JP6918559B2 - 建具設置構造 - Google Patents

建具設置構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6918559B2
JP6918559B2 JP2017083761A JP2017083761A JP6918559B2 JP 6918559 B2 JP6918559 B2 JP 6918559B2 JP 2017083761 A JP2017083761 A JP 2017083761A JP 2017083761 A JP2017083761 A JP 2017083761A JP 6918559 B2 JP6918559 B2 JP 6918559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
end side
flexible sheet
door
installation structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017083761A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018178647A (ja
Inventor
広 安江
広 安江
由二 櫻井
由二 櫻井
哲也 今林
哲也 今林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikken Sekkei Ltd
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Nikken Sekkei Ltd
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikken Sekkei Ltd, Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Nikken Sekkei Ltd
Priority to JP2017083761A priority Critical patent/JP6918559B2/ja
Publication of JP2018178647A publication Critical patent/JP2018178647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6918559B2 publication Critical patent/JP6918559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Description

本発明は、扇形状に開閉動作する建具(ドア)の構造に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載のもののように、建物の層間に立設する左右の自立方立と、これら自立方立の間で開閉するように設けられた建具(扉体)と、前記自立方立を構成する上材と下材を接続する重ね継ぎ手とを具備した構造がある。
この従来技術では、地震によるエネルギーを前記重ね継ぎ手等により吸収して、方立や建具の変形を防ぐようにしている。
しかしながら、地震による揺れ方向は、左右方向の他に、上下方向や前後方向などがあり、一方向には特定できず、このような複雑な揺れに起因して、建具を支持する部分が変形し、建具が横幅方向へ傾斜し床面に擦れて回動しなくなったり、逆に建具が床面から離れて床面との間に大きな隙間を形成したりするおそれがある。
特許第3324679号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、地震時の変形等に起因して、建具の開閉動作が妨げられたり、防火区画を形成し難くなったりするようなことを防ぐことにある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
上下方向の軸を中心にして建具を回動させ開閉するようにした建具設置構造において、前記建具は、下端側における戸先側に切欠部を有する建具本体と、前記切欠部を覆う可撓性シートとを備え、前記可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持されるとともにその下端側を垂下させて床面に接触又は近接させており、前記建具本体には、少なくとも戸先側を上下方向へ移動するように横幅方向へわたる可動バーが設けられ、この可動バーに、前記可撓性シートの上端側が止着されていることを特徴とする建具設置構造。
本発明は、以上説明したように構成されているので、地震時の変形等に起因して、建具の開閉動作が妨げられたり、防火区画を形成し難くなったりするようなことを防ぐことができる。
