JP6915171B2 - Memsガスセンサ実装体 - Google Patents

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Description

本発明は、MEMSガスセンサ実装体に関する。
MEMSガスセンサチップを実装基板に実装する形態として、たとえば、特許文献1に開示されるような形態がある(図7参照)。このMEMSガスセンサチップ実装体100は、開口部320が設けられた実装基板300に、MEMSガスセンサチップ200が実装され、キャップ400で四方を覆った形態である(図7(b)参照)。MEMSガスセンサチップ200は、貫通孔211を有するベース210と、貫通孔を覆うように形成された絶縁膜220と、絶縁膜上であって貫通孔の上方に位置する感ガス材230と、絶縁膜上であって貫通孔の上方を除く領域に位置し感ガス材に接続された複数のパッド240とを備えている(図7(a)参照)。実装基板の開口部320に感ガス材230が位置するように、パッド240と実装基板に設けられた接続端子310とが電気的に接続されている。このようなMEMSガスセンサ実装体は、キャップで覆われているため、感ガス材にゴミや油分が付着することを防ぐことができる。
特開2009−216543号公報
しかし、従来のようなMEMSガスセンサ実装体は、ベースの貫通孔を覆うようにして絶縁膜が形成されているため、感ガス材が設けられた領域の絶縁膜は非常に厚みが小さい。絶縁膜の破損などを防止するためにキャップは必須であり、したがって、MEMSガスセンサ実装体の薄型化に限界があるという問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、MEMSガスセンサチップを保護するキャップなどが不要で、容易に薄型化ができるMEMSガスセンサ実装体を提供することを目的とする。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。
本発明のMEMSガスセンサ実装体は、
キャビティを有するベースと、キャビティを覆うように設けられキャビティにつながる開口部を有する絶縁膜と、キャビティの上方に位置する感ガス部と、絶縁膜の上であってキャビティの上方を除く領域に位置し感ガス部に接続された複数のパッドとを備えたMEMSガスセンサチップと、
複数の接続端子と複数の微細孔とを有する実装基板とを含み、
微細孔が形成された領域に感ガス部が位置するように、パッドと接続端子とが電気的に接続されているものである。
実装基板の微細孔が形成された領域の厚みは、微細孔が形成された領域以外の厚みよりも小さくてもよい。
本発明のMEMSガスセンサ実装体は、
キャビティを有するベースと、キャビティを覆うように設けられキャビティにつながる開口部を有する絶縁膜と、キャビティの上方に位置する感ガス部と、絶縁膜の上であってキャビティの上方を除く領域に位置し感ガス部に接続された複数のパッドとを備えたMEMSガスセンサチップと、
貫通孔を有するベースフィルムと、ベースフィルム上に設けられた複数の接続端子と、貫通孔を覆うようにベースフィルム上に設けられ接続端子から絶縁された金属メッシュ部とを備えたフレキシブルプリント配線板とを含み、
金属メッシュ部が形成された領域に感ガス部が位置するように、パッドと接続端子とが電気的に接続されているものである。
本発明のMEMSガスセンサ実装体は、
キャビティを有するベースと、キャビティを覆うように設けられキャビティにつながる開口部を有する絶縁膜と、キャビティの上方に位置する感ガス部と、絶縁膜の上であってキャビティの上方を除く領域に位置し感ガス部に接続された複数のパッドとを備えたMEMSガスセンサチップと、
複数の接続端子と少なくとも1つの溝とを有する実装基板とを含み、
キャビティと溝とが平面視で重なるように、パッドと接続端子とが電気的に接続されているものである。
実装基板は感ガス部が位置する領域にさらに凹部を有し、凹部は溝とつながっているものであってもよい。
パッドと接続端子との接続部分の周囲は樹脂で封止されていてもよい。
本発明のMEMSガスセンサ実装体は、
キャビティを有するベースと、キャビティを覆うようにベースの上に設けられた、キャビティにつながる開口部を有する絶縁膜と、絶縁膜のキャビティの上方の領域の上に設けられた感ガス部と、絶縁膜のキャビティの上方を除く領域の上に設けられた、感ガス部に接続された複数のパッドとを有するMEMSガスセンサチップと、
