JPH0949376A - ドア装置の密閉構造 - Google Patents
ドア装置の密閉構造Info
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- JPH0949376A JPH0949376A JP7202022A JP20202295A JPH0949376A JP H0949376 A JPH0949376 A JP H0949376A JP 7202022 A JP7202022 A JP 7202022A JP 20202295 A JP20202295 A JP 20202295A JP H0949376 A JPH0949376 A JP H0949376A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドア装置における扉の上下の間隙部に対する
密閉構造を提供する。 【解決手段】 ドア装置の扉の上貫10′または下貫1
0の長手方向に沿って延伸するように嵌着溝11を形成
し、嵌着溝11内に鞘部材2と、内端がその鞘部材2内
に装着され外端が装着部材11から露出する密閉プレー
ト4と、密閉プレート4の外端41を付勢力によってド
アの額縁のトランサムTまたはしきいCに対して弾性的
に接触させる弾性部材5とによって密閉構造を構成し、
または密閉プレート4と、弾性部材5とを含む鞘部材2
を、ドアの扉の上貫10′または下貫10の外面に取付
け、または密閉プレート4を取付けフレーム3に嵌着し
て鞘部材2内に上下昇降自在に嵌合させる。
密閉構造を提供する。 【解決手段】 ドア装置の扉の上貫10′または下貫1
0の長手方向に沿って延伸するように嵌着溝11を形成
し、嵌着溝11内に鞘部材2と、内端がその鞘部材2内
に装着され外端が装着部材11から露出する密閉プレー
ト4と、密閉プレート4の外端41を付勢力によってド
アの額縁のトランサムTまたはしきいCに対して弾性的
に接触させる弾性部材5とによって密閉構造を構成し、
または密閉プレート4と、弾性部材5とを含む鞘部材2
を、ドアの扉の上貫10′または下貫10の外面に取付
け、または密閉プレート4を取付けフレーム3に嵌着し
て鞘部材2内に上下昇降自在に嵌合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドア装置の密閉
構造に関し、特に、ドアの額縁のトランサムとドアの上
貫との間、および/またはドアの下貫としきいとの間の
間隙部を密閉するようなドア装置の密閉構造に関する。
構造に関し、特に、ドアの額縁のトランサムとドアの上
貫との間、および/またはドアの下貫としきいとの間の
間隙部を密閉するようなドア装置の密閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドア装置は、ドアの扉のかまち枠
とわき柱、または2枚ドア構造におけるそれぞれのドア
のかまち枠同士の間、または、ドアの額縁のトランサム
とドアの上貫およびしきいとドアの下貫との間には、ド
アの開閉動作のためにいずれも間隙部が設けられてい
る。
とわき柱、または2枚ドア構造におけるそれぞれのドア
のかまち枠同士の間、または、ドアの額縁のトランサム
とドアの上貫およびしきいとドアの下貫との間には、ド
アの開閉動作のためにいずれも間隙部が設けられてい
る。
【0003】また、ドアの下貫の側面に柔軟なフィルム
状のゴム材料を貼着し、その間隙を遮蔽するようにした
ものもある。
状のゴム材料を貼着し、その間隙を遮蔽するようにした
ものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のドア装置
においては、間隙部があることによって外部から蚊やハ
エなどの害虫が侵入したり、塵やほこり、または騒音な
ども入って来るという問題点があった。また、室内の冷
房による冷気がこの間隙から漏れたり、外部の火災時に
は発生した煙がこの間隙から室内に浸入するという不都
合もあった。
においては、間隙部があることによって外部から蚊やハ
エなどの害虫が侵入したり、塵やほこり、または騒音な
ども入って来るという問題点があった。また、室内の冷
房による冷気がこの間隙から漏れたり、外部の火災時に
