JP6923907B2 - ボタン錠 - Google Patents
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Description
最初に、図1〜図3を用いて、ボタン錠10の外部構造について説明する。図1は、ボタン錠10の正面図であり、図2は、ボタン錠10の左側面図であり、図3は、ボタン錠10の背面図である。
次に、図4を用いて、ボタン錠10の内部構造について説明する。図4は、ボタン錠10を構成する主要部材を分解して示した分解斜視図である。
次に、図4と図5を用いて、ボタン錠10の施解錠機構40について説明する。図5(a),(b)は、ボタン錠10から施解錠機構40を構成する主要部品を抜き出して二方向から見た外観斜視図である。
次に、施解錠機構40の第1ロックカム41について説明する。図4に示すように、第1ロックカム41は、円柱形状の部材からなり、ケース12に取り付けられるピン48(図4参照)に嵌め込まれてケース12に対して相対回転可能に配設される。第1ロックカム41の後方端部には、カム20を固定するためのネジ18(図5(b)参照)が取り付けられるネジ止め部(図示省略)が形成されている。また、第1ロックカム41の前方端部には、第2ロックカム42が嵌め込まれる凹形状のロックカム嵌合部41a(図4参照)が形成され、外周部には、後述するオートロック機構60のスライダ62と係合可能な扇形状のスライダ係合部41b(図4参照)が外側に向けて突出形成されている。
次に、施解錠機構40の第2ロックカム42について説明する。第2ロックカム42は、第1ロックカム41のロックカム嵌合部41aに嵌め込まれて第1ロックカム42に固定される。第2ロックカム42の前方端部には、ツマミ22が着脱可能なツマミ取付部42a(図4,図5(d),同図(f)参照)が突出形成され、外周部には、カムプレート43がスライド可能に嵌め込まれるカムプレート嵌合部42b(図4参照)が設けられている。
次に、施解錠機構40のカムプレート43について説明する。カムプレート43の中央には、矩形状の開口部43a(図4参照)が形成されている。この開口部43aに第2ロックカム42のカムプレート嵌合部42bが嵌め込まれることで、図5(a)等に示すように、カムプレート43は、第2ロックカム42に同軸的に嵌め込まれた状態で配置される。また、カムプレート43の外周部には、判定板センスプレート44と係合可能なセンスプレート係合部43b(図4,図5(a),同図(d)参照)が外側に向けて突出形成されている。
次に、施解錠機構40の判定板センスプレート44について説明する。図4等に示すように、判定板センスプレート44は、板状の本体部44aと、この本体部44aの一端から水平方向に延びる腕部44bと、を備える。図5(b),同図(e)等に示すように、本体部44aは、判定板45の下部に形成されたセンスプレート係止部45cに揺動可能に取り付けられ、腕部44bは、シリンダ錠50の外筒26(図5(d)参照)の上方に位置するように配置される。
次に、施解錠機構40の判定板45について説明する。図4等に示すように、判定板45は、板状の部材からなり、ギア46が挿通されるほぼ円形状の判定溝45aを、ギア46の個数分(本例では、11個)備える。判定溝45aの内壁には、判定溝45aの中心に向かって突出形成された三角形状の外歯45b(図4,5(a)等参照)が形成されている。また、判定板45の下端には、判定板センスプレート44を揺動可能に支持するためのセンスプレート係止部45c(図4,5(b)等参照)が形成されている。
次に、判定板センスプレート44と判定板45の関係について説明する。図5(c),同図(d)は、判定板45がスライドして上方に位置しているときの各部材の状態を示した部分拡大図であり、図5(e),同図(f)は、判定板45がスライドして下方に位置しているときの各部材の状態を示した部分拡大図である。
次に、施解錠機構40のギア46について説明する。図6(a)は、ギア46を三方向から見た外観斜視図である。ギア46は、円筒形状の部材からなり、その外周には、判定板45の外歯45bと相補的形状を有する凹形状の内歯46aと、後述する暗証番号変更機構70のギアスライダ74と噛み合う複数の外歯46bが形成されている。また、ギア46の一端側には、ボタン16の支持軸16bが挿入可能な挿入孔46cが形成されている。
