JP6914445B2 - 圧縮機 - Google Patents
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- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
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- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る圧縮機の全体構成の概略縦断面図である。図1において太実線矢印は給油の流れを示している。太点線矢印は返油の流れを示している。
圧縮機は、圧縮機構3と、回転軸6と、電動機構110と、その他の構成部品とを有している。圧縮機はこれらの構成部品が、外郭を構成する容器100の内部に収容された構成を有している。容器100内において圧縮機構3が上部、電動機構110が下部に配置されている。圧縮機構3と電動機構110とは回転軸6を介して連結されており、電動機構110の発生する回転力が回転軸6を介して圧縮機構3に伝達され、その回転力によって圧縮機構3で冷媒が圧縮される。実施の形態1の圧縮機は、容器100内が圧縮機構3で圧縮される前の冷媒で満たされる、いわゆる低圧シェル型の圧縮機である。
給油ポンプ121Aは、ポンプボディ123の内側に回転自在に収容されたアウターロータ20と、アウターロータ20の内側に収容されたインナーロータ21とを有する。アウターロータ20とインナーロータ21との間には、流体室23が区画形成されている。インナーロータ21の中心軸は、アウターロータ20の中心軸に対して偏心している。また、インナーロータ21は、回転軸6に取り付けられており、回転軸6によって回転駆動される。アウターロータ20には、流体室23内に油を供給する給油口24と、流体室23内から油を排出する排油口25とが形成されている。
返油の流路としては、図4の太点線矢印で示すように返油流路62および返油パイプ18を通して油溜め部100aに返油する主流路80があるが、高速運転時には主流路80に加えてさらに、図4の細い点線矢印で示す流れで返油する副流路126がある。副流路126は、具体的にはポンプボディ123に形成された貫通孔で構成されており、貫通孔の上端が仕切板130に形成された流路孔130aに開口し、下端がポンプボディ123の下面に開口している。つまり、副流路126は主流路80から分岐して設けられている。
電動機構110の電動機固定子110aに通電が開始されると、電動機回転子110bとともに回転軸6が回転を開始する。回転軸6が回転を開始すると、偏心軸部6aに連結されている揺動スクロール2がオルダムリング13により自転を阻止されながら揺動運動を行う。
回転軸6が回転すると、ポンプ要素120の給油ポンプ121Aおよび返油ポンプ122Aが駆動する。給油ポンプ121Aの駆動により、油溜め部100a内の油が給油パイプ17を介して汲み上げられ、回転軸6の給油流路61を介して圧縮機構3および各軸受を含む摺動部に供給されて摺動部の潤滑を行う。
図6に示すように、(1)〜(3)のいずれの場合も、従来に比べて油持ち出し量を低減できる。また、図6から明らかなように、油持ち出し量は、圧縮機回転数の上昇に伴って増え続けるのではなく、(1)〜(3)のそれぞれで異なる、ある圧縮機回転数でピークとなる。
揺動台板、2b 揺動渦巻体、2d ボス部、3 圧縮機構、4 バランサ付スライダ、4a スライダ部、4b バランサ部、5 揺動軸受、6 回転軸、6a 偏心軸部、6b 主軸部、6c 副軸部、7 フレーム、7a 軸孔、8 サブフレーム、9 圧縮室、10 吐出ポート、11 吐出弁、12 弁押さえ、13 オルダムリング、14 スリーブ、15 主軸受、16 副軸受、17 給油パイプ、18 返油パイプ、20 アウターロータ、21 インナーロータ、23 流体室、24 給油口、25 排油口、61 給油流路、61a 縦穴、61b 横穴、62 返油流路、70 吸入空間、71
吐出空間、72 軸受動作空間、80 主流路、100 容器、100a 油溜め部、101 吸入管、102 吐出管、110 電動機構、110a 電動機固定子、110b 電動機回転子、120 ポンプ要素、121 給油側可動部、121A 給油ポンプ、122 返油側可動部、122A 返油ポンプ、123 ポンプボディ、124 ポンプカバー、124a 油流路、124b 給油リリーフ流路、125 給油リリーフ弁、126 副流路、127 返油弁、130 仕切板、130a 流路孔、131 上側スラストプレート、131a 流路孔、132 下側スラストプレート、132a 第1流路孔、132b 第2流路孔。
Claims (12)
- 冷媒を圧縮する圧縮機構と、
前記圧縮機構を含む摺動部に油を供給する給油流路と返油流路とが形成された回転軸と、
前記圧縮機構および前記回転軸を収容し、底部に油溜め部が形成された容器と、
前記回転軸の回転によって駆動し、前記油溜め部に溜まった油を前記回転軸の前記給油流路に供給する給油ポンプと、
前記給油ポンプから前記回転軸の前記給油流路に供給される油の一部をリリーフする給油リリーフ流路を開閉する弁であって、前記給油リリーフ流路内の油圧が設定圧以上となった場合に開弁する給油リリーフ弁と、
前記回転軸の回転によって駆動し、前記給油流路から流出した油を前記返油流路に引き込む返油ポンプと、
前記給油流路から流出した油を前記返油流路を通して前記油溜め部に戻す主流路から分岐して設けられた副流路を開閉する返油弁とを備え、
前記返油ポンプの駆動によって前記返油流路に引き込まれた油が、前記主流路を流れた後、前記油溜め部に戻るとともに、前記副流路内の油圧が設定圧以上となった場合には前記返油弁が開弁して前記主流路の油の一部が前記副流路を介して前記油溜め部に戻る圧縮機。 - 前記給油ポンプおよび前記返油ポンプが互いに隣接して前記回転軸の下端部に取り付けられている請求項1記載の圧縮機。
- 前記副流路と前記返油弁との組を複数組備えている請求項1または請求項2記載の圧縮機。
- 前記返油ポンプに上端が連通し、下端が前記油溜め部内に位置する返油パイプを備えた請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の圧縮機。
- 前記返油ポンプの容積が前記給油ポンプの容積の1倍〜3倍である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の圧縮機。
- 前記給油ポンプは容積型ポンプである請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の圧縮機。
- 前記容積型ポンプはトロコイドポンプである請求項6記載の圧縮機。
- 前記返油ポンプは容積型ポンプである請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の圧縮機。
- 前記容積型ポンプはトロコイドポンプである請求項8記載の圧縮機。
- 前記回転軸の偏心軸部に対して相対移動可能に嵌め合わされ、前記圧縮機構の揺動スクロールの揺動半径を自動的に調整するスライダ部と、前記スライダ部の側方に位置し、前記揺動スクロールの遠心力を打ち消すバランサ部とを有するバランサ付スライダを備えた請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の圧縮機。
- 前記圧縮機構を支持するフレームを備え、
前記フレームは、前記圧縮機構の揺動スクロールを支持する揺動軸受が動作する軸受動作空間を前記揺動スクロールとの間に形成しており、
前記フレームには、前記回転軸を通す軸孔以外に、前記給油流路から流出して前記軸受動作空間に流入した油を前記フレームの外部に排出する貫通孔が形成されていない請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の圧縮機。 - 前記容器内が前記圧縮機構で圧縮される前の冷媒で満たされる請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の圧縮機。
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Family Applications (1)
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