JP5463081B2 - ロッカー錠 - Google Patents

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Description

本発明は、ロッカー錠に関し、特に、合鍵により仮開扉と番号探索ができるダイヤル式のロッカー錠に関する。
従来、ロッカー錠として、ダイヤル錠を利用したものが多く用いられている。ダイヤル錠は合鍵が不要であるので、不特定の人が利用するロッカー錠に適している。しかし、開錠番号を忘れてしまうことがあるので、管理者が合鍵で開錠できるようになっているものが利用されている。合鍵で開錠する際、開錠番号をリセットするものと、開錠番号を探索して開錠番号で開錠してから、開錠番号を変更するものがある。開錠番号をリセットするものは、機構が複雑になるので、ダイヤル錠が本来備えている開錠番号変更機能を利用するものが多い。以下に、従来のダイヤル錠の番号探索技術の例をいくつかあげる。
特許文献1に開示された「ダイヤル錠装置」は、解錠番号を忘れたことに起因するトラブルの発生に迅速に対応できるように、解錠番号を外部から近接スイッチで探索可能としたものである。図9(a)に示すように、ダイヤル錠装置は、3個のダイヤルを有する。各ダイヤルの外周縁を、前面のプレートより突出させてある。各ダイヤルが噛み合うロックギヤには、決められた角度位置に、近接スイッチが感応する感応体が設けてある。プローブには、近接スイッチのセンサー部が設けてある。センサー部をダイヤルに接近させた状態でダイヤル操作する。感応体がセンサー部に接近する角度位置にきたとき、近接スイッチが感応して、解錠番号が探索される。
特許文献2に開示された「ダイヤル錠」は、ダイヤルの暗証番号を忘れた場合であっても、外部的操作でゲージにより知ることができるようにしたものである。図9(b)に示すように、支持軸の回りに、中間スリーブを介してダイヤルが装着されている。ダイヤルが暗証番号に一致すると、進退軸が中間スリーブの外周面の凹部に嵌まり、進退軸の後端が可動プレートの穴から外れて、可動プレートが移動できるようになる。操作摘みを回転させることができ、操作摘みの回転に伴って、可動プレートが移動する。ロッカー本体側の係合部材に係合しているフック部材が、操作摘みで回転させられて、フック部材をロッカー本体側の係合部材から外すことができる。ダイヤルが暗証番号と一致しないと、進退軸の後端は可動プレートの穴に係合して、可動プレートの移動を阻止する。進退軸の後端位置は、ゲージを穴に差し込んで検出できる。ゲージの挿入深さによって、解錠するためのダイヤル番号を知ることができる。
特許文献3に開示された「ダイヤル錠装置」は、解錠番号を忘れた場合でも、容易に非常解錠でき、目視で解錠番号を確認できるものである。図9(c)に示すように、扉側に、ダイヤル錠装置を取り付ける。ダイヤル錠が解錠番号になっていれば、錠機構の筒状体に取り付けられたカムプレートがスライドできる。カムプレートは、固定側の受部に係脱する。カムプレートのスライドを許容する解錠番号は、組み替え可能である。ダイヤル錠が解錠番号でない場合でも、錠機構の筒状体を鍵操作により回すと、カムプレートが回って、固定側の受部から外れる。内筒に、内筒が解錠位置にある状態でダイヤル錠装置の裏側から視認できる印を設けることにより、非常解錠した後で、内筒を回しながら視認印を解錠位置に揃えることにより、忘れた解錠番号を確認することができる。
特許文献4に開示された「符号錠装置」は、特別な探索器具を用いることなく、マスターキーを使って解錠符号を容易に探索できるものである。図9(d)に示すように、解錠符号探索機構で、ダイヤル毎の解錠符号を探索する。解錠符号探索機構には、変位機構と探索部材がある。アクチュエータの外筒の回動角度範囲を超えて内筒を回動させたとき、変位機構は、設定量を超えて、作動軸を変位させる。解錠符号の探索部材は、作動軸上の各ダイヤルの位置に、それぞれ配置されている。探索部材と対向するロックギヤの側面に、係合段部が形成されている。探索部材には突部がある。作動軸が設定量を超えて変位したとき、解錠符号が揃えられていない回動角度のダイヤルに対応するロックギヤに対しては、突部は、ロックギヤの回動を許容する状態で、ロックギヤの側面に当接する。解錠符号が揃えられている回動角度のダイヤルに対応するロックギヤに対しては、突部は、係合段部に係合して、ロックギヤの回動を阻止する。
