JP6892651B2 - 防鳥用索条の張架方法 - Google Patents

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本発明は、架空電線に間接活線工法によって、ワイヤおよびテグスなどの防鳥用索条を架空電線の上方に張架するための防鳥用索条の張架方法に関する。
従来から、架空電線への鳥の飛来および営巣などを防止するために、架空電線に複数の鳥害防止具を互いに間隔をあけて取り付け、各鳥害防止具に掛け止められた防鳥用索条を、架空電線の上方に略平行に設置する技術が、たとえば特許文献1に記載されている。
この従来技術では、防鳥用索条であるライン材の長手方向に間隔をあけて繋がれた複数の起立体が着脱可能に取り付けられた連装部材を、間接活線工具によって架空電線に近付け、複数の起立体のうちでライン材の一方側の最も端に繋がれた起立体を架空電線に取り付ける第1工程と、連装部材を架空電線の他方側に引っ張り、第1工程で架空電線に固定した起立体を連装部材から抜き出すとともに、残りの起立体を連装部材から順次抜き出しながら、架空電線の長手方向に沿って配置し、ライン材を架空電線とほぼ平行に張架する第2工程と、ライン材に繋がれた最後の起立体を架空電線に取り付けた後、連装部材を最後の起立体から取り外す第3工程とによって、ライン材を架空電線の上方に張架する方法が提案されている。
起立体は、電線取付部と離隔部とを有し、電線取付部は電線を囲む電線受け部材と、電線押圧部材とを有する。電線受け部材は、上片と下片と縦片とによって略コ字状を成し、電線受け部材の開放側には、蓋部材が開閉可能に設けられ、その開放口から電線受け部材の内周側に受け入れた電線を、蓋部材で閉塞することによって、電線の離脱を防止するように構成されている。
連装部材は、横長の長方形の段ボール紙から成る。連装部材は、電線の長手方向に間隔をあけて起立体保持部を有する。起立体保持部は、段ボール紙を切り抜いて開口した起立体取付孔と、起立体保持部と対を成すロープ保持部とを有する。起立体取付孔は、下向き凸状であり、下部の幅の狭い孔に起立体の被把持部が差し込まれ、被把持部を係止して落下を防止するように構成されている。
ロープ保持部は、連装部材の一部を切り起こした段ボール片をロープ通し孔に貫通させ、ロープ通し孔から上方に向けて切り込み線が設けられ、このようなロープ通し孔によって、防鳥用索条であるライン材が束ねた状態で保持される。連装部材は、上部に折り曲げ部を有し、折り曲げ部に上部通し孔が設けられ、上部通し孔から上方に向けて切り込み線が設けられる。上部通し孔にそれぞれには、起立体の鳥返しを挿通し、折り曲げ部によって起立体の上部を支持し、各起立体がほぼ一列に保持され、連装部材から各起立体を離脱させるときには、鳥返しを上部通し孔から切り込み線に沿って外すように構成されている。
特開2015−154598号公報
上記特許文献1に記載される従来技術では、連装部材から各起立体を離脱させる作業は、高所作業車のバケットに乗った作業者が間接活線工具を用いて行なわれるので、バケットの揺れ、強風などによって連装部材に外力が作用すると、連装部材が容易に変形または破損し、起立体を連装部材から容易かつ円滑に離脱させることが困難となり、防鳥用索条の張架作業の作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、防鳥用索条の張架作業の容易性および円滑性を向上することができる防鳥用索条の張架方法を提供することである。
本発明は、防鳥用索条が巻回された複数の鳥害防止具を電線に間隔をあけて装着して、該電線の上方に前記防鳥用索条を該電線に沿って張架する防鳥用索条の張架方法であって、
棒状の治具と、該治具を挿通可能な挿通部を有し、前記防鳥用索条が巻回された複数の鳥害防止具とを準備する器具準備工程と、
