減少している。この架橋度が減少するメカニズムを親水性コーティング剤5の被覆方法と共に下記に記載する。
親水性コーティング剤5を構成する親水性高分子6と架橋剤7とを、これらの良溶媒に溶解させる。ガイドワイヤ1の最先端部4及びコイル体3を親水性コーティング剤が溶解した溶液に浸漬し、その後、ガイドワイヤ1を引き上げ、乾燥及び架橋剤7による反応を促進させると、溶媒の乾燥過程において、親水性コーティング剤5が表面側から乾燥し、親水性コーティング剤5の内部では溶媒と未反応の架橋剤が残存した状態となる。この残存する架橋剤がコイル体3側の近い部分に存在する親水性高分子と反応して架橋が進行し、溶媒が全て蒸発した状態では、コイル体3側から親水性コーティング剤5の表面側にかけて架橋度が減少した状態となる。
このように作製した親水性コーティング剤5を被覆したガイドワイヤ1が水分又は体液と接触すると、親水性コーティング剤5が膨潤し、滑り性を発揮する。コイル体3側の親水性コーティング剤5の架橋度は親水性コーティング剤の表面側よりも高いので、コイル体3側の親水性コーティング剤5の強度が確保され、そして、親水性コーティング剤5の表面側の柔軟性を確保することができ、親水性コーティング剤5のクラックの形成が防止されるとともに、親水性コーティング剤5の表面側の滑り性を確保することができる。
この第1の実施形態に用いる良溶媒は極性の高い溶媒であれば良く、例えば、水、メタノール、エタノール、N−プロパノール、アセトニトリル、イソプロピルアルコール、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、又はN−メチル−2−ピロリドン等から選択することができる。
親水性コーティング剤5をコイル体3の表面に被覆する際には、親水性コーティング剤5を被覆する前に、紫外光やプラズマを照射し、コイル体3の表面を活性化することもできる。
これによって、親水性コーティング剤5とコイル体3との接着強度を高めることができ、また、紫外光やプラズマ照射によってコイル体3の活性化された表面に親水性コーティング剤5中の親水性高分子6がコイル体3側に多く集まるので、親水性コーティング剤5の架橋度に差を設けることができる。
この結果、コイル体3側の親水性コーティング剤5の強度を向上し、親水性コーティング剤5の表面側の柔軟性を確保することで、親水性コーティング剤5のクラックの形成を防止するとともに、親水性コーティング剤5の表面側の滑り性を確保することができる。
また、第1実施形態の変形例として、図3に記載したように、親水性コーティング剤5とコイル体3との間に、コイル体3と親水性高分子6との両者に結合性を示す化合物からなる結合層8を設けても良い。
結合層8を形成する材料としては、金属及び親水性高分子と接着性を示す性質を有する化合物であればよく、例えば、エポキシ系樹脂、イソシアネート系樹脂、フェノール系樹脂、ポリ(エチレングリコールメタクリレートホスフェイト)のようなモノマー単位にリン酸を含む樹脂、シラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤、又はDLC被膜などがある。
この中で、結合層8にはモノマー単位にリン酸を含む樹脂を用いることが好ましい。モノマー単位にリン酸を含む樹脂は、金属及び親水性との結合性に優れており、また、この樹脂自身が親水性を帯びているため、結合層中に親水性高分子6と架橋剤7の親和性を高め、親水性コーティング剤5とコイル体3の結合をさらに高めることができる。
また、この結合層8によって親水性コーティング剤5中の親水性高分子8がコイル体3側に多く集まるので、コイル体3側の架橋度はさらに高まり、親水性コーティング剤5の表面側の架橋度は低下する。
このように結合層8を設けることで、親水性コーティング剤5のコイル体3側の強度をさらに向上させることができる。また、親水性コーティング剤5の表面側の柔軟性を確保して、親水性コーティング剤5のクラックの形成を防止するとともに、親水性コーティング剤5の表面側の滑り性を確保することができる。
尚、この結合層8を設ける前に、上述した紫外光やプラズマ照射を行って、コイル体3に対する結合層8の接着性を高めることができる。
また、結合層8の成分を架橋剤7と反応する化合物とすることで、結合層8を架橋することもできる。結合層8を架橋化することで、結合層8が強固となり、コイル体3と親水性コーティング剤5との結合を強めることができる。
さらに、結合層8と親水性コーティング剤5を架橋剤7にて架橋することもできる。結合層8と親水性コーティング剤5とを架橋することにより、コイル体3と親水性コーティング剤5との結合を強めることができる。
第1の実施形態及び第1の実施形態の変更例における親水性コーティング剤5の厚さは、求められる特性に応じて厚さを変更しても良く、また、コイル体3の長さ方向において、その厚さを変更しても良い。
