JPH1182350A - 圧縮機のオイルポンプ - Google Patents

圧縮機のオイルポンプ

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Publication number
JPH1182350A
JPH1182350A JP24121297A JP24121297A JPH1182350A JP H1182350 A JPH1182350 A JP H1182350A JP 24121297 A JP24121297 A JP 24121297A JP 24121297 A JP24121297 A JP 24121297A JP H1182350 A JPH1182350 A JP H1182350A
Authority
JP
Japan
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oil
groove
gear
pump
oil pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP24121297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sugimoto
和▲禧▼ 杉本
Toshihiko Mitsunaga
敏彦 光永
Kazuya Sato
里  和哉
Akira Fujiwara
昭 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP24121297A priority Critical patent/JPH1182350A/ja
Publication of JPH1182350A publication Critical patent/JPH1182350A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でオイル通路12のオイル圧が所
定圧以上にならないようにする。 【解決手段】 下部ハウジング52にオイル通路12と
オイル貯留槽59とを連通する戻孔と,オイル貯留槽5
9側の戻孔面に当接して当該戻孔を閉塞するリードバル
ブ60とを設ける。そして,内部にオイル通路12が形
成されたシャフト6の回動力を受けて,オイルを貯留す
るオイル貯留槽59から吸入孔を介して当該オイルを吸
引してオイル通路12に吐出す際に,オイル通路12内
のオイル圧が所定圧以上になったときに,当該オイル圧
によりリードバルブ60が弾性変形して当該オイル通路
12内のオイルをオイル貯留槽59に戻すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,圧縮機内に配設さ
れているモータの軸受等の摺動部に供給するオイルの圧
力が異常圧力にならないようにするオイルリリーフ機構
を簡単な構成で製造可能にした圧縮機のオイルポンプに
関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機は,種々の技術分野に於いて利用
されており,その構造もスクロール圧縮機やロータリ圧
縮機等多様である。これらの圧縮機は,密閉容器内にモ
ータが配設され,当該モータの回動力を変換して圧縮空
間を圧縮することにより,当該圧縮空間内の冷媒を圧縮
する構成となっている。
【0003】従って,モータの回動軸や圧縮空間を圧縮
する際の圧縮部材はメカニカルな運動をし,当該部分の
磨耗等を防止する観点からオイルが潤滑剤として用いら
れている。
【0004】しかし,冷媒はオイルに混入する特性を持
つので,かかる混入を避ける意味からも,オイル貯留槽
は圧縮空間と離れた場所に設けられて,オイルポンプ等
により摺動部に給油される構成となっている。
【0005】かかるオイルポンプとして,ロータリーベ
ーン式オイルポンプを図10に示し説明する。ケース3
1の略中央部には,縦に延びるシャフト32が配設さ
れ,当該シャフト32の下端はベアリングプレート33
により支承されている。
【0006】ベアリングプレート33の下部には,シャ
フト32内に形成されたオイル通路23とオイル貯留槽
39とを連通する吸入孔24を有したハウジングプレー
ト34が設けられ,ベアリングプレート33及びハウジ
ングプレート34によりハウジング35が形成されてい
る。
【0007】シャフト32には,当該シャフト32の回
動軸心に対して偏心してローラ36が設けられて,当該
ローラ36はハウジング35に収容されている。ローラ
36は,その一面がハウジング35の底面と接すると共
に、反対側の面でハウジングプレート34に支持された
摺動プレート37と接している。