本発明に係る建具設置構造の一例を示す透視図である。 建具の一例を示す斜視図であり、上下方向の中央寄り部分を省略している。 同建具の要部分解斜視図である。 同建具の正面図であり、(a)は初期状態、(b)は左に傾いた状態、(c)は右に傾いた状態を示す。 建具の他例を示す要部分解斜視図である。 図5の建具の正面図であり、(a)は初期状態、(b)は左に傾いた状態、(c)は右に傾いた状態を示す。 建具の他例を示す要部分解斜視図である。 図7の建具の正面図であり、(a)は初期状態、(b)は左に傾いた状態、(c)は右に傾いた状態を示す。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第1の特徴は、上下方向の軸を中心にして建具を回動させ開閉するようにした建具設置構造において、前記建具は、下端側における戸先側に切欠部を有する建具本体と、前記切欠部を覆う可撓性シートとを備え、前記可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持されるとともにその下端側を垂下させて床面に接触又は近接させている。
ここで、前記「可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持される」という構成には、前記建具本体に対し前記可撓性シートの上端側が不動に支持された態様と、前記建具本体に対し前記可撓性シートの上端側が上下方向へ移動可能に支持された態様との双方を含む。
第2の特徴は、前記可撓性シートの上端側が横幅方向へわたる固定バーに止着され、この固定バーが、前記建具本体に不動に止着されている(図2及び図3参照)。
第3の特徴は、前記建具本体に、少なくとも戸先側を上下方向へ移動するように横幅方向へわたる可動バーが設けられ、この可動バーに、前記可撓性シートの上端側が止着されている(図5及び図7参照)。
第4の特徴として、前記可動バーは、少なくとも戸先側を上下方向へ回動させるように、横幅方向の重心位置が前記建具本体に回転自在に枢支されている(図5参照)。
第5の特徴として、前記可動バーは、横幅方向へ連続するバー本体と、このバー本体の横幅方向の中央部から上方へ突出する突片部とを有し、前記突片部が前記建具本体に枢支されている(図5参照)。
第6の特徴として、前記可動バーは、戸先側を上下方向へ回動させるように前記建具本体に回転自在に枢支され、この枢支位置よりも戸先側に、床面に沿って転動するローラを支持している(図7参照)。
<具体的実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す建具設置構造Aは、建物の上下層間に立設する前後左右の自立方立11〜14と、これら自立方立の上部側間を接続する接続部材15〜17と、接続部材15〜17の下側において奥側の左右の縦枠31,32、上枠33及び床面等により囲まれた開口部20と、図示の左側で前後の縦枠34,31、上枠35及び床面等により囲まれた左側の戸袋部41と、図示の右側で前後の縦枠36,32、上枠37及び床面等により囲まれた右側の戸袋部42と、各戸袋部41,42と開口部20の間を回動して開閉動作する左右の建具50,50とを具備している。
自立方立11〜14、接続部材15〜17、縦枠31,32、上枠33,35,37は、それぞれ、金属製の長尺状部材である。
自立方立11〜14の下端側は、床面等に止着固定され、上端側は天井スラブなどに固定されている。これら自立方立11〜14には、必要に応じて、ゴムやスプリング等からなる免振装置(図示せず)が設けられる。
左側の建具50と、右側の建具50は、左右対称に構成されている。
各建具50は、横幅方向の一端側の上下方向の軸aを中心にしてその他端側を扇形に回動させるように、前記一端側が、上枠や床面等の不動部位に対し回転自在に枢支されている。
この建具50は、図2に例示するように、略矩形状の建具本体51と、該建具本体51の下端側に止着された可撓性シート52とを具備している。
なお、図中、符号53は、建具50を閉鎖方向へ付勢するようにして回動可能に支持するバネ入りヒンジ、符号54は、上枠側の回転軸(図示せず)に嵌り合う軸支ブラケット、符号55は、建具50の全開時に、戸袋部41,42壁面の係脱装置(図示せず)に係脱する係脱部材である。
建具本体51は、図2に示すように正面視略矩形状を呈し、枠状に組まれた上下左右の框51aや、これら框51aの外面を覆う板状部材51b等によって一体に構成される。
この建具本体51は、下端側における戸先側に、横幅方向へ連続して該建具本体51を戸厚方向へ貫通する切欠部51cを有し、この切欠部51cを可撓性シート52により覆っている。