特許文献5に開示された「複合ロックアッセンブリ」は、開錠ナンバーを忘れたときに、目視により開錠ナンバーを見つけて、異なる開錠ナンバーに再設定できるものである。図9(e)に示すように、複合ロックアッセンブリには、ハウジングとダイヤル部とキー部とナンバー検出手段が有る。ダイヤル部とキー部とナンバー検出手段は、ハウジング内に配置されている。複合ロックアッセンブリは、キーと開錠ナンバーにより開錠される。開錠ナンバーを忘れたときに、ナンバー検出手段により、開錠ナンバーを再び見つけることができる。複合ロックアッセンブリを開錠ナンバーで再度開錠できる。
特開平09-032373号公報(特許第2729778号) 特開平11-131874号公報(特許第3040084号) 特開2007-217867号公報 特開2008-190215号公報 特開2008-196139号公報
しかし、上記従来の番号探索方法では次のような問題がある。ダイヤル錠を合鍵などで開けてから、センサーなどの手段を用いて番号を探索したり、目視で番号を探索したりするため、構成が複雑になったり、番号探索操作が煩雑になったりする。
本発明の目的は、上記従来の問題を解決して、合鍵を使って錠前の表側から簡単にダイヤル錠の番号探索ができるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明では、ロッカー錠を、開錠状態と施錠状態と仮開錠状態と番号探索状態のいずれかになりダイヤルとスリーブとを備えるダイヤル錠と、ダイヤル錠の開錠状態で鉤腕を回転させることができるつまみと、ダイヤル錠の施錠状態でつまみの動きを止めるボルトと、ダイヤル錠の番号探索状態においてダイヤル錠の開錠番号を探索するためにスリーブの番号探索部に接する探索腕と、合鍵で解錠することによりダイヤル錠を仮開錠状態にしてボルトを開錠位置に移動させると同時に探索腕をスリーブの番号探索部に当接せしめるシリンダー錠とを具備する構成とした。
上記のように構成したことにより、簡単な構成でダイヤル錠の番号探索が容易にできる。
本発明の実施例におけるロッカー錠の概念図である。 本発明の実施例におけるロッカー錠の内部の斜視図である。 本発明の実施例におけるロッカー錠の施錠方法を示す概念図である。 本発明の実施例におけるロッカー錠の番号探索方法を示す概念図である。 本発明の実施例におけるロッカー錠のダイヤル錠とボルトの関係を示す図である。 本発明の実施例におけるロッカー錠の番号探索腕と番号探索部を示す図である。 本発明の実施例におけるロッカー錠のダイヤル錠の1桁分を示す図である。 本発明の実施例におけるロッカー錠の状態遷移図と状態表である。 従来の番号探索機構を備えたダイヤル錠の概念図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図8を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例は、合鍵でシリンダー錠を解錠することにより仮開扉するとともに番号探索状態にして、ダイヤルを回して開錠番号を探索し、ダイヤル錠を開錠状態にするロッカー錠である。
図1に、本発明の実施例におけるロッカー錠の外観を示す。図2に、ロッカー錠の内部の構成を示す。図3に、ロッカー錠の施錠方法を示す。図4に、ロッカー錠の番号探索方法を示す。図5に、ロッカー錠のダイヤル錠とボルトの関係を示す。図6に、ロッカー錠のダイヤル錠の番号探索部を示す。図7に、ロッカー錠のダイヤル錠の1桁分を示す。図8に、ロッカー錠の状態遷移図と状態表を示す。