ガス導入路と、複数の接続端子とを有するプリント基板とを備え、
キャビティとガス導入路とが平面視で重なり、複数のパッドと複数の接続端子とが電気的に接続されるように、MEMSガスセンサチップがプリント基板に実装されたものである。
プリント基板は、複数の接続端子から絶縁され、プリント基板の上に設けられた複数の金属線で構成された金属メッシュ部をさらに備え、複数の金属線が複数の微細孔を部分的に覆うものであってもよい。
本発明のMEMSガスセンサ実装体は、MEMSガスセンサチップを保護するキャップなどが不要であり、容易に薄型化ができる。
(a)MEMSガスセンサチップの一例を示す模式的な断面図である。(b)MEMSガスセンサ実装体の一例を示す模式的な断面図である。 (a)MEMSガスセンサチップの別の例を示す模式的な断面図である。(b)から(d)は、MEMSガスセンサチップのキャビティの形状の一例を示す模式的な平面図である。 MEMSガスセンサチップの一例を示す模式的な平面図である。 実装基板の微細孔形成領域が呈する形状の一例を示す模式的な平面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 従来のMEMSガスセンサ実装体を示す模式的な断面図である。 (a)MEMSガスセンサチップの一例を示す模式的な断面図である(図3のA−A断面)。(b)MEMSガスセンサ実装体の一例を示す模式的な断面図である。 フレキシブルプリント配線板の一例を示す模式的な平面図である。 フレキシブルプリント配線板に形成された貫通孔の形状の一例を示す模式的な平面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な断面図である。 (a)MEMSガスセンサチップの一例を示す模式的な断面図である(図3のA−A断面)。(b)MEMSガスセンサ実装体の一例を示す模式的な断面図である(図18(a)のA−A断面図)。 (a)MEMSガスセンサ実装体の一例を示す模式的な平面図である。(b)(a)のB−B断面図である。 実装基板に形成された溝の形状の一例を示す模式的な平面図である。 実装基板に形成された溝の形状の別の例を示す模式的な平面図である。 実装基板に形成された溝の形状の別の例を示す模式的な平面図である。 実装基板に形成された溝の形状の別の例を示す模式的な断面図である。 (a)MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な平面図である。(b)(a)のA−A断面図である。 実装基板に形成された溝と凹部の別の例を示す模式的な断面図である。 (a)MEMSガスセンサ実装体の別の例を示す模式的な平面図である。(b)(a)のA−A断面図である。 (a)MEMSガスセンサ実装体の一例を示す模式的な断面図である(図26(b)のA−A断面図)。(b)プリント基板の一例を示す模式的な平面図である。
以下、本発明のMEMSガスセンサ実装体について、図面を参照しながら実施形態の一例を説明する。
本発明のMEMSガスセンサ実装体1は、キャビティ21aを有するベース21と、キャビティを覆うように設けられキャビティにつながる開口部22aを有する絶縁膜22と、キャビティの上方に位置する感ガス部23と、絶縁膜の上であってキャビティの上方を除く領域2bに位置し感ガス部に接続された複数のパッド24とを備えたMEMSガスセンサチップ2と、複数の接続端子31と複数の微細孔32とを有する実装基板3とを含み、微細孔が形成された領域3aに感ガス部が位置するように、パッド24と接続端子31とが電気的に接続されているものである(図1参照)。
MEMSガスセンサチップ2は、キャビティ21aを有するベース21と、キャビティを覆うように設けられキャビティにつながる開口部22aを有する絶縁膜22と、キャビティの上方に位置する感ガス部23と、絶縁膜の上であってキャビティの上方を除く領域2bに位置し感ガス部に接続された複数のパッド24とを備えている(図1(a)参照)。
