JP6909123B2 - 車両用ドア - Google Patents

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Description

本発明は、ドア本体の車室内側に設けられた収容部と、ドア本体内における収容部の下方に設けられた照明装置とを備えた車両用ドアに関する。
例えば、特許文献1には、ドア本体の車室側に飲料用ボトルが収容されるボトルホルダが設けられた車両用ドアが開示されている。
特開2011−51509号公報
ところで、車両用ドアのボトルホルダ(収容部)内には、飲料用ボトル内の水等の液体がこぼれて流入したり、車両用ドアを開けた際に雨水等が流入したりすることがある。このような場合に収容部内に液体が溜まることを抑制するために、例えば、収容部の底面には、収容部内の流体を下方に排出するための排出孔が設けられている。
このような収容部の下方に車室内を照明する照明装置を設けると、収容部内に比較的多量の液体が流入した際に、排出孔から流下した液体により照明装置が濡れる可能性がある。また、照明装置の光が排出孔を介して収容部内に漏れるおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、底面に排出孔が形成された収容部の下方に照明装置を設けた構造において、照明装置の防液性能を向上させることができるとともに照明装置の光が収容部内に漏れることを抑制することができる車両用ドアを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用ドアは、ドア本体と、前記ドア本体の車室内側に設けられた収容部と、前記ドア本体内における前記収容部の下方に設けられた照明装置と、を備え、前記収容部の底面には、当該収容部内の液体を下方に排出するための排出孔が形成され、前記排出孔は、上端開口と下端開口とを含み、前記ドア本体には、前記排出孔の前記下端開口を下方から覆うように当該下端開口の下方に位置する第1壁部と、前記照明装置を上方から覆うように前記第1壁部の下方に位置する第2壁部と、が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、収容部内から排出孔を介して流下する液体の流速を第1壁部及び第2壁部によって減少させることができるため、照明装置の防液性能を向上させることができる。また、照明装置から排出孔に向かう光を第1壁部及び第2壁部によって遮ることができるため、照明装置の光が排出孔を介して収容部内に漏れることを抑制することができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記第1壁部と前記第2壁部とのそれぞれは、前記ドア本体を構成する同一の樹脂部材から同じ側に突出していることが好ましい。
このような構成によれば、第1壁部と第2壁部とが同一の樹脂部材から同じ側に突出しているため、1つ又は少ない金型により第1壁部及び第2壁部を成形することができる。これにより、例えば、ドア本体に対して第1壁部及び第2壁部をそれぞれ取り付ける場合と比較して、部品点数を削減することができるとともに車両用ドアの製造工数の低減を図ることができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記ドア本体は、前記第1壁部及び前記第2壁部が設けられたドアライニングと、少なくとも前記収容部の前記底面を構成し、前記ドアライニングに着脱可能な収容部本体と、を有することが好ましい。
このような構成によれば、第1壁部及び第2壁部がドアライニングに設けられているため、収容部本体を交換した場合であっても照明装置の防液性能を確保することができるとともに照明装置の光が排出孔を介して収容部内に漏れることを抑制することができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記排出孔は、前記収容部本体と前記ドアライニングとの間に形成された隙間であるのが好ましい。
このような構成によれば、車両用ドアを簡単な構造にすることができる。これにより、収容部の底面に孔開け加工を施す必要がないため、車両用ドアの製造コストの低減を図ることができる。
本発明に係る車両用ドアは、ドア本体と、前記ドア本体の車室内側に設けられた収容部と、前記ドア本体内における前記収容部の下方に設けられた照明装置と、を備え、前記収容部の底面には、当該収容部内の液体を下方に排出するための排出孔が形成され、前記ドア本体には、前記排出孔の下方に位置する第1壁部と、前記照明装置を上方から覆うように前記第1壁部の下方に位置する第2壁部と、が設けられ、前記ドア本体は、前記第1壁部及び前記第2壁部が設けられたドアライニングと、少なくとも前記収容部の前記底面を構成し、前記ドアライニングに着脱可能な収容部本体と、を有し、前記収容部本体には、前記第1壁部と前記第2壁部との間に位置する第3壁部が設けられていることを特徴とする