【0008】また,ハウジングプレート34には,オイ
ル通路23と連通した戻孔25が設けられ,オイル貯留
槽39側の戻孔25の端面にはバルブ26が当接してい
る。当該バルブ26は,スプリング27により付勢され
て,戻孔25を閉塞している。なお,スプリング27
は,キャップ28により支持されている。
【0009】これによりシャフト32が回動すると,ロ
ーラ36がハウジング35内で偏心運動して,オイル貯
留槽39のオイルを吸入孔24を介して吸引し,シャフ
ト32内に形成されたオイル通路23に送込み,当該オ
イル通路23を介して摺動部に給油される。
【0010】このとき,オイル通路23内のオイル圧が
所定圧以上になると,当該圧力によりバルブ26がスプ
リング27に抗して押下げられて開き,オイルがオイル
貯留槽39に戻ることにより異常圧になるのを防止して
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,オイル
の圧力異常を防ぐオイルリリーフ機構は,バルブ,スプ
リング及びキャップ等の多数の部品からなるため組立工
数が必要になりコストアップの要因となっていた。
【0012】そこで,本発明は部品点数を減らし,組立
を容易にした低コストな圧縮機のオイルポンプを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1にかかる発明は,内部にオイル通路が形成
されたシャフトの回動力を受けて,オイルを貯留するオ
イル貯留槽から吸入孔を介して当該オイルを吸引して,
オイル通路に吐出す圧縮機のオイルポンプにおいて,当
該オイルポンプのポンプケースにオイル通路とオイル貯
留槽とを連通する戻孔と,オイル貯留槽側の戻孔面に当
接して当該戻孔を閉塞し,オイル通路内のオイル圧が所
定圧以上になったときに,当該オイル圧により弾性変形
して当該オイル通路内のオイルをオイル貯留槽に戻すリ
ードバルブとを設ける。これにより簡便,かつ,少ない
部品点数でオイルリリーフ機構を構成したことを特徴と
する。
【0014】請求項2にかかる発明は,リードバルブが
弾性変形してオイル通路内のオイルをオイル貯留槽に戻
す際に必要以上弾性変形しないように,当該リードバル
ブの最大変形量を規定するバッカーバルブにより支持す
る。これによりオイルが,必要以上にオイル貯留槽に戻
ることがないようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項3にかかる発明は,ポンプケースに
少なくともリードバルブが収納されるガイド溝を形成し
て,ポンプケース面内の当該リードバルブの動きを規制
して,組立を容易にしたことを特徴とする。
【0016】請求項4にかかる発明は,リードバルブが
当接する戻孔の周面が弁座面をなし,かつ,当該弁座面
がガイド溝と同じ高さか又は適宜高く設定する。これに
より,リードバルブと弁座面との密接状態を容易に得る
ことができるようにしたことを特徴とする。
【0017】請求項5にかかる発明は,弁座面が突設し
て設けられてなることを特徴とする。
【0018】請求項6にかかる発明は,ポンプケースが
上部ハウジングと下部ハウジングとから形成され,当該
上下部ハウジングが2等辺三角形の位置でネジ止めさ
れ,かつ,その内の1つにリードバルブ及びバッカーバ
ルブの一端部が挿通されて,下部ハウジングに固定され
てなることを特徴とする。
【0019】請求項7にかかる発明は,リードバルブ及
びバッカーバルブの一端部が,戻孔から最も遠い位置に
対応する2等辺三角形の位置にネジ止めされて,リード
バルブの長さを最も長くすることにより当該リードバル
ブを厚くすることができるようにしたことを特徴とす
る。
【0020】請求項8にかかる発明は,リードバルブ及
びバッカーバルブが挿通しているネジの高さに一致する
ように,他の2本のネジが挿通する部分の取付面を凸状
に形成して,3本のネジの長さを同じ長さにできるよう
にしたことを特徴とする。
【0021】請求項9にかかる発明は,上部ハウジング
と下部ハウジングとの密接面側の当該上部ハウジングに
ギヤ収納穴が形成されて,当該ギヤ収納穴にシャフトに
より回動するトロコイドギヤが配設され,さらに下部ハ
ウジングにトロコイドギヤの回動により吸入孔を介して
オイル貯留槽からオイルを吸引し,当該オイルをオイル
通路に移送する移送溝が形成されてなることを特徴とす
る。
【0022】請求項10にかかる発明は,トロコイドギ
ヤが,ギヤ収納穴に回動自在に収納されるアウターギヤ
と,該アウターギヤの内側に配設されて,当該アウター
ギヤの回動軸心とずれた点でシャフトにより回動するイ
ンナーギヤとを有し,当該回動によりアウターギヤとイ
ンナーギヤとの各歯により形成される歯空間が回動方向
