JP6899030B2 - 対物光学系、撮像装置、内視鏡、及び内視鏡システム - Google Patents

対物光学系、撮像装置、内視鏡、及び内視鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡対物光学系に関する。
医療用内視鏡では、病変部の観察に、拡大観察が用いられる。病変部を拡大観察するためには、病変部を見つける必要がある。拡大観察では、従来の観察(以下、「通常観察」という)に比べて、観察範囲が狭い。そのため、拡大観察で病変部を見つけることは容易ではない。このようなことから、1つの対物光学系で、通常観察と拡大観察とができることが望ましい。
拡大観察では、対物光学系から物体位置までの距離(以下、「物体距離」という)は、例えば、2mm程度である。一方、通常観察では、物体距離は、2mmよりもはるかに長い。
通常観察時の物体位置と対物光学系の合焦位置とが一致するように、光学系を構成すると、通常観察における物体像(以下、「通常像」という)は、ピントの合った像になる。
一方、拡大観察時の物体位置は、通常観察時の物体位置から離れている。また、拡大観察時の物体位置は、通常観察時の対物光学系の被写界深度に含まれない。そのため、通常像にピントが合った状態の光学系では、拡大観察における物体像(以下、「拡大像」という)は、ピントの合った像にはならない。
拡大観察でもピントの合った物体像を形成するためには、対物光学系に合焦機能を持たせれば良い。対物光学系が合焦機能を持つことで、通常像と拡大像の両方を、ピントの合った状態で形成することができる。
合焦機能を有する対物光学系が、特許文献1に開示されている。対物光学系は、物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する前群と、フォーカシングレンズと、正の屈折力を有する後群と、からなる。合焦時、フォーカシングレンズが移動する。
特許第5607278号公報
特許文献1の対物光学系では、拡大観察時における倍率が大きいとは言い難い。また、バックフォーカスも十分に長いとは言い難い。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、バックフォーカスが長く、フォーカシング可能で、且つ、諸収差が良好に補正された対物光学系と、この対物光学系を備えた撮像装置、内視鏡、及び内視鏡システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る対物光学系は、
物体側から順に、
負屈折力の第1レンズ群と、
正屈折力の第2レンズ群と、
正屈折力の第3レンズ群と、からなり、
第2レンズ群は明るさ絞りを有すると共に、変倍時に移動し、
以下の条件式(1)、(3)、(4)を満足することを特徴とする。
1<(Lb×f3)/(Lf×f12)<9 (1)
1<|f1/f3|<20 (3)
1<|f1/f2|<14 (4)
ここで、
Lbは、第3レンズ群の最も物体側の面から像面までの距離、
f3は、第3レンズ群の焦点距離、
Lfは、第1レンズ群の最も物体側の面から第3レンズ群の最も物体側の面までの距離、
f12は、広角端における第1レンズと第2レンズ群の合成焦点距離、
f1は、第1レンズ群の焦点距離、
f2は、第2レンズ群の焦点距離、
である。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る撮像装置と内視鏡は、上述の対物光学系を備えることを特徴とする。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡システムは、上述の対物光学系と、画像処理装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バックフォーカスが長く、フォーカシング可能で、且つ、諸収差が良好に補正された内視鏡対物光学系を提供することができる。
本実施形態の内視鏡対物光学系の具体的な構成と、プリズムの具体的な構成を示す断面図である。 実施例1に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。 実施例1に係る内視鏡対物光学系の収差図である。 実施例2に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。 実施例2に係る内視鏡対物光学系の収差図である。 実施例3に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。 実施例3に係る内視鏡対物光学系の収差図である。 実施例4に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面図である。 実施例4に係る内視鏡対物光学系の収差図である。
以下に、本発明にかかる対物光学系の実施形態及び実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態及び実施例によりこの発明が限定されるものではない。以下の説明では、対物光学系の例として、内視鏡対物光学系が用いられている。
本実施形態に係る内視鏡対物光学系は、内視鏡観察において、一つの光学系で通常観察と拡大観察とを行うことができる。そのために、本実施形態に係る内視鏡対物光学系では、光学系を複数のレンズ群で構成すると共に、1つのレンズ群が光軸上を移動する。以下の説明では、便宜上、通常観察の状態を広角端とし、拡大観察の状態を望遠端とする。