ベース21は絶縁体であり、材料としてはたとえば、シリコン、サファイアガラス、石英ガラス、セラミックウェハ、炭化ケイ素(SiC)などを用いることができる。ベース21の厚みは、たとえば、100〜800μmとすることができる。ベース21はキャビティ21aを有している。キャビティ21aは、ベースの一方の面から他方の面に向かうに従って横断面積が小さくなる四角錐形状である。ただし、キャビティ21aの形状は、垂直穴でもよいし(図2(a)参照)、平面形状は正方形、長方形、丸であってもよい(図2(b)〜(d)参照)。
絶縁膜22は、ベース21のキャビティ21aを覆うように形成する。したがって、キャビティ上方の領域2aの絶縁膜は薄膜状となる。また、絶縁膜はキャビティ21aにつながる開口部22aを有している。開口部22aは、たとえば、平面視で図3のような形状をしており、キャビティ上方の領域2aに形成した絶縁膜に設ける。絶縁膜の厚みは、たとえば、0.1〜10μmとすることができる。絶縁膜22の材料としては、たとえば、SiO、Si、SiN、SiC、TiN、Ta、Al、MgO、ポリイミド、エポキシ系樹脂、これらを組み合わせた多層膜などを用いることができる。
感ガス部23は、キャビティ上方の領域2aに位置する。感ガス部23は、キャビティ上方の領域2aに形成された絶縁膜22と、絶縁膜22の内部に積層された検出用電極部およびヒータ部(図示せず)と、検出用電極部を覆う感ガス材23aとを有する。検出用電極部は、感ガス材23aに検出対象のガスが付着したときに、MEMSガスセンサチップ2内の抵抗値変化を検出する機能を有する。ヒータ部は、感ガス材23aを加熱して、検出対象のガスと感ガス材23aの反応を促進させ、反応後は吸着したガスおよび水分を速やかに発散させる機能を有する。感ガス材23aは、検出対象のガスに感応(反応)する性質を有する。具体的には、感ガス材23aは、検出対象のガスの濃度変化に応じて、抵抗値が変化する。感ガス材23aの厚みは、たとえば、0.1〜100μmとすることができる。感ガス材23aの材料としては、たとえば、SnO、WO、ZnO、NiO、CuO、FeO、Inなどを用いることができる。感ガス材23aの形成方法は、たとえば、スクリーン印刷、ディスペンサやインクジェットによる塗布、スパッタリングなどを用いることができる。
パッド24は、絶縁膜22上であってキャビティの上方を除く領域2bに位置する。パッド24は、図3に示すように、たとえば4つ形成する。4つのパッドのうち2つは電極配線パターン25に接続され、残りの2つはヒータ配線パターン26に接続されている。電極配線パターン25は感ガス部23の検出用電極部に接続し、ヒータ配線パターン26は感ガス部23のヒータ部に接続する。
実装基板3は、複数の接続端子31と複数の微細孔32とを有する(図1(b)参照)。実装基板3としては、たとえば、プリント基板を用いることができる。プリント基板の種類としては、たとえば、紙フェノール基板、エポキシ基板、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板、ガラスポリイミド基板、フッ素基板、ガラスPPO基板、金属基板、セラミック基板などを用いることができる。接続端子31は、MEMSガスセンサチップ2を実装するときに、パッド24と電気的に接続する必要があるため、少なくともパッドと同じ数である。複数の微細孔32は、たとえば、ドリルで形成することができる。微細孔32の直径は、たとえば、200μm以下とすることができる。微細孔形成領域3aの大きさは、平面視でキャビティ21aの大きさと同じ、またはそれより大きいもしくは小さいものであってもよい。複数の微細孔32が呈する形状は、たとえば、丸、多角形、十字形などとすることができる(図4(a)〜(d)参照)。また、図4(e)のように、たとえば丸形状の微細孔形成領域3aの中に、丸形状に配列された微細孔32が形成されてもよい。また、図4(f)のように、微細孔形成領域3aの中央には微細孔32が形成されなくてもよい。この場合、微細孔が形成されない領域には、MEMSガスセンサチップ2の感ガス部23が対応する。
MEMSガスセンサチップ2を実装基板3に実装するときは、実装基板3の微細孔32が形成された領域3aに、MEMSガスセンサチップ2の感ガス部23が位置するように配置する(図1(b)参照)。そして、パッド24と接続端子31とを電気的に接続する。接続方法としては、公知の方法を用いることができる。たとえば、金バンプを用いた圧接法および超音波接合法、金バンプと異方性導電接着剤を用いた異方性接着法、半田バンプを用いた半田バンプ接合法などがある。
