JP6898380B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、コネクタとしては、内方へのノイズの侵入を抑えるべく、導電性の金属材料から成るシールドシェルで外側から囲われたものが知られている。そして、このコネクタは、相手方機器の相手方端子に自らの端子を物理的且つ電気的に接続させた後、その接続状態を保つべく、シールドシェルが相手方機器の筐体に対して螺子等の固定具を用いて固定される。この種のコネクタについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2015−103500号公報
ところで、相手方機器においても、その筐体は、内方へのノイズの侵入を抑えるべく、導電性の金属材料で成形される。そして、その筐体とシールドシェルは、必ずしも各々が同等又は略同等のイオン化傾向の金属材料で成形されているとは限らない。一般に、互いに接触している金属同士は、それぞれの金属材料のイオン化傾向が異なる場合、そのイオン化傾向の違いによる電位差が大きいほど、その使用環境如何で耐久性の低下を引き起こす可能性がある。従って、従来のコネクタは、自らと相手方機器のそれぞれの耐久性を向上させる上で改善の余地がある。
そこで、本発明は、耐久性を向上させ得るコネクタを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続されており、相手方機器における金属製の筐体の挿入孔に挿入させると共に、前記相手方機器の相手方端子に対して物理的且つ電気的に接続させる端子と、絶縁性樹脂材料から成り、前記端子と前記電線を収容させ且つ前記電線を外方に引き出させるインナハウジングと、金属材料から成り、前記インナハウジングを内方に収容させ且つ前記挿入孔に挿入させる筒体が設けられたシールドシェルと、絶縁性樹脂材料から成り、前記筒体を前記挿入孔に挿入させる際の前記筒体における進行方向の後側を外方から覆うアウタハウジングと、を備え、前記アウタハウジングは、前記筐体に固定させる固定部を有し、前記筒体は、前記挿入孔の内周壁に接触させる電気接点を有することを特徴としている。
ここで、前記インナハウジングの外周壁と前記筒体の内周壁との間の環状の隙間を塞ぐ環状の第1防液部材と、前記筒体の外周壁と前記筐体の前記挿入孔の内周壁との間の環状の隙間を塞ぐ環状の第2防液部材と、を備え、前記電気接点は、前記第1防液部材及び前記第2防液部材よりも前記進行方向の前側に設けることが望ましい。
また、前記アウタハウジングは、前記第2防液部材よりも前記進行方向の後側で前記挿入孔に嵌入させる環状の嵌入部を有することが望ましい。
また、前記電気接点は、弾性変形に伴う反力を前記筒体側から前記挿入孔の内周壁に作用させる弾性接点であることが望ましい。
また、前記電気接点は、前記筒体とは別に導電性及び弾性を有する材料で成形され、弾性変形に伴う反力を前記筒体と前記挿入孔の内周壁とに作用させる弾性接点部品であることが望ましい。
また、前記シールドシェルは、前記筒体を成すインナシェルと、前記アウタハウジングよりも前記進行方向の後側で前記インナシェルに物理的且つ電気的に接続されたアウタシェルと、を備えることが望ましい。
本発明に係るコネクタにおいては、絶縁性樹脂材料から成るアウタハウジングを介して相手方機器の金属材料から成る筐体に固定する。よって、このコネクタは、そのアウタハウジングと筐体との間に水等の液体が浸入してきたとしても、その間で電食が起こらないので、アウタハウジングと筐体の耐久性を向上させることができる。このように、本発明に係るコネクタは、自らの耐久性を向上させることができるだけでなく、相手方機器の耐久性をも向上させることができる。
図1は、相手方機器に取り付けられた実施形態のコネクタを示す斜視図である。 図2は、相手方機器に取り付けられた実施形態のコネクタを示す平面図である。 図3は、図2のX1−X1線断面図である。 図4は、図2のX2−X2線断面図である。 図5は、相手方機器に取り付けられる前の実施形態のコネクタを示す斜視図である。 図6は、実施形態のコネクタを端子側から見た斜視図である。 図7は、実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。 図8は、インナハウジングを示す斜視図である。 図9は、電気接点が組み付けられたシールドシェルを示す斜視図である。 図10は、電気接点が組み付けられたシールドシェルを別角度から見た斜視図である。 図11は、シールドシェルと電気接点を示す分解斜視図である。 図12は、図3のA部拡大図である。 図13は、アウタハウジングを示す斜視図である。 図14は、アウタハウジングを別角度から見た斜視図である。 図15は、相手方機器に取り付けられた変形例のコネクタを示す斜視図である。 図16は、相手方機器に取り付けられた変形例のコネクタを示す平面図である。 図17は、図16のX3−X3線断面図である。 図18は、図16のX4−X4線断面図である。 図19は、相手方機器に取り付けられる前の変形例のコネクタを示す斜視図である。 図20は、変形例のコネクタを端子側から見た斜視図である。 図21は、変形例のコネクタを示す分解斜視図である。 図22は、変形例のインナハウジングを示す斜視図である。 図23は、変形例のインナハウジングを示す平面図である。 図24は、電気接点が組み付けられた変形例のインナシェルを示す斜視図である。 図25は、電気接点が組み付けられた変形例のインナシェルを別角度から見た斜視図である。 図26は、変形例のインナシェルと電気接点を示す分解斜視図である。 図27は、図17のB部拡大図である。 図28は、変形例のアウタシェルを示す斜視図である。 図29は、変形例のアウタハウジングを示す斜視図である。 図30は、変形例のアウタハウジングを別角度から見た斜視図である。
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るコネクタの実施形態の1つを図1から図14に基づいて説明する。
図1から図7の符号1は、本実施形態のコネクタを示す。このコネクタ1は、相手方機器500の相手方端子(図示略)に電気接続させることによって、この相手方機器500と電線Weの先の機器(図示略)との間を電気接続させる(図1から図4)。このコネクタ1は、端子10とインナハウジング20とシールドシェル30とアウタハウジング40とを備える(図3、図4、図6及び図7)。
端子10は、金属材料で成形される。例えば、この端子10は、母材となる金属板に対する折曲げ加工や切断加工等のプレス成形によって所定形状に成形される。この端子10は、電線Weの端末に対して物理的且つ電気的に接続されており、相手方機器500における金属製の筐体501の挿入孔501a(図3から図5)に挿入させると共に、この相手方機器500の相手方端子に対して物理的且つ電気的に接続させることによって、この相手方機器500と電線Weの先の機器との間を電気接続させる。よって、この端子10は、相手方端子に対して物理的且つ電気的に接続させる端子接続部11と、電線Weの端末に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部12と、を有する(図4)。
この例示の端子接続部11は、片体状に形成され、かつ、貫通孔11aが形成されている(図2、図4及び図6)。この例示の端子接続部11は、相手方端子に例えば螺子止め固定させることによって、この相手方端子に対して物理的且つ電気的に接続させる。尚、この端子10と相手方端子の接続形態は、必ずしも、そのような螺子止め構造を採らずともよい。例えば、端子10と相手方端子は、互いに嵌合接続可能な形状のものであり、その内の一方が雌端子形状に成形され、その内の他方が雄端子形状に成形されたものであってもよい。
電線接続部12は、電線Weの端末の芯線We1(図1及び図5)に対して、例えば、圧着又は溶着させることによって、この電線Weに対して物理的且つ電気的に接続させる。この例示の電線接続部12は、2枚のバレル片を剥き出しの芯線We1に加締め接続させることによって、その芯線We1に圧着させている。
この例示の端子10は、その端子接続部11と電線接続部12を直線上に配置したストレート形状のものとして成形されている。よって、電線Weは、その直線に沿う端子10の延在方向に沿って電線接続部12から引き出されている。
この例示のコネクタ1は、その対になる端子10と電線Weの組み合わせを3組備えている。
インナハウジング20は、例えば、絶縁性樹脂材料(絶縁性の合成樹脂材料等)で成形される。このインナハウジング20は、端子10と電線Weを収容させる。そして、このインナハウジング20においては、その端子10が保持され、かつ、その電線Weが外方に引き出される。
このインナハウジング20の内方には、端子10と電線Weを収容させる収容室20aが形成されている(図4及び図8)。その収容室20aには、端子10の電線接続部12と電線Weの端末を収容させる。ここで、この収容室20aは、室内を挟んで両端を開口させている。そして、この収容室20aにおいては、そのそれぞれの両端の対向配置方向に延在方向を合わせて端子10が収容される。このインナハウジング20においては、端子10の端子接続部11を一端の開口から収容室20aの外に突出させ、かつ、この端子接続部11の突出方向とは逆向きで電線Weを他端の開口から収容室20aの外に引き出させる。ここでは、その他端の開口が電線引出口となる。このインナハウジング20には、対になる端子10と電線Weの組み合わせ毎に収容室20aが形成されている。
この例示のインナハウジング20は、長円型の筒状又は角筒状に形成された筒部21を有する(図3、図4及び図8)。この例示では、長円型の筒状に筒部21が形成されている。このインナハウジング20においては、その筒部21の内方に一端から他端に亘ってそれぞれの収容室20aが形成されている。このインナハウジング20においては、その筒部21の一端に収容室20aの一端の開口が形成され、かつ、その筒部21の他端に収容室20aの他端の開口が形成される。また、筒部21の内方においては、その筒軸方向に対する直交方向に沿って、それぞれの収容室20aが一列に並べられている。よって、このインナハウジング20においては、その筒部21の一端からそれぞれの端子接続部11を突出させ、その筒部21の他端からそれぞれの電線Weを引き出させている。
この筒部21の収容室20aの一端側には、爪部21aが形成されている(図4、図6及び図8)。端子10は、収容室20aに収容された際に、その爪部21aが端子接続部11の貫通孔11bに差し込まれることによって、インナハウジング20に保持される(図4)。
また、この例示のインナハウジング20は、その筒部21の外周壁から突出させ且つその外周壁の周方向に沿わせた環状のフランジ部22を有する(図3、図4及び図8)。そのフランジ部22は、筒部21の外周壁における筒軸方向の途中に設ける。
このインナハウジング20においては、そのフランジ部22を境にした筒部21における筒軸方向の一端側が筐体501の挿入孔501aに挿入される。本実施形態のコネクタ1は、その筒部21の一端側に組み付けることによって、インナハウジング20に対するそれぞれの端子10の保持状態を維持させるフロントホルダ51を備える(図3、図4、図6及び図7)。そのフロントホルダ51は、筒部21の一端側を外方から覆うと共に、それぞれの端子接続部11を突出させる。このフロントホルダ51は、図示しないが、爪部や孔部等による保持構造によってインナハウジング20に保持させる。このフロントホルダ51は、例えば、絶縁性樹脂材料(絶縁性の合成樹脂材料等)で成形される。
このインナハウジング20においては、フランジ部22を境にした筒部21における筒軸方向の他端側に、それぞれの収容室20aの電線引出口が設けられている。ここでは、それぞれの電線引出口を互いに連通させている。本実施形態のコネクタ1は、その連通状態のそれぞれの電線引出口に嵌入させ、かつ、それぞれの電線Weを保持させるリアホルダ52を備える(図3、図4及び図7)。この例示のリアホルダ52は、第1ホルダ部材52Aと第2ホルダ部材52Bの二分割構造を採っており、この第1ホルダ部材52Aと第2ホルダ部材52Bとでそれぞれの電線Weを挟み込んで保持する。それぞれの電線Weは、このリアホルダ52を介して外方に引き出される。このリアホルダ52は、第1ホルダ部材52Aと第2ホルダ部材52Bに各々設けた爪部52aが筒部21の貫通孔21bに差し込まれることによって、インナハウジング20に保持される(図4)。第1ホルダ部材52Aと第2ホルダ部材52Bは、例えば、絶縁性樹脂材料(絶縁性の合成樹脂材料等)で成形される。
また、このインナハウジング20においては、そのリアホルダ52よりも内方の収容室20aにゴム栓61が設けられている(図4及び図7)。そのゴム栓61は、電線引出口から端子10側への水等の液体の流入を抑えるための防液部材である。このゴム栓61は、円環状に成形されて電線We毎に設け、電線Weと共に収容室20aに収容される。このゴム栓61は、内周壁側を電線Weの被覆We2(図1及び図5)に密着させ、かつ、外周壁側を収容室20aの内周壁に密着させることで、電線Weと収容室20aとの間の環状の隙間を埋める。この例示のゴム栓61は、その筒軸方向でインナハウジング20とリアホルダ52とに挟持される。
シールドシェル30は、外部からのノイズの侵入を抑えるべく、金属材料(例えば、ステンレス)で成形されている。このシールドシェル30においては、インナハウジング20を内方に収容させ、かつ、筐体501の挿入孔501aに挿入させる筒体が設けられている。このコネクタ1においては、その筒体そのものをシールドシェル30として利用する。
このシールドシェル30は、長円型の筒状又は角筒状に形成される。この例示では、長円型の筒体としてシールドシェル30が形成されている。このシールドシェル30においては、フロントホルダ51から突出させたそれぞれの端子接続部11を一端の開口から突出させ、リアホルダ52から引き出されたそれぞれの電線Weを他端の開口から外方に引き出させる。このシールドシェル30においては、その一端側を筐体501の挿入孔501aに挿入させ、他端側を挿入孔501aよりも外方に突出させる。このシールドシェル30は、その一端側に、収容されたインナハウジング20のそれぞれの収容室20aの配列方向に沿い、かつ、互いに間隔を空けて対向配置させた2つの壁部31a,31bを有する(図3、図4及び図9)。
このシールドシェル30は、筐体501の挿入孔501aの内周壁501aに接触させる電気接点35を有する(図3、図6、図7及び図9から図12)。その電気接点35は、シールドシェル30の外周壁側で、かつ、挿入孔501aの内周壁に対向させられる部分に設ける。ここでは、そのシールドシェル30の外周壁における2つの壁部31a,31bに電気接点35を2つずつ設けている。
例えば、電気接点35は、弾性変形に伴う反力をシールドシェル30側から挿入孔501aの内周壁に作用させる弾性接点として設けることができる。この場合の電気接点35は、シールドシェル30と一体になってシールドシェル30の一部として成形される。また、電気接点35は、シールドシェル30に一体成形されるものとして、このシールドシェル30の外周壁から膨出させ、かつ、このシールドシェル30側から挿入孔501aの内周壁に押圧力を作用させるものであってもよい。
本実施形態の電気接点35は、シールドシェル30とは別の部品として設けられている。この電気接点35は、シールドシェル30とは別に導電性及び弾性を有する金属材料(例えば、銅やステンレス)で成形され、弾性変形に伴う反力をシールドシェル30と挿入孔501aの内周壁とに作用させる弾性接点部品である。シールドシェル30には、その電気接点35を収容させ且つ保持させる接点組付け部36が形成されている(図3、図6及び図9から図12)。その接点組付け部36は、シールドシェル30の外周壁における2つの壁部31a,31bに2つずつ形成されている。
この例示の電気接点35は、互いに間隔を空けて並べられた2つの基部35aと、その2つの基部35aを繋ぐ弧状の接点部35bと、2つの基部35aから各々2つの基部35aの配列方向で外側に突出させた被係止部35cと、を有する(図11及び図12)。この電気接点35は、シールドシェル30の外周壁側から接点組付け部36に収容される。接点組付け部36には、電気接点35がシールドシェル30の内方に抜け落ちぬよう係止するための2つの第1係止部36aが形成されている(図11及び図12)。その2つの第1係止部36aは、収容された2つの基部35aが載せ置かれることによって、それぞれの基部35aを係止する。また、この接点組付け部36には、電気接点35がシールドシェル30の外方に抜け落ちぬよう係止するための2つの第2係止部36bが形成されている(図11及び図12)。第2係止部36bには、被係止部35cが挿入される。その2つの第2係止部36bは、それぞれに被係止部35cが挿入されている状態で、それぞれの被係止部35cを周縁部に係止させることによって、シールドシェル30の外方に向けた電気接点35の抜け落ちを抑える。接点部35bは、その接点組付け部36に電気接点35が収容されている状態で、弧状の頂面をシールドシェル30の外周壁から突出させる。
このコネクタ1は、インナハウジング20の外周壁(筒部21の一端側の外周壁)とシールドシェル30の内周壁との間の環状の隙間を塞ぐ環状の防液部材(以下、「第1防液部材」という。)62を備える(図3、図5、図7及び図12)。その第1防液部材62は、防液性を備えた所謂パッキンである。この第1防液部材62は、内周壁側をインナハウジング20の外周壁に密着させ、かつ、外周壁側をシールドシェル30の内周壁に密着させることで、インナハウジング20とシールドシェル30との間の環状の隙間を埋める。この例示の第1防液部材62は、その筒軸方向でインナハウジング20とフロントホルダ51との間に挟み込まれる位置に配置される。
シールドシェル30は、収容したインナハウジング20に保持させる。そのインナハウジング20とシールドシェル30との間には、シールドシェル30をインナハウジング20に保持させるための第1保持構造71を設ける(図3)。その第1保持構造71は、インナハウジング20の筒部21に設けた第1係合部71aと、シールドシェル30に設けた第2係合部71bと、を備える。第1係合部71aと第2係合部71bは、その内の一方が爪部として形成され、その内の他方が爪部の挿入に伴い当該爪部を係止する貫通孔部又は溝部として形成される。この例示では、第1係合部71aが貫通孔部として形成され(図3及び図8)、第2係合部71bが爪部として形成される(図3及び図10)。この第1保持構造71においては、その対となる第1係合部71aと第2係合部71bの組み合わせが4つ設けられている。
ここで、筒部21の他端側には、2つの切欠きに挟まれて片持ち形状となった片部21cが形成されている(図8)。その片部21cは、可撓性を有するものであり、自由端側に第1係合部71aが設けられている。この片部21cは、シールドシェル30にインナハウジング20を収容しているときに、爪部としての第2係合部71bによって収容室20a側に撓まされる。この片部21cの撓みは、第2係合部71bが第1係合部71aに挿入されることによって解消される。第1保持構造71は、その片部21cの撓みの解消によって、第2係合部71bが第1係合部71aの周縁部に係止され得る状態となり、シールドシェル30をインナハウジング20に保持させる。
また、このコネクタ1は、更なる外部からのノイズの侵入を抑えるべく、シールドシェル30の他端の開口から外方に引き出されたそれぞれの電線Weを編組81で覆っている(図1から図6)。その編組81は、金属材料で筒状且つ網目状に編み込まれた部材である。この編組81は、シールドシェル30の他端側の外周壁を外方から覆い、筒状の接続部材82を用いてシールドシェル30の他端側の外周壁に圧接させる(図1から図6)。これに伴って、このコネクタ1においては、シールドシェル30と編組81の電気接続状態が保たれる。
アウタハウジング40は、絶縁性樹脂材料(絶縁性の合成樹脂材料等)で成形される。このアウタハウジング40は、シールドシェル30をインナハウジング20と共に筐体501の挿入孔501aに挿入させる際のシールドシェル30における進行方向(以下、単に「進行方向」という。)の後側を外方から覆うものであり、長円型の筒状又は角筒状に形成された筒部41を有する(図1から図5及び図12から図14)。この例示では、長円型の筒状に筒部41が形成されている。この筒部41は、シールドシェル30の他端側の外周壁で、かつ、編組81や接続部材72よりも進行方向の前側を覆う。
また、このアウタハウジング40は、筒部41と同軸上に、筐体501の挿入孔501aに嵌入させる環状の嵌入部42を有する(図3、図4、図6及び図12から図14)。その嵌入部42は、筒部41の一端から突出させる。この嵌入部42は、その外周壁を挿入孔501aの内周壁に嵌め合わせることによって、その外周壁と内周壁との間を介した外部から挿入孔501aへの液体の浸入を抑える。
また、このアウタハウジング40は、筒部41及び嵌入部42と同軸上で、かつ、この筒部41と嵌入部42との間に、環状のフランジ部43を有する(図1から図6及び図12から図14)。そのフランジ部43は、筒部41及び嵌入部42のそれぞれの外周壁よりも突出させ且つその外周壁の周方向に沿わせた環状に形成されている。このフランジ部43は、嵌入部42側の壁面43a(図6及び図13)が平面状に形成されており、筐体501の外壁面における挿入孔501aの周縁の平面状の第1壁面501b(図1及び図5)に当接させる。
また、このアウタハウジング40は、筐体501に固定させる固定部44を有する(図1から図6、図13及び図14)。例えば、ここで示す筐体501は、第1壁面501bに直交状態で連接させた第2壁面501cを外壁面に有している(図1から図5)。アウタハウジング40は、その第2壁面501cに固定部44を取り付けることによって、筐体501に固定させる。よって、第2壁面501cには、固定部44が取り付けられる被固定部501dが設けられている(図4及び図5)。この例示では、その対になる固定部44と被固定部501dの組み合わせが2箇所に設けられている。
この例示の固定部44は、フランジ部43に直交状態で連接させた片部45に設けている(図1から図6、図13及び図14)。この固定部44は、その片部45に形成された円形の貫通孔44aと、この貫通孔44aに同軸上で嵌め込んだ円筒状のカラー部材44bと、を有する(図4から図6、図13及び図14)。カラー部材44bは、その筒軸方向の両端を片部45から突出させる。よって、このカラー部材44bにおいては、一方の円環状の端面が第2壁面501cに当接する。その第2壁面501cには、その円環状の当接面の中央に、カラー部材44bの筒軸と同軸上の螺子軸が設けられた雌螺子部を被固定部501dとして形成する。固定部44は、その被固定部501dに雄螺子部材B(図1から図5)を螺合させることによって、第2壁面501cに取り付けられる。
ここで、カラー部材44bは、例えば、金属材料で成形される。よって、このカラー部材44bは、一方の円環状の端面が当接する筐体501と同等又は略同等のイオン化傾向の金属材料で成形することが望ましい。これにより、このコネクタ1においては、そのカラー部材44bと筐体501との間における電食の発生を抑えることができる。更に、雄螺子部材Bについても、金属材料で成形する場合には、筐体501と同等又は略同等のイオン化傾向の金属材料で成形することが望ましい。これにより、このコネクタ1においては、その雄螺子部材Bと筐体501との間における電食の発生を抑えることができる。
また、カラー部材44bは、筐体501の金属材料に対してイオン化傾向が大きく異なる金属材料で成形される場合もある。この場合、カラー部材44bは、その筐体501と同等又は略同等のイオン化傾向の材料で表面処理を施すことが望ましい。例えば、筐体501がアルミニウムで成形されている場合には、アルマイト処理や錫メッキをカラー部材44bの表面に施せばよい。また、そのカラー部材44bの表面処理としては、絶縁系のコーティング(例えば、絶縁性の合成樹脂材料によるコーティング)をカラー部材44bの表面に施すなどしてもよい。このようにしても、このコネクタ1においては、カラー部材44bと筐体501との間における電食の発生を抑えることができる。更に、雄螺子部材Bについても、筐体501の金属材料に対してイオン化傾向が大きく異なる金属材料で成形する場合には、その筐体501と同等又は略同等のイオン化傾向の材料で表面処理を施す、又は、絶縁系のコーティングによる表面処理を施すことが望ましい。これにより、このコネクタ1においては、その雄螺子部材Bと筐体501との間における電食の発生を抑えることができる。
また、カラー部材44bは、所望する値の剛性を確保できるのであれば、絶縁性の合成樹脂材料で成形されたものを用いてもよい。
このコネクタ1は、シールドシェル30の外周壁と筐体501の挿入孔501aの内周壁501aとの間の環状の隙間を塞ぐ環状の防液部材(以下、「第2防液部材」という。)63を備える(図3から図6及び図12)。その第2防液部材63は、防液性を備えた所謂パッキンである。この第2防液部材63は、内周壁側をシールドシェル30の外周壁に密着させ、かつ、外周壁側を筐体501の挿入孔501aの内周壁501aに密着させることで、シールドシェル30と筐体501の挿入孔501aとの間の環状の隙間を埋める。この例示の第2防液部材63は、その筒軸方向でアウタハウジング40とシールドシェル30との間に挟み込まれる位置に配置される。
アウタハウジング40は、シールドシェル30に保持させる。そのシールドシェル30とアウタハウジング40との間には、アウタハウジング40をシールドシェル30に保持させるための第2保持構造72を設ける(図2)。その第2保持構造72は、シールドシェル30に設けた第1係合部72aと、アウタハウジング40の筒部41に設けた第2係合部72bと、を備える。第1係合部72aと第2係合部72bは、その内の一方が爪部として形成され、その内の他方が爪部の挿入に伴い当該爪部を係止する貫通孔部又は溝部として形成される。この例示では、第1係合部72aが貫通孔部として形成され(図2及び図9から図11)、第2係合部72bが爪部として形成される(図13及び図14)。この第2保持構造72においては、その対となる第1係合部72aと第2係合部72bの組み合わせが4つ設けられている。
ここで、このコネクタ1において、電気接点35は、第1防液部材62及び第2防液部材63よりも進行方向の前側に設ける(図12)。これにより、このコネクタ1においては、例えば、外部からインナハウジング20とシールドシェル30との間に水等の液体が浸入してきたとしても、その液体を第1防液部材62が塞き止めるので、そのインナハウジング20とシールドシェル30との間から電気接点35への液体の浸入を抑えることができる。更に、このコネクタ1においては、例えば、アウタハウジング40のフランジ部43と筐体501の第1壁面501bとの間を伝って、シールドシェル30と筐体501の挿入孔501aとの間に水等の液体が浸入してきたとしても、その液体を第2防液部材63が塞き止めるので、そのシールドシェル30と筐体501の挿入孔501aとの間から電気接点35への液体の浸入を抑えることができる。
また、このコネクタ1において、アウタハウジング40の嵌入部42は、第2防液部材63よりも進行方向の後側で筐体501の挿入孔501aに嵌入させる(図12)。このコネクタ1においては、その嵌入部42によって、アウタハウジング40と筐体501との間の沿面距離を延ばすことができる。これ故に、このコネクタ1においては、アウタハウジング40のフランジ部43と筐体501の第1壁面501bとの間を水等の液体が伝ってきたとしても、その液体を嵌入部42の外周壁と挿入孔501aの内周壁501aとの間に導いて、その液体の第2防液部材63への到達量を減らすことができる。従って、このコネクタ1においては、第2防液部材63による防液性能を高めることができる。
以上示した本実施形態のコネクタ1においては、絶縁性樹脂材料から成るアウタハウジング40を介して金属材料から成る筐体501に固定する。よって、このコネクタ1は、そのアウタハウジング40と筐体501との間に水等の液体が浸入してきたとしても、その間で電食が起こらないので、アウタハウジング40と筐体501の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態のコネクタ1においては、そのアウタハウジング40の固定部44にカラー部材44bを設け、かつ、雄螺子部材Bを筐体501の雌螺子部としての被固定部501dに螺合させることによって、アウタハウジング40を筐体501に固定する。しかしながら、先に示したように、このコネクタ1においては、筐体501との間での電食の発生を抑え得るものとしてカラー部材44bや雄螺子部材Bを構成している。よって、このコネクタ1は、カラー部材44bと筐体501との間に水等の液体が浸入してきたとしても、また、雄螺子部材Bと被固定部501dとの間に水等の液体が浸入してきたとしても、その間での電食の発生が抑制されるので、カラー部材44bと雄螺子部材Bと筐体501の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態のコネクタ1においては、第1防液部材62及び第2防液部材63よりも進行方向の前側に電気接点35を設けているので、先に示したように、その電気接点35への液体の浸入を抑えることができる。よって、このコネクタ1は、電気接点35と筐体501との間での電食の発生が抑制されるので、その電気接点35と筐体501の耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態のコネクタ1においては、第2防液部材63よりも進行方向の後側でアウタハウジング40の嵌入部42を筐体501の挿入孔501aに嵌入させているので、先に示したように、その第2防液部材63による防液性能を高めることができる。よって、このコネクタ1は、電気接点35と筐体501との間での電食の発生を更に抑制することができるので、その電気接点35と筐体501の耐久性の更なる向上が可能になる。
このように、本実施形態のコネクタ1は、自らの耐久性を向上させることができるだけでなく、相手方機器500の耐久性をも向上させることができる。
[変形例]
図15から図21の符号2は、本変形例のコネクタを示す。このコネクタ2は、前述した実施形態のコネクタ1と同じように、相手方機器600の相手方端子(図示略)に電気接続させることによって、この相手方機器600と電線Weの先の機器(図示略)との間を電気接続させる(図15から図18)。このコネクタ2は、端子110とインナハウジング120とシールドシェル130とアウタハウジング140とを備える(図17、図18及び図21)。
端子110は、金属材料で成形される。この端子110は、実施形態の端子10と同様の端子接続部111と電線接続部112とを有しており、その端子接続部111に貫通孔111aを設けている(図18)。但し、本変形例の端子110は、端子接続部111と電線接続部112との間を90度折り曲げたL字型に成形されている。この端子110は、実施形態の端子10と同じように、相手方機器600における金属製の筐体601の挿入孔601a(図17から図19)に端子接続部111を挿入させ、その端子接続部111を相手方機器600の相手方端子に対して物理的且つ電気的に接続させることによって、この相手方機器600と電線Weの先の機器との間を電気接続させる。本変形例においても、このコネクタ2は、対になる端子110と電線Weの組み合わせを3組備えている。
インナハウジング120は、例えば、絶縁性樹脂材料(絶縁性の合成樹脂材料等)で成形される。このインナハウジング120の内方には、実施形態のインナハウジング20と同じように、対になる端子110と電線Weの組み合わせ毎の部屋であり、端子110と電線Weを収容させる収容室120aが形成されている(図23)。但し、本変形例のインナハウジング120においては、L字型の端子110と当該端子110に接続された電線Weの引き出し方向に合わせて、収容室120aもL字を成している。
この例示のインナハウジング120は、長円型の筒状又は角筒状に形成された筒部121と、方体状の箱体として形成された箱部122と、を有する(図17、図18、図22及び図23)。この例示では、長円型の筒状に筒部121が形成されている。このインナハウジング120においては、その筒部121と箱部122とがL字を成して配置されており、そのL字に沿って筒部121と箱部122の内方にそれぞれの収容室120aが形成されている。
このインナハウジング120においては、その筒部121の一端に収容室120aの一端の開口が形成されており、この開口から端子110の端子接続部111を収容室120aの外に突出させる。その筒部121は、端子接続部111と共に筐体601の挿入孔601aに挿入される。端子接続部111は、筒部121の収容室120aに圧入させることによって、その収容室120aに保持させる。また、その筒部121の収容室120aは、端子接続部111との間の隙間を極力小さくして、箱部122の収容室120aに充填した後述する液状のポッティング剤の流入を抑える。
箱部122は、筒部121の筒軸方向に対して直交させた第1開口122aと、この第1開口122aに直交させ且つ連接させた第2開口122bと、を収容室120a毎に有している(図22及び図23)。第1開口122aは、端子110と電線Weの組み合わせを収容室120aに収容する際の挿入口として利用する。一方、第2開口122bは、電線Weを収容室120aの外に引き出させるための電線引出口として利用する。
このコネクタ2は、その第2開口122bに配置されている電線Weをゴム栓161と共に挟み込むことで保持させるリアホルダ152を備える(図18及び図21)。そのリアホルダ152は、例えば、絶縁性樹脂材料(絶縁性の合成樹脂材料等)で成形される。このリアホルダ152は、第2開口122b毎に半円状の開口を有しており、その開口と第2開口122bとによって電線引出口を形成する。このリアホルダ152は、自らが有する可撓性の片部の貫通孔152aにインナハウジング120の爪部120bを差し込ませることによって、そのインナハウジング120に保持させる(図17)。ゴム栓161は、箱部122の収容室120aに充填した液状のポッティング剤の流出を抑えるべく設けている。よって、このゴム栓161は、内周壁側を電線Weの被覆We2に密着させ、かつ、外周壁側を収容室120aとリアホルダ152のそれぞれの内周壁に密着させることで、電線Weと電線引出口との間の環状の隙間を埋める。
シールドシェル130は、外部からのノイズの侵入を抑えるべく、金属材料(例えば、ステンレス)で成形されている。このシールドシェル130においては、実施形態のシールドシェル30と同じように、インナハウジング120を内方に収容させ、かつ、筐体601の挿入孔601aに挿入させる筒体が設けられている。但し、本変形例のシールドシェル130は、その筒体を成すインナシェル131とアウタシェル132の二分割構造を採っている(図17から図21)。
このインナシェル131は、長円型の筒状又は角筒状に形成される。この例示では、長円型の筒体としてインナシェル131が形成されている(図24から図26)。このインナシェル131は、インナハウジング120の筒部121を内方に収容させる。このインナシェル131においては、その筒部121から突出させたそれぞれの端子接続部111を一端の開口から突出させる。このインナシェル131は、実施形態のシールドシェル30と同じように、その一端側に、収容された筒部121におけるそれぞれの収容室120aの配列方向に沿い、かつ、互いに間隔を空けて対向配置させた2つの壁部131a,131bを有する(図17、図18及び図24)。また、このインナシェル131の他端側は、箱部122の第1開口122aに至るまで延在させる。そして、このインナシェル131の他端側には、その箱部122の第2開口122b側を外方に突出させるべく切欠き131cが形成されている(図25)。
このシールドシェル130は、実施形態のシールドシェル30と同様の電気接点135と接点組付け部136を有する(図17及び図24から図27)。その電気接点135と接点組付け部136は、インナシェル131に設ける。本変形例の電気接点135は、実施形態の電気接点35と同じものであり、2つの基部35aと弧状の接点部35bと2つの被係止部35cとを有する。また、本変形例の接点組付け部136は、実施形態の接点組付け部36と同等のものとして形成されており、電気接点135がインナシェル131の内方に抜け落ちぬよう係止するための2つの第1係止部136aと、電気接点135がインナシェル131の外方に抜け落ちぬよう係止するための2つの第2係止部136bと、を有する(図26及び図27)。この接点組付け部136は、インナシェル131の外周壁における2つの壁部131a,131bに2つずつ形成されている。電気接点135の接点部35bは、接点組付け部136に収容されている状態で、弧状の頂面をインナシェル131の外周壁から突出させ、筐体601の挿入孔601aの内周壁601aに接触させる(図17及び図27)。
尚、本変形例のコネクタ2においても、電気接点35は、実施形態の説明で示したようなインナシェル131の一部として成形されたものであってもよい。
このコネクタ1は、インナハウジング120の外周壁(筒部121の外周壁)とインナシェル131の内周壁との間の環状の隙間を塞ぐ環状の防液部材(以下、「第1防液部材」という。)162を備える(図17、図18、図21及び図27)。その第1防液部材162は、防液性を備えた所謂パッキンである。この第1防液部材162は、内周壁側をインナハウジング120の外周壁に密着させ、かつ、外周壁側をインナシェル131の内周壁に密着させることで、インナハウジング120とインナシェル131との間の環状の隙間を埋める。
アウタシェル132は、インナシェル131の他端の開口131d(図25)を塞ぐ平板状の閉塞部132aと、インナハウジング120の箱部122を収容させる方体状の箱体として形成された箱部132bと、インナハウジング120の電線引出口から引き出されたそれぞれの電線Weを収容させ、かつ、外方に引き出させる筒部132cと、を有する(図15から図18及び図28)。
閉塞部132aは、箱部132bを成す1つの外周壁と同一平面上で連接しており、その外周壁と共にインナハウジング120の箱部122の第1開口122aを塞ぐ。箱部132bは、インナシェル131の切欠き131cの周縁部を覆い隠し得る形状に形成される。筒部132cは、長円型の筒状又は角筒状に形成される。この例示では、長円型の筒体として筒部132cが形成されている。
このシールドシェル130においては、閉塞部132aの貫通孔132d(図28)に雄螺子部材B1(図15から図19及び図21)の雄螺子部を挿通させ、その雄螺子部をインナシェル131の雌螺子部131e(図25)に螺合させることによって、インナシェル131とアウタシェル132を固定する。
また、このコネクタ2は、更なる外部からのノイズの侵入を抑えるべく、アウタシェル132の筒部132cから外方に引き出されたそれぞれの電線Weを編組181で覆っている(図15から図21)。その編組181は、金属材料で筒状且つ網目状に編み込まれた部材である。この編組181は、筒部132cの外周壁を外方から覆い、筒状の接続部材182を用いて筒部132cの外周壁に圧接させる(図15から図21)。これに伴って、このコネクタ2においては、シールドシェル130と編組181の電気接続状態が保たれる。
アウタハウジング140は、絶縁性樹脂材料(絶縁性の合成樹脂材料等)で成形される。このアウタハウジング140は、シールドシェル130のインナシェル131をインナハウジング120の筒部121と共に筐体601の挿入孔601aに挿入させる際のインナシェル131における進行方向(以下、単に「進行方向」という。)の後側を外方から覆うものであり、長円型の筒状又は角筒状に形成された筒部141を有する(図15、図17、図18から図20、図29及び図30)。この例示では、長円型の筒状に筒部141が形成されている。
その筒部141には、インナシェル131における進行方向の後側と共に、インナハウジング120の筒部121と、インナハウジング120の箱部122における筒部121側と、が収容される。よって、この筒部141には、その箱部122の第2開口122b側を外方に突出させるべく、切欠き141aが形成されている(図29及び図30)。
ここで、インナシェル131においては、その進行方向の後側に他端の開口131dが設けられており、先に示したように、この進行方向の後側でアウタシェル132の閉塞部132aを螺子止め固定させることによって、その開口131dが閉塞部132aで塞がれる。つまり、アウタハウジング140の筒部141は、インナシェル131における進行方向の前側とアウタシェル132の閉塞部132aとの間に配置されている。換言するならば、アウタシェル132は、アウタハウジング140よりも進行方向の後側でインナシェル131に物理的且つ電気的に接続されている。
また、このアウタハウジング140は、筒部141と同軸上に、筐体601の挿入孔601aに嵌入させる環状の嵌入部142を有する(図17、図18、図21、図29及び図30)。その嵌入部142は、筒部141の環状の一端面141bにおける内周縁側から突出させる(図17、図18、図21及び図29)。一方、この例示の筐体601は、第1壁面601bにおける挿入孔601aの周縁から突出させた環状部601cを有する(図15、図17、図18及び図27)。嵌入部142は、その環状部601cの内方に嵌入させることによって、外周壁を挿入孔601aにおける環状部601cの内周壁に嵌め合わせる。これにより、この嵌入部142は、その外周壁と内周壁との間を介した外部から挿入孔601aへの液体の浸入を抑える。
また、このアウタハウジング140は、筐体601に固定させる固定部144を有する(図15、図16、図19から図21)。例えば、本変形例の筐体601は、第1壁面601bから挿入孔601aの孔軸方向に突出させた被固定部601dを有している(図15、図16及び図19)。アウタハウジング140は、その被固定部601dに固定部144を取り付けることによって、筐体601に固定させる。この例示では、その対になる固定部144と被固定部601dの組み合わせが2箇所に設けられている。
この例示の固定部144は、筒部141の外周壁から突出させた位置に設ける。この固定部144は、円柱状の溝部144aと、この溝部144aに同軸上で嵌め込んだ雌螺子部材144bと、を有する(図19、図20、図29及び図30)。雌螺子部材144bは、円柱状に形成され、その内周壁に雌螺子部が形成されている。一方、この例示の被固定部601dは、片体状に形成され、かつ、雌螺子部材144bと同軸上に配置される貫通孔601dが形成されている(図19)。雌螺子部材144bは、その筒軸方向の一端を溝部144aから突出させ、その一端の円環状の端面を被固定部601dにおける貫通孔601dの周縁に当接させる。固定部144は、被固定部601dを介在させ且つ貫通孔601dに雄螺子部材B2(図15から図19)を挿通させた状態で、その雄螺子部材B2を雌螺子部材144bに螺合させることによって、被固定部601dに取り付けられる。
ここで、雌螺子部材144bは、例えば、金属材料で成形される。よって、この雌螺子部材144bは、一端の円環状の端面が当接する筐体601と同等又は略同等のイオン化傾向の金属材料で成形することが望ましい。これにより、このコネクタ2においては、その雌螺子部材144bと筐体601との間における電食の発生を抑えることができる。更に、雄螺子部材B2についても、金属材料で成形する場合には、筐体601と同等又は略同等のイオン化傾向の金属材料で成形することが望ましい。これにより、このコネクタ2においては、その雄螺子部材B2と筐体601との間における電食の発生を抑えることができる。
また、雌螺子部材144bは、筐体601の金属材料に対してイオン化傾向が大きく異なる金属材料で成形される場合もある。この場合、雌螺子部材144bは、その筐体601と同等又は略同等のイオン化傾向の材料で表面処理を施すことが望ましい。例えば、筐体601がアルミニウムで成形されている場合には、アルマイト処理や錫メッキを雌螺子部材144bの表面に施せばよい。また、その雌螺子部材144bの表面処理としては、絶縁系のコーティング(例えば、絶縁性の合成樹脂材料によるコーティング)を雌螺子部材144bの表面に施すなどしてもよい。このようにしても、このコネクタ2においては、雌螺子部材144bと筐体601との間における電食の発生を抑えることができる。更に、雄螺子部材B2についても、筐体601の金属材料に対してイオン化傾向が大きく異なる金属材料で成形する場合には、その筐体601と同等又は略同等のイオン化傾向の材料で表面処理を施す、又は、絶縁系のコーティングによる表面処理を施すことが望ましい。これにより、このコネクタ2においては、その雄螺子部材B2と筐体601との間における電食の発生を抑えることができる。
このコネクタ2は、シールドシェル30のインナシェル131の外周壁と筐体601の挿入孔601aの内周壁601aとの間の環状の隙間を塞ぐ環状の防液部材(以下、「第2防液部材」という。)163を備える(図17から図21及び図27)。その第2防液部材163は、防液性を備えた所謂パッキンである。この第2防液部材163は、内周壁側をインナシェル131の外周壁に密着させ、かつ、外周壁側を筐体601の挿入孔601aの内周壁601aに密着させることで、インナシェル131と筐体601の挿入孔601aとの間の環状の隙間を埋める。
ここで、このコネクタ2においても、電気接点135は、第1防液部材162及び第2防液部材163よりも進行方向の前側に設ける(図27)。これにより、このコネクタ2においては、例えば、外部からインナハウジング120とインナシェル131との間に水等の液体が浸入してきたとしても、その液体を第1防液部材162が塞き止めるので、そのインナハウジング120とインナシェル131との間から電気接点135への液体の浸入を抑えることができる。更に、このコネクタ2においては、例えば、アウタハウジング140の筒部141における環状の一端面141bと筐体601の環状部601cにおける環状の端面との間を伝って、インナシェル131と筐体601の挿入孔601aとの間に水等の液体が浸入してきたとしても、その液体を第2防液部材163が塞き止めるので、そのインナシェル131と筐体601の挿入孔601aとの間から電気接点135への液体の浸入を抑えることができる。
また、このコネクタ2において、アウタハウジング140の嵌入部142は、第2防液部材163よりも進行方向の後側で筐体601の挿入孔601aに嵌入させる(図27)。このコネクタ2においては、その嵌入部142によって、アウタハウジング140と筐体601との間の沿面距離を延ばすことができる。これ故に、このコネクタ2においては、アウタハウジング140の筒部141における環状の一端面141bと筐体601の環状部601cにおける環状の端面との間を水等の液体が伝ってきたとしても、その液体を嵌入部142の外周壁と挿入孔601aの内周壁601aとの間に導いて、その液体の第2防液部材163への到達量を減らすことができる。従って、このコネクタ2においては、第2防液部材163による防液性能を高めることができる。
更に、このコネクタ2においては、インナハウジング120における箱部122の収容室120aに液状の絶縁性のポッティング剤を充填し、そのポッティング剤を硬化させることによって、防液性能を高めている。その液状の絶縁性のポッティング剤としては、例えば、熱を加えることで硬化する熱硬化型シリコン等を用いる。例えば、このコネクタ2においては、電線Weと共に当該電線Weに組み付けられた端子110とゴム栓161をインナハウジング120の収容室120aに収容し、第1開口122aから箱部122の収容室120aに液状の絶縁性のポッティング剤を充填する。そのポッティング剤は、少なくとも箱部122の収容室120a内の導電性の部品(つまり、端子110と電線Weの剥き出しの芯線We1)が覆われる位置まで充填する。このコネクタ2においては、その液状のポッティング剤を硬化させ、そのポッティング剤の固化物190(図18)で箱部122の収容室120a内の導電性の部品を囲うことによって、その導電性の部品への水等の液体の接触を抑える。更に、このコネクタ2においては、その固化物190で筒部121の収容室120aにおける箱部122側の開口が塞がれるので、その筒部121の収容室120aへの箱部122側からの液体の流入を抑えることができるので、筒部121の収容室120a内の端子接続部111や相手方端子への液体の接触も抑えることができる。このように、このコネクタ2は、ポッティング剤の固化物190で収容室120a内の導電性の部品への液体の接触を抑えることによって、導電性能の維持を図ることができる。
以上示した本変形例のコネクタ2においては、実施形態のコネクタ1と同じように、絶縁性樹脂材料から成るアウタハウジング140を介して金属材料から成る筐体601に固定する。よって、このコネクタ2は、そのアウタハウジング140と筐体601との間に水等の液体が浸入してきたとしても、その間で電食が起こらないので、アウタハウジング140と筐体601の耐久性を向上させることができる。
また、本変形例のコネクタ2においては、そのアウタハウジング140の固定部144に筐体601の被固定部601dを載せ置き、その固定部144の雌螺子部材144bに雄螺子部材B2を螺合させることによって、アウタハウジング140を筐体601に固定する。しかしながら、先に示したように、このコネクタ2においては、筐体601との間での電食の発生を抑え得るものとして雌螺子部材144bや雄螺子部材B2を構成している。よって、このコネクタ2は、雌螺子部材144bと雄螺子部材B2と筐体601の被固定部601dとの間に水等の液体が浸入してきたとしても、その間での電食の発生が抑制されるので、雌螺子部材144bと雄螺子部材B2と筐体601の耐久性を向上させることができる。
また、本変形例のコネクタ2においては、実施形態のコネクタ1と同じように、第1防液部材162及び第2防液部材163よりも進行方向の前側に電気接点135を設けているので、先に示したように、その電気接点135への液体の浸入を抑えることができる。よって、このコネクタ2は、電気接点135と筐体601との間での電食の発生が抑制されるので、その電気接点135と筐体601の耐久性を向上させることができる。
また、本変形例のコネクタ2においては、実施形態のコネクタ1と同じように、第2防液部材163よりも進行方向の後側でアウタハウジング140の嵌入部142を筐体601の挿入孔601aに嵌入させているので、先に示したように、その第2防液部材163による防液性能を高めることができる。よって、このコネクタ2は、電気接点135と筐体601との間での電食の発生を更に抑制することができるので、その電気接点135と筐体601の耐久性の更なる向上が可能になる。
このように、本変形例のコネクタ2は、実施形態のコネクタ1と同じように、自らの耐久性を向上させることができるだけでなく、相手方機器600の耐久性をも向上させることができる。
1,2 コネクタ
10,110 端子
20,120 インナハウジング
30 シールドシェル(筒体)
35,135 電気接点
40,140 アウタハウジング
42,142 嵌入部
44,144 固定部
62,162 第1防液部材
63,163 第2防液部材
130 シールドシェル
131 インナシェル(筒体)
132 アウタシェル
500,600 相手方機器
501,601 筐体
501a,601a 挿入孔
501a,601a 内周壁
We 電線

Claims (6)

  1. 電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続されており、相手方機器における金属製の筐体の挿入孔に挿入させると共に、前記相手方機器の相手方端子に対して物理的且つ電気的に接続させる端子と、
    絶縁性樹脂材料から成り、前記端子と前記電線を収容させ且つ前記電線を外方に引き出させるインナハウジングと、
    金属材料から成り、前記インナハウジングを内方に収容させ且つ前記挿入孔に挿入させる筒体が設けられたシールドシェルと、
    絶縁性樹脂材料から成り、前記筒体を前記挿入孔に挿入させる際の前記筒体における進行方向の後側を外方から覆うアウタハウジングと、
    を備え、
    前記アウタハウジングは、前記筐体に固定させる固定部を有し、
    前記筒体は、前記挿入孔の内周壁に接触させる電気接点を有することを特徴としたコネクタ。
  2. 前記インナハウジングの外周壁と前記筒体の内周壁との間の環状の隙間を塞ぐ環状の第1防液部材と、
    前記筒体の外周壁と前記筐体の前記挿入孔の内周壁との間の環状の隙間を塞ぐ環状の第2防液部材と、
    を備え、
    前記電気接点は、前記第1防液部材及び前記第2防液部材よりも前記進行方向の前側に設けることを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記アウタハウジングは、前記第2防液部材よりも前記進行方向の後側で前記挿入孔に嵌入させる環状の嵌入部を有することを特徴とした請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記電気接点は、弾性変形に伴う反力を前記筒体側から前記挿入孔の内周壁に作用させる弾性接点であることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ。
  5. 前記電気接点は、前記筒体とは別に導電性及び弾性を有する材料で成形され、弾性変形に伴う反力を前記筒体と前記挿入孔の内周壁とに作用させる弾性接点部品であることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ。
  6. 前記シールドシェルは、前記筒体を成すインナシェルと、前記アウタハウジングよりも前記進行方向の後側で前記インナシェルに物理的且つ電気的に接続されたアウタシェルと、を備えることを特徴とした請求項1から5の内の何れか1つに記載のコネクタ。
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