に順次拡大し,最大の歯空間になった後,順次縮小して
最小の歯空間をなしてなることを特徴とする。
【0023】請求項11にかかる発明は,移送溝が,吸
入孔が形成されると共に拡大する歯空間に沿って開口面
が形成された円弧状の溝であって,トロコイドギヤの回
動に伴いオイル貯留槽のオイルを吸入孔を介して吸引
し,当該吸引したオイルを歯空間に供給する吸入溝と,
該吸入溝に対向する位置の縮小する歯空間に沿って開口
面が形成された円弧状の溝であって,歯空間に貯留され
てトコロイドギヤの回動に伴い吸入溝から移送されてき
たオイルが吐出されて貯留する貯留溝と,該貯留溝とオ
イル通路とを連通して,当該貯留溝に貯留されたオイル
がオイル通路に送出される送出溝とを有することを特徴
とする。
【0024】請求項12にかかる発明は,送出溝のシャ
フト側端部が円弧状に形成され,その直径が当該シャフ
トの外径より適宜小さく形成されていることを特徴とす
る。
【0025】請求項13にかかる発明は,送出溝とオイ
ル貯留槽とが交わる位置の下部ハウジングに戻孔が形成
されてなることを特徴とする。
【0026】請求項14にかかる発明は,戻孔が,シャ
フトの軸から離れた位置に形成されて,戻孔を形成する
位置の自由度を増したことを特徴とする。
【0027】請求項15にかかる発明は,下部ハウジン
グが,鉄系焼結材で形成されてなることを特徴とする。
【0028】請求項16にかかる発明は,下部ハウジン
グが,アルミダイキャストで形成されてなることを特徴
とする。
【0029】請求項17にかかる発明は,吸入孔にパイ
プが固着されて,当該パイプの先端がオイル貯留槽のオ
イルに浸かっていることを特徴とする。
【0030】請求項18にかかる発明は,圧縮機が少な
くとも横置きして用いられる場合には,パイプは略直角
に曲げられて当該パイプの先端がオイル貯留槽のオイル
に浸かっていることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。なお,以下の説明では圧縮機としてスクロ
ール圧縮機を例に説明するが,本発明はこれに限定され
るものではなく,ロータリ圧縮等に於いても適用可能で
あることを予め付言しておく。図1はスクロール圧縮機
の縦断面図を示している。
【0032】スクロール圧縮機は,渦巻き状のラップを
備えた固定スクロール1及び可動スクロール2を有し
て,これらが偏心して配設されることにより形成される
空間が冷媒を圧縮する圧縮空間3を形成している。
【0033】固定スクロール1は,ケース4に固定され
たフレーム5と等距離を保って設けられている。また可
動スクロール2の下面とフレーム4の上面との間には,
オルダムリング7が設けられると共に,当該可動スクロ
ール2の下面中央部分にはシャフト係合部14が設けら
れている。
【0034】オルダムリング7の上面には,可動スクロ
ール2のキー溝9と係合する2個のキー8(図には1個
のみを示す)が設けられ,下面にはフレーム5のキー溝
11と係合する2個のキー10(図には1個のみを示
す)が設けられて,2個のキー8がなす直線と2個のキ
ー9がなす直線とは直交している。
【0035】シャフト6は,その軸心部分が穿孔されて
オイル通路12をなし,上端部分はフレーム5により,
また下端部分はベアリング49により回動自在に支持さ
れている。さらに,シャフト6の最上端部分には,クラ
ンクシャフト部13が形成されてシャフト係合部14に
回動自在に挿入されている。
【0036】なお,クランクシャフト部13及びシャフ
ト係合部14は,シャフト6の回動軸に対して偏心して
設けられている。
【0037】これにより,シャフト6がモータ15の駆
動力によって回動すると,可動スクロール2が回動する
ようになる。しかし,クランクシャフト部13がシャフ
ト6の回動軸に対して偏心し,かつ,可動スクロール2
がオルダムリング7やキー8,9等によりその動きが規
制されているために,結果として公転運動するようにな
る。
【0038】さらに,シャフト6の最下端近傍には,ト
ロコイドオイルポンプ50が設けられ,その下がオイル
貯留槽59となっている。
【0039】トロコイドオイルポンプ50は,上部ハウ
ジング51と下部ハウジング52とからなるポンプケー
スを有し,当該上部ハウジング51と下部ハウジング5
2との間にポンプ機構であるトロコイドギヤが設けられ
ている。
【0040】そして,ケース4に固定された支持部材5
7に3本のネジ58a,58b,58cで固定されてい
る。なお,当該3本のネジ58a,58b,58cは,
2等辺三角形をなしている。このように,ネジ58a,
58b,58cが二等辺三角形をなすように設けられて
いるのは,上部ハウジング51及び下部ハウジング52