次に、施解錠機構40のボタン16について説明する。図6(b)は、ボタン16を二方向から見た外観斜視図である。ボタン16は、表面に数字や英字等が施される操作部16aと、この操作部16aの背面中央を基端として突出形成された棒状の支持軸16bと、ボタンロックプレート47と係合可能な突出片16cと、を備える。ボタン16は、支持軸16bに取り付けられるコイルスプリング17(図5(b)参照)によって、ギア46から離反する方向に付勢された状態でギア46に係合・固定される。
次に、ボタン16とギア46の関係について説明する。図6(c)は、暗証番号として設定された状態(暗証番号設定状態)のボタン16とギア46の関係を示した外観斜視図と側断面図であり、図6(d)は、暗証番号として設定されていない状態(暗証番号非設定状態)のボタン16とギア46の関係を示した外観斜視図と側断面図である。
次に、施解錠機構40の中間プレート76について説明する。図7(a)は、中間プレート76を二方向から見た外観斜視図であり、図7(b)は、ボタン16とギア46が配設された状態の中間プレート76の側断面図である。中間プレート76は、ボタン16の支持軸16bが貫通可能な貫通孔76aと、ギア46が嵌め込まれるギア嵌合部76bと、をボタン16やギア46の個数分(本例では、11個)備える。ボタン16とギア46は、中間プレート76に対して水平方向(ボタン16やギア46の軸心方向)にスライド可能である。
次に、施解錠機構40のボタンロックプレート47について説明する。図7(c)は、ボタンロックプレート47の外観斜視図であり、同図(d)は、ボタン16が配設された状態のボタンロックプレート47の側面図と背面図である。ボタンロックプレート47は、格子状の部材からなり、ボタン16を所定位置に係止させることが可能なボタン係止片47aをボタン16の個数分(本例では、11個)備える。また、ボタンロックプレート47の下方には、後述するリセットカム82と係合可能な三角形状のリセットカム係合部47cが下向きに突出形成されている。
次に、施解錠機構40の基本動作について説明する。ボタン錠10の使用者が、暗証番号設定状態の全てのボタン16の押下操作を行い、暗証番号に対応するボタン16がボタンロックプレート47によって押込み位置で係止されると、判定板45の全ての外歯45bが、対応するギア46の内歯46aに噛み合った状態となる。これにより、判定板45が自重で下方向(図5(a)において符号Zで示す方向)にスライドして判定板センスプレート44の下方が前方に持ち上がった状態となり、カムプレート43と第2ロックカム42が回動可能状態となるため、ボタン錠10の使用者は、ツマミ22を用いてカム20による解錠操作を行うことが可能となる。
次に、図4,図8,図9等を用いて、ボタン錠10のオートロック機構60について説明する。なお、図8(a)〜同図(c)は、ボタン錠10からオートロック機構60を構成する主要部品等を抜き出して示した外観斜視図であり、オートロックが機能してボタン錠10が解錠状態から施錠状態に変化する様子を時系列で示した図である。また、図9(a),同図(b)は、ボタン錠10からオートロック機構60を構成する主要部品等を抜き出して示した平面図である。
次に、オートロック機構60のスライダ62について説明する。図8に示すように、スライダ62は、ケース12に沿って垂直方向(図8(a)において符号Xで示す方向)にスライド可能に配設され、第2コイルスプリング(図示省略)によってセンサープレート63が位置する方向(本例では、ボタン錠10の上方向。図8(b)において符号X2で示す方向)に常時、付勢される。
次に、オートロック機構60のセンサープレート63について説明する。図9に示すように、センサープレート63は、移動プレート65を回転軸として、図9(b)において符号Yで示す方向に回動可能に配設され、第1コイルスプリング66によってラッチ24の方向(本例では、ボタン錠10の奥方向)に付勢される。
次に、オートロック機構60の移動プレート65について説明する。図10(a)は、移動プレート65がセンサープレート使用位置に位置している状態におけるボタン錠10の背面図と、同ボタン錠10の一部の部材を抜き出して示した平面図であり、図10(b)は、移動プレート65がセンサープレート収容位置に位置している状態におけるボタン錠10の背面図と、同ボタン錠10の一部の部材を抜き出して示した平面図である。
