JP6916270B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
従来から、生体管腔内の治療等を行うためにカテーテルデバイスが用いられている。カテーテルデバイスを生体管腔の目的部位へ導くために、可撓性のコアワイヤを有するガイドワイヤが使用される。例えば、肝動脈化学塞栓術(TACE:Trance catheter arterial chemo embolization)は、肝臓の動脈からさらに腫瘍の近くまでカテーテルを進め、抗がん剤や塞栓物質を注入して腫瘍を選択的に壊死させる治療方法である。この肝動脈化学塞栓術において、カテーテルを進めるためにガイドワイヤが使用されている。
ガイドワイヤを生体管腔内に通過させるときの操作性を高めるために、基端側から先端側に向かって剛性が漸減する剛性変化部を設けたガイドワイヤが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。剛性変化部の剛性は、コアワイヤの直径を漸減させることによって変化させる。なお、「基端側」とは、生体内に導入される側を「先端側」と称する場合に、反対側に位置する側をいう。
米国特許第5865767号公報
生体管腔は、複雑に湾曲あるいは蛇行した形状を有している。このため、ガイドワイヤが生体管腔内を通過するときには、ガイドワイヤの先端部が奥の方に到達するほど、コアワイヤに大きな屈曲負荷が作用する。
従来のガイドワイヤにおいては、コアワイヤの剛性変化部が設けられる範囲は、コアワイヤの最先端からせいぜい300mmまでの範囲である。このため、治療の目標部位が生体管腔内の奥の方に存在する手技の場合においては、コアワイヤに大きな屈曲負荷が作用している。屈曲したコアワイヤには、元の真っ直ぐな状態に戻ろうとする復元力が作用する。その結果、ガイドワイヤの固定状態を緩めたときに、ガイドワイヤの位置は、体外に向けて抜け出る方向にずれる。このように、ガイドワイヤの意図しない位置ずれは、簡単に生じる。
ガイドワイヤの意図しない位置ずれを低減するために、コアワイヤにおける剛性変化部を設ける範囲を基端側に向けて広く設定することが考えられる。しかしながら、単に、剛性変化部の範囲を広くしただけでは、術者による使い勝手に違和感が生じる。
そこで、本発明は、使い勝手に違和感が生じることを抑えつつ、ガイドワイヤの意図しない位置ずれを低減することができるガイドワイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るガイドワイヤは、可撓性のコアワイヤを有するガイドワイヤであって、前記コアワイヤは、最先端を含み前記コアワイヤの全長のうち最も柔軟な先端コア部と、前記先端コア部よりも基端側を構成し、軸方向に沿って一定の直径を有する本体部と、前記本体部の先端から前記先端コア部の基端までの部分を構成し、前記本体部から前記先端コア部に向かって剛性が漸減する剛性変化部とを有している。前記剛性変化部は、前記本体部の先端に連続し、前記本体部から前記先端コア部に向かって漸減する直径を有する第1テーパー部と、前記第1テーパー部の先端に連続し、前記第1テーパー部から前記先端コア部に向かって漸減する直径を有する第2テーパー部と、前記先端コア部の基端に連続し、基端側に連続している第(n−1)テーパー部から前記先端コア部に向かって漸減する直径(dn)を有する第nテーパー部と(ただし、n≧3)、を少なくとも含んでいる。
そして、前記第1テーパー部と前記第2テーパー部との間の境界部は、前記先端コア部の最先端から300〜400mmの範囲に位置し、前記第1テーパー部における直径(d1)の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、前記第2テーパー部における直径(d2)の変化の勾配((d22−d21)/L2)よりも大きい。
剛性変化部における第1テーパー部と第2テーパー部とによって、コアワイヤにおける剛性変化部の範囲は、コアワイヤの最先端から300mmを越えて基端側に向けて長い。
第1テーパー部における直径の変化の勾配は、第2テーパー部における直径の変化の勾配よりも大きい。このため、軸方向の単位長さにおいて、第1テーパー部における剛性の低下は、第2テーパー部における剛性の低下に比べて、大きい。この結果、比較的小さい剛性を有する範囲は、可及的に軸方向に拡がる。このため、肝動脈化学塞栓術のように、治療の目標部位が生体管腔内の奥の方に存在する手技を行う場合において、ガイドワイヤの固定状態を緩めた場合であっても、ガイドワイヤの意図しない位置ずれは低減する。さらに、剛性変化部の軸方向長さは、先端コア部および先端コア部の基端に連続する第nテーパー部に構造上の改変を加えることなく、長くなる。これら先端コア部および第nテーパー部は、コアワイヤの先端部分を構成し、ガイドワイヤの柔軟性および使い勝手に大きな影響を与える部位である。したがって、本発明によれば、使い勝手に違和感が生じることを抑えつつ、ガイドワイヤの意図しない位置ずれを低減することができるガイドワイヤを提供することができる。
ガイドワイヤの軸方向断面図である。 ガイドワイヤの先端部分を拡大して示す軸方向断面図である。 肝動脈化学塞栓術において、ガイドワイヤに沿ってカテーテルを進めている様子を模式的に示す図である。 ガイドワイヤのコアワイヤの曲げ荷重値を、コアワイヤの軸方向位置に沿って示すグラフである。 ガイドワイヤのコアワイヤの直径を、コアワイヤの軸方向位置に沿って示すグラフである。 ガイドワイヤのコアワイヤの曲げ荷重値を測定する測定試験装置の概略構成を示す断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1Aは、ガイドワイヤ10の軸方向断面図、図1Bは、ガイドワイヤ10の先端部分を拡大して示す軸方向断面図である。図2は、肝動脈化学塞栓術において、ガイドワイヤ10に沿ってカテーテル60を進めている様子を模式的に示す図である。