を支持部材57に固定する際に,当該幾何学的配置にす
ると固定位置が一義的に決るので組立が容易になるため
である。
【0041】図2は,下部ハウジング52の図で,図2
(a)はオイル貯留槽59側から見た図,図2(b)は
その裏面である。また,図3は,図2(a)に示した矢
視AAに沿った,トロコイドオイルポンプ50を切断し
た断面図である。
【0042】なお,本明細書で「頭部面」と記載すると
きは,圧縮機の頭部側に位置する面を意味し,「底部
面」と記載するときは圧縮機の底部側に位置する面を意
味するものと定義する。
【0043】下部ハウジング52は,鉄系焼結材又はア
ルミダイキャストで形成され,吸入孔54を備えた吸入
部53及びオイル圧の異常上昇を防ぐ戻孔55が設けら
れている。
【0044】底部面側の戻孔55の端面は,弁座面56
をなし,当該弁座面56に密接するようにリードバルブ
60が当接し,当該リードバルブ60をバッカーバルブ
61が押えている。
【0045】リードバルブ60は略短冊状薄板の弾性部
材であり,バッカーバルブ61は比較的剛性の高い部材
から形成されている。当該リードバルブ60及びバッカ
ーバルブ61は,下部ハウジング52に形成されたガイ
ド溝62に収納され,そして一端が上述したように弁座
面56に当接し,他端がネジ58aに挿通して固定され
ている。
【0046】なお,ガイド溝62の深さは,リードバル
ブ60とバッカーバルブ61との厚みより適宜浅くなる
ように形成されて,リードバルブ60等をネジ止めした
際にネジ58aの頭がガイド溝62の側壁に当接しない
ようになっている。
【0047】また,このように3本のネジ58a,58
b,58cのうちの1本のネジ58aがリードバルブ6
0等を挟んでネジ止めされるためネジの長さに違いが生
じ,組立作業時にはネジの長さを確認する必要が生じる
が,本発明では,他の2本のネジ58b,58cが挿通
する取付面に凸状の突起63を形成して,3本のネジ5
8a,58b,58cの高さ調整を行ない,同じ長さの
ネジ58a,58b,58cが利用できるようになって
いる。
【0048】また,リードバルブ60及びバッカーバル
ブ61が取付けられているネジ58aは,戻孔55から
最も遠くなる位置である。このような位置に取付けるこ
とにより,リードバルブ60の長さを最も有効に長くす
ることができ,リードバルブ60の厚みを厚くすること
が可能になる。
【0049】さらに,ガイド溝62により,リードバル
ブ60及びバッカーバルブ61の位置が規定されるの
で,組立における位置合せ等が不要になり,製造コスト
を抑えるのに寄与している。
【0050】なお,戻孔55部分のバッカーバルブ61
は,リードバルブ60と適宜隙間を持って設けられてい
る。これにより,リードバルブ60が必要以上に開かな
いように規制している。
【0051】ガイド溝62及び戻孔55の詳細構成を図
4を参照して説明する。同図は図2(a)に示した矢視
FFの断面図である。
【0052】図4からわかるように,戻孔55の弁座面
56は突設して形成され,ガイド溝62の溝底と同じ高
さか又は適宜高く(0〜100ミクロン)設定されてい
る。図4は,当該弁座面56とガイド溝62の溝底との
高さが,差Dを有する場合を示している。
【0053】このためリードバルブ60及びバッカーバ
ルブ61をネジ58aで固定すると,リードバルブ60
は丁度弁座面56に接するか又は当該弁座面56をガイ
ド溝62より適宜高く設定した分だけ弾性変形して当接
するようになる。
【0054】従って,ガイド溝62にリードバルブ60
及びバッカーバルブ61を収納してネジ止めするだけ
で,オイルオイルリリーフ機構が形成され,部品点数が
少なくなると共に組立を容易に行うことが可能になる。
【0055】図2(b)に示すように,下部ハウジング
52の頭部面には,吸入溝65,貯留溝66,送出溝6
7が形成され,これらが移送溝を形成している。
【0056】吸入溝65は,吸入孔54と略同じ大きさ
の溝幅を持つ円弧状の溝で,吸入孔54が当該吸入溝6
5の一端に位置している。
【0057】また,貯留溝66は,吸入溝65と対向し
た対置に形成された円弧状の溝で,その中央部分に戻孔
55が形成されている。当該戻孔55は,貯留溝66と
送出溝67との溝壁に接しないようになっている。
【0058】さらに,送出溝67は,戻孔55とオイル
通路12とが連通するように形成されている。
【0059】上部ハウジング51の底部面には,図5に
示すように,所定深さのギヤ収納穴70が形成されてい
る。そして,当該ギヤ収納穴70に図6に示すアウター
ギヤ71が回動自在に収納され,当該アウタギヤ71の
内側にインナーギヤ73が配設されている。
