JP6018756B2 - 鳥害防止器具、及びその取付け方法 - Google Patents

鳥害防止器具、及びその取付け方法 Download PDF

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本発明は、電柱間に架設された送配電線や電話ケ−ブルなどの架空線に取付け、野鳥が
留まるなどして起きる短絡事故や糞害などの鳥害を防止せしめる鳥害防止器具、及びその取付け方法に関する。
近年、市街地などでは野鳥が飛来して送配電線などの架空線に留まり、糞や鳴声による
被害が近隣住民に発生している。また、深刻なケ−スでは糞の付着、あるいは野鳥の嘴や
足爪によって架空線表面を損傷せしめ、さらに関連機器の故障を生起せしめているもので
ある。
このため、従来よりかかる鳥害を防止せしめる器具の一例として、特開2006−17
4708号公報や特開2011−30468号公報には、架空線の所要区間に起立状に取
付け自在とされた一対の固定支持具と、該一対の固定支持具間において架空線の上方に離
隔状に張設自在とされた鳥害防止線と、該鳥害防止線と架空線とに沿って所定間隔毎に取
付け自在とされた中間支持具とよりなる基本構成を有するものが記載されている。
そして、かかる基本構成を有する鳥害防止器具は、電柱間に架設された架空線の所要区
間に各々固定支持具を対向して起立状に取付け、両端の固定支持具間において架空線の上
方に鳥害防止線を離隔状に張設せしめると共に、鳥害防止線と架空線とに沿って中間支持
具を所定間隔毎に取付け、架空線に対する野鳥の留まるのを防止して鳥害を有効に防止せ
しめるものである。
ところで、上記の鳥害防止器具を構成する一対の固定支持具として、特開2006−1
74708号公報には、下端部に架空線用クランプが設けられると共に、該クランプ上に
所要高の直立部を介して鳥害防止線用クリップが設けられたものが記載されている。そし
て、鳥害防止線の張設時においては、架空線の所要区間に固定支持具をクランプでもって
対向状に把持せしめると共に、鳥害防止線の両端を各々クリップでもって挾みこむように
取付けて張設するものとされている。
また、特開2011−30468号公報には、一対の固定支持具として、下端部に架空
線用把持部が設けられると共に、該把持部上に所要高の巻杆部を介して鳥害防止線用掛止
溝が形成され、かつ、一方の固定支持具には鳥害防止線を巻回したリ−ルが着脱自在に設
けられている。そして、鳥害防止線の張設時には、架空線の所要個所に一方の固定支持具
を把持部でもって把持せしめると共に、リ−ルより鳥害防止線を巻戻して他方の固定支持
具の掛止溝に巻着せしめ、該固定支持具を架空線に把持部でもって仮把持せしめつつ索条
により引張して他端に把持せしめ、しかるのち、リ−ルを取外して鳥害防止線を切断し、
その切断端を掛止溝に巻着して張設するものとされている。
さらに、上記の鳥害防止器具を構成する中間支持具として、特開2006−17470
8号公報には、一対の架空線用保持片が開閉自在に枢着されると共に、該保持片上に所要
高の起立部を介して鳥害防止線用係止片が設けられたものが記載されている。そして、鳥
害防止線への取付け時においては、保持片を介して固定支持具間における架空線に所定間
隔毎に保持せしめると共に、係止片を介して鳥害防止線に引っ掛けるように取付け、鳥害
防止線を架空線の上方に所定の間隔をもって離隔状に取付けるものとされている。
また、同様に中間支持具として、特開2011−30468号公報には、架空線用挿通
環部の上方に鳥害防止線用咬持手段が設けられたものが記載されている。そして、鳥害防
止線への取付け時においては、固定支持具間における架空線を挿通環部に挿通保持せしめ
ると共に、咬持手段を介して咬持状に取付け、鳥害防止線を架空線の上方に所定間隔をも