また、最先端部4及びコイル体3の全長に亙って親水性コーティング剤5を被覆しているが、これに限定されることなく、コイル体3のみへの被覆やコイル体3の先端部35や基端部37にのみ親水性コーティング剤5を被覆しても良い。
次に、本発明の第2の実施形態のガイドワイヤを図面に基づいて説明する。
第2の実施形態である2層構造から成る親水性コーティング剤15を被覆したガイドワイヤ1について、図4及び図5を用いて第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図4は、本発明のガイドワイヤの第2実施形態を示す縦断面図、図5は、図4に記載の親水性コーティング剤15が被覆されたコイル体3の素線を拡大して、親水性コーティング剤15を模式的に表現した図である。尚、図4は、図1と同様にガイドワイヤの長さ方向を短縮し、全体的に模式的に図示しているため、全体の寸法は実際とは異なる。
親水性コーティング剤15は下層15Aと上層15Bとから構成されている。
下層15Aは親水性高分子16Aと架橋剤7によって形成され、下層15Aに設けられた架橋度はコイル体3側から親水性コーティング剤15の上層側方向にかけて減少している。
上層15Bは親水性高分子16Bから形成されており、架橋剤による架橋は形成されていない。
この構成によって、下層15Aのコイル体3側の強度を高めて、下層15Aの上層部の柔軟性を確保することができる。また、上層15Bは架橋剤による架橋が施されていないので、高い柔軟性を得ることができ、親水性コーティング剤15のクラックを防止することができる。さらに、上層15Bは親水性能を有する官能基の減少が架橋反応によって減少しないので、親水性を強く発現することができ、優れた滑り性を得ることができる。
この構成によって、架橋度が減少した下層15Aの表面に上層15Bを被覆する際に、上層15Bの親水性高分子を溶解した良溶媒によって、下層15Aの上層側部分が膨潤する。この下層15Aの膨潤した部分に、上層15Bの親水性高分子の成分が入り込むので下層15Aと上層15Bによる混成層を形成し、上層15Bを形成する親水性高分子と下層15Aを形成する親水性高分子との間による絡み合いが生じる。これにより、下層15Aと上層15Bの結合力が増加して、親水性コーティング剤の耐久性を向上させることができる。
下層15Aの構成する親水性高分子16Aの材料としては、架橋剤と反応しうる親水性高分子であればよい。その親水性高分子の例としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリメチルアクリルアミド、ポリ(2−ハイドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(N−ハイドロキシエチルアクリルアミド)等のノニオン系親水性高分子、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリマレイン酸、カルボキシメチルセルロース、ヒアルロン酸、ポリ(2−アクリルアミド−2メチルプロパンスルホン酸)等のアニオン系親水性高分子や、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、ポリビニルアミン等のカチオン性親水性高分子を用いることができる。また、これらの親水性高分子を複数用いても良い。尚、イオン性官能基を複数用いる場合は、イオンコンプレックスの形成を防ぐため、アニオン系かカチオン系のいずれかに統一することが好ましい。
この中で、下層15Aを構成する親水性高分子16Aの材料として好ましいのは、ノニオン系の親水性高分子を用いることである。ノニオン系親水性高分子はポリアニオン系やポリカチオン系の親水性高分子と比較して、水分吸収時の膨潤度が低いため、親水性高分子鎖同士が比較的近くに存在することになる。このため、ノニオン系の親水性高分子に架橋を施すと、アニオン系やカチオン系の親水性高分子と比較して、緻密な架橋を施すことが可能となる。
すなわち、下層15Aにノニオン系親水性高分子を用いることで、下層15Aに形成される架橋が緻密化されるので、上述したように下層に施した下層15Aの架橋度がコイル体3A側から上層15B側にかけて減少し、コイル体3A側の結合強度をさらに強くすることができる。
尚、下層15Aに用いられる架橋剤7は、第1の実施形態で用いた架橋剤7と同じものを使用することができる。
上層15Bの構成する親水性高分子16Bの材料としては、下層15Aに用いた親水性高分子と同じ材料を用いても良いが、ポリアニオン系やポリカチオン系のようなイオン性官能基を有する親水性高分子を少なくとも1種類含むことが好ましい。イオン性官能基を有する親水性高分子は、ノニオン系親水性高分子と比較して、水分吸収時の膨潤度が高いため、上層15Bにイオン性の官能基を有する親水性高分子を用いることで、柔軟性と滑り性を高めることができる。
