JP2015174622A - 乗用車のフロントガラス周縁構造 - Google Patents

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涼一 尾崎
晃啓 玉置
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晃啓 玉置
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【課題】本発明は、サイドミラーの位置で発生する風切り音を小さくすることを目的とする。【解決手段】本発明は、乗用車のフード17とフロントガラス20との間に配置されており、フロントガラス20の下端縁に沿って車幅方向に延びるように設けられたカウルルーバ30を備える乗用車のフロントガラス周縁構造であって、カウルルーバ30は、前部の位置で車幅方向に延びるように形成された溝部32と、溝部32の後側で車幅方向に延びるように形成された高台部34と、高台部34の後側でフロントガラス20の下端縁を覆えるように構成されたルーバ後部36とを備え、カウルルーバ30の溝部32と高台部34とが空間を介した状態でフード17によって上方から覆われており、高台部34には、その高台部34とフード17との間の隙間を狭めるように、塀状のリブ340が車幅方向に延びるように立設されている。【選択図】図2

Description

本発明は、乗用車のフードとフロントガラスとの間に配置されており、前記フロントガラスの下端縁に沿って車幅方向に延びるように設けられたカウルルーバを備える乗用車のフロントガラス周縁構造に関する。
上記した乗用車のフロントガラス周縁構造に関する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された乗用車100は、図7(A)に示すように、エンジンフード103とフロントガラス107との間の位置にカウルルーバ105を備えている。
カウルルーバ105は、フロントガラス107の下端縁に沿って車幅方向に延びるように形成されており、図7(B)に示すように、そのカウルルーバ105の前部に車幅方向に延びる溝部105mが形成されている。さらに、カウルルーバ105の溝部105mの後側には断面山形の高台部105xが形成されている。そして、カウルルーバ105の溝部105mと高台部105xとがエンジンフード103によって空間を介した状態で上方から覆われている。
特開2002−331961号
上記した乗用車100では、図7(B)の矢印に示すように、走行時にエンジンフード103の表面に沿って後方に流れる空気の一部が負圧によってフードとカウルルーバ間の空間内に引き込まれる。そして、前記空間内に引き込まれた空気が渦巻き状の乱流となり、フロントガラスの下端縁に沿って乗用車100の幅方向両側(左右)に流れるようになる。これにより、前記空気の乱流が左右のサイドミラー109に当たり、サイドミラー109の位置で発生する風切り音が大きくなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、サイドミラーの位置で発生する風切り音を小さくすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、乗用車のフードとフロントガラスとの間に配置されており、前記フロントガラスの下端縁に沿って車幅方向に延びるように設けられたカウルルーバを備える乗用車のフロントガラス周縁構造であって、前記カウルルーバは、前部の位置で車幅方向に延びるように形成された溝部と、前記溝部の後側で車幅方向に延びるように形成された高台部と、前記高台部の後側で前記フロントガラスの下端縁を覆えるように構成されたルーバ後部とを備え、前記カウルルーバの溝部と高台部とが空間を介した状態で前記フードによって上方から覆われており、前記カウルルーバの高台部には、その高台部と前記フードとの間の隙間を狭めるように、塀状のリブが車幅方向に延びるように立設されていることを特徴とする。
本発明によると、カウルルーバの高台部には、その高台部とフードとの間の隙間を狭めるように、塀状のリブが前記溝部に沿って車幅方向に延びるように立設されている。
このため、負圧によりフードとカウルルーバ間に引き込まれた空気は、塀状のリブに遮られて高台部の前側、即ち、フードとカウルルーバの溝部とにより形成される空間内には流れ込み難くなる。したがって、フードとカウルルーバ間に引き込まれた空気は、カウルルーバのリブの位置からフロントガラスの下端縁の範囲で渦巻き状の乱流となる。