従来のMEMSガスセンサ実装体100において、MEMSガスセンサチップ200の感ガス材230が設けられた絶縁膜220の上方には、ベース210の貫通孔211が位置する(図7(b)参照)。つまり、絶縁膜220は露出している。薄膜状の絶縁膜220を保護するためにキャップ400が必須であり、そのためMEMSガスセンサ実装体100の厚みが大きくなってしまう。一方、本発明のMEMSガスセンサ実装体1は、従来の実装体と同様にいわゆるフリップチップ実装法によって、MEMSガスセンサチップ2を実装基板3に実装している。実装されたMEMSガスセンサチップ2は、感ガス材23aが設けられた薄膜状の絶縁膜22の上方に、ベース21が位置する(図1(b)参照)。薄膜状の絶縁膜22は、その上方に位置するベース21によって保護されるため、従来のようなキャップは不要となる。したがって、MEMSガスセンサ実装体1を容易に薄型化することができる。また、実装基板3に形成された複数の微細孔32によって、ゴミや油分などが感ガス材23aに付着することを防止できる。
上記の実施形態では、実装基板3の厚みは一定であったが、これに限定されない。具体的には、実装基板3の微細孔32が形成された領域3aの厚みは、微細孔形成領域3a以外の厚みよりも小さいものであってもよい(図5参照)。微細孔形成領域3aの厚みを小さくする方法としては、たとえば、エンドミルを用いたザグリ加工などを用いることができる。このような形態では、感ガス部23の周囲の空間が広がるため、検出対象のガスがより通りやすくなる。つまり、検出感度を上げることができる。
また、MEMSガスセンサチップ2のパッド24と実装基板3の接続端子31との接続部分の周囲は、樹脂4で封止されていてもよい(図6参照)。樹脂4としては、液状硬化性樹脂が好ましい。樹脂4は、MEMSガスセンサチップ2の外周部と実装基板3上とに密着している。このような形態では、MEMSガスセンサチップ2を、実装基板3により強固に固定することができる。
本発明のMEMSガスセンサ実装体1は、キャビティ21aを有するベース21と、キャビティを覆うように設けられキャビティにつながる開口部22aを有する絶縁膜22と、キャビティの上方に位置する感ガス部23と、絶縁膜の上であってキャビティの上方を除く領域2bに位置し感ガス部に接続された複数のパッド24とを備えたMEMSガスセンサチップ2と、貫通孔51aを有するベースフィルム51と、ベースフィルム上に設けられた複数の接続端子52と、貫通孔を覆うようにベースフィルム上に設けられ接続端子から絶縁された金属メッシュ部53とを備えたフレキシブルプリント配線板5とを含み、金属メッシュ部が形成された領域5aに感ガス部23が位置するように、パッド24と接続端子52とが電気的に接続されているものである(図8参照)。
フレキシブルプリント配線板5は、ベースフィルム51と、複数の接続端子52と、金属メッシュ部53とを備える(図8(b)、図9参照)。ベースフィルム51の材料は、たとえば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、液晶ポリマー(LCP)、シクロオレフィンポリマー(COP)、エポキシ樹脂、テフロン(登録商標)などを用いることができる。ベースフィルム51は貫通孔51aを有している。貫通孔51aの形成は、たとえばフォトリソグラフィ、レーザなどによる除去、ドライエッチング、ウェットエッチングなどの方法を用いることができる。特に、ベースフィルム51に感光性ポリイミド樹脂を用い、フォトリソグラフィ法によって貫通孔51aを形成する方法が好ましい。多数の穴を一度に、高精度で形成することが可能なためである。ベースフィルム51の厚みは、たとえば、5〜500μmとすることができる。貫通孔51aは1つでもよいし、複数あってもよい。貫通孔51aが1つの場合、貫通孔の平面視における形状は、たとえば、丸、多角形、十字形などとすることができる(図10参照)。貫通孔51aの大きさは、平面視でキャビティ21aの大きさと同じ、またはそれより大きいもしくは小さいものであってもよい。