って離隔状に取付けるものとされている。
特開2006−174708号公報 特開2011−30468号公報
ところで、上記従来例の固定支持具は、架空線の所要区間に把持せしめつつ、鳥害防止
線の両端をクリップでもって挾みこむように取付け、また、掛止溝に巻着状に取付けるも
のとされているから、その取着力が弱く、鳥害防止線自体の重みや風圧などの影響を受け
て緩みやすいのみならず、場合によっては外れるなどのおそれがあるものである。
また、張設する鳥害防止線に事後的に緩みや弛みを生じた場合においても、その張力を
適正に調整することが出来ず、場合によっては鳥害防止機能を阻害するおそれがあるもの
である。
さらに、上記従来の中間支持具は、架空線に所定間隔をおいて保持せしめつつ、係止片
を介して鳥害防止線に引っ掛けるように取付けるものとされているが、単に引っ掛け状に
取付けるにすぎないものであるから、その取着力は弱くて外れやすく、張設する鳥害防止
線に事後的に緩みや弛みを生じやすいこととも相まって適正に張設保持せしめずらいもの
である。
また、咬持手段を介して鳥害防止線に咬持状に取付ける上記従来の中間支持具において
も、その取付けを強固に行なうことが出来る反面、支承片部のV溝に鳥害防止線を挿通せ
しめると共に、係合キャップを嵌合して咬持せしめるものであるから、その取付けが非常
に面倒で手間がかかり、作業能率の悪いものとなっている。
本発明は従来の課題を解決し、架空線の所要区間に固定支持具を対向状に起立して取付
けると共に、該固定支持具間に鳥害防止線を確実に取付けて張設せしめることが出来るの
みならず、張設する鳥害防止線に緩みや弛みを生じた場合においてもその張力を適正に、
しかも容易に調整せしめることができ、また、鳥害防止線と架空線に沿って中間支持具を
所定間隔毎に容易に、しかも確実に取付けることができ、架空線に対する野鳥の留まるの
を防止して鳥害を有効に防止せしめることが出来る、鳥害防止器具、及びその取付け方法
を提供しようとするものである。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の発明は、電柱間に架設された架空
線の所要区間に起立状に取付け自在とされた一対の固定支持具と、該一対の固定支持具間
において架空線の上方に離隔状に張設自在とされた鳥害防止線と、該鳥害防止線と架空線
とに沿って所定間隔毎に取付け自在とされた中間支持具と、上記固定支持具の下部に設け
られた架空線用把持部と、該把持部上に設けられた逆回転防止手段を備えた鳥害防止線用
巻取りボビンとよりなる鳥害防止器具であつて、上記中間支持具は、下端に略湾曲状の架
空線用保持片を備えた両側の中間支持部材よりなり、該両側の中間支持部材は対向する保
持片を開閉作動せしめるべくその下端部がヒンジを介して回動自在に連結されると共に、
両側の中間支持部材の一方には上方へ向けて係合孔と鳥害防止線用掛止突起が順次形成さ
れ、他方の中間支持部材には該係合孔に係合せしめるべく係合片が突設されると共に、掛
止突起に圧接して掛止すべき鳥害防止線の離脱を防止せしめるべく閉塞片が形成されてなることを特徴とする、鳥害防止器具を要旨とするものである。
本発明の請求項記載の発明は、中間支持具を構成する中間支持部材の一方の保持片内
には保持すべき架空線の振動を防止せしめるべくヒダ片が内方突設されてなることを特徴
とする、請求項1記載の鳥害防止器具を要旨とするものである。
本発明の請求項3記載の発明は、電柱間に架設された架空線の所要区間に起立状に取付
け自在とされた一対の固定支持具と、該一対の固定支持具間において架空線の上方に離隔
状に張設自在とされた鳥害防止線と、該鳥害防止線と架空線とに沿って所定間隔毎に取付
け自在とされた中間支持具と、上記固定支持具の下部に設けられた架空線用把持部と、該