は発生した煙がこの間隙から室内に浸入するという不都
合もあった。
【0005】また、従来のドア装置の下貫の側面にフィ
ルム状のゴム材料を貼着する手段は、周知の蝶番を取付
けたドア装置にしか応用することができず、オートヒン
ジを取付けたドア装置、特に扉が180°回動するドア
装置についてはこの手段を応用することができないとい
う問題点があった。しかも、このようなフィルム状のゴ
ム材料はドアの上貫には応用することができず、トラン
サムとの間にはやはり間隙が存在するという不都合が生
じていた。
ルム状のゴム材料を貼着する手段は、周知の蝶番を取付
けたドア装置にしか応用することができず、オートヒン
ジを取付けたドア装置、特に扉が180°回動するドア
装置についてはこの手段を応用することができないとい
う問題点があった。しかも、このようなフィルム状のゴ
ム材料はドアの上貫には応用することができず、トラン
サムとの間にはやはり間隙が存在するという不都合が生
じていた。
【0006】このように従来では、ドア装置における扉
の上下の間隙部に対する密閉構造を提供する技術はな
く、そのため上記のような種々の問題点が生じていた。
なお、ドア装置における扉のかまち枠とわき柱との間隙
部などの扉の長手方向の間隙部に対する密閉構造に関し
ては、本発明者が既に特願平7−168573号として
出願している。
の上下の間隙部に対する密閉構造を提供する技術はな
く、そのため上記のような種々の問題点が生じていた。
なお、ドア装置における扉のかまち枠とわき柱との間隙
部などの扉の長手方向の間隙部に対する密閉構造に関し
ては、本発明者が既に特願平7−168573号として
出願している。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ドア装置における扉の上下の間
隙部に対する密閉構造を提供することを目的とする。
ためになされたもので、ドア装置における扉の上下の間
隙部に対する密閉構造を提供することを目的とする。
【0008】より詳しくは、ドアの開閉が90°であろ
うと、180°であろうと、またはいかなるヒンジを取
付けたドア装置であっても、すべてドア装置における扉
の上下の間隙部を密閉することができ、しかも扉が回動
するときに密閉プレートがヒンジの阻害を受けることの
ない密閉構造を提供することを目的とする。
うと、180°であろうと、またはいかなるヒンジを取
付けたドア装置であっても、すべてドア装置における扉
の上下の間隙部を密閉することができ、しかも扉が回動
するときに密閉プレートがヒンジの阻害を受けることの
ない密閉構造を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、扉の上下の間隙部を遮蔽
する密閉プレートを取付ける高さを自動的に調整でき、
その密閉プレートを切断して調整することを必要としな
いドア装置における扉の上下の間隙部に対する密閉構造
を提供することを目的とする。
する密閉プレートを取付ける高さを自動的に調整でき、
その密閉プレートを切断して調整することを必要としな
いドア装置における扉の上下の間隙部に対する密閉構造
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1におけるドア装
置の密閉構造は、ドア装置における扉と、額縁およびし
きいの少なくともいずれかとの間隙部に対するドア装置
の密閉構造である。そして本発明のドア装置の密閉構造
は、嵌着溝と、鞘部材と、密閉プレートと、弾性部材と
を備えている。嵌着溝は、ドア装置の扉の上貫または下
貫の長手方向に沿って延伸するように形成されている。
鞘部材は、嵌着溝内に嵌着されている。密閉プレート
は、内端が鞘部材内に装着され、外端が装着部材から露
出している。弾性部材は、密閉プレートに付勢力を付与
することによって、密閉プレートの外端をドアの額縁の
トランサムおよびしきいのいずれかに対して弾性的に接
触させる。
置の密閉構造は、ドア装置における扉と、額縁およびし
きいの少なくともいずれかとの間隙部に対するドア装置
の密閉構造である。そして本発明のドア装置の密閉構造
は、嵌着溝と、鞘部材と、密閉プレートと、弾性部材と
を備えている。嵌着溝は、ドア装置の扉の上貫または下
貫の長手方向に沿って延伸するように形成されている。
