JP6918482B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
しかしながらこの方法では、原稿領域外が黒くならないように通常白色である原稿押さえ部材の構成を変更する必要が生じてしまう。また、圧板を開いた状態で光源を点灯させるため、ユーザが眩しさを感じてしまう、という問題が残る。
また、特許文献2に開示された画像解析装置では、シェーディング白板が汚れた場合に発生する白スジが画像内の原稿エッジより主走査方向外側に現れたとき、誤検知が発生してしまう可能性がある、という課題が残る。これは、白スジは直線として画像に現れるために連続性があると判断されるためである。
なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確立されるのであって、以下で説明する個別の実施形態によって限定されるものではない。
[装置の全体構成例]
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの構成の一例を示す概略縦断面図である。
画像形成システム152は、画像読取装置10、及び、画像形成装置150を含んで構成される。
図1に示す画像形成装置150は、公知の電子写真方式により画像形成を行う画像形成部411を備える。画像形成部411は、感光体、露光器、現像器、転写部、及び定着器を備える。露光器は、画像読取装置10が原稿Pを読み取ることで生成される読取データ(画像データ)に基づいて、感光体に静電潜像を形成する。
現像器は、感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像して、感光体に現像剤像を形成する。転写部は、感光体に形成された現像剤像を所定の記録媒体(例えば、用紙)に転写する。定着器は、記録媒体に転写された現像剤像を記録媒体に定着させる。以上のような構成により、画像形成部411は、記録媒体に画像データに応じた画像を形成する。なお、図中に示す矢印Xは主走査方向(原稿エッジを検知する方向)を示している。
圧板104は、原稿押さえ部材105を介して、原稿台ガラス102上に載置された原稿Pを当該原稿台ガラス102に向けて押さえる。なお、圧板104は、原稿台ガラス102上に原稿Pを載置したり、又、原稿台ガラス102上から原稿Pを取り出したりするために、原稿台ガラス102に対する角度を変えられるように構成される。また、原稿押さえ部材105は、原稿Pを読み取る際に原稿領域外が黒くならないようにその表面は白色である。このように、圧板104、原稿押さえ部材105は、原稿台ガラス102に原稿Pを押さえる原稿押圧手段(原稿押圧部)として機能する。
また、圧板104の開閉状態に応じて圧板開閉検知フラグ106が移動して圧板開閉検知センサ107のオン・オフ状態が切り替わるように構成される。これにより、原稿台ガラス102上に載置された原稿Pを当該原稿台ガラス102に向けて原稿押さえ部材105が押さえている状態(圧板104が閉状態)であるか否かを検知することができる。
読取ユニット103は、原稿台上の原稿面に対して光を照射する照明ユニット201a、201b、原稿面からの反射光を反射する反射ミラー202a、202b、202c、202d、202e、結像レンズ203を有する。読取ユニット103は、また、CCD(Charge Coupled Device)などで構成される光電変換素子204、光電変換素子204が実装されたセンサ基板205を有する。
原稿Pを読み取る際には読取ユニット103を図中矢印Y方向(主走査方向に直交する方向、副走査方向)に移動させて原稿Pの読み取りが行われる。
図3中に示す領域301には、主走査原稿サイズ指標(以下、主走査原稿サイズ指標301と称す)が示されている。また、領域302には副走査原稿サイズ指標(以下、副走査原稿サイズ指標302と称す)が示されている。また、図3中の矢印で表している基準位置303は原稿台ガラス102に原稿が置かれる際の基準位置である。
以下、画像読取装置10の読み取り動作について説明する。
そして、圧板104が閉じられたこと、つまり開状態から閉状態への変化を検知したとき、照明ユニット201a、201bを点灯させる。そして、読取ユニット103を原稿サイズ検知位置Y1から原稿読取開始位置Y2に移動させる。
このとき画像読取装置10は、読取ユニット103を介して原稿の主走査方向の1ラインもくしは複数ラインの画像情報を読み取る。なお、読取ユニット103が読み取り可能な主走査長(読取可能主走査長)は、例えば基準位置303から最大定形サイズ外側領域Aの最外縁(図面における右端)までである。