把持部上に設けられた逆回転防止手段を備えた鳥害防止線用巻取りボビンとよりなる鳥害
防止器具であつて、上記中間支持具は、その下端に架空線を掛止支持せしめつつ緊締部材
により緊締自在とされた略湾曲状の架空線用掛止支持片が形成されると共に、同上端には
鳥害防止線に吊持せしめるべく略フック状の抜止め突片付き鳥害防止線用吊持片が形成さ
れてなることを特徴とする、鳥害防止器具を要旨とするものである。
本発明の請求項記載の発明は、請求項1または2記載の鳥害防止器具の取付け方法で
あって、一対の固定支持具間に巻取りボビンを介して所要長の鳥害防止線を架設せしめる
と共に各固定支持具を把持部でもって把持せしめつつ、電柱間に架設した架空線の所要区
間に対向して起立状に取付け、一方の固定支持具の巻取りボビンを回転作動せしめて架設
する鳥害防止線を架空線の上方に離隔状に緊張張設せしめ、該鳥害防止線に各々掛止突起
を介して一方の中間支持部材を所定間隔でもって吊下げ状に掛止支持せしめつつ、その保
持片に架空線を仮保持せしめたのち、他方の中間支持部材を回動してその保持片を閉作動
せしめつつ対応する保持片との間に架空線を保持せしめると共に、閉塞片を掛止突起に圧
接して掛止する鳥害防止線を閉塞せしめ、しかるのち、巻取りボビンを適宜巻取り作動せ
しめつつ鳥害防止線の張力を適正に調整せしめるべく構成されてなることを特徴とする、
鳥害防止器具の取付け方法を要旨とするものである。
本発明の請求項記載の発明は、請求項記載の鳥害防止器具の取付け方法であって、
一対の固定支持具間に巻取りボビンを介して所要長の鳥害防止線を架設せしめると共に各
固定支持具を把持部でもって把持せしめつつ、電柱間に架設した架空線の所要区間に対向
して起立状に取付け、一方の固定支持具の巻取りボビンを回転作動せしめて架設する鳥害
防止線を架空線の上方に離隔状に緊張張設せしめ、該鳥害防止線に抜止め突片付き鳥害防
止線用吊持片でもって中間支持具を所定間隔毎に吊持せしめると共に、該各中間支持具の
架空線用掛止支持片に架空線を掛止せしめつつ緊締部材により緊締して保持せしめ、しか
るのち、巻取りボビンを適宜巻取り作動せしめつつ鳥害防止線の張力を適正に調整せしめ
るべく構成されてなることを特徴とする、鳥害防止器具の取付け方法を要旨とするもので
ある。
本発明の請求項1記載の発明は、上述のように構成されているから、一対の固定支持具
間に巻取りボビンを介して所要長の鳥害防止線を架設せしめると共に各固定支持具を把持
部でもって把持せしめつつ、電柱間に架設した架空線の所要区間に対向して起立状に取付
け、一方の固定支持具の巻取りボビンを回転作動せしめて架設する鳥害防止線を架空線の
上方に離隔状に緊張張設せしめると共に、張設する鳥害防止線と架空線とに沿って所定間
隔毎に中間支持具を取付けるという操作でもって、架空線上に鳥害防止線を容易に、しか
も確実に張設することが出来るものである。そして、特に、本発明の固定支持具には逆回
転防止手段を備えた巻取りボビンにより鳥害防止線を張設せしめるものであるから、張設
する鳥害防止線に緩みや弛みを生じた場合においても、巻取りボビンを事後的に巻取り作
動せしめてその張力を適正に、しかも、容易に調整せしめることが出来るものであって、
ひいては、常に架空線に対する野鳥の留まるのを防止して鳥害を有効に防止せしめること
が出来るのみならず、一対の固定支持具間に張設せしめた鳥害防止線に各々掛止突起を介
して一方の中間支持部材を所定間隔でもって吊下げ状に掛止支持せしめつつ、その保持片
に架空線を仮保持せしめると共に、他方の中間支持部材を回動してその保持片を閉作動せ
しめ、対応する保持片との間に架空線を保持せしめつつ閉塞片を掛止突起に圧接し、掛止
する鳥害防止線を閉塞せしめるという簡単な操作でもって、架空線と鳥害防止線とに沿っ
