JP2009056901A - 自動車のカウル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カウルルーバの開口部の剛性を確保しつつ、衝撃力吸収機能が損なわれるのを回避でき、かつ蓋体と開口部の間から水がエンジン室内に進入するのを防止できる自動車のカウル構造を提供する。
【解決手段】アッパカウル部材11の開口部16は、上壁11a及び前壁11bの開口縁に続いて内側に段落ち形成され、蓋体17が係脱可能に係合する溝部11eと、該溝部11eに続いて下方に延びるよう形成された縦壁部11fとを有し、前記溝部11eには、前記蓋体17に被衝突物による衝撃力が作用したときに前記開口部16の変形を誘発する変形誘発部として機能し、かつ前記溝部11e内に流入した水を外部に排出する排出口として機能するスリット11kが形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジン室を開閉するフードの後端部と該エンジン室の後部開口との間を覆うように配設されたカウルルーバと、該カウルルーバに形成された開口部に着脱可能に装着された蓋体とを備えた自動車のカウル構造に関する。
自動車のカウル部は、エンジン室の上部開口を開閉するフードと該エンジン室の後部開口との間を覆うようにカウルルーバを配置し、該カウルルーバを介して外部の空気を車室内に導入する構造となっている。また、カウルルーバの下方に配置されたバッテリ等のメンテナンスを容易化するために、該カウルルーバのバッテリに臨む部分に開口部を形成し、該開口部を蓋体により開閉可能に覆う構造を採用する場合がある。
この場合、前記開口部の剛性を高めるとともに、該開口部と蓋体との間から水がエンジン室内に進入するのを防止するために、例えば、特許文献1では、カウルルーバの開口部に段差部を形成するとともに、該段差部に続いて下方に延びる縦壁部を形成し、前記段差部に蓋体を嵌め込む構造を採用している。
特開2006−205966号公報
ところで、前記従来の、カウルルーバの開口部に、段部とこれに続く縦壁部とを形成することで剛性を高める構造を採用した場合には、被衝突物による衝撃力が加わったときの衝撃力吸収機能が前記開口部によって損なわれるという懸念がある。このため前記開口部に別途脆弱部を設ける必要が生じ、コスト的に不利である。
また、前記従来のカウル構造では、開口部に形成された段差部に蓋体を単に嵌め込むことで水の進入を防止しており、その構造上エンジン室内への水の進入を確実に抑えることができないという問題がある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、カウルルーバの開口部の剛性を確保しつつ、衝撃力吸収機能を損なうことがなく、かつエンジン室内に水が進入するのを防止できる自動車のカウル構造を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、エンジン室を開閉するフードの後端部と該エンジン室の後部開口との間に配設され、該後部開口を覆う上壁と該上壁の前縁から下方に屈曲する前壁とを有するカウルルーバと、該カウルルーバの上壁及び前壁の一部を切り欠くことにより形成された開口部に着脱可能に装着された蓋体とを備えた自動車のカウル構造であって、前記開口部は、前記上壁及び前壁の開口縁に続いて内側に段落ち形成され、前記蓋体が係脱可能に係合する溝部と、該溝部に続いて下方に延びるよう形成された縦壁とを有し、前記溝部には、前記蓋体に被衝突物による衝撃力が作用したときに前記開口部の変形を誘発する変形誘発部として機能し、かつ前記溝部内に流入した水を外部に排出する排出口として機能するスリットが形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記スリットの下縁は、前記カウルルーバの前縁に取り付けられ、前記フードとの間をシールするシール部材の頂部より低所に位置していることを特徴としている。