本実施形態の内視鏡対物光学系は、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群と、正屈折力の第2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群と、からなり、第2レンズ群は明るさ絞りを有すると共に、変倍時に移動し、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
1<(Lb×f3)/(Lf×f12)<9 (1)
ここで、
Lbは、第3レンズ群の最も物体側の面から像面までの距離、
f3は、第3レンズ群の焦点距離、
Lfは、第1レンズ群の最も物体側の面から第3レンズ群の最も物体側の面までの距離、
f12は、広角端における第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離、
である。
長いバックフォーカスを確保するためには、屈折力の並びを適切にすると共に、光路長のバランスを取ることが重要である。また、特にバックフォーカスの長い光学系では、非点収差の増大を抑えることが難しくなってくる。よって、非点収差を良好に補正することが重要である。
長いバックフォーカスの確保と、非点収差の良好な補正を実現するためには、内視鏡対物光学系を前群と後群に分けた場合、前群における屈折力と後群における屈折力を、共に正屈折力とすることが好ましい。また、前群における光路長と後群における光路長とのバランスを、適切にすることが好ましい。
本実施形態の内視鏡対物光学系は、前群を、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とで構成し、後群を正屈折力の第3レンズ群で構成している。このような構成を採用することにより、長いバックフォーカスを確保しながら、第1レンズ群と第2レンズ群とで発生した非点収差を、第3レンズ群で良好に補正することができる。
本実施形態の内視鏡対物光学系は、上述の構成を備えると共に、条件式(1)を満足する。条件式(1)を満足することで、非点収差を、更に良好に補正できる。
第3レンズ群の最も物体側の面から像面までの距離と、第1レンズ群の最も物体側の面から第3レンズ群の最も物体側の面までの距離は、共に空気換算しない場合の距離である。
値が条件式(1)の下限値を下回る場合、第3レンズ群の屈折力が大きくなりすぎる。そのため、非点収差の補正が過剰となるか、又は、バックフォーカスを十分に確保できない。
値が条件式(1)の上限値を上回る場合、第3レンズ群での非点収差の補正効果が弱くなるか、又は、第1レンズ群と第2レンズ群で大きな非点収差が発生してしまう。そのため、第3レンズ群での非点収差の補正が困難となる。また、バックフォーカスは確保できるが、確保量が過剰となる。
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1')を満足することが好ましい。
1.5<(Lb×f3)/(Lf×f12)<6 (1')
条件式(1)に代えて、以下の条件式(1'')を満足することが好ましい。
2<(Lb×f3)/(Lf×f12)<4 (1'')
基本構成の具体的な構成例を説明する。図1は、本実施形態の内視鏡対物光学系の具体的な構成を示す断面図と、プリズムの具体的な構成を示す断面図である。図1(a)は内視鏡対物光学系の広角端における断面図、図1(b)は内視鏡対物光学系の望遠端における断面図、(c)はプリズムの断面図である。
内視鏡対物光学系は、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1と、正屈折力の第2レンズ群G2と、正屈折力の第3レンズ群G3と、で構成されている。第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に、明るさ絞りSが配置されている。より詳しくは、明るさ絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側に位置する面の近傍に配置されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の第1レンズL1と、負の第2レンズL2と、正の第3レンズL3と、負の第4レンズL4と、正の第5レンズL5と、正の第6レンズL6と、を有している。第2レンズL2と第3レンズL3は接合され、接合レンズCL1を構成している。第4レンズL4と第5レンズL5は接合され、接合レンズCL2を構成している。
第2レンズ群G2は、正の第7レンズL7と、負の第8レンズL8と、を有している。第7レンズL7と第8レンズL8は接合され、接合レンズCL3を構成している。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、負の第9レンズL9と、正の第10レンズL10と、負の第11レンズL11と、を有している。第10レンズL10と第11レンズL11は接合され、接合レンズCL4を構成している。
第2レンズ群G2が移動することで、変倍が行われる。広角端から望遠端への変倍時、第2レンズ群G2は物体側に移動する。広角端では遠距離物体に合焦しているので、通常観察ができる。望遠端では近距離物体に合焦しているので、拡大観察ができる。明るさ絞りSは、第2レンズ群G2と共に移動する。
第3レンズ群G3の像側には、プリズムPが配置されている。プリズムPの像側には、撮像素子(不図示)が配置されている。プリズムPの像側面は、像面Iになっている。撮像素子の撮像面は、プリズムPの像側面と一致している。
撮像素子にカバーガラスが設けられている場合、プリズムPの像側にカバーガラスが位置する。そして、カバーガラスの像側面が像面Iになる。よって、この場合、プリズムPの厚みは、カバーガラスの厚みを考慮して決まる。
図1(c)に示すように、プリズムPは、第1のプリズムP1と、第2のプリズムP2と、で形成されている。第1のプリズムP1と第2のプリズムP2は、例えば、接合剤で接合されている。
内視鏡対物光学系から出射した光は、光軸AXに沿って、第1のプリズムP1に入射する。第1のプリズムP1に入射した光のうち、一部の光は接合面で反射され、光路Aに沿って進む。残りの光は接合面を通過して、光路Bに沿って進む。このように、プリズムPでは、2つの光路が形成される。
光路Aを進む光は、1/4波長板WLを通過して、反射素子REFに到達する。反射素子REFに到達した光は、反射面Rs1で反射される。反射された光は、1/4波長板WL、第1のプリズムP1、接合面、第2のプリズムP2、及び平行平板GCを通過して、像面Iに到達する。
光路Bを進む光は、第2のプリズムP2の反射面Rs2に到達する。反射面Rs2に到達した光は、反射面Rs2で反射される。反射された光は、第2のプリズムP2と平行平板GCを通過して、像面Iに到達する。
像面Iの位置には、撮像素子IMの撮像面が位置している。撮像面に対して、光路Aの位置と光路Bの位置とが、並列に形成されている。よって、撮像面には、2つの光学像が並列に形成される。また、光路Aの長さと光路Bの長さは、異なっている。よって、撮像面には、ピント位置が異なる2つの光学像が形成される。2つの光学像は、撮像素子IMで撮像される。
撮像素子IMによる撮像で、2つの光学像の画像を取得できる。2つの画像を合成することで、焦点深度の深い画像が得られる。
本実施形態の内視鏡対物光学系は、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
4<f3/fw<24 (2)
ここで、
f3は、第3レンズ群の焦点距離、
fwは、広角端における内視鏡対物光学系の焦点距離、
である。
バックフォーカスの十分な確保には、特に第3レンズ群の焦点距離が大きく寄与する。よって、第3レンズ群の焦点距離を適切にすることが重要になる。
値が条件式(2)の下限値を下回る場合、第3レンズ群の屈折力が大きくなる。そのため、バックフォーカスが、十分に確保できなくなってしまう。
値が条件式(2)の上限値を上回る場合、バックフォーカスが必要以上に長くなる。そのため、広角端での光学系の全長が長くなる。
条件式(2)に代えて、以下の条件式(2')を満足することが好ましい。
4.8<f3/fw<16 (2')
条件式(2)に代えて、以下の条件式(2'')を満足することが好ましい。
5.5<f3/fw<8 (2'')
本実施形態の内視鏡対物光学系は、以下の条件式(3)、(4)を満足することが好ましい。
1<|f1/f3|<20 (3)
1<|f1/f2|<14 (4)
ここで、
f1は、第1レンズ群の焦点距離、
f2は、第2レンズ群の焦点距離、
f3は、第3レンズ群の焦点距離、
である。
第1レンズ群で大きく発生した諸収差は、第2レンズ群と第3レンズ群で補正することになる。特に、第1レンズ群では、色収差が大きく発生する。そのため、軸上色収差に関しては、第1レンズ群の屈折力、第2レンズ群の屈折力、及び第3レンズ群の屈折力を適切に規定することが重要となる。
値が条件式(3)の下限値と条件式(4)の下限値を共に下回る場合、軸上色収差が十分に補正できない。そのため、結像性能が悪化する。
値が条件式(3)の上限値と条件式(4)の上限値を共に上回る場合、軸上色収差の補正が過剰になる。更に、軸上色収差以外の収差については、補正バランスが悪くなる。
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3')を満足することが好ましい。
2<|f1/f3|<10 (3')
条件式(3)に代えて、以下の条件式(3'')を満足することが好ましい。
3<|f1/f3|<8 (3'')
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4')を満足することが好ましい。
2<|f1/f2|<7 (4')
条件式(4)に代えて、以下の条件式(4'')を満足することが好ましい。
3<|f1/f2|<5 (4'')
本実施形態の内視鏡対物光学系では、第1レンズ群は、少なくとも2つの接合レンズを含むことが好ましい。
第1レンズ群では、特に最も物体側に位置するレンズにより、大きな倍率色収差が発生する。第3レンズ群では、軸外光線の高さが高いので、第1レンズ群で発生した倍率色収差を、第3レンズ群で補正すれば良い。第1レンズ群で発生した倍率色収差が大きい場合、収差を良好に補正するためには、第3レンズ群の屈折力を大きくする必要がある。
しかしながら、バックフォーカスが長い光学系では、第3レンズ群の屈折力を大きくすると、第3レンズ群の外径が大きくなる。よって、第3レンズ群の屈折力を大きくすることは好ましくない。
そこで、本実施形態の内視鏡対物光学系では、第1レンズ群内に、少なくとも2つの接合レンズを配置している。このようにすると、1つの接合レンズを倍率色収差の補正に用い、もう一つの接合レンズを、倍率色収差の補正、非点収差の補正、及びコマ収差の補正に用いることができる。その結果、最も物体側に位置するレンズで発生した倍率色収差を良好に補正しつつ、他の収差も良好に補正できる。
本実施形態の内視鏡対物光学系では、第1レンズ群は、第1接合レンズと、第2接合レンズと、を有し、第1接合レンズは、最も物体側に位置し、第2接合レンズは、最も像側に位置し、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
0.2<|fc2/fc1|<6.0 (5)
ここで、
fc1は、第1接合レンズの焦点距離、
fc2は、第2接合レンズの焦点距離、
である。
第1接合レンズは、第1レンズ群に含まれる接合レンズの中で、最も物体側に位置する接合レンズである。第2接合レンズは、第1レンズ群に含まれる接合レンズの中で、最も像側に位置する接合レンズである。よって、第1接合レンズの物体側や、第2接合レンズの像側に、単レンズが配置されていても良い。
値が条件式(5)の下限値を下回る場合、倍率色収差の補正が過剰になる。値が条件式(5)の上限値を上回る場合、倍率色収差を十分に補正できない。
条件式(5)に代えて、以下の条件式(5')を満足することが好ましい。
0.6<|f1c1/f1c2|<4.6 (5')
条件式(5)に代えて、以下の条件式(5'')を満足することが好ましい。
1.4<|f1c1/f1c2|<3.0 (5'')
本実施形態の内視鏡対物光学系は、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
2<f3/ft<20 (6)
ここで、
f3は、第3レンズ群の焦点距離、
ftは、望遠端における内視鏡対物光学系の焦点距離、
である。
本実施形態の内視鏡対物光学系では、第2レンズ群が移動することで、光学系全体の焦点距離が変化する。これにより、望遠端での結像性能、すなわち、拡大観察時の結像性能の向上を図っている。
ただし、望遠端での光学系全体の焦点距離が適切でないと、広角端における光学系の全長やバックフォーカスを、望遠端でも維持することが困難になる。無理に維持しようとすると、収差が悪化する。
値が条件式(6)の下限値を下回る場合、第3レンズ群の屈折力が大きくなる。そのため、バックフォーカスを十分に確保できない。値が条件式(6)の上限値を上回る場合、バックフォーカスが必要以上に長くなる。そのため、光学系の全長が長くなる。
条件式(6)に代えて、以下の条件式(6')を満足することが好ましい。
3<f3/ft<15 (6')
条件式(6)に代えて、以下の条件式(6'')を満足することが好ましい。
4<f3/ft<7 (6'')
本実施形態の内視鏡対物光学系は、以下の条件式(7)、(8)を満足することが好ましい。
f1/fw<−3 (7)
f1/ft<−2 (8)
ここで、
f1は、第1レンズ群の焦点距離、
fwは、広角端における内視鏡対物光学系の焦点距離、
ftは、望遠端における内視鏡対物光学系の焦点距離、
である。
焦点距離が変化することで、光学系の倍率が変化する。望遠端での倍率を高めると、拡大観察が容易になる。望遠端での倍率を高めるためには、第2レンズ群の屈折力を大きくすれば良い。
しかしながら、第2レンズ群の屈折力を大きくすると、諸収差の補正が困難になる。また、第2レンズ群における倍率感度が高くなる。この場合、例えば、変倍操作における操作性への影響が無視できなくなる。
光学系の倍率の変化には、第1レンズ群が関与している。そこで、第2レンズ群の屈折力は変えずに、第1レンズ群の屈折力を小さくする。このようにすると、第2レンズ群の屈折力が、相対的に大きくなる。その結果、望遠端での倍率を高められる。
また、第2レンズ群の屈折力は変っていないので、諸収差の良好な補正と、変倍操作における良好な操作性を維持できる。
値が条件式(7)の上限値と条件式(8)の上限値を共に上回る場合、第1レンズ群の屈折力が大きくなる。そのため、第1レンズ群内における収差の発生量が大きくなる。
また、この場合、第2レンズ群の屈折力に対して、第1レンズ群の屈折力が小さくならないので、望遠端での倍率が高められない。望遠端での倍率を高めるためには、第2レンズ群の移動量を大きくしなくてはならない。
しかしながら、第2レンズ群の移動量を大きくすると、第1レンズ群で発生した大きな収差が、第2レンズ群で更に拡大されてしまう。このように、第2レンズ群の移動量を大きくできないので、望遠端での倍率を高められない。
条件式(7)に代えて、以下の条件式(7')を満足することが好ましい。
f1/fw<−6 (7')
条件式(7)に代えて、以下の条件式(7'')を満足することが好ましい。
f1/fw<−12 (7'')
条件式(8)に代えて、以下の条件式(8')を満足することが好ましい。
f1/ft<−4 (8')
条件式(8)に代えて、以下の条件式(8'')を満足することが好ましい。
f1/ft<−8 (8'')
本実施形態の内視鏡対物光学系では、第3レンズ群は、負のメニスカスレンズと、第3接合レンズと、からなることが好ましい。
バックフォーカスの長い光学系では、第3レンズ群におけるレンズの枚数やレンズの配置は限られてしまう。そのため、第3レンズ群では、少ない枚数のレンズを適切に配置することで、高い結像性能を出さなければならない。
本実施形態の内視鏡対物光学系では、負のメニスカスレンズで、コマ収差と軸上色収差を補正し、第3接合レンズで、倍率の色収差を補正している。このようにすることで、少ない枚数のレンズで、高い結像性能を維持できる。
本実施形態の内視鏡対物光学系は、以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
0.4<|f3M/fc3|<4.0 (9)
ここで、
f3Mは、負のメニスカスレンズの焦点距離、
fc3は、第3接合レンズの焦点距離、
である。
値が条件式(9)の下限値を下回る場合、負のメニスカスレンズの屈折力が大きくなる。そのため、コマ収差の補正が過剰になり、倍率色収差の補正が不足する。値が条件式(9)の上限値を上回る場合、負のメニスカスレンズの屈折力が小さくなる。そのため、コマ収差の補正が不足し、倍率色収差の補正が過剰になる。
条件式(9)に代えて、以下の条件式(9')を満足することが好ましい。
0.7<|f3M/f3S|<3.0 (9')
条件式(9)に代えて、以下の条件式(9'')を満足することが好ましい。
0.9<|f3M/f3S|<1.6 (9'')
以下に、対物光学系の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
各実施例のレンズ断面図について説明する。(a)は広角端における断面図、(b)は望遠端における断面図である。
第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、第3レンズ群はG3、明るさ絞りはS、プリズムはP、像面(撮像面)はIで示してある。
各実施例の収差図について説明する。収差図は、広角端における収差図、望遠端における収差図の順に示している。広角端における収差図では、(a)は球面収差(SA)、(b)は非点収差(AS)、(c)は歪曲収差(DT)、(d)は倍率色収差(CC)を示している。望遠端における収差図では、(e)は球面収差(SA)、(f)は非点収差(AS)、(g)は歪曲収差(DT)、(h)は倍率色収差(CC)を示している。
各収差図において、横軸は収差量を表している。球面収差、非点収差、及び倍率色収差については、収差量の単位はmmである。また、歪曲収差については、収差量の単位は%である。また、FNOはFナンバー、FIYは像高で、単位はmm(ミリメートル)、である。また、収差曲線の波長の単位はnmである。
(実施例1)
実施例1に係る内視鏡対物光学系について説明する。実施例1の内視鏡対物光学系は、物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有する。
第1レンズ群G1は、物体側が平面である平凹負レンズL1と、両凹負レンズL2と、両凸正レンズL3と、両凹負レンズL4と、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL6と、を有する。ここで、両凹負レンズL2と両凸正レンズL3とで、接合レンズを形成している。両凹負レンズL4と両凸正レンズL5とで、接合レンズを形成している。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズL7と、像側が平面である平凹負レンズL8と、を有する。ここで、両凸正レンズL7と平凹負レンズL8とで、接合レンズを形成している。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL9と、両凸正レンズL10と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、を有する。ここで、両凸正レンズL10と負メニスカスレンズL11とで、接合レンズを形成している。
明るさ絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置されている。より詳しくは、明るさ絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側に位置する面の近傍に配置されている。
変倍時、第2レンズ群G2が移動する。広角端から望遠端への変倍時、第2レンズ群G2は物体側に移動する。広角端では遠距離物体に合焦しているので、通常観察ができる。望遠端では近距離物体に合焦しているので、拡大観察ができる。明るさ絞りSは、第2レンズ群G2と共に移動する。
第3レンズ群G3の像側には、プリズムPが配置されている。
(実施例2)
実施例2に係る内視鏡対物光学系について説明する。実施例2の内視鏡対物光学系は、物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有する。
第1レンズ群G1は、物体側が平面である平凹負レンズL1と、物体側が平面である平凹負レンズL2と、両凹負レンズL3と、両凸正レンズL4と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、を有する。ここで、両凹負レンズL3と両凸正レンズL4とで、接合レンズを形成している。正メニスカスレンズL5と負メニスカスレンズL6とで、接合レンズを形成している。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズL7と、像側が平面である平凹負レンズL8と、を有する。ここで、両凸正レンズL7と平凹負レンズL8とで、接合レンズを形成している。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL9と、両凸正レンズL10と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、を有する。ここで、両凸正レンズL10と負メニスカスレンズL11とで、接合レンズを形成している。
明るさ絞りSは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置されている。より詳しくは、明るさ絞りSは、第2レンズ群G2の最も像側に位置する面の近傍に配置されている。
変倍時、第2レンズ群G2が移動する。広角端から望遠端への変倍時、第2レンズ群G2は物体側に移動する。広角端では遠距離物体に合焦しているので、通常観察ができる。望遠端では近距離物体に合焦しているので、拡大観察ができる。明るさ絞りSは、第2レンズ群G2と共に移動する。
第3レンズ群G3の像側には、プリズムPが配置されている。
(実施例3)
実施例3に係る内視鏡対物光学系について説明する。実施例3の内視鏡対物光学系は、物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有する。
第1レンズ群G1は、物体側が平面である平凹負レンズL1と、両凹負レンズL2と、両凸正レンズL3と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL5と、を有する。ここで、両凹負レンズL2と両凸正レンズL3とで、接合レンズを形成している。正メニスカスレンズL4と負メニスカスレンズL5とで、接合レンズを形成している。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズL6と、両凹負レンズL7と、を有する。ここで、両凸正レンズL6と両凹負レンズL7とで、接合レンズを形成している。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL8と、両凸正レンズL9と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL10と、を有する。ここで、両凸正レンズL9と負メニスカスレンズL10とで、接合レンズを形成している。
明るさ絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置されている。より詳しくは、明るさ絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側に位置する面の近傍に配置されている。
変倍時、第2レンズ群G2が移動する。広角端から望遠端への変倍時、第2レンズ群G2は物体側に移動する。広角端では遠距離物体に合焦しているので、通常観察ができる。望遠端では近距離物体に合焦しているので、拡大観察ができる。明るさ絞りSは、第2レンズ群G2と共に移動する。
第3レンズ群G3の像側には、プリズムPが配置されている。
(実施例4)
実施例4に係る内視鏡対物光学系について説明する。実施例4の内視鏡対物光学系は、物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有する。
第1レンズ群G1は、物体側が平面である平凹負レンズL1と、両凹負レンズL2と、両凸正レンズL3と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL5と、を有する。ここで、両凹負レンズL2と両凸正レンズL3とで、接合レンズを形成している。正メニスカスレンズL4と負メニスカスレンズL5とで、接合レンズを形成している。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズL6と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL7と、を有する。ここで、両凸正レンズL6と負メニスカスレンズL7とで、接合レンズを形成している。
第3レンズ群G3は、両凹負レンズL8と、両凸正レンズL9と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL10と、物体側が平面である平凸正レンズL11と、を有する。ここで、両凸正レンズL9と負メニスカスレンズL10とで、接合レンズを形成している。
明るさ絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置されている。より詳しくは、明るさ絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側に位置する面の近傍に配置されている。
変倍時、第2レンズ群G2が移動する。広角端から望遠端への変倍時、第2レンズ群G2は物体側に移動する。広角端では遠距離物体に合焦しているので、通常観察ができる。望遠端では近距離物体に合焦しているので、拡大観察ができる。明るさ絞りSは、第2レンズ群G2と共に移動する。
第3レンズ群G3の像側には、プリズムPが配置されている。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。面データにおいて、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数である。絞りは明るさ絞りである。
ズームデータにおいて、WEは広角端、TEは望遠端、fはd線における焦点距離、FnoはFナンバー、IHは像高である。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 可変
1 ∞ 0.307 1.88300 40.76
2 1.3507 0.7487
3 -5.3426 0.307 1.88300 40.76
4 2.1305 1.1027 1.48749 70.23
5 -2.5097 0.3947
6 -7.6146 0.3688 1.88300 40.76
7 1.7945 1.1137 1.80518 25.42
8 -4.539 0.6058
9 -3.721 0.5702 1.48749 70.23
10 -2.1761 可変
11(絞り) ∞ 0
12 2.4496 0.4386 1.48749 70.23
13 -3.239 0.2807 1.74077 27.79
14 ∞ 可変
15 4.5474 0.2807 1.81600 46.62
16 1.5642 0.1986
17 2.139 1.2632 1.51742 52.43
18 -1.4887 0.2807 1.95906 17.47
19 -1.9433 0.7334
20 ∞ 5.2193 1.63854 55.38
21 ∞ 0
像面 ∞

ズームデータ
WE TE
f 0.97 1.11
Fno 3.999 4.509
IH 1.00
d0 17.5 1.75
d10 1.92279 0.6070
d14 0.21050 1.52629
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 可変
1 ∞ 0.3067 1.88300 40.76
2 1.2846 0.4908
3 ∞ 0.3067 1.88300 40.76
4 2.8066 0.7535
5 -6.0044 0.2461 1.88300 40.76
6 2.0069 0.829 1.80518 25.42
7 -3.0353 1.25
8 -7.3199 0.5043 1.48749 70.23
9 -1.9686 0.2805 1.75500 52.32
10 -2.3069 可変
11 2.5702 0.4382 1.48749 70.23
12 -3.62 0.2805 1.74077 27.79
13 ∞ 0.0222
14(絞り) ∞ 可変
15 3.7407 0.2805 1.88300 40.76
16 1.6285 0.2
17 2.2311 0.9938 1.51742 52.43
18 -1.8819 0.2805 1.95906 17.47
19 -2.327 0.7326
20 ∞ 5.2147 1.63854 55.38
21 ∞ 0
像面 ∞

ズームデータ
WE TE
f 0.93 1.05
Fno 3.998 4.454
IH 1.00
d0 17.5 1.75
d10 1.53814 0.2235
d14 0.18400 1.49864
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 可変
1 ∞ 0.3681 1.88300 40.76
2 1.2615 1.2912
3 -2.2203 0.3205 1.88300 40.76
4 2.4126 1.0395 1.80518 25.42
5 -2.894 1.5151
6 -5.9112 0.6278 1.51633 64.14
7 -2.6222 0.3366 1.88300 40.76
8 -2.7053 可変
9(絞り) ∞ 0
10 2.6146 0.4196 1.48749 70.23
11 -3.4652 0.3366 1.74077 27.79
12 433.6892 可変
13 12.354 0.3366 1.48749 70.23
14 2.0603 0.2092
15 3.0328 0.9456 1.51742 52.43
16 -2.7662 0.3366 1.95906 17.47
17 -3.592 1.0222
18 ∞ 6.2581 1.51633 64.14
19 ∞ 0
像面 ∞

ズームデータ
WE TE
f 1.18 1.35
Fno 4.668 5.144
IH 1.20
d0 20 2.1
d8 1.89287 0.31520
d12 0.25250 1.83017
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物体面 ∞ 可変
1 ∞ 0.31 1.88300 40.76
2 1.185 1.4966
3 -2.5987 0.2782 1.88300 40.76
4 1.8543 0.8726 1.80518 25.42
5 -3.1589 0.4373
6 -4.4343 0.5238 1.51633 64.14
7 -2.0077 0.2805 1.88300 40.76
8 -2.1264 可変
9(絞り) ∞ 0
10 2.2209 0.4113 1.48749 70.23
11 -2.6888 0.2805 1.74077 27.79
12 -16.1353 可変
13 -9.7228 0.2805 1.48749 70.23
14 1.9879 0.1414
15 2.9777 0.7659 1.51742 52.43
16 -1.6381 0.2805 1.95906 17.47
17 -2.4236 0.0542
18 ∞ 0.2828 1.74400 44.78
19 -8.2626 0.6812
20 ∞ 5.2147 1.63854 55.38
21 ∞ 0
像面 ∞

ズームデータ
WE TE
f 0.98 1.17
Fno 4.433 5.034
IH 1.00
d0 17.3 1.75
d8 1.57194 0.25730
d12 0.21030 1.52494
各実施例における条件式の値を以下に掲げる。なお、−(ハイフン)は該当する構成がないことを示す。
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1)(Lb×f3)
/(Lf×f12) 3.0 3.6 5.0 4.5
(2)f3/fw 6.1 6.9 8.3 6.7
(3)|f1/f3| 4.0 2.6 1.0 0.9
(4)|f1/f2| 3.0 2.1 1.1 1.0
(5)|fc2/fc1| 2.7 0.8 0.6 0.5
(6)f3/ft 5.4 6.1 7.3 5.6
(7)f1/fw -24.7 -18.3 -8.3 -6.1