本明細書の説明では、ガイドワイヤ10のコアワイヤ20の長手方向(図1A中の左右方向)を軸方向と定義し、各図において矢印Xで示す。軸方向に直交する方向を径方向と定義し、図1Bにおいて矢印Rで示す。ガイドワイヤ10において生体内(血管内)に挿入される側を先端側(遠位側、図1A中の左側)と定義し、各図において矢印X1で示し、先端側と反対側に位置する手元での操作がなされる側を基端側(近位側、図1A中の右側)と定義し、各図において矢印X2で示す。本明細書において先端部とは、先端(最先端)から軸方向における一定の範囲を含む部分を意味し、基端部とは、基端(最基端)から軸方向における一定の範囲を含む部分を意味するものとする。
コアワイヤ20の直径に関して、直径dxyと表された添え字「x」の数字(1、2、3)は、それぞれ、第1テーパー部31、第2テーパー部32、第3テーパー部33を表すものとする。添え字「y」の数字(1、2)は、それぞれ、先端側、基端側を表すものとする。また、コアワイヤ20の曲げ荷重値に関して、曲げ荷重値fxyと表された添え字「x」の数字(1、2、3)は、それぞれ、第1テーパー部31、第2テーパー部32、第3テーパー部33を表すものとする。添え字「y」の数字(1、2)は、それぞれ、先端側、基端側を表すものとする。
図1Aおよび図1Bを参照して、本実施形態のガイドワイヤ10は、軸方向に延伸するコアワイヤ20と、コアワイヤ20の先端部に配置されたマーカ部40と、コアワイヤ20を被覆する被覆層50とを有している。
ガイドワイヤ10は、例えば、生体管腔内に挿入される。ガイドワイヤ10は、生体管腔内において、治療用または診断用のカテーテル60の内腔(ガイドワイヤルーメン)に挿通される。ガイドワイヤ10は、カテーテル60を生体管腔の目的部位へ導くために用いられる。
例えば、図2に示すように、肝動脈化学塞栓術(TACE:Trance catheter arterial chemo embolization)は、肝臓90の動脈91からさらに腫瘍92の近くまでカテーテル60を進め、抗がん剤や塞栓物質を注入して腫瘍を選択的に壊死させる治療方法である。この肝動脈化学塞栓術において、カテーテル60を進めるためにガイドワイヤ10が使用されている。
生体管腔は、複雑に湾曲あるいは蛇行した形状を有している。このため、ガイドワイヤ10が生体管腔内を通過するときには、ガイドワイヤ10の先端部が奥の方に到達するほど、コアワイヤ20に大きな屈曲負荷が作用する。
(コアワイヤ20)
図3Aは、ガイドワイヤ10のコアワイヤ20の曲げ荷重値を、コアワイヤ20の軸方向位置に沿って示すグラフ、図3Bは、ガイドワイヤ10のコアワイヤ20の直径を、コアワイヤ20の軸方向位置に沿って示すグラフである。
図1Aおよび図1Bに示すように、コアワイヤ20は、可撓性を有し、先端コア部34と、本体部30と、剛性変化部35とを有している。先端コア部34は、最先端を含みコアワイヤ20の全長のうち最も柔軟な部位である。本体部30は、先端コア部34よりも基端側を構成し、軸方向に沿って一定の直径d0を有する部位である。剛性変化部35は、本体部30の先端から先端コア部34の基端までの部分を構成し、本体部30から先端コア部34に向かって剛性が漸減する部位である。
剛性変化部35は、基端側から先端側に向かって順に、第1テーパー部31、第2テーパー部32、・・・、第(n−1)テーパー部、および第nテーパー部33(ただし、n≧3)を少なくとも含んでいる。各テーパー部31、32、・・・、33は、直径が漸減(軸方向に対して傾斜)するテーパー形状を有している。図示する実施形態では、剛性変化部35を3個のテーパー部から構成している(n=3)。したがって、第2テーパー部32が第(n−1)テーパー部に相当する。第nテーパー部33を、以下、「第3テーパー部33」と称する。
図3Aおよび図3Bにおいて、先端コア部34の領域は符号34aによって示され、本体部30の領域は符号30aによって示される。また、第1テーパー部31の領域は符号31aによって示され、第2テーパー部32の領域は符号32aによって示され、第3テーパー部33の領域は符号33aによって示される。
本実施形態では、コアワイヤ20は、単一の素材から形成されている。コアワイヤ20の直径は、軸方向に沿って変化する。これによって、コアワイヤ20の剛性は、軸方向に沿って変化する。
コアワイヤ20の構成材料は特に限定されないが、例えば、Ni−Ti系合金、ステンレス鋼、超弾性合金などを用いることができる。
本体部30は、軸方向に沿って一定の直径d0を有している。先端コア部34も、軸方向に沿って一定の直径d4を有している。
本明細書において「軸方向に沿って一定の直径を有する」とは、物理的に同一の直径を有する場合に限定されるものではない。本体部30や先端コア部34の剛性(曲げ剛性やねじり剛性)を略一定にすることができる範囲において、略一定の外径寸法を有していればよい。
第1テーパー部31は、本体部30の先端に連続し、本体部30から先端コア部34に向かって漸減する直径d1を有する。第2テーパー部32は、第1テーパー部31の先端に連続し、第1テーパー部31から先端コア部34に向かって漸減する直径d2を有する。第3テーパー部33は、先端コア部34の基端に連続し、基端側に連続している第2テーパー部32から先端コア部34に向かって漸減する直径d3を有する。
そして、第1テーパー部31と第2テーパー部32との間の境界部36は、先端コア部34の最先端から300〜400mmの範囲に位置させることが好ましい。さらに、第1テーパー部31における直径d1の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、第2テーパー部32における直径d2の変化の勾配((d22−d21)/L2)よりも大きいことが好ましい。図3Bに示すように、本実施形態では、境界部36は、先端コア部34の最先端から300mmの位置に設定している。
図3Aおよび図3Bには、破線によって、対比例のコアワイヤにおける曲げ荷重値および直径が示されている。対比例は、剛性変化部の長さを280mmとし、剛性変化部の基端側の始点を最先端から300mmの位置としている。
図3Bに示されるように、対比例では、コアワイヤにおける剛性変化部の範囲は、コアワイヤの最先端から300mmまでである。これに対して、本実施形態にあっては、剛性変化部35における第1テーパー部31と第2テーパー部32とによって、コアワイヤ20における剛性変化部35の範囲は、コアワイヤ20の最先端から300mmを越えて基端側に向けて長い。