【0060】アウターギヤ71の内側には波状の歯72
が形成され,またインナーギヤ73の外側には波状の歯
74が形成されて,インナーギヤ73の歯74の1つが
アウターギヤ71の歯72の1つに密着したとき,その
対向位置の歯72と歯74とは頂部で接する大きさとな
っている。
【0061】そして,インナーギヤ73はシャフト6に
固着されている。なお,アウターギヤ71の回動軸心と
シャフトの回動軸心とは,適宜位置がずれて設けられて
いる。これにより,当該シャフト6と共にインナーギヤ
73が回動し,当該インナーギヤ73の回動に伴いアウ
ターギヤ71が回動する。
【0062】図7は,ギヤ収納穴70にアウターギヤ7
1及びインナーギヤ73を収納した状況を示す図であ
る。同図に於いては,吸入溝65,貯留溝66,送出溝
67,吸入孔54及び戻孔55が位置関係や大きさ関係
の理解のために点線で示され,またシャフト6が回動方
向(図7において矢印方向)と共に図示されている。
【0063】アウターギヤ71の回動軸心は,インナー
ギヤ73の回動軸心と一致していないので,図7に示す
A点付近では,インナーギヤ73の歯74とアウターギ
ヤ71の歯72とが完全に歯合するものの,点B付近で
は歯74と歯72との頂部が接した状態となっている。
【0064】詳細には,インナーギヤ73が回動方向に
点Aから点Bに回動するに従い,徐々に歯合しなくな
り,点Bで完全に歯合しなくなる。また点Bから点Aに
回動するに従い,徐々に歯合するようになり,点Aで完
全に歯合するようになる。
【0065】そこで,インナーギヤ73とアウターギヤ
71との各歯72,74で構成される空間をS1〜S8
で示す。この場合,空間S4は最大空間であり,空間S
8は最小空間である。
【0066】吸入溝65は,インナーギヤ73の回動方
向に点Aから点Bに向って歯72及び歯74のなす空間
S1〜S3を含むように形成され,その両端部の溝幅は
大きさは点B側が点A側より大きくなっている。
【0067】同様に貯留溝66は,インナーギヤ73の
回動方向に点Bから点Aに向って歯72及び歯74のな
す空間S5〜S7を含むように形成され,その両端部の
溝幅は大きさは点A側が点B側より小さくなっている。
従って,吸入溝65と貯留溝66とは,点A,Bに対し
て略線対称に形成されている。
【0068】吸入溝65及び貯留溝66の溝幅が徐々に
変化しているのは,以下の理由からである。即ち,吸入
溝65及び貯留溝66の内側の溝側壁は,インナーギヤ
73の回動中心と一致して形成され,外側の溝側壁は,
アウターギヤ71の回動中心と一致して形成されて,空
間S1〜S3,S5〜S7の大きさが順次変化するよう
になっている。そこで,吸入溝65及び貯留溝66が,
当該空間S1〜S3,S5〜S7を最小限含むようにし
たためである。
【0069】送出溝67は,貯留溝66の略中間に一端
が形成されて,当該部分に戻孔55が形成されている。
これにより,大きな戻孔55を形成できるようになって
いる。
【0070】また,送出溝67の他端は,シャフト6の
オイル通路12に位置するように形成され,その大きさ
はシャフト6の直径より小さくなっている。これによ
り,シャフト6とインナギヤ74との隙間からオイルが
漏れ出ないようになっている。
【0071】ところで,送出溝67の一端が,オイル通
路12と連通し,他端が貯留溝66と連通するように設
けられて,貯留溝66側に戻孔55を形成するようにし
たので,当該戻孔55はオイル通路12の中心,即ちシ
ャフト6の中心から位置ずれして取付け可能になる。こ
れにより,戻孔55の形成位置の自由度が広がり設計が
容易になる利点がある。
【0072】次に,図7を主に参照してオイルポンプの
動作を説明する。シャフト6が回動すると,当該シャフ
ト6に係合しているインナーギヤ73が回動する。
【0073】インナーギヤ73の回動にともない,空間
S1は空間S2,空間S3の位置に順次移動する。当該
空間S1,S2,S3の容積は,この順序で大きくなる
ため,吸入溝65のオイルは当該空間S1〜S3に吸引
されて貯留するようになる。
【0074】さらに,インナギヤ73が回動すると,空
間S3は空間S4となるが,当該空間S4は閉空間であ
るので,オイルは空間S4に貯留されたまま空間S5に
移送される。これにより,空間S3で侵入したオイルは
空間S5に移送されるようになる。
【0075】空間S5〜S7は,貯留溝66や送出溝6
7と連通しており,空間S5より空間S6の容積が小さ
く,また空間S6より空間S7の容積が小さいので,オ
イルは徐々に貯留溝66等に吐出される。
【0076】このようにして,貯留溝66に吐出された
オイルが徐々に溜ると,当該溜ったオイルは,戻孔55