前記複数の鳥害防止具の各挿通部に前記治具を挿通して、前記治具が取付けられた前記複数の鳥害防止具の防止具組立て体を作製する組立て体作製工程と、
前記防止具組立て体の前記治具を間接活線工具によって把持し、前記防止具組立て体を前記電線に装着する装着工程と、
前記電線に装着された前記防止具組立て体の前記複数の鳥害防止具のそれぞれを、前記間接活線工具によって把持し、前記治具の長手方向に沿って順次移動させて前記治具から離脱させ、前記電線に互いに間隔をあけて固定し、各鳥害防止具間に前記防鳥用索条を張架する索条張架工程と、を含むことを特徴とする防鳥用索条の張架方法である。
本発明によれば、防鳥用索条の張架方法は、器具準備工程と、組立て体作製工程と、装着工程と、索条張架工程とを含む。器具準備工程では、棒状の治具と、該治具を挿通可能な挿通部を有しかつ防鳥用索条が巻回された複数の鳥害防止具とが、準備される。
組立て体作製工程では、複数の鳥害防止具の各挿通部に治具を挿通して、防止具組立て体を作製し、装着工程で、防止具組立て体を間接活線工具によって把持し、防止具組立て体を架空電線に装着する。架空電線に装着した防止具組立て体の複数の鳥害防止具のそれぞれは、索条張架工程において、間接活線工具によって把持し、治具の長手方向に沿って順次移動させて、治具から離脱させ、架空電線に互いに間隔をあけて固定することによって、各鳥害防止具の間にわたって防鳥用索条が張架される。
このように本発明では、複数の鳥害防止具の各挿通部に治具を挿通させた防止具組立て体を、間接活線工具によって把持して架空電線に取り付け、該架空電線に取り付けた防止具組立て体の鳥害防止具のそれぞれを治具から離脱させて架空電線に固定するので、治具には防鳥用索条および間接活線工具などから大きな力が作用しない、これによって、治具の変形および損傷を生じることなく、容易かつ円滑に治具から複数の鳥害防止具を離脱させ、離脱させた各鳥害防止具の間にわたって防鳥用索条を張架することができる。
本発明の一実施形態の防鳥用索条の張架方向で用いられる鳥害防止具1を示す正面図である。 鳥害防止具1を図1の左上から見た斜視図である。 鳥害防止具1を図1の右上から見た斜視図である。 起立部4を開いた鳥害防止具1を示す正面図である。 起立部4を開いた鳥害防止具1を図4に左上から見た斜視図である。 起立部4を開いた鳥害防止具1を図4の右上から見た斜視図である。 防鳥用索条20が架空電線2に沿って張架された状態を示す図である。 本実施形態の防鳥用索条の張架方法の作業手順を示すフローチャートである。 防止具組立て体Uを示す斜視図である。 防止具組立て体Uの側面図である。 治具11を長手方向に垂直な断面を示す拡大断面図である。 本発明の他の実施形態の防鳥用索条の張架方法で用いられる治具11aを示す拡大断面図である。
図1は本発明の一実施形態の防鳥用索条の張架方向で用いられる鳥害防止具1を示す正面図であり、図2は鳥害防止具1を図1の左上から見た斜視図であり、図3は鳥害防止具1を図1の右上から見た斜視図である。まず、本実施形態の防鳥用索条の張架方法を実施するために用いられる鳥害防止具1の構成について説明する。
鳥害防止具1は、架空電線2に支持される本体部3と、本体部3の上部から上方に突出する起立部4と、本体部3の下部に設けられる操作部5とを有する。これらの本体部3、起立部4および操作部5は、耐候性および電気絶縁性に優れた熱可塑性樹脂から成り、たとえば射出成形に製造される。耐候性および電気絶縁性に優れた熱可塑性樹脂としては、たとえばポリカーボネート、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、AES(Acrylonitrile Ethylene Styrene)のいずれかを好適に用いることができる。
