JP6900751B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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本発明は、現金処理装置に関する。
近年、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設において、売上金を入金し、釣銭準備金を出金する現金処理装置が設置されている。現金処理装置は、回収される現金を収納する回収カセットを備え、メニュー画面で「売上回収」が選択されると、装置の扉を解錠する。そして、回収カセットが現金処理装置から取り出され、空の回収カセットが現金処理装置にセットされることで、「売上回収」が終了する。
上記の「売上回収」の方法には、店舗のオペレータが売上金を回収する「店舗運用」、および警備会社の警送隊員が売上金を回収する「警送運用」がある。
「店舗運用」では、店舗のオペレータは、現金処理装置から回収カセットを取り出し、当該回収カセットから現金を抜取り、当該回収カセットを現金処理装置に再セットする。オペレータは、回収カセットから抜き取った現金を売上金として金融機関等に入金する。
「警送運用」では、警送隊員は、現金処理装置から回収カセットを取り出し、警送隊員が持ち込んだ空の回収カセットを現金処理装置にセットする。警送隊員は、現金処理装置から取り出された回収カセットを警備会社の現金センター等に持ち帰り、警備会社が、当該回収カセットに収納されている現金を売上金として金融機関などに入金する。「警送運用」では、店舗のオペレータの作業が軽減され、また、店舗のオペレータが多額の現金に触れずに済む。このため、店舗が警備会社と契約し、「警送運用」に売上金を回収することが多い。
特開2006−338290号公報
上記の「警送運用」では、空の回収カセットがセットされたこと、および、当該回収カセットの正常動作が確認されたこと、により、レシートが印字され、現金処理装置の有高が更新されていた。このため、例えば現金処理装置にセットされた回収カセットの動作確認において障害が発生した場合、売上金を収納する回収カセットは現金処理装置の外にあるが、現金処理装置の有高は更新されない。ここで、警送隊員が障害の発生に気付き、回収カセットを予備の回収カセットに交換すれば、「売上回収」は正常に終了する。
しかし、警送隊員が障害の発生に気付かない場合、または、警送隊員が障害の発生に気付いても、予備の回収カセットが無く、時間的な制約から保守員の来店を待つことも難しいために、警送隊員が次の店舗に行ってしまう場合がある。この場合、現金処理装置から売上金が回収されたことになっていないため、現金処理装置の有高は更新されていない。結果、次回の「売上回収」の実行時に、レシートの売上金額と回収金額に不一致が生じてしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、回収処理に起因する有高と実際の現金の不一致の発生を抑制することが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、現金処理装置であって、現金を収納する回収カセットと、前記回収カセットを、前記現金を収納していない他の回収カセットに交換するための回収処理において、前記現金処理装置の有高の更新を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記回収カセットが前記現金処理装置から外された後、前記現金処理装置にセットされた前記他の回収カセット正常動作は確認されないが、前記他の回収カセットが空状態であることが確認されたことに基づき、前記現金処理装置の有高を更新する、現金処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、現金処理装置であって、現金を収納する回収カセットと、前記回収カセットを、前記現金を収納していない他の回収カセットに交換するための回収処理において、前記現金処理装置の有高の更新を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記回収カセットが前記現金処理装置から外された後、前記現金処理装置にセットされた前記他の回収カセットの正常動作の確認の際に障害が生じ、障害復旧操作が所定回数に達しても前記障害が解消しない場合には、前記他の回収カセットが空状態であることが確認されていることに基づき、前記現金処理装置の有高を更新する、現金処理装置が提供される。
前記制御部は、前記有高の更新と併せて、前記回収処理の内容を示す回収情報の出力の制御を行ってもよい。
前記回収カセットは、紙幣を収納する紙幣回収カセット、または硬貨を収納する硬貨回収カセットを含んでもよい。
前記現金処理装置は、入金処理において現金が追加され、出金処理において現金が繰り出される収納部をさらに備え、前記制御部は、精算集計処理において、前記収納部に収納された現金を前記回収カセットに移動させてもよい。
前記制御部は、前記回収カセットを前記現金処理装置から外して、前記回収カセットに収納された現金を抜き取った後に、前記回収カセットを前記現金処理装置に再度セットする他の回収処理において、前記回収処理と異なるタイミングで前記現金処理装置の有高を更新してもよい。
以上説明したように本発明によれば、回収処理に起因する有高と実際の現金の不一致の発生を抑制することが可能である。