とオイル通路12に向うようになる。
【0077】戻孔55は,リードバルブ60により閉塞
されているので,オイルはオイル通路12に流れるよう
になって,当該オイル通路12から各所の摺動部にオイ
ルが給油されるようになる。
【0078】このとき,例えば急激な負荷変動によりシ
ャフト6が高速回動するようになると,オイル通路12
に供給されるオイル量は激増して圧力上昇する。このよ
うな状況では,例えばクランクシャフト部13等にオイ
ルが強い勢いで吹付けられることになり,当該オイルは
ミスト化して冷媒に多量に含まれるような好ましくない
事態が生じる。
【0079】そこで,当該オイル通路12内のオイルの
圧力が,所定以上の圧力になったときには,当該圧力に
よりリードバルブ60が押開けられてオイルをオイル貯
留槽59に戻すようになっている。
【0080】なお,上記説明では,吸入部53が下部ハ
ウジング52に一体に形成されている場合について説明
したが,本発明はこれに限定されるものではなく,例え
ば図8に示すように銅管75等を挿嵌してもよい。
【0081】このような構成にすると,当該吸入部76
を曲げることが容易になるので,図9に示すような横型
圧縮においても本発明を適用することが可能になる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように,請求項1にかかる
発明によれば,オイル貯留槽側の戻孔面に当接して当該
戻孔を閉塞するリードバルブを設けて,オイル通路内の
オイル圧が所定圧以上になったときに,当該オイル圧に
より弾性変形して当該オイル通路内のオイルをオイル貯
留槽に戻すようにしたので,簡便,かつ,少ない部品点
数でオイルリリーフ機構を構成することが可能になる。
従ってオイルポンプの低コスト化が図れる。
【0083】請求項2にかかる発明によれば,リードバ
ルブが必要以上弾性変形しないようにバッカーバルブに
より支持したので,必要以上のオイルがオイル貯留槽に
戻るのを簡便に防止することが可能になる。
【0084】請求項3にかかる発明によれば,ポンプケ
ースにガイド溝を形成してリードバルブ等を収納するよ
うにしたので,組立時の位置合せが不用になる。
【0085】請求項4にかかる発明によれば,戻孔の周
面を弁座面とし,当該弁座面がガイド溝と同じ高さか又
は適宜高く設定したので,リードバルブと弁座面との密
接状態を容易に得ることができるようになる。
【0086】請求項5にかかる発明によれば,弁座面が
突設して設けられたので,リードバルブと弁座面との密
接状態を容易に得ることができるようになる。
【0087】請求項6にかかる発明によれば,上下部ハ
ウジングを2等辺三角形の位置でネジ止めしたので,位
置合せが容易になる。
【0088】また,ネジの1つを用いてリードバルブ及
びバッカーバルブを固定するようにしたので,部品点数
及び工数を少なくすることができる。
【0089】請求項7にかかる発明によれば,リードバ
ルブ及びバッカーバルブの一端部が,戻孔から最も遠い
位置に対応する2等辺三角形の位置にネジ止めするよう
にしたので,リードバルブの長さを最も長くすることが
でき,これにより当該リードバルブを厚くすることがで
きるようになる。
【0090】請求項8にかかる発明によれば,リードバ
ルブ及びバッカーバルブが挿通しているネジの高さに一
致するように,他の2本のネジの挿通する部分の取付面
を凸状に形成したので,3本のネジが同じ長さにでき,
組立作業においてネジの長さを気にする必要がなくなり
作業効率を向上させることが可能になる。
【0091】請求項9にかかる発明によれば,上部ハウ
ジングのギヤ収納穴にトロコイドギヤを配設し,下部ハ
ウジングにトロコイドギヤの回動により吸入孔を介して
オイル貯留槽からオイルを吸引し,当該オイルをオイル
通路に移送する移送溝を形成したのでオイルポンプの構
成が簡単になり,組立が容易になる。
【0092】請求項10にかかる発明によれば,トロコ
イドギヤをアウターギヤとインナーギヤとにより形成
し,それらの歯が所定空間を形成するようにしたので,
オイルの吸引力及び吐出力を容易に発生させることがで
きるようになる。
【0093】請求項11にかかる発明によれば,吸引し
たオイルを歯空間に供給する吸入溝と,歯空間に貯留さ
れてトコロイドギヤの回動に伴い吸入溝から移送されて
きたオイルを貯留する貯留溝と,当該貯留溝に貯留され
たオイルがオイル通路に送出される送出溝とにより移送
溝を形成したので,オイルの吸引吐出し等が確実に行う
ことができるようになる。
【0094】請求項12にかかる発明によれば,送出溝
のシャフト側端部がシャフトの外径より適宜小さくした
のでシャフトの外周面からのオイル漏れを防止すること