本体部3は、起立部4が設けられる上枠部6と、上枠部6の一側部に連なり、下方に延びる中枠部7と、中枠部7の下端部に連なって上枠部6とほぼ平行に延び、操作部5が設けられる下枠部8と、中枠部7と下枠部8との交差部から斜め下方に突出する把持部9と、上枠部6の他側部に架空電線2の軸線L1に平行な軸線L2まわりに矢符B1,B2方向に角変位自在に連結される蓋体10とを有する。
上枠部6の中央部には、アルミニウム合金製で四角筒状の長尺材から成る治具11を挿通可能な挿通孔12aを規定する挿通部12が設けられる。把持部9は、作業者が間接活線工具によって確実に把持されるようにするため、架空電線2の軸線L1に垂直な方向に延び、かつ軸線L1に平行な方向を厚み方向とする略板状の構造体として構成される。
図4は起立部4を開いた鳥害防止具1を示す正面図であり、図5は起立部4を開いた鳥害防止具1を図4に左上から見た斜視図であり、図6は起立部4を開いた鳥害防止具1を図4の右上から見た斜視図である。起立部4は、上枠部6から上方、すなわち正面視において、架空電線2の軸線L1に垂直でかつ軸線L1から離反する方向に延びる固定片13と、固定片13の下端部に設けられ、下方に開放した逆U字状の一対のヒンジ受け片14と、固定片13の上端部付近から固定片13の長手方向に垂直な方向に突出する掛合用支持片15と、各ヒンジ受け片14に軸線L1に平行な軸線L2まわりに矢符A1,A2方向に角変位可能に連結され、軸線L3に垂直でかつ軸線L3から離反する方向に延びる可動片16と、を有する。
可動片16には、軸線L3と平行に延び、可動片16に関して左右に各一対の棒状の索条巻回用ロッド17a,17b;18a,18bが一体に設けられる。これらの索条巻回用ロッド17a,17b;18a,18bは、円柱状の第1部分と、第1部分の先端部に同軸に連なる逆円錐台状の第2部分とを有する。第1部分には、防鳥用索条20が巻回され、第2部分によって第1部分に巻回された防鳥用索条20の脱け出しが防止される。各索条巻回用ロッド17a,17b;18a,18bの第2部分の先端部には、防鳥用索条20を挿入して保持するための、第2部分の直径線方向に延び、第2部分の端面から第1部分に向かって幅が狭くなった切欠き21がそれぞれ設けられる。切欠き21の防鳥用索条20を挿入することによって、各一対の索条巻回用ロッド17a,17b;18a,18bに巻回した防鳥用索条20が自己の弾性回復力または僅かな外力の作用によって切欠き21から容易に離脱してしまうことが防止され、作業中に不所望に巻回状態が解除されてしまうという不具合の発生を防止することができるように構成されている。
可動片16は、係合爪16bが形成された掛合支持片16aを有する。掛合支持片16aは、可動片16を固定片13に嵌合させると、係合爪16bが固定片13の係止爪15bに係止され、可動片16の固定片13に対する離脱が防止される。また、可動片16を固定片13に嵌合させた状態で、2つの掛合支持片15,16aを間接活性工具によって挟着すると、可動片16の掛合支持片16aが固定片13の掛合支持片15に近接する方向に弾性変形し、係合爪16bが係止爪15から離反し、可動片16の固定片13に対する係止状態を解除し、図4〜図6に示すように、可動片16を固定片13に対して開放させることができる。
このような構成によって、鳥害防止具1の保守点検、交換、位置の調整などのために防鳥用索条20の挟持状態を解除する必要が生じた場合に、鳥害防止具1に対する防鳥用索条20の係止状態を容易に解除し、防鳥用索条20を解放することができる。
固定片13には、可動片16に対して離反する側に延びる複数の索条嵌合凹所23が形成される。各索条嵌合凹所23の一方または双方に防鳥用索条20を嵌合させて、可動片16を固定片13に嵌合させ、係止爪15bに係合爪16bを係合させることによって、索条嵌合凹所23内の防鳥用索条20が固定片13と可動片16とによって挟着され、架空電線2の上方に、1または複数段で防鳥用索条20を張架することができる。