第1テーパー部31における直径d1の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、第2テーパー部32における直径d2の変化の勾配((d22−d21)/L2)よりも大きい。これによって、図3Aに示されるように、軸方向の単位長さにおいて、第1テーパー部31における剛性の低下は、第2テーパー部32における剛性の低下に比べて、大きい。この結果、比較的小さい剛性を有する範囲は、可及的に軸方向に拡がる。
さらに、剛性変化部35の軸方向長さは、先端コア部34および先端コア部34の基端に連続する第3テーパー部33に構造上の改変(直径や材質などの変更)を加えることなく、長くなる。これら先端コア部34および第3テーパー部33は、コアワイヤ20の先端部分を構成し、ガイドワイヤ10の柔軟性および使い勝手に大きな影響を与える部位である。したがって、剛性変化部35の軸方向長さを変えても、術者の使い勝手に違和感が生じることが少ない。
図3Bに示されるように、本実施形態の第3テーパー部33における直径d3の変化の勾配Δ3(=(d32−d31)/L3)は、対比例における剛性変化部における直径の変化の勾配と略同じである。換言すれば、剛性変化部の範囲が先端コア部の最先端から300mmまでであるときの本体部の先端直径d0と先端コア部の基端直径d4とによって定まる直径の変化の勾配Δ0(=(d0−d4)/(300−先端コア部の軸方向長さ))に対して、第nテーパー部における直径dnの変化の勾配Δn(=(dn2−dn1)/Ln)は、略同じである。先端コア部34の軸方向長さは20mmであり、対比例の剛性変化部の長さは上述したとおり280mmである。
図3Aに示されるように、先端コア部34の基端側に連続する第3テーパー部33は、剛性変化部の範囲が先端コア部の最先端から300mmまでであるコアワイヤ(対比例のコアワイヤ)と、軸方向に沿う曲げ荷重値の変化が略同じものとなる。軸方向に沿う曲げ荷重値の変化はガイドワイヤ10の柔軟性および使い勝手に大きな影響を与えることから、上述したように、剛性変化部35の軸方向長さを変えても、術者の使い勝手に違和感が生じることが少ない。
勾配の比(Δn/Δ0)は略1となる場合に限定されるものではなく、術者の使い勝手に違和感が生じることがない範囲において自由に設定できる。この観点から、勾配の比(Δn/Δ0)は、0.27≦Δn/Δ0≦1.80であることが好ましい。勾配の比(Δn/Δ0)が0.27を下回ると、コアワイヤ20の剛性の変化が乏しいため、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれが発生しやすくなる。勾配の比(Δn/Δ0)が1.80を超えると、コアワイヤ20の剛性変化が大きすぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。したがって、上記範囲が好ましい。
本体部30と第1テーパー部31との境界が連続した面となるように、第1テーパー部31の基端側の直径d12は、本体部30の直径d0と略同一である。同様に、第2テーパー部32の基端側の直径d22は、第1テーパー部31の先端側の直径d11と略同一である。第3テーパー部33の基端側の直径d32は、第2テーパー部32の先端側の直径d21と略同一である。先端コア部34の直径d4は、第3テーパー部33の先端側の直径d31と略同一である。
本明細書において「連続した面」とは、ガイドワイヤ10が生体管腔の内壁やカテーテル60に引っ掛からない程度にコアワイヤ20の外表面が平滑な面であることを意味する。例えば第1テーパー部31の基端側の直径d12と本体部30の直径d0とが略同一に形成されていない場合には、第1テーパー部31と本体部30との境界に僅かな段差が生じる。しかしながら、被覆層50によって、ガイドワイヤ10の外表面は実質的に平滑な面となり、ガイドワイヤ10が生体管腔の内壁などに引っ掛かる不具合が生じない場合がある。このような場合には、コアワイヤ20に僅かな段差が生じていたとしても、コアワイヤ20の外表面は「連続した面」であるとみなすことができる。
第1テーパー部31のテーパー角度(テーパー形状の軸方向に対する傾斜角)は、軸方向に沿って一定である。第2テーパー部32のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である。第3テーパー部33のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である。
なお、各テーパー部31、32、33のテーパー角度は、軸方向に沿って変化させることができる。例えば、テーパー角度は、軸方向に沿う断面で見て、テーパー角度が一定のときの直線形状に対して、中央部分が外側に凸形状に膨らむように変化させることができる。
第1テーパー部31および第3テーパー部33のテーパー角度を軸方向に沿って一定とし、第2テーパー部32のテーパー角度を軸方向に沿って変化させるような任意の組み合わせとすることもできる。
コアワイヤ20は、形成材料に対して切削加工や研磨加工を施すことによって形成される。本体部30、第1テーパー部31、第2テーパー部32、第3テーパー部33、および先端コア部34の各領域は同時に形成することができる。それぞれの領域は別個に順次形成していくこともできる。コアワイヤ20の製造は切削加工や研磨加工に限定されるものではなく、エッチングやレーザー加工によって形成することができる。
テーパー角度を軸方向に沿って一定にすると、テーパー角度を軸方向に沿って変化させる場合に比べて、各テーパー部31、32、33を容易に形成することができることは言うまでもない。
本体部30、第1テーパー部31、第2テーパー部32、第3テーパー部33、および先端コア部34の寸法諸元の一例は下記の表1に示すとおりである。
Figure 0006916270
図3Bおよび表1を参照して、第1テーパー部31における直径d1の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、第2テーパー部32における直径d2の変化の勾配((d22−d21)/L2)よりも大きい。