次に、図8と図9を用いて、オートロック機構60の基本動作について説明する。上述の通り、ボタン錠10の使用者が、暗証番号設定状態の全てのボタン16の押下操作を行うと、ツマミ22を用いてカム20による解錠操作を行うことが可能となる。
次に、図4と図12を用いて、ボタン錠10の暗証番号変更機構70について説明する。図12(a),(b)は、ボタン錠10から暗証番号変更機構70を構成する主要部品等を抜き出して示した斜視図である。
次に、暗証番号変更機構70のモードセレクタ72について説明する。図12(a)に示すように、モードセレクタ72は、直線状の溝が形成された円筒形状の操作部72aと、外側に向けて突出形成されたギアスライダ係合部72bと、を有する。操作部72aは、図3に示すように、ケース12に形成された貫通孔に回動可能に配設され、ケース12の外部に溝が露出された状態とされる。マイナスドライバー等の工具を溝に挿入して操作部72aを回動することで、モードセレクタ72を回動することが可能である。
次に、暗証番号変更機構70のギアスライダ74について説明する。図4や図12(a)に示すように、ギアスライダ74は、格子状の部材からなり、モードセレクタ72と係合可能なモードセレクタ係合部74aと、ギア46と噛み合う複数のラック74bと、を有して構成されている。
次に、図13を用いて、暗証番号変更機構70の基本動作について説明する。図13(a−1)〜同図(a−3)は、暗証番号変更機構70が暗証番号設定状態にある場合の各部材の状態を示した図であり、図13(b−1)〜同図(b−3)は、暗証番号変更機構70が暗証番号変換状態にある場合の各部材の状態を示した図である。
次に、図14を用いて、ボタン錠10の暗証番号リセット機構80について説明する。図14は、暗証番号リセット機構80の動作を時系列で示した図であり、ボタン錠10を背面側から見た図である。
12 ケース
14 化粧板
16 ボタン
18 ネジ
20 カム
22 ツマミ
24 ラッチ
26 外筒
40 施解錠機構
41 第1ロックカム
42 第2ロックカム
43 カムプレート
44 センスプレート
45 判定板
46 ギア
47 ボタンロックプレート
48 ピン
50 シリンダ錠
60 オートロック機構
62 スライダ
63 センサープレート
65 移動プレート
70 暗証番号変更機構
72 モードセレクタ
74 ギアスライダ
76 中間プレート
80 暗証番号リセット機構
82 リセットカム
Claims (2)
- 施錠位置および解錠位置の一方から他方に移動可能なカムと、
前記カムを前記施錠位置および前記解錠位置の一方から他方に移動させるツマミと、
前記ツマミを回動不能にする規制状態、および前記ツマミを回動可能にする許容状態の一方から他方に移行可能な施解錠機構と、を有して構成されたボタン錠において、
前記施解錠機構は、押下操作が可能な複数のボタンと、暗証番号設定位置および暗証番号非設定位置の2つの位置を少なくとも含む複数の位置で前記ボタンと係合可能なギアと、を有し、前記規制状態において前記暗証番号設定位置で前記ギアと係合する前記ボタンの全てが押下操作された場合に、前記許容状態に移行するように構成されており、
前記ボタンと前記ギアの係合位置を、前記暗証番号設定位置および前記暗証番号非設定位置の一方から他方に変更可能な暗証番号変更機構と、
扉の閉鎖を検出可能な扉検出部材と、
前記扉検出部材が扉の閉鎖を検出した場合に、前記カムを前記解錠位置から前記施錠位置に移動させるオートロック機構と、
前記扉検出部材を、扉の検出が可能な位置および扉の検出が不可能な位置の一方から他方に移動させる移動手段と、を備えた、
ことを特徴とするボタン錠。 - 請求項1に記載のボタン錠において、
前記ツマミによって前記カムを前記施錠位置から前記解錠位置に移動させた場合に、前記オートロック機構を作動可能な状態に移行させるとともに、全ての前記ボタンを押下操作前の初期位置に復帰させるように構成されている、
ことを特徴とするボタン錠。
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