JP5377034B2 - 防巣具取付装置 - Google Patents
防巣具取付装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5377034B2 JP5377034B2 JP2009091951A JP2009091951A JP5377034B2 JP 5377034 B2 JP5377034 B2 JP 5377034B2 JP 2009091951 A JP2009091951 A JP 2009091951A JP 2009091951 A JP2009091951 A JP 2009091951A JP 5377034 B2 JP5377034 B2 JP 5377034B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm metal
- members
- clamp
- clamp member
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
しかしながら上記のような細やかな作業を、近年用いられている間接活線工法によって実施することは作業者にとって難しく、多くの労力が必要になる。
すなわち、腕金側に固定されるボルトと、防巣具が取付けられボルトが挿通される孔が形成された取付プレートと、ボルトに螺合するナット部材とを有した構成である。
この取付装置を用いて防巣具を腕金へ取付けるには、ボルトを予め腕金側に固定しておき、予め防巣具を固定してある取付プレートをボルトの上方まで移動させ、取付プレートの孔をボルトに位置合わせして下降させることで、腕金の上面から上方に突出しているボルトの上部に孔を挿通して取付具を腕金に載せ、その後、ボルトの上部にナット部材を締結する、といった手順で行われる。
防巣具を固定するための固定部と、該固定部に一体的に設けられて腕金に装着されるクリップ部とを有し、該クリップ部は、腕金への取付姿勢で腕金に対して非回転となるよう腕金の外面に係止する一対のクランプ部材、および互いに離間する方向に弾性付勢された一対の操作部材を備え、クリップ部は、操作部材どうしを弾性付勢に抗して接近させることでクランプ部材どうしを離間させて腕金にその上方から装着されるものであり、クランプ部材の取付姿勢においてクランプ部材に装着されて取付姿勢を保持する保持具が設けられていることを特徴としている。
このようにすることで、ボルトにナットを締付けるといった操作をしなくてもクリップ部が腕金に取付けられるから、固定部に予め防巣具を固定しておくことで、防巣具を容易に腕金に取付けられる。
なお、メンテナンス等のために防巣具を腕金から取外すには、保持具をクリップ部から取外し、クランプ部材での腕金の把持を外す。
本発明の防巣具取付装置では、クリップ部は、クランプ部材どうしを離間させてその先端側から腕金に装着される構成を採用できる。
また、本発明の防巣具取付装置では、各クランプ部材は、腕金の側面を挟むことで腕金の側面に係止可能な支持壁と、腕金の下面に係止可能な爪部材とをそれぞれ備え、支持壁の外面には係止突起が形成され、保持具は、クランプ部材の取付姿勢においてクランプ部材の下方から装着されるものであり、各支持壁にそれぞれ外側で重なる保持壁と、両爪部材に下方から重なる保持壁と、各支持壁に外側で重なる保持壁にそれぞれ形成されて係止突起に係止する孔部とを備えた構成を採用できる。
図1は防巣具取付装置を腕金に取付けた状態を示す正面図、図2は同じく側面図、図3は固定部とクリップ部との関係を示す斜視図、図4は取付け途中を示す概略正面図、図5は取付け後の概略正面図である。
腕金3は電柱4の上部に結束バンド4aなどの適宜の固定手段を用いて略水平に保持されており、腕金3は長手方向に同一の矩形断面に形成されている。このような腕金3の外面は、上面3a、下面3b、および両側面3c,3cによって構成されており、何れの面も平坦面に形成されている。
防巣具2は公知の放射状槍式防巣具であり、具体的には基台部6、および基台部6の上部から上方あるいは斜め上方に延設される複数本の針状体7から構成されている。
固定板5の前部にバネ支持部12が一体的に形成されている。バネ支持部12は固定板5に比べて肉厚に設定された板状に形成されている。
クリップ部13を構成するこれら部材のうち、クランプ部材14,14および操作部材15,15は一体的に形成されている。具体的には、クランプ部材14,14はクリップ部13の下部を構成し、操作部材15,15はクリップ部13の上部を構成している。
爪部材18,18の左右方向長さは、それぞれ腕金3の下面3bの左右幅の半分よりもさらに小さい長さに設定されており、爪部材18,18はそれぞれ下面3bの左右領域寄りに上下方向で対向するものである。
なおこの場合、係止可能とは、挟持壁17,17においては両側面3c,3cにほぼ接触状態で左右方向で対向することができ、爪部材18,18においては下面3bにほぼ接触状態で上下方向で対向することのできる状態を意味する。
操作部材15,15の上端部外側には、操作部材15,15の上端部どうしに亙すようにしてヤットコ等の操作具Cで把持した際に、操作具Cが滑らないように、あるいは確実に把持できるように凹凸形状などに形成された被把持部22,22が設けられている。
つまり、クリップ部13はキックバネ16,16回りに垂直面内で揺動自在に設けられている。
第二保持壁26の下面には、操作具Cで把持される膨出部31が形成されている。
スリット部30,30は第一保持壁25,25の上端から孔部27,27まで延長して形成されるとともに上端側が広幅に、孔部27,27側が狭幅に形成されている。そして、スリット部30,30の孔部27,27側の幅は孔部27,27の径に比べて小さく設定されている。
なお、上記防巣具取付装置1は、キックバネ16,16以外は合成樹脂によって形成されている。
そうすると、キックバネ16,16の弾性により、クリップ部13は、その操作部材15,15どうしが離間しクランプ部材14,14どうし、すなわち挟持壁17,17どうし、および爪部材18,18どうしが接近する。
つまり、挟持壁17,17が腕金3の側面3c,3cに係止し、爪部材18,18が腕金3の下面3bに係止する。よって腕金3の外面は、バネ支持部12、クランプ部材14,14によって四方を覆った取付姿勢となって、防巣具2(クリップ部13)は腕金3に対して非回転に保持される。
なお、爪部材18が腕金3の下面3bに上下方向で係止しているから、保持具21を持上げても、クランプ部材14,14はその場に保持されている。
そして、保持具21の第一保持壁25,25は支持壁17,17を側方で覆い、第二保持壁26は爪部材18,18を下方から覆うから、クランプ部材14,14が側方と下方の三方で覆われた状態で、クランプ部材14,14の取付姿勢が保持される。このため防巣具2に風荷重などが働いても、防巣具2は腕金3に対して非回転の状態を確実に保持することができる。つまり、防巣具2が腕金3から外れてしまうのを確実に防止することができる。
このことは、腕金3に取付ける防巣具2の数が多いほど、従来の装置に比べて顕著になる。
また、クリップ部13を所定の方向に付勢する手段としてキックバネ16,16を用いているが、これに限定されない。
