JP6925707B2 - 地下階天井裏構造、及び、当該地下階天井裏構造を用いた地下階構築方法 - Google Patents
地下階天井裏構造、及び、当該地下階天井裏構造を用いた地下階構築方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6925707B2 JP6925707B2 JP2017069084A JP2017069084A JP6925707B2 JP 6925707 B2 JP6925707 B2 JP 6925707B2 JP 2017069084 A JP2017069084 A JP 2017069084A JP 2017069084 A JP2017069084 A JP 2017069084A JP 6925707 B2 JP6925707 B2 JP 6925707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- basement
- work
- cross member
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
当該天井構造の天井裏空間に設備機器や配管を設置する場合、天井裏空間の高さ(天井懐)を高くすることが多く、天井構造の耐震対策が必要となる。
特に、地下階の天井裏空間には、配管を上下方向に多数段に設置する場合がある。例えば、階高6.8m、天井裏の高さが4.3mの地下階において、天井裏に最大で7段の設備配管が設置され、さらに、電気配線が交錯する。また、この場合、天井裏の高さが高いため、天井構造の耐震補強のための振れ止め材(斜めに取付けられる部材(ブレース))を設置する必要が生じる。
本発明は、天井裏空間での配管設置や電気配線等の作業の容易化、及び、天井施工の容易化が図れる地下階天井裏構造等を提供するものである。
また、横材は、間仕切り壁内に設置される支持材に支持されているので、横材が確実に支持され、天井構造の吊元及び天井裏空間の作業床を支持するための支持部を確実に形成できるようになる。
また、天井板と横材との間の距離は、天井構造の耐震補強を不要とできる距離に設定されたので、天井構造の耐震補強工事を不要とできて天井支持構造を簡単にでき、天井施工の容易化が図れる。
また、間仕切り壁の壁面に沿った方向において間隔を隔てて隣り合うように設けられた横材と横材とを繋ぐ横材を設けたので、作業床の支持力を向上させることができる。
また、本発明に係る地下階構築方法によれば、上述の地下階天井裏構造を用いて、天井裏空間での配管設置工事と天井下での間仕切り壁工事とを同時に行うので、工期短縮化が図れるようになる。
実施形態1に係る地下階天井裏構造は、図1に示すように、互いに対向する図外の地中壁間に設けられる間仕切り壁5により仕切られた地下階部屋空間200の天井裏の上下方向に配管7が複数段に設置される地下階天井裏構造であって、天井板1の上方に、作業床2及び天井構造3を支持するための支持部となる横材4を設けたことにより、配管設置や電気配線等の作業の容易化、及び、天井構造3の耐震補強工事を不要とできて天井施工の容易化が図れるようにした。
即ち、図2に示すように、間仕切り壁5は、所定間隔を隔てて建て込まれた複数のスタッド5a;5a…にせっこうボード5bを貼り付けて構成されるが、隣り合うスタッド5a;5a間に支持材6を増設することにより、横材4を支持材6で支持するようにした。
尚、横材4の両端側と横材4の両端側に設置された支持材6;6とが、図外の溶接又は接続具により接続される。
このように、横材4が、間仕切り壁5内に設置される支持材6に支持された構成としたため、横材4が確実に支持され、天井構造3の吊元及び天井裏空間300の作業床2を支持するための支持部を確実に形成できるようになる。また、支持材6が間仕切り壁5内に隠れて地下階部屋空間200に露出しないため、地下階部屋空間200において支持材6が邪魔にならず、地下階部屋空間200のレイアウトの自由度が向上し、かつ、地下階部屋空間200の見栄えを損なうこともなくなる。
そして、複数の横材4;4…の下方においては、天井構造3を施工するとともに、間仕切り壁5を施工し、かつ、複数の横材4;4…の上方においては、複数の横材4;4…上に作業床2を形成して立ち馬等の作業足場20を用いて配管設置作業や電気配線作業等の作業を行う。
一方、実施形態によれば、作業床2上において作業足場20を自由に移動させることができるので、複雑な配管作業等も容易に行えるようになる。
一方、実施形態では、配管設置エリアにおいて天井下地施工を行わなくても良くなり、地下階の床100上に通常の足場を用いて天井構造3を施工できるようになる。また、吊元となる横材4から天井板1までの距離を短くできることから、耐震補強が不要となるので、天井構造3を構築する作業を容易に行うことができるようになる。
また、横材4を天井板1の上方に設け、横材4と天井板1との間の距離を短くすることにより、横材4を天井構造3の吊元として使用できるようになって、天井構造3の耐震構造を不要とできるため、天井構造3を簡単に施工できるようになり、天井施工に係るコストを抑えることができるとともに、施工期間を短縮化できるようになる。