鞘部材は、嵌着溝内に嵌着されている。密閉プレート
は、内端が鞘部材内に装着され、外端が装着部材から露
出している。弾性部材は、密閉プレートに付勢力を付与
することによって、密閉プレートの外端をドアの額縁の
トランサムおよびしきいのいずれかに対して弾性的に接
触させる。
【0011】請求項2に記載のドア装置の密閉構造は、
ドア装置における扉と、額縁およびしきいの少なくとも
いずれかとの間隙部に対するドア装置の密閉構造であっ
て、密閉プレートと、弾性部材とを含む鞘部材が、ドア
の扉の上貫または下貫の外面に設けられている。
ドア装置における扉と、額縁およびしきいの少なくとも
いずれかとの間隙部に対するドア装置の密閉構造であっ
て、密閉プレートと、弾性部材とを含む鞘部材が、ドア
の扉の上貫または下貫の外面に設けられている。
【0012】請求項3におけるドア装置の密閉構造で
は、上述した請求項1または2の構成において、鞘部材
内に取付けフレームを昇降自在に設けるとともに、その
取付けフレームに上記した密閉プレートを装着する。そ
して鞘部材と取付けフレームとの間に弾性部材を介在さ
せることによって取付けフレームおよび密閉プレートに
付勢力を付与し、密閉プレートの外端をドアの額縁のト
ランサムまたはしきいに対して弾性的に接触させる。
は、上述した請求項1または2の構成において、鞘部材
内に取付けフレームを昇降自在に設けるとともに、その
取付けフレームに上記した密閉プレートを装着する。そ
して鞘部材と取付けフレームとの間に弾性部材を介在さ
せることによって取付けフレームおよび密閉プレートに
付勢力を付与し、密閉プレートの外端をドアの額縁のト
ランサムまたはしきいに対して弾性的に接触させる。
【0013】請求項4におけるドア装置の密閉構造で
は、上記請求項1の構成において、嵌着溝の長手方向に
沿って取付けフレームが並列して設けられ、その取付け
フレームに密着プレートが2つ装着されている。
は、上記請求項1の構成において、嵌着溝の長手方向に
沿って取付けフレームが並列して設けられ、その取付け
フレームに密着プレートが2つ装着されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、180°回動する2枚
ドア構造の従来のドア装置を開示する。そのドア装置
は、扉1、1がそれぞれ下貫10と上貫10′とを有
し、しきいCのわき柱寄りの両端部にはヒンジS1が設
けられ、下貫10のこれに対応する位置にヒンジ受けS
2が設けられる。
に基づいて説明する。図1には、180°回動する2枚
ドア構造の従来のドア装置を開示する。そのドア装置
は、扉1、1がそれぞれ下貫10と上貫10′とを有
し、しきいCのわき柱寄りの両端部にはヒンジS1が設
けられ、下貫10のこれに対応する位置にヒンジ受けS
2が設けられる。
【0015】また、トランサムTの両端にはそれぞれヒ
ンジS3が設けられ、上貫10′のこれに対する位置に
もヒンジ受けS4が設けられている。ヒンジS1とヒン
ジ受けS2、およびヒンジS3とヒンジ受けS4の軸支
によって、枢軸作用が起き、扉1は180°回動するこ
とができる。
ンジS3が設けられ、上貫10′のこれに対する位置に
もヒンジ受けS4が設けられている。ヒンジS1とヒン
ジ受けS2、およびヒンジS3とヒンジ受けS4の軸支
によって、枢軸作用が起き、扉1は180°回動するこ
とができる。
【0016】(第1の実施の形態)図2および図3に
は、本発明の第1の実施の形態によるドア装置の密閉構
造が示されている。図2および図3を参照して、この第
1の実施の形態では、扉の下貫10内に凹状の嵌着溝1
1を形成し、その嵌着溝11内に鞘部材2を設ける。鞘
部材2内に密閉プレート取付け用の取付けフレーム3を
2つ上下昇降自在に設ける。密閉プレート4、4は、上
記取付けフレーム3の前後側に取付けられている。扉の
下貫10内に形成される嵌着溝11は、扉の前後面のパ
ネル13の下端を内に向かって折曲げ、別途コ字状の溝
底部材12の開口部の両端をそのパネル13の下端の折
曲げられた両端内に嵌挿して挟持した状態で固設する。
これにより、下方に開口する凹溝状に嵌着溝11を形成
する。
は、本発明の第1の実施の形態によるドア装置の密閉構