本発明の実施形態による現金処理装置の構成を示す説明図である。 操作表示部に表示されるメニュー画面の具体例を示す説明図である。 比較例による売上回収の動作を示すフローチャートである。 第1の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。 レシートの具体例を示す説明図である。 第2の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。 第3の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。 第4の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。 障害画面の具体例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<0.導入>
本発明の実施形態は、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設に設置される現金処理装置に適用される。本実施形態による現金処理装置は、例えば、レジで用いられる釣銭準備金として紙幣および硬貨を出金する釣銭出金、およびレジから回収された紙幣および硬貨を入金する売上入金などの処理を実行可能である。以下、このような本発明の実施形態による現金処理装置の構成および動作について順次詳細に説明する。
<1.現金処理装置の構成>
図1は、本発明の実施形態による現金処理装置1の構成を示す説明図である。図1に示したように、本実施形態による現金処理装置1は、紙幣投入口101、紙幣一時保留部103、紙幣鑑別部105、万券カセット107、五千券カセット109、千券カセット111、回収カセット113およびリジェクト部115を有する紙幣部と、硬貨投入口117、硬貨鑑別部119、硬貨一時保留部121、硬貨返却部123、出金ホッパ125、硬貨回収庫127および硬貨出金箱129を有する硬貨部と、カードリーダ部131と、操作表示部133と、レシートプリンタ135と、制御部150と、記憶部160と、を備える。紙幣部には紙幣扉が設けられており、紙幣扉が開いている場合に紙幣部の内部への操作が可能となる。同様に、硬貨部には硬貨扉が設けられており、硬貨扉が開いている場合に硬貨部の内部への操作が可能となる。
紙幣投入口101は、現金処理装置1に入金される紙幣が投入される投入口である。また、紙幣投入口101は、紙幣の出金口でもあり、紙幣投入口101から売上入金の取り消しにより返却される紙幣、出金される紙幣、および紙幣鑑別部105により正常ではないとしてリジェクトされた紙幣が紙幣投入口101から出金される。
紙幣一時保留部103には、入金計数時および売上金作成時に、一時的に紙幣が集積される。また、紙幣鑑別部105は、投入された紙幣が正常な紙幣であるか否かを各種センサによって鑑別する。
万券カセット107、五千券カセット109、および千券カセット111は、それぞれ万券、五千券、および千券の紙幣を収納する収納部である。具体的には、万券カセット107、五千券カセット109、および千券カセット111(各紙幣カセット)には、バラ状態の各種紙幣が釣銭準備金として収納される。また、各紙幣カセットには、売上として入金され、紙幣鑑別部105で正常と鑑別された各種紙幣が収納される。さらに、釣銭出金時には、各紙幣カセットから各種紙幣が出金される。
回収カセット113は、売上回収のためのカセットである。具体的には、回収カセット113には、精算集計時に、各紙幣カセットから移動された紙幣が売上金として収納される。
リジェクト部115には、紙幣鑑別部105によって正常な紙幣ではないと鑑別された紙幣、すなわちリジェクトされた紙幣が集積される。具体的には、リジェクト部115には、売上入金時に紙幣一時保留部103から各紙幣カセットに紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、各紙幣カセットから釣銭出金を行う過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、精算集計時に各紙幣カセットから回収カセット113に紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣などが集積される。
硬貨投入口117は、硬貨が投入される開口である。また、硬貨鑑別部119は、投入された硬貨が正常な硬貨であるか否かを各種センサによって鑑別する。さらに、硬貨一時保留部121には、入金計数時および精算集計時に、一時的に硬貨が集積される。
硬貨返却部123は、硬貨の返却口であり、計数が行われた硬貨、売上入金の取り消しがなされた硬貨が硬貨返却部123から返却される。また、出金ホッパ125(収納部)には、売上入金によって投入された各種硬貨が収納されており、釣銭出金時には出金ホッパ125から各種硬貨が出金される。
硬貨回収庫127は、売上回収のための回収カセットの一例である。具体的には、硬貨回収庫127には、精算集計時に出金ホッパ125から移動された硬貨が売上金として収納される。また、硬貨出金箱129は、釣銭出金時に硬貨を出金するための硬貨出金口である。
カードリーダ部131は、レジカードやIDカード等に書き込まれた情報を読み取る。レジカードやIDカード等に書き込まれる情報として、例えば、カードを利用する操作者を識別するための情報、および許可されている取引の種類を示す情報が挙げられる。このカードリーダ部131から読取られる情報が事前に登録されている情報と一致する場合、現金処理装置1の利用が制御部150により許可される。なお、現金処理装置1は、カードリーダ部131に加えて、あるいはカードリーダ部131に代えて、指紋認識を行う指紋認識部、または暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部を有してもよい。