図1〜図7において、ダイヤル錠1は、ダイヤル操作により施錠して開錠番号により開錠する錠前である。つまみ2は、開錠状態において鉤腕を操作する手段である。シリンダー錠3は、合鍵で解錠して番号探索状態にする錠前である。解錠されると、解錠腕を介してボルトを仮開位置に強制的に動かすとともに、探索腕をスリーブの番号探索部に当接させる。鉤腕4は、扉をロッカー本体の鉤受孔に係止する部材である。ボルト5は、ダイヤル錠の施錠状態においてつまみを動かないように止める部材である。番号探索腕6は、番号探索状態においてスリーブに接して番号を探索する部材である。軸7は、スリーブを回転可能に保持する部材である。
ダイヤル11は、ダイヤル錠の番号を操作するための部材である。スリーブ12は、回転位置に応じてボルトを施錠位置または開錠位置に移動させる部材である。ボルト係合部13は、スリーブの一部であり、ボルトに係合する凹部がある部分である。ダイヤル係合部14は、スリーブの一部であり、ダイヤルと係合する部分である。番号表示部15は、ダイヤルの一部であり、数字が表示された部分である。番号探索部16は、スリーブの一部であり、番号探索腕に係合する凹部がある部分である。仮開腕17は、シリンダー錠が解錠状態になるとき、ボルトと番号探索腕を押して、ボルトを仮開位置にするとともに、番号探索腕の先端を番号探索部に当接させる部材である。
上記のように構成された本発明の実施例におけるロッカー錠の機能と動作を説明する。最初に、図1を参照しながら、ロッカー錠の機能の概要を説明する。ロッカー錠には、ダイヤル錠1と、合鍵により番号探索状態に設定するシリンダー錠3と、鉤腕4を回転させるつまみ2がある。ダイヤル錠の開錠状態でつまみ2を回転させると、鉤腕4が回転して、鉤腕4がロッカー本体の鉤受孔に入り、扉が開かない閉扉状態になる。シリンダー錠3を合鍵で解錠状態にすると、ロッカー錠は仮開扉状態になり、つまみ2が回転可能になって扉を開けることができる。仮開扉状態では、ダイヤル錠1の番号探索腕6がダイヤル錠1のスリーブ12に当たって、番号探索状態になる。番号探索状態でダイヤル錠1のダイヤル11を回転させると、ダイヤル11が開錠番号の位置で止まるので、ダイヤル錠1の開錠番号を探索できる。
次に、図2を参照しながら、ロッカー錠の内部構造を説明する。ダイヤル錠1のダイヤル11は4桁分あり、対応するスリーブ12と結合している。ダイヤル錠1が開錠番号に設定されていれば、ボルト5がスリーブ12のボルト係合部13の凹部に嵌まって開位置に来るので、ボルト5の末端がつまみ2の凸部位から外れて、つまみ2を回すことができる。つまみ2には、鉤腕4が取り付けられており、つまみ2をLOCK方向に回すと鉤腕4がロッカー本体の鉤受孔に入る。シリンダー錠3には、仮開腕17が連結されていて、鎖錠状態でシリンダー錠3を合鍵で解錠すると仮開腕17が動いて、ボルト5の末端を押し上げるので、つまみ2が動くようになる。同時に、仮開腕17は番号探索腕6を押して、番号探索腕6の先端をスリーブ12の番号探索部16に当接させる。
次に、図3を参照しながら、ロッカー錠の施錠方法を説明する。図3(a)に示す開扉状態で、ダイヤル11を回転させて、希望する開錠番号に設定して、図3(b)に示す番号設定状態する。この状態でつまみ2を回して、図3(c)に示す閉扉状態にする。その後、ダイヤル11を回転させて、ダイヤル錠1の数字をランダムな値にすると、図3(d)に示す鎖錠状態になる。開錠する場合は、ダイヤル11を回転させて、ダイヤル錠1の数字を開錠番号にすると、図3(c)に示す閉扉状態になるので、つまみ2を回して図3(a)に示す開扉状態にして、扉を開くことができる。
次に、図4を参照しながら、番号探索方法を説明する。図4(a)に示す鎖錠状態で、開錠番号がわからなくなった場合は、合鍵でシリンダー錠3を解錠して、図4(b)に示す仮閉扉状態にする。この状態では、ダイヤル錠1は番号探索状態になる。また、つまみ2をOPEN方向に75度まで回すことができ、図4(c)に示す仮開扉状態にして、扉を開くことができる。図4(d)に示すように、ダイヤル11を回すと、開錠番号の位置で止まる。ダイヤル錠1の番号が開錠番号になった状態で、シリンダー錠3を元の常状態に戻して、つまみ2をOPEN位置まで回すと、図4(e)に示す開扉状態になる。