これにより、従来のように、引き込まれた空気がカウルルーバの溝部の位置からフロントガラスの下端縁まで範囲で渦巻き状の乱流となる場合と比較して、フロントガラスの下端縁に沿って乗用車のサイドミラー方向に流れる空気の流量が小さくなる。この結果、乗用車の走行時にサイドミラーの位置で発生する風切音が小さくなる。
請求項2の発明によると、カウルルーバのリブの肉厚寸法は、高台部の肉厚寸法より小さい値に設定されていることを特徴とする。
このため、事故時に歩行者の身体の一部がフードの後端部に対して上方から衝突した場合に、カウルルーバの高台部よりも先にリブが折れるようになる。したがって、リブを設けても事故時の衝撃吸収性能がさほど低下しない。
請求項3の発明によると、カウルルーバの高台部は断面山形状に形成されており、その高台部の頂部分に前記リブが前傾状態で設けられていることを特徴とする。
このように、リブが高台部の頂部分に前傾状態で設けられているため、事故時の衝撃荷重でリブが折れ易くなる。
請求項4の発明によると、カウルルーバのリブは、前傾状態で形成された前傾下壁部と、その前傾下壁部の上端位置で後傾するように形成された後傾上壁部とにより、断面く字形に形成されていることを特徴とする。
これにより、負圧によりフードとカウルルーバ間に引き込まれた空気が上記リブの働きでさらにフードとカウルルーバの溝部とにより形成される空間内には流れ込み難くなる。
また、リブが断面く字形に形成されているため、事故時の衝撃荷重でリブが折れ易くなる。
請求項5の発明によると、フロントガラスの左右両側でフロントピラーに沿って延びるサイドモールを備えており、前記サイドモールには、少なくともカウルルーバ寄りの位置にフロントガラスの方向に張り出す庇部が設けられていることを特徴とする。
このため、フロントガラスの下端縁に沿って乗用車のサイドミラー方向に流れる空気がサイドモールの庇部に当たって向きを変えられ、サイドミラーに当たり難くなる。このため、乗用車の走行時にサイドミラーの位置で発生する風切音が小さくなる。
ここで、前記フロントピラーには、フロントガラスの左右両側でフロントピラーと共にフロントガラスの窓枠を構成するフェンダパネルの上部も含むものとする。
請求項6の発明によると、庇部の表面を含むサイドモールの意匠面がフロントピラーの意匠面と連続するように構成されていることを特徴とする。
このため、サイドモールの庇部を乗り越えた空気がフロントピラーに当たることがなく、乱流が発生し難くなる。
本発明によると、サイドミラーの位置で発生する風切り音を小さくできる。
本発明の実施形態1に係るフロントガラス周縁構造を備える乗用車のフロントガラスの下端縁及びサイドミラーの部分を表す斜視図である。 図1のII-II矢視断面図である。 カウルルーバの前部の縦断面図である。 図1のIV-IV矢視断面図である。 図1のV-V矢視断面図である。 変更例に係るカウルルーバの前部の縦断面図である。 従来のフロントガラス周縁構造を備える乗用車の模式平面図(A図)、A図のB-B矢視断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図6に基づいて本発明の実施形態1に係る乗用車のフロントガラス周縁構造について説明する。本実施形態に係る乗用車のフロントガラス周縁構造は、乗用車の走行時にフロントガラスの下端縁に沿って左右のサイドミラーの方向に流れる空気の流量を低減させて、サイドミラーの位置で発生する風切り音を小さくするための構造である。
なお、図中の前後左右及び上下は、乗用車の前後左右及び上下に対応している。
<乗用車のフロントガラス周縁構造の概要について>
乗用車10のボディの左右側面には、図1に示すように、フロントドア12により開閉される乗降口13が設けられている。乗降口13の前端縁には、フロントピラー14が立設されており、左右のフロントピラー14によってルーフパネル(図示省略)の前部が支持されている。また、フロントピラー14には、フロントドア12を水平回動可能な状態で支持するドアヒンジ(図示省略)が連結されている。フロントピラー14は、フロントドア12のベルトラインRよりも下側がフェンダパネル15によって覆われており、そのフェンダパネル15よりも上側に位置するフロントピラー14の意匠面14eがフェンダパネル15の意匠面15eと連続するように構成されている。そして、フェンダパネル15の上部15uと、フェンダパネル15よりも上側に位置するフロントピラー14とにより、フロントガラス20(後記する)の窓枠が構成されている。