各テーパー部31、32、33の直径d1、d2、d3に関しては、次の(1)〜(3)のいずれかのことがいえる。
(1)第1テーパー部31における先端側の直径d11は、本体部30の直径d0の45〜75%であることが好ましい。表1の例においては、0.275/0.400≒0.688である。直径d11が直径d0の45%を下回ると、コアワイヤ20が柔軟になり過ぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。直径d11が直径d0の75%を超えると、コアワイヤ20の剛性が高すぎるため、ガイドワイヤ10の固定状態を緩めたときにガイドワイヤ10の意図しない位置ずれが発生しやすくなる。したがって、上記範囲が好ましい。
(2)第1テーパー部31における直径d1の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、第2テーパー部32における直径d2の変化の勾配((d22−d21)/L2)の3.4〜21.7倍であることが好ましい。表1の例においては、0.00125/0.000361≒3.46である。直径d1の変化の勾配が直径d2の変化の勾配の3.4倍を下回ると、コアワイヤ20の剛性の変化が乏しいため、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれが発生しやすくなる。直径d1の変化の勾配が直径d2の変化の勾配の21.7倍を超えると、コアワイヤ20の剛性変化が大きすぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。したがって、上記範囲が好ましい。
(3)第1テーパー部31および第2テーパー部32における直径の変化(d12−d21)は、第3テーパー部33における直径の変化(d32−d31)の1.4〜7.1倍であることが好ましい。表1の例においては、(0.400−0.210)/(0.210−0.080)≒1.46である。第1テーパー部31および第2テーパー部32における直径の変化が第3テーパー部33における直径の変化の1.4倍を下回ると、コアワイヤ20の剛性の変化が乏しいため、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれが発生しやすくなる。第1テーパー部31および第2テーパー部32における直径の変化が第3テーパー部33における直径の変化の7.1倍を超えると、コアワイヤ20の剛性変化が大きすぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。したがって、上記範囲が好ましい。
各領域の寸法諸元に基づく上記(1)〜(3)の関係は、曲げ荷重値に基づく関係と等価となる。曲げ荷重値は、曲げ荷重値測定によって得られる。
図4は、ガイドワイヤ10のコアワイヤ20の曲げ荷重値を測定する測定試験装置200の概略構成を示す断面図である。
図4を参照して、測定試験装置200は、コアワイヤ20を支持する固定治具201と、固定治具201の上方に配置された押し下げ治具202とを有している。固定治具201は、コアワイヤ20を2点において支持する対をなす支持脚203を有している。支持脚203同士の間隔Ldは、25.4mmである。支持脚203の上面には、コアワイヤ20が嵌り込む溝部204が形成されている。押し下げ治具202は、固定治具201に対して昇降自在に構成されている。押し下げ治具202は、コアワイヤ20を押し下げる速度およびコアワイヤ20を押し下げる寸法を調整自在に構成されている。
本実施形態では、測定試験装置200を用いて、次の条件にて曲げ荷重値測定を行い、曲げ荷重値を得た。すなわち、コアワイヤ20は、25.4mmの間隔の2点において支持される。押し下げ治具202は、5mm/minの速度で移動する。コアワイヤ20の支持された中央部分は、押し下げ治具202によって垂直に押し下げられる。曲げ荷重値は、コアワイヤ20が2mm押し下げられた時点の荷重を測定した。コアワイヤ20を2点支持する必要があるため、曲げ荷重値の測定は、コアワイヤ20の最先端から20mmの位置から開始した。この測定開始位置は、第3テーパー部33の先端の位置である。図3Aには、コアワイヤ20の最先端から20mmの位置からの測定値をプロットした。
本体部30、第1テーパー部31、第2テーパー部32、および第3テーパー部33の曲げ荷重値の一例は下記の表2に示すとおりである。
Figure 0006916270
各テーパー部31、32、33の曲げ荷重値f1、f2、f3に関しては、次の(4)〜(6)のいずれかのことがいえる。
(4)曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、第1テーパー部31における先端側の曲げ荷重値f11は、本体部30の曲げ荷重値f0の13〜36%であることが好ましい。表2の例においては、25.2/79.8≒0.316である。曲げ荷重値f11が曲げ荷重値f0の13%を下回ると、コアワイヤ20が柔軟になり過ぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。曲げ荷重値f11が曲げ荷重値f0の36%を超えると、コアワイヤ20の剛性が高すぎるため、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれが発生しやすくなる。したがって、上記範囲が好ましい。
(5)曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、第1テーパー部31における曲げ荷重値f1の変化の勾配((f12−f11)/L1)は、第2テーパー部32における曲げ荷重値f2の変化の勾配((f22−f21)/L2)の5.3〜17.8倍であることが好ましい。表2の例においては、0.55/0.10=5.5である。曲げ荷重値f1の変化の勾配が曲げ荷重値f2の変化の勾配の5.3倍を下回ると、コアワイヤ20の剛性の変化が乏しいため、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれが発生しやすくなる。曲げ荷重値f1の変化の勾配が曲げ荷重値f2の変化の勾配の17.8倍を超えると、コアワイヤ20の剛性変化が大きすぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。したがって、上記範囲が好ましい。
