JPH069238Y2 - 軽量鉄骨天井下地の構造 - Google Patents

軽量鉄骨天井下地の構造

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JPH069238Y2
JPH069238Y2 JP4724588U JP4724588U JPH069238Y2 JP H069238 Y2 JPH069238 Y2 JP H069238Y2 JP 4724588 U JP4724588 U JP 4724588U JP 4724588 U JP4724588 U JP 4724588U JP H069238 Y2 JPH069238 Y2 JP H069238Y2
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JP
Japan
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scaffolding
support plate
bolt
insertion hole
hanger
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JP4724588U
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JPH01150848U (ja
Inventor
悦雄 岡田
Original Assignee
中央リビング販売株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、軽量鉄骨天井において天井仕上板を支える
下地の構造に関する。
(従来技術) これまでの軽量鉄骨天井における下地構造(天井裏構
造)は、一般的に第5図に示す方式が採られている。
即ち野縁1の上にクリップ3を介して交差状に連結され
る野縁受材2をハンガー吊ボルト4で吊架して構成さ
れ、前記野縁1に天井板Tを貼設するものである。
この形式は、一面において軽量鉄骨建築方式の命題であ
る、軽量、強力、工期短縮の目的にかなうものである
が、反面において施工後の天井裏における設備の新設、
保守点検等(例えば空調機器の点検修理、漏電検査、配
線新設など)の作業に適当な足場通路を設けることが困
難であり、またその脆弱性のため上記作業による下地構
造の損傷、破損を招き、作業員の身の危険させ伴う。
より詳しくは、点検口から天井裏に入った作業員は、野
縁受材2に足を掛けて伝え歩き、必要な時は野縁受材2
と野縁受材2間に足場板を掛け、手でハンガー吊ボルト
4を握りながら作業に従事している。ところが軽量鉄骨
構造においては、各部材の厚み、太さに限度があるか
ら、足場板及び人体の重量、動きによる負荷に耐えられ
ず、野縁受材2の捩れ、それに伴う各部材の変形、破
損、ついには下地全体の破損という事態を惹起する。そ
してこのことは、作業員としても神経的、肉体的疲労を
伴い、中には敬遠する作業員さえ出る現状にある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、従来のかかる実情に鑑みてなされたもので、
本来人間の移動作業までは考慮されていない軽量鉄骨天
井下地に、その基本的構造を変えることなく、作業員が
安心して作業することができ且つ構造的損傷、破損の虞
を解消した技術手段をもたらしたものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の軽量鉄骨天井下地
の構造においては、野縁の上にクリップを介して交差状
に連結される野縁受材を吊架するハンガー吊ボルトのハ
ンガー部の上部に、中心に前記ハンガー吊ボルトのボル
トの挿通孔を有する所定大の足場受板を挿通してナット
により締着し、その足場受板を設けたハンガー吊ボルト
間に、その足場受板に支持させて前記ボルトの逃げクリ
アランスを形成した半型足場板を左右両側より突合わせ
且つ連結具で両半型足場板を締結して足場板を構成した
ものである。
上記足場受板は、その中心の挿通孔5aより自由端に向
けてその挿通孔5aと連通する切欠溝5bを形成するこ
とにより、既設天井下地に後付けすることもできる。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明すると、第1図にお
いて1が天井仕上板Tを貼設する野縁でその野縁1の上
にクリップ3を介して野縁受材2が交差状に連結され
る。4がこの野縁受材2を吊架するハンガー吊ボルト4
で、ボルト4bの下端部にハンガー部4aがナット6に
より装着されている。
そしてそのハンガー部4aの直上部に中心に前記ボルト