金属メッシュ部53は、貫通孔51aを覆うようにベースフィルム51上に設けられている(図9参照)。したがって、平面視において、金属メッシュ形成領域5aは貫通孔51aよりも大きい。また、金属メッシュ部53は接続端子52から電気的に絶縁されている(図9参照)。金属メッシュ部53の材料としては、たとえば、銅、金、アルミニウム、白金、パラジウム、ニッケル、チタン、ステンレス鋼(SUS)などを用いることができる。金属メッシュ部53の形成は、たとえば、エッチング、フォトリソグラフィおよびめっき、リフトオフ、金属ペースト印刷などの方法を用いることができる。金属メッシュ部53の線の太さw(図9参照)は、たとえば、5〜100μmとすることができる。金属メッシュ部53の線どうしの間隔s(図9参照)は、たとえば、5〜100μmとすることができる。金属メッシュ部53の厚みは、たとえば、0.5〜50μmとすることができる。なお、金属メッシュ部53の形成とベースフィルム51への貫通孔51aの形成は、どちらを先に行ってもよい。
接続端子52の材料としては、金属メッシュ部53の材料と同じものを用いると、接続端子52と金属メッシュ部53とを同時に形成できるため、好ましい。なお、金属メッシュ部53と異なる材料であってもよい。
MEMSガスセンサチップ2をフレキシブルプリント配線板5に実装するときは、フレキシブルプリント配線板5の金属メッシュ形成領域5aに、MEMSガスセンサチップ2の感ガス部23が位置するように配置する(図8(b)参照)。そして、パッド24と接続端子52とを電気的に接続する。
本発明のMEMSガスセンサ実装体1は、フレキシブルプリント配線板5に形成された金属メッシュ部53によって、ゴミや油分などが感ガス材23aに付着することを防止できる。
上記の実施形態では、フレキシブルプリント配線板5のベースフィルム51は1層であったが、2層であってもよい。たとえば、図11では、2枚のベースフィルム51,51が貼り合わせられ、2枚のベースフィルム51,51を貫通する貫通孔51aが、1つ形成されている。上側のベースフィルム51に接続端子52が形成され、下側のベースフィルム51に金属メッシュ部53が形成されている。図11のような形態では、金属メッシュ部53の位置は、図8(b)の形態における金属メッシュ部53の位置よりも下方になる。
また、金属メッシュ部53の位置は、図10の位置よりもさらに下方であってもよい(図12参照)。この場合、上側のベースフィルム51に接続端子52を形成し、下側のベースフィルム51に金属メッシュ部53を形成する。ベースフィルム51が1層の場合も、たとえば図14のように、ベースフィルム51のMEMSガスセンサチップ2を実装する面と反対の面に、金属メッシュ部53を形成してもよい。
ベースフィルムを2枚貼り合わせた形態(図11、図12)において、金属メッシュ部53の片面に、貫通孔51aを塞がないようにしてベースフィルム51があってもよい(図13、図14参照)。図13では、金属メッシュ部53の上に、貫通孔51aを塞がないようにして上側のベースフィルム51がある。下側のベースフィルム51は、貫通孔51aの形状に除去されている。つまり、上側のベースフィルム51は、貫通孔51aが形成されている領域において、金属メッシュ部53と同形状に形成されている。図14では、金属メッシュ部53の上に貫通孔51aを塞がないようにして下側のベースフィルム51がある。上側のベースフィルム51は、貫通孔51aの形状に除去されている。つまり、下側のベースフィルム51は、貫通孔51aが形成されている領域において、金属メッシュ部53と同形状に形成されている。このような形態では、金属メッシュ部53の強度を、その片面にあるベースフィルム51によって向上することができる。なお、図13では上側のベースフィルム51が金属メッシュ部53と同形状に形成されているが、これに代えて、下側のベースフィルム51が金属メッシュ部53と同形状に形成されていてもよい。
図11〜図15のような形態では、感ガス部23の周囲の空間が広がるため、検出対象のガスがより通りやすくなる。つまり、検出感度を上げることができる。
MEMSガスセンサチップ2のパッド24とフレキシブルプリント配線板5の接続端子52との接続部分の周囲は、樹脂4で封止されていてもよい(図16参照)。このような形態では、MEMSガスセンサチップ2を、フレキシブルプリント配線板5により強固に固定することができる。
本発明のMEMSガスセンサ実装体1は、キャビティ21aを有するベース21と、キャビティを覆うように設けられキャビティにつながる開口部22aを有する絶縁膜22と、キャビティの上方に位置する感ガス部23と、絶縁膜の上であってキャビティの上方を除く領域2bに位置し感ガス部に接続された複数のパッド24とを備えたMEMSガスセンサチップ2と、複数の接続端子31と少なくとも1つの溝62とを有する実装基板3とを含み、キャビティ21aと溝62とが平面視で重なるように、パッド24と接続端子31とが電気的に接続されているものである(図17参照)。