操作部5を一方向に回転操作することによって、ボルト25が本体部3に対して螺進し、本体部3の上枠部7と操作部5にボルト25を介して連結された支持片26とによって、本体部3に嵌合させた架空電線2を挟着することができる。蓋体10を本体部3に対して軸線L2まわりに角変位させることによって、架空電線2を嵌合させた本体部3が閉鎖され、架空電線2の離脱が防止される。
図7は防鳥用索条20が架空電線2に沿って張架された状態を示す図であり、図8は本実施形態の防鳥用索条の張架方法の作業手順を示すフローチャートであり、図9は防止具組立て体Uを示す斜視図であり、図10は防止具組立て体Uの側面図である。
本実施形態の防鳥用索条の張架方法は、防鳥用索条20が巻回された複数(本実施形態では4)の鳥害防止具1を架空電線2に間隔Wをあけて装着して、架空電線2の上方に防鳥用索条20を架空電線2に沿って張架するために実施される。第1ステップS1の器具準備工程が実施される。この器具準備工程では、棒状の治具11と、該治具11を挿通可能な挿通部12を有し、防鳥用索条20が巻回された複数の鳥害防止具1とが準備される。
次に、ステップS2に移り、組立て体作製工程が実施される。この組立て体作製工程では、ステップS1において準備した複数の鳥害防止具1の挿通部12の挿通孔12aのそれぞれに、図9、図10に示すように1本の治具11を挿通して共通に保持された状態とし、治具11が挿通された複数の鳥害防止具1の防止具組立て体Uが作製される。
前述のステップS2で作製された防止具組立て体Uは、ステップS3の装着工程において、全て鳥害防止具1の各蓋体10を開放させておき、作業現場で高所作業車30のバッケット31に搭乗した作業者が、治具11を間接活線工具によって把持し、防止具組立て体Uが、図9、図10に示すように、隣接する2本の電柱32a,32b間に張架された架空電線2に装着される。
架空電線2に装着した防止具組立て体Uの複数の鳥害防止具1のそれぞれは、ステップS3の索条張架工程において、間接活線工具によって把持し、治具11の長手方向に沿って順次移動させて、治具11から離脱させ、架空電線2に図7に示すように、互いに間隔Wをあけた位置て操作部5を操作して固定することによって、各鳥害防止具1の間にわたって防鳥用索条20が張架される。
このように、複数の鳥害防止具1の各挿通部12に治具11を挿通させた防止具組立て体Uを、間接活線工具によって把持して架空電線2に取り付け、該架空電線2に取り付けた防止具組立て体Uの鳥害防止具1のそれぞれを治具11から離脱させて架空電線2に固定するので、治具11には防鳥用索条20および間接活線工具などから大きな力が作用しない、これによって、治具11の変形および損傷を生じることなく、容易かつ円滑に治具11から複数の鳥害防止具1を離脱させ、離脱させた各鳥害防止具1の間にわたって防鳥用索条20を張架することができる。
各一対の索条巻回用ロッド17a,17b;18a,18bに巻掛けられた防鳥用索条20は、切欠き21に挿入することによって係止されているので、一方の電柱32aに最も近接して配置される1つ鳥害防止具1を操作部5を操作して架空電線2に固定し、一方の電柱32aから他方の電柱32bに向かって防止具組立て体Uを移動させることによって、切欠き21から防鳥用索条20が離脱し、防鳥用索条20が垂れ下がることなく、防鳥用索条20を架空電線2と平行に各電柱3,4間に迅速かつ安全に張架することができる。このように防止具組立て体Uを順次的に一方の電柱32aから他方の電柱32bに向かって移動させることによって、巻回された防鳥用索条20が解きほどかれ、高所での防鳥用索条20の張架作業を容易かつ安全に行うことができ、張架作業の容易性および安全性を向上することができる。