このような構成によれば、照明装置の防液性能をさらに向上させることができるとともに照明装置の光が排出孔を介して収容部内に漏れることを効果的に抑制することができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記第1壁部及び前記第2壁部のそれぞれは、前記ドアライニングから車室外側に向かって突出しており、前記第3壁部は、前記収容部本体から前記車室内側に向かって突出しているのが好ましい。
このような構成によれば、照明装置の防液性能を一層向上させることができるとともに照明装置の光が排出孔を介して収容部内に漏れることをより効果的に抑制することができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記第3壁部は、上面視で前記第1壁部と重なる位置に設けられているのが好ましい。
このような構成によれば、照明装置の防液性能をより一層向上させることができるとともに照明装置の光が排出孔を介して収容部内に漏れることを一層効果的に抑制することができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記第3壁部は、前記ドア本体の上下方向及び厚さ方向に直交する長手方向に沿って前記照明装置から離間するように延在しており、前記第3壁部の上面は、前記ドア本体の前記長手方向に前記照明装置から離間するにしたがって下方に傾斜しているのが好ましい。
このような構成によれば、排出孔から第1壁部を介して第3壁部の上面に導かれた液体を照明装置から離間する方向に流すことができるため、照明装置の防液性能をさらに向上させることができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記ドア本体には、前記照明装置からの光が通る貫通孔が形成されているのが好ましい。
このような構成によれば、簡単な構造で照明装置により車室内を照らすことができる。
上記の車両用ドアにおいて、前記照明装置は、光軸が車室内側に向かって下方に傾斜するように前記ドア本体に対して取り付けられているのが好ましい。
このような構成によれば、照明装置により車室内の床面を照らすことができるため、車室内の安全性を向上させることができる。
本発明によれば、収容部の底面に形成された排出孔の下方に第1壁部を設け、照明装置を上方から覆うように第1壁部の下方に第2壁部を設けているため、照明装置の防液性能を向上させることができるとともに照明装置の光が排出流路を介して収容部内に漏れることを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用ドアの斜視図である。 図1の車両用ドアを構成するドア本体の一部省略平面図である。 図1のIII−III線に沿った横断面図である。 図3のIV矢視図である。 図3の一部拡大図である。
以下、本発明に係る車両用ドアについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、図1の左側(矢印A1方向)を「前方」と呼び、図1の右側(矢印A2方向)を「後方」と呼ぶ。また、図2の下側(矢印B1方向)を「車室内側」と呼び、図2の上側(矢印B2方向)を「車室外側」と呼ぶ。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る車両用ドア10は、例えば、自動車のリアスライドドアとして構成されており、図示しない窓枠が設けられるドア本体12を備えている。
ドア本体12は、車室外側を構成するドアベース14と、ドアベース14に取り付けられて車室内側を構成するドアライニング16とを有する。ドアベース14は、例えば、亜鉛メッキ鋼板等の金属材料により構成されている。ドアライニング16は、例えば、樹脂材料によって一体的に射出成形されている。
ドアライニング16の上部には、人手によって操作可能なドアノブ18と、車両用ドア10を閉じた状態でロックするためのロック操作部20とが設けられ、ドアライニング16の下部には、スピーカ22が設けられている。ドアライニング16の上下方向の中間部には、図示しない窓を開閉するためのスイッチ部24と、スイッチ部24の前方(ドア本体12の長手方向の一端側)に隣接して位置する収容部26と、収容部26の下方に位置する照明装置28とが設けられている。
収容部26は、例えば、ペットボトル等の飲料用容器30が収容可能な上方に開口した凹部を構成する。図2及び図3に示すように、収容部26は、ドアライニング16のうち車室内側(矢印B1方向)に膨出した膨出部32と、膨出部32によって形成された空間に配設された収容部本体34とを有する。膨出部32は、収容部26の前側を構成する前部36と、収容部26の車室内側を構成する内側部38とを含む。
図4に示すように、収容部本体34は、ドアライニング16に対して着脱可能であり、複数のねじ等の締結部材40によってドアライニング16の内面(ドアライニング16の車室外側の面)に対して固定されている。すなわち、収容部本体34は、交換可能である。図2〜図4において、収容部本体34は、側部42と底部44とを有する。側部42は、収容部26の後側(ドア本体12の長手方向の他端側)を構成する後部46と、収容部26の車室外側を構成する外側部48とを含む。