造が示されている。図2および図3を参照して、この第
1の実施の形態では、扉の下貫10内に凹状の嵌着溝1
1を形成し、その嵌着溝11内に鞘部材2を設ける。鞘
部材2内に密閉プレート取付け用の取付けフレーム3を
2つ上下昇降自在に設ける。密閉プレート4、4は、上
記取付けフレーム3の前後側に取付けられている。扉の
下貫10内に形成される嵌着溝11は、扉の前後面のパ
ネル13の下端を内に向かって折曲げ、別途コ字状の溝
底部材12の開口部の両端をそのパネル13の下端の折
曲げられた両端内に嵌挿して挟持した状態で固設する。
これにより、下方に開口する凹溝状に嵌着溝11を形成
する。
【0017】鞘部材2は、嵌着溝11内に設けられ、下
方に開口部を有する。鞘部材2の両端は内面に向かって
湾曲して係止部20を形成し、長手方向の中央部にしき
り板22が形成され、そのしきり板22の下端は前後に
突出、逆T字状の係止部22aを形成する。これによ
り、鞘部材2の内に長手方向に沿って2筋の凹溝状の取
付けフレーム3、3を取付ける嵌合間隙部AおよびBを
形成する。
方に開口部を有する。鞘部材2の両端は内面に向かって
湾曲して係止部20を形成し、長手方向の中央部にしき
り板22が形成され、そのしきり板22の下端は前後に
突出、逆T字状の係止部22aを形成する。これによ
り、鞘部材2の内に長手方向に沿って2筋の凹溝状の取
付けフレーム3、3を取付ける嵌合間隙部AおよびBを
形成する。
【0018】取付けフレーム3、3は、鞘部材2に形成
された嵌合間隙部AおよびB内に、それぞれ上下昇降自
在に嵌合されるコ字状のフレーム体であり、外側の下端
に下に向かって開口する密閉ユニット嵌合溝30を有す
る。また、それぞれの取付けフレーム3、3の下端3
1、31は、鞘部材2の係止部20、22aと接触し、
その係止部20、22aの係止作用によって取付けフレ
ーム3、3が嵌合間隙部AおよびBから脱落することを
防止することができる。
された嵌合間隙部AおよびB内に、それぞれ上下昇降自
在に嵌合されるコ字状のフレーム体であり、外側の下端
に下に向かって開口する密閉ユニット嵌合溝30を有す
る。また、それぞれの取付けフレーム3、3の下端3
1、31は、鞘部材2の係止部20、22aと接触し、
その係止部20、22aの係止作用によって取付けフレ
ーム3、3が嵌合間隙部AおよびBから脱落することを
防止することができる。
【0019】密閉プレート4は、長いプレート状の軟性
弾性材料によって形成されており、内部の一端に頭部4
0を有して取付けフレーム3の嵌合溝30に嵌着する。
密閉プレート4の外部の一端は断面が三角形状を有する
薄いプレート状として、適切な弾力をもってしきいCに
接触する。
弾性材料によって形成されており、内部の一端に頭部4
0を有して取付けフレーム3の嵌合溝30に嵌着する。
密閉プレート4の外部の一端は断面が三角形状を有する
薄いプレート状として、適切な弾力をもってしきいCに
接触する。
【0020】バネ5は、上端が鞘部材2に当り、下端が
取付けフレーム3に当たることによって、弾性付勢力で
取付けフレーム3を常に下方に押圧する。
取付けフレーム3に当たることによって、弾性付勢力で
取付けフレーム3を常に下方に押圧する。
【0021】上貫10′の部分も、下貫10と同様の密
閉構造を有する。よって、同様の部材には同様の符号を
付し、「′」を加えることによって区別を表わす。これ
らに関する説明は省略する。
閉構造を有する。よって、同様の部材には同様の符号を
付し、「′」を加えることによって区別を表わす。これ
らに関する説明は省略する。
【0022】上述の構造を有する第1の実施の形態のド
ア装置の密閉構造を、ドア1の下貫10の嵌着溝11に
取付けた状態において、ドア1が回動して密閉プレート
4がしきいCを離れる場合、密閉プレート4は下方から
の圧力を受けず、図3に開示されるように自然に垂直に
なり、床Lに接触し、密閉効果を提供する。この場合、
取付けフレーム3はバネ5の付勢力によって下方に移動
し、その下端31、31が鞘部材2の係止部20、22
に接触して停止する。
ア装置の密閉構造を、ドア1の下貫10の嵌着溝11に
取付けた状態において、ドア1が回動して密閉プレート
4がしきいCを離れる場合、密閉プレート4は下方から