請求項3の発明は、エンジン室を開閉するフードの後端部と該エンジン室の後部開口との間に配設されたカウルルーバと、該カウルルーバの一部を切り欠くことにより形成された開口部に着脱可能に装着された蓋体とを備えた自動車のカウル構造であって、前記カウルルーバは、前記後部開口を覆う上壁と該上壁の前縁から下方に屈曲する前壁とを有するアッパカウル部材と、該アッパカウル部材の下側を覆うように配置されたロアカウル部材とを有し、前記開口部の前記アッパカウル部材側部分は、前記上壁及び前壁の開口縁に続いて内側に段落ち形成され、前記蓋体が係脱可能に係合する溝部と、該溝部に続いて下方に延びるよう形成された縦壁と、該縦壁の下縁から開口部内に延びるよう屈曲形成されたフランジ部とを有し、前記開口部の前記ロアカウル部材側部分は、前記フランジ部の開口縁に沿って上方に延びる縦リブを有するとともに、前記フランジ部との間に隙間が設けられており、前記縦壁及び縦リブには、それぞれ前記蓋体の裏面に当接する外側,内側シール部材が装着されていることを特徴としている。
請求項1の発明に係るカウル構造によれば、カウルルーバの開口部の縁部に溝部とこれに続いて下方に延びる縦壁とを形成したので、開口部を形成したことによるカウルルーバの剛性低下を回避できる。また前記溝部にスリットを形成したので、開口部に被衝突物による衝撃力が加わると、前記スリットが開口部の変形を誘発することとなり、別途脆弱部を設けることなく、該開口部の衝撃力吸収機能が損なわれるのを回避できる。
また前記溝部に流入した水を、スリットを通して外部に排出することができ、溝部に流入した水が該溝部からオーバーフローしてエンジン室内に進入するのを防止できる。
請求項2の発明では、スリットの下縁をシール部材の頂部より下方に位置するように下方に延長したので、それだけ開口部の変形をより確実に誘発することができ、また溝部に流入した水が該溝部及びフードとシール部材との間からオーバーフローしてエンジン室内に進入するのをより確実に防止できる。
請求項3の発明によれば、アッパカウル部材の開口部に形成した縦壁と、ロアカウル部材の開口部に形成した縦リブとにそれぞれ蓋体の裏面に当接する外側,内側シール部材を配置したので、開口部とエンジン室との隙間は、外側,内側シール部材で2重にシールされることとなり、水が開口部からエンジン室内に進入するのをより確実に防止できる。
また、ロアカウル部材とアッパカウル部材のフランジ部間に隙間を設けたので、縦壁と縦リブとの間に流入した水は、該隙間からロアカウル部材上を流れ、続いて外部に排出されることとなり、この点からも水がエンジン室内に進入するのを防止できる。
さらに、ロアカウル部材の開口部は、上方に延びる縦リブにより囲まれた上開き形状となることから、被衝突物による衝撃力が加わると縦リブが内側に変形し易く、別途脆弱部を設けることなく前記開口部の衝撃力吸収機能を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図7は、本発明の一実施形態による自動車のカウル構造を説明するための図であり、図1はカウルルーバの分解斜視図、図2はカウルルーバの斜視図、図3〜図7はそれぞれカウルルーバの断面図(図2のIII-III線断面図,IV-IV線断面図,V-V線断面図,VI-VI線断面図,図1のVII-VII線断面図)である。
図において、1は自動車のエンジン室Aと車室Bとを画成するカウル部を示している。該カウル部1は、車幅方向に延びるカウルパネル2と、該カウルパネル2の後側を覆うとともに、該カウルパネル2の下方に延びるよう配置されたダッシュパネル3とを備えている。
前記カウルパネル2の前壁面2aには、フロントガラス4の下縁部4aが固定されている。また該カウルパネル2には、フロントガラス4に付着した雨水を払拭するワイパ装置5が配置されている。
前記エンジン室Aの上部開口は、フード6により開閉可能に覆われている。該フード6の後端部6aと、前記エンジン室Aの後部開口A1との間には、車幅方向に延びる樹脂製のカウルルーバ10が配設されている。
前記カウルルーバ10は、アッパカウル部材11と、該アッパカウル部材11の下側に配置されたロアカウル部材12とを有する。該ロアカウル部材12の前半部は前記アッパカウル部材11を下側から覆うように配置され、該アッパカウル部材11に取り付けられている。また前記ロアカウル部材12の後半部は、前記カウルパネル2を下側から覆うように配置され、該カウルパネル2に取り付けられている。