左右のフェンダパネル15の間には、乗用車10のエンジンルーム(図示省略)を開閉可能に構成されたエンジンフード17が設けられている。そして、前記エンジンフード17と、左右のフェンダパネル15の上部15u、及びフロントピラー14と、ルーフパネル(図示省略)とによって囲まれた位置にフロントガラス20が設けられている。また、前記フロントガラス20とエンジンフード17間には、そのフロントガラス20の下端縁に沿って車幅方向に延びるカウルルーバ30が設けられている。なお、前記カウルルーバ30の裏側には、左右のワイパー24を作動させるためのモータ等(図示省略)が設置されている。
また、フロントピラー14、フェンダパネル15の上部15uにより構成される窓枠部分とフロントガラス20との間には、前記フロントピラー14等に沿って延びるサイドモール40が設けられている。
即ち、前記エンジンフード17が本発明のフードに相当する。
<カウルルーバ30について>
カウルルーバ30は、図2の縦断面図に示すように、そのカウルルーバ30の前部の位置で車幅方向に延びるように形成された溝部32と、溝部32の後側で同じく車幅方向に延びるように形成された断面山形の高台部34とを備えている。さらに、カウルルーバ30は、高台部34の後側でワイパー24のアーム24a等を収納できる窪み状のルーバ後部36を備えている。ルーバ後部36の後端縁36eは、フロントガラス20の傾斜に合わせて後側が高くなるように傾斜しており、その後端縁36eがフロントガラス20の下端縁22を覆った状態で、そのフロントガラス20に固定されている。
カウルルーバ30は、溝部32から高台部34までの範囲が空間Sを介した状態でエンジンフード17の後端部17bによって上方から覆われている。
カウルルーバ30の溝部32は、前縦壁32kと底板32bと後縦壁32rとより断面略U字形に形成されており、前縦壁32kの上端位置に前方に張り出す棚状のフランジ部32fが設けられている。そして、フランジ部32fの上面にエンジンフード17とカウルルーバ30間をシールするゴム製のシール部材37がフランジ部32fに沿って取付けられている。これにより、エンジンフード17とカウルルーバ30間には、前端側が閉じられて後方が開放された空間Sが形成される。
カウルルーバ30は、溝部32の底板32bの部分が、図2に示すように、乗用車10のボディを構成するカウルフロントパネル24fによって下方から支持されている。
ここで、カウルフロントパネル24fの後端部24bは、車室とエンジンルームとを区分するダッシュパネル25により支持されており、そのダッシュパネル25の後部上側にフロントガラス20の下端部を下方から支えるカウルパネル26が設けられている。
カウルルーバ30の高台部34は、図2、図3に示すように、断面山形に形成されており、その高台部34の山の頂部分に塀状のリブ340が前記溝部32に沿って車幅方向に延びるように立設されている。
塀状のリブ340は、カウルルーバ30の高台部34とエンジンフード17との間の隙間を狭めるように形成されている。そして、エンジンフード17と前記リブ340間の隙間SK(図3参照)は、エンジンフード17とカウルルーバ30の溝部32とに囲まれた空間S内に外気が負圧により流入し難くなるような値で、かつ乗用車10の走行時の振動によりエンジンフード17がリブ340に当たらないような値に設定されている。
前記リブ340は前傾状態で形成されており、さらに、リブ340の肉厚寸法はカウルルーバ30の高台部34の肉厚寸法よりも十分に小さな値に設定されている。
また、前記リブ340の傾斜角度は、事故時に歩行者の身体の一部がエンジンフード17に対して上方から衝突することによる荷重F(試験的に加えられる衝突荷重F)に対してα°だけ前傾した値に設定されている。
このように、リブ340が前傾し、さらにリブ340の肉厚寸法がカウルルーバ30の高台部34の肉厚寸法よりも十分に小さな値に設定されているため、事故時の衝突荷重Fでリブ340が容易に折れるようになる。これにより、前記リブ340を設けても衝突荷重Fの吸収性能がさほど低下しない。
<サイドモール40について>
サイドモール40は、図1に示すように、フロントガラス20の左右両側で雨水等をフロントピラー14に沿って流下させるための装飾部材である。ここで、左右のサイドモール40は、等しい構成で左右対称に形成されているため、図4、図5に基づき代表して右側のサイドモール40について説明する。
ここで、図4は、フェンダパネル15よりも上側に位置するフロントピラー14とサイドモール40との関係を表しており(図1のIV-IV矢視断面図)、図5は、フェンダパネル15の上部15u、及びフロントピラー14とサイドモール40との関係を表している(図1のV-V矢視断面図)。