の圧力を受けず、図3に開示されるように自然に垂直に
なり、床Lに接触し、密閉効果を提供する。この場合、
取付けフレーム3はバネ5の付勢力によって下方に移動
し、その下端31、31が鞘部材2の係止部20、22
に接触して停止する。
【0023】さらに、ドア1が右方向に回動し元のドア
が閉じた位置に復帰し、密閉プレート4の外端41がし
きいCに接触した場合は、図4に示すように、密閉プレ
ート4は左方向に湾曲し、しきいCと密接して密閉効果
を提供する。また、この場合、ドアの下貫10としきい
Cの圧力を受け、また密閉プレート4自身の弾性的に反
る力によって取付けフレーム3およびその延伸部30a
がバネ5の付勢力に抗して上方に押上げられ、下方から
の押圧力は解除する。このため、密閉プレート4の外端
41のしきいCに対し接触する押圧力は高くならず、ド
アはスムーズに回動することができ、同時に密閉プレー
ト4は過度の押圧力を受けることがないので使用の寿命
が長くなる。
が閉じた位置に復帰し、密閉プレート4の外端41がし
きいCに接触した場合は、図4に示すように、密閉プレ
ート4は左方向に湾曲し、しきいCと密接して密閉効果
を提供する。また、この場合、ドアの下貫10としきい
Cの圧力を受け、また密閉プレート4自身の弾性的に反
る力によって取付けフレーム3およびその延伸部30a
がバネ5の付勢力に抗して上方に押上げられ、下方から
の押圧力は解除する。このため、密閉プレート4の外端
41のしきいCに対し接触する押圧力は高くならず、ド
アはスムーズに回動することができ、同時に密閉プレー
ト4は過度の押圧力を受けることがないので使用の寿命
が長くなる。
【0024】上述のドア1の動作について、上貫10′
に取付けられた取付けフレーム3′、密閉プレート
4′、バネ5′および額縁のトランサムTとの間の作用
とその関係、または効果は、下貫10に設けられた取付
けフレーム3、密閉プレート4、バネ5およびしきいC
との間の関係、効果と同様であるので、その説明は省略
する。
に取付けられた取付けフレーム3′、密閉プレート
4′、バネ5′および額縁のトランサムTとの間の作用
とその関係、または効果は、下貫10に設けられた取付
けフレーム3、密閉プレート4、バネ5およびしきいC
との間の関係、効果と同様であるので、その説明は省略
する。
【0025】また、ドア装置の製造過程において誤差が
発生し、ドアの下貫10としきいCとの間隙部の長さに
変化が生じたとしても、バネ5の付勢力によって密閉プ
レート4としきいCとの間において適切な押圧接触状態
を保つことができるので、密閉プレート4を嵌着する際
に、切断して長さを調節する必要はない。
発生し、ドアの下貫10としきいCとの間隙部の長さに
変化が生じたとしても、バネ5の付勢力によって密閉プ
レート4としきいCとの間において適切な押圧接触状態
を保つことができるので、密閉プレート4を嵌着する際
に、切断して長さを調節する必要はない。
【0026】図5には、取付けフレーム3、3′および
密閉プレート4、4′と、ヒンジ受けS2およびヒンジ
受けS4との構造上の関係が示されている。取付けフレ
ーム3、3′および密閉プレート4、4′は、ヒンジ受
けS2およびヒンジ受けS4の両側に延伸し、完全な密
閉効果を提供する。
密閉プレート4、4′と、ヒンジ受けS2およびヒンジ
受けS4との構造上の関係が示されている。取付けフレ
ーム3、3′および密閉プレート4、4′は、ヒンジ受
けS2およびヒンジ受けS4の両側に延伸し、完全な密
閉効果を提供する。
【0027】図2と図5を参照して、ヒンジ受けS2と
鞘部材2の側壁との間に、密閉ユニット嵌合溝30の部
分が一体に延在して構成される延伸部30aを取付けフ
レーム3に形成し、同時に密閉ユニット4も延伸部30
aに沿ってヒンジ受けS2と鞘部材2の側壁との間に嵌
着される。
鞘部材2の側壁との間に、密閉ユニット嵌合溝30の部
分が一体に延在して構成される延伸部30aを取付けフ
レーム3に形成し、同時に密閉ユニット4も延伸部30
aに沿ってヒンジ受けS2と鞘部材2の側壁との間に嵌
着される。
【0028】上貫10′の部分も、下貫10の部分と同
じくヒンジ受けS4と、鞘部材2′の側壁の間に延伸部
30a′を形成し、密閉プレート4′も同様に長く延伸