実装基板3は、複数の接続端子31と少なくとも1つの溝62とを有する(図17(b)、図18参照)。実装基板3としては、たとえば、プリント基板を用いることができる。プリント基板の種類としては、たとえば、紙フェノール基板、エポキシ基板、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板、ガラスポリイミド基板、フッ素基板、ガラスPPO基板、金属基板、セラミック基板などを用いることができる。溝62は、たとえば、エンドミルを用いて形成することができる。溝62は1つでもよいし、複数あってもよい。溝が1つの場合、溝の平面視における形状は、たとえば、直線形状(図19(a)〜(c)参照)、L字形状(図19(d)参照)、曲線形状(図19(e)参照)、波形状(図19(f)参照)などとすることができる。溝が複数の場合、溝の平面視における配置は、たとえば、直線形状の複数の溝が平行に配置された形態(図20(a)参照)、直線形状の2つ以上の溝が、たとえば感ガス部が位置する領域6aを中心にして配置された形態(図20(b)〜(e))などとすることができる。なお、図19(a)から(f)では、溝62の両端がMEMSガスセンサチップ2の外周からはみ出しているが、少なくとも溝の一端がはみ出している形態としてもよいし、両端がはみ出していない形態としてもよい。図20(a)では、すべての溝の両端がMEMSガスセンサチップ2の外周からはみ出しているが、少なくとも1つの溝の両端または一端がはみ出している形態としてもよい。また、図20(b)から(e)ではすべての溝の一端がMEMSガスセンサチップ2の外周からはみ出しているが、少なくとも1つの溝の一端がはみ出している形態としてもよい。
溝の幅は、任意の長さにすることができ、たとえば10〜500μmとすることができる。溝が1つの場合、その幅は溝の全長にわたって同じであってもよいし(図19参照)、異なっていてもよい(図21参照)。溝が複数の場合、すべての溝は全長にわたって同じ幅であってもよいし、異なっていてもよい。また、全長にわたって幅が太い溝と、全長にわたって細い溝とが混在していてもよい。また、全長にわたって同じ幅の溝と、全長にわたって異なる幅の溝とが混在していてもよい。溝の深さは、任意の長さにすることができ、たとえば5〜200μmとすることができる。溝が1つの場合、その深さは溝の全長にわたって同じであってもよいし、異なっていてもよい(図22参照)。図22(a)〜(c)のように、テーパが付いているものであってもよい。図22(d)のように、溝の底に凹凸があってもよい。図22(e)のように、階段状に深さが異なるものであってもよい。また、溝が複数の場合、すべての溝は全長にわたって同じ深さであってもよいし、異なっていてもよい。また、全長にわたって深さが大きい溝と、全長にわたって深さが小さい溝とが混在していてもよい。また、全長にわたって同じ深さの溝と、全長にわたって異なる深さの溝とが混在していてもよい。
MEMSガスセンサチップ2を実装基板3に実装するときは、キャビティ21aと溝62とが平面視で重なるように、MEMSガスセンサチップ2を配置する(図18(a)参照)。言い換えると、図18(a)のような平面図で見たときに、キャビティ上方の領域2a内に溝62の一部が含まれるように、MEMSガスセンサチップ2を実装基板3に配置する。なお、MEMSガスセンサチップ2を実装基板3に配置したとき、感ガス材23aは溝62の上方に位置してもよいし(図19参照)、感ガス材23aは溝62の上方に位置しなくてもよい(図20参照)。そして、パッド24と接続端子31とを電気的に接続する。
本発明のMEMSガスセンサ実装体1は、MEMSガスセンサチップ2と実装基板3との隙間が小さい場合であっても、溝62があることによって、検出対象のガスが感ガス部23へ導入されやすくなる。