(8)f1/ft -21.7 -16.2 -7.2 -5.1
(9)|f3M/fc3| 1.2 1.3 1.4 -
パラメータの値を以下に掲げる。
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
Lb 7.98 7.70 9.11 7.70
f3 5.93 6.46 9.85 6.55
Lf 8.37 7.43 8.40 6.67
f12 1.91 1.87 2.12 1.70
fw 0.97 0.93 1.18 0.98
f1 -23.96 -17.07 -9.77 -5.90
f2 7.97 8.09 8.65 5.77
fc1 -9.51 9.39 -15.19 -14.52
fc2 25.87 7.15 8.37 6.92
ft 1.11 1.05 1.35 1.17
f3M -3.05 -3.48 -5.13 -3.36
fc3 2.51 2.63 3.77 3.41
以上のように、本発明は、バックフォーカスが長く、フォーカシング可能で、且つ、諸収差が良好に補正された対物光学系と、この対物光学系を備えた撮像装置、内視鏡、及び内視鏡システムに適している。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1〜L11 レンズ
CL1、CL2、CL3、CL4 接合レンズ
S 明るさ絞り
I 像面
AX 光軸
P、P1、P2 プリズム
A、B 光路
WL 1/4波長板
REF 反射素子
Rs1、Rs2 反射面
IM 撮像素子
GC 平行平板

Claims (11)

  1. 物体側から順に、
    負屈折力の第1レンズ群と、
    正屈折力の第2レンズ群と、
    正屈折力の第3レンズ群と、からなり、
    前記第2レンズ群は明るさ絞りを有すると共に、変倍時に移動し、
    以下の条件式(1)、(3)、(4)を満足することを特徴とする対物光学系。
    1<(Lb×f3)/(Lf×f12)<9 (1)
    1<|f1/f3|<20 (3)
    1<|f1/f2|<14 (4)
    ここで、
    Lbは、前記第3レンズ群の最も物体側の面から像面までの距離、
    f3は、前記第3レンズ群の焦点距離、
    Lfは、前記第1レンズ群の最も物体側の面から前記第3レンズ群の最も物体側の面までの距離、
    f12は、広角端における前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離、
    f1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
    f2は、前記第2レンズ群の焦点距離、
    である。
  2. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の対物光学系。
    4<f3/fw<24 (2)
    ここで、
    f3は、前記第3レンズ群の焦点距離、
    fwは、広角端における前記対物光学系の焦点距離、
    である。
  3. 前記第1レンズ群は、少なくとも2つの接合レンズを含むことを特徴とする請求項1に記載の対物光学系。
  4. 前記第1レンズ群は、第1接合レンズと、第2接合レンズと、を有し、
    前記第1接合レンズは、最も物体側に位置し、
    前記第2接合レンズは、最も像側に位置し、
    以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項3に記載の対物光学系。
    0.2<|fc2/fc1|<6.0 (5)
    ここで、
    fc1は、前記第1接合レンズの焦点距離、
    fc2は、前記第2接合レンズの焦点距離、
    である。
  5. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1に記載の対物光学系。
    2<f3/ft<20 (6)
    ここで、
    f3は、前記第3レンズ群の焦点距離、
    ftは、望遠端における前記対物光学系の焦点距離、
    である。
  6. 以下の条件式(7)、(8)を満足することを特徴とする請求項1に記載の対物光学系。
    f1/fw<−3 (7)
    f1/ft<−2 (8)
    ここで、
    f1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
    fwは、広角端における前記対物光学系の焦点距離、
    ftは、望遠端における前記対物光学系の焦点距離、
    である。
  7. 前記第3レンズ群は、負のメニスカスレンズと、第3接合レンズと、からなることを特徴とする請求項1に記載の対物光学系。
  8. 以下の条件式(9)を満足することを特徴とする請求項7に記載の対物光学系。
    0.4<|f3M/fc3|<4.0 (9)
    ここで、
    f3Mは、前記負のメニスカスレンズの焦点距離、
    fc3は、前記第3接合レンズの焦点距離、
    である。
  9. 請求項1に記載の対物光学系を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1に記載の対物光学系を有することを特徴とする内視鏡。
  11. 請求項1に記載の対物光学系と、画像処理装置と、を有することを特徴とする内視鏡システム。
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