するように形成されるがその説明は省略する。
じくヒンジ受けS4と、鞘部材2′の側壁の間に延伸部
30a′を形成し、密閉プレート4′も同様に長く延伸
するように形成されるがその説明は省略する。
【0029】なお、図2を参照して、扉のかまち枠の側
縁から弾性的に突起し、わき柱71の凹溝71aに嵌合
する密閉突起70が設けられており、その密閉突起70
によってドアのかまち枠とわき柱との間の間隙部が密閉
される。また、2枚の扉の一方のかまち枠の側縁に設け
られた嵌合溝73に嵌合する密閉突起72が設けられて
おり、その密閉突起72によって2枚の扉のかまち枠間
の間隙部が密閉される。また、ドア1の開閉時の動作に
おいて、上述のヒンジ受けS2およびS4と、鞘部材2
および2′の側壁間に延在する延伸部30a、30a′
は、それぞれ取付けフレーム3、3′と一体の動作を
し、密閉効果を提供することができる。
縁から弾性的に突起し、わき柱71の凹溝71aに嵌合
する密閉突起70が設けられており、その密閉突起70
によってドアのかまち枠とわき柱との間の間隙部が密閉
される。また、2枚の扉の一方のかまち枠の側縁に設け
られた嵌合溝73に嵌合する密閉突起72が設けられて
おり、その密閉突起72によって2枚の扉のかまち枠間
の間隙部が密閉される。また、ドア1の開閉時の動作に
おいて、上述のヒンジ受けS2およびS4と、鞘部材2
および2′の側壁間に延在する延伸部30a、30a′
は、それぞれ取付けフレーム3、3′と一体の動作を
し、密閉効果を提供することができる。
【0030】(第2の実施の形態)図6に、本発明の第
2の実施の形態によるドア装置の密閉構造が示される。
図6を参照して、この第2の実施の形態の構造では、上
記した第1の実施の形態の構造に対して設計上の変更を
加えたものであり、密閉プレート4を1枚取付けた構造
である。このような構造は上貫と下貫の幅が狭い場合に
適する。その密閉作用、動作は第1の実施の形態と全く
同一であるので、同様または相当する部材には同一の符
号を付してある。
2の実施の形態によるドア装置の密閉構造が示される。
図6を参照して、この第2の実施の形態の構造では、上
記した第1の実施の形態の構造に対して設計上の変更を
加えたものであり、密閉プレート4を1枚取付けた構造
である。このような構造は上貫と下貫の幅が狭い場合に
適する。その密閉作用、動作は第1の実施の形態と全く
同一であるので、同様または相当する部材には同一の符
号を付してある。
【0031】(第3の実施の形態)図7には、本発明の
第3の実施の形態によるドア装置の密閉構造が示され
る。図7を参照して、この第3の実施の形態の構造で
は、扉の下貫の外側に密閉プレートを取付けた例であっ
て、その基本的構造は第1の実施の形態と全く同様であ
るので、同様または相当部材には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。
第3の実施の形態によるドア装置の密閉構造が示され
る。図7を参照して、この第3の実施の形態の構造で
は、扉の下貫の外側に密閉プレートを取付けた例であっ
て、その基本的構造は第1の実施の形態と全く同様であ
るので、同様または相当部材には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0032】なお、上述した第1〜第3の実施の形態
は、本発明の代表的な実施の形態に関するものであっ
て、本発明の目的と手段に基づいていれば、上述の実施
の形態に若干の変更を加えても、ほぼ同様の効果を得る
ことができる。たとえば、第1の実施の形態において、
鞘部材を使用しないで、その他の部材をドアの上、下貫
内に形成した嵌着溝に直接取付てもよく、または、取付
けフレームと密閉プレートの頭部を一体に成形してもよ
く、さらには、バネの代わりにその他弾性部材を利用し
てもよい。
は、本発明の代表的な実施の形態に関するものであっ
て、本発明の目的と手段に基づいていれば、上述の実施
の形態に若干の変更を加えても、ほぼ同様の効果を得る
ことができる。たとえば、第1の実施の形態において、
鞘部材を使用しないで、その他の部材をドアの上、下貫
内に形成した嵌着溝に直接取付てもよく、または、取付
けフレームと密閉プレートの頭部を一体に成形してもよ