上記の実施形態では、実装基板3は複数の接続端子31と少なくとも1つの溝62とを有していたが、感ガス部23が位置する領域6aにさらに、溝62とつながっている凹部63を有するものであってもよい(図23参照)。図23(a)は、MEMSガスセンサ実装体1の模式的な平面図である。便宜上、MEMSガスセンサチップ2は破線で示している。図23(b)は、図23(a)のA−A断面図である。凹部63は、MEMSガスセンサチップ2の感ガス部23が位置する領域6aに形成されている。つまり、感ガス部23を凹部63に向かい合わせるようにして、MEMSガスセンサチップ2を実装する。凹部63の大きさは感ガス部23と同じでもよいし、図23のように異なっていてもよい。凹部63は溝62とつながっているため、MEMSガスセンサチップ2の外周から溝62を通って感ガス部23の下方にある凹部63へと、より効率的に検出対象のガスを導入することができる。凹部63の平面視における形状は、たとえば、図23(a)のような楕円形状、円形状、多角形状などとすることができる。凹部63と溝62の深さは同じであってもよいし(図24(a)(b)参照)、異なっていてもよい(図23(b)、図24(c)〜(e)参照)。このような形態のMEMSガスセンサ実装体1では、凹部63によって感ガス部23の下方の空間が広がるため、より多くの検出対象ガスを感ガス部23の近くに導入することができる。
なお、図23(a)では、すべての溝の一端がMEMSガスセンサチップ2の外周からはみ出しているが、少なくとも1つの溝の一端がはみ出している形態としてもよい。
MEMSガスセンサチップ2のパッド24と実装基板3の接続端子31との接続部分の周囲は、樹脂4で封止されていてもよい(図25参照)。ただし、図25(a)のように、溝62は樹脂4で塞がないようにする。なお、すべての溝の一端がMEMSガスセンサチップ2の外周からはみ出さない形態の場合も、図25(a)のようにして樹脂4で封止する。このような形態では、溝62を通じて、検出対象のガスを凹部63へと導入することができる。
本発明のMEMSガスセンサ実装体1は、キャビティ21aを有するベース21と、キャビティ21aを覆うようにベース21の上に設けられた、キャビティ21aにつながる開口部22aを有する絶縁膜22と、絶縁膜22のキャビティの上方の領域2aの上に設けられた感ガス部23aと、絶縁膜22のキャビティの上方を除く領域2bの上に設けられた、感ガス部23aに接続された複数のパッド24とを有するMEMSガスセンサチップ2と、ガス導入路と、複数の接続端子31とを有するプリント基板とを備え、キャビティ21aとガス導入路とが平面視で重なり、複数のパッド24と複数の接続端子31とが電気的に接続されるように、MEMSガスセンサチップがプリント基板に実装されたものである。
プリント基板は、実装基板3およびフレキシブルプリント配線板5を含む。1つの実施形態において、ガス導入路は、プリント基板3に形成された、貫通する複数の微細孔32である(たとえば、図1(b)参照)。別の実施形態においては、ガス導入路は、貫通孔51aを有するベースフィルム51の、貫通孔が形成された領域にある金属メッシュ部53の開口53aである(たとえば、図8(b)参照)。また別の実施形態においては、ガス導入路は、プリント基板3に形成され、少なくとも一方の端部がベース21の外周からはみ出した、少なくとも1つの溝62である(たとえば、図18(a)参照)。
図26を参照して、プリント基板3は、複数の接続端子31から絶縁され、プリント基板3の上に設けられた複数の金属線で構成された金属メッシュ部53をさらに備え、複数の金属線が複数の微細孔32を部分的に覆うものであってもよい。図26(a)は、図26(b)のA−A断面図である。ただし、図26(b)では、見やすいようにMEMSガスセンサチップ2を省略している。図26(b)を参照して、プリント基板3に形成された複数の微細孔32は、Y方向に沿って延び、X方向に並んだ複数の金属線のみで部分的に覆われている。
金属線で部分的に覆われている微細孔32では、金属線で覆われない場合と比べて微細孔32の大きさが小さくなるため、ガスが通りにくくなっている。このことにより、ガス選択性を向上させることができる。したがって、たとえば、皮膚ガスに含まれるアセトンを検知したい場合、微細孔が部分的に覆われていても、アセトンは揮発性が高く拡散しやすいため、皮膚ガスに含まれる雑ガスよりも比較的速く、感ガス部へ到達する。