(6)曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、第2テーパー部32における先端側の曲げ荷重値f21は、第3テーパー部33における先端近傍曲げ荷重値f31の2.0〜22.3倍であり、第1テーパー部31における基端側の曲げ荷重値f12は、第3テーパー部33における先端近傍曲げ荷重値f31の187〜239倍であることが好ましい。表2の例においては、前者のf21/f31は6.9/0.4=17.3であり、後者のf12/f31は79.8/0.4≒199.5である。f21/f31が2.0倍を下回るとコアワイヤ20の剛性の変化が乏しいため、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれが発生しやすくなる。f21/f31が22.3倍を超えると、コアワイヤ20の剛性変化が大きすぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。また、f12/f31が187倍を下回ると、先端コア部34の剛性が高く血管損傷のリスクが高まる。f12/f31が239倍を超えると、コアワイヤ20の剛性変化が大きすぎるため、ガイドワイヤ10の操作性が低下する。したがって、上記範囲が好ましい。
コアワイヤ20の軸方向長さは、本実施形態にあっては、肝動脈化学塞栓術に用いる長さを有している。この場合、剛性変化部35(第1テーパー部31、第2テーパー部32、第3テーパー部33)の軸方向長さL(L1+L2+L3)は、360〜430mmであることが好ましく、360〜400mmであることがより好ましい。この長さLの剛性変化部35を用いることによって、大動脈から総肝動脈にかかる部位(先端から300〜400mm)に到達しているコアワイヤ20の領域が柔軟になり、肝動脈化学塞栓術を好適に実施することができる。
第1テーパー部31と第2テーパー部32との間の境界部36は、先端コア部34の先端から200〜400mmの範囲、より好ましくは先端コア部34の先端から250〜350mmの範囲、さらに好ましくは先端コア部34の先端から280〜320mmの範囲に位置することが好ましい。
第1テーパー部31の軸方向長さL1は、80〜230mm、より好ましくは80〜170mm、さらに好ましくは80〜120mmであり、100mmが特に好ましい。この軸方向長さL1の第1テーパー部31を用いることによって、大動脈から総肝動脈にかかる部位(先端から300〜400mm)に到達しているコアワイヤ20の領域が柔軟になり、肝動脈化学塞栓術をより好適に実施することができる。
また、第2テーパー部32の軸方向長さL2は、160〜280mm、より好ましくは160〜220mm、さらに好ましくは160〜200mmであり、180mmが特に好ましい。この軸方向長さL2の第2テーパー部32を用いることによって、総肝動脈から固有肝動脈、更には左・右肝動脈にかかる部位(先端から100〜300mm)に到達しているコアワイヤ20の領域が柔軟になり、肝動脈化学塞栓術をより好適に実施することができる。
上述した第1テーパー部31と第2テーパー部32との間の境界部36の位置、第1テーパー部31の長さ、および第2テーパー部32の長さは、肝臓90を模したモデルを使用して肝動脈化学塞栓術を行った場合の官能試験結果に基づいている。
(マーカ部40)
図1Bを参照して、マーカ部40は、先端コア部34を軸方向に亘る一定の範囲で覆うよう配置されている。マーカ部40は、先端コア部34を中心として螺旋状に巻回された線材によって構成されている。マーカ部40の先端部は、固定材料41を介して先端コア部34の先端部付近に固定されている。マーカ部40の基端部は、固定材料42を介して先端コア部34の基端部付近に固定されている。固定材料41、42は、例えば、各種接着剤や半田等によって構成することができる。
マーカ部40は、X線不透過性(X線造影性)を有する材料から構成されている。X線不透過性を有する材料としては、例えば、金、白金、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金(例えば白金−イリジウム合金)等の金属材料が挙げられる。マーカ部40を先端コア部34に設けることによって、X線透視下でガイドワイヤ10の先端部の位置を確認しつつガイドワイヤ10を生体内に挿入することができる。
(被覆層50)
被覆層50は、樹脂材料によって構成され、マーカ部40を含むコアワイヤ20の全体を覆うように形成されている。被覆層50の先端部は、生体管腔の内壁に損傷を与えないように、丸みを帯びた形状であることが好ましい。
被覆層50は、摩擦を低減し得る材料で構成されていることが好ましい。これにより、ガイドワイヤ10が挿通されるカテーテル60や生体管腔との摩擦抵抗(摺動抵抗)が低減されて摺動性が向上し、ガイドワイヤ10の操作性を向上することができる。また、ガイドワイヤ10の摺動抵抗が低くなることで、ガイドワイヤ10のキンク(折れ曲がり)やねじれをより確実に防止することができる。
被覆層50を構成する樹脂材料は、比較的柔軟性の高い材料が好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、ETFE、PFA等)、またはこれらの複合材料や、ラテックスゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料、またはこれらのうちに2以上を組み合わせた複合材料が挙げられる。上記材料の中でも、柔軟性をより向上する観点から、ウレタン系樹脂を使用することがより好ましい。これにより、ガイドワイヤ10の先端部に柔軟性を持たせることができるため、ガイドワイヤ10を生体管腔内に挿入する際に、生体管腔の内壁に損傷を与えることを防止することができる。