図11は治具11を長手方向に垂直な断面を示す拡大断面図であり、図12は本発明の他の実施形態の防鳥用索条の張架方法で用いられる治具11aを示す拡大断面図である。前述の実施形態で用いられる治具11は、図11に示すように、長手方向に垂直な断面が四角形状のアルミニウム合金から成る長尺材によって実現されたが、本発明の他の実施形態では、図12に示すように、長手方向に垂直な断面がX字状の長尺材によって実現されてもよく、その他の多角形状の断面をなす長尺材によって実現されてもよい。また治具11,11aは、アルミニウム合金以外の金属、たとえば耐腐食性に優れたステンレス鋼から成ってもよく、あるいは繊維強化複合材(略称FRP)によって実現されてもよい。
図11に示す治具11によれば、挿通部12の平坦な上部受け面12bに治具11の上面11bが面接触するので、複数の鳥害防止具1を安定に支持することができる。また、図12に示す治具11aによれば、平坦な上部受け面12bを治具11aの2つの上端部11c,11dによって支持するので、複数の鳥害防止具1を安定に支持することができるとともに、間接活線工具によって把持した際に挟着工具の2つの挟持片にそれぞれ形成される複数の凸状部分19が嵌合し、ずれることなく確実に把持することできる。
前述の実施形態では、治具11,11aが挿通する挿通部12は、鳥害防止具1を貫通する孔として実現されたが、本発明の他の実施形態では、鳥害防止具1の側方または下方に開放する溝によって実現されてもよい。このような形態を採用する場合であっても、前述に実施形態と同様に、複数の鳥害防止具1を1本の治具によって安定に保持することができる。
前述の各実施形態では、4つの鳥害防止具1の挿通部12に1本の治具を挿通して保持した防止具組立て体Uを用いて防鳥用索条20を架空電線2の上方にほぼ平行に張架する方法について述べたが、本発明の他の実施形態では、5以上の鳥害防止具1を1本の治具11によって保持した防止具組立て体を用いて、防鳥用索条20を張架するようにしてもよい。この場合においても、前述の各実施形態と同様に、防鳥用索条20の張架作業の容易性および円滑性を向上することができる。
前述の各実施形態では、固定片13に左右に各2本の索条巻回用ロッド17a,17b;18a,18bが設けられた鳥害防止具1を用いる構成を採用したが、本発明の他の実施形態では、各一対の索条巻回用ロッド17a,17b;18a,18bに代えて、左右2枚の板状体によって実現し、防鳥用索条20を巻回するように構成されてもよい。
1 鳥害防止具
2 架空電線
3 本体部
4 起立部
5 操作部
6 上枠部
7 中枠部
8 下枠部
9 把持部
10 蓋体
11 治具
12 挿通部
12a 挿通孔
13 固定片
14 ヒンジ受け片14
15 掛合用支持片15
16 可動片
17a,17b;18a,18b 索条巻回用ロッド
20 防鳥用索条
21 切欠き
23 索条嵌合凹所
L1,L2,L3 軸線

Claims (1)

  1. 防鳥用索条が巻回された複数の鳥害防止具を電線に間隔をあけて装着して、該電線の上方に前記防鳥用索条を該電線に沿って張架する防鳥用索条の張架方法であって、
    棒状の治具と、該治具を挿通可能な挿通部を有し、前記防鳥用索条が巻回された複数の鳥害防止具とを準備する器具準備工程と、
    前記複数の鳥害防止具の各挿通部に前記治具を挿通して、前記治具が取付けられた前記複数の鳥害防止具の防止具組立て体を作製する組立て体作製工程と、
    前記防止具組立て体の前記治具を間接活線工具によって把持し、前記防止具組立て体を前記電線に装着する装着工程と、
    前記電線に装着された前記防止具組立て体の前記複数の鳥害防止具のそれぞれを、前記間接活線工具によって把持し、前記治具の長手方向に沿って順次移動させて前記治具から離脱させ、前記電線に互いに間隔をあけて固定し、各鳥害防止具間に前記防鳥用索条を張架する索条張架工程と、を含むことを特徴とする防鳥用索条の張架方法。
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