て中間支持具を所定間隔毎に容易に、しかも確実に取付けることが出来るものである。
本発明の請求項記載の発明は、上述のように構成されているから、架空線と鳥害防止
線とに沿って中間支持具を取付けるさいには、保持片に保持する架空線の外周面にヒダ片
を圧接せしめ、風圧などによって生起する架空線の振動を有効に防止せしめることが出来
るものである。
本発明の請求項3記載の発明は、上述のように構成されているから、一対の固定支持具
間に巻取りボビンを介して所要長の鳥害防止線を架設せしめると共に各固定支持具を把持
部でもって把持せしめつつ、電柱間に架設した架空線の所要区間に対向して起立状に取付
け、一方の固定支持具の巻取りボビンを回転作動せしめて架設する鳥害防止線を架空線の
上方に離隔状に緊張張設せしめると共に、張設する鳥害防止線と架空線とに沿って所定間
隔毎に中間支持具を取付けるという操作でもって、架空線上に鳥害防止線を容易に、しか
も確実に張設することが出来るものである。そして、特に、本発明の固定支持具には逆回
転防止手段を備えた巻取りボビンにより鳥害防止線を張設せしめるものであるから、張設
する鳥害防止線に緩みや弛みを生じた場合においても、巻取りボビンを事後的に巻取り作
動せしめてその張力を適正に、しかも、容易に調整せしめることが出来るものであって、
ひいては、常に架空線に対する野鳥の留まるのを防止して鳥害を有効に防止せしめること
が出来るのみならず、一対の固定支持具間に張設せしめた鳥害防止線に抜止め突片付き鳥
害防止線用吊持片でもって中間支持具を所定間隔毎に吊持せしめると共に、該各中間支持
具の架空線用掛止支持片に架空線を掛止せしめつつ緊締部材により緊締して保持せしめる
という簡単な操作でもって、架空線と鳥害防止線とに沿って中間支持具を所定間隔毎に容
易に、しかも確実に取付けることが出来るものである。
本発明の請求項記載の発明は、上述のように構成されているから、架空線の所要区間
に固定支持具を対向して起立状に取付けると共に、該固定支持具間に鳥害防止線を確実に
取付けて張設せしめることが出来るのみならず、張設する鳥害防止線に緩みや弛みを生じ
た場合においてもその張力を適正に、しかも容易に調整せしめることができ、また、鳥害
防止線と架空線に沿って中間支持具を所定間隔毎に容易に、しかも確実に取付けることが
でき、架空線に対する野鳥の留まるのを防止して鳥害を有効に防止せしめることが出来る
ものである。
本発明の請求項記載の発明は、上述のように構成されているから、架空線の所要区間
に固定支持具を対向して起立状に取付けると共に、該固定支持具間に鳥害防止線を確実に
取付けて張設せしめることが出来るのみならず、張設する鳥害防止線に緩みや弛みを生じ
た場合においてもその張力を適正に、しかも容易に調整せしめることができ、また、鳥害
防止線と架空線に沿って中間支持具を所定間隔毎に容易に、しかも確実に取付けることが
でき、架空線に対する野鳥の留まるのを防止して鳥害を有効に防止せしめることが出来る
ものである。
本発明による固定支持具2aの一実施例を示す斜視図である。 本発明による固定支持具2aを構成する脱落防止蓋11を閉作動せしめた状 態を示す斜視図である。 図2に示す固定支持具2aを背面方向からみた状態を示す斜視図である。 本発明による巻取りボビン17の一実施例を示す一部破砕斜視図である。 本発明による中間支持具4aの一実施例を示す斜視図である。 図5に示す中間支持具4aを閉作動せしめた状態を示す斜視図である。 架空線36の所要区間に本発明の一実施例を示す固定支持具2aを取付けて 鳥害防止線3を張設せしめた状態を示す側面図である。 