底部44は、側部42の下端に一体的に設けられている。図3に示すように、収容部本体34の底面44a(底部44の上面)は、車室内側に向かって下方に傾斜している。収容部本体34は、底部44と内側部38との間に所定の隙間が形成されるようにドアライニング16に対して取り付けられている。この隙間は、収容部26内の液体Lを下方に排出するための排出孔50として機能する(図5参照)。
照明装置28は、内側部38の下端から下方に向かってドアライニング16の下部まで車室外側に傾斜した傾斜部52に設けられた照明取付部54に対して取り付けられている。照明装置28は、発光部56等の電子部品を収容する筐体58を備えている。照明装置28には、図示しない電力供給用のケーブルが電気的に接続されている。照明取付部54は、傾斜部52の内面から突出した壁部60及び爪部62によって筐体58をドアライニング16に対して保持する。傾斜部52には、照明装置28の光が通る貫通孔64が形成されている。つまり、図5に示すように、照明装置28から出射した光は、貫通孔64を通り車室内の図示しない床面を照らす。換言すれば、照明装置28の光軸Axは、車室内側(矢印B1方向)に向かって下方に傾斜している。
収容部26と照明装置28との間には、排出孔50の下方に位置する第1壁部66と、照明装置28を上方から覆うように第1壁部66の下方に位置する第2壁部68と、第1壁部66及び第2壁部68の間に位置する第3壁部70とが設けられている。
第1壁部66は、ドアライニング16の内面から車室外側(矢印B2方向)に向かって水平方向に延出した板状の突出部(第1リブ)である。第1壁部66の先端は、排出孔50よりも矢印B2方向に位置している。第1壁部66は、前後方向(ドア本体12の上下方向及び厚さ方向に直交する長手方向である矢印A方向)に延在している(図4参照)。
第2壁部68は、ドアライニング16の内面から第1壁部66と同じ側(矢印B2方向)に突出した板状の突出部(第2リブ)である。第2壁部68の突出長は、第1壁部66の突出長よりも長い。つまり、第2壁部68の突出端は、第1壁部66の突出端よりも矢印B2方向に位置している。第2壁部68は、照明装置28の全幅に亘って矢印A方向に延在している(図4参照)。第2壁部68の上面68aは、水平に延在している。ただし、第2壁部68の上面68aは、矢印B1方向に向かって下方に傾斜していてもよい。
第3壁部70は、支持壁部72によって収容部本体34の底部44に連結している。支持壁部72は、底部44の矢印B1方向の端部から下方に突出した第1支持部74と、第1支持部74の下端から矢印B2方向に突出した第2支持部76と、第2支持部76の先端から下方に突出した第3支持部78とを有する。
第1支持部74とドアライニング16の内面との間には、排出孔50に連通する第1流路80が形成されている。第2支持部76は、第1壁部66を上方から覆うように設けられている。第2支持部76と第1壁部66との間には、第1流路80に連通する第2流路82が形成されている。第3支持部78と第1壁部66との間には、第2流路82に連通する第3流路84が形成されている。
第3壁部70は、第3支持部78の下端から矢印B1方向に突出した板状の突出部(第3リブ)である。第3壁部70は、第1壁部66によって上方から覆われている。換言すれば、第3壁部70は、上方からの平面視で第1壁部66と重なっている。具体的には、第1壁部66の突出端は、第3壁部70の突出方向の中央よりも根本側(矢印B2方向)に位置している。第3壁部70と第1壁部66との間には、第3流路84に連通する第4流路86が形成されている。第3壁部70の突出端は、第2壁部68の根本の上方に位置している。
図4において、第3壁部70は、照明装置28から離間するように矢印A2方向に延在している。第3壁部70の上面70aは、矢印A2方向に向かって下方に傾斜している。図5に示すように、第3壁部70の突出端とドアライニング16の内面との間には、隙間90が形成されている。第3壁部70は、第2壁部68の上方に離間している。
排出孔50、第1流路80、第2流路82、第3流路84、及び第4流路86は、互いに連通して収容部26内の液体Lを外部に排出するための排出流路88を構成する。
本実施形態に係る車両用ドア10は、基本的には上記のように構成されるものであり、次に車両用ドア10の作用効果について説明する。
図5に示すように、車両用ドア10では、飲料用容器30内の水等がこぼれて収容部26内に流入したり、車両用ドア10を開けた際に雨水等が収容部26内に流入したりすることがある。収容部26内に流入した液体Lは、収容部26の底面44aを矢印B1方向に流れて排出孔50に流入し、第1支持部74を伝いながら第1流路80内を流下して第1壁部66の上面66aに当たる。これにより、収容部26内から排出された液体Lの流速が低減する。
その後、液体Lは、第1壁部66の上面66aを伝いながら第2流路82内を矢印B2方向に流れて第3流路84に流入し、第1壁部66の突出端面を伝いながら流下して第3壁部70の上面70aに当たる。これにより、収容部26内から排出された液体Lの流速がさらに低減する。この際、第2流路82を流れる液体Lの流量が比較的多い場合であっても、第3支持部78が存在しているため、液体Lを第3壁部70の上面70aに確実に導くことができる。