切欠部51cは、建具本体51の下端側における戸先側に、横幅方向へ長尺な空間を確保している。この切欠部51cは、例えば地震等の災害により自立方立11〜14が変形し、これに起因して、建具本体51を支持している軸aが傾き、建具本体51の戸先側が下方へ下がった場合に、建具本体51下端が床面等に接触しないように、その高さ寸法及び横幅寸法が適宜に設定される。図示例によれば、切欠部51cの横幅方向寸法は、建具本体51全体の横幅方向寸法の半分以上に設定されている。
なお、建具本体51下端側における切欠部51cよりも戸尻側の部分は、バネ入りヒンジ53等を含む軸支部材を収納するために用いられる。
可撓性シート52は、耐火性(難燃性や不燃性等を含む)を有する可撓性のシート材からなり、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材、難燃性または不燃性等の耐火性を有するその他の可撓性シート材料等によって形成される。
この可撓性シート52は、少なくとも切欠部51cを全て覆うように形成され、図示例によれば、建具本体51の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有する矩形シート状に形成される。
この可撓性シート52の上端側は、横幅方向へわたる長尺状の固定バー56に止着される。
可撓性シート52の下端側は、建具50が建具設置構造Aに組み込まれた初期状態において、床面等に接触して若干撓むように、建具本体51の最下端部(図示例によればバネ入りヒンジ53の収納部分)よりも下方へ突出している。
すなわち、図4(a)に示すように、初期状態において、可撓性シート52の下端側は、自重により垂下して、横幅方向の略全長にわたって床面に接触し、撓むようにして変形する。なお、他例としては、この初期状態において、可撓性シート52の下端側が床面に接触せずに近接する構成とすることも可能である。
固定バー56は、建具本体51の横幅寸法と略同長さの長尺状の金属製部材である。この固定バー56は、図示例によれば、二枚の長尺状の板材を重ね合わせてなり、これら二枚の板材間に可撓性シート52の上端側を挟み込んでいる。そして、この固定バー56は、止着具57(例えば、ネジやボルト等)によって、建具本体51下端側の切欠部51cよりも上側の面に、不動に止着固定されている。
次に、上記構成の建具設置構造Aについて、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
先ず、初期状態では、図4(a)に示すように、可撓性シート52の下端側が若干撓むようにして床面に接触する。具体的には、例えば、可撓性シート52下端側の上下寸法が約10mmの範囲が床面に接触して撓む。
したがって、この状態では、建具50の下端と床面との間に炎や煙等が通過するのを防ぐことができ、建具50の外側又は内側に良好な防火区画を形成することができる。
また、地震等の影響により、建具50が戸先側へ傾いた場合であっても、建具本体51の下端側における戸先側には切欠部51cを有するため、建具本体51が直接床面に接触することなく、可撓性シート52が柔軟に撓んで床面に接触する。したがって、建具50の回動が妨げられるようなことを防ぐことができ、その上、建具50の下側に隙間が生じ難く、良好な防火区画を形成した状態を維持することができる。
また、地震等の影響により、建具50が戸尻側へ傾いた場合には、図4(c)に示すように、建具50の戸先側において、床面との接触により撓んでいた可撓性シート52が自重により引き伸ばされるため、可撓性シート52と床面の間に隙間が生じるのを防ぐことができ、仮に隙間が形成されたとしてもその隙間を、例えば上下寸法10mm以下程度に小さくすることができ、ひいては、良好な防火区画を形成した状態を維持することができる。
次に、上記建具設置構造Aに適用可能な建具の他例について説明する。
以下に示す建具50’,50”において、上記建具50と同様の部分については、同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図5に示す建具50’は、上記構成の建具50に対し、固定バー56を、上下方向へ移動可能な可動バー60に置換し、この可動バー60に可撓性シート52の上端側を止着したものである。
可動バー60は、戸先側を上下方向へ回動させるように、横幅方向の重心位置が建具本体51の面に回転自在に枢支されている。
詳細に説明すれば、この可動バー60は、横幅方向へ連続する長尺状のバー本体61と、このバー本体61の横幅方向の中央部から上方へ突出する突片部62とを有する長尺状の金属製部材である。この可動バー60は、図示例によれば、二枚の長尺状の金属製板材を重ね合わせて構成され、これら二枚の板材間に、可撓性シート52の上端側を挟み込んで止着している。
バー本体61は、図示例によれば、建具本体51の横幅寸法と略同じ長さの長尺板状に形成される。