サイドモール40は、図4、図5に示すように、レール状のサイドモール本体部43と、サイドモール本体部43の裏側に固定されたシール部45と、サイドモール本体部43をフロントピラー14、及びフェンダパネル15の上部15uに取付けるための取付け機構(図示省略)とから構成されている。
サイドモール本体部43は、縦壁状に形成されて雨水等をガイドするガイド部43gと、ガイド部43gの上端位置でフェンダパネル15の意匠面15e、及びフロントピラー14の意匠面14eと連続する意匠面43eを備える天板部43tと、ガイド部43gの裏側に突出してシール部45を固定するシール固定部43xとから構成されている。
サイドモール本体部43の天板部43tは、フロントガラス20に対してほぼ平行に設けられており、その天板部43tの左端部(図4、図5において紙面右側)がガイド部43gの上端からフロントガラス20と平行な状態で庇状に突出している。即ち、天板部43tの左端部を、以後、庇部43hと呼ぶことにする。
サイドモール40のシール部45は、帯板状の弾性体であり、フロントガラス20の端縁とフロントピラー14間の溝状部分(図4参照)を塞げるように、また、フロントガラス20の端縁とフェンダパネル15の上部15u間の溝状部分(図5参照)を塞げるように構成されている。シール部45の幅方向両側にはリップ部45e,45fが形成されており、左側のリップ部45eがフロントガラス20の表面を押さえ、右側のリップ部45eがフロントピラー14、及びフェンダパネル15の表面を押さえられるように構成されている。
<カウルルーバ30、及びサイドモール40の働きについて>
次に、上記したカウルルーバ30、及びサイドモール40の働きについて説明する。
乗用車10が走行すると、図3に示すように、エンジンフード17の表面に沿って後方に流れる空気の一部が負圧によってエンジンフード17とカウルルーバ30間の空間内に引き込まれる。このとき、負圧により引き込まれた空気は、カウルルーバ30の高台部34に形成されたリブ340に遮られ、高台部34の前側、即ち、エンジンフード17とカウルルーバ30の溝部32とに囲まれた空間S内には流れ込み難くなる。したがって、エンジンフード17とカウルルーバ30間に引き込まれた空気は、カウルルーバ30のリブ340の位置からフロントガラス20の下端縁の範囲で渦巻き状の乱流となる。
そして、乱流となった空気が、図1に示すように、フロントガラス20の下端縁に沿って乗用車の左方向、及び右方向に流れるようになる。さらに、乗用車の左方向、及び右方向に流れた空気は、途中でサイドモール40の庇部43hに当たって、図5に示すように、方向を変えられ、サイドミラー12mに当たり難くなる。
<本実施形態に係る乗用車のフロントガラス周縁構造の長所について>
本実施形態に係る乗用車のフロントガラス周縁構造によると、カウルルーバ30の高台部34には、その高台部34とエンジンフード17との間の隙間を狭めるように、塀状のリブ340が溝部32に沿って車幅方向に延びるように立設されている。
このため、負圧によりエンジンフード17とカウルルーバ30間に引き込まれた空気は、塀状のリブ340に遮られて高台部34の前側、即ち、エンジンフード17とカウルルーバ30の溝部32とにより形成される空間S内には流れ込み難くなる。したがって、エンジンフード17とカウルルーバ30間に引き込まれた空気は、カウルルーバ30のリブ340の位置からフロントガラス20の下端縁の範囲で渦巻き状の乱流となる。
これにより、従来のように、引き込まれた空気がカウルルーバ30の溝部32の位置からフロントガラス20の下端縁まで範囲で渦巻き状の乱流となる場合と比較して、フロントガラス20の下端縁に沿って乗用車のサイドミラー12mの方向に流れる空気の流量が小さくなる。この結果、乗用車の走行時にサイドミラー12mの位置で発生する風切音が小さくなる。
また、カウルルーバ30のリブ340の肉厚寸法は、高台部34の肉厚寸法より十分に小さい値に設定されているため、事故時に歩行者の身体の一部がエンジンフード17の後端部に対して上方から衝突した場合に、カウルルーバ30の高台部34よりも先にリブ340が折れるようになる。したがって、リブ340を設けることで、事故時の衝撃吸収性能がさほど低下しない。
また、カウルルーバ30の高台部34は断面山形状に形成されて、その高台部34の頂部分にリブ340が前傾状態で設けられている。このため、事故時の衝撃荷重でリブ340が折れ易くなる。
また、サイドモール40は、フロントガラス20に対して平行に張り出す庇部43hを備えているため、フロントガラス20の下端縁に沿って乗用車のサイドミラー12m方向に流れる空気がサイドモール40の庇部43hに当たって向きを変えられ、サイドミラー12mに当たり難くなる。このため、乗用車10の走行時にサイドミラー12mの位置で発生する風切音が小さくなる。