本発明の一実施例を示す中間支持具4aによる架空線36と鳥害防止線3へ の取付け状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例を示す固定支持具2aと中間支持具4aとにより架空線3 6に鳥害防止線3を張設せしめた状態を示す側面図である。 本発明の一実施例を示す固定支持具2aと中間支持具4aとにより架空線 36に鳥害防止線3を張設せしめた状態を示す一部拡大側面図である。 本発明の実施例の他の固定支持具2bを示す斜視図である。 本発明の実施例の他の中間支持具(4b)を示す斜視図である。 本発明の実施例の他の中間支持具4bによる架空線36と鳥害防止線3へ の取付け状態を示す一部拡大斜視図である。 本発明の固定支持具2aと他の中間支持具4bとにより架空線36に鳥害 防止線3を張設せしめた状態を示す側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を図面に示す一実施例に基づいて詳細に説明する
図1乃至図10は本発明の一実施例を示すもので、同図中、1は鳥害防止器具で、該鳥
害防止器具1は後記する電柱(図示略)間に架設された架空線36の所要区間に対向して
起立状に取付け自在とされた一対の固定支持具2aと、該一対の固定支持具2a間におい
て架空線36の上方に離隔状に張設自在とされた鳥害防止線3と、該鳥害防止線3と架空
線36とに沿って所定間隔毎に取付け自在とされた中間支持具4aとより構成されている
5は上記一対の固定支持具2aを各々構成する架空線用把持部で、該把持部5は図1乃
至図3に示すように、略コ字形状とされた把持部本体6内の上下に固定把持片7と可動把
持片8とが対向状に内設されると共に、下方の可動把持片8は間接活線工具(図示略)に
より回転自在とされたトルク調整機能付き締結体9を介して昇降自在とされている。10
は上記締結体9と同心状に取付けられた締結体用緩み防止リング、11は把持部本体6の
開口部を閉塞作動せしめるべくその上端縁にヒンジ12を介して開閉作動自在に連結され
た架空線用脱落防止蓋で、該脱落防止蓋11の自由端は係合突起13・係合孔14を介し
て把持部本体6に係着自在とされている。15は把持部本体6の一側下端に斜下向き状に
取付けられたヤットコ用把持片、16は後記する架空線36への取付け時におけるバラン
スを保持してその取付け作業を容易に行わしめるべく同他側下端に垂設されたバランサ−
である。
17は上記把持部本体6上に水平配設された鳥害防止線用巻取りボビンで、該巻取りボ
ビン17は図1乃至図4に示すように、略方形体状のフレ−ム18内にボビン軸19を介
して回転自在に内設されると共に、付設するラチエット機構20により逆回転を防止せし
めるべく構成されている。45・46・47は後記する回転体23に係脱せしめるべく上
記ボビン軸19の先端側に順次形成された略螺旋状の係止溝と被係止部と抜止め部、21
・22は上記ラチエット機構20を構成する両側一対のラチエット車と逆転防止爪、23
は上記巻取りボビン17を所定方向に回転作動せしめるべくボビン軸19の一端に取付け
られた回転体、48は該回転体23の軸孔縁に形成された係止部である。そして、上記回
転体23は、図4において時計回り方向に回転せしめたさいには、その係止部48が係止
溝45に係止し、ボビン軸19を介して巻取りボビン17を回転せしめ、逆に、反時計回
り方向に回転せしめたさいには、係止部48と係止溝45との係止が解除して空回りし、
ひいては、ラチエット車21の逆転防止爪22に対する過負荷を有効に防止せしめて逆転
防止爪22自体の損傷を確実に防止せしめる。24は巻取りボビン17より前記の鳥害防
止線3を巻取るべくフレ−ム18の一側に開口された巻取り口、25はフレ−ム18の上
部に起立状に取付けられた鳥類忌避片である。
前記鳥害防止線3は、テグスの如き合成樹脂製の細線が用いられ、後記する架空線36