4bの挿通孔5aを有する所定大の足場受板5が挿通さ
れ、前記ナット6を利用してボルト4bに締着されてい
る。
この足場受板5は、その中心の挿通孔5aより自由端に
向けてその挿通孔5aと連通する切欠溝5bを形成して
あり、これにより既設天井下地のハンガー吊ボルト4に
後付けすることも可能な構成になっている。
そして前記足場受板5を設けたハンガー吊ボルト4、4
間に、その足場受板5に支持させて前記ボルト4bの逃
げクリアランス8を形成した半型足場板7a,7bを左
右両側より突合わせ且つ連結具9で両半型足場板7a,
7bを締結して足場板7を架設するものとする。
なお上記部材の中、足場受板5と足場板7の材質は木材
とすることもできるが、他の部材との関係から、実施例
のように(亜鉛メッキを施した)鋼材とすることが製作
上も製品上も望ましいであろう。
[考案の効果] 本考案は、以上のように構成されているので、以下に記
載されるような効果を奏する。
ハンガー吊ボルト4のハンガー部4aの上部のボルト4
b部に足場受板5を締着して、その足場受板5間に足場
板7を支持、架設するようにしたから、その足場板7お
よび作業員の重量がこの足場受板5に負荷され、野縁受
材2には一切かからない。その結果、作業員は安心して
移動作業ができ、野縁受材2はもとよりこれと関連する
天井下地部材の損傷、破損も防止される。天井裏におけ
る保守点検等の作業が効率的に行なえることは言うまで
もない。
そして足場板7は、ハンガー吊ボルト4のボルト4bを
逃げるクリアランス8を形成した半型足場板7aと7b
を、左右両側より突合わせ、且つ連結具9で両半型足場
板7a,7bを締結して一枚の足場板7を構成するもの
であるから、重心が安定し、また充分な幅員を取ること
ができる。さらに連結具9の着脱により組立て分解が容
易であるから、足場板7の移動も迅速容易に行なえる。
なお足場受板5に、中心の挿通孔5aより自由端に向け
てその挿通孔5aと連通する切欠溝5bを形成すること
により、既設天井下地に後付け方式で組込むこともでき
ることは先に述べた通りである。
製作費もそれ程のアップがなく、もたらされる効果に鑑
みれば微々たるものである。
以上から本考案によれば、施工業者にとっても、保守点
検等の業者にとっても、はたまた施工主にとってもまこ
とに有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜視図、第2図は要部部分拡大斜視図、第3図
は要部縦断正面図、第4図は要部縦断側面図、第5図は
従来構造の斜視図。 1……野縁、2……野縁受材、3……クリップ、4……
ハンガー吊ボルト、4a……ハンガー部、4b……ボル
ト、5……足場受板、5a……挿通孔、5b……その挿
通孔5aと連通する切欠溝、6……ナット、7……足場
板、7a,7b……半型足場板、8……逃げクリアラン
ス、9……連結具。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】野縁1の上にクリップ3を介して交差状に
    連結される野縁受材2を吊架するハンガー吊ボルト4の
    ハンガー部4aの上部に、中心に前記ハンガー吊ボルト
    4のボルト4bの挿通孔5aを有する所定大の足場受板
    5を挿通してナット6により締着し、その足場受板5を
    設けたハンガー吊ボルト4、4間に、その足場受板5に
    支持させて前記ボルト4bの逃げクリアランス8を形成
    した半型足場板7a,7bを左右両側より突合わせ且つ
    連結具9で両半型足場板7a,7bを締結して足場板7
    を構成したことを特徴とする軽量鉄骨天井下地の構造。
  2. 【請求項2】足場受板5に、その中心の挿通孔5aより
    自由端に向けてその挿通孔5aと連通する切欠溝5bを
    形成して、既設天井下地に後付け構成できるようにした
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の軽量鉄骨天井下地
    の構造。
JP4724588U 1988-04-07 1988-04-07 軽量鉄骨天井下地の構造 Expired - Lifetime JPH069238Y2 (ja)

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WO2017150896A1 (ko) * 2016-03-03 2017-09-08 정민시 천장마감 시공용 작업공간 형성을 위한 천장 구조체
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