また、上層15Bにイオン性官能基を有する親水性高分子を用いることで、体液や水分と接触して上層の滑り性が発現される際に、イオン性官能基自身の静電反発作用によって、上層に存在するイオン性官能基を有した高分子鎖が分散しようとするので、柔軟性を向上させることができる。さらに、分散しようとする親水性高分子との間に僅かな間隙が生じ、この間隙に水分子が入り込むことから、滑り性を高めることができる。
下層15Aをガイドワイヤ1のコイル体3表面に被覆する際には、親水性コーティング剤15を被覆する前に、紫外光やプラズマを照射し、コイル体3の表面を活性化することもできる。
これによって、下層15Aとコイル体3との接着強度を高めることができ、紫外光やプラズマ照射によってコイル体3の活性化された表面に下層15A中の親水性高分子16Aがコイル体3側に多く集まるので、下層15Aの架橋度に差を設けることができる。
この結果、親水性コーティング剤15のコイル体3側の強度を高め、親水性コーティング剤15の表面側の柔軟性を確保することができ、親水性コーティング剤15のクラックの形成を防止することができる。
第2の実施形態の変形例としては、図6に示す様に下層15Aとコイル体3の間に下層15Aとコイル体3の両者に結合性を示す結合層8を設けることができる。
結合層8を形成する材料としては、第1の実施例と同じ成分を使用することができる。
結合層8を設けることで、下層15Aのコイル体3側の強度をさらに向上させることができる。また、下層15Aの上層側の柔軟性を確保して、親水性コーティング剤15のクラックの形成を防止するとともに、親水性コーティング剤15の表面側の滑り性を高めることができる。
尚、結合層8を被覆する前に上述した紫外光やプラズマ照射を行い、コイル体3と結合層8の接着性を高めることができる。
また、結合層8を架橋剤7にて架橋することもできる。結合層8を架橋化することで、結合層8が強固となり、コイル体3と下層15Aとの結合を強めることができる。
さらに、結合層8と下層15Aを架橋剤7にて架橋することもできる。結合層8と下層15Aとを架橋することにより、下層15Aのコイル体3側の強度をさらに高めることができる。
ガイドワイヤ1のコイル体3と最先端部4の表面に設けた下層15Aと上層15Bの被覆方法について、以下に説明する。
まず、ガイドワイヤ1のコイル体3及び最先端部4に紫外光又はプラズマを照射し、コイル体3と最先端部4の金属表面を活性化させる。
次に、結合層8を形成する成分を溶媒に溶解し、活性化させたコイル体3と最先端部4の表面をこの溶解した液に浸漬・被覆し、乾燥して、コイル体3と最先端部4の表面に結合層8を形成させる。
尚、結合層8を溶解する溶媒は、第1の実施の形態で使用した高い極性を有する溶媒を用いることができるが、これに限定されることなく、結合層8の成分の良溶媒であればよい。
次に、親水性コーティング剤15の下層15Aを形成する親水性高分子16Aと架橋剤7とを両者の良溶媒に溶解させ、下層15A成分が溶解した液に結合層8を設けた部分を浸漬・被覆し、乾燥して、架橋度がコイル体側3から表面側(上層15B側)方向に向かって減少した下層15Aを形成させる。
最後に、親水性コーティング剤15の上層15Bを形成する親水性高分子16Bを良溶媒に溶解させ、上層15B成分が溶解した液に下層15Aを形成させた部分を浸漬・被覆し、乾燥して、上層15Bを形成させる。
このようにして、下層15Aの架橋度がコイル体3側から上層15B側にかけて減少する親水性コーティング剤15を作製することができる。また、上述した浸漬法に限定されず、種々の公知の方法にて、親水性コーティング剤15を作製することができる。
尚、第2の実施形態にて用いる下層15A及び上層15Bの良溶媒は極性の高い溶媒であればよく、例えば、水、メタノール、エタノール、N−プロパノール、アセトニトリル、イソプロピルアルコール、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、又はN−メチル−2−ピロリドン等から選択することができる。
第2の実施形態における親水性コーティング剤15の厚さは製品に求められる特性に応じて厚さを変更しても良く、例えば、コイル体3の先端部35や基端部37において、その厚さを変更しても良い。
また、最先端部4及びコイル体3の全長に亙って親水性コーティング剤15を被覆しているが、これに限定されることなく、コイル体3のみへの被覆やコイル体3の先端部35または基端部37に親水性コーティング剤15を被覆しても良い。
また、コイル体3の先端側35に実施例2の親水性コーティング剤15を被覆し、コイル体3の基端側37に実施例1の親水性コーティング剤5を被覆することもできる。
これ以外の変形例についても、本発明の範囲から逸脱しない範囲で、当業者が有する知識の下で、様々な修正や改良が実施され得る。
次に、本発明の具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