操作表示部133は、操作者による操作を検出する操作部としての機能、および各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作部の機能は分離して構成されてもよい。
レシートプリンタ135は、現金処理装置1によって行われた処理の内容を示す情報が印字されたレシートを排出する。例えば、売上回収が行われた場合、レシートプリンタ135は、売上回収の内容を示す回収情報が印字されたレシートを排出する。
制御部150は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)装置などのデータ格納用記憶装置等で構成される。
この制御部150は、現金処理装置1の動作全般を制御する。例えば、制御部150は、各紙幣カセット、出金ホッパ125および硬貨回収庫127などに収納されている現金の枚数を記憶部160に記憶させる管理部としての機能を包含する。また、制御部150は、制御部150は、レジカードやIDカードによる認証が終了すると、操作者が所望の処理を選択するためのメニュー画面を操作表示部133に表示させ、メニュー画面において操作者により選択された処理を制御する。以下、図2を参照してメニュー画面の具体例を説明した上で、制御部150の制御により実現される各処理の概要を説明する
<2.現金処理装置が行う各種処理>
図2は、操作表示部133に表示されるメニュー画面40の具体例を示す説明図である。図2に示したように、メニュー画面40は、「01:釣銭出金」ボタン、「02:売上入金」ボタン、「03:計数」ボタン、「04:補充」ボタン、「05:抜取り」ボタン、「06:精算集計」ボタン、「07:売上回収」ボタン、「08:精査」ボタンなど、現金処理装置1が実行可能な処理と関連付けられた選択ボタンを含む。操作者は、このメニュー画面40からの選択ボタンの選択により、所望の処理を現金処理装置1に実行させることが可能である。
(釣銭出金)
釣銭出金は、各紙幣カセットおよび出金ホッパ125から釣銭準備金を出金するための処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「01:釣銭出金」ボタンが選択されると、制御部150は、出金方法の選択画面を操作表示部133に表示させる。操作者は、当該出金方法の選択画面において、金額指定出金、金種枚数指定出金およびパターン出金を選択することができる。
金額指定出金においては、操作者により出金金額が指定され、制御部150は、事前に用意されているルールに従って各金種の出金枚数を決定してもよい。例えば、上記ルールは、各金種の出金枚数の比率を規定するものであってもよいし、各金種の出金枚数の最低数を規定するものであってもよい。
金種枚数指定出金においては、操作者により金種ごとの出金枚数が指定され、制御部150は、操作者からの指定に従って各金種の出金を制御する。パターン出金においては、制御部150は、1または2以上の金種ごとの出金枚数を示す事前登録された出金パターンに従って出金を制御する。
いずれの出金方法においても、各紙幣カセットから紙幣が排出され、当該紙幣が紙幣投入口101に集積される。また、出金ホッパ125から硬貨が繰り出され、当該硬貨が硬貨出金箱129に搬送される。
(売上入金)
売上入金は、レジから回収された紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ125に収納するための処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「02:売上入金」ボタンが選択されると、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部133に表示させる。その後、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117から投入された紙幣および硬貨を計数する。ここで、紙幣鑑別部105により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部103に集積され、硬貨鑑別部119により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部121に集積される。また、紙幣鑑別部105によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口101から返却され、硬貨鑑別部119によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部123から返却される。
さらに、制御部150は、計数により得られた入金合計金額を操作表示部133に表示させる。そして、操作者により入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部103から紙幣カセットに紙幣が搬送され、紙幣カセットが当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部121から出金ホッパ125に硬貨が搬送され、出金ホッパ125が当該硬貨を収納する。なお、紙幣および硬貨の収納時点で売上(入金合計が出金合計を上回る金額)が発生している場合、高額な紙幣が優先的に回収カセット113に収納される。
(計数)