被覆層50の厚さは、特に限定されないが、例えば、5〜500μmであるのが好ましい。なお、被覆層50は、一層構造に限定されず、複数の層を積層して構成してもよい。
(親水性被覆層)
被覆層50は、図示しない親水性被覆層に覆われていることが好ましい。親水性被覆層によって覆われていることにより摺動性が向上するため、ガイドワイヤ10が生体管腔の内壁やカテーテル60に引っ掛かることをより一層防止することができる。
親水性被覆層の構成材料は特に限定されないが、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等からなる公知の親水性物質が挙げられる。
親水性被覆層の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.1〜100μmであるのが好ましい。
(作用・効果)
本実施形態のガイドワイヤ10にあっては、以下の作用効果を奏する。
ガイドワイヤ10におけるコアワイヤ20は、第1テーパー部31と第2テーパー部32との間の境界部36を先端コア部34の最先端から300〜400mmの範囲に配置し、第1テーパー部31における直径d1の変化の勾配((d12−d11)/L1)を、第2テーパー部32における直径d2の変化の勾配((d22−d21)/L2)よりも大きく設定している。
このように、剛性変化部35における第1テーパー部31と第2テーパー部32とによって、コアワイヤ20における剛性変化部35の範囲は、コアワイヤ20の最先端から300mmを越えて基端側に向けて長い。第1テーパー部31における直径d1の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、第2テーパー部32における直径d2の変化の勾配((d22−d21)/L2)よりも大きい。このため、軸方向の単位長さにおいて、第1テーパー部31における剛性の低下は、第2テーパー部32における剛性の低下に比べて、大きい。この結果、比較的小さい剛性を有する範囲は、可及的に軸方向に拡がる。このため、肝動脈化学塞栓術のように、治療の目標部位が生体管腔内の奥の方に存在する手技を行う場合において、ガイドワイヤ10の固定状態を緩めた場合であっても、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれは低減する。さらに、剛性変化部35の軸方向長さは、先端コア部34および先端コア部34の基端に連続する第3テーパー部33に構造上の改変を加えることなく、長くなる。これら先端コア部34および第3テーパー部33は、コアワイヤ20の先端部分を構成し、ガイドワイヤ10の柔軟性および使い勝手に大きな影響を与える部位である。したがって、本実施形態によれば、使い勝手に違和感が生じることを抑えつつ、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれを低減することができるガイドワイヤ10を提供することできる。
剛性変化部の範囲が先端コア部の最先端から300mmまでであるときの本体部の先端直径d0と先端コア部の基端直径d4とによって定まる直径の変化の勾配Δ0(=(d0−d4)/(300−先端コア部の軸方向長さ))に対して、第3テーパー部33における直径d3の変化の勾配Δ3(=(d32−d31)/L3)は、0.35≦Δn/Δ0≦2.11である。
軸方向に沿う曲げ荷重値の変化は、ガイドワイヤ10の柔軟性および使い勝手に大きな影響を与える。上記のように構成すれば、剛性変化部35の長さを300mmを超える長さに設定しても、先端近傍(先端コア部34および第3テーパー部33)における軸方向に沿う曲げ荷重値の変化は、剛性変化部の長さが300mmのときと略同じものとなる。
このため、剛性変化部の長さが300mmであるガイドワイヤを使用していたときと比べて、使い勝手に違和感が生じない。したがって、使い勝手に違和感が生じることを一層抑えつつ、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれを低減することができる。
各テーパー部の直径に関して、以下の(1)〜(3)のいずれかの条件を満たすことによって、使い勝手に違和感が生じることを抑えつつ、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれを低減することができる。
(1)第1テーパー部31における先端側の直径d11は、本体部30の直径d0の45〜75%である。
(2)第1テーパー部31における直径d1の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、第2テーパー部32における直径d2の変化の勾配((d22−d21)/L2)の3.4〜21.7倍である。
(3)第1テーパー部31および第2テーパー部32における直径の変化(d12−d21)は、第3テーパー部33における直径の変化(d32−d31)の1.4〜7.1倍である。
上記(1)〜(3)の関係は、曲げ荷重値に基づく関係と等価である。したがって、曲げ荷重値に関して、以下の(4)〜(6)のいずれかの条件を満たすことによって、使い勝手に違和感が生じることを抑えつつ、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれを低減することができる。
(4)曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、第1テーパー部31における先端側の曲げ荷重値f11は、本体部30の曲げ荷重値f0の13〜36%である。
(5)曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、第1テーパー部31における曲げ荷重値f1の変化の勾配((f12−f11)/L1)は、第2テーパー部32における曲げ荷重値f2の変化の勾配((f22−f21)/L2)の5.3〜17.8倍である。
(6)曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、第2テーパー部32における先端側の曲げ荷重値f21は、第3テーパー部33における先端近傍曲げ荷重値f31の2.0〜22.3倍であり、第1テーパー部31における基端側の曲げ荷重値f12は、第3テーパー部33における先端近傍曲げ荷重値f31の187〜239倍である。