ができる。
【0095】請求項13にかかる発明によれば,送出溝
とオイル貯留槽とが交わる位置の下部ハウジングに戻孔
を形成したので,当該戻孔を大きくすることができ,圧
力異常が迅速に解消可能になる。
【0096】請求項14にかかる発明は,戻孔をシャフ
トの軸から離れた位置に形成できるようにしたので,戻
孔を形成する位置の自由度を増して設計が容易になる。
【0097】請求項15にかかる発明によれば,下部ハ
ウジングを鉄系,焼結材で形成したので,一体形成が容
易になる。
【0098】請求項16にかかる発明によれば,下部ハ
ウジングをアルミダイキャストで形成したので,一体形
成が容易になる。
【0099】請求項17にかかる発明によれば,吸入孔
にパイプを挿嵌してオイル貯留槽のオイルに浸かるよう
にしたので製造コストを抑えることが可能になる。
【0100】請求項18にかかる発明によれば,パイプ
を略直角に曲げたので横尾木型圧縮機でも本発明が適用
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明に適用されるスクロール
圧縮機の断面図である。
【図2】下部ハウジングの図で,(a)は圧縮機の底部
側から見た図,(b)は圧縮機の頭部側から見た図であ
る。
【図3】図2(a)に示す矢視A−Eに沿ったオイルポ
ンプの断面図である。
【図4】図2(a)に示す矢視FFの断面図である。
【図5】上部ハウジングを圧縮機の底部側から見た図で
ある。
【図6】トロコイドギヤの正面図である。
【図7】上部ハウジングにトロコイドギヤを装着したと
きの図である。
【図8】吸入部を銅パイプにしたときの圧縮機の部分断
面図である。
【図9】吸入部を銅パイプにしたときの横置型圧縮機の
部分断面図である。
【図10】従来の技術の説明に適用されるロータリーベ
ーン式オイルポンプの構成を示す圧縮機の部分断面図で
ある。
【符号の説明】
6 シャフト 12 オイル通路 50 オイルポンプ 51 上部ハウジング 52 下部ハウジング 53 吸入部 54 吸入孔 55 戻孔 56 弁座面 57 支持部材 58a,58b,58c ネジ 59 オイル貯留槽 60 リードバルブ 61 バッカーバルブ 62 ガイド溝 63 突起部 65 吸入溝 66 貯留溝 67 送出溝 70 ギヤ収納穴 71 アウターギヤ 73 インナーギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にオイル通路が形成されたシャフト
    の回動力を受けて,オイルを貯留するオイル貯留槽から
    吸入孔を介して当該オイルを吸引して,前記オイル通路
    に吐出す圧縮機のオイルポンプにおいて,当該オイルポ
    ンプのポンプケースに前記オイル通路と前記オイル貯留
    槽とを連通する戻孔と,前記オイル貯留槽側の前記戻孔
    面に当接して当該戻孔を閉塞し,前記オイル通路内のオ
    イル圧が所定圧以上になったときに,当該オイル圧によ
    り弾性変形して当該オイル通路内のオイルを前記オイル
    貯留槽に戻すリードバルブとを設けたことを特徴とする
    圧縮機のオイルポンプ。
  2. 【請求項2】 前記リードバルブが,弾性変形して前記
    オイル通路内のオイルを前記オイル貯留槽に戻す際に,
    必要以上弾性変形しないように,当該リードバルブの最
    大変形量を規定するバッカーバルブで支持されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧縮機のオイルポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ポンプケースに少なくとも前記リー
    ドバルブが収納されるガイド溝が形成されて,前記ポン
    プケース面内の当該リードバルブの動きを規制してなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の圧縮機のオイル
    ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記リードバルブが当接する前記戻孔の
    周面が,弁座面をなし,かつ,当該弁座面が前記ガイド
    溝と同じ高さか又は適宜高く設定されてなることを特徴
    とする請求項1乃至3いずれか1項記載の圧縮機のオイ
    ルポンプ。
  5. 【請求項5】 前記弁座面が突設して設けられてなるこ
    とを特徴とする請求項4記載の圧縮機のオイルポンプ。
  6. 【請求項6】 前記ポンプケースが,上部ハウジングと
    下部ハウジングとから形成され,当該上下部ハウジング