そして、第3壁部70の上面70aに到達した液体Lは、第3壁部70の上面70aを矢印A2方向に流れる(図4参照)。そして、液体Lは、ドアベース14の下部とドアライニング16の下部との間に形成されたドレン孔100(図2参照)を介して車両用ドア10の外側(車外)に排出される。
ここで、第2壁部68と第3壁部70との間隔は、第1壁部66と第2支持部76との間隔よりも広い。換言すれば、第2流路82の流路断面積は、第4流路86の流路断面積よりも小さい。そのため、収容部26内に流入した液体Lが比較的多い場合であっても、排出流路88を流れる過程で、第2流路82を流れる際に液体Lの流量が絞られる。すなわち、第4流路86に導かれる液体Lの単位時間当たりの流量が少なくなるため、第4流路86の液体Lが第3壁部70の上面70aの傾斜に沿って矢印A2方向に確実に流れることとなる。
第3壁部70を矢印B1方向に流れて隙間90を介して流下した液体Lは、第2壁部68の上面68aに当たるため、照明装置28が液体Lによって濡れることはない。第2壁部68の上面68aに導かれた液体Lは、照明装置28を避けるように流下して上述したドレン孔100を介して車外に排出される。なお、第2壁部68に到達した液体Lの量が比較的少ない場合は、液体Lは第2壁部68の上面68aに留まり蒸発する。
本実施形態によれば、ドアライニング16には、排出孔50の下方に位置する第1壁部66と、照明装置28を上方から覆うように第1壁部66の下方に位置する第2壁部68とが設けられている。これにより、収容部26内から排出孔50を介して流下する液体Lの流速を第1壁部66及び第2壁部68によって減少させることができるため、照明装置28の防液性能を向上させることができる。また、照明装置28から排出孔50に向かう光を第1壁部66及び第2壁部68によって遮ることができるため、照明装置28の光が排出孔50を介して収容部26内に漏れることを抑制することができる。
また、第1壁部66と第2壁部68とのそれぞれは、同一の樹脂部材であるドアライニング16から同じ側(矢印B2方向)に突出している。そのため、1つ又は少ない金型により第1壁部66及び第2壁部68を成形することができる。これにより、例えば、ドアライニング16に対して第1壁部66及び第2壁部68をそれぞれ取り付ける場合と比較して、部品点数を削減することができるとともに車両用ドア10の製造工数の低減を図ることができる。
さらに、第1壁部66及び第2壁部68がドアライニング16に設けられるとともに収容部本体34がドアライニング16に対して着脱可能であるため、収容部本体34を交換した場合であっても照明装置28の防液性能を確保することができるとともに照明装置28の光が排出孔50を介して収容部26内に漏れることを抑制することができる。
本実施形態では、排出孔50が収容部本体34とドアライニング16との間に形成された隙間であるため、車両用ドア10を簡単な構造にすることができる。これにより、収容部26の底面44aに孔開け加工を施す必要がないため、車両用ドア10の製造コストの低減を図ることができる。
また、収容部本体34には、第1壁部66と第2壁部68との間に位置する第3壁部70が設けられているため、照明装置28の防液性能をさらに向上させることができるとともに照明装置28の光が排出孔50を介して収容部26内に漏れることを効果的に抑制することができる。
さらに、第1壁部66及び第2壁部68がドアライニング16から車室外側に向かって突出しており、第3壁部70が収容部本体34から車室内側(第1壁部66及び第2壁部68の突出方向と反対方向)に突出している。そのため、照明装置28の防液性能を一層向上させることができるとともに照明装置28の光が排出孔50を介して収容部26内に漏れることをより効果的に抑制することができる。
本実施形態では、第3壁部70は、上方からの平面視で第1壁部66と重なる位置に設けられているため、照明装置28の防液性能をより一層向上させることができるとともに照明装置28の光が排出孔50を介して収容部26内に漏れることを一層効果的に抑制することができる。
また、第3壁部70は、照明装置28から離間するように矢印A2方向に延在しており、第3壁部70の上面70aは、矢印A2方向に照明装置28から離間するにしたがって下方に傾斜している。これにより、排出孔50から第1壁部66を介して第3壁部70の上面70aに導かれた液体Lを照明装置28から離間する方向に流すことができるため、照明装置28の防液性能をさらに向上させることができる。
本実施形態によれば、ドアライニング16の傾斜部52に照明装置28からの光が通る貫通孔64が形成され、照明装置28の光軸Axが車室内側に向かって下方に傾斜するように照明装置28が照明取付部54に取り付けられている。これにより、簡単な構造で照明装置28により車室内の床面を照らすことができる。よって、車室内の安全性を向上させることができる。
本実施形態は、上述した構成に限定されない。車両用ドア10は、第3壁部70が省略されていてもよい。この場合であっても、第1壁部66と第2壁部68とによって、照明装置28の防液性能を向上させることができるとともに照明装置28の光が排出孔50を介して収容部26内に漏れることを抑制することができる。
