JP6934321B2 - スラブ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スラブ構造に関する。
下記特許文献1には、鉄筋コンクリート梁の上方に現場でスラブコンクリートを打設する床工法が開示されている。
特開平7−207800号公報
しかし上記特許文献1のようにスラブを現場打ちコンクリートのみで形成する場合、ALCパネル等の材料を用いて形成する場合等と比較してスラブの重量が大きく梁に負担がかかる。また、スラブ型枠が必要であり型枠工事の手間がかかる。
本発明は上記事実を考慮して、スラブを軽量化し、型枠工事の手間を削減できるスラブ構造を提供することを目的とする。
請求項1のスラブ構造は、H形鋼で形成された梁部材と、互いに隣接する前記梁部材の下フランジに両端部がそれぞれ載せられて前記下フランジ間に直接架け渡されたパネル部材と、前記パネル部材の上面に打設され、前記パネル部材よりも重いコンクリート部材と、を有する。
請求項1のスラブ構造によると、スラブがパネル部材とパネル部材よりも重いコンクリート部材とで形成される。すなわち、スラブがコンクリート部材よりも軽いパネル部材とコンクリート部材とで形成される。このため、コンクリート部材のみで形成する場合と比較してスラブを軽量化できる。また、パネル部材は型枠として利用できるため撤去する必要がなく、型枠工事を削減できる。
請求項2のスラブ構造は、前記梁部材のウェブ及び上フランジが前記コンクリート部材で被覆され、前記コンクリート部材と前記ウェブには配管が貫通可能な貫通孔が形成されている。
請求項2のスラブ構造によると、配管が梁部材のウェブとコンクリート部材の貫通孔を貫通する。このため、配管は梁の延設方向へ敷設できるほか、梁の延設方向と交わる方向へ敷設することができる。これにより梁部材の両側の空間に配管を架け渡すことができるため、設備計画が容易である。また、ウェブはコンクリート部材で被覆されているので、コンクリート部材を補強すれば貫通孔の周囲のウェブを補強する必要がない。
請求項3のスラブ構造は、請求項1又は2に記載のスラブ構造において、前記梁部材は、前記コンクリート部材の上面から突出した逆梁構造の架構を形成している。
請求項4のスラブ構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載のスラブ構造において、前記パネル部材は、接合部材を介して前記梁部材と接合されている。
本発明に係るスラブ構造によると、スラブを軽量化し、型枠工事の手間を削減できる。
本発明の実施形態に係るスラブ構造が適用される柱梁架構を示す平面図であり、梁及び小梁間にスラブの一部を形成するパネル部材を架け渡した状態を示している。 本発明の実施形態に係るスラブ構造を示した、図1における2−2線断面図である。 本発明の実施形態に係るスラブ構造を示した、図1における3−3線断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る接合部材を鉄筋に代えた変形例を示す部分断面図であり、(B)は接合部材をアングル材に代えた変形例を示す部分断面図であり、(C)は接合部材を鉄筋に代えて梁部材に形成した貫通孔へ挿通した変形例を示す部分断面図である。
(架構)
本実施形態に係るスラブ構造は、図1に示す柱梁架構10に架設される床版の構成である。柱梁架構10は、鉄骨鉄筋コンクリート製の柱20と、柱20に架け渡された鉄骨鉄筋コンクリート製の梁30と、梁30に架け渡された鉄骨鉄筋コンクリート製の小梁40と、を備えた架構(SRC造)である。
梁30は、H形鋼で形成された梁部材32と、梁部材32を被覆するコンクリート34と、を含んで構成される。同様に小梁40は、H形鋼で形成された梁部材42と、梁部材42を被覆するコンクリート44と、を含んで構成される。なお、図1においては、コンクリート34、44を打設する前の状態が実線で示されており、コンクリート34、44は2点鎖線で示されている。
(スラブ構造)
図2に示すように、互いに隣接する梁30における梁部材32と小梁40における梁部材42との間には、CLT製のパネル部材52が架け渡されている。具体的には、梁部材32の下フランジ32FB及び梁部材42の下フランジ42FBに、パネル部材52の両端部がそれぞれ載せられている。同様に、互いに隣接する小梁40における梁部材42間にも、パネル部材52が架け渡されている。
図1に示すように、パネル部材52は小梁40の材軸方向(矢印Y方向)と直交する方向(矢印X方向)に長手方向が沿うように架け渡されており、長手方向及び短手方向の両端部(すなわち、パネル部材52の角に近い部分)が、接合部材60を介して梁部材32又は梁部材42と接合されている。
(接合部材)
図3に示すように、接合部材60は、断面L型の不等辺アングル62をリブ64で補強して構成されている。