コアワイヤ20は、単一の素材から形成される。
このように構成すれば、先端コア部34、剛性変化部35、本体部30を異なる素材から形成して接合する場合に比べて、コアワイヤ20を容易に製造することができる。
第1テーパー部31のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である。
このように構成すれば、テーパー角度を軸方向に沿って変化させる場合に比べて、第1テーパー部31を容易に形成することができる。
第2テーパー部32のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である。
このように構成すれば、テーパー角度を軸方向に沿って変化させる場合に比べて、第2テーパー部32を容易に形成することができる。
第3テーパー部33のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である。
このように構成すれば、テーパー角度を軸方向に沿って変化させる場合に比べて、第3テーパー部33を容易に形成することができる。
コアワイヤ20は、肝動脈化学塞栓術に用いる長さを有する。剛性変化部35の軸方向長さLは、360〜430mmである。
このように構成すれば、肝動脈化学塞栓術を行う場合において、大動脈から固有肝動脈にかかる部位(先端から300〜400mm)に到達しているコアワイヤ20の領域が柔軟になり、使い勝手に違和感が生じることを抑えつつ、ガイドワイヤ10の意図しない位置ずれを低減することができる。
剛性変化部35の軸方向長さLを360〜430mmに設定する場合において、第1テーパー部31の軸方向長さL1は、80〜230mmである。
この軸方向長さL1の第1テーパー部31を用いることによって、肝動脈化学塞栓術をより好適に実施することができる。
剛性変化部35の軸方向長さLを360〜430mmに設定する場合において、第2テーパー部32の軸方向長さL2は、160〜280mmである。
この軸方向長さL2の第2テーパー部32を用いることによって、肝動脈化学塞栓術をより好適に実施することができる。
以上、実施形態を通じて本発明に係るガイドワイヤ10を説明したが、本発明は明細書内で説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、肝動脈化学塞栓術に用いるガイドワイヤ10を例に挙げたが、本発明のガイドワイヤ10は他の手技に用いることができることは言うまでもない。
剛性変化部35を3個のテーパー部から構成した実施形態について説明したが(n=3)、剛性変化部35を4個以上のテーパー部から構成してもよい。
コアワイヤ20を単一の素材から形成し、直径を軸方向に沿って変化させる(つまり、テーパー形状にする)ことによって、剛性を軸方向に沿って変化させる形態について説明したが、本発明はこの場合に限定されるものではない。本体部30、複数の剛性変化部35、先端コア部34の各構成材料に異なる材料を使用することによって、剛性を軸方向に沿って変化させることができる。異なる構成材料を使用した本体部30、複数の剛性変化部35、および先端コア部34は、溶接、溶着あるいは接着などの適宜の公知の手法によって接合することができる。コアワイヤ20の各部は、異なる構成材料を使用することと、テーパー形状にすることとを組み合わせて形成されてもよい。
本出願は、2017年3月29日に出願された日本国特許出願第2017−066368号に基づいており、その開示内容は、参照により全体として引用されている。
10 ガイドワイヤ、
20 コアワイヤ、
30 本体部、
31 第1テーパー部、
32 第2テーパー部(第(n−1)テーパー部)、
33 第3テーパー部(第nテーパー部)、
34 先端コア部、
35 剛性変化部、
36 境界部、
40 マーカ部、
50 被覆層、
60 カテーテル、
90 肝臓、
200 測定試験装置、
201 固定治具、
202 押し下げ治具、
203 支持脚、
204 溝部、
d0 本体部の直径、
d1 第1テーパー部の直径、
d11 第1テーパー部における先端側の直径、
d12 第1テーパー部における基端側の直径、
d2 第2テーパー部の直径、
d21 第2テーパー部における先端側の直径、
d22 第2テーパー部における基端側の直径、
d3 第3テーパー部の直径、
d31 第3テーパー部における先端側の直径、
d32 第3テーパー部における基端側の直径、
d12−d11 第1テーパー部における直径の変化、
d22−d21 第2テーパー部における直径の変化、
d32−d31 第3テーパー部における直径の変化、
(d12−d11)/L1 第1テーパー部における直径の変化の勾配、
(d22−d21)/L2 第2テーパー部における直径の変化の勾配、
(d32−d31)/L3 第3テーパー部における直径の変化の勾配、
f0 本体部の曲げ荷重値、
f1 第1テーパー部の曲げ荷重値、
f11 第1テーパー部における先端側の曲げ荷重値、
f12 第1テーパー部における基端側の曲げ荷重値、
f2 第2テーパー部の曲げ荷重値、
f21 第2テーパー部における先端側の曲げ荷重値、
f22 第2テーパー部における基端側の曲げ荷重値、
f3 第3テーパー部の曲げ荷重値、
f31 第3テーパー部における先端近傍曲げ荷重値(第3テーパー部における先端の位置の曲げ荷重値)、
f32 第3テーパー部における基端側の曲げ荷重値、
f12−f11 第1テーパー部における曲げ荷重値の変化、
f22−f21 第2テーパー部における曲げ荷重値の変化、
(f12−f11)/L1 第1テーパー部における曲げ荷重値の変化の勾配、
(f22−f21)/L2 第2テーパー部における曲げ荷重値の変化の勾配、
L 剛性変化部の軸方向長さ(L1+L2+L3)、
L1 第1テーパー部の軸方向長さ、
L2 第2テーパー部の軸方向長さ、
L3 第3テーパー部の軸方向長さ、
L4 先端コア部の軸方向長さ。

Claims (15)

  1. 可撓性のコアワイヤを有するガイドワイヤであって、
    前記コアワイヤは、