第1壁部66及び第2壁部68は、収容部本体34から車室内側に向かって突出し、第3壁部70は、ドアライニング16の内面から車室外側に突出していてもよい。収容部26の底面44aは、水平方向に延在していてもよい。収容部26は、飲料用容器30を収容するものに限定されない。収容部26は、雑誌等の本類を収容可能なドアポケットであってもよい。
本発明に係る車両用ドアは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両用ドア 12…ドア本体
16…ドアライニング 26…収容部
28…照明装置 34…収容部本体
44…底部 50…排出孔
52…傾斜部 64…貫通孔
66…第1壁部 68…第2壁部
70…第3壁部

Claims (10)

  1. ドア本体と、
    前記ドア本体の車室内側に設けられた収容部と、
    前記ドア本体内における前記収容部の下方に設けられた照明装置と、を備え、
    前記収容部の底面には、当該収容部内の液体を下方に排出するための排出孔が形成され、
    前記排出孔は、上端開口と下端開口とを含み、
    前記ドア本体には、
    前記排出孔の前記下端開口を下方から覆うように当該下端開口の下方に位置する第1壁部と、
    前記照明装置を上方から覆うように前記第1壁部の下方に位置する第2壁部と、が設けられている、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  2. 請求項1記載の車両用ドアにおいて、
    前記第1壁部と前記第2壁部とのそれぞれは、前記ドア本体を構成する同一の樹脂部材から同じ側に突出している、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  3. 請求項1又は2記載の車両用ドアにおいて、
    前記ドア本体は、
    前記第1壁部及び前記第2壁部が設けられたドアライニングと、
    少なくとも前記収容部の前記底面を構成し、前記ドアライニングに着脱可能な収容部本体と、を有する、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  4. 請求項3記載の車両用ドアにおいて、
    前記排出孔は、前記収容部本体と前記ドアライニングとの間に形成された隙間である、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  5. ドア本体と、
    前記ドア本体の車室内側に設けられた収容部と、
    前記ドア本体内における前記収容部の下方に設けられた照明装置と、を備え、
    前記収容部の底面には、当該収容部内の液体を下方に排出するための排出孔が形成され、
    前記ドア本体には、
    前記排出孔の下方に位置する第1壁部と、
    前記照明装置を上方から覆うように前記第1壁部の下方に位置する第2壁部と、が設けられ、
    前記ドア本体は、
    前記第1壁部及び前記第2壁部が設けられたドアライニングと、
    少なくとも前記収容部の前記底面を構成し、前記ドアライニングに着脱可能な収容部本体と、を有し、
    前記収容部本体には、前記第1壁部と前記第2壁部との間に位置する第3壁部が設けられている、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  6. 請求項5記載の車両用ドアにおいて、
    前記第1壁部及び前記第2壁部のそれぞれは、前記ドアライニングから車室外側に向かって突出しており、
    前記第3壁部は、前記収容部本体から前記車室内側に向かって突出している、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  7. 請求項5又は6記載の車両用ドアにおいて、
    前記第3壁部は、上面視で前記第1壁部と重なる位置に設けられている、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の車両用ドアにおいて、
    前記第3壁部は、前記ドア本体の上下方向及び厚さ方向に直交する長手方向に沿って前記照明装置から離間するように延在しており、
    前記第3壁部の上面は、前記ドア本体の前記長手方向に前記照明装置から離間するにしたがって下方に傾斜している、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用ドアにおいて、
    前記ドア本体には、前記照明装置からの光が通る貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とする車両用ドア。
  10. 請求項9記載の車両用ドアにおいて、
    前記照明装置は、光軸が車室内側に向かって下方に傾斜するように前記ドア本体に対して取り付けられている、
    ことを特徴とする車両用ドア。
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