画像読取装置10は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read only memory)402、照明制御部403、走査制御部405、モータ406、AFE407、画像処理部408を有する。画像読取装置10は、また、原稿サイズ検知部409、RAM(Random Access Memory)410を有する。
照明制御部403は、照明ユニット201a、201bの点灯、消灯動作を制御する。
走査制御部405は、モータ406に駆動信号を送信して読取ユニット103を副走査方向へ移動させる。
光電変換素子204は、入光した画像情報を、電気信号に変換する。
AFE(Analog Front End)407は、光電変換素子204から出力されるアナログ信号に対してサンプルホールド処理、オフセット処理、ゲイン処理などのアナログ処理を行う。AFE407、また、アナログ処理された信号をデジタル信号に変換するA/D変換を行い処理後の信号を画像処理部408に出力する。
なお、画像読取装置10における原稿サイズ検知は、圧板開閉検知センサ107により圧板104が閉じられたと検知したことをトリガとして所定処理後に開始される。
操作部412は、例えば情報表示用のモニタ、読み取りの開始を指示するスタートボタンなどを含む各種操作キーを有しており、ユーザ向けに情報を表示すると共に、ユーザからの指令を受け付ける。
CPU401は、圧板開閉検知センサ107を介して圧板104が開かれたこと、つまり閉状態から開状態への変化を検知したとき、読取ユニット103を原稿サイズ検知位置Y1に移動させる。そして、圧板104が閉じられたこと、つまり開状態から閉状態への変化を検知したとき、照明ユニット201a、201bを点灯させる。(S501)。
CPU401は、原稿の主走査方向1ライン分の画像情報を取得する(S502)。
CPU401は、照明ユニット201a、201bを消灯させる(S503)。
なお、主走査原稿エッジ検知範囲は、例えば最小定形サイズより所定量内側から最大定形サイズより所定量外側までの所定の範囲である。
また、本実施形態の説明では、主走査方向の内側および外側は、図3に示す主走査原稿サイズ指標301における原稿突き当ての基準位置303側を主走査方向内側、最大定形サイズ(A4/A3)表示がされている側を主走査方向外側と定義する。
CPU401は、小さいと判定した場合(S506:No)、輝度差分g(x)の値が第1閾値TH1のマイナスの値(−TH1)より小さいか否かを判定する(S507)。
なお、影の出にくいような坪量の小さい原稿にも対応するために、第1閾値TH1は小さい値であることが望ましい。
CPU401は、ステップS508の処理において算出した各輝度差分g(x+n)の中に第1閾値TH1のマイナスの値(−TH1)より小さいものがあるか否かを判定する(S509)。
CPU401は、ステップS510の処理において算出した各輝度差分g(x−n)の中に第1閾値TH1のプラスの値(+TH1)より大きいものがあるか否かを判定する(S511)。これらのステップS508からS511の処理は、注目画素が白スジ上の画素であったことに起因する誤検知を防止するための処理である。
ステップS509の処理、又は、ステップS511の処理において判定結果が「Yes」になるということは、輝度差分g(x)の符号が主走査方向外側から見てマイナスからプラスに変化していることを意味する。このようにして、ステップS508からS511の処理によって、原稿エッジ画素と白スジ画素を切り分ける(識別する)ことができる。
CPU401は、また、ステップS509の処理、ステップS511の処理における判定結果が「Yes」であれば、第1判定結果R1をR=0とする(S512)。
また、CPU401は、ステップS509の処理、ステップS511の処理における判定結果が「No」であれば、第1判定結果R1をR=1とする(S513)。ここで、ステップS505からS513の処理における判定を第1判定と称す。
また、注目画素が白スジ画素である場合(後述する図7(b)参照)、g(x)>+TH1、又は、g(x)<−TH1となり、且つ、輝度差分g(x)が主走査方向外側から見てマイナスからプラスに変化することになる。そのため、第1判定結果R1はR1=0となる(ステップS509、S511の処理で判定結果が「Yes」)。
また、注目画素が原稿エッジ画素である場合(後述する図7(a)参照)、g(x)>+TH1、又は、g(x)<−TH1となり、且つ、輝度差分g(x)が主走査方向外側から見てプラスからマイナスに変化することになる。そのため、第1判定結果R1はR1=1となる(ステップS509、S511の処理で判定結果が「No」)。ただし、注目画素が埃や髪の毛などのゴミの場合(後述する図7(c)参照)も第1判定結果R1はR1=1となってしまう。
−min(f(x−H2)、・・・、f(x)、・・・、f(x+H2))