次に、図5を参照しながら、ダイヤル錠とボルトの関係を説明する。図5(a)に、つまみとスリーブとボルトの側面図を示す。図5(b)に、仮開腕とボルトと番号探索腕の側面図を示す。図5(c)〜(e)に、模式図を示す。ダイヤル錠1の番号が開錠番号であるときは、図5(c)に示すように、ボルト5の先端がダイヤル錠1のスリーブ12のボルト係合部13の凹部に嵌まっているので、ボルト5の末端はつまみ2の凸部から外れている。したがって、つまみ2を回して、鉤腕4を回転させることができる。ダイヤル錠1の番号が開錠番号でないときは、図5(d)に示すように、ボルト5の先端がダイヤル錠1のスリーブ12のボルト係合部13の凹部に嵌まっていないので、ボルト5の末端はつまみ2の凸部に当たっている。したがって、つまみ2を回すことができず、鉤腕4を回転させることができない。つまり、ボルト5は、ダイヤル錠1が施錠状態のとき、つまみ2の動きを止めるようになっている。
合鍵でシリンダー錠3を回して解錠状態にすると、図5(e)に示す仮開錠状態になる。仮開錠状態では、シリンダー錠3に連結された仮開腕17により、ボルト5の末端が上方に強制的に持ち上げられて、ボルト5の末端がつまみ2の凸部から外れており、つまみ2は回転できるようになっている。同時に、番号探索腕6も、仮開腕17に押されて、スリーブ12の番号探索部16に当接するようになる。この状態では、つまみ2は、OPEN方向に75度まで回転できる。ボルト5の先端がスリーブ12のボルト係合部13の凹部に嵌まった状態でないと、スリーブ12の軸7を動かす部材が動かないようになっているので、つまみ2は、OPEN位置の手前で止まることになる。
次に、図6を参照しながら、ダイヤル錠の番号探索部について説明する。図6(a)に、スリーブと番号探索腕の側面図を示す。図6(b)〜(e)に、模式図を示す。図6(b)に示す施錠状態では、シリンダー錠3が常状態にあり、番号探索腕6は、ダイヤル錠1のスリーブ12の番号探索部16から離れている。図6(c)に示す開錠状態でも、シリンダー錠3が常状態にあり、番号探索腕6は、ダイヤル錠1のスリーブ12の番号探索部16から離れているが、番号探索部16の凹部は、番号探索腕6の先端に対向する位置にある。
ダイヤル錠1が施錠状態にあるとき、合鍵でシリンダー錠3を回して解錠状態にすると、図6(d)に示す番号探索状態になる。番号探索状態では、番号探索腕6の先端は、スリーブ12の番号探索部16に接する状態になる。この状態でダイヤル11を回転させて、番号探索を行う。スリーブ12が開錠番号の位置に来ると、番号探索腕6の先端がスリーブ12の番号探索部16の凹部に嵌まって、ダイヤル11が回転しなくなる。すべてのダイヤル11をこの状態にすると、図6(e)に示す探索完了状態になる。この状態で、シリンダー錠3を元の常状態に戻すと、番号探索腕6はダイヤル錠1のスリーブ12の番号探索部16から離れる。
次に、図7を参照しながら、ダイヤル錠のスリーブについて説明する。図7(a)に、1桁分のダイヤルの側面図とスリーブの側面図と正面図を示す。ダイヤル錠1のスリーブ12は、ダイヤル11に係合するダイヤル係合部14と、ボルト5の先端に係合する凹部があるボルト係合部13と、番号探索腕6の先端に係合する凹部がある番号探索部16からなる。スリーブ12は軸7の周りに回転するようになっている。図7(b)に示すダイヤル錠1の開錠状態では、ダイヤル11とスリーブ12が分離しており、ダイヤル11は自由に回転する。スリーブ12は回転せず、ボルト5の先端と係合したままである。開錠状態でつまみ2をLOCK側に回すと、ダイヤル11とスリーブ12が結合する。この状態でダイヤル11を回すと、スリーブ12が回転して開錠番号からずれ、図7(c)に示す施錠状態になる。
施錠状態でシリンダー錠3を解錠状態にすると、シリンダー錠3に連結された仮開腕17に押されるので、ボルト5の末端が強制的に仮開位置に動かされて、図7(d)に示す番号探索状態になる。このとき、番号探索腕6がスリーブ12の番号探索部16に当たる。ダイヤル11とスリーブ12は結合したままであるので、ダイヤル11を回すとスリーブ12も回転する。開錠番号の位置に来ると、スリーブ12の番号探索部16の凹部に番号探索腕6の先端が嵌って、スリーブ12が動かなくなる。開錠番号になった状態でシリンダー錠3を常状態に戻して、つまみ2をOPEN位置まで回すと、開錠状態になる。
次に、図8を参照しながら、ロッカー錠の状態遷移について説明する。ダイヤル錠が開錠番号になっている開錠状態で、つまみがOPENの位置にあるとき、ロッカー錠は開扉状態にある。このとき、ダイヤルはスリーブから分離している。ボルトは開位置にあり、つまみは回転できる。開扉状態で扉を閉めて開錠番号を設定して、つまみをLOCK側に回すと閉扉状態になる。閉扉状態になると、ダイヤルはスリーブに結合する。ダイヤルを回して開錠番号からずらすと、ダイヤル錠は施錠状態になり、ロッカー錠はつまみを回しても扉が開かない鎖錠状態になる。鎖錠状態において、ダイヤル錠の番号を開錠番号にすると閉扉状態に戻る。閉扉状態でつまみをOPEN側に回すと、扉が開いて開扉状態に戻る。
鎖錠状態において、シリンダー錠を合鍵で解錠して解錠状態にすると、ボルトが強制的に仮開位置に動かされて、つまみがOPEN方向に回るようになり、扉を開けられる仮閉扉状態になる。このとき、ボルトが仮開位置にあるので、つまみはOPEN方向に75度までしか回らず、ダイヤルはスリーブと結合したままである。同時に、探索腕の先端がスリーブに接する。この状態でダイヤルを回して、番号探索を行う。ダイヤルを回して止まったところが開錠番号の位置である。すべてのダイヤルが開錠番号になると探索完了である。番号探索が完了して、シリンダー錠を戻して常状態にすると、シリンダー錠の仮開腕により仮開位置に移動させられていたボルトの末端は、つまみ2の凸部から外れた開位置に戻る。つまみをOPEN位置まで回すと、ロッカー錠は開扉状態になる。ダイヤルはスリーブから分離するので、開錠番号を変更できるようになる。番号探索は、仮閉扉の状態でも実行可能である。
この例では、自由番号式のダイヤル錠について説明したが、固定番号式のダイヤル錠でも、同様に適用できる。固定番号式のダイヤル錠では、合鍵で番号探索状態にして、ダイヤルを回して番号を探索し、ダイヤル錠を開錠状態にしてから、番号変更状態にして開錠番号を変更する。固定番号式のダイヤル錠では、ダイヤルとスリーブは常に結合している。番号変更ボタンを押して、番号変更状態にしたときのみ、ダイヤルとスリーブが分離されて、開錠番号の変更が可能になる。
上記のように、本発明の実施例では、ロッカー錠を、合鍵でシリンダー錠を解錠することにより仮開扉するとともに番号探索状態にして、ダイヤルを回して開錠番号を探索し、ダイヤル錠を開錠状態にする構成としたので、ダイヤル錠の番号探索が簡単にできる。
本発明のロッカー錠は、共同利用のロッカーの錠前として最適である。合鍵をTSA鍵とすれば、旅行鞄用のTSA錠としても適用できる。
1 ダイヤル錠
2 つまみ
3 シリンダー錠
4 鉤腕
5 ボルト
6 番号探索腕
7 軸
11 ダイヤル
12 スリーブ
13 ボルト係合部
14 ダイヤル係合部
15 番号表示部
16 番号探索部
17 仮開腕

Claims (1)

  1. 開錠状態と施錠状態と仮開錠状態と番号探索状態のいずれかになりダイヤルとスリーブとを備えるダイヤル錠と、前記ダイヤル錠の開錠状態で鉤腕を回転させることができるつまみと、前記ダイヤル錠の施錠状態で前記つまみの動きを止めるボルトと、前記ダイヤル錠の番号探索状態において前記ダイヤル錠の開錠番号を探索するために前記スリーブの番号探索部に接する探索腕と、合鍵で解錠することにより前記ダイヤル錠を仮開錠状態にして前記ボルトを開錠位置に移動させて前記つまみを動作可能にし前記鉤腕を回転可能にして仮開扉状態にできるようにすると同時に前記探索腕を前記スリーブの番号探索部に当接せしめるシリンダー錠とを具備することを特徴とするロッカー錠。
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