接合部材60は、不等辺アングル62の短辺が梁部材32のウェブ32Wにボルト固定され、不等辺アングル62の長辺がパネル部材52にラグスクリューで固定されている。これによりパネル部材52の端部は梁部材32に剛接合される。なお、図示は省略するがボルトはリブ64の両側にそれぞれ1本ずつ設けられ、ラグスクリューはリブ64の両側にそれぞれ4本ずつ設けられてパネル部材52に対して斜め打ち(パネル部材52の表面に対して傾斜して打ち込み)されている。
接合部材60は、梁部材42にも同様に固定されている。すなわち、接合部材60は、不等辺アングル62の短辺が梁部材42のウェブ42Wにボルト固定され、不等辺アングル62の長辺がパネル部材52にラグスクリューで固定されている。これによりパネル部材52の端部は梁部材42に剛接合される。
(コンクリート部材)
図2に示すように、パネル部材52の上面にはコンクリート54が打設され、スラブ50を形成している。コンクリート54の上方には、梁30における梁部材32のウェブ32W及び上フランジ32FUを被覆するコンクリート34と、小梁40における梁部材42のウェブ42W及び上フランジ42FWを被覆するコンクリート44と、が打設されている。
また、コンクリート54とコンクリート34とは一体化され、コンクリート54とコンクリート44とは一体化されている。これにより柱梁架構10は、本実施形態に係るスラブ構造が適用された部分においては、スラブ50の上面から鉄骨鉄筋コンクリート製の梁30及び小梁40が凸状に突出した逆梁構造の架構になっている。なお、以下の説明においてこれらのコンクリート34、44、54が一体化された部材をコンクリート部材70と称す場合がある。
なお、パネル部材52の上方には、コンクリート54の打設に先行して図示しないスラブ筋が配筋され、梁部材32、42の周囲には、コンクリート34、44の打設に先行して図示しない梁主筋及びあばら筋が配筋される。すなわち、コンクリート部材70は、コンクリートの内部に鉄筋が配筋された構成とされている。
ここでコンクリート部材70は、CLT製のパネル部材52より単位体積あたりの重量が大きい。換言すると、コンクリート部材70はパネル部材52より高密度とされている。このため、パネル部材52を用いずにコンクリート部材70のみを用いてスラブを形成する場合と比較して、スラブ50は軽量とされている。
(貫通孔)
図2に示すように、梁部材32のウェブ32Wには貫通孔32Hが形成され、また、コンクリート34には貫通孔34Hが形成されている。さらに、貫通孔32Hと貫通孔34Hとは互いに連通されており、梁30の貫通孔30Hを形成している。
同様に、梁部材42のウェブ42Wには貫通孔42Hが形成され、また、コンクリート44には貫通孔44Hが形成されている。さらに、貫通孔42Hと貫通孔44Hとは互いに連通されており、小梁40の貫通孔40Hを形成している。
(作用・効果)
本実施形態に係るスラブ構造によると、図2に示すように、スラブ50がCLT製のパネル部材52と、パネル部材52よりも重いコンクリート部材70とで形成されている。このため、パネル部材52を用いずにコンクリート部材70のみを用いてスラブを形成する場合と比較して、スラブ50は軽量とされ、小梁40又は梁30にかかる負担が小さい。
また、パネル部材は型枠として利用できるため撤去する必要がなく、型枠工事を削減できる。このため施工性が高い。
また、本実施形態に係るスラブ構造は、スラブ50の上面から、鉄骨鉄筋コンクリート製の梁30及び小梁40が凸状に突出した逆梁構造の架構とされている。このため、梁30及び小梁40の上方に、束材等を介して床仕上げ材82(図2において床仕上げ面をFLで示す)を敷設することにより、床仕上げ材82とスラブ50との間には床下空間Vが形成される。この床下空間Vへ、給配水管、電気配線、ガス管等を敷設できる。
また、この床下空間Vは、スラブ50の表面から梁30及び小梁40が凸状に突出しない順梁構造と比較して、懐寸法(床仕上げ材82の下面からスラブ50の上面までの距離)が大きい。このため配管の横引き距離を長くしても水勾配を確保しやすく、水廻りの設備計画が容易である。
また、梁30には貫通孔30Hが形成され、小梁40には貫通孔40Hが形成されている。このため、これらの貫通孔30H、40Hへ配管を貫通させることできる。これにより、配管は小梁40の延設方向(図1におけるY方向)へ敷設できるほか、梁30の両側の空間及び小梁40の両側の空間に亘って架け渡すことができるため、設備計画がさらに容易になっている。
また、貫通孔30HはH形鋼である梁部材32の貫通孔32Hと、コンクリート34の貫通孔34Hとを連通した貫通孔である。貫通孔32Hの周囲の梁部材32はコンクリート34によって被覆されるため、梁部材32を補強する補強リングなどを省略することができる。貫通孔40Hについても同様である。