・・・式(2)
例えば、原稿エッジに生じる影と、埃や髪の毛などのゴミとでは、両者の輝度に特徴の違いがある場合が多い。
前者は、照明ユニット201a、201bの拡散光の影響により、はっきりとした影ではなくぼやけたものになる。よって、輝度もそこまで低くならない。
一方、後者は、ゴミ自体が暗いことが多いため輝度は低い。そのため、前者はh(x)の値が小さく、後者はh(x)の値が大きくなるので、適切な閾値を設定することで両者を切り分ける(識別する)ことができる。
仮にH2=H1とし、第1判定と第2判定を合わせたような判定、つまり輝度値の差分が第1閾値TH1と第2閾値TH2の間にあるようなもののみ判定結果を1とする判定を実行したとする。この場合、原稿エッジと、埃や髪の毛などのゴミとを切り分けることはできない。これは、埃や髪の毛などのゴミは輝度が低いとは言っても急激にその輝度が低くなるわけではなく、輝度変化が緩やかな部分が必ず出てくるためである。
本実施形態に係る画像読取装置10では、このような点にも対処するため、第2判定の範囲を第1判定より広く設定し、埃や髪の毛などのゴミの輝度が低い部分まで差分h(x)を算出する対象に含めている。これにより、これら両者の判定結果が異なることになり、両者を切り分ける(識別する)ことが可能になる。
CPU401は、注目画素の主走査方向1画素内側の画素を改めて注目画素に設定し(S520)、注目画素の主走査位置が主走査原稿エッジ検知の範囲外であるか否かを判定する(S521)。
CPU401は、注目画素の主走査位置が主走査原稿エッジ検知の範囲外でない場合(S521:No)、ステップS505の処理へ戻る。また、そうでない場合(S521:Yes)、原稿が載置されていないので原稿サイズ不定と決定する(S522)。
CPU401は、原稿エッジ画素の主走査位置を原稿エッジ位置とする(S524)。
CPU401は、原稿エッジ位置に基づいて原稿サイズを決定する(S525)。
なお、原稿は原稿台ガラス102の基準位置303に原稿の左上角が一致するように置かれていることとする。
また、基準位置303から原稿エッジ位置までの長さが用紙の各規格サイズの内いずれかと一致もしくは近い場合、定型の原稿が置かれているとして、その規格サイズを原稿サイズとする。
そのため、原稿台ガラスや原稿押さえ部材に埃や髪の毛などのゴミが付着した場合、シェーディング白板に汚れが発生した場合であっても、原稿内の画像情報の影響を受けることなく高い精度で原稿エッジ(原稿端部)を検知することができる。
本実施形態では、余白が無い黒原稿であっても高い精度で原稿エッジを検知することができる画像読取装置について説明する。なお、第1実施形態で既に説明した機能構成と同じものは、同一の符号を付すと共にその説明を省略する。
なお、図6に示すステップS601からS617の各処理は、図5において説明したステップS501からS517の各処理と同様の処理であるため、その説明を省略する。同様に、図6に示すステップS623からS629の各処理は、図5に示すステップS519からS525の各処理と同様の処理であるため、その説明を省略する。また、図6に示す各処理は、主としてCPU401により実行される。
例えば、余白が無い黒原稿のような原稿の場合、原稿エッジ付近において主走査方向のある程度広い範囲内にある画素の輝度値の平均を算出した場合、その値が小さくなる。これは、黒原稿の端部の輝度値が支配的だからである。一方、埃や髪の毛などのゴミの場合にはその値が大きくなる。
これは、埃や髪の毛などのゴミは小さい、またはスジ状であることが多いことから、ある程度広い範囲で輝度値の平均を算出した場合、ゴミの輝度の影響は小さくなり、原稿押さえ部材105の白色の輝度が支配的となるからである。よって、適切な閾値を設定すれば、両者を切り分ける(識別する)ことが可能になる。
例えば、余白を有する原稿の原稿エッジ画素である場合、R1=1、R2=1、R3=0となるためR=1となる。また、埃や髪の毛などのゴミ画素である場合、R1=1、R2=0、R3=0となるためR=0となる。また、余白の無い原稿の原稿エッジ画素である場合、R1=1、R2=0、R3=1となるためR=1となる。また、白スジ画素である場合、R1=0であり、R3=0なのでR=0となる。
なお、余白を有する原稿の原稿エッジに生じる影は、照明ユニット201a、201bの拡散光の影響により、はっきりとした影ではなくぼやけたものになる。そのため輝度もそこまで低くならない。よって、差分h(x)の値も第2閾値TH2の値を超えるほどの値にはならない。
一方、髪の毛はそれ自体が暗いことが多いため輝度は低くなり、差分h(x)の値は第2閾値TH2の値を超える値になる。そのため、差分h(x)を算出する第2判定を行うことで、余白を有する原稿の原稿エッジと髪の毛とを切り分けることができることが見て取れる。