まず、ポリビニルアルコール2gと水溶性カルボジイミド1gを溶媒であるジメチルホルムアミド106mlに溶解させ、親水性コーティング剤の液(溶液A)を調製した。
次に、図1に示すガイドワイヤのSn−Agから成る最先端部とSUS316から形成されたコイル体(SUS316)を溶液Aの中に浸漬させた。
次に、乾燥炉にて、120℃、2時間乾燥させ、溶媒であるジメチルホルムアミドを除去すると同時に、水溶性カルボジイミドによる架橋反応を行った。
これにより、架橋度がコイル体側から親水性コーティング剤の表面側方向に向かって減少した厚さ1μmの親水性コーティング剤が被覆されたガイドワイヤを得るとともに、図1に記載のガイドワイヤを得た。
(実施例2)
まず、モノマー単位にリン酸基を有するアシッドホスホキシメタクリレート(商品名:ホスマーM ユニケミカル社製)から成る高分子2gを、溶媒である水100mlに溶解させ、結合層成分を有する溶液Bを調整した。
次に、ヒアルロン酸ナトリウム0.5gと、水溶性カルボジイミド1gを溶媒である水100mlに溶解させ、親水性コーティング剤の液(溶液C)を調整した。
次に、実施例1と同じガイドワイヤの最先端部とコイル体に真空紫外光照射装置(ウシオ電機社製)を用いて、大気中で172nmのUV照射を5分間行った。
次に、UVを照射した部分を溶液Bの中に浸漬させ、その後、乾燥炉を用いて120℃、2時間乾燥させて溶媒を除去し、コイル体及び最先端部の表面に結合層を形成した。
次に、この結合層を形成した部分を溶液Cの中に浸漬させ、乾燥炉を用いて120℃、3時間乾燥及び架橋反応を行うことで、架橋度がコイル体側から親水性コーティング剤の表面側方向に向かって減少した厚さ3μmの親水性コーティング剤が被覆されたガイドワイヤを得るとともに、図3に記載した親水性コーティング剤を有するガイドワイヤを得た。
(実施例3)
まず、実施例2と同じ成分から成る溶液Bを調整した。
次に、ポリビニルアルコール2gと、水溶性カルボジイミド1gを溶媒である水100mlに溶解させ、下層となる親水性コーティング剤の溶液Dを調整した。
次に、ヒアルロン酸ナトリウム0.5gと、カルボキシメチルセルロース3gを溶媒である水100mlに溶解させ、上層となる親水性コーティング剤の溶液Eを調整した。
次に、実施例1と同じガイドワイヤの最先端部とコイル体に、実施例2と同じ条件でUVを照射した。
次に、このUV照射した部分を、結合層の成分を含む溶液B中に浸漬させ、その後、乾燥炉を用いて120℃、30分間乾燥させて溶媒を除去し、コイル体及び最先端部の表面に結合層を形成させた。
次に、この結合層を形成した部分を、下層の親水性コーティング剤成分を含む溶液Dに浸漬させ、乾燥炉を用いて120℃、2時間乾燥及び架橋反応を行って、架橋度がコイル体側から下層の表面側方向に向かって減少した下層を形成させた。
次に、この下層を形成した部分を、上層の親水性コーティング剤成分を含む溶液Eに浸漬させ、乾燥炉を用いて120℃、3時間乾燥させて、2層からなる厚さ4μmの親水性コーティング剤が被覆されたガイドワイヤを得るとともに、図6に記載した親水性コーティング剤を有するガイドワイヤを得た。
1 ガイドワイヤ
2 コアシャフト
3 コイル体
4 最先端部
5 親水性コーティング剤
15 親水性コーティング剤
15A 下層(親水性コーティング剤)
15B 上層(親水性コーティング剤)
6 親水性高分子
16A 親水性高分子(下層)
16B 親水性高分子(上層)
7 架橋剤
8 結合層

Claims (3)

  1. コアシャフトと、
    そのコアシャフトの外周に素線を巻回したコイル体と、
    そのコイル体の少なくとも一部分を被覆する親水性コーティング剤とを備えたガイドワイヤであって、
    前記親水性コーティング剤は架橋剤によって架橋され、
    前記架橋剤による架橋度は、前記コーティング剤の前記コイル体側から外表面方向に向かって減少していることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. コアシャフトと、
    そのコアシャフトの外周に素線を巻回したコイル体と、
    そのコイル体の少なくとも一部分を被覆する親水性コーティング剤とを備えたガイドワイヤであって、
    前記親水性コーティング剤は、架橋剤によって架橋された下層と、前記下層の上部に被覆された架橋剤を含まない上層とから成り、
    前記下層の架橋剤による架橋度は、前記コイル体側から上層側に向かって減少していることを特徴とするガイドワイヤ。
  3. 請求項2に記載のガイドワイヤにおいて、前記親水性コーティング剤の下層がノニオン性の親水性高分子から形成され、前記親水性コーティング剤の上層がイオン性官能基を有する少なくとも1種類の高分子を含むことを特徴とするガイドワイヤ。
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