また、梁部材32、42がそれぞれコンクリート34、44で被覆される。このコンクリート34、44が耐火被覆として機能することにより、火災時などにおいて梁30、40の上下間で熱が伝播しにくくなり延焼を抑制できる。
また、本実施形態に係るスラブ構造は逆梁構造の架構とされているため、スラブ50の下面から梁30、小梁40が突出しにくい。具体的には図2に示すように、スラブ50のパネル部材52の下面から、梁30、40の下フランジ32FB、42FBが、それぞれの厚み分のみ突出した構成とされている。
これによりスラブ50の下方には、電気配線などのために必要な懐寸法(天井仕上げ材84の上面からスラブ被覆板56の下面までの距離)のみを確保して天井仕上げ材84を敷設することにより、天井面から梁30、40が下向きに突出しない居住空間を形成することができる。このため、例えば天井面CLまで開口部を形成して採光を得やすくすることができる。また、梁30、40と厨房設備やユニットバス等との干渉に留意する必要がないため、設備計画が容易である。なお、スラブ被覆板56は、プラスターボードとケイ酸カルシウム板とを積層させた不燃被覆である。
また、本実施形態に係るスラブ構造によると、図3に示すように、スラブ50を形成するパネル部材52が、接合部材60、ボルト及びラグスクリューを用いて梁部材32又は梁部材42に「剛接合」されている。このため、パネル部材52が梁部材32又は梁部材42に接合されない場合と比較して、パネル部材52のスパン中央部に発生する曲げモーメントを小さくすることができる。これにより、スラブ50の撓みを抑制できる。また、スラブ50のコンクリート54における鉄筋量を少なくすることができる。
なお、本実施形態において接合部材60は、図1に示すようにパネル部材52の長手方向(X方向)の端部と、梁部材32又は梁部材42とを接合しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば図1において点線で示した接合部材60のように、パネル部材52の短手方向(Y方向)の端部にも接合部材60を設けてもよい。この場合、X方向に沿った梁部材32と隣接するパネル部材52は、3辺が梁部材(梁部材32または梁部材42)へ固定される。これにより梁部材32とパネル部材52との間でせん断力を伝えやすくできる。
また、本実施形態においては、パネル部材52の端部は梁部材32又は梁部材42に「剛接合」されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば隣接する梁30と小梁40との間のスパン、隣接する小梁40と小梁40との間のスパン(以下、支持スパン)が短い場合などは、ラグスクリューの直径を細くしたり長さを短くしたり本数を減らしたりして(例えばリブ64の両側にそれぞれ3本以下として)、パネル部材52と梁部材32(又は梁部材42)との固定強度を弱くしてもよい(「半剛接」)。
あるいは、パネル部材52を梁部材32のウェブ32Wに接合するボルトの本数や配列を調整することによっても、パネル部材52と梁部材32(又は梁部材42)との固定強度をコントロールできる。すなわち、ボルトの本数を増やせば固定強度を大きくすることができ、さらに複数のボルトを鉛直方向に沿って配列すれば、水平方向に沿って配列する場合と比較して固定強度を大きくできる。
また、本実施形態における接合部材60に代えて、既製の鉄筋や鋼材を用いてもよい。例えば図4(A)に示す鉄筋72のように、梁部材42(又は図示しない梁部材32)のウェブ42WへL字形に折り曲げた鉄筋の一方の辺を溶接し、他方の辺をコンクリート44へ付着させる構成とすることができる。この場合パネル部材52は、梁部材42の下フランジ42FBとコンクリート44とで挟み込まれて保持される。また、例えばパネル部材52に積載荷重による曲げモーメントが作用すると、パネル部材52の端部には上方向の力が加わるが、コンクリート44、鉄筋72を介して梁部材42へ曲げモーメントが伝達される。
なお、ウェブ42Wへ溶接する鉄筋72の辺は下向きとしてもよいし、図4(A)に点線で示す鉄筋72Aのように上向きとしてもよい。下向きの場合は、例えばパネル部材52を梁部材42の下フランジ42FBに載置する前に予め鉄筋72を部分的にウェブ42Wへ溶接しておき、パネル部材52の設置後、鉄筋72を折り曲げる。上向きの場合は、パネル部材52の設置後、予め折り曲げられた鉄筋72Aをウェブ42Wへ溶接する。このように接合部材60より可撓性のある材料を用いることで、施工方法の選択肢を拡げることができる。
また、図4(B)に示すアングル材74のように、2辺の長さが等しい既製の等辺アングルを用いた構成とすることができる。アングル材74の一方の辺は、ウェブ42Wへボルト又は溶接によって固定する。他方の辺は、パネル部材52に対して固定してもよいし、固定しなくてもよい。固定する場合はラグスクリューやビス、接着剤等を用いることができる。このように、パネル部材52側の辺の長さが不等辺アングルである接合部材60より短いアングル材74を用いることで、パネル部材52の固定度を低くすることができる。すなわち、パネル部材52と梁部材42(又は図示しない梁部材32)との固定度は、任意に設定することができる。