突片部62は、バー本体61の長手方向の重心位置となる中央部に配置され、バー本体61の上縁から上方へ突出している。この突片部62には、貫通孔62aが設けられ、この貫通孔62aには、筒状のスリーブ58が回転可能に挿入される。そして、スリーブ58には、止着具57(例えば、ネジやボルト等)が挿通され、該止着具57の先端部分は、建具本体51面のネジ穴51dに螺合されて固定される。
これらの構成によれば、可動バー60は、長手方向の中央部分が、建具本体51に対し回転自在に枢支され、この枢支部分を境とした両側部分の重量バランスにより、略水平状に保持される。
よって、上記構成の建具50’によれば、初期状態では、図6(a)に示すように、可撓性シート52の下端側が床面に接触し、建具50の下端と床面との間に炎や煙等が通過するのを防ぐことができ、建具50の外側又は内側に良好な防火区画を形成することができる。
なお、本実施の形態の好ましい一例では、初期状態において、可撓性シート52の下端側が、殆ど撓まずに床面に接触するようにしているが、可撓性シート52の下端側に撓みを形成する態様や、可撓性シート52の下端側に若干の隙間が形成される態様とすることも可能である。
また、図6(b)に示すように、建具50’が戸先側へ傾いた場合であっても、上述した建具50と同様に切欠部51cによって建具50’の戸先側が床面に擦れるのを防ぐことができる。その上、この建具50’では、可動バー60及び可撓性シート52が重量バランスにより略水平に保持されて、可撓性シート52の下端側(例えば、上下寸法約5mmの範囲)が床面に接触して更に撓むため、建具本体51の下側に隙間が形成されるのを効果的に防ぐことができ、良好な防火区画を形成した状態を維持することができる。
また、図6(c)に示すように、建具50が戸尻側へ傾いた場合は、可動バー60及び可撓性シート52が重量バランスにより略水平に保持された状態で若干上方へ移動し、可撓性シート52下端側の撓み部分が引き伸ばされる。このため、建具本体51と可撓性シート52の間に隙間が生じるのを防ぐことができる。
しかも、可動バー60及び可撓性シート52が重量バランスにより略水平に保持されるので、仮に前記隙間が形成されたとしても、その隙間を横幅方向へわたって均等な小さな隙間(例えば、上下寸法約5mm程度)にすることができ、ひいては、良好な防火区画を形成した状態を維持することができる。
また、図7に要部を示す建具50”は、上記構成の建具50に対し、固定バー56を上下方向へ移動可能な可動バー70に置換し、可撓性シート52を可撓性シート52’に置換したものである。
可動バー70は、戸先側を上下方向へ回動させるように建具本体51の下端側における戸尻側に回転自在に枢支され、この枢支位置よりも戸先側(図示例によれば最戸先側)に、床面に沿って転動するローラ71を支持している。
この可動バー70は、建具本体51の横幅寸法と略同長さの長尺状の金属製部材であり、図示例によれば、重ね合わせられた二枚の長尺状の金属製板材間に、可撓性シート52’の上端側を挟み込んでいる。
詳細に説明すれば、可動バー70は、建具本体51の横幅方向に沿う長尺板状の本体部70aと、この本体部70aの戸尻側で建具本体51に対し回転自在に枢支された被枢支部72と、本体部70aの戸先側で建具本体51に対し所定量上下動可能に係合する係合部73と、係合部73の下方側でローラ71を回転自在に支持するローラ支持部74とを具備している。
被枢支部72は、可動バー70の戸尻側で上方へ突出する突片状に形成され、その突出部分に、貫通状の枢支孔72aを有する。枢支孔72aには、円筒状のスリーブ58が回転可能に挿入され、このスリーブ58には、止着具57(例えば、ネジやボルト等)が挿通され、該止着具57の先端部分は、建具本体51面のネジ穴51dに螺合され固定される。
係合部73は、可動バー70の戸先側で上方へ突出する突片状に形成され、その突出部分に、上下方向へ延びる貫通状の長孔73aを有する。この長孔73aには、スリーブ58が相対的に上下動可能に挿通され、このスリーブ58には、止着具57(例えば、ネジやボルト等)が挿通され、該止着具57の先端部分は、建具本体51面のネジ穴51dに螺合され固定される。
ローラ支持部74は、可動バー70の戸先側で戸厚方向へ突出するとともに下方へ突出する二つの突片部74a,74aから構成される。これら二つの突片部74a,74aは、扉幅方向に間隔を置いて略平行に設けられ、その間にローラ71を回転自在に支持している。ローラ71は、円柱状に形成され、その回転軸を建具本体51面に略平行させて回転するように支持され、外周面を床面に接触させる(図8参照)。
また、可撓性シート52’は、上述した可撓性シート52と同じ材質の横長矩形状のシート材であり、その上辺部を可動バー70の本体部70aに止着するとともに、戸先側辺部を、戸尻側に位置する一方の突片部74aに止着又は接触している。
そして、この可撓性シート52’の下端は、図8に示すように、床面に対し若干の隙間sを置いて近接している。