    が2等辺三角形の位置でネジ止めされ,かつ,その内の
    1つに前記リードバルブ及びバッカーバルブの一端部が
    挿通されて,前記下部ハウジングに固定されてなること
    を特徴とする請求項2乃至5いずれか1項記載の圧縮機
    のオイルポンプ。
  7. 【請求項7】 前記リードバルブ及びバッカーバルブの
    一端部が,前記戻孔から最も遠い位置に対応する前記2
    等辺三角形の位置でネジ止めされてなることを特徴とす
    る請求項6記載の圧縮機のオイルポンプ。
  8. 【請求項8】 前記リードバルブ及びバッカーバルブが
    挿通しているネジの高さに一致するように,他の2本の
    ネジが挿通する部分の取付面を凸状に形成したことを特
    徴とする請求項6又は7記載の圧縮機のオイルポンプ。
  9. 【請求項9】 前記上部ハウジングと前記下部ハウジン
    グとの密接面側の当該上部ハウジングに,ギヤ収納穴が
    形成されて,当該ギヤ収納穴に前記シャフトにより回動
    するトロコイドギヤが配設され,さらに前記下部ハウジ
    ングに前記トロコイドギヤの回動により前記吸入孔を介
    して前記オイル貯留槽からオイルを吸引し,当該オイル
    を前記オイル通路に移送する移送溝が形成されてなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の圧縮
    機のオイルポンプ。
  10. 【請求項10】 前記トロコイドギヤが,前記ギヤ収納
    穴に回動自在に収納されるアウターギヤと,該アウター
    ギヤの内側に配設されて,当該アウターギヤの回動軸心
    とずれた点で前記シャフトにより回動するインナーギヤ
    とを有し,当該回動により前記アウターギヤとインナー
    ギヤとの各歯により形成される歯空間が回動方向に順次
    拡大し,最大の歯空間になった後,順次縮小して最小の
    歯空間をなしてなることを特徴とする請求項9記載の圧
    縮機のオイルポンプ。
  11. 【請求項11】 前記移送溝が,前記吸入孔が形成され
    ると共に拡大する前記歯空間に沿って開口面が形成され
    た円弧状の溝であって,前記トロコイドギヤの回動に伴
    い前記オイル貯留槽のオイルを前記吸入孔を介して吸引
    し,当該吸引したオイルを前記歯空間に供給する吸入溝
    と,該吸入溝に対向する位置の縮小する前記歯空間に沿
    って開口面が形成された円弧状の溝であって,前記歯空
    間に貯留されて前記トコロイドギヤの回動に伴い前記吸
    入溝から移送されてきたオイルが吐出されて貯留する貯
    留溝と,該貯留溝と前記オイル通路とを連通して,当該
    貯留溝に貯留されたオイルが前記オイル通路に送出され
    る送出溝とを有することを特徴とする請求項10記載の
    圧縮機のオイルポンプ。
  12. 【請求項12】 前記送出溝のシャフト側端部が円弧状
    に形成され,その直径が当該シャフトの外径より適宜小
    さく形成されていることを特徴とする請求項11記載の
    圧縮機のオイルポンプ。
  13. 【請求項13】 前記送出溝と前記貯留溝とが交わる位
    置の前記下部ハウジングに,前記戻孔が形成されてなる
    ことを特徴とする請求項11又は12記載の圧縮機のオ
    イルポンプ。
  14. 【請求項14】 前記戻孔が,前記シャフトの軸から離
    れた位置に形成されてなることを特徴とする請求項13
    記載の圧縮機のオイルポンプ。
  15. 【請求項15】 前記下部ハウジングが,鉄系焼結材で
    形成されてなることを特徴とする請求項6乃至14いず
    れか1項記載の圧縮機のオイルポンプ。
  16. 【請求項16】 前記下部ハウジングが,アルミダイキ
    ャストで形成されてなることを特徴とする請求項6乃至
    14いずれか1項記載の圧縮機のオイルポンプ。
  17. 【請求項17】 前記吸入孔にパイプが固着されて,当
    該パイプの先端が前記オイル貯留槽のオイルに浸かって
    いることを特徴とする請求項1乃至16いずれか1項記
    載の圧縮機のオイルポンプ。
  18. 【請求項18】 前記圧縮機が少なくとも横置きして用
    いられる場合には,前記パイプは略直角に曲げられて当
    該パイプの先端がオイル貯留槽のオイルに浸かっている
    ことを特徴とする請求項17項記載の圧縮機のオイルポ
    ンプ。
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Effective date: 20040330