上に所定間隔をおいて略平行状に張設し、野鳥の留まりを防止せしめる。
前記中間支持具4aは、図5及び図6に示すように、下端に略湾曲状の架空線用保持片
27を備えた両側の中間支持部材26a・26bよりなり、該両側の中間支持部材26a
・26bは対向する保持片27を開閉作動せしめるべくその下端部がヒンジ28を介して
回動自在に連結されている。29は両側の中間支持部材26a・26b自由端を係着せし
めるべくその一方に形成された3個の係合孔、30a・30bは該各係合孔29に係合せ
しめるべく同他方に突設された係合片で、中央部の係止片30aは略半開状に係止して後
記する架空線36を仮保持せしめるべくその先端側に係合部31aが形成されると共に、
両側の係合片30bは保持片27を閉止せしめるべくその基端側に係合部31bが形成さ
れている。32は一方の中間支持部材26a上部に起立状に取付けられた鳥害忌避針、3
3は前記鳥害防止線3を巻掛け保持せしめるべく該鳥害忌避針32の両側に突設された両
側一対の鳥害防止線用掛止突起、34は該掛止突起33に圧接して掛止すべき鳥害防止線
3の離脱を防止せしめるべく他方の中間支持部材26bの自由端に形成された閉塞片、3
5は保持せしめるべき後記架空線36の振動を防止せしめるべく一方の中間支持部材26
bの保持片27内に内方突設されたヒダ片である。
その他、36は電柱(図示略)間に架設された送配電線や電話ケ−ブルなどの架空線で
ある。
そして、上述の如く構成された鳥害防止器具1を架空線36に取付けるさいには、先ず
、一対の固定支持具2a間に巻取りボビン17を介して所要長の鳥害防止線3を弛み状に
架設せしめる。しかるのち、一対の固定支持具2aを構成する可動把持片8を下降作動せ
しめると共に、脱落防止蓋11を開作動せしめる。そして、ヤットコ(図示略)によりヤ
ットコ用の把持片15を把持せしめつつ、電柱間に架設された架空線36の所要区間に各
々アプロ−チせしめ、把持部本体6の開口部より架空線36を嵌合せしめて固定把持片7
に掛止保持せしめると共に、脱落防止蓋11を閉作動せしめつつ係合孔14に係合突起1
3を係合して係着せしめ、掛止保持する架空線36の離脱を防止せしめる。次いで、所要
の間接活線操作棒(図示略)を介して締結体9を回転作動せしめつつ、可動把持片8を上
昇せしめて固定把持片7との間に架空線36を把持せしめ、固定支持具2aを架空線36
に対向して起立状に取付ける。なお、上記締結体9にはトルク調整機能が取付けられると
共に、緩み防止リング10が付設されているから、締結体9の締結圧を適正に調整保持せ
しめることが出来るのみならず、締結体9の緩みを有効に防止せしめ、固定支持具2aの
取付けを適正に保持せしめることが出来る。
架空線36の所要区間に固定支持具2aの取付けが完了すると、一方の固定支持具2a
の巻取りボビン17を回転作動せしめて架設する鳥害防止線3を巻取り、架空線36上に
離隔状に緊張張設せしめる(図7参照)。このさい、鳥害防止線3はラチエット機構20
により巻取りボビン17の逆回転を防止せしめ、鳥害防止線3の張力を常に適正に保持せ
しめることが出来るのみならず、事後的に張設する鳥害防止線3の緩みや弛みを生じた場
合においても、巻取りボビン17を巻取り作動せしめてその張力を適正に、しかも容易に
調整せしめることが出来るものである。
一対の固定支持具2a間に鳥害防止線3の張設が完了すると、図8乃至図10に示すよ
うに、所定間隔毎に中間支持具4aを取付けて架空線36上に鳥害防止線3を離隔状に張
設せしめる。
即ち、張設する鳥害防止線3に各々掛止突起33を介して一方の中間支持部材26aを
所定間隔でもって吊下げ状に掛止支持せしめつつ、その保持片27に架空線36を掛止状
に仮保持せしめる〔図8(A)(B)参照〕。しかるのち、他方の中間支持部材26bを