よって、上記構成の建具50”によれば、初期状態では、図8(a)に示すように、可撓性シート52’の下端側を床面に近接させて、建具50の下端と床面との間に炎や煙等が通過するのを防ぐことができ、建具50の外側又は内側に良好な防火区画を形成することができる。この初期状態において、可撓性シート52’の下端と床面との隙間sは、例えば約5mm程度である。
なお、他例としては、可撓性シート52’の下端側を、隙間なく床面に接触させることも可能である。
また、図8(b)に示すように、建具50”が戸先側へ傾いた場合であっても、上述した建具50と同様に切欠部51cによって建具50”の戸先側が床面に擦れるのを防ぐことができる。しかも、建具50”では、可動バー70の戸先側が床面に押されて上方へ相対的に回動して、可撓性シート52’の下端と床面との隙間s(例えば約5mm)が一定に保持されるため、良好な防火区画を形成した状態を維持することができる。
また、図8(c)に示すように、建具50”が戸尻側へ傾いた場合は、可動バー70の戸先側が自重により下方へ相対的に回動して、可撓性シート52’の下端と床面との隙間s(例えば約5mm)が拡がることなく一定に保持されるため、良好な防火区画を形成した状態を維持することができる。
なお、上記建具50(図2参照)によれば、可撓性シート52を固定バー56を介して建具本体51に止着したが、他例としては、固定バー56を省き、可撓性シート52を建具本体51に直接止着した態様とすることも可能である。
また、上記建具50,50’,50”によれば、可撓性シート52(又は52’)を建具本体51の表面(又は裏面)に止着するようにしたが、他例としては、可撓性シート52(又は52’)を建具本体51の下端面に止着した態様とすることも可能である。
また、上記建具50’(図5参照)によれば、バー本体61の略中央部に重心位置を設定したが、他例としては、バー本体61の戸尻側に錘体(図示せず)を設けることで、バー本体61の中央部よりも戸尻側に重心位置を設定し、この重心位置を建具本体51に対し回転自在に枢支した態様とすることも可能である。
また、上記建具50’,50”(図5,図7参照)には、必要に応じて、可動バー60,70の揺動を抑制するように弾性部材(図示しないバネやゴム体等)を設けるようにしてもよい。より具体的に説明すれば、例えば、可動バー70の戸先側と建具本体51の間に引張りバネを設けたり、可動バー70の枢支部に捩じりバネを設けたりして、可動バー70の戸先側を上方へ付勢することも可能である。
また、上記建具50’,50”によれば、可動バー60,70が建具本体51に対し回転する構造としたが、他例としては、建具本体51に対し上下方向へ所定量スライドする可動バー(図示せず)を設け、この可動バーに対し可撓性シートの上端側を止着した態様とすることも可能である。
また、上記建具設置構造Aでは、図1に示すように左右両側に建具50,50を有する両開き構造にしたが、他例としては、その一方のみに建具50を有する片開き構造とすることも可能である。
なお、本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
50,50’,50”:建具
51:建具本体
51c:切欠部
52,52’:可撓性シート
56:固定バー
60,70:可動バー
71:ローラ
a:軸
A:建具設置構造

Claims (4)

  1. 上下方向の軸を中心にして建具を回動させ開閉するようにした建具設置構造において、
    前記建具は、下端側における戸先側に切欠部を有する建具本体と、前記切欠部を覆う可撓性シートとを備え、
    前記可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持されるとともにその下端側を垂下させて床面に接触又は近接させており、
    前記建具本体には、少なくとも戸先側を上下方向へ移動するように横幅方向へわたる可動バーが設けられ、この可動バーに、前記可撓性シートの上端側が止着されていることを特徴とする建具設置構造。
  2. 前記可動バーは、少なくとも戸先側を上下方向へ回動させるように、横幅方向の重心位置が前記建具本体に回転自在に枢支されていることを特徴とする請求項1記載の建具設置構造。
  3. 前記可動バーは、横幅方向へ連続するバー本体と、このバー本体の横幅方向の中央部から上方へ突出する突片部とを有し、前記突片部が前記建具本体に枢支されていることを特徴とする請求項2記載の建具設置構造。
  4. 前記可動バーは、戸先側を上下方向へ回動させるように前記建具本体に回転自在に枢支され、この枢支位置よりも戸先側に、床面に沿って転動するローラを支持していることを特徴とする請求項1記載の建具設置構造。