即ち、天井板1と横材4との間の距離を、天井構造3の耐震補強を不要とできる距離に設定したことにより、天井構造3の耐震補強工事を不要とできて天井支持構造を簡単にでき、天井施工の容易化が図れる。
例えば、図2に示す横材4と横材4との間の間隔が広い場合に、これら横材4と横材4とを繋ぐようにこれら横材4;4の上に間仕切り壁5の壁面に沿って延長する図外の横材を設けるようにしてもよい。この場合、間仕切り壁5の壁面に沿って延長する複数本の図外の横材を設け、これら隣り合う図外の横材間に跨るように板材2aを設けるようにすればよい。
実施形態1では、横材4を、間仕切り壁5の壁面と直交する方向に設けるようにした例を示したが、間仕切り壁5の壁面に沿って延長する方向に図外の横材を設けるようにしてもよい。この場合、当該図外の横材は、図2に示す間仕切り壁5の壁面と直交する方向に互いに隣り合うように複数設け、これら隣り合う図外の横材間に跨るように板材2aを設けるようにすればよい。また、この場合、当該図外の横材は、図2に示す間仕切り壁5と間仕切り壁5とを繋ぐように設けられた図外の間仕切り壁内の支持材に連結したり、あるいは、1階の床スラブ101より吊り下げて設けるようにすればよい。
また、例えば、上面が同一平面上に位置されるように、横材を、図2に示す間仕切り壁5の壁面と直交して延長するように設けるとともに、図2に示す間仕切り壁5の壁面に沿って延長するように設けるようにしてもよい。例えば、図2に示す横材4と横材4とを繋ぐように間仕切り壁5の壁面に沿って延長する図外の横材を設ける場合、当該間仕切り壁5の壁面に沿って延長する図外の横材の両端を図2に示す横材4と横材4とに溶接などで連結することにより、これら横材4及び図外の横材の上面が同一平面上に位置されるように構成してもよい。
図2に示す間仕切り壁5の上部、即ち、各スタッド5a;5a…及び各支持材6;6…の上に図外の横材を設けるようにしてもよい。この場合、当該図外の横材を、各スタッド5a;5a…及び各支持材6;6…の上端、又は、各スタッド5a;5a…及び各支持材6;6…の上端部を挟む込むように設けられた図外のランナーに溶接などで連結する。そして、当該間仕切り壁5の上部に設けた図外の横材に、天井構造の吊元及び天井裏空間の作業床を支持するための支持部となる横材4を連結する。例えば、当該図外の横材の上面と横材4の上面とが同一平面上に位置されるように構成したり、あるいは、当該図外の横材の上に横材4を設置するようにすればよい。
300 天井裏空間。
Claims (5)
- 間仕切り壁により仕切られた地下階空間の天井裏の上下方向に配管が複数段に設置される地下階天井裏構造において、
天井板の上方に、天井構造の吊元及び天井裏空間の作業床を支持するための支持部となる横材と、横材の上に形成された作業床とを備えたことを特徴とする地下階天井裏構造。 - 横材は、間仕切り壁内に設置される支持材に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の地下階天井裏構造。
- 天井板と横材との間の距離は、天井構造の耐震補強を不要とできる距離に設定されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の地下階天井裏構造。
- 間仕切り壁の壁面に沿った方向において間隔を隔てて隣り合うように設けられた横材と横材とを繋ぐ横材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載
の地下階天井裏構造。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の地下階天井裏構造を用いて、天井裏空間での配管設置工事と天井下での間仕切り壁工事とを同時に行うことを特徴とする地下階構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017069084A JP6925707B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 地下階天井裏構造、及び、当該地下階天井裏構造を用いた地下階構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017069084A JP6925707B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 地下階天井裏構造、及び、当該地下階天井裏構造を用いた地下階構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018168665A JP2018168665A (ja) | 2018-11-01 |
JP6925707B2 true JP6925707B2 (ja) | 2021-08-25 |
Family