前記アッパカウル部材11は、エンジン室Aの後部開口A1を覆う上壁11aと、該上壁11aの前縁から下方に屈曲して延びる前壁11bとを有する。該上壁11aの前縁部に前記フード6の後端縁部が若干の隙間を開けて位置している。
前記上壁11a及び前壁11bの車幅方向中央部には、外部の空気を車室B内に導く多数のスリット孔からなる空気導入部11cが形成されている。また前記アッパカウル部材11の後縁部には、フロントガラス4の下縁部4aを支持する支持凹部11dが形成されている。
前記ロアカウル部材12は、前側から後側にいくほど少し低くなる後下がりに傾斜している。該ロアカウル部材12の後端部は、カウルパネル2とダッシュパネル3との間に設けられた排水通路14に雨水等を導くように位置している(図7参照)。該排水通路14は、車幅方向に延び、両端部が車体外部に開口している。
前記ロアカウル部材12の前縁部には、斜め上向きに起立し、車幅方向に延びるロアフランジ部12aが形成されている。該ロアフランジ部12aには、ゴム製のシール部材15が着脱可能に装着されている。該シール部材15は、前記フード6が全閉位置にあるとき、該フード6の後端部6aの下面により押圧され、弾性変形して該フード6とカウルルーバ10との間をシールするようなっている。
前記アッパカウル部材11及びロアカウル部材12の車幅方向一側部(運転席側)には、開口部16が形成されている。前記エンジン室A内の、前記開口部16下方部分には、バッテリ又はマスタシリンダ(不図示)等の車載部品が配置されており、該開口部16から該車載部品のメンテナンスが行えるようになっている。
ここで、車載部品のメンテナンスのために前記開口部16が形成されているのは、以下の理由による。即ち、エンジン室Aを狭めることなく車室Bを拡げる観点から、前記フロントガラス4は、これの下端部が前記ダッシュパネル3より前側に位置するよう傾斜させて配置されている。これに伴ってカウルパネル2及びカウルルーバ10もエンジン室A側に大きく入り込む構造となっている。このため、カウルルーバ10の下方に前記車載成部品が位置することとなり、該車載部品のメンテナンスを容易化するために前記開口部16が必要となっている。
前記開口部16には、該開口部16を開閉する蓋体17が着脱可能に装着されている。該蓋体17は、アッパカウル部材11の上壁11a及び前壁11bと略連続面をなすよう形成された上壁部17a及び前壁部17bを有し、さらに該前壁部17bの下縁から斜め上向きに延びるシールフランジ部17cを有する。また該蓋体17の周縁部には、前記開口部16に係脱可能に係合する複数の係合片17d,17eが形成されている。
前記シールフランジ部17cは、ロアカウル部材12のロアフランジ部12aに重ね合わされており、該ロアフランジ部12aとシールフランジ部17cとの重合部に前記シール部材15が装着されている。なお、前記蓋体17を取り外す場合には前記シール部材15を取り外すこととなる。
前記開口部16の、アッパカウル部材11側部分は、前記上壁11a及び前壁11bを矩形状に切り欠くことにより形成された平面視コ字形状をなしており、以下の詳細構造を有する。即ち、前記開口部16のアッパカウル部材11側部分は、前記上壁11a及び前壁11bの開口縁部に続いて内側に段落ち形成された溝部11eと、該溝部11eの上縁に続いて蓋体17の裏面に対向するよう折り曲げ形成された上辺部11hと、該上辺部11hに続いて下方に延びるよう折り曲げ形成された縦壁部11fと、該縦壁部11fの下縁から開口部16内に延びるよう折り曲げ形成されたフランジ部11gとを有する。
前記溝部11eは、前記上壁11aの開口縁に沿うコ字形状の横溝部11iと、該横溝部11iの左,右端部に続いて前壁11bの開口縁に沿って下方に延びる左,右の縦溝部11j,11jとを有する。
前記縦壁部11fは、溝部11eに沿って下方に延びる下開きの平面視コ字形状をなし、前記フランジ部11gは、縦壁部11fの下縁に沿って延びる平面視コ字形の帯板状をなしている。
前記フランジ部11gの左,右前端部には係合孔11m,11mが形成されている。この左,右の係合孔11mには、前記ロアカウル部材12に一体に突出形成された位置決め突起12d,12dが係合している(図2,図4参照)。