計数は、投入された紙幣および硬貨の計数を行った後、紙幣および硬貨を返却する処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「03:計数」ボタンが選択されると、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部133に表示させる。その後、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117から投入された紙幣および硬貨を計数する。ここで、紙幣鑑別部105により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部103に集積され、硬貨鑑別部119により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部121に集積される。また、紙幣鑑別部105によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口101から返却され、硬貨鑑別部119によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部123から返却される。
さらに、制御部150は、計数により得られた入金合計金額を操作表示部133に表示させる。そして、操作者により入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部103の紙幣が紙幣投入口101から返却され、硬貨一時保留部121の硬貨が硬貨返却部123から返却される。
(補充)
補充は、釣銭用の紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ125に補充するための処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「04:補充」ボタンが選択されると、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部133に表示させる。そして、紙幣投入口101および硬貨投入口117に紙幣および硬貨が投入されると、制御部150は、投入された紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ125に収納するための制御を行う。
(抜取り)
抜取りは、現金精査のために、装置内の全ての紙幣および硬貨、または、入金過多で溢れそうになったリサイクルカセットの紙幣または硬貨を出金するための処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「05:抜取り」ボタンが選択されると、制御部150は、装置内の全ての紙幣および硬貨、または、一部の現金を、紙幣投入口101または硬貨出金箱129に搬送する。
(精算集計)
精算集計は、それまでの出金および入金取引を集計し、売上額(入金合計−出金合計)を算出する処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「06:精算集計」ボタンが選択されると、制御部150は、売上額と既に回収カセット113に収納した紙幣額との差分を売上移動金額として算出する。そして、制御部150は、高額券の紙幣を優先して紙幣カセットから回収カセット113に移動させ、出金ホッパ125から硬貨を硬貨回収庫127に移動させ、売上金を作成するための制御を行う。
(売上回収)
売上回収は、操作者による売上金の回収を可能とするための処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「07:売上回収」ボタンが選択されると、制御部150は、現金処理装置1の扉を解錠し、回収カセット113の脱着誘導を操作表示部133に表示させる。回収カセット113が脱着され、空の回収カセット113がセットされると、処理が完了する。
売上回収の方法には、店舗のオペレータが売上金を回収する「店舗運用」、および警備会社の警送隊員が売上金を回収する「警送運用」がある。
「店舗運用」では、店舗のオペレータは、現金処理装置1から回収カセット(硬貨回収庫127および回収カセット113)を取り出し、当該回収カセットから現金を抜取り、当該回収カセットを現金処理装置1に再セットする。オペレータは、回収カセットから抜き取った現金を売上金として金融機関等に入金する。
「警送運用」では、警送隊員は、現金処理装置1から回収カセットを取り出し、警送隊員が持ち込んだ空の回収カセットを現金処理装置1にセットする。警送隊員は、現金処理装置1から取り出された回収カセットを警備会社の現金センター等に持ち帰り、警備会社が、当該回収カセットに収納されている現金を売上金として金融機関などに入金する。
(精査)
精査は、現金処理装置1内の有高を集計するための処理である。例えば、メニュー画面40において操作者により「08:精査」ボタンが選択されると、制御部150は、現金処理装置1の紙幣扉および硬貨扉を解錠し、紙幣カセットからの紙幣の取り出し、および出金ホッパ125からの硬貨の取り出しを誘導する画面を操作表示部133に表示させる。その後、操作者により紙幣および硬貨の取り出しが行われ、現金処理装置1の紙幣扉および硬貨扉が閉められると、制御部150は、紙幣および硬貨の投入を誘導する画面を操作表示部133に表示させる。
その後、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117から投入された紙幣および硬貨を計数する。ここで、紙幣鑑別部105により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部103に集積され、硬貨鑑別部119により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部121に集積される。また、紙幣鑑別部105によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口101から返却され、硬貨鑑別部119によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部123から返却される。
さらに、制御部150は、計数により得られた合計金額を操作表示部133に表示させる。そして、操作者により合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部103から紙幣カセットに紙幣が搬送され、紙幣カセットが当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部121から出金ホッパ125に硬貨が搬送され、出金ホッパ125が当該硬貨を収納する。
<3.課題の整理>
本発明の実施形態は、上述した処理のうち、特に「警送運用」での売上回収に関する。そこで、以下では、本発明の実施形態の詳細な説明に先立ち、「警送運用」での売上回収の比較例、および比較例での課題を明らかにする。
図3は、比較例による売上回収の動作を示すフローチャートである。図3に示したように、まず、比較例による制御部(以下、単に制御部)が操作表示部133に待機画面を表示させ(S804)、レジカードやIDカードによる認証が成功すると(S808/Yes)、操作者が所望の処理を選択するためのメニュー画面を操作表示部133に表示させる(S812)。メニュー画面において売上回収以外の処理が選択されると(S816/No)、制御部は、選択された処理の実行を制御する。一方、メニュー画面において売上回収が選択されると、(S816/Yes)、制御部は、S820以降に示す売上回収を制御する。
すなわち、制御部は、硬貨扉のロックを解除し、硬貨扉の開放を誘導する硬貨扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S820)、硬貨扉が開かれると、硬貨回収庫127の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S824)。そして、硬貨回収庫127が交換されると、制御部は、硬貨扉の閉鎖を誘導する硬貨扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させる(S832)。
続いて、制御部は、紙幣扉のロックを解除し、紙幣扉の開放を誘導する紙幣扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S836)、紙幣扉が開かれると、回収カセット113の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S840)。そして、回収カセット113が交換されると、制御部は、紙幣扉の閉鎖を誘導する紙幣扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させる(S844)。
その後、制御部は、交換後の回収カセット113の動作確認を実行し(S848)、交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されると(S852/Yes)、レシートプリンタ135が回収内容を示すレシートを排出し、制御部が回収カセット113の有高を更新し(S856)、待機画面が表示される(S860)。一方、交換後の回収カセット113の正常動作、または交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されない場合(S852/No)、制御部は操作表示部133に障害画面を表示させる(S864)。
このように、交換後の回収カセット113の正常動作、または交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されない場合(S852/No)、回収カセット113および硬貨回収庫127の有高は更新されない。ここで、警送隊員が障害の発生に気付き、回収カセット113または硬貨回収庫127を予備と交換すれば、売上回収は正常に終了する。
しかし、警送隊員が障害の発生に気付かない場合、または、警送隊員が障害の発生に気付いても、予備の回収カセット113または硬貨回収庫127が無く、時間的な制約から保守員の来店を待つことも難しいために、警送隊員が次の店舗に行ってしまう場合がある。この場合、現金処理装置から売上金が回収されたことになっていないため、現金処理装置の有高は更新されていない。結果、次回の売上回収の実行時に、レシートの売上金額と回収金額に不一致(違算)が生じてしまう。
本件発明者は、上記事情を一着眼点にして、本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、売上回収に起因する有高と実際の現金の不一致の発生を抑制することが可能である。以下、このような本発明の実施形態による現金処理装置1の幾つかの動作例を順次詳細に説明する。
<4.動作例>
本発明の実施形態による現金処理装置1は、「店舗運用」での売上回収と、「警送運用」での売上回収とでは、異なるタイミングで有高の更新およびレシートの印刷を行う。「店舗運用」での売上回収では、例えば、図3を参照して説明した比較例のように、交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認された場合に、有高の更新およびレシートの印刷が行われてもよい。一方、「警送運用」での売上回収では、以下に説明する第1〜第4の動作のように、回収カセット113が現金処理装置1から外された後、交換後の回収カセット113の正常動作が確認されることを待たずに、有高の更新およびレシートの印刷が行われ得る。
(4−1.第1の動作例)
図4は、第1の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。図4に示したように、制御部150は、硬貨扉のロックを解除し、硬貨扉の開放を誘導する硬貨扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S220)、硬貨扉が開かれると、硬貨回収庫127の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S224)。そして、硬貨回収庫127が交換されると、制御部150は、硬貨扉の閉鎖を誘導する硬貨扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させる(S232)。
続いて、制御部150は、紙幣扉のロックを解除し、紙幣扉の開放を誘導する紙幣扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S236)、紙幣扉が開かれると、回収カセット113の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S240)。そして、回収カセット113が現金処理装置1から取り出され、回収カセット113が現金処理装置1から外れたことが検知されると(S242/Yes)、制御部150は、レシートプリンタ135に回収処理の内容を示す回収情報をレシートに印刷(出力)させ、現金処理装置1の有高の一部である回収カセット113の有高を「0」に更新する(S243)。なお、レシートには、図5に示すように、現金処理装置1のID、取引通番、回収金額、および回収された現金の金種別枚数が印刷される。
その後、制御部150は、紙幣扉の閉鎖を誘導する紙幣扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させ(S244)、交換後の回収カセット113の動作確認を実行する(S248)。交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されると(S252/Yes)、制御部150は、操作表示部133に待機画面を表示させる(S260)。一方、交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されない場合(S252/No)、制御部150は操作表示部133に障害画面を表示させる(S264)。
なお、硬貨回収庫127の空状態は、硬貨回収庫127に設けられたセンサが透光しているか否かにより判断され、回収カセット113の空状態は繰出し動作により判断されてもよい。
以上説明したように、第1の動作例では、硬貨回収庫127および回収カセット113が現金処理装置1から取り出されたことに基づいて、有高の更新およびレシートの印刷(回収の成立)が行われる。このため、その後の動作確認において障害が発生しても、回収が成立しているので、警送隊員は保守員による障害の復旧を待たずに次の店舗へ行くことができる。すなわち、警送隊員は保守員による障害の復旧を待たずに次の店舗へ行っても、次回の売上回収の実行時における違算発生を防止することが可能である。なお、「警送運用」では硬貨回収庫127および回収カセット113が空の硬貨回収庫127および回収カセット113に交換されるので、「店舗運用」で発生し得る、現金の取り残しに起因する空でない硬貨回収庫127および回収カセット113のセットは発生し難い。このため、「警送運用」においては、上述したように交換後の硬貨回収庫127および回収カセット113の空状態の確認を待たずに回収を成立させることが可能である。
(4−2.第2の動作例)
図6は、第2の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。図6に示したように、制御部150は、硬貨扉のロックを解除し、硬貨扉の開放を誘導する硬貨扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S220)、硬貨扉が開かれると、硬貨回収庫127の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S224)。そして、硬貨回収庫127が交換されると、制御部150は、硬貨扉の閉鎖を誘導する硬貨扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させる(S232)。
続いて、制御部150は、紙幣扉のロックを解除し、紙幣扉の開放を誘導する紙幣扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S236)、紙幣扉が開かれると、回収カセット113の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S240)。そして、回収カセット113が交換されると、制御部150は、紙幣扉の閉鎖を誘導する紙幣扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させる(S244)。
そして、紙幣扉が閉められたことが検知されると(S246/Yes)、制御部150は、レシートプリンタ135に回収情報をレシートに印刷させ、現金処理装置1の有高を更新する(S247)。
その後、制御部150は、交換後の回収カセット113の動作確認を実行する(S248)。交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されると(S252/Yes)、制御部150は、操作表示部133に待機画面を表示させる(S260)。一方、交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されない場合(S252/No)、制御部150は操作表示部133に障害画面を表示させる(S264)。
以上説明したように、第2の動作例では、紙幣扉が閉められたことに基づいて、有高の更新およびレシートの印刷(回収の成立)が行われる。第1の動作例では、硬貨回収庫127および回収カセット113が現金処理装置1から取り出されたことに基づいて回収が成立するので、警送隊員がうっかり紙幣扉を開けたままの状態で店を出てしまうことが起こり得る。現金処理装置1は、店舗のバックヤードに設置されることが多いが、紙幣扉が開いていると、バックヤードに入り込んだ外部の人間または管理権限の無い人間が現金を現金処理装置1から抜き取ってしまうことが懸念される。これに対し、第2の動作例では紙幣扉が閉められたことに基づいて回収が成立するので、警送隊員が紙幣扉を開けたままの状態で店を出てしまうことを防止し、結果、現金処理装置1から現金を抜き取る犯罪も防止することが可能である。
(4−3.第3の動作例)
図7は、第3の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。図7に示したように、制御部150は、硬貨扉のロックを解除し、硬貨扉の開放を誘導する硬貨扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S220)、硬貨扉が開かれると、硬貨回収庫127の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S224)。そして、硬貨回収庫127が交換されると、制御部150は、硬貨扉の閉鎖を誘導する硬貨扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させる(S232)。
続いて、制御部150は、紙幣扉のロックを解除し、紙幣扉の開放を誘導する紙幣扉開誘導画面を操作表示部133に表示させ(S236)、紙幣扉が開かれると、回収カセット113の交換誘導画面を操作表示部133に表示させる(S240)。そして、回収カセット113が交換されると、制御部150は、紙幣扉の閉鎖を誘導する紙幣扉閉誘導画面を操作表示部133に表示させる(S244)。
その後、制御部150は、交換後の回収カセット113の動作確認を実行する(S248)。交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されると(S252/Yes)、制御部150は、レシートプリンタ135に回収情報をレシートに印刷させ、現金処理装置1の有高を更新し(S254)、操作表示部133に待機画面を表示させる(S260)。
一方、交換後の回収カセット113の正常動作、および交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されなくても(S252/No)、交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認された場合には(S256/Yes)、制御部150は、レシートプリンタ135に回収内容を示すレシートを印刷させ、現金処理装置1の有高を更新する(S258)。交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されない場合(S256/No)、またはS258の処理の後、制御部150は操作表示部133に障害画面を表示させる(S264)。
以上説明したように、第3の動作例では、交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されたことに基づいて、有高の更新およびレシートの印刷(回収の成立)が行われる。上述したように、「警送運用」では、基本的には空で無い回収カセット113および硬貨回収庫127がセットされることは発生し難いが、抜き取られた回収カセット113および硬貨回収庫127がそのまま現金処理装置1に再度セットされることも起こり得る。第3の動作例では、このように空でない回収カセット113および硬貨回収庫127がセットされることを防止し、結果、次回の売上回収の実行時における違算発生を防止することが可能である。
(4−4.第4の動作例)
図8は、第4の動作例による売上回収の動作を示すフローチャートである。第4の動作例は、図7を参照して説明した第3の動作例とS244の処理までは共通するので、図8においては、S248以降の処理を示している。
紙幣扉が閉められた後、制御部150は、交換後の回収カセット113の動作確認を実行する(S248)。交換後の回収カセット113の正常動作が確認され(S304/Yes)、かつ、交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されると(S308/Yes)、制御部150は、レシートプリンタ135に回収内容を示すレシートを印刷させ、現金処理装置1の有高を更新し(S312)、操作表示部133に待機画面を表示させる(S316)。S308において交換後の回収カセット113または硬貨回収庫127の空状態が確認されなかった場合(S308/No)、制御部150は操作表示部133に障害画面を表示させる(S344)。
一方、交換後の回収カセット113の正常動作が確認されなかった場合(S304/No)、復旧操作回数が所定回数に達していなければ(S320/No)、制御部150は操作表示部133に障害画面を表示させる(S324)。障害画面は、図9に示したように、障害の除去を誘導するメッセージ、および復旧ボタン50を含む。警送隊員が、障害を除去する操作を行った後に復旧ボタン50を選択する復旧操作を行うと(S328)、制御部150は、交換後の回収カセット113の動作確認を再度実行し(S332)、S304からの処理が繰り返される。