一方、余白の無い黒原稿の原稿エッジでは、ある程度広い範囲で輝度値を取得すると黒原稿の端部の輝度値が支配的となり、平均i(x)の値は第3閾値の値TH3を下回る値になる。そのため、平均i(x)を算出する第3判定を行うことで、髪の毛と余白のない黒原稿を切り分けることができることが見て取れる。
これまでは、原稿サイズ検知位置Y1から原稿読取開始位置Y2に移動させる際に、原稿の主走査方向複数ラインの画像情報を取得して、主走査方向1ライン分の画像情報から原稿エッジを検知する場合について説明した。
本実施形態では、原稿エッジを検知する処理を原稿エッジを検知する方向(主走査方向)と垂直な方向(副走査方向)に複数回行う画像読取装置について説明する。なお、第1、第2実施形態で既に説明した機能構成と同じものは、同一の符号を付すと共にその説明を省略する。
CPU401は、原稿の主走査方向複数ライン分(副走査方向にNライン分)の画像情報を取得する(S802)。
CPU401は、照明ユニット201a、201bを消灯する(S803)。
CPU401は、1ライン目の主走査原稿エッジ検知範囲の中から最も外側の画素を注目画素に設定する(S804)。
なお、図8に示すステップS805からS822の各処理は、図6に示すステップS605からS622の処理と同様の処理であるため、その説明を省略する。
CPU401は、注目画素がNライン目に存在しないと判定した場合(S825:No)、注目画素と同じ主走査位置で、且つ、副走査方向に1ラインずれた画素を改めて注目画素に再設定し(S826)、ステップS805の処理へ戻る。
CPU401は、ステップS827の処理におけるカウント数が第4閾値TH4の値よりも大きいか否かを判定する(S828)。これにより、仮に1ラインでは誤検知してしまうようなゴミが現れたとしても、その影響を抑えて高い精度で原稿エッジを検知することが可能になる。
CPU401は、注目画素の主走査1画素内側で、且つ、1ライン目の画素を改めて注目画素に再設定する(S830)。
なお、図8に示すステップS831とS832の各処理は、図6に示すステップS625とS626の各処理と同様の処理であるため、その説明を省略する。
なお、図8に示すステップS834の処理は、図6に示すステップS629の処理と同様の処理であるため、その説明を省略する。
なお、図中に示す矢印Xは主走査方向を示しており、矢印Yは副走査方向を示している。また、図中に示す原稿エッジを検知するものとして説明を進める。
本実施形態では、原稿サイズ検知位置Y1から原稿読取開始位置Y2に移動させる際に、原稿の主走査方向複数ラインの画像情報を副走査方向に所定距離だけ離れた複数箇所それぞれにおいて取得して原稿エッジを検知する画像読取装置について説明する。なお、第1、第2、第3実施形態で既に説明した機能構成と同じものは、同一の符号を付すと共にその説明を省略する。
CPU401は、副走査方向に所定距離だけ離れたM箇所において、原稿の主走査方向複数ライン(副走査方向にNライン分)の画像情報を取得する(S1002)。
CPU401は、照明ユニット201a、201bを消灯する(S1003)。
CPU401は、1箇所目、且つ、1ライン目の主走査原稿エッジ検知範囲の中から最も外側の画素を注目画素に設定する(S1004)。
なお、図10に示すステップS1005からS1031の各処理は、図8に示すステップS805からS831の各処理と同様の処理であるため、その説明を省略する。
CPU401は、注目画素がM箇所目にあるか否かを判定する(S1033)。つまり、副走査方向に離れた全箇所において原稿エッジ検知が終了したか否かを判定する。
CPU401は、M箇所における原稿エッジ検知の結果の中で、原稿エッジ候補位置が1つでも存在するか否かを判定する(S1035)。
なお、図10に示すステップS1038の処理は、図8に示すステップS834の処理と同様の処理であるため、その説明を省略する。
なお、図中に示す矢印Xは主走査方向を示しており、矢印Yは副走査方向を示している。また、副走査方向に離れたM箇所をM=3とし、各箇所は副走査方向に等間隔で離れているとする。また、図中に示す原稿エッジを検知するものとして説明を進める。
例えば、原稿エッジが基準位置に左上角を一致している場合には、3箇所における原稿エッジ候補位置が同じ位置になる。また、斜めに置かれている場合であっても、3箇所の原稿エッジ検知箇所の副走査方向の間隔が等しいために相似の関係から原稿エッジ候補位置の主走査方向の間隔も等しくなる。
なお、原稿エッジが多少凸凹している場合も考慮して、diff<OFST1を満たすときに正しく原稿エッジが検知できていると判断して、edgmidの位置を原稿エッジ位置とする。ただし、OFST1の値は比較的小さな値である。
開状態に変化したと判定した場合(S1201:Yes)、CPU401は、読取ユニット103を原稿サイズ検知位置Y1に移動させる(S1202)。
CPU401は、圧板104の状態に変化がないと判定した場合(S1203:No)、操作部412が有するスタートボタンが押されて読み取り開始が指示されたか否かを判定する(S1204)。
CPU401は、ステップS1205の処理における原稿サイズに基づいて用紙サイズを決定する(S1206)。
なお、ステップS1207の処理では、原稿サイズ検知位置Y1から原稿読取開始位置Y2間の1ラインもしくは複数ラインを読み取る。これに対して、ステップS1211の処理では、ステップS1207の処理において確定した原稿サイズ領域全域を読み取る。また、読取処理により読み取られた画像情報は、画像処理部408から画像形成部411へと送られる。
Claims (8)
- 原稿が載置される原稿台と、
前記原稿台に載置された前記原稿を押さえる原稿押圧手段と、
前記原稿に対して光を照射する光源と、
読取位置を第1方向に移動しながら前記光源によって光が照射された前記原稿を読み取って画像情報を出力する読取手段と、
前記第1方向に関する第1原稿サイズ指標と、
前記第1方向に直交する第2方向に関する第2原稿サイズ指標と、
前記読取手段から出力される前記画像情報に基づいて前記原稿のサイズを決定するように構成された制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記原稿押圧手段を閉じた状態で光源を点灯させることにより、前記第1方向の所定の位置にある前記読取手段から出力される前記画像情報を取得し、
前記第2方向に第1距離だけ注目画素から離間した2つの画素のそれぞれの画像情報間の差分である該注目画素の第1差分と、それぞれ前記注目画素の周囲にあるN個の画素のそれぞれについて求められた、前記第2方向に前記第1距離だけ該画素から離間した2つの画素のそれぞれの画像情報間の差分であるN個の第3差分と、前記第2方向に前記第1距離より大きい第2距離で前記注目画素から離間した画素の範囲内の最大画像情報と最小画像情報の間の第2差分と、に基づいて、当該注目画素が原稿端部のエッジ画素であるか否かを判定し、
前記第2方向において、前記第1原稿サイズ指標と反対側の位置から前記第1原稿サイズ指標に向けて、前記注目画素を移動させ、各注目画素に対して原稿エッジであるかを判定し、原稿エッジであると判定された前記注目画素の位置に基づいて前記原稿のサイズを決定することを特徴とする、
画像読取装置。 - 前記制御手段は、前記第1差分および前記N個の第3差分を第1閾値と比較した結果と、前記第2差分を第2閾値と比較した結果と、に基き、当該注目画素が原稿端部のエッジ画素であるか否かを判定することを特徴とする、
請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記制御手段は、前記第1差分と、前記N個の第3差分と、前記第2差分と、当該注目画素から第3距離だけ離れた範囲内に存在する画素の画像情報の平均とに基づき、前記注目画素が原稿端部のエッジ画素であるか否かを判定することを特徴とする、
請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記制御手段は、
前記第1差分を第1閾値と比較した結果と、
前記N個の第3差分を前記第1閾値と比較した結果と、
前記第2差分を第2閾値と比較した結果と、
当該注目画素から第3距離だけ離れた範囲内に存在する画素の画像情報の平均を第3閾値と比較した結果と、に基づいて、当該注目画素が前記原稿端部のエッジ画素であるか否かを判定することを特徴とする、
請求項3に記載の画像読取装置。 - 前記画素の画像情報は、当該画素の輝度を表す輝度情報であることを特徴とする、
請求項1乃至4いずれか一項に記載の画像読取装置。 - 前記制御手段は、前記注目画素が前記エッジ画素であるか否かの判定を、前記第1方向に複数回行うことを特徴とする、
請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像読取装置。 - 前記制御手段は、前記注目画素が前記エッジ画素であるか否かの判定を、前記原稿端部を検知する方向と垂直な方向に所定距離だけ離れた複数箇所において行うことを特徴とする、
請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像読取装置。 - 前記原稿押圧手段における前記原稿を押さえる面の色が白色であることを特徴とする、
請求項1乃至7いずれか一項に記載の画像読取装置。
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