    最先端を含み前記コアワイヤの全長のうち最も柔軟な先端コア部と、
    前記先端コア部よりも基端側を構成し、軸方向に沿って一定の直径(d0)を有する本体部と、
    前記本体部の先端から前記先端コア部の基端までの部分を構成し、前記本体部から前記先端コア部に向かって剛性が漸減する剛性変化部とを有し、
    前記剛性変化部は、
    前記本体部の先端に連続し、前記本体部から前記先端コア部に向かって漸減する直径(d1)を有する第1テーパー部と、
    前記第1テーパー部の先端に連続し、前記第1テーパー部から前記先端コア部に向かって漸減する直径(d2)を有する第2テーパー部と、
    前記先端コア部の基端に連続し、基端側に連続している第(n−1)テーパー部から前記先端コア部に向かって漸減する直径(dn)を有する第nテーパー部と(ただし、n≧3)、を少なくとも含み、
    前記第1テーパー部と前記第2テーパー部との間の境界部は、前記先端コア部の最先端から300〜400mmの範囲に位置し、
    前記第1テーパー部における直径(d1)の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、前記第2テーパー部における直径(d2)の変化の勾配((d22−d21)/L2)よりも大きい、ガイドワイヤ。
  2. 前記剛性変化部の範囲が前記先端コア部の最先端から300mmまでであるときの前記本体部の先端直径(d0)と前記先端コア部の基端直径(d4)とによって定まる直径の変化の勾配Δ0(=(d0−d4)/(300−前記先端コア部の軸方向長さ))に対して、前記第nテーパー部における直径(dn)の変化の勾配Δn(=(dn2−dn1)/Ln)は、
    0.27≦Δn/Δ0≦1.80
    である、請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記第1テーパー部における先端側の直径(d11)は、前記本体部の直径(d0)の45〜75%である、請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記第1テーパー部における直径(d1)の変化の勾配((d12−d11)/L1)は、前記第2テーパー部における直径(d2)の変化の勾配((d22−d21)/L2)の3.4〜21.7倍である、請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  5. 前記第1テーパー部および前記第2テーパー部における直径の変化(d12−d21)は、前記第nテーパー部における直径の変化(dn2−dn1)の1.4〜7.1倍である、請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  6. 前記コアワイヤを25.4mmの間隔の2点において支持し、支持された中央部分を5mm/minの速度で移動する押し下げ治具によって垂直に2mm押し下げた時点の荷重を測定する曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、
    前記第1テーパー部における先端側の曲げ荷重値(f11)は、前記本体部の曲げ荷重値(f0)の13〜36%である、請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  7. 前記コアワイヤを25.4mmの間隔の2点において支持し、支持された中央部分を5mm/minの速度で移動する押し下げ治具によって垂直に2mm押し下げた時点の荷重を測定する曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、
    前記第1テーパー部における曲げ荷重値(f1)の変化の勾配((f12−f11)/L1)は、前記第2テーパー部における曲げ荷重値(f2)の変化の勾配((f22−f21)/L2)の5.3〜17.8倍である、請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  8. 前記コアワイヤを25.4mmの間隔の2点において支持し、支持された中央部分を5mm/minの速度で移動する押し下げ治具によって垂直に2mm押し下げた時点の荷重を測定する曲げ荷重値測定によって得られた曲げ荷重値に関して、
    前記第2テーパー部における先端側の曲げ荷重値(f21)は、前記第nテーパー部における先端から20mmの位置の曲げ荷重値(f31)の2.0〜22.3倍であり、
    前記第1テーパー部における基端側の曲げ荷重値(f12)は、前記第nテーパー部における先端から20mmの位置の曲げ荷重値(f31)の187〜239倍である、請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  9. 前記コアワイヤは、単一の素材から形成される、請求項1〜8のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  10. 前記第1テーパー部のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  11. 前記第2テーパー部のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  12. 前記第nテーパー部のテーパー角度は、軸方向に沿って一定である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  13. 前記コアワイヤは肝動脈化学塞栓術に用いる長さを有し、
    前記剛性変化部の軸方向長さは、360〜430mmである、請求項1〜12のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  14. 前記第1テーパー部の軸方向長さは、80〜230mmである、請求項13に記載のガイドワイヤ。
  15. 前記第2テーパー部の軸方向長さは、160〜280mmである、請求項13または請求項14に記載のガイドワイヤ。
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