なお、既成の鋼材を使用する実施形態としては、CT鋼材(所謂カットT)等を用いることもできる。この場合、CT鋼材におけるウェブ、フランジの端面を鋼製の板材に溶接し、この板材を梁部材42のウェブ42Wへボルト等により固定する。そして、CT鋼材のフランジ下面をパネル部材52に対向させて、アングル材74と同様に、パネル部材52に対して固定あるいは非固定とする。
また、図4(C)に示す鉄筋76のように、直線状の鉄筋をウェブ42Wに形成した貫通孔へ挿通する構成とすることができる。鉄筋76はウェブ42Wへ直接固定されないが、貫通孔へ係止されることにより上下方向の動きが拘束される。このようにすることで、図4(A)に示す鉄筋72のような溶接を用いずに、パネル部材52に作用する曲げモーメントを梁部材42へ伝達させることができる。このため施工性が高い。
支持スパンが短ければパネル部材52及びスラブ50には撓みが生じにくいため、パネル部材52の端部の固定度を小さくしても問題が生じにくい。
また、本実施形態に係るスラブ構造ではパネル部材52をCLT製としているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えばLVL等を用いた木質床版としてもよい。木質床版としてLVLを用いる際は、木材の繊維方向を、架設方向(小梁40の延設方向と直交方向)に沿うように架設するのが好適である。
または、木質床版のほか、ALCパネル、中空構造のプレキャストコンクリート板などのコンクリート系の板材を用いてもよい。コンクリート系の板材を用いる場合は、板材の重量が、同体積の密実なコンクリートの重量より軽いものを用いればよい。
また、本実施形態に係るスラブ構造では、梁30、小梁40における梁部材32、42をコンクリート34、44で被覆して構成したが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えばパネル部材52の上方に、パネル部材52を被覆するコンクリート54のみを打設して、梁部材32のウェブ32W、上フランジ32FU又は梁部材42のウェブ42W、上フランジ42FUを露出させてもよい。このようにすることで、コンクリート工事を簡略化することができる。この場合、コンクリート54が本発明におけるコンクリート部材に相当する構成となる。
また、本実施形態においては床仕上げ材を梁30及び小梁40の上方に敷設しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。スラブ50のコンクリート54の上方に、配管を配置するために必要な懐寸法を確保できれば、床仕上げ材は梁30、小梁40の上面より低い位置に形成してもよい。この場合、梁30、小梁40において床仕上げ材から突出した部分は、壁体(腰壁や手すりを含む)として利用する。又は床材に段差を設ける。これにより、床仕上げ材の上方の居住空間の天井高さを高くすることができる。
また、本実施形態において、柱梁架構10はSRC造とされているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えばパネル部材52が架設される梁30、40のみを逆梁構造とし、その他の梁を順梁構造とする場合、この順梁構造の部分の梁はコンクリートで被覆する必要はない。また、柱20についても、コンクリートを用いない鉄骨製の柱とすることができる。すなわち、パネル部材52が架設される部分以外の部分においては、柱梁架構10は鉄骨造とすることができる。
32、42 梁部材
32FB、42FB 下フランジ
52 パネル部材
54 コンクリート(コンクリート部材)
70 コンクリート部材
32W、42W ウェブ
32FU、42FU 上フランジ
30H、32H、34H 貫通孔

Claims (4)

  1. H形鋼で形成された梁部材と、
    互いに隣接する前記梁部材の下フランジに両端部がそれぞれ載せられて前記下フランジ間に直接架け渡されたパネル部材と、
    前記パネル部材の上面に打設され、前記パネル部材より重いコンクリート部材と、を有するスラブ構造。
  2. 前記梁部材のウェブ及び上フランジが前記コンクリート部材で被覆され、前記コンクリート部材と前記ウェブには配管が貫通可能な貫通孔が形成されている、請求項1に記載のスラブ構造。
  3. 前記梁部材は、前記コンクリート部材の上面から突出した逆梁構造の架構を形成している、請求項1又は2に記載のスラブ構造。
  4. 前記パネル部材は、接合部材を介して前記梁部材と接合されている、請求項1〜3の何れか1項に記載のスラブ構造。
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