Claims (3)
- 防巣具を矩形断面形状の腕金に取付けるための取付装置であって、
防巣具を固定するための固定部と、該固定部に一体的に設けられて腕金に装着されるクリップ部とを有し、
該クリップ部は、腕金への取付姿勢で腕金に対して非回転となるよう腕金の外面に係止する一対のクランプ部材、および互いに離間する方向に弾性付勢された一対の操作部材を備え、
クリップ部は、操作部材どうしを弾性付勢に抗して接近させることでクランプ部材どうしを離間させて腕金にその上方から装着されるものであり、
クランプ部材の取付姿勢においてクランプ部材に装着されて取付姿勢を保持する保持具が設けられていることを特徴とする防巣具取付装置。 - クリップ部は、クランプ部材どうしを離間させてその先端側から腕金に装着される請求項1記載の防巣具取付装置。
- 各クランプ部材は、腕金の側面を挟むことで腕金の側面に係止可能な支持壁と、腕金の下面に係止可能な爪部材とをそれぞれ備え、
支持壁の外面には係止突起が形成され、
保持具は、クランプ部材の取付姿勢においてクランプ部材の下方から装着されるものであり、各支持壁にそれぞれ外側で重なる保持壁と、両爪部材に下方から重なる保持壁と、各支持壁に外側で重なる保持壁にそれぞれ形成されて係止突起に係止する孔部とを備えている請求項1または請求項2記載の防巣具取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009091951A JP5377034B2 (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 防巣具取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009091951A JP5377034B2 (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 防巣具取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010246258A JP2010246258A (ja) | 2010-10-28 |
JP5377034B2 true JP5377034B2 (ja) | 2013-12-25 |
Family
ID=43098677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009091951A Expired - Fee Related JP5377034B2 (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 防巣具取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5377034B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104604839A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-05-13 | 许昌四达电力设备有限公司 | 一种便捷鸟刺 |
CN114123024B (zh) * | 2021-11-10 | 2023-10-27 | 国网辽宁省电力有限公司铁岭供电公司 | 一种电力工程用鸟巢摘除装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001190016A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Okagami Kogyo Kk | 取付金具とその着脱冶具 |
JP4234155B2 (ja) * | 2006-07-19 | 2009-03-04 | 宏友株式会社 | 電線保護カバー用の鳥類飛来防止装置 |
-
2009
- 2009-04-06 JP JP2009091951A patent/JP5377034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010246258A (ja) | 2010-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2730827B1 (en) | A mount for a cable harness | |
JP2009039055A (ja) | 鳥害防止具 | |
KR101386278B1 (ko) | 그레이팅 스토퍼 | |
JP2011182704A (ja) | 鳥害防止具の取付冶具、鳥害防止具の取付方法 | |
JP5377034B2 (ja) | 防巣具取付装置 | |
JP2012125103A (ja) | ハーネス配策構造 | |
JP5738677B2 (ja) | 架空配電線の装柱金具 | |
JP2008178280A (ja) | ケーブル留め具 | |
JP4961010B2 (ja) | 脱着機構及びそれを用いた電子装置 | |
JP6724012B2 (ja) | クランプ装置における、又はクランプ装置に関する改良 | |
JP6701190B2 (ja) | 細長い車両部品を固定する締付け装置 | |
JP5111831B2 (ja) | 電線の張り替え工法及び当該張り替え工法において使用する工事用ヨーク | |
KR20190000956U (ko) | 클램프와 절연애자 체결기구 | |
JP2019047615A (ja) | 防鳥用索条の張架方法 | |
JP2005056641A (ja) | バッテリー固定装置 | |
JP4761961B2 (ja) | 防巣具の取付構造及び防巣具の取り付け方法 | |
JP6018756B2 (ja) | 鳥害防止器具、及びその取付け方法 | |
KR20120002259U (ko) | 트레이 커버 고정용 클램프 | |
KR200442062Y1 (ko) | 통신기기 랙의 케이지너트 공구 | |
JP2005003014A (ja) | 配管支持具用伴回り防止方法及び防止具 | |
KR20190040811A (ko) | 결합지지장치 및 이의 사용방법 | |
JPH07322458A (ja) | 横方向締付型ケーブル固定用クリート | |
JP2006336372A (ja) | 安全ネット張設金具 | |
KR20190018219A (ko) | 클램프와 절연애자 체결기구 | |
JP7279945B2 (ja) | 機器取付金具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130705 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20130809 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130924 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5377034 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |