JP6629093B2 - 鳥害防止用索条の保持具 - Google Patents

鳥害防止用索条の保持具 Download PDF

Info

Publication number
JP6629093B2
JP6629093B2 JP2016027447A JP2016027447A JP6629093B2 JP 6629093 B2 JP6629093 B2 JP 6629093B2 JP 2016027447 A JP2016027447 A JP 2016027447A JP 2016027447 A JP2016027447 A JP 2016027447A JP 6629093 B2 JP6629093 B2 JP 6629093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
electric wire
rope
holder
bird
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016027447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017147834A (ja
Inventor
池側 勝巳
勝巳 池側
孝弘 冨永
孝弘 冨永
Original Assignee
ヨツギ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヨツギ株式会社 filed Critical ヨツギ株式会社
Priority to JP2016027447A priority Critical patent/JP6629093B2/ja
Publication of JP2017147834A publication Critical patent/JP2017147834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6629093B2 publication Critical patent/JP6629093B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

本発明は、たとえば架空電線に、鳥が飛来して停まることを防ぐために、電線に沿って平行に配置されるワイヤ、テグスなどの線状体から成る索条を、保持する鳥害防止用索条の保持具に関する。
典型的な従来技術の索条保持具は、たとえば特許文献1、2に開示される。この特許文献1、2では、電柱間の架空電線への鳥の飛来を防止するために、電線に平行に張架される索条を、その長尺方向に間隔をあけて電線に保持する複数の各保持具が設けられる。索条保持具は、比較的複雑な構成を有し、重量が大きい。したがって、保持具によって電線に作用する不所望な張力を軽減し、索状を電線に平行に張架する作業を容易に行うことができる鳥害防止用索条の保持具が望まれている。
特許第4669277号 特許第4740911号
本発明の目的は、構成が簡略化された軽量でかつ索状の張架作業を容易に行うことができる鳥害防止用索条の保持具を提供することである。
本発明は、電線の上方に、該電線に沿って張架される鳥害防止用索条を保持するために用いられる鳥害防止用索条の保持具であって、
電線に支持される保持具本体と、
前記保持具本体から鉛直上方に突出する軸体と、
前記軸体の先端に連なり、鳥害防止用索条が巻掛けられる板状の保持体と、を含み、
前記保持体は、
前記軸体の軸線方向に間隔をあけて、該軸体の軸線に垂直な方向に延び、前記鳥害防止用索条が巻掛けられる一対の巻回部と、
前記一対の巻回部の少なくとも一方端部間にわたって延び、前記鳥害防止用索条を挿入して係止可能な切欠きが形成された側壁部と、を備えることを特徴とする鳥害防止用索条の保持具である。
また本発明は、前記切欠きは、前記軸体の軸線に垂直な方向に延びて形成され、
前記側壁部は、前記軸体の軸線に平行に延びる側端部から前記軸体に対して離反する側に突出する突出部を含み、
前記突出部に、前記切欠きが形成されることを特徴とする。
本発明によれば、電線に支持される保持具本体と、保持具本体から鉛直上方に突出する軸体と、軸体の先端に連なり、鳥害防止用索条が巻掛けられる板状の保持体とを有する。保持体は、軸体の軸線方向に間隔をあけて、該軸体の軸線に垂直な方向に延び、鳥害防止用索条が巻掛けられる一対の巻回部と、一対の巻回部の少なくとも一方端部間にわたって延び、鳥害防止用索条を挿入して係止可能な切欠きが形成された側壁部とを備える。
保持具本体が電線に支持され、この保持具本体に軸体を介して板状の保持体が設けられるので、簡素な構成で、電線上に鳥害防止用索条を保持する軽量な保持具を実現することができる。一対の巻回部に巻掛けられた鳥害防止用索条は、側壁部の切欠きに挿入することによって係止されるので、保持具本体に電線が挿入された状態で、作業者が鳥害防止用索条の切欠きから連なる部分を把持して保持具を移動させることによって、切欠きから鳥害防止用索条が離脱し、一対の巻回部に巻掛けられた部分が解放され、保持具から垂下した状態とすることができる。
したがって、一方の電柱から他方の電柱にわたって張架される電線に沿って鳥害防止用索条を張架するとき、鳥害防止用索条が一対の巻回部に巻回されかつ切欠きに係止された複数の保持具を準備し、作業者が上記のように切欠きから延びる部分を把持して、一方の電柱から他方の電柱に向かって順次的に送り出すことによって、各保持具の一対の巻回部に巻回されていた鳥害防止用索条を解いて、各保持具間に垂下させた状態から各電柱間に延びる電線に沿って張架することができる。これによって、鳥害防止用索条の張架作業が容易化され、高所での張架作業の安全性、作業性を向上することができる。
また本発明によれば、切欠きは軸体の軸線に垂直な方向に延び、側壁部は側端部から軸体に対して離反する側に突出する突出部を有し、この突出部に切欠きが形成されるので、一対の巻回部に巻回されている鳥害防止用索条から切欠きを露出させた状態とし、切欠きが巻回された鳥害防止用索条によって覆われてしまうことを防ぐことができる。これによって、一対の巻回部に巻回した鳥害防止用索条の巻き終わりの部分を切欠きに挿入して、確実に係止し、かつその係止状態を解除することができる。
本発明の一実施形態の鳥害防止用索条の保持具1を示す斜視図である。 電線2が電柱3,4間に張架された状態を示す簡略化した斜視図である。 保持体10の拡大正面図である。 図3の切断面線IV−IVから見た保持体10の拡大断面図である。 突出部12b付近の拡大正面図である。
図1は本発明の一実施形態の鳥害防止用索条の保持具1を示す斜視図であり、図2は電線2が電柱3,4間に張架された状態を示す簡略化した斜視図である。隣接する2本の電柱3,4間の電線2には、各電柱3,4近傍で固定具5,6が固定され、これらの固定具5,6によって索条7の両端部が固定される。索条7は、電線2と平行に張架され、電線2の軸線と索条7の軸線とは、静止状態において、共通な一鉛直面(図1の紙面に平行な平面)内にあり、この索条7が障害となって、飛来した鳥が電線2に停まることが防がれる。このように、保持具1は、電線2の上方に、電線2に沿って張架される索条7を保持するために、複数の保持具が各電柱3,4間に配設して用いられる。
保持具1は、電線2に支持される保持具本体8と、保持具本体8から鉛直上方に突出する軸体9と、軸体9の先端に連なり、索条7が巻掛けられる板状の保持体10とを含む。保持体10は、軸体9の軸線L1に間隔をあけて、軸体9の軸線L1に垂直な方向に延び、索条7が巻掛けられる一対の巻回部11a,11bと、一対の巻回部11a,11bの両端部間にわたって延び、索条7を挿入して係止可能な切欠き12a,12bが形成された側壁部13a,13bとを備える。
このような保持体10は、軸体9の軸線L1を含む仮想一平面に関して面対称に構成されるが、本発明の他の実施形態では、一対の巻回部11a,11bの片側だけに側壁部13a(または13b)が形成され、一対の巻回部11a,11bの少なくとも一方端部が側壁部13a(または13b)によって連なる構成であってもよい。
保持具本体8は、電線2の上方を跨ぐ、下方に開放する凹状に湾曲した跨ぎ部16と、跨ぎ部16の周方向両端部16a,16bに連なって周方向に延び、電線2の軸線方向にずれて重なるように配置され、上方に開放する凹状に湾曲した一対の受け部17a,17bから突出するにつれて互いに離反する方向に傾斜した一対の案内部18a,18bとを有する。
各受け部17a,17bは、電線2の軸線方向に間隔△L1をあけて、電線2の軸線方向に離間し、各案内部18a,18bの、各受け部17a,17bに連なる基端部も同様な間隔△L1をあけて離間し、電線2の抜出を防止している。各案内部18a,18bの遊端部は、電線2の軸線方向に間隔△L2をあけて離間している。これによって電線2を各案内部18a,18b内に配置し、作業者が把持用操作具によって一方の案内部18a(または18b)を把持して、引張ることによって、電線2を各案内部18a,18b間を通過させて、図1の仮想線で示されるように、電線2を跨ぎ部16内に挿入することができる。
保持具1は、合成樹脂の射出成形によって製造することができる。合成樹脂としては、たとえばポリカーボネート、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)、AES(Acrylonitrile-Ethylene-Styrene resin)、ポリプロピレンのうちのいずれか1つを選択的に用いることができる。
図3は保持体10の拡大正面図であり、図4は図3の切断面線IV−IVから見た保持体10の拡大断面図であり、図5は突出部12b付近の拡大正面図である。前述の保持体10において、各側壁部13a,13bは、軸体9の軸線L1に平行に延びる側端部21a,21bから軸体9に対して離反する側に突出する突出部22a,22bを有する。各突出部22a,22bには、前述の切欠き12a,12bが軸体9の軸線L1に垂直に延びて形成される。
各側壁部13a,13bの軸線L1に平行な長手方向両端部には、索条7が挿通される挿通孔23a,23b;24a,24bと、各挿通孔23a,23b;24a,24bと外部とに連通する切欠き25a,25b;26a,26bとが形成される。上段の挿通孔23a,23bを用いる場合には、一方の切欠き25aを介して一方の挿通孔23aに保持体10の一表面(裏)側から他表面(表)側へ挿通された索条7は、下段の押さえ片28の裏を通って他方の切欠き25bを介して他方の挿通孔23bに他表面(表)側から一表面(裏)側へ挿通され、各挿通孔23a,23b間にわたって略V字状に張架されて係止される。
各巻回部11a,11bにおける各側壁部13a,13b間の中央部には、透孔27,28と、正面視において透孔27,28内に突出して重なるように形成された断面略L字状の押さえ片29,30とが、一表面側にそれぞれ設けられる。各挿通孔23a,23b間に張架された索条7は、下側の透孔28に嵌まり込み、押さえ片30の裏側を通って、押さえ片30の外周部と透孔30を規定する内周部との間で弾発的に押圧される。また、電線2に索条7を近づけて張架するために、下段(すなわち軸体9寄り)に配設された各挿通孔24a,24b間に索条7が張架された場合にも、その索条7が上段の透孔28に嵌まり込み、押さえ片27によって押さえ片27の外周部と透孔28を規定する内周部との間で弾発的に押圧される。このような構成によって索条7に大きな摩擦力を作用させ、風などによる保持具1のずれが防がれる。
本実施形態によれば、電線2に支持される保持具本体8と、保持具本体8から鉛直上方に突出する軸体9と、軸体9の先端に連なり、索条7が巻掛けられる板状の保持体10とを有し、保持体10は、軸体9の軸線L1方向に間隔をあけて、軸体9の軸線L1に垂直な方向に延び、索条7が巻掛けられる一対の巻回部11a,11bと、一対の巻回部11a,11bの、少なくとも一方端部を含む両端部間にわたって延び、索条7を挿入して係止可能な切欠き12a,12bが形成された側壁部13a,13bとを備える。このような構成によって、電線2上に索条7を保持する保持具1を、軽量化することができ、電線2への負荷を少なくすることができる。
また、一対の巻回部11a,11bに巻掛けられた索条7は、側壁部13a,13bの切欠き12a,12bに挿入することによって係止されるので、一方の電柱3において、保持具本体8に電線2が挿通された状態で、作業者が索条7の、切欠きに連なる部分を工具によって把持して保持具1を移動させることによって、切欠き12a(または12b)から索条7が離脱し、巻回部11a,11bに巻掛けられた部分7a,7bが解放され、保持具1から垂下させた状態とすることができる。この状態で、各保持具1を他方の電柱4側へ順次移動させることによって、索条7を電線2と平行に各電柱3,4間に張架することができる。
このように各巻回部11a,11bに索条7を巻回した複数の保持具1を順次的に一方の電柱3から他方の電柱4に向かって移動させることによって、巻回された索条7が解きほどかれ、高所での索条7の張架作業を容易に行なうことができ、安全性、作業性を向上することができる。
1 保持具
2 電線
3,4 電柱
5,6 固定具
7 索条
8 保持具本体
9 軸体
10 保持体
11a,11b 巻回部
12a,12b;25a,25b;26a,26b 切欠き
13a,13b 側壁部
16 跨ぎ部
17a,17b 受け部
18a,18b 案内部
21a,21b 側端部
22a,22b 突出部
23a,23b;24a,24b 挿通孔
27,28 凹部
29,30 押さえ片

Claims (2)

  1. 電線の上方に、該電線に沿って張架される鳥害防止用索条を保持するために用いられる鳥害防止用索条の保持具であって、
    電線に支持される保持具本体と、
    前記保持具本体から鉛直上方に突出する軸体と、
    前記軸体の先端に連なり、鳥害防止用索条が巻掛けられる板状の保持体と、を含み、
    前記保持体は、
    前記軸体の軸線方向に間隔をあけて、該軸体の軸線に垂直な方向に延び、前記鳥害防止用索条が巻掛けられる一対の巻回部と、
    前記一対の巻回部の少なくとも一方端部間にわたって延び、前記鳥害防止用索条を挿入して係止可能な切欠きが形成された側壁部と、を備えることを特徴とする鳥害防止用索条の保持具。
  2. 前記切欠きは、前記軸体の軸線に垂直な方向に延びて形成され、
    前記側壁部は、前記軸体の軸線に平行に延びる側端部から前記軸体に対して離反する側に突出する突出部を含み、
    前記突出部に、前記切欠きが形成されることを特徴とする請求項1に記載の鳥害防止用索条の保持具。
JP2016027447A 2016-02-16 2016-02-16 鳥害防止用索条の保持具 Active JP6629093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027447A JP6629093B2 (ja) 2016-02-16 2016-02-16 鳥害防止用索条の保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027447A JP6629093B2 (ja) 2016-02-16 2016-02-16 鳥害防止用索条の保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017147834A JP2017147834A (ja) 2017-08-24
JP6629093B2 true JP6629093B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=59682374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016027447A Active JP6629093B2 (ja) 2016-02-16 2016-02-16 鳥害防止用索条の保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6629093B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110518528B (zh) * 2019-09-13 2020-08-21 国家电网有限公司 一种基于云计算的输电线路监测设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001211534A (ja) * 2000-01-21 2001-08-03 Tokyo Electric Power Co Inc:The 鳥害防止装置
JP2011223723A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Sei Optifrontier Co Ltd 鳥害防止ケーブル
JP5806833B2 (ja) * 2011-04-05 2015-11-10 イワブチ株式会社 架空線の防鳥用細線の間隔保持材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017147834A (ja) 2017-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10361544B2 (en) Cable and/or socket holder
RU2671773C2 (ru) Кабельные обвязочные стягивающие устройства и способы их использования
KR101463167B1 (ko) 와이어링 밴드케이블
JP6629093B2 (ja) 鳥害防止用索条の保持具
JP6870854B2 (ja) 鳥害防止用索条の保持具
KR101488372B1 (ko) 케이블 행거
KR101144188B1 (ko) 케이블용 정리행거
KR20140101909A (ko) 케이블 가설용 행거
KR200393276Y1 (ko) 광케이블 메신저 와이어 클램프
KR20090007158U (ko) 와이어 하네스 고정용 밴드케이블
JP2018508716A (ja) クランプ装置における、又はクランプ装置に関する改良
KR101206886B1 (ko) 통신케이블용 현수장치
KR101805697B1 (ko) 케이블 클램프
JP2018508716A5 (ja)
JP2018074955A (ja) 鳥害防止具
JP2011030468A (ja) 電線用鳥害防止具及びその取付方法
KR101482006B1 (ko) 통신용 자가지지형케이블 행거
KR102156666B1 (ko) 자동차용 박스의 케이블 고정장치
JP4328337B2 (ja) 光ケーブルの吊線支持部材
JP5849974B2 (ja) 信号ケーブル挿通具
KR20220003895A (ko) 간접 활선용 임시걸이구
KR100982340B1 (ko) 건축용 와이어 로프 고정 클램프
JP3165923U (ja) 切断刃付配線クリート
JP5247266B2 (ja) 光ドロップケーブル余長処理具
JP3224013U (ja) 電気工事用ケーブルラック配線道具(ラックサー)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6629093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250