回動してその保持片27を閉作動せしめつつ、対応する他方の中間支持部材26aの保持
片27との間に架空線36をヒダ片35でもって圧接挾持状に保持せしめると共に、閉塞
片34を掛止突起33に圧接して掛止する鳥害防止線3を閉塞せしめる〔図8(C)参照
〕。このさい、鳥害防止線3を掛止支持する掛止突起33に閉塞片34を圧接せしめるも
のであるから、掛止する鳥害防止線3の離脱を有効に防止せしめ、確実に掛止支持せしめ
ることができ、また、一方の中間支持部材26bの保持片27にはヒダ片35が内方突設
されているから、閉作動せしめて架空線36を保持せしめるさいには、ヒダ片35が架空
線36を圧接挾持状に保持せしめることが出来るものであり、ひいては、鳥害防止器具1
の重量や風圧などによる架空線36の振動を有効に防止せしめることが出来るものである
図11は他の固定支持具2bを示すもので、鳥害防止線3の高さを調整せしめるべく、
巻取りボビン17を内設せしめるフレ−ム18の一側に上下2段のスリット状巻取り口3
7が形成された点が上記実施例と相違し、他の部分は同一であり、同一符号は同一部分を
示す。
図12乃至図14は他の中間支持具4bを示すもので、下端には架空線36を掛止支持
せしめるべく略湾曲状の架空線用掛止支持片38が形成され、該掛止支持片38の湾曲部
位には架空線36を掛止せしめつつバインド線などの緊締部材40でもって緊締せしめる
べく所要の緊締口39が形成されると共に、同上端には鳥害防止線3に吊持せしめるべく
略フック状の吊持片41が形成され、該吊持片41の先端にはその基端部に形成された逃
げ口43を通して外方に突出せしめるべく抜止め突片42が形成されている。その他、4
4はヤットコ用把持片を示す。
そして、上述のごとく構成された中間支持具4bは、一対の固定支持具2a間に張設し
た鳥害防止線3に抜止め突片42と逃げ口43との間隙より吊持片41に挿通せしめ、抜
止め突片42によりその抜止めを防止せしめると共に、掛止支持片38に架空線36を掛
止せしめつつ緊締口39より緊締部材40を通して緊締せしめるものである(図13及び
図14参照)。
なお、上記実施例において、巻取りボビン17にはラチエット機構20が付設され、巻
取りボビン17の逆回転を防止せしめるべく構成されているが、これに限定されるもので
なく、他の公知の逆回転防止手段を採択使用してもよいものである。また、鳥害防止器具
1の取付け時において、巻取りボビン17により鳥害防止線3を架設せしめた一対の固定
支持具2a・2bを架空線36に所定間隔でもって把持せしめるさいに、一方の固定支持
具2a・2bを架空線36の所定位置に把持せしめると共に、他方の固定支持具2a・2
bを架空線36に緩く把持せしめつつ、所定の索条を介して引張せしめながら所要の位置
に移動せしめて把持せしめてもよいものである。
1 鳥害防止器具
2a・2b 固定支持具
3 鳥害防止線
4a・4b 中間支持具
5 把持部
7 固定把持片
8 可動把持片
17 巻取りボビン
20 ラチエット機構
21 ラチエット車
22 逆転防止爪
26a・26b 中間支持部材
27 保持片
28 ヒンジ
29 係合孔
30a・30b 係合片
33 掛止突起
34 閉塞片
35 ヒダ片
36 架空線
38 掛止支持片
40 緊締部材
41 吊持片
42 抜止め突起
43 逃げ口

Claims (5)

  1. 電柱間に架設された架空線の所要区間に起立状に取付け自在とされた一対の固定支持具
    と、該一対の固定支持具間において架空線の上方に離隔状に張設自在とされた鳥害防止線
    と、該鳥害防止線と架空線とに沿って所定間隔毎に取付け自在とされた中間支持具と、上
    記固定支持具の下部に設けられた架空線用把持部と、該把持部上に設けられた逆回転防止
    手段を備えた鳥害防止線用巻取りボビンとよりなる鳥害防止器具であつて、上記中間支持
    具は、下端に略湾曲状の架空線用保持片を備えた両側の中間支持部材よりなり、該両側の
    中間支持部材は対向する保持片を開閉作動せしめるべくその下端部がヒンジを介して回動
    自在に連結されると共に、両側の中間支持部材の一方には上方へ向けて係合孔と鳥害防止
    線用掛止突起が順次形成され、他方の中間支持部材には該係合孔に係合せしめるべく係合
    片が突設されると共に、掛止突起に圧接して掛止すべき鳥害防止線の離脱を防止せしめる
    べく閉塞片が形成されてなることを特徴とする、鳥害防止器具。
  2. 中間支持具を構成する中間支持部材の一方の保持片内には保持すべき架空線の振動を防
    止せしめるべくヒダ片が内方突設されてなることを特徴とする、請求項記載の鳥害防止
    器具。
  3. 電柱間に架設された架空線の所要区間に起立状に取付け自在とされた一対の固定支持具
    と、該一対の固定支持具間において架空線の上方に離隔状に張設自在とされた鳥害防止線
    と、該鳥害防止線と架空線とに沿って所定間隔毎に取付け自在とされた中間支持具と、上
    記固定支持具の下部に設けられた架空線用把持部と、該把持部上に設けられた逆回転防止
    手段を備えた鳥害防止線用巻取りボビンとよりなる鳥害防止器具であつて、上記中間支持
    具は、その下端に架空線を掛止支持せしめつつ緊締部材により緊締自在とされた略湾曲状
    の架空線用掛止支持片が形成されると共に、同上端には鳥害防止線に吊持せしめるべく略
    フック状の抜止め突片付き鳥害防止線用吊持片が形成されてなることを特徴とする、鳥
    防止器具。
  4. 請求項1または2記載の鳥害防止器具の取付け方法であって、一対の固定支持具間に巻
    取りボビンを介して所要長の鳥害防止線を架設せしめると共に各固定支持具を把持部でも
    って把持せしめつつ、電柱間に架設した架空線の所要区間に対向して起立状に取付け、一
    方の固定支持具の巻取りボビンを回転作動せしめて架設する鳥害防止線を架空線の上方に
    離隔状に緊張張設せしめ、該鳥害防止線に各々掛止突起を介して一方の中間支持部材を所
    定間隔でもって吊下げ状に掛止支持せしめつつ、その保持片に架空線を仮保持せしめたの
    ち、他方の中間支持部材を回動してその保持片を閉作動せしめつつ対応する保持片との間
    に架空線を保持せしめると共に、閉塞片を掛止突起に圧接して掛止する鳥害防止線を閉塞
    せしめ、しかるのち、巻取りボビンを適宜巻取り作動せしめつつ鳥害防止線の張力を適正
    に調整せしめるべく構成されてなることを特徴とする、鳥害防止器具の取付け方法。
  5. 請求項記載の鳥害防止器具の取付け方法であって、一対の固定支持具間に巻取りボビ
    ンを介して所要長の鳥害防止線を架設せしめると共に各固定支持具を把持部でもって把持
    せしめつつ、電柱間に架設した架空線の所要区間に対向して起立状に取付け、一方の固定
    支持具の巻取りボビンを回転作動せしめて架設する鳥害防止線を架空線の上方に離隔状に
    緊張張設せしめ、該鳥害防止線に抜止め突片付き鳥害防止線用吊持片でもって中間支持具
    を所定間隔毎に吊持せしめると共に、該各中間支持具の架空線用掛止支持片に架空線を掛
    止せしめつつ緊締部材により緊締して保持せしめ、しかるのち、巻取りボビンを適宜巻取
    り作動せしめつつ鳥害防止線の張力を適正に調整せしめるべく構成されてなることを特徴
    とする、鳥害防止器具の取付け方法。
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