JP5359077B2 - 押釦錠の暗証番号設定機構 - Google Patents

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Description

この発明は、押釦錠の暗証番号設定機構(以下単に番号設定機構という)に係り、特に、1回の解錠及び再施錠毎に異なる暗証番号を設定することができる番号設定機構の運用方式(以下ワンタイム式という)と、複数回の解錠及び再施錠にわたって同一の暗証番号を使用できる運用方式(以下フルタイム式という)を切替えることができる新規な機械式の番号設定機構に関する。
なお、上記ワンタイム式の番号設定機構は、例えばゴルフ場のロッカーの扉用の押釦錠のように、複数の使用者が一つのロッカーを使用する場合に最適であり、フルタイム式の番号設定機構は、例えばオフィスのパーソナルロッカーのように、一人の使用者が特定のロッカーのみを使用する場合に最適である。
この発明が適用される押釦錠の一般的な構成を以下に簡単に説明すると、例えば図1及び図2に示すように、複数(図示の実施例では11個)の押釦2、2がケースの表面1において方眼状に配設されており、各押釦2及びこれに一体的に結合された釦軸3は、図示しない案内機構により図2において上下方向に移動可能に案内されると共に、上方に付勢されている。
上記押釦2の表面(図2において上面)には数字や符号等が標記されており、暗証番号(暗証符号)として選択された少なくとも1個の押釦を、押釦の付勢力に抗して、図2において指で押し下げることにより暗証番号を設定する。
この場合、選択され、押し下げられた押釦2、2は、図示しないストッパー機構により各別に押し下げられた位置に係止され、その位置を保持する。
一方、上記各釦軸3の内端部には解錠切欠4が同じ方向を向いて形成されており、暗証番号を設定するとき押し下げるべき釦軸3の解錠切欠4(図2で一番左側と3番目)は、押し下げられた状態で図2に示すように邪魔板5と同じレベルにある。
ここで、上記レベルとは、図2において上下方向における位置を言うものとし、暗証番号を設定するときその侭にすべき釦軸3の解錠切欠(図2において左側から2番目と4番目)4は、図2に示すように最初から邪魔板5と同じレベルにある。
他方、各釦軸3は邪魔板5において対応する挿通孔6を貫通しており、通常、押釦錠は、複数の選択された押釦を押し下げた後解錠のためのサムターン等の操作部材を操作する際、例えば邪魔板5が図1において上方に移動するように構成されているから、正しく暗証番号をセットしたときには、図2から明らかなように、邪魔板5の動きを阻止するものはなく、したがって操作部材によって錠止機構が解除され解錠するのである。
特開2003−249201 特開2003−328613 特開2006−241931
通常、押釦錠は各個毎に暗証番号(シリンダ錠における鍵違いに相当する)が異なり、上記特許文献1に記載されたものは、組立時、長い釦軸3と短い釦軸3とを当該押釦錠に割り当てられた暗証番号に応じて組込む。
したがって、特許文献1に記載された押釦錠は、使用者が暗証番号を自ら設定することはできない、という不都合がある。
一方、特許文献2に記載された押釦錠は、使用者が1回の解錠及び再施錠毎に異なる暗証番号を設定することができる(所謂ワンタイム式)が、例えばオフィスのパーソナルロッカーのように、一人の使用者が特定のロッカーのみを使用する場合には不便である。
他方、特許文献3に記載された押釦錠は、使用者が簡単に暗証番号を変更できるがフルタイム式なので、例えばゴルフ場のロッカーの扉用の押釦錠のように、複数の使用者が一つのロッカーを使用する押釦錠としては使用できない、という不都合がある。
なお、上記各種の押釦錠は、夫々特許文献1乃至3に詳細に記載されているから、更に詳細な説明は省略する。
この発明は、ワンタイム式とフルタイム式を切替えることができる新規な機械式の番号設定機構を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、細長い杆体である釦軸及びこの釦軸の外端に一体的に結合された押釦からなる押釦ユニットの複数を、外ケース内において一定の展開パターンで配設し、各押釦ユニットを、押釦を外ケースの表面から突出させた状態で、釦軸の長さ方向に移動可能に案内すると共に、押釦が外ケース表面から突出する方向に付勢し、一方、各釦軸の内端部に解錠切欠を同じ向きで形成し、他方、押釦ユニットの押釦を押し下げたとき、その押し下げられた釦軸の位置を各別に保持すると共に、リセット時押し下げられた全押釦ユニットを同時に解放するストッパー機構を設け、選択された押釦を押し下げたとき、全釦軸の解錠切欠が解錠レベルに位置するようにしたものにおいて、全釦軸を同じ長さにすると共に、長さ方向における一定の箇所を横断する切断面により、押釦と一体の釦軸Aと解錠切欠を形成した釦軸Bとに分断し、各釦軸Aに、向きを同じくして、押釦に近い方の第1係合切欠及び釦軸Bに近い方の第2係合切欠を、釦軸Bに第1及び第2係合切欠と同じ向きの第3係合切欠を夫々形成し、上記第1及び第2係合切欠の間隔を、上記選択された押釦の押し下げ量と同じに設定し、一方、上記釦軸A、Bに垂直で、全押釦ユニットの展開パターンを覆うことができる厚板ブロック状の止め板ホルダーを外ケース内に設け、この止め板ホルダーに、押釦ユニット群と同じ展開パターンで釦軸A、Bが挿通する案内孔を形成し、他方、各案内孔に連接して止め板収納孔を形成し、各止め板収納孔に、上記係合切欠と係合可能な係合突起の一対を形成した止め板を押釦ユニットに近接し或いは離間する方向に移動可能に収納すると共に、上記一対の係合突起の間隔を、夫々が選択されて押し下げられた釦軸Aの第1係合切欠と釦軸Bの第3係合切欠とに係合したとき、釦軸Bの解錠切欠が上記解錠レベルになるように設定し、また、全止め板に同時に係合する止め板制御体及びこれと重合する態様で止め板制御体に連結されたキャリアーを止め板の移動方向と同じ方向に移動可能に案内すると共に、第1ばね部材により、止め板制御体を上記係合突起が押釦ユニットの係合切欠に係合する方向に付勢し、更にまた、上記第1ばね部材より大きい弾力の第2はね部材を、止め板制御体に関して第1ばね部材とは反対側において、止め板制御体とキャリアーとの間に弾装し、以て、暗証番号変更時、サムターン等の押釦錠操作部材の操作により、操作部材により制御される駆動機構、キャリアー、第2ばね部材及び止め板制御体を介して全止め板を押釦ユニットから離間する方向に駆動すると共に、ストッパー機構により全釦軸Aを解放してそれまでの暗証番号をキャンセルし、この状態で新しく選択された押釦を押し下げ、操作部材の操作及び第1ばね部材の弾力により、キャリアー及びこれに連結された止め板を係合突起が係合切欠に係合する方向に移動させることにより新しい暗証番号を設定し、加えて、切替え装置の操作で止め板制御体を固定することにより、設定された暗証番号を固定できるようにしたことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明による番号設定機構は、押釦錠操作機構により止め板と押釦ユニットの係合離脱を制御でき、この係合離脱及び選択された新しい押釦を押し下げることにより新しい暗証番号を設定できるので、使用者が所定の操作を行えば暗証番号の変更が可能であるという所期の効果を奏する。
また、切替え装置により止め板制御体を固定すれば、操作部材の操作に干渉することなく押釦ユニットと止め板との係合を固定できるので、1回の解錠及び再施錠毎に異なる暗証番号を設定することができる番号設定機構の運用方式(ワンタイム式)と、複数回の解錠及び再施錠にわたって同一の暗証番号を使用できる運用方式(フルタイム式)とを簡単に切替えることができる、という新規な押釦錠を提供できる。
押釦ユニットと止め板との係合の態様を変化させることにより押釦ユニットの長さを変えるようにしたので、使用者が所定の操作を行えば暗証番号の変更が可能であり、また、切替え装置により止め板制御体を固定すれば、操作部材の操作に干渉することなく押釦ユニットと止め板との係合を固定できるので、ワンタイム式とフルタイム式の切替えが可能であり、しかも簡単である。
以下、この発明の一実施例を図3乃至図 を参照して説明する。
図3及び図4において符号3Aは釦軸Aを、符号3Bは釦軸Bを夫々示し、これら釦軸3A、3Bは、図2に示す釦軸3の長さ方向における一定の箇所を横断する切断面により分断したものである。
なお、図2に示す釦軸3は、選択された、換言すれば押し下げることにより暗証番号をセットするものは、選択されないものより長さが短いが、この発明においては、全押釦ユニット6、6(図6参照)にわたって同じ長さである。
また、図示の実施例においては、図5に示すように、押釦2の種類は1〜9の数字とC(アルファベット)及び*(アスタリスク)の12個であり、この内*は例えば設定番号のキャンセルに用いるとしても、Cも暗証番号に組入れるが、この場合、すなわち*を暗証番号に含むものも暗証符号といわず、暗証番号というものとする。
上記釦軸A、Bの組を押釦ユニット6(図6参照)と総称することにし、図示の実施例では、図5に示すように、例えば12個の押釦ユニット6、6が外ケース7(図5参照)において3列、4行の方眼状に配設されている。
また、図6に示すように、釦軸Aの押釦2に近い方の端部(図6で下端部)には係止段部8が形成されており、更にまた、この係止段部8に連接して傾斜端縁部9が形成されている。
ちなみに、押釦2の案内部を兼ねる環状のばね収納同10(図3参照)には、圧縮コイルばねとしての図示しないユニット付勢ばねが弾装されており、このユニット付勢ばねの弾力により、各押釦2は外ケース7の表面から突出する方向に付勢されている。
一方、外ケース7内で、外ケース7の表面側の部分(図6で下方)には、図7に示すように、押釦群2、2の展開パターン(図5参照)を覆うことができる大きさのストッパー板11が配設されており、全体として図7で左右方向に移動可能に案内されている。
このストッパー板11は、例えば厚さが2mm(粍)程度の弾性合成樹脂板をプレス加工によって打ち抜き、図8に示すように、夫々が数字の1〜9及びアルファベットのCに対応する略L字形の12個のばね片12、12が形成されている。
なお、図7及び図8においては、釦軸A3Aは剛性を増大させるため断面ト字形に成形されている。
このばね片12は、図3及び図6においては図面を明瞭にするため略Z字形に描かれている。
そして、選択された押釦2を図6に示すように押し下げる(図6では押上げる)と、釦軸Aに形成された上記傾斜端縁部9とばね片12の先端部との係合によりばね片12が弾性変形して係止段部8がばね片12の先端部に乗り上がるに致り、このようにして押釦2を押し下げることにより、当該押釦ユニットの解錠切欠4が邪魔板5と同レベルである解錠レベルに位置するようになる。
なお、その押し下げ位置は、係止段部8とばね片12との係合によって、前記ユニット付勢ばねの弾力にこうして準安定的に保たれる。
一方、図6に示すように選択された押釦2、2を押し下げての解錠後、サムターン等の操作部材14(図5及び図9参照)を回して掛金15(図5及び図7乃至9参照)を図示しない係止部材から外す際、この掛金の動きに連動するストッパー制御機構16(図7及び図8参照)によりストッパー板11をストッパー付勢ばね17、17の弾力に抗して図8に示すリリース位置に迄動かし、この際全押釦軸3A、3Bを解放して暗証番号の設定をキャンセルする。
なお、上記ストッパー制御機構の構成は、この発明の要旨ではないので、更に詳細な説明を省略する。
次に、本発明の要旨である押釦ユニット及びその変換機構について説明する。
図13に示すように、各釦軸A3Aに、向きを同じくして、押釦2に近い方の第1係合切欠18及び釦軸B3Bに近い方の第2係合切欠19が、釦軸B3Bには第1及び第2係合切欠と同じ向きの第3係合切欠21が夫々形成夫々形成されている。
そして、上記第1及び第2係合切欠18、19の間隔は、選択された押釦2の押し下げ量と同じに設定されている。
一方、図10及び図11に示すように、上記釦軸A3A、及び釦軸B3Bに垂直で、全押釦ユニットの展開パターンを覆うことができる厚板ブロック状の止め板ホルダー22が外ケース7内に設けられている。
この止め板ホルダー22に、押釦ユニット群と同じ展開パターンで釦軸A3A及び釦軸B3Bが挿通する案内孔23が形成されている(図4参照)。
なお、図4においては、図面の煩雑さを避けるため、止め板ホルダー22の、1個の押釦ユニットに相当する部分のみが描かれている。
他方、図4に示すように、各案内孔23に連接して止め板収納孔24が形成されており、各止め板収納孔24には、前記第1乃至第3係合切欠18、19及び21と係合可能な係合突起の一対25、25を形成した断面L字形の止め板26が、押釦ユニットに近接し或いは離間する方向に移動可能に収納されている。
上記一対の係合突起25、25の間隔は、夫々が選択されて押し下げられた釦軸A3Aの第1係合切欠18と釦軸B3Bの第3係合切欠21とに係合したとき、釦軸B3Bの解錠切欠4が邪魔板5と同じレベルである前記解錠レベルになるように設定されている。
また、図10及び図11に示すように全体の形状が略山形の板状体である止め板制御体27が、図4に示すように、その山形を構成する細長い3本の板状体が夫々止め板ホルダー22を貫通するようにして、図10及び図11において上下方向に移動可能に案内されている。
そして、その側端縁に所定の間隔で形成された係合溝28(図4参照)に、止め板収納孔24内において止め板26と係合させることにより、止め板制御体27を介して、全止め板26、26を一体に結合している。
上記止め板制御体27は、図10及び図11に示すように、止め板ホルダー22を間に挟んだ態様で、これも板状のキャリアー29に連結されている。
上記キャリアー29は止め板制御体27と同じく図10及び図11において上下方向に移動可能に案内されている。
そして、止め板制御体27は、例えば圧縮コイルばねとしての第1ばね部材31(図10及び図11参照)により、係合突起25が押釦ユニットの係合切欠に係合する方向に付勢されている。
また、止め板制御体27に関して第1ばね部材31とは反対側において、止め板制御体27とキャリアー29との間に、上記第1ばね部材31より大きい弾力の第2はね部材32が弾装されている。
したがって、図6に示すように選択された押釦2、2を押し下げての解錠後、サムターン等の操作部材14(図5及び図9参照)を回して掛金15(図5及び図7乃至9参照)を図示しない係止部材から外す際、この掛金の動きに連動する止め板制御機構33(図10及び図11参照)によりキャリアー29を上下方向に駆動することができる。
なお、上記止め板制御機構33によりキャリアー29を上方に移動させるときには、弾力の大きい第2ばね部材は弾性変形しないので、止め板制御体27とキャリアー29との相対関係位置は変化しない。
上記止め板制御体27とキャリアー29との相対関係位置は、止め板制御体27の先端(図10で上端)と止め板ホルダー22の付番しない係止段部との当接によって安定的に保たれる。
また、上記とは反対方向の操作部材の操作により止め板制御機構33が下降するときには、第1ばね部材31の弾力により、止め板制御体27とキャリアー29とは一体的に下降する。
上記のように構成されたこの発明の一実施例による番号設定機構につき、先ず前記ワンタイム式の作動モードを一つの押釦ユニットに注目して説明する。
図3は施錠状態で、選択された押し釦が押込まれておらず、押釦ユニットの解錠切欠4と邪魔板5が図3で上下にずれている。
このときには、操作部材14(図5及び図9参照)を解錠方向に操作して邪魔板5を図3で右方に動かそうとしても、邪魔板5が釦軸B3Bの解錠切欠が形成されていない上端部に当接するので、掛金を動かすことができない。
解錠のため、図6に示すように選択された押釦2を押込むと、止め板26を介して一体的に連結された釦軸A3A及び釦軸B3Bは一体的に上昇し、解錠切欠4が邪魔板5と同レベルの解錠レベルに迄上昇する。
選択された押釦を全部押込むと、図示の実施例では11個の解錠切欠4、4が全て解錠レベルに揃う結果、操作部材を回しての解錠が可能になる。
図示の実施例では、操作部材14を解錠方向に回すと、その回動の初期の段階において止め板制御体27が図11で上昇するから、図12に示すように止め板26が釦軸B3Bを係止した状態で右方に移動する。
すると、図示しない前記ユニット付勢ばねの弾力により、図13に示すように、釦軸A3A及びこれと一体の押釦2が図13で下方に飛び出し、この段階において暗証番号がキャンセルされる。
図13は、また、解錠状態を示し、操作部材を更に解錠方向に回して掛金15(図10及び図11参照)を例えばロッカーのストライクから外す。
ワンタイム式の作動モードにおいては、図13に示す解錠状態において新しい暗証番号を設定する。
具体的には、新しく設定する暗証番号に応じて、各押釦を押動するか、或いは飛び出したままにする。
図14は、飛び出した押釦ユニット6を再び選択した場合を示し、この場合押釦ユニットは図6に示す状態になるが未だ止め板26は押釦ユニットに係合していない。
図示の実施例では、施錠のため操作部材14を今までとは反対方向の施錠方向に回すと、図11に示すように止め板制御体27とキャリアー29とが一体的に連結された状態で下降する。
この下降は、第1ばね部材31の弾力により、止め板制御体27とキャリアー29とが一体的に止め板制御機構33に従動する態様で行われる。
上記止め板制御体27及びキャリアー29の下降に連動して、各止め板26が釦軸ユニット6に近接し、止め板26の係合突起の一方25が押釦軸B3Bの第3係合切欠に、他方が押釦軸A3Aの第1及び第2係合切欠18、19の内選択された切欠と係合し、選択された新しい暗証番号に切替えられて図3に示す施錠状態に戻る。
なお、図15における押釦ユニット6は、止め板26を介して止め板収納孔24(図4参照)の底面に係止されているが、止め板26が完全に押釦ユニット6と係合すると、押釦ユニット6は自由になり、前記図示しないユニット付勢ばねの弾力により、押釦ユニットの押釦2が図3に示すように突出する。
この発明による番号設定機構を前記フルタイム式で運用する、換言すれば暗証番号を変えられないようにするには、止め板制御体27を固定してしまえばよい。
図示の実施例では、図10及び図11に示すように、止め板制御体27の隅部に縦長のストッパー孔34を開口させ、一方、このストッパー孔34の近傍に紙面方向に延在する図示しない切替え杆を回動可能に配設する。
そして、図16に示すように、この切替え杆36の一端にスリワリを形成すると共にこれを外ケース7の裏面側に露呈させて、ドライバーにより例えば90度回してワンタイム式とフルタイム式に切替えることができるようにする。
他方、切替え杆の他端面に偏芯ピン35を植設し、この偏芯ピン35を上記ストッパー孔34と係合させる。
すると、図10及び図11に示すワンタイム式の運用では偏芯ピン35は止め板制御体27の上下動に対し干渉しないが、切替え杆36を90度回して図11で偏芯ピン35がストッパー孔34の下端に位置するようにすれば止め板制御体27は固定されるので止め板26が釦軸ユニットから離れることはなく、したがって暗証番号を変更することができない。
このとき、操作部材を操作してキャリアー29を上昇させると、止め板制御体27が固定されていても、第2ばね部材32が弾性変形して押し縮められるので、キャリアーだけが上昇する。
押釦錠の作動を説明するための線図的平面図。 押釦錠の作動を説明するための線図的一部断面側面図。 押釦ユニットの一部断面側面図で、施錠状態を示す。 止め板と釦軸との係合の態様を説明するための外観斜視図。 押釦錠の正面図。 図3と同様の押釦ユニットの一部断面側面図で、選択された押釦が押込まれた状態を示す。 ストッパー及びストッパー制御機構を示す線図。 図7と同様の線図で、押釦ユニットがストッパーから解放された状態を示す。 押釦錠の側面図。 止め板制御体及び止め板制御機構を示す線図で、止め板が釦軸から離間している状態を示す。 止め板制御体及び止め板制御機構を示す線図で、止め板が釦軸に近接している状態を示す。 押釦ユニットの一部断面側面図で、止め板が離れている状態を示す。 押釦ユニットの一部断面側面図で、止め板が離れており、かつ、押釦が飛出した状態を示す。 押釦ユニットの一部断面側面図で、暗証番号変更のため選択された押釦を押込んだ状態を示す。 押釦ユニットの一部断面側面図で、設定された暗証番号を固定するため止め板を填め込んだ状態を示す。 押釦錠の裏面図。
符号の説明
1 ケースの表面
2 押釦
3 釦軸
4 解錠切欠
5 邪魔板
6 押釦ユニット
7 外ケース
8 係止段部
9 傾斜端縁部
11 ストッパー板
12 ばね片
14 操作部材
15 掛金
16 ストッパー制御機構
17 ストッパー付勢ばね
18 第1係合切欠
19 第2係合切欠
21 第3係合切欠
22 止め板ホルダー
23 案内孔
24 止め板収納孔
25 係合突起
26 止め板
27 止め板制御体
28 係合溝
29 キャリアー
31 第1ばね部材
32 第2ばね部材
33 止め板制御機構
34 ストッパー孔
35 偏芯ピン
36 切替え杆

Claims (1)

  1. 細長い杆体である釦軸及びこの釦軸の外端に一体的に結合された押釦からなる押釦ユニットの複数を、外ケース内において一定の展開パターンで配設し、各押釦ユニットを、押釦を外ケースの表面から突出させた状態で、釦軸の長さ方向に移動可能に案内すると共に、押釦が外ケース表面から突出する方向に付勢し、一方、各釦軸の内端部に解錠切欠を同じ向きで形成し、他方、押釦ユニットの押釦を押し下げたとき、その押し下げられた釦軸の位置を各別に保持すると共に、リセット時押し下げられた全押釦ユニットを同時に解放するストッパー機構を設け、選択された押釦を押し下げたとき、全釦軸の解錠切欠が解錠レベルに位置するようにしたものにおいて、全釦軸を同じ長さにすると共に、長さ方向における一定の箇所を横断する切断面により、押釦と一体の釦軸Aと解錠切欠を形成した釦軸Bとに分断し、各釦軸Aに、向きを同じくして、押釦に近い方の第1係合切欠及び釦軸Bに近い方の第2係合切欠を、釦軸Bに第1及び第2係合切欠と同じ向きの第3係合切欠を夫々形成し、上記第1及び第2係合切欠の間隔を、上記選択された押釦の押し下げ量と同じに設定し、一方、上記釦軸A、Bに垂直で、全押釦ユニットの展開パターンを覆うことができる厚板ブロック状の止め板ホルダーを外ケース内に設け、この止め板ホルダーに、押釦ユニット群と同じ展開パターンで釦軸A、Bが挿通する案内孔を形成し、他方、各案内孔に連接して止め板収納孔を形成し、各止め板収納孔に、上記係合切欠と係合可能な係合突起の一対を形成した止め板を押釦ユニットに近接し或いは離間する方向に移動可能に収納すると共に、上記一対の係合突起の間隔を、夫々が選択されて押し下げられた釦軸Aの第1係合切欠と釦軸Bの第3係合切欠とに係合したとき、釦軸Bの解錠切欠が上記解錠レベルになるように設定し、また、全止め板に同時に係合する止め板制御体及びこれと重合する態様で止め板制御体に連結されたキャリアーを止め板の移動方向と同じ方向に移動可能に案内すると共に、第1ばね部材により、止め板制御体を上記係合突起が押釦ユニットの係合切欠に係合する方向に付勢し、更にまた、上記第1ばね部材より大きい弾力の第2はね部材を、止め板制御体に関して第1ばね部材とは反対側において、止め板制御体とキャリアーとの間に弾装し、以て、暗証番号変更時、サムターン等の押釦錠操作部材の操作により、操作部材により制御される駆動機構、キャリアー、第2ばね部材及び止め板制御体を介して全止め板を押釦ユニットから離間する方向に駆動すると共に、ストッパー機構により全釦軸Aを解放してそれまでの暗証番号をキャンセルし、この状態で新しく選択された押釦を押し下げ、操作部材の操作及び第1ばね部材の弾力により、キャリアー及びこれに連結された止め板を係合突起が係合切欠に係合する方向に移動させることにより新しい暗証番号を設定し、加えて、切替え装置の操作で止め板制御体を固定することにより、設定された暗証番号を固定できるようにしたことを特徴とする押し釦錠の暗証番号設定機構。
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