ID=64018533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017069084A Active JP6925707B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 地下階天井裏構造、及び、当該地下階天井裏構造を用いた地下階構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6925707B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH069238Y2 (ja) * | 1988-04-07 | 1994-03-09 | 中央リビング販売株式会社 | 軽量鉄骨天井下地の構造 |
JP3827431B2 (ja) * | 1998-01-20 | 2006-09-27 | 株式会社竹中工務店 | クリーンルーム建物の施工方法 |
US8209931B2 (en) * | 2010-08-21 | 2012-07-03 | Worthington Armstrong Venture | Seismic ceiling support |
JP5794868B2 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-10-14 | 株式会社佐藤型鋼製作所 | 天井下地構造 |
JP6315227B2 (ja) * | 2012-11-28 | 2018-04-25 | 清水建設株式会社 | ぶどう棚形式の天井構造及びぶどう棚形式の天井構造の施工方法 |
JP2015183457A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 西松建設株式会社 | 天井落下防止構造およびその施工方法 |
JP6225059B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-11-01 | 株式会社フジタ | 天井の落下防止構造 |
CN104234289B (zh) * | 2014-08-18 | 2016-09-07 | 中建七局建筑装饰工程有限公司 | 一种大高差非平面造型吊顶结构的施工方法 |
-
2017
- 2017-03-30 JP JP2017069084A patent/JP6925707B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018168665A (ja) | 2018-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4467592B2 (ja) | 天井吊ボルトの耐震補強装置 | |
JP6934321B2 (ja) | スラブ構造 | |
JP6925707B2 (ja) | 地下階天井裏構造、及び、当該地下階天井裏構造を用いた地下階構築方法 | |
JP6151528B2 (ja) | 空調ユニットの施工方法 | |
JP6850665B2 (ja) | 階段構造及び鋼製階段の製造方法 | |
JP7044572B2 (ja) | 階段構造およびユニット建物 | |
JP7150532B2 (ja) | 階段構造及びユニット建物 | |
KR20090051796A (ko) | 거리조절 낙하물 방지망 시스템 | |
JP2012095396A (ja) | ケーブルラックの縦方向への敷設工法及び当該工法に使用するケーブルラックの取付金具 | |
JP2015190300A (ja) | 天井の耐震構造 | |
JP6630052B2 (ja) | 建物 | |
JP6464459B2 (ja) | 柱脚金具及び柱脚金具を備える建物ユニット並びにその設置方法 | |
JP7208028B2 (ja) | 耐震天井構造の施工方法 | |
JP2007162288A (ja) | 増設梁及び床パネルの補強方法 | |
JP7272800B2 (ja) | 耐震天井構造 | |
JP7208044B2 (ja) | 耐震天井構造 | |
JP7310502B2 (ja) | 開口部の施工方法 | |
WO2018011955A1 (ja) | エレベータおよびエレベータのリニューアル方法 | |
JPH1072939A (ja) | 親綱支柱及びそれを用いたpc建築物の施工における親綱架設方法 | |
JP7217195B2 (ja) | 二重床施工方法 | |
JP5123149B2 (ja) | 間仕切り壁の構築方法 | |
JP6844122B2 (ja) | 足場構築方法 | |
JP3210534U (ja) | 軽量吊り天井構造 | |
KR102014472B1 (ko) | 벽체 설치용 브라켓 구조체 | |
JP6541107B2 (ja) | 建物ユニット及びその設置方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6925707 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |