JP6895310B2 - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、半嵌合防止機能を備えた半嵌合防止コネクタに関する。
この種の半嵌合防止コネクタとして、図7と図8に示すものが知られている。この半嵌合防止コネクタ1は、図7と図8に示すように、雌端子3を有すると共に、ロックアーム4を有する雌コネクタの雌ハウジング2と、雄端子6を有し、雌ハウジング2に嵌合した際に、ロックアーム4のロック突部4aが係止される係止凹部5aを有する雄コネクタの雄ハウジング5と、この雄ハウジング5のバネ収容部5bを覆うようにスライド自在に設けられ、雌ハウジング2の嵌合方向Aに移動するスライド部材7と、雌,雄ハウジング2,5の半嵌合時にスライド部材7を反嵌合方向Bに付勢して雌,雄ハウジング2,5を離間させる圧縮コイルバネ8と、を備えている。尚、図8に示すように、ロックアーム4のロック突部4aの先端により、スライド部材7の押圧部7aが押圧されると、雄ハウジング5のバネ収容部5bの壁部5cとスライド部材7の押圧部7aとの間で圧縮コイルバネ8が圧縮されるようになっている。
そして、半嵌合(中途嵌合)を防止するために、雌,雄ハウジング2,5の嵌合時の挿入力より圧縮コイルバネ8の弾性力を大きくすることで、雌ハウジング2のロックアーム4のロック突部4aと雄ハウジング5の係止凹部5aとが係止するまでは、雌ハウジング2が圧縮コイルバネ8の弾性力により雌端子3と雄端子6とが接触しない状態まで押し戻され、雌,雄ハウジング2,5の半嵌合を防止している。さらに、雌,雄ハウジング2,5の嵌合時の挿入力(コネクタ嵌合力)は、雌,雄端子3,6の挿入力であり、図9に示すように、雌,雄ハウジング2,5の嵌合時の挿入力は、半嵌合防止のために、雌,雄端子3,6の端子挿入力Fよりも圧縮コイルバネ8のバネ弾性力Gが常に大きい状態となっている。尚、図9中符号Mは圧縮コイルバネ8の最大バネ弾性力を示し、符号Nは雌,雄端子3,6の最大端子挿入力を示している。
特開平11−111390号公報
前記従来の半嵌合防止コネクタ1では、図9に示すように、雌,雄端子3,6の最大端子挿入力位置Hは、雌,雄ハウジング2,5のロック係止位置Iよりも短い位置にあるが、圧縮コイルバネ8の最大バネ弾性力Mは、ロック係止位置Iとなるため、必要以上の嵌合力が発生し、雌,雄ハウジング2,5を嵌合する際の作業性の悪化や、圧縮コイルバネ8の大型化、雌,雄ハウジング2,5の強度アップ、コネクタ全体の大型化等の問題が発生する。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、半嵌合を確実に防止することができ、かつ、コネクタ嵌合時の挿入力を低減することができる半嵌合防止コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、半嵌合を防止する機能を備えた半嵌合防止コネクタであって、ロックアームを有する一方のハウジングと、前記一方のハウジングに嵌合した際に、前記ロックアームのロック部が係止される係止部を有する他方のハウジングと、前記他方のハウジングに設けられ、前記一方のハウジングの嵌合方向に移動するスライド部材と、前記両ハウジングの半嵌合時に前記スライド部材を反嵌合方向に付勢して該両ハウジングを離間させる複数の弾性部材と、前記複数の弾性部材の弾性定数を切り替える切替機構と、を備えたことを要旨とする。
本発明の前記弾性定数の切替機構は、前記ロックアームと、少なくとも1つの弾性部材を保持し、前記他方のハウジングに設けられた係合部に係止・離脱される係止部を有したロックホルダと、残りの弾性部材を区分けする仕切ホルダとを備え、前記切替機構の初期状態では、前記他方のハウジングの係合部に前記ロックホルダの係止部が係止されており、前記切替機構による弾性定数の切替時では、前記他方のハウジングの係合部と前記ロックホルダの係止部との係止状態が解除されるまでは、前記スライド部材の押圧により前記ロックホルダで保持された弾性部材が弾性変形し、前記他方のハウジングの係合部と前記ロックホルダの係止部との係止状態が解除された後は、前記スライド部材の押圧により前記ロックホルダが移動して前記仕切ホルダで区分けられた弾性部材が弾性変形することを特徴とし、さらに、前記スライド部材に前記ロックホルダで保持された弾性部材を押圧する押圧部を設け、前記ロックホルダの前記押圧部の規制面に対向する位置に係止爪を設け、前記ロックホルダの係止部と前記他方のハウジングの係合部の係止状態が解除され、かつ、前記ロックホルダの係止爪の壁面が前記押圧部の壁面に当接して前記ロックホルダの移動の規制が解除されることで、前記仕切ホルダで区分けられた弾性部材が弾性変形することを特徴とする。
本発明によれば、一対のハウジングの半嵌合時にスライド部材を反嵌合方向に付勢して該一対のハウジングを離間させる複数の弾性部材と、この複数の弾性部材の弾性定数を切り替える切替機構とを備えたことにより、一対のハウジングの半嵌合を簡単かつ確実に防止することができると共に、低挿入力により一対のハウジングを嵌合することができる。また、強度の必要な部品の小型化が可能となるため、コネクタ全体を小型化することができる。
本発明の一実施形態の半嵌合防止コネクタの要部を断面で示す斜視図である。 (a)は上記半嵌合防止コネクタの嵌合前で弾性部材が弾性変形する前の初期状態を示す断面図、(b)は同図(a)中C部分の拡大断面図である。 (a)は上記半嵌合防止コネクタの嵌合途中で1番目の弾性部材が弾性変形する状態を示す断面図、(b)は同図(a)中D部分の拡大断面図である。 (a)は上記半嵌合防止コネクタの嵌合途中で2番目と3番目の弾性部材が弾性変形する状態を示す断面図、(b)は同図(a)中E部分の拡大断面図である。 上記半嵌合防止コネクタの嵌合完了状態を示す断面図である。 上記半嵌合防止コネクタのコネクタ嵌合力を示す説明図である。 従来の半嵌合防止コネクタの嵌合前の断面図である。 上記従来の半嵌合防止コネクタの嵌合後の断面図である。 上記従来の半嵌合防止コネクタのコネクタ嵌合力を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態の半嵌合防止コネクタの要部を断面で示す斜視図、図2(a)は同半嵌合防止コネクタの嵌合前で弾性部材が弾性変形する前の初期状態を示す断面図、図2(b)は図2(a)中C部分の拡大断面図、図3(a)は同半嵌合防止コネクタの嵌合途中で1番目の弾性部材が弾性変形する状態を示す断面図、図3(b)は図2(a)中D部分の拡大断面図、図4(a)は同半嵌合防止コネクタの嵌合途中で2番目と3番目の弾性部材が弾性変形する状態を示す断面図、図4(b)は図4(a)中E部分の拡大断面図、図5は同半嵌合防止コネクタの嵌合完了状態を示す断面図、図6は同半嵌合防止コネクタのコネクタ嵌合力を示す説明図である。
図1〜図5に示すように、半嵌合防止コネクタ10は、雌端子28とロックアーム21を有する雌コネクタの雌ハウジング(一方のハウジング)20と、雄端子38を有し、雌ハウジング20に嵌合した際に、ロックアーム21のロック凸部(ロック部)22が係止される係止凹部(係止部)32を有する雄コネクタの雄ハウジング(他方のハウジング)30と、この雄ハウジング30の外側にスライド自在に設けられ、雌ハウジング20の嵌合方向Aに移動するスライダ(スライド部材)40と、両ハウジング20,30の半嵌合時にスライダ40を反嵌合方向(嵌合方向Aの逆方向)Bに押圧付勢して両ハウジング20,30を離間させる3つの同一形状で金属製の圧縮コイルバネ(弾性部材)50,51,52と、この3つの圧縮コイルバネ50,51,52のバネ定数(弾性定数)kを切り替える切替機構60と、を備えている。
図1及び図1(a),(b)に示すように、雌ハウジング20は、合成樹脂製であり、内部側に電線29を接続した雌端子28を有すると共に、外部側に弾性変形するロックアーム21を一体突出形成してある。
雄ハウジング30は、合成樹脂製であり、内部側に電線39を接続した雄端子38を有すると共に、外部側にロックアーム21のロック凸部22をスライド自在に案内するガイド部31を一体突出形成してある。このガイド部31には、ロックアーム21のロック凸部22が係止・離脱される係止凹部32を形成してある。さらに、ガイド部31の反対側には、3つの圧縮コイルバネ50,51,52を収容する矩形箱状のバネ収容部34を一体突出形成してある。このバネ収容部34の壁部34aには、3番目の圧縮コイルバネ52の一端側を保持する円形凹状の収容凹部34bを形成してある。
また、スライダ40は、合成樹脂製であり、ロックアーム21のロック凸部22の先端が当接する凹状に切り欠かれた当接部41と、雄ハウジング30のバネ収容部34を覆う薄肉板部42と、1番目の圧縮コイルバネ50を押圧する押圧部43と、を備えている。そして、雄ハウジング30のバネ収容部34の壁部34aとスライダ40の押圧部43との間でバネ定数kの切替機構60を介して3つの圧縮コイルバネ50,51,52がそれぞれ圧縮変形されるようになっている。
バネ定数kの切替機構60は、ロックアーム21と、1番目の圧縮コイルバネ51を保持し、雄ハウジング30のバネ収容部34に形成された係合凹部(係合部)35に係止・離脱される係止凸部(係止部)63を有した合成樹脂製のロックホルダ61と、2番目の圧縮コイルバネ51と3番目の圧縮コイルバネ52を区分けする仕切ホルダ65と、を備えている。
図1に示すように、ロックホルダ61には、弾性変形するアーム部62を一体突出形成してあり、このアーム部62には、雄ハウジング30の係合凹部35に係止・離脱される係止凸部63を一体突出形成してある。また、図2(a),(b)に示すように、アーム部62の先端のスライダ40の押圧部43の底面(規制面)43aに対向する位置には、係止爪64を一体突出形成してある。そして、図4(b)に示すように、ロックホルダ61の係止爪64の壁面64bが押圧部43の壁面43bに当接してロックホルダ61の移動の規制が解除されることで、1番目の圧縮コイルバネ51の圧縮押圧によりロックホルダ61が移動して、仕切ホルダ65で仕切られた2番目の圧縮コイルバネ51と3番目の圧縮コイルバネ52がそれぞれ弾性変形するようになっている。尚、図1に示すように、1番目の圧縮コイルバネ50の一端側はロックホルダ61のアーム部62の基端側で保持され、2番目の圧縮コイルバネ51の一端側は仕切ホルダ65の保持部65aで保持されているが、仕切ホルダ65の保持部65aの反対側にも保持部を形成して3番目の圧縮コイルバネ52の他端側を保持するようにしても良い。
また、切替機構60の初期状態では、図2(a),(b)に示すように、雄ハウジング30の係合凹部35にロックホルダ61の係止凸部63が係止され、ロックホルダ61の嵌合方向Aへの移動が規制されている。ロックホルダ61が嵌合方向Aへ移動するためには、その係止爪64(アーム部62)がスライダ40側に撓み、雄ハウジング30の係合凹部35とロックホルダ61の係止凸部63の係止状態を解除しなければならないが、図2(b)に示すように、スライダ40の押圧部43の底面43aによって、係止爪64の撓みが規制されており、図3(b)に示すように、スライダ40の押圧部43の壁面43bがロックホルダ61の係止爪64の壁面64bの位置になるまでスライダ40が移動することで、ロックホルダ61の規制が解除されるようになっている。
さらに、切替機構60によるバネ定数kの切替時では、図3(a),(b)に示すように、スライダ40が移動し、雄ハウジング30の係合凹部35とロックホルダ61の係止凸部63との係止状態が解除されるまでは、スライダ40の押圧部43の押圧によりロックホルダ61で保持された1番目の圧縮コイルバネ51が弾性変形する(1番目の圧縮コイルバネ51の弾性力のみが働く)。この間のバネ定数はkとなる。
図4(a),(b)に示すように、雄ハウジング30の係合凹部35とロックホルダ61の係止凸部63との係止状態が解除された後、スライダ40が更に移動すると、スライダ40の押圧部43の押圧での1番目の圧縮コイルバネ51の圧縮押圧によりロックホルダ61が移動して、仕切ホルダ65で仕切られた2番目の圧縮コイルバネ51と3番目の圧縮コイルバネ52がそれぞれ弾性変形する。即ち、ロックホルダ61の係止凸部63と雄ハウジング30の係合凹部35の係止状態が解除され、かつ、ロックホルダ61の係止爪64の壁面64bが押圧部43の壁面43bに当接してロックホルダ61の移動の規制が解除されることで、仕切ホルダ65で仕切られた2番目の圧縮コイルバネ51と3番目の圧縮コイルバネ52がそれぞれ弾性変形する。
そして、図5に示すように、雌ハウジング20のロックアーム21のロック凸部22が雄ハウジング30の係止凹部32に嵌合して係止される。このように、2,3番目の圧縮コイルバネ51,52が撓み始めてから雌ハウジング20のロックアーム21のロック凸部22が雄ハウジング30の係止凹部32に係止されるまでの間のバネ定数は、k/2となる(直列接続バネのバネ定数K′は、1/K′=1/k1+1/k2+1/k3…)。スライダ40の移動量、バネ定数(バネ定数切替前後)は雌,雄端子28,38の端子挿入力(嵌合端子数量)により設定し、図6に示すような必要バネ弾性力とすることが可能となる。図6中符号Fは端子挿入力、Gはバネ弾性力、Hは最大端子挿入位置、Iはロック係止位置、Mは最大バネ弾性力、Nは最大端子挿入力をそれぞれ示す。
尚、雌ハウジング20のロックアーム21のロック凸部22が雄ハウジング30の係止凹部32に係止される前の一対の雌,雄ハウジング20,30が中途嵌合の場合は、圧縮コイルバネ50,51,52の圧縮力により雌ハウジング20が反嵌合方向Bへ押し戻されて半嵌合を容易に判別し得るようになっている。また、雌ハウジング20のロックアーム21のロック凸部22が雄ハウジング30の係止凹部32に係止され、一対の雌,雄ハウジング20,30が正規に嵌合されると、圧縮コイルバネ50,51,52の圧縮力(復元力)によりスライダ40のみが押し戻されようになっている。
以上実施形態の半嵌合防止コネクタ10によれば、一対の雌,雄ハウジング20,30の半嵌合時にスライダ40を反嵌合方向Bに押圧付勢して一対の雌,雄ハウジング20,30を離間させる圧縮コイルバネ50,51,52と、この圧縮コイルバネ50,51,52のバネ定数kを切り替える切替機構60とを備えたことにより、図6に示すように、最大端子挿入力位置Hに1番目の圧縮コイルバネ50の最大バネ弾性力Nとすることが可能となり、一対の雌,雄ハウジング20,30のコネクタ嵌合力(雌,雄端子28,38の端子挿入力)を大幅に低減することが可能となる。このバネ弾性力の半減化により、コネクタ嵌合力(挿入力)も大幅に低減可能なため、作業に必要な力が低減され、低挿入力により一対の雌,雄ハウジング20,30が嵌合されて作業性の向上となる。
また、図6に示すように、最大端子挿入力位置Hを越える(1番目の圧縮コイルバネ50のバネ弾性力から2番目の圧縮コイルバネ51と3番目の圧縮コイルバネ502のバネ力に切り替わる)とコネクタ全体の嵌合力(バネ弾性力G+端子挿入力F)は急激に低下するため、慣性力により雌ハウジング20のロックアーム21のロック凸部22が雄ハウジング30の係止凹部32に嵌合して係止される。即ち、嵌合途中で止めることが慣性力により困難となる。このように、コネクタ嵌合力(挿入力)の急激な低下(バネ定数の切替)により、慣性力が発生してロックアーム21のロック凸部22と雄ハウジング30の係止凹部32をロック係止位置の途中位置で止めることが困難なため、一対の雌,雄ハウジング20,30の半嵌合を簡単かつ確実に防止することができる。
さらに、図6に示すように、バネ弾性力Gを端子挿入力F(初期に挿入力のピークがあり、ピーク後は挿入力が下がっていく、若しくは、下がった後に一定となる)に合わせて、常にバネ弾性力Gを端子挿入力Fよりも大きく(G>F)することができるので、一対の雌,雄ハウジング20,30を中途嵌合位置で止めた場合、圧縮コイルバネ50〜52のバネ力によって初期位置(雌,雄端子28,38が接触していない位置)まで押し戻される。このように、バネ定数やバネ撓み量を調整することにより、バネ弾性力G>端子挿入力Fとなるため、一対の雌,雄ハウジング20,30の半嵌合を簡単かつ確実に防止することができる。