く、さらには、バネの代わりにその他弾性部材を利用し
てもよい。
【0033】すなわち、上述の実施の形態は、本発明の
特許請求の範囲を限定するものではなく、本発明の特許
請求の範囲は請求項の記載範囲にのみ基づく。
特許請求の範囲を限定するものではなく、本発明の特許
請求の範囲は請求項の記載範囲にのみ基づく。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、以下の
ような効果を有する。
ような効果を有する。
【0035】まず、回動角度が90°または180°の
いずれであっても、またヒンジもしくは蝶番のいずれの
軸支方式であっても、すべて本発明の密閉プレートを取
付けることができ、かつ密閉プレートの動作は下部ヒン
ジの阻害と制限を受けることがない。したがって、ドア
装置の扉の上下の隙間を密閉することができる。
いずれであっても、またヒンジもしくは蝶番のいずれの
軸支方式であっても、すべて本発明の密閉プレートを取
付けることができ、かつ密閉プレートの動作は下部ヒン
ジの阻害と制限を受けることがない。したがって、ドア
装置の扉の上下の隙間を密閉することができる。
【0036】また、密閉プレートの取付けフレームを上
下昇降自在に嵌合することによって、密閉プレートが下
方からの接触による押圧力を受けると自動的に下貫内に
退き込み、このため使用上の寿命が長くなるという効果
も奏する。
下昇降自在に嵌合することによって、密閉プレートが下
方からの接触による押圧力を受けると自動的に下貫内に
退き込み、このため使用上の寿命が長くなるという効果
も奏する。
【0037】さらに、図2に示したドアのかまち枠とわ
き柱との間隙部を密閉するための密閉突起70およびそ
れが嵌合する凹溝71aと、2枚の扉の一方のかまち枠
の側縁に設けられた嵌合溝73とそれに嵌合する密閉突
起72とを本発明の構造と併用すれば、ドア装置の扉の
縦および横のいずれの間隙も密閉することができ、より
完璧なドア装置の密閉構造を提供することができる。
き柱との間隙部を密閉するための密閉突起70およびそ
れが嵌合する凹溝71aと、2枚の扉の一方のかまち枠
の側縁に設けられた嵌合溝73とそれに嵌合する密閉突
起72とを本発明の構造と併用すれば、ドア装置の扉の
縦および横のいずれの間隙も密閉することができ、より
完璧なドア装置の密閉構造を提供することができる。
【図1】従来の180°もしくは90°開閉の2枚構造
のドア装置を示した正面図である。
のドア装置を示した正面図である。
【図2】(A)は本発明の密閉構造を取付けた第1の実
施の形態の180°開閉式の2枚構造のドア装置の下貫
の底面図であり、(B)は同上面図である。
施の形態の180°開閉式の2枚構造のドア装置の下貫
の底面図であり、(B)は同上面図である。
【図3】本発明の密閉構造を取付けたドアの上、下貫通
の断面図である。
の断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿った断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による密閉プレート
1枚を取付けたドアの上、下貫通の断面図である。
1枚を取付けたドアの上、下貫通の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による密閉プレート
1枚を取付けたドアの上、下貫通の断面図である。
1枚を取付けたドアの上、下貫通の断面図である。
A 嵌合間隙部 B 嵌合間隙部 C しきい L 床 T 額縁のトランサム S1 下部ヒンジ S2 ヒンジ受け S3 上部ヒンジ S4 ヒンジ受け 1 ドア装置の扉 2 鞘部材 3 取付けフレーム 4 密閉プレート 5 バネ 10 下貫 10′ 上貫 11 嵌着溝 12 コ字状溝底部材 13 前後パネル 20 鞘部材の係止部 22 しきり板 22a しきり板の係止部 30a 延伸部 41 密閉プレート外端 70 密閉突起部 71 ドアのかまち枠 71a 突起部嵌合溝 72 密閉突起部 73 突起部嵌合溝
Claims (4)
- 【請求項1】 ドア装置における扉と、額縁およびしき
いの少なくともいずれかとの間隙部に対するドア装置の