前記開口部16の前記ロアカウル部材12側部分は、該ロアカウル部材12を矩形状に切り欠くことにより形成された平面視コ字形状をなしている。該開口部16のロアカウル部材12側部分は、前記アッパカウル部材11に形成された前記フランジ部11gの開口縁に沿って上方に延びるよう折り曲げ形成された縦リブ12bと、該縦リブ12bの上縁に続いて前記蓋体17の裏面に対向するよう内側に折り曲げ形成された横辺部12cとを有する。
該横辺部12c及び前記縦壁部11fの上辺部11hは、アッパカウル部材11の上壁11a及び前壁11bと略面一となるよう形成されている。
前記縦壁部11fの上辺部11h及び縦リブ12bの横辺部12cには、それぞれ蓋体17の裏面に弾性変形可能に当接するスポンジ等からなる外側,内側シール部材20,21が貼着されている(図1参照)。この外側,内側シール部材20,21は、前記上辺部11h及び横辺部12cからロアカウル部材12の前記ロアフランジ部12aまで延長されている。
前記アッパカウル部材11の溝部11e内には、複数のスリット11kが形成されている。該各スリット11kは、前記横溝部11iの車幅方向中央部及び左,右端部と、該横溝部11iの左,右の前端部と、左,右の縦溝部11jとに形成されている。
前記アッパカウル部材11のフランジ部11gの下面とロアカウル部材12との間には、隙間tが設けられている。前記縦壁部11fと、縦リブ12bとの間に流入した水は、前記各スリット11kから前記隙間tを通ってロアカウル部材12の後方に導かれ、車外に排出される。
このように前記スリット11kは、アッパカウル部材11の上壁11aから溝部11e内に流入した雨水等をロアカウル部材12を介して車外に排出する排出口として機能し、また前記蓋体17に被衝突物による衝撃力が作用したときに、縦壁部11fの内側への変形を誘発する変形誘発部として機能する。
前記横溝部11iに形成されたスリット11kのうち、該横溝部11iの左,右端部及び中央部のスリット11kは、該横溝部11iの後側隅部に形成され、残りの各スリット11kは、該横溝部11iの底面に形成されている。
一方、前記左,右の縦溝部11jに形成されたスリット11kは、該縦溝部11jの底面に、上下方向に延びる長方形状をなすよう形成されており、該スリット11kの下縁11k′は、前記シール部材15の頂部15aより低所に位置している(図3参照)。
そして前記蓋体17の後縁に形成された前記各係合片17dは、前記横溝部11iの後側隅部に形成されたスリット11kに係合している(図4,図6参照)。
また前記蓋体17の左,右側縁に形成された前記左,右の係合片17e,17eは、前記横溝部11iの左,右の前端部に形成されたスリット11kに係合している(図3,図5参照)。
本実施形態によれば、アッパカウル部材11の開口部16を、上壁11a及び前壁11bの開口縁に続いて段落ち形成された溝部11eと、該溝部11eから下方に延びるよう形成された縦壁部11fとを有するものとしたので、該開口部16を形成しながら、アッパカウル部材11の剛性を確保できる。そして前記溝部11eに複数のスリット11kを形成したので、蓋体17に被衝突物による衝撃力が加わると、各スリット11kが縦壁部11fの内側への変形を誘発することとなる。これにより別途脆弱部を設けることなく、かつ開口部16の剛性を低下させることなく、該開口部16の衝撃力吸収機能を高めることができる。
また、ロアカウル部材12の開口部16は、アッパカウル部材11のフランジ部11gの開口縁から上方に延びる縦リブ12bにより囲まれた上開き形状を有することから、被衝突物による衝撃力が加わると縦リブ12bが内側に変形し易く、前述と同様に別途脆弱部を設けることなく、開口部16の衝撃力吸収機能を高めることができる。
本実施形態では、前記溝部11eに流入した水は、各スリット11kを通ってロアカウル部材12側に流入し、該ロアカウル部材12に沿って後方に流れ、排水通路14から車体外部に排出されることとなる。その結果、溝部11eに流入した水が該溝部11eからオーバーフローしてエンジン室A内に進入するのを防止できる。
本実施形態では、前記溝部11eの左,右の縦溝部11jに形成されたスリット11kの下縁11k′を、シール部材15の頂部15aより下方に位置するよう下方に延長したので、該スリット11kを延長形成した分、縦壁部11fの変形をより確実に誘発することができるとともに、溝部11eに流入した水が該溝部11e及びフード6とシール部材15との間からオーバーフローしてエンジン室A内に進入するのを確実に防止できる。