さらに、ロック係止部となるロックアーム21のロック凸部22と雄ハウジング30の係止凹部32、及び、バネ保持部となる各ホルダ61,65やバネ収容部34の壁部34aに加わるバネ弾性力が半減するので、強度の必要な部品の小型化が可能となる。このように、強度の必要な部品の小型化が可能となるため、半嵌合防止コネクタ10全体を小型化することができる。
尚、前記実施形態によれば、弾性部材として3つの圧縮コイルバネを用いたが、2つ或いは4つ以上のバネ部材を用いても良い。
また、前記実施形態によれば、雌,雄ハウジングを矩形箱状に形成したものに弾性定数の切替機構を設けたが、雌,雄ハウジングを円筒状に形成して、この円筒状の雌,雄ハウジングの間に圧縮コイルバネ等の円環状の弾性部材、リング状のロックホルダやリング状の仕切ホルダ等によりバネ定数を切り替えるようにしても良い。
10 半嵌合防止コネクタ
20 雌ハウジング(一方のハウジング)
21 ロックアーム
22 ロック凸部(ロック部)
30 雄ハウジング(他方のハウジング)
32 係止凹部(係止部)
35 係合凹部(係合部)
40 スライダ(スライド部材)
43 押圧部
43a 底面(規制面)
43b 壁面
50,51,52 圧縮コイルバネ(弾性部材)
60 切替機構
61 ロックホルダ
63 係止凸部(係止部)
64 係止爪
64b 壁面
65 仕切ホルダ
A 嵌合方向
B 反嵌合方向
k バネ定数(弾性定数)

Claims (2)

  1. ロックアームを有する一方のハウジングと、
    前記一方のハウジングに嵌合した際に、前記ロックアームのロック部が係止される係止部を有する他方のハウジングと、
    前記他方のハウジングに設けられ、前記一方のハウジングの嵌合方向に移動するスライド部材と、
    前記両ハウジングの半嵌合時に前記スライド部材を反嵌合方向に付勢して該両ハウジングを離間させる複数の弾性部材と、
    前記複数の弾性部材の弾性定数を切り替える切替機構と、
    を備え
    前記弾性定数の切替機構は、前記ロックアームと、少なくとも1つの弾性部材を保持し、前記他方のハウジングに設けられた係合部に係止・離脱される係止部を有したロックホルダと、残りの弾性部材を区分けする仕切ホルダとを備え、
    前記切替機構の初期状態では、前記他方のハウジングの係合部に前記ロックホルダの係止部が係止されており、
    前記切替機構による弾性定数の切替時では、前記他方のハウジングの係合部と前記ロックホルダの係止部との係止状態が解除されるまでは、前記スライド部材の押圧により前記ロックホルダで保持された弾性部材が弾性変形し、
    前記他方のハウジングの係合部と前記ロックホルダの係止部との係止状態が解除された後は、前記スライド部材の押圧により前記ロックホルダが移動して前記仕切ホルダで区分けされた弾性部材が弾性変形することを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
  2. 請求項記載の半嵌合防止コネクタであって、
    前記スライド部材に前記ロックホルダで保持された弾性部材を押圧する押圧部を設け、
    前記ロックホルダの前記押圧部の規制面に対向する位置に係止爪を設け、
    前記ロックホルダの係止部と前記他方のハウジングの係合部の係止状態が解除され、かつ、前記ロックホルダの係止爪の壁面が前記押圧部の壁面に当接して前記ロックホルダの移動の規制が解除されることで、前記仕切ホルダで区分けされた弾性部材が弾性変形することを特徴とする半嵌合防止コネクタ。
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