また、庇部43hを備えるサイドモール40の天板部43tの意匠面43eがフロントピラー14等の意匠面14eと連続するように構成されているため、サイドモール40の庇部43hを乗り越えた空気がフロントピラー14等に当たることがなく、乱流が発生し難くなる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、カウルルーバ30の高台部34のリブ340を、図3に示すように、前傾状態で形成する例を示した。しかし、図6に示すように、前記リブ340を前傾状態の前傾下壁部342と、その前傾下壁部342の上端位置で後傾するように形成された後傾上壁部344とにより、断面く字形に形成することも可能である。
これにより、負圧によりエンジンフード17とカウルルーバ30間に引き込まれた空気が前記リブ340に遮られて、さらに、エンジンフード17とカウルルーバ30の溝部32とにより形成される空間S内に流れ込み難くなる。
また、リブ340が断面く字形に形成されているため、事故時の衝撃荷重Fでリブ340が折れ易くなる。
また、本実施形態では、サイドモール40の庇部43hをフロントガラス20と平行に張り出させる例を示した。しかし、サイドモール40の庇部43hを先端側が高くなるように傾斜させてフロントガラス20の方向に張り出させることも可能である。
12m・・・・・サイドミラー
14・・・・・・フロントピラー
14e・・・・・意匠面
15・・・・・・フェンダパネル
15u・・・・・上部(フロントピラー)
15e・・・・・意匠面
17・・・・・・エンジンフード(フード)
17b・・・・・後端部
20・・・・・・フロントガラス
30・・・・・・カウルルーバ
32・・・・・・溝部
34・・・・・・高台部
36・・・・・・ルーバ後部
37・・・・・・シール部材
40・・・・・・サイドモール
43h・・・・・庇部
43e・・・・・意匠面

Claims (6)

  1. 乗用車のフードとフロントガラスとの間に配置されており、前記フロントガラスの下端縁に沿って車幅方向に延びるように設けられたカウルルーバを備える乗用車のフロントガラス周縁構造であって、
    前記カウルルーバは、前部の位置で車幅方向に延びるように形成された溝部と、前記溝部の後側で車幅方向に延びるように形成された高台部と、前記高台部の後側で前記フロントガラスの下端縁を覆えるように構成されたルーバ後部とを備え、前記カウルルーバの溝部と高台部とが空間を介した状態で前記フードによって上方から覆われており、
    前記カウルルーバの高台部には、その高台部と前記フードとの間の隙間を狭めるように、塀状のリブが車幅方向に延びるように立設されていることを特徴とする乗用車のフロントガラス周縁構造。
  2. 請求項1に記載された乗用車のフロントガラス周縁構造であって、
    前記カウルルーバのリブの肉厚寸法は、前記高台部の肉厚寸法より小さい値に設定されていることを特徴とする乗用車のフロントガラス周縁構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された乗用車のフロントガラス周縁構造であって、
    前記カウルルーバの高台部は断面山形状に形成されており、その高台部の頂部分に前記リブが前傾状態で設けられていることを特徴とする乗用車のフロントガラス周縁構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された乗用車のフロントガラス周縁構造であって、
    前記カウルルーバのリブは、前傾状態で形成された前傾下壁部と、その前傾下壁部の上端位置で後傾するように形成された後傾上壁部とにより、断面く字形に形成されていることを特徴とする乗用車のフロントガラス周縁構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された乗用車のフロントガラス周縁構造であって、
    前記フロントガラスの左右両側でフロントピラーに沿って延びるサイドモールを備えており、
    前記サイドモールには、少なくとも前記カウルルーバ寄りの位置に前記フロントガラスの方向に張り出す庇部が設けられていることを特徴とする乗用車のフロントガラス周縁構造。
  6. 請求項5に記載された乗用車のフロントガラス周縁構造であって、
    前記庇部の表面を含むサイドモールの意匠面がフロントピラーの意匠面と連続するように構成されていることを特徴とする乗用車のフロントガラス周縁構造。
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