本実施形態によれば、アッパカウル部材11の縦壁部11fと、ロアカウル部材12の縦リブ12bとに、それぞれ蓋体17の裏面に当接する外側,内側シール部材20,21を貼着したので、開口部16とエンジン室Aとの間は、外側,内側シール部材20,21で2重にシールされることとなり、水が開口部16からエンジン室A内に進入するのを確実に防止できる。
本実施形態では、アッパカウル部材11のフランジ部11gとロアカウル部材12との間に隙間tを設けたので、雨水等は該隙間tを通ってロアカウル部材12上を後方に流れることとなり、排水口となるスリット11kを過剰に設ける必要はない。
このように本実施形態によれば、アッパカウル部材11の溝部11eにスリット11kを形成するだけの簡単な構造で、開口部16の剛性を確保しつつ、衝撃吸収機能と排水機能の両方を高めることができる。
本発明の一実施形態による自動車のカウル構造を説明するためのカウルルーバの分解斜視図である。 前記カウルルーバの開口部の斜視図である。 前記カウルルーバの断面図(図2のIII-III線断面図)である。 前記カウルルーバの断面図(図2のIV-IV線断面図)である。 前記カウルルーバの断面図(図2のV-V線断面図)である。 前記カウルルーバの断面図(図2のVI-VI線断面図)である。 前記カウルルーバの断面図(図1のVII-VII線断面図)である。 前記カウルルーバの断面図(図2のVIII-VIII線断面図)である。
符号の説明
6 フード
6a 後端部
10 カウルルーバ
11 アッパカウル部材
11a 上壁
11b 前壁
11e 溝部
11f 縦壁
11g フランジ部
11k スリット
12 ロアカウル部材
12b 縦リブ
15 シール部材
15a 頂部
16 開口部
17 蓋体
20 外側シール部材
21 内側シール部材
A エンジン室
A1 後部開口
t 隙間

Claims (3)

  1. エンジン室を開閉するフードの後端部と該エンジン室の後部開口との間に配設され、該後部開口を覆う上壁と該上壁の前縁から下方に屈曲する前壁とを有するカウルルーバと、該カウルルーバの上壁及び前壁の一部を切り欠くことにより形成された開口部に着脱可能に装着された蓋体とを備えた自動車のカウル構造であって、
    前記開口部は、前記上壁及び前壁の開口縁に続いて内側に段落ち形成され、前記蓋体が係脱可能に係合する溝部と、該溝部に続いて下方に延びるよう形成された縦壁とを有し、
    前記溝部には、前記蓋体に被衝突物による衝撃力が作用したときに前記開口部の変形を誘発する変形誘発部として機能し、かつ前記溝部内に流入した水を外部に排出する排出口として機能するスリットが形成されていることを特徴とする自動車のカウル構造。
  2. 請求項1において、前記スリットの下縁は、前記カウルルーバの前縁に取り付けられ、前記フードとの間をシールするシール部材の頂部より低所に位置していることを特徴とする自動車のカウル構造。
  3. エンジン室を開閉するフードの後端部と該エンジン室の後部開口との間に配設されたカウルルーバと、該カウルルーバの一部を切り欠くことにより形成された開口部に着脱可能に装着された蓋体とを備えた自動車のカウル構造であって、
    前記カウルルーバは、前記後部開口を覆う上壁と該上壁の前縁から下方に屈曲する前壁とを有するアッパカウル部材と、該アッパカウル部材の下側を覆うように配置されたロアカウル部材とを有し、
    前記開口部の前記アッパカウル部材側部分は、前記上壁及び前壁の開口縁に続いて内側に段落ち形成され、前記蓋体が係脱可能に係合する溝部と、該溝部に続いて下方に延びるよう形成された縦壁と、該縦壁の下縁から開口部内に延びるよう屈曲形成されたフランジ部とを有し、
    前記開口部の前記ロアカウル部材側部分は、前記フランジ部の開口縁に沿って上方に延びる縦リブを有するとともに、前記フランジ部との間に隙間が設けられており、
    前記縦壁及び縦リブには、それぞれ前記蓋体の裏面に当接する外側,内側シール部材が装着されていることを特徴とする自動車のカウル構造。
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