なお、図26では、プリント基板3のMEMSガスセンサチップ2が実装された面と同じ面に金属メッシュ部53を備えているが、MEMSガスセンサチップ2の実装面と反対の面に備えていてもよい。また、複数の微細孔32は、X方向に沿って延び、Y方向に並んだ複数の金属線のみで部分的に覆われていてもよい。複数の微細孔32は、X方向に沿って延びY方向に並んだ金属線と、Y方向に沿って延びX方向に並んだ金属線とで、部分的に覆われていてもよい。また、複数の微細孔32のうちの一部が、部分的に覆われる形態であってもよい。言い換えると、複数の微細孔32のうち一部の微細孔が、金属線でまったく覆われていなくてもよいし、金属線で完全に覆われていてもよい。
1 :MEMSガスセンサ実装体
2 :MEMSガスセンサチップ
2a :キャビティ上方の領域
2b :キャビティの上方を除く領域
21 :ベース
21a:キャビティ
22 :絶縁膜
22a:開口部
23 :感ガス部
23a:感ガス材
24 :パッド
25 :電極配線パターン
26 :ヒータ配線パターン
3 :実装基板
3a :微細孔形成領域
31 :接続端子
32 :微細孔
33 :凹部
4 :樹脂
5 :フレキシブルプリント配線板
5a :金属メッシュ形成領域
51 :ベースフィルム
51a:貫通孔
53 :金属メッシュ部
53a:開口
6a :感ガス部が位置する領域
62 :溝
100:MEMSガスセンサ実装体
200:MEMSガスセンサチップ
210:ベース
211:貫通孔
220:絶縁膜
230:感ガス材
240:パッド
300:実装基板
310:接続端子
320:開口部
400:キャップ

Claims (6)

  1. キャビティを有するベースと、前記キャビティを覆うように前記ベースの上に設けられた、前記キャビティにつながる開口部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の前記キャビティの上方の領域の上に設けられた感ガス部と、前記絶縁膜の前記キャビティの上方を除く領域の上に設けられた、前記感ガス部に接続された複数のパッドとを有するMEMSガスセンサチップと、
    ガス導入路と、複数の接続端子とを有するプリント基板とを備え、
    前記キャビティと前記ガス導入路とが平面視で重なり、前記複数のパッドと前記複数の接続端子とが電気的に接続され、前記開口部を覆うように前記MEMSガスセンサチップが前記プリント基板に実装されており、
    前記ガス導入路は、前記プリント基板の前記感ガス部が位置する領域以外の領域に形成された、貫通する複数の微細孔である、MEMSガスセンサ実装体。
  2. 前記プリント基板は、前記複数の微細孔が形成された領域の厚みが、その領域以外の厚みよりも小さい、請求項1に記載のMEMSガスセンサ実装体。
  3. キャビティを有するベースと、前記キャビティを覆うように前記ベースの上に設けられた、前記キャビティにつながる開口部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の前記キャビティの上方の領域の上に設けられた感ガス部と、前記絶縁膜の前記キャビティの上方を除く領域の上に設けられた、前記感ガス部に接続された複数のパッドとを有するMEMSガスセンサチップと、
    ガス導入路と、複数の接続端子とを有するプリント基板とを備え、
    前記キャビティと前記ガス導入路とが平面視で重なり、前記複数のパッドと前記複数の接続端子とが電気的に接続され、前記開口部を覆うように前記MEMSガスセンサチップが前記プリント基板に実装されており、
    前記ガス導入路は、前記プリント基板の前記感ガス部が位置する領域以外の領域に形成された少なくとも1つの溝であり、前記溝は、少なくとも一方の端部が前記ベースの外周からはみ出した、MEMSガスセンサ実装体。
  4. 前記プリント基板は、前記感ガス部が位置する領域に凹部を含み、前記溝の他方の端部が前記凹部とつながっている、請求項3に記載のMEMSガスセンサ実装体。
  5. 前記プリント基板は、前記複数の接続端子から絶縁され、前記プリント基板の上に設けられた複数の金属線で構成された金属メッシュ部をさらに備え、前記複数の金属線が前記複数の微細孔を部分的に覆う、請求項1に記載のMEMSガスセンサ実装体。
  6. 前記複数のパッドと前記複数の接続端子との接続部分の周囲は樹脂で封止されている、請求項1から5のいずれかに記載のMEMSガスセンサ実装体。
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