JP2017083761A 2017-04-20 2017-04-20 建具設置構造 Active JP6918559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017083761A JP6918559B2 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 建具設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017083761A JP6918559B2 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 建具設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018178647A JP2018178647A (ja) 2018-11-15
JP6918559B2 true JP6918559B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=64281608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017083761A Active JP6918559B2 (ja) 2017-04-20 2017-04-20 建具設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6918559B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7076674B2 (ja) * 2020-08-19 2022-05-30 満之 米川 脱出ドアユニット

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5998098U (ja) * 1982-12-23 1984-07-03 土川 善司
JPH08144658A (ja) * 1994-11-18 1996-06-04 Sumitomo Forestry Co Ltd ドア閉め込み隙間の塞ぎ装置
JPH0949376A (ja) * 1995-08-08 1997-02-18 Seigi Rin ドア装置の密閉構造
KR100838021B1 (ko) * 2007-01-09 2008-06-12 이학철 도어용 문풍지
JP3150881U (ja) * 2009-03-17 2009-06-04 ピンチブロック株式会社 扉下部気密構造
JP5345470B2 (ja) * 2009-08-12 2013-11-20 文化シヤッター株式会社 開閉体装置
US20160029616A1 (en) * 2014-08-01 2016-02-04 Brandon Johnston Pest deterrent barrier
JP6671913B2 (ja) * 2015-10-06 2020-03-25 株式会社日建設計 建具構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018178647A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6918559B2 (ja) 建具設置構造
JP2014196622A (ja) 開口部装置
JP6674310B2 (ja) 建具
JP6001306B2 (ja) 開閉窓におけるロック装置
JP6980491B2 (ja) 建具
JP2018059332A (ja) 建具
JP6813404B2 (ja) 障子及び建具
JP2017008583A (ja) 建具
JP6671913B2 (ja) 建具構造
JP6692153B2 (ja) 防火用スクリーン
JP2014211074A (ja) 建具
JP6739229B2 (ja) 開閉体装置の防火構造
JP2016108907A (ja) 引戸
JP6671912B2 (ja) 建具構造
JP2019085826A (ja) 建具
JP6820795B2 (ja) 建具
JP6975517B2 (ja) 排煙突出し窓
JP6741528B2 (ja) 建具
JP7083668B2 (ja) 戸車、戸体及び建具
JP2019127741A (ja) 建具
JP6506594B2 (ja) 建具
JP6946137B2 (ja) 建具及びセッティングブロック
US712403A (en) Window-frame.
JP6378943B2 (ja) 開閉装置
JP7390242B2 (ja) 保持金具及び建具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6918559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150