JP6918559B2 - 建具設置構造 - Google Patents
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Description
この従来技術では、地震によるエネルギーを前記重ね継ぎ手等により吸収して、方立や建具の変形を防ぐようにしている。
上下方向の軸を中心にして建具を回動させ開閉するようにした建具設置構造において、前記建具は、下端側における戸先側に切欠部を有する建具本体と、前記切欠部を覆う可撓性シートとを備え、前記可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持されるとともにその下端側を垂下させて床面に接触又は近接させており、前記建具本体には、少なくとも戸先側を上下方向へ移動するように横幅方向へわたる可動バーが設けられ、この可動バーに、前記可撓性シートの上端側が止着されていることを特徴とする建具設置構造。
第1の特徴は、上下方向の軸を中心にして建具を回動させ開閉するようにした建具設置構造において、前記建具は、下端側における戸先側に切欠部を有する建具本体と、前記切欠部を覆う可撓性シートとを備え、前記可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持されるとともにその下端側を垂下させて床面に接触又は近接させている。
ここで、前記「可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持される」という構成には、前記建具本体に対し前記可撓性シートの上端側が不動に支持された態様と、前記建具本体に対し前記可撓性シートの上端側が上下方向へ移動可能に支持された態様との双方を含む。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
自立方立11〜14の下端側は、床面等に止着固定され、上端側は天井スラブなどに固定されている。これら自立方立11〜14には、必要に応じて、ゴムやスプリング等からなる免振装置(図示せず)が設けられる。
各建具50は、横幅方向の一端側の上下方向の軸aを中心にしてその他端側を扇形に回動させるように、前記一端側が、上枠や床面等の不動部位に対し回転自在に枢支されている。
この建具50は、図2に例示するように、略矩形状の建具本体51と、該建具本体51の下端側に止着された可撓性シート52とを具備している。
なお、図中、符号53は、建具50を閉鎖方向へ付勢するようにして回動可能に支持するバネ入りヒンジ、符号54は、上枠側の回転軸(図示せず)に嵌り合う軸支ブラケット、符号55は、建具50の全開時に、戸袋部41,42壁面の係脱装置(図示せず)に係脱する係脱部材である。
この建具本体51は、下端側における戸先側に、横幅方向へ連続して該建具本体51を戸厚方向へ貫通する切欠部51cを有し、この切欠部51cを可撓性シート52により覆っている。
なお、建具本体51下端側における切欠部51cよりも戸尻側の部分は、バネ入りヒンジ53等を含む軸支部材を収納するために用いられる。
この可撓性シート52は、少なくとも切欠部51cを全て覆うように形成され、図示例によれば、建具本体51の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有する矩形シート状に形成される。
この可撓性シート52の上端側は、横幅方向へわたる長尺状の固定バー56に止着される。
すなわち、図4(a)に示すように、初期状態において、可撓性シート52の下端側は、自重により垂下して、横幅方向の略全長にわたって床面に接触し、撓むようにして変形する。なお、他例としては、この初期状態において、可撓性シート52の下端側が床面に接触せずに近接する構成とすることも可能である。
先ず、初期状態では、図4(a)に示すように、可撓性シート52の下端側が若干撓むようにして床面に接触する。具体的には、例えば、可撓性シート52下端側の上下寸法が約10mmの範囲が床面に接触して撓む。
したがって、この状態では、建具50の下端と床面との間に炎や煙等が通過するのを防ぐことができ、建具50の外側又は内側に良好な防火区画を形成することができる。
以下に示す建具50’,50”において、上記建具50と同様の部分については、同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
詳細に説明すれば、この可動バー60は、横幅方向へ連続する長尺状のバー本体61と、このバー本体61の横幅方向の中央部から上方へ突出する突片部62とを有する長尺状の金属製部材である。この可動バー60は、図示例によれば、二枚の長尺状の金属製板材を重ね合わせて構成され、これら二枚の板材間に、可撓性シート52の上端側を挟み込んで止着している。
突片部62は、バー本体61の長手方向の重心位置となる中央部に配置され、バー本体61の上縁から上方へ突出している。この突片部62には、貫通孔62aが設けられ、この貫通孔62aには、筒状のスリーブ58が回転可能に挿入される。そして、スリーブ58には、止着具57(例えば、ネジやボルト等)が挿通され、該止着具57の先端部分は、建具本体51面のネジ穴51dに螺合されて固定される。
なお、本実施の形態の好ましい一例では、初期状態において、可撓性シート52の下端側が、殆ど撓まずに床面に接触するようにしているが、可撓性シート52の下端側に撓みを形成する態様や、可撓性シート52の下端側に若干の隙間が形成される態様とすることも可能である。
しかも、可動バー60及び可撓性シート52が重量バランスにより略水平に保持されるので、仮に前記隙間が形成されたとしても、その隙間を横幅方向へわたって均等な小さな隙間(例えば、上下寸法約5mm程度)にすることができ、ひいては、良好な防火区画を形成した状態を維持することができる。
この可動バー70は、建具本体51の横幅寸法と略同長さの長尺状の金属製部材であり、図示例によれば、重ね合わせられた二枚の長尺状の金属製板材間に、可撓性シート52’の上端側を挟み込んでいる。
詳細に説明すれば、可動バー70は、建具本体51の横幅方向に沿う長尺板状の本体部70aと、この本体部70aの戸尻側で建具本体51に対し回転自在に枢支された被枢支部72と、本体部70aの戸先側で建具本体51に対し所定量上下動可能に係合する係合部73と、係合部73の下方側でローラ71を回転自在に支持するローラ支持部74とを具備している。
そして、この可撓性シート52’の下端は、図8に示すように、床面に対し若干の隙間sを置いて近接している。
なお、他例としては、可撓性シート52’の下端側を、隙間なく床面に接触させることも可能である。
51:建具本体
51c:切欠部
52,52’:可撓性シート
56:固定バー
60,70:可動バー
71:ローラ
a:軸
A:建具設置構造
Claims (4)
- 上下方向の軸を中心にして建具を回動させ開閉するようにした建具設置構造において、
前記建具は、下端側における戸先側に切欠部を有する建具本体と、前記切欠部を覆う可撓性シートとを備え、
前記可撓性シートは、その上端側が前記建具本体に支持されるとともにその下端側を垂下させて床面に接触又は近接させており、
前記建具本体には、少なくとも戸先側を上下方向へ移動するように横幅方向へわたる可動バーが設けられ、この可動バーに、前記可撓性シートの上端側が止着されていることを特徴とする建具設置構造。 - 前記可動バーは、少なくとも戸先側を上下方向へ回動させるように、横幅方向の重心位置が前記建具本体に回転自在に枢支されていることを特徴とする請求項1記載の建具設置構造。
- 前記可動バーは、横幅方向へ連続するバー本体と、このバー本体の横幅方向の中央部から上方へ突出する突片部とを有し、前記突片部が前記建具本体に枢支されていることを特徴とする請求項2記載の建具設置構造。
- 前記可動バーは、戸先側を上下方向へ回動させるように前記建具本体に回転自在に枢支され、この枢支位置よりも戸先側に、床面に沿って転動するローラを支持していることを特徴とする請求項1記載の建具設置構造。
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