密閉構造であって、 前記ドア装置の扉の上貫または下貫の長手方向に沿って
延伸するように形成された嵌着溝と、 前記嵌着溝内に嵌着される鞘部材と、 内端が前記鞘部材内に装着され、外端が前記装着部材か
ら露出する密閉プレートと、 前記密閉プレートに付勢力を付与することによって、前
記密閉プレートの外端をドアの額縁のトランサムおよび
しきいのいずれかに対して弾性的に接触させる弾性部材
とを備えた、ドア装置の密閉構造。 - 【請求項2】 ドア装置における扉と、額縁およびしき
いの少なくともいずれかとの間隙部に対するドア装置の
密閉構造であって、 密閉プレートと弾性部材とを含む鞘部材が、ドアの扉の
上貫または下貫の外面に設けられていることを特徴とす
る、ドア装置の密閉構造。 - 【請求項3】 前記鞘部材内に取付けフレームを昇降自
在に設け、 前記密閉プレートを前記取付けフレームに装着し、 前記鞘部材と前記取付けフレームとの間に弾性部材を介
在させることによって、前記取付けフレームおよび前記
密閉プレートに付勢力を付与し、前記密閉プレートの外
端をドアの額縁のトランサムおよびしきいのいずれかに
対して弾性的に接触させることを特徴とする、請求項1
または2のいずれかに記載のドア装置の密閉構造。 - 【請求項4】 前記嵌着溝の長手方向に沿って取付けフ
レームが並列して設けられ、前記取付けフレームに前記
密着プレートが2つ装着されていることを特徴とする、
請求項1に記載のドア装置の密閉構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202022A JPH0949376A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ドア装置の密閉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7202022A JPH0949376A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ドア装置の密閉構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0949376A true JPH0949376A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16450633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7202022A Pending JPH0949376A (ja) | 1995-08-08 | 1995-08-08 | ドア装置の密閉構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0949376A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105649509A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-06-08 | 泉州市中研智能机电研究院有限公司 | 一种内带隔层板装置的门板的控制方法 |
JP2018178647A (ja) * | 2017-04-20 | 2018-11-15 | 株式会社日建設計 | 建具設置構造 |
-
1995
- 1995-08-08 JP JP7202022A patent/JPH0949376A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105649509A (zh) * | 2014-10-23 | 2016-06-08 | 泉州市中研智能机电研究院有限公司 | 一种内带隔层板装置的门板的控制方法 |
CN105649509B (zh) * | 2014-10-23 | 2017-09-29 | 泉州市中研智能机电研究院有限公司 | 一种内带隔层板装置的门板的控制方法 |
JP2018178647A (ja) * | 2017-04-20 | 2018-11-15 | 株式会社日建設計 | 建具設置構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010522 |