復旧操作回数が所定回数に達して(S320/Yes)、かつ、交換後の回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認された場合(S336/Yes)、制御部150は、レシートプリンタ135に回収情報をレシートに印刷させ、現金処理装置1の有高を更新し(S340)、操作表示部133に障害画面を表示させる(S344)。
以上説明したように、第4の動作例では、紙幣扉が閉められた後の動作確認で障害が発生した場合、復旧操作を所定回数に渡って行っても障害が復旧しなければ、回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されていることを条件に、有高の更新およびレシートの印刷(回収の成立)が行われる。第3の動作例では、障害が発生しても回収カセット113および硬貨回収庫127の空状態が確認されれば回収が成立するので、障害が発生したまま警送隊員が店を出てしまうことが生じ得る。障害は一時的な故障である可能性があり、また、障害の無い状態で現金処理装置1が店舗側に引き渡されることが望ましい。第4の動作例によれば、障害の発生している状態で現金処理装置1が店舗側に引き渡されてしまうケースを抑制することが可能である。
<5.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、「警送運用」での売上回収における有高の更新およびレシートの印刷のタイミングの適切な設定により、次回の売上回収における違算発生を防止することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の現金処理装置1の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、現金処理装置1の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、現金処理装置1に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した現金処理装置1の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 現金処理装置
101 紙幣投入口
103 紙幣一時保留部
105 紙幣鑑別部
107 万券カセット
109 五千券カセット
111 千券カセット
113 回収カセット
115 リジェクト部
117 硬貨投入口
119 硬貨鑑別部
121 硬貨一時保留部
123 硬貨返却部
125 出金ホッパ
127 硬貨回収庫
129 硬貨出金箱
131 カードリーダ部
133 操作表示部
135 レシートプリンタ
150 制御部
160 記憶部

Claims (6)

  1. 現金処理装置であって、
    現金を収納する回収カセットと、
    前記回収カセットを、前記現金を収納していない他の回収カセットに交換するための回収処理において、前記現金処理装置の有高の更新を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記回収カセットが前記現金処理装置から外された後、前記現金処理装置にセットされた前記他の回収カセットの正常動作は確認されないが、前記他の回収カセットが空状態であることが確認されたことに基づき、前記現金処理装置の有高を更新する、現金処理装置。
  2. 現金処理装置であって、
    現金を収納する回収カセットと、
    前記回収カセットを、前記現金を収納していない他の回収カセットに交換するための回収処理において、前記現金処理装置の有高の更新を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記回収カセットが前記現金処理装置から外された後、前記現金処理装置にセットされた前記他の回収カセットの正常動作の確認の際に障害が生じ、障害復旧操作が所定回数に達しても前記障害が解消しない場合には、前記他の回収カセットが空状態であることが確認されていることに基づき、前記現金処理装置の有高を更新する、現金処理装置。
  3. 前記制御部は、前記有高の更新と併せて、前記回収処理の内容を示す回収情報の出力の制御を行う、請求項1または2に記載の現金処理装置。
  4. 前記回収カセットは、紙幣を収納する紙幣回収カセット、または硬貨を収納する硬貨回収カセットを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  5. 前記現金処理装置は、入金処理において現金が追加され、出金処理において現金が繰り出される収納部をさらに備え、
    前記制御部は、精算集計処理において、前記収納部に収納された現金を前記回収カセットに移動させる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の現金処理装置。
  6. 前記制御部は、前記回収カセットを前記現金処理装置から外して、前記回収カセットに収納された現金を抜き取った後に、前記回収カセットを前記現金処理装置に再度セットする他の回収処理において、前記回収処理と異なるタイミングで前記現金処理